JPH032055Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH032055Y2 JPH032055Y2 JP13629186U JP13629186U JPH032055Y2 JP H032055 Y2 JPH032055 Y2 JP H032055Y2 JP 13629186 U JP13629186 U JP 13629186U JP 13629186 U JP13629186 U JP 13629186U JP H032055 Y2 JPH032055 Y2 JP H032055Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shaft
- arm
- operating lever
- shift
- lever
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 13
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Transmission Devices (AREA)
- Gear-Shifting Mechanisms (AREA)
- Mechanical Control Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(イ) 産業上の利用分野
本考案は、トラクタ等の作業車輌における変速
装置に係り、詳しくはリンク機構を用いて操作レ
バーの操作力の軽減を図つた変速装置に関する。
装置に係り、詳しくはリンク機構を用いて操作レ
バーの操作力の軽減を図つた変速装置に関する。
(ロ) 従来の技術
一般に、トラクタ等の変速装置は、操作レバー
をシヤフトに固定すると共に、該シヤフトのミツ
シヨンケース内側にシフトアームを固定し、更に
該アームをシフトフオークに連動してなり、操作
レバーの操作力を略々直接にシフトフオークに伝
達してギヤをシフトしている。
をシヤフトに固定すると共に、該シヤフトのミツ
シヨンケース内側にシフトアームを固定し、更に
該アームをシフトフオークに連動してなり、操作
レバーの操作力を略々直接にシフトフオークに伝
達してギヤをシフトしている。
このため、操作レバーの操作が重くなり、疲労
の原因になつていると共に、特に非力な婦女子が
操作する場合、問題となつている。
の原因になつていると共に、特に非力な婦女子が
操作する場合、問題となつている。
そこで、操作レバーを、前記シヤフトとは異な
る支軸に支持し、該操作レバーをリンクロツドを
介してシフトフオークに連牽し、もつてリンク比
を増大させることにより操作レバーの操作力を軽
減する装置が案出されている。
る支軸に支持し、該操作レバーをリンクロツドを
介してシフトフオークに連牽し、もつてリンク比
を増大させることにより操作レバーの操作力を軽
減する装置が案出されている。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点
しかし、上述操作力軽減装置は、シフトフオー
クを操作するアームと操作レバーとは別支点とな
つており、この間をリンク機構で連結するため、
大掛かりな装置になつてしまい、ケース側面にか
なりのスペースを必要としている。
クを操作するアームと操作レバーとは別支点とな
つており、この間をリンク機構で連結するため、
大掛かりな装置になつてしまい、ケース側面にか
なりのスペースを必要としている。
そこで、本考案は、信頼性を向上すると共に、
コンパクトに構成して、搭載上の問題を解消した
操作力軽減装置を提供することを目的としてい
る。
コンパクトに構成して、搭載上の問題を解消した
操作力軽減装置を提供することを目的としてい
る。
(ニ) 問題を解決するための手段
本考案は、上述事情に鑑みなされたものであつ
て、例えば第1図を参酌して示すと、操作レバー
1を備え、かつミツシヨンケースCに回動自在に
支持されたシヤフト2に、シフトフオーク3を連
動するシフトアーム5を固定してなる作業車輌の
変速装置Tにおいて、シヤフト2に、操作レバー
1を回動自在に支持すると共に、リンク支持アー
ム6を嵌入設置し、更に該支持アーム6にリンク
部材7を回動自在に支持して、該リンク部材7の
一端7aを操作レバー1に係合し、かつその他端
7bをシヤフト2に固定したアーム9に係合した
ことを特徴とするものである。
て、例えば第1図を参酌して示すと、操作レバー
