JPH0540119Y2 - - Google Patents
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- JPH0540119Y2 JPH0540119Y2 JP5803387U JP5803387U JPH0540119Y2 JP H0540119 Y2 JPH0540119 Y2 JP H0540119Y2 JP 5803387 U JP5803387 U JP 5803387U JP 5803387 U JP5803387 U JP 5803387U JP H0540119 Y2 JPH0540119 Y2 JP H0540119Y2
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- iron lid
- lid
- hinge
- iron
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- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical compound [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 162
- 229910052742 iron Inorganic materials 0.000 claims description 81
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 7
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 claims description 7
- 230000002265 prevention Effects 0.000 claims description 4
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- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 6
- 230000000452 restraining effect Effects 0.000 description 6
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 6
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Description
【考案の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
この考案は、地下構造施設に連通する縦穴の地
面開口部に設置する鉄蓋が主に蓋表面部にタイル
とかレジンモルタル等を張付けた半開き維持状態
を必要とするものに関し、その半開き鉄蓋の閉蓋
防止装置に関する。
面開口部に設置する鉄蓋が主に蓋表面部にタイル
とかレジンモルタル等を張付けた半開き維持状態
を必要とするものに関し、その半開き鉄蓋の閉蓋
防止装置に関する。
〈従来の技術〉
従来鉄蓋表面に張り付けたタイルとかレジンモ
ルタルの表面に傷を付けたり破損したりしないよ
うに鉄蓋を90度を越える半開位置で固定できる固
定構造を有するものがある。その固定構造は、鉄
蓋の下面に沿つて受枠側に向つて軸方向に移動で
きるようにした鋼棒と、鉄蓋の半開位置で受枠の
内側に鋼棒の先部が通る大きさの穴を有する突設
部とを設けてあり、鉄蓋の半開位置で鋼棒を突設
部に設けた穴に通して係合させその位置で鋼棒を
鉄蓋下面に固定することにより、鉄蓋が閉蓋しな
いように支えるようになつている。また別に、タ
イル等を張付けた鉄蓋はその保護のために90度を
少し越える半開位置以上には開かないで、その半
開状態で自立できるようになつているものもあ
る。
ルタルの表面に傷を付けたり破損したりしないよ
うに鉄蓋を90度を越える半開位置で固定できる固
定構造を有するものがある。その固定構造は、鉄
蓋の下面に沿つて受枠側に向つて軸方向に移動で
きるようにした鋼棒と、鉄蓋の半開位置で受枠の
内側に鋼棒の先部が通る大きさの穴を有する突設
部とを設けてあり、鉄蓋の半開位置で鋼棒を突設
部に設けた穴に通して係合させその位置で鋼棒を
鉄蓋下面に固定することにより、鉄蓋が閉蓋しな
いように支えるようになつている。また別に、タ
イル等を張付けた鉄蓋はその保護のために90度を
