JPH03203924A - ポリ―n―メチルピロール及びその製造方法 - Google Patents

ポリ―n―メチルピロール及びその製造方法

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JPH03203924A
JPH03203924A JP1343372A JP34337289A JPH03203924A JP H03203924 A JPH03203924 A JP H03203924A JP 1343372 A JP1343372 A JP 1343372A JP 34337289 A JP34337289 A JP 34337289A JP H03203924 A JPH03203924 A JP H03203924A
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JP
Japan
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methylpyrrole
poly
polymer emulsion
electrolytic polymerization
parts
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Pending
Application number
JP1343372A
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English (en)
Inventor
Kenji Hyodo
建二 兵頭
Yoshiharu Kagami
好晴 鏡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Paper Mills Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Paper Mills Ltd
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Publication date
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  • Polyoxymethylene Polymers And Polymers With Carbon-To-Carbon Bonds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は半導体特性を示すポリ−N−メチルピロール及
びその製造方法に関し、製造されたポリ−N−メチルピ
ロールは改良された電気的安定性を示し、エレクトロニ
クスなどの分野で使用される。
[従来技術] ポリ−N−メチルピロール、ポリピロールなどが電解重
合法で得られることがDiarら(A、 F、 Dia
xel al、 I Chem、Soc、 Chem、
Commun、、1979.635)によって示されて
から、多くの導電性高分子が電解重合法によって得られ
るようになってきた。また、得られた導電性高分子の電
気的特性も種々研究され、その半導体的性質も研究され
てきた。
電解重合法の改良の点では、ドーパントとして取り込ま
れる電解質を高分子電解質にして新たな特性を得る方法
が1yodaらによって示された。
(T、 17oda el、 al、 、 Chea+
、 LetL 、 1986.687)また、導電性高
分子の力学特性を改良するための複合化もDates 
(N、Bajes eLal、、  J、Chem、S
oc。
Che+I1. Commun、 、 (1985) 
871. )  らによって示された。
これらの複合化の試みとしては重合体エマルジョンであ
るラテックスの存在下ピロールを電解重合する方法がC
hiklis  (S、J、Jasne and C,
に、Chiklis 57nthetic Metal
s、15 (1986)■75.)  らによってしめ
されている。これはラテックスとの複合化により得られ
た導電性高分子の溶媒への溶解性の改良を狙うものであ
る。しかしながら、ポリピロールとラテックスの複合体
は導電性は示すものの、半導体的性質は示さず電気的接
合素子としては適さない。
一方電解重合法で得られる導電性高分子の半導体特性に
着目してポリ−N−メチルピロールとインジウムとでシ
ョットキータイプの接合が得られた報告が倉出らによっ
てされている。(T、 Kurataet、al、 、
 J、Pb7s、 D、 19. L57 (1986
)) Lかしながらここで得られたポリ−N−メチルピ
ロール接合の安定性はそのままでは良くなく熱風乾燥器
中での熱処理が必要であった。この熱処理の場合表面状
態が変化し、ある種の酸化絶縁膜ができこの膜がドーパ
ントとして取り込まれたイオンと電極との反応を抑制し
ているものと思われる。
熱処理以外の接合面の安定性を得るための他の方法とし
ては界面上に酸化アルミニウムの皮膜を作る方法、高分
子絶縁膜を作る方法などが角田らによって報告されてい
る。(S、 Tsunodi eL al、 、 J、
 Po1yffl、 Sci、 、 Part B、 
Po17m、 Ph7s、 、 26.1697 (1
988))、これらの方法は、熱処理にしても、また、
絶縁皮膜を作る方法にしてもその製造方法は通常の処理
よりも煩雑であり、かつ、絶縁皮膜のため、得られる電
流も減少してしまう。
[発明が解決しようとする課題] 従来のポリ−N−メチルピロールは取り込まれた電解質
であるドーパントの反応性が高く、他の電極との接合面
を形成した場合、接合の安定性が低くすぐに劣化が認め
られた。本発明はこのような問題点を解決すべく開発さ
れたものである。
[課題を解決するための手段] 本発明者らは上記の問題点、すなわち、従来のポリ−N
−メチルピロールが有している安定性の問題点を解決す
るために鋭意検討を行なった結果、電気的に安定な接合
を与えるポリ−N−メチルピロール、及びその製造方法
見いだした。本発明は重合体エマルジョンをドーパント
として含有するポリ−N−メチルピロール及び重合体エ
マルジョン存在下でN−メチルピロールを電解重合する
ことを特徴とするポリ−N−メチルピロールの製造方法
に関するものである。また、上記重合体エマルジョンが
スルホン酸基を含むエマルジョンであるポリ−N−メチ
ルピロールに関するものである。
本発明で得られるポリ−N−メチルピロールは、仕事関