1を備え、かつミツシヨンケースCに回動自在に
支持されたシヤフト2に、シフトフオーク3を連
動するシフトアーム5を固定してなる作業車輌の
変速装置Tにおいて、シヤフト2に、操作レバー
1を回動自在に支持すると共に、リンク支持アー
ム6を嵌入設置し、更に該支持アーム6にリンク
部材7を回動自在に支持して、該リンク部材7の
一端7aを操作レバー1に係合し、かつその他端
7bをシヤフト2に固定したアーム9に係合した
ことを特徴とするものである。
(ホ) 作用
以上構成に基づき、操作レバー1をシヤフト2
を中心に回動操作すると、リンク部材7が支持ア
ーム6の枢支部6aを中心に回動する。すると、
リンク部材7の他端7bに係合しているアーム9
が回動し、該アーム9の回動はシヤフト2を介し
てシフトアーム5に伝達され、シフトフオーク3
を移動して変速する。
を中心に回動操作すると、リンク部材7が支持ア
ーム6の枢支部6aを中心に回動する。すると、
リンク部材7の他端7bに係合しているアーム9
が回動し、該アーム9の回動はシヤフト2を介し
てシフトアーム5に伝達され、シフトフオーク3
を移動して変速する。
この際、リンク部材7のリンク比(l3:l4)に
より、操作レバー1の操作力は軽減される。
より、操作レバー1の操作力は軽減される。
(ヘ) 実施例
以下、図面に沿つて、本考案による実施例につ
いて説明する。
いて説明する。
トラクタの変速装置Tは、第3図に示すよう
に、PTO変速レバー11、4輪駆動レバー12、
前後進レバー1及び副変速レバー13等が配設さ
れているが、本考案は例えば前後進レバー等の操
作レバー1に係る。また、変速装置Tはミツシヨ
ンケースCを有しており、かつ該ケースCの外側
一部にはリアアクスルケース15が固設されてい
る。更に、第1図に詳示するように、ミツシヨン
ケースCにはシヤフト2が回転自在にかつ固定プ
レート14にて抜止め支持されており、かつ該シ
ヤフト2はケースCの内外に亘つて延びていると
共にOリング16によりシールされている。ま
た、シヤフト2の内側にはシフトアーム5が固定
されており、かつ該アーム5の先端がシフトフオ
ーク3に係合している。シフトフオーク3はシフ
トレール17に摺動自在に支持されていると共に
クリツクストツプ19により所定位置に位置決め
されており、かつシフトギヤ(図示せず)を挾持
している。一方、シヤフト2のケース外側先端部
分にはブツシユ20を介して操作レバー1が回動
自在にかつ止め輪21,21にて軸方向移動が阻
止されて支持されており、該操作レバー1はその
先端にグリツプ1aを有すると共に、基端部分に
横方向に突出して球状係合部材22が固着されて
いる。また、シヤフト2のケース外側中程にはブ
ツシユ22を介してリンク支持アーム6が嵌入さ
れかつ止め輪21により軸方向移動が阻止されて
おり、更にその底部には2個の調整ボルト23,
23が設置され(第3図参照)、これらボルト2
3がリアアクスルケース15に当接することによ
り該支持アーム6が位置決め調整されている。ま
た、支持アーム6の上部には支点ピン6aが植設
されており、該支点ピン6aにはリンク部材7が
略々水平平面にて回動自在にかつ止め輪21にて
抜止め支持されている。更に、リンク部材7はそ
の両端にスリツト部7a,7bが形成されており
(第2図参照)、該一方のスリツト部7aには前記
操作レバー1に固着された球状係合部材22が係
合している。また、シヤフト2におけるケースC
と支持アーム6との間にはアーム9がピン23に
て固定されており、該アーム9の先端に形成され
た球状係合部9aが前記リンク部材7の他方のス
リツト部7bに係合している。なお、図中25は
レバーガイドである。
に、PTO変速レバー11、4輪駆動レバー12、
前後進レバー1及び副変速レバー13等が配設さ
れているが、本考案は例えば前後進レバー等の操
作レバー1に係る。また、変速装置Tはミツシヨ
ンケースCを有しており、かつ該ケースCの外側
一部にはリアアクスルケース15が固設されてい
る。更に、第1図に詳示するように、ミツシヨン
ケースCにはシヤフト2が回転自在にかつ固定プ
レート14にて抜止め支持されており、かつ該シ
ヤフト2はケースCの内外に亘つて延びていると
共にOリング16によりシールされている。ま
た、シヤフト2の内側にはシフトアーム5が固定
されており、かつ該アーム5の先端がシフトフオ
ーク3に係合している。シフトフオーク3はシフ
トレール17に摺動自在に支持されていると共に
クリツクストツプ19により所定位置に位置決め
