JPH0320378Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0320378Y2 JPH0320378Y2 JP1986182777U JP18277786U JPH0320378Y2 JP H0320378 Y2 JPH0320378 Y2 JP H0320378Y2 JP 1986182777 U JP1986182777 U JP 1986182777U JP 18277786 U JP18277786 U JP 18277786U JP H0320378 Y2 JPH0320378 Y2 JP H0320378Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lid
- receiving frame
- side wall
- fitting
- receiving
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N iron Substances [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 15
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 9
- 229910052742 iron Inorganic materials 0.000 claims description 8
- 150000002505 iron Chemical class 0.000 claims 1
- 238000003754 machining Methods 0.000 description 2
- 239000004576 sand Substances 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000013011 mating Effects 0.000 description 1
- 238000009751 slip forming Methods 0.000 description 1
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は消火栓用鉄蓋の改良に関する。
(従来の技術)
従来の急勾配機械加工嵌め合せ型鉄蓋にありて
は、嵌め合わせ面が密着しているために、蓋及び
受枠のガタツキが発生せず、雨水及び土砂がこの
嵌め合わせ面より流入しない長所がある反面、開
蓋が非常に困難で挺子等により強力を加えなけれ
ばならず、開蓋技術及び力を必要とし緊急開蓋を
必要とする消火栓用鉄蓋には向かない欠点があつ
た。
は、嵌め合わせ面が密着しているために、蓋及び
受枠のガタツキが発生せず、雨水及び土砂がこの
嵌め合わせ面より流入しない長所がある反面、開
蓋が非常に困難で挺子等により強力を加えなけれ
ばならず、開蓋技術及び力を必要とし緊急開蓋を
必要とする消火栓用鉄蓋には向かない欠点があつ
た。
また、実願昭55−101067号(実開昭56−30326
号)には、受枠の突縁部と蓋の周縁の傾斜角を5°
〜10°となすことが記載されているのみであつて、
受枠の内周面と蓋の周縁との隙間とを0.1mm〜0.2
mmとなし、蓋の底縁部と受枠の受面とを密着させ
ていないために、消火栓用鉄蓋として迅速に開蓋
する作用をなすことが困難であつた。
号)には、受枠の突縁部と蓋の周縁の傾斜角を5°
〜10°となすことが記載されているのみであつて、
受枠の内周面と蓋の周縁との隙間とを0.1mm〜0.2
mmとなし、蓋の底縁部と受枠の受面とを密着させ
ていないために、消火栓用鉄蓋として迅速に開蓋
する作用をなすことが困難であつた。
また実願昭58−187910号(実開昭60−96481号)
には、環状側壁の底面部を受枠の底面に載置して
いる構造について記載されている。
には、環状側壁の底面部を受枠の底面に載置して
いる構造について記載されている。
また、実公昭56−17581号公報には、蓋体の一
端部底面との受枠の一端平坦端部との間に間隔を
設け、かつ、蓋体の長孔に受枠の軸を挿通して蓋
体の上面を自動車の車輪が通過する際衝撃による