数の低い金属とショットキー接合面を作ることができる
が、接合としてショットキータイプに制限されるもので
はなく、その製造方法は電解重合法によるものであり容
易に電極上にポリ−N−メチルピロールの薄膜を任意の
厚さで得ることができる。得られたポリ−N−メチルピ
ロールのショットキー接合は電気的に安定で繰り返しの
電圧老中でも流れる電流の値はほとんど変化しない。
本発明で用いられる重合体エマルジョンは、例えばスチ
レンスルホン酸塩、ビニルスルホン酸塩、アクリルアミ
ド置換スルホン酸塩などと、スチレン、メタクリル酸、
メタクリル酸エステル、アクリル酸、アクリル酸エステ
ルなどの共重合によって得ることができるがこれに限定
されるものではなく、一般的な重合性モノマーも用いる
ことができる。
本発明のポリ−N−メチルピロールを得るには上記の重
合体エマルジョンとN−メチルピロールを含む電解液中
で電解重合を行なえば良いが、この電解液中のエマルジ
ョン固形分の濃度は電解液の電導度が電解重合を行なう
に充分な範囲内であれば良いが、通常は1%以上50%
未満が好ましい。しかし1%未満の場合でも他の電解質
を共存させて電解液の電導度を上げれば良く、また、5
0%より多い場合であっても電解液の流動性が確保でき
、電導度が高ければ良い。また、電解重合の方法として
は定電圧法でも定電流法でも良い。
[実施例] 以下に図面を参照しながら本発明の実施例を具体的に説
明するが本発明はこれら実施例にのみ限定されるもので
はない。
第1図は電圧電流特性測定用素子の平面図、第2図は電
解重合の方法を模式的に示した説明図、第3図は電解重
合に用いる電極の模式図でAはその平面図、Bは断面図
である。
(重合体エマルジョンの製造) 2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸1
6部、メチルメタクリレート40部、nブチルアクリレ
ート40部、メタクリル酸1部からなる重合体エマルジ
ョンを水溶液中で作成し、透析チューブにより精製した
。得られたエマルジョンの固形分濃度は8.0%であっ
た。
(電解重合) 上記エマルジョン50部にN−メチルピロール0.5部
を加え電解液(7)とした。第3図に示した25mmX
75mmのガラス基板(3)上に真空蒸着法によて3m
mX60mmの大きさに厚さ200Aのクロム層(1)
を設け、さらにこの上に金層(2)を2000Aの厚さ
に真空蒸着法によって設けたものを作用電極(10)と
し、さらに第2図に示すようにプラチナ線(4)を対極
としてガラスフィルター(6)を有する容器(11)に
上記電解液(7)とともに入れ安定化電源(5)から定
電流(0,35mA/cd)により電解重合を行い約0
.94μmの膜厚のポリ−N−メチルピロール層(8)
を金蒸着層(2)上に得た。この電極(10)を水洗乾
燥後、ポリ−N−メチルピロール層(8)の上からアル
ミニウム層(9)を第1図に示すように30OAの厚さ
に蒸着した。
また、電気型導度の測定の為に同様な構造で金電極を蒸
着したものも作成した。
得られた接合の電圧電流測定を繰り返し行なったが得ら
れた接合はきわめて安定なもので電圧電流曲線はほとん
ど変化しなかった。得られた素子の電導度、膜厚等を含
め比較例との比較は表1に示す。
(比較例1) p−トルエンスルホン酸0.9部、N−メチルピロール
0.5部、水50部からなる電解液を用いた他は実施例
と同じ様にして得られた接合の電圧電流測定を行なった
が得られた接合はきわめて不安定で電圧老中を繰り返す
ごとに電流がながれなくなった。
(比較例2) ポリスチレンスルホン酸ナトリウム塩1.0部、N−メ
チルピロール0.5部、水50部からなる電解液を用い
た他は実施例と同様にした。得られた接合の電圧電流測
定比較例1と同様にきわめて不安定なものであった。
(比較例3) p−トルエンスルホン酸0.9部、ピロール0゜5部、
水50部からなる電解液を用いた他は実施例と同様にし
た。得られた接合はオーミックで整流性を示さなかった
(比較例4) p−トルエンスルホン酸0.9部、ピロール0゜5部、
水50部からなる電解液を用いた他は実施例と同様にし
た。得られたポリピロールをカロメル標準電極に対し−
0,2vの電圧に保持し還元し電気型導度を下げた後ア
ルミニウムを蒸着して電圧電流特性を測定したが接合は
オーミックで整流性を示さなかった。
(以下余白) [発明の効果] 本発明のポリ−N−メチルピロールは電極上に容易に任
意の厚さに形成することができる。また、得られたポリ
−N−メチルピロールの電気的安定性は従来のものと比
べ格段に改良されたものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は電圧電流特性測定用素子の平面図、第2図は電
解重合の方法を示した模式的説明図、第3図は本発明の
実施例に使用した電極の模式図でAは平面図、Bは断面
図である。 1ニクロム層、  2:金蒸着層、 3ニガラス基板、 4:プラチナ線、 5:電源、     6:ガラスフイルター7:電解液
、   8:重合体層、 9ニアルミニウム層、 1〇二電極、 11:容器、 竿10

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、重合体エマルジョンをドーパントとして含有するポ
    リ−N−メチルピロール。 2、重合体エマルジョンがスルホン酸基を含むエマルジ
    ョンである請求項1記載のポリ−N−メチルピロール。 3、重合体エマルジョン存在下でN−メチルピロールを
    電解重合することを特徴とするポリ−N−メチルピロー
    ルの製造方法。
JP1343372A 1989-12-29 1989-12-29 ポリ―n―メチルピロール及びその製造方法 Pending JPH03203924A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010510342A (ja) * 2006-11-17 2010-04-02 アクゾ ノーベル ナムローゼ フェンノートシャップ 分散物の製造法及びその使用

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010510342A (ja) * 2006-11-17 2010-04-02 アクゾ ノーベル ナムローゼ フェンノートシャップ 分散物の製造法及びその使用

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