されており、かつシフトギヤ(図示せず)を挾持
している。一方、シヤフト2のケース外側先端部
分にはブツシユ20を介して操作レバー1が回動
自在にかつ止め輪21,21にて軸方向移動が阻
止されて支持されており、該操作レバー1はその
先端にグリツプ1aを有すると共に、基端部分に
横方向に突出して球状係合部材22が固着されて
いる。また、シヤフト2のケース外側中程にはブ
ツシユ22を介してリンク支持アーム6が嵌入さ
れかつ止め輪21により軸方向移動が阻止されて
おり、更にその底部には2個の調整ボルト23,
23が設置され(第3図参照)、これらボルト2
3がリアアクスルケース15に当接することによ
り該支持アーム6が位置決め調整されている。ま
た、支持アーム6の上部には支点ピン6aが植設
されており、該支点ピン6aにはリンク部材7が
略々水平平面にて回動自在にかつ止め輪21にて
抜止め支持されている。更に、リンク部材7はそ
の両端にスリツト部7a,7bが形成されており
(第2図参照)、該一方のスリツト部7aには前記
操作レバー1に固着された球状係合部材22が係
合している。また、シヤフト2におけるケースC
と支持アーム6との間にはアーム9がピン23に
て固定されており、該アーム9の先端に形成され
た球状係合部9aが前記リンク部材7の他方のス
リツト部7bに係合している。なお、図中25は
レバーガイドである。
本実施例は以上のような構成からなるので、グ
リツプ1aをを握つて操作レバー1を回動操作す
ると、その回動中心であるシヤフト2からの距離
の比(l6;l5)により倍力された力F1が球状係合
部材22からリンク部材7の一端スリツト部7a
に作用する。すると、リンク部材7が支点ピン6
aを中心に操作レバー1の回動平面と直交する平
面内にて回動し、他端スリツト部7bからアーム
9の球状係合部にそのリンク比(l4:l3)により
倍力された力F2を作用する。これにより、アー
ム9は操作レバー1の回動平面と平行する平面に
て回動し、該回動はシヤフト2を介してシフトア
ーム5に伝達され、両アーム9,5のレバー比
(l2:l1)に基づく力にてシフトフオーク3をシフ
トレール17に沿つて移動し、シフトギヤを操作
する。
リツプ1aをを握つて操作レバー1を回動操作す
ると、その回動中心であるシヤフト2からの距離
の比(l6;l5)により倍力された力F1が球状係合
部材22からリンク部材7の一端スリツト部7a
に作用する。すると、リンク部材7が支点ピン6
aを中心に操作レバー1の回動平面と直交する平
面内にて回動し、他端スリツト部7bからアーム
9の球状係合部にそのリンク比(l4:l3)により
倍力された力F2を作用する。これにより、アー
ム9は操作レバー1の回動平面と平行する平面に
て回動し、該回動はシヤフト2を介してシフトア
ーム5に伝達され、両アーム9,5のレバー比
(l2:l1)に基づく力にてシフトフオーク3をシフ
トレール17に沿つて移動し、シフトギヤを操作
する。
従つて、シヤフト2から両球状係合部22,9
aまでの距離l5,l2を等しくすると(l5=l2)、シ
ヤフト2に操作レバー1を直接取付けたものに比
し、l3/l4の力を操作レバー1に作用するだけで
シフトフオーク3を移動し得る。
aまでの距離l5,l2を等しくすると(l5=l2)、シ
ヤフト2に操作レバー1を直接取付けたものに比
し、l3/l4の力を操作レバー1に作用するだけで
シフトフオーク3を移動し得る。
(ト) 考案の効果
以上説明したように、本考案によると、リンク
部材7のリンク比に基づき、操作レバー1の操作
力を軽減できるものでありながら、操作レバー1
を、シフトアーム5を固定したシヤフト2に支持
し、かつレバー支持アーム6を該シヤフト2に嵌
入・支持してなるので、コンパクトに構成でき、
設置スペースの小さな変速装置Tの操作レバー1
部分にも容易に設置することができると共に、極
めて簡単な構成からなり、信頼性を向上すること
ができる。
部材7のリンク比に基づき、操作レバー1の操作
力を軽減できるものでありながら、操作レバー1
を、シフトアーム5を固定したシヤフト2に支持
し、かつレバー支持アーム6を該シヤフト2に嵌
入・支持してなるので、コンパクトに構成でき、
設置スペースの小さな変速装置Tの操作レバー1
部分にも容易に設置することができると共に、極
めて簡単な構成からなり、信頼性を向上すること
ができる。
第1図は本考案に係る操作力軽減装置を示す側
面断面図、第2図はそのリンク部材部分を示す平