蓋体の破損を防ぐようにしたものであつて、前記
と同様に受枠内周面と蓋の周縁との間の隙間の幅
及び隙間の傾斜角度について開示されていない。
端部底面との受枠の一端平坦端部との間に間隔を
設け、かつ、蓋体の長孔に受枠の軸を挿通して蓋
体の上面を自動車の車輪が通過する際衝撃による
蓋体の破損を防ぐようにしたものであつて、前記
と同様に受枠内周面と蓋の周縁との間の隙間の幅
及び隙間の傾斜角度について開示されていない。
(考案が解決しようとする問題点)
本考案は受枠と蓋との嵌め合わせ面を急勾配と
なして、しかも開蓋するのに開蓋技術及び強力を
必要とせず、緊急開蓋を行うことのできる消火栓
用鉄蓋を提供しようとするものである。
なして、しかも開蓋するのに開蓋技術及び強力を
必要とせず、緊急開蓋を行うことのできる消火栓
用鉄蓋を提供しようとするものである。
(問題点を解決するための手段)
本考案は受枠1の側壁1aの内周面2と、受枠
1の開口部を閉開する蓋4の側壁4aの外周面5
との嵌め合わせ面5の傾斜角度を平行しかつそれ
ぞれ垂直軸に対して約10°円錐形に機械加工仕上
されており、受枠1の受面3と蓋4の底縁部7と
は水平に機械加工して密着されており、受枠1の
側壁1aの内周位置側に形成した蝶番棚部10に
あけた孔11に蝶番用連結金具12に挿通し、該
蝶番用連結金具12の円球部13を蓋4の一側下
面に設けた立設壁14の円弧状凹部14aに嵌め
込んでなることを特徴とする消火栓用鉄蓋の構造
である。
1の開口部を閉開する蓋4の側壁4aの外周面5
との嵌め合わせ面5の傾斜角度を平行しかつそれ
ぞれ垂直軸に対して約10°円錐形に機械加工仕上
されており、受枠1の受面3と蓋4の底縁部7と
は水平に機械加工して密着されており、受枠1の
側壁1aの内周位置側に形成した蝶番棚部10に
あけた孔11に蝶番用連結金具12に挿通し、該
蝶番用連結金具12の円球部13を蓋4の一側下
面に設けた立設壁14の円弧状凹部14aに嵌め
込んでなることを特徴とする消火栓用鉄蓋の構造
である。
(作用)
本考案は前述したように、受枠と蓋とを急勾配
の垂直軸に対して約10°の嵌め合わせ面を形成す
ると共に、この嵌め合わせ面に0.1mm〜0.2mmの隙
間を設けたことにより、受枠と蓋との間にガタツ
キを発生せず、かつ前記0.1mm〜0.2mmの隙間より
土砂の流入は微少であり、受枠の受面と蓋の底縁
部とは、機械加工にて密着されているために、蓋
の閉開動作は僅かの人力で行うことができる。
の垂直軸に対して約10°の嵌め合わせ面を形成す
ると共に、この嵌め合わせ面に0.1mm〜0.2mmの隙
間を設けたことにより、受枠と蓋との間にガタツ
キを発生せず、かつ前記0.1mm〜0.2mmの隙間より
土砂の流入は微少であり、受枠の受面と蓋の底縁
部とは、機械加工にて密着されているために、蓋
の閉開動作は僅かの人力で行うことができる。
(実施例)
1は四角形の受枠であつて、その側壁1aの四
隅角部の内周面は円弧状に面取りしてある。受枠
1の側壁1aの内周面には垂直軸に対して約10°
の傾斜角度で錐形に形成され、その下方部に水平
の受面3がL字形に機械加工により連設形成され
ている。4は受枠1の側壁1a内周面2に嵌め込
まれる蓋であつて、その側壁4aの外周面5は、
機械加工により仕上げられており、受枠1の側壁
1aの内周面2と隙間0.1mm〜0.2mmの間隔6を存
して傾斜内周面と相似形をなしている。そして蓋
4の底縁部7は水平に機械加工されていて、蓋4
を閉じた状態でその底縁部7は受枠1の受面3と
密着され、受枠1の上端面8と蓋4の上端面9と
はほぼ同じ平面となるように構成されている。1
0は蓋1の側壁1aの内周一側に形成された蝶番
棚部であり、この蝶番棚部に形成した孔11に蝶
番用連結金具12の中間部を挿通し、その上端部
に形成した円球部13を蓋4の一側下面に形成し
た立設壁14の円弧状凹部14aに嵌め込む。又
開蓋の際蝶番用連結金具12が蝶番棚部10の孔
11より抜け出さないように、この蝶番用連結金
具12の下端に突起15を設ける。16は蝶番用
連結金具12の側方において蝶番棚部10に設け
た円弧状面を持つ受枠開閉ガイド、17は蓋4の