少し越える半開位置以上には開かないで、その半
開状態で自立できるようになつているものもあ
る。
〈考案が解決しようとする問題点〉
従来の90度を越える半開位置に鉄蓋を固定でき
る蝶番構造では、その鉄蓋が半開状態で自立でき
るようになつていると、開蓋するだけで鉄蓋は鉄
蓋の自重によつて開蓋方向に回動しようとする力
が半開位置を維持するから、作業者にとつて閉蓋
防止手段である鋼棒を受枠側に設けた突設部の穴
に通しその位置で鋼棒を鉄蓋下面に固定する作業
は面倒であり、また作業を忘れるということがあ
る。この時に鉄蓋に閉蓋方向に何等かの外力がか
かると転倒して閉蓋するという危険がある。
る蝶番構造では、その鉄蓋が半開状態で自立でき
るようになつていると、開蓋するだけで鉄蓋は鉄
蓋の自重によつて開蓋方向に回動しようとする力
が半開位置を維持するから、作業者にとつて閉蓋
防止手段である鋼棒を受枠側に設けた突設部の穴
に通しその位置で鋼棒を鉄蓋下面に固定する作業
は面倒であり、また作業を忘れるということがあ
る。この時に鉄蓋に閉蓋方向に何等かの外力がか
かると転倒して閉蓋するという危険がある。
〈問題点を解決するための手段〉
本考案は、上端部が開口部を開閉する鉄蓋下面
の外縁部寄りに回動可能に係合し上記上端部から
内側斜め下方の中央部に連なりこの中央部で屈曲
し外側斜め下方の下端部に至る略く字形の蝶番金
物と、上記開口部を形成する受枠の内側に突出し
上記蝶番金物の下端部を上記上端部の回動面に平
行に回動するようにかつその下端部を上下方向の
み変位可能に拘束する拘束部と、その拘束部に内
側に突出して設けたた被係合部と、上記蝶番金物
の中央部に上記回動面に平行に回動自在に枢支さ
れ上記鉄蓋が略半開位置で下面が上記被係合部の
上面と係合する係合部を有する懸垂部とからなる
ものである。
の外縁部寄りに回動可能に係合し上記上端部から
内側斜め下方の中央部に連なりこの中央部で屈曲
し外側斜め下方の下端部に至る略く字形の蝶番金
物と、上記開口部を形成する受枠の内側に突出し
上記蝶番金物の下端部を上記上端部の回動面に平
行に回動するようにかつその下端部を上下方向の
み変位可能に拘束する拘束部と、その拘束部に内
側に突出して設けたた被係合部と、上記蝶番金物
の中央部に上記回動面に平行に回動自在に枢支さ
れ上記鉄蓋が略半開位置で下面が上記被係合部の
上面と係合する係合部を有する懸垂部とからなる
ものである。
〈作用〉
鉄蓋を閉蓋状態から開いていくと、鉄蓋の蝶番
側の外縁部が拘束部上側の面に当接して支持さ
れ、90度を越える半開状態となる。この半開状態
で蝶番金物の途中と鉄蓋の外縁部下面側とが当接
しており、さらに鉄蓋を開方向へ回動させようと
するときは鉄蓋と蝶番金物とが一体の状態で蝶番
金物の下端部を中心に回動しようとするが、これ
に対し受枠内縁が鉄蓋に当接するから所定半開状
態以上には開かない。この所定半開状態において
懸垂部は係合部の下面が被係合部上面に対向して
いる。従つて90度を越える半開位置から鉄蓋を閉
じる方向に回動させると、懸垂部の係合部下面が
被係合部の上面に係合する。更に強力に鉄蓋を回
動すると鉄蓋は、蝶番金物との係合部を中心に回
動して鉄蓋上面の蝶番側の外縁部が受枠の内側に
当接して鉄蓋が閉じるのを防止する。閉蓋すると
きは、鉄蓋を少し開く方向に回動させて懸垂部の
係合部下面を被係合部上面からはずれる位置に回
動させておけば鉄蓋を閉じることができる。
側の外縁部が拘束部上側の面に当接して支持さ
れ、90度を越える半開状態となる。この半開状態
で蝶番金物の途中と鉄蓋の外縁部下面側とが当接
しており、さらに鉄蓋を開方向へ回動させようと
するときは鉄蓋と蝶番金物とが一体の状態で蝶番
金物の下端部を中心に回動しようとするが、これ
に対し受枠内縁が鉄蓋に当接するから所定半開状
態以上には開かない。この所定半開状態において
懸垂部は係合部の下面が被係合部上面に対向して
いる。従つて90度を越える半開位置から鉄蓋を閉
じる方向に回動させると、懸垂部の係合部下面が
被係合部の上面に係合する。更に強力に鉄蓋を回
動すると鉄蓋は、蝶番金物との係合部を中心に回
動して鉄蓋上面の蝶番側の外縁部が受枠の内側に
当接して鉄蓋が閉じるのを防止する。閉蓋すると
きは、鉄蓋を少し開く方向に回動させて懸垂部の
係合部下面を被係合部上面からはずれる位置に回
動させておけば鉄蓋を閉じることができる。
〈実施例〉
本実施例を第1図乃至第9図を用いて説明す
る。1は鉄蓋、2は受枠、3は蝶番金物、4は懸