面図、第3図は本考案を適用したトラクタの変速
装置を示す側面図である。 1……操作レバー、1a……グリツプ、2……
シヤフト、3……シフトフオーク、5……シフト
アーム、6……リンク支持アーム、7……リンク
部材、9……アーム、T……変速装置、C……ミ
ツシヨンケース。
面断面図、第2図はそのリンク部材部分を示す平
面図、第3図は本考案を適用したトラクタの変速
装置を示す側面図である。 1……操作レバー、1a……グリツプ、2……
シヤフト、3……シフトフオーク、5……シフト
アーム、6……リンク支持アーム、7……リンク
部材、9……アーム、T……変速装置、C……ミ
ツシヨンケース。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 操作レバーを備え、かつミツシヨンケースに回
動自在に支持されたシヤフトに、シフトフオーク
を連動するシフトアームを固定してなる作業車輌
の変速装置において、 前記シヤフトに、前記操作レバーを回動自在に
支持すると共に、リンク支持アームを嵌入設置
し、更に該支持アームにリンク部材を回動自在に
支持して、該リンク部材の一端を前記操作レバー
に係合し、かつその他端を前記シヤフトに固定し
たアームに係合して構成した作業車輌の変速装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13629186U JPH032055Y2 (ja) | 1986-09-05 | 1986-09-05 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13629186U JPH032055Y2 (ja) | 1986-09-05 | 1986-09-05 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6343836U JPS6343836U (ja) | 1988-03-24 |
JPH032055Y2 true JPH032055Y2 (ja) | 1991-01-21 |
Family
ID=31039263
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13629186U Expired JPH032055Y2 (ja) | 1986-09-05 | 1986-09-05 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH032055Y2 (ja) |
-
1986
- 1986-09-05 JP JP13629186U patent/JPH032055Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6343836U (ja) | 1988-03-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2648262B2 (ja) | 作業車の変速操作構造 | |
JPH0454362Y2 (ja) | ||
JPH032055Y2 (ja) | ||
JPH0284932U (ja) | ||
JPS6225377Y2 (ja) | ||
JPH057109Y2 (ja) | ||
JPS6137062Y2 (ja) | ||
JPS6343554Y2 (ja) | ||
JPH0219353Y2 (ja) | ||
JPH0423697Y2 (ja) | ||
JPS645464Y2 (ja) | ||
JPS6232110Y2 (ja) | ||
JPS6340340Y2 (ja) | ||
JPS628188Y2 (ja) | ||
JPH07113412B2 (ja) | トランスミツシヨンの遠隔操作系統 | |
JPS626901Y2 (ja) | ||
JPS6328013Y2 (ja) | ||
JPS5921320Y2 (ja) | 伝動機構における変速操作装置 | |
JP2599225Y2 (ja) | 増速切換機構を具備する前輪舵取り車両 | |
JPS6146062Y2 (ja) | ||
JPS6233632Y2 (ja) | ||
JP3059422B2 (ja) | 耕うん機 | |
JPS58592Y2 (ja) | ハンドルフリカエジノコウシンコウソクケンセイソウチ | |
JP2560872Y2 (ja) | 変速シフタ装置 | |
JPH0335627Y2 (ja) |