立設壁14の側方に設けた受枠開閉ガイド16と
摺合する蓋開閉用ガイドであつて、蓋4を開蓋状
態から閉蓋に移り水平軸に対して約60°閉蓋した
状態で受枠用ガイド16の蓋開閉用ガイド17の
一部が係合をはじめ、更に閉蓋動作を進め、蓋4
が全部閉じた時、受枠の受面3に蓋4の底縁部7
が密着し、受枠開閉用ガイド16に蓋開閉用ガイ
ド17が嵌め合わされる。そして受枠1の側壁1
aの内周面2と蓋4の側壁4aの外周面5とは
0.1mm〜0.2mmの隙間を保持して安定する。
隅角部の内周面は円弧状に面取りしてある。受枠
1の側壁1aの内周面には垂直軸に対して約10°
の傾斜角度で錐形に形成され、その下方部に水平
の受面3がL字形に機械加工により連設形成され
ている。4は受枠1の側壁1a内周面2に嵌め込
まれる蓋であつて、その側壁4aの外周面5は、
機械加工により仕上げられており、受枠1の側壁
1aの内周面2と隙間0.1mm〜0.2mmの間隔6を存
して傾斜内周面と相似形をなしている。そして蓋
4の底縁部7は水平に機械加工されていて、蓋4
を閉じた状態でその底縁部7は受枠1の受面3と
密着され、受枠1の上端面8と蓋4の上端面9と
はほぼ同じ平面となるように構成されている。1
0は蓋1の側壁1aの内周一側に形成された蝶番
棚部であり、この蝶番棚部に形成した孔11に蝶
番用連結金具12の中間部を挿通し、その上端部
に形成した円球部13を蓋4の一側下面に形成し
た立設壁14の円弧状凹部14aに嵌め込む。又
開蓋の際蝶番用連結金具12が蝶番棚部10の孔
11より抜け出さないように、この蝶番用連結金
具12の下端に突起15を設ける。16は蝶番用
連結金具12の側方において蝶番棚部10に設け
た円弧状面を持つ受枠開閉ガイド、17は蓋4の
立設壁14の側方に設けた受枠開閉ガイド16と
摺合する蓋開閉用ガイドであつて、蓋4を開蓋状
態から閉蓋に移り水平軸に対して約60°閉蓋した
状態で受枠用ガイド16の蓋開閉用ガイド17の
一部が係合をはじめ、更に閉蓋動作を進め、蓋4
が全部閉じた時、受枠の受面3に蓋4の底縁部7
が密着し、受枠開閉用ガイド16に蓋開閉用ガイ
ド17が嵌め合わされる。そして受枠1の側壁1
aの内周面2と蓋4の側壁4aの外周面5とは
0.1mm〜0.2mmの隙間を保持して安定する。
(効果)
本考案は前記したように受枠と蓋の嵌め合わせ
面を垂直軸に対し急勾配の約10°に機械加工した
ためにあたかも受枠と蓋とはあたかも楔結合を呈
し、蓋の上面を車輛が通行しても蓋が浮上するこ
とがないと共に受枠と蓋との嵌め合わせ面間に
0.1mm〜0.2mmの隙間を設けたことにより、この隙
間に土砂等の流入は微量であり、受枠の受面と蓋
の底縁部を平らに機械加工して密着したから蓋及
び受枠にガタツキを発生することがないことが実
験上確めることができ、しかも開蓋が安易で緊急
開蓋を必要とする消火栓用鉄蓋として有効適切で
ある。
面を垂直軸に対し急勾配の約10°に機械加工した
ためにあたかも受枠と蓋とはあたかも楔結合を呈
し、蓋の上面を車輛が通行しても蓋が浮上するこ
とがないと共に受枠と蓋との嵌め合わせ面間に
0.1mm〜0.2mmの隙間を設けたことにより、この隙
間に土砂等の流入は微量であり、受枠の受面と蓋
の底縁部を平らに機械加工して密着したから蓋及
び受枠にガタツキを発生することがないことが実
験上確めることができ、しかも開蓋が安易で緊急
開蓋を必要とする消火栓用鉄蓋として有効適切で
ある。
第1図は開蓋して示す本考案の斜視図、第2図
は平面図、第3図は第2図−線の断面図、第
4図は受枠と蓋との嵌め合わせ部の拡大断面図、
第5図は分解して示す受枠と蓋との一部の拡大断
面図である。 1……受枠、2……受枠の内周面、3……受枠
の受面、4……蓋、5……蓋の外周面、6……隙
間、7……蓋の底縁部。
は平面図、第3図は第2図−線の断面図、第
4図は受枠と蓋との嵌め合わせ部の拡大断面図、
第5図は分解して示す受枠と蓋との一部の拡大断
面図である。 1……受枠、2……受枠の内周面、3……受枠
の受面、4……蓋、5……蓋の外周面、6……隙
間、7……蓋の底縁部。
Claims (1)
- 受枠1の側壁1aの内周面2と、受枠1の開口
部を閉開する蓋4の側壁4aの外周面5との嵌め
合わせ面5の傾斜角度を平行しかつそれぞれ垂直
軸に対して約10°円錐形に機械加工仕上されてお
り、受枠1の受面3と蓋4の底縁部7とは水平に
機械加工して密着されており、受枠1の側壁1a
の内周位置側に形成した蝶番棚部10にあけた孔
11に蝶番用連結金具12に挿通し、該蝶番用連
結金具12の円球部13を蓋4の一側下面に設け
た立設壁14の円弧状凹部14aに嵌め込んでな
ることを特徴とする消火栓用鉄蓋の構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986182777U JPH0320378Y2 (ja) | 1986-11-29 | 1986-11-29 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986182777U JPH0320378Y2 (ja) | 1986-11-29 | 1986-11-29 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6391563U JPS6391563U (ja) | 1988-06-14 |
JPH0320378Y2 true JPH0320378Y2 (ja) | 1991-05-01 |
Family
ID=31128894
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986182777U Expired JPH0320378Y2 (ja) | 1986-11-29 | 1986-11-29 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0320378Y2 (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5617581U (ja) * | 1979-07-19 | 1981-02-16 | ||
JPS5621894U (ja) * | 1979-07-30 | 1981-02-26 | ||
JPS5630263B2 (ja) * | 1976-02-07 | 1981-07-14 | ||
JPS5910349B2 (ja) * | 1974-08-28 | 1984-03-08 | ヘキスト アクチ−エンゲゼルシヤフト | 2−カルボアルコキシアミノ−ベンズイミダゾリル−5(6)−スルホン酸−フェニルエステルの製造方法 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5630263U (ja) * | 1980-07-17 | 1981-03-24 | ||
JPS5910349U (ja) * | 1982-07-06 | 1984-01-23 | 日豊金属工業株式会社 | マンホ−ル蓋の蝶番構造 |
JPS6096481U (ja) * | 1983-12-05 | 1985-07-01 | 日本電信電話株式会社 | ハンドホ−ル防水装置 |
-
1986
- 1986-11-29 JP JP1986182777U patent/JPH0320378Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5910349B2 (ja) * | 1974-08-28 | 1984-03-08 | ヘキスト アクチ−エンゲゼルシヤフト | 2−カルボアルコキシアミノ−ベンズイミダゾリル−5(6)−スルホン酸−フェニルエステルの製造方法 |
JPS5630263B2 (ja) * | 1976-02-07 | 1981-07-14 | ||
JPS5617581U (ja) * | 1979-07-19 | 1981-02-16 | ||
JPS5621894U (ja) * | 1979-07-30 | 1981-02-26 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6391563U (ja) | 1988-06-14 |
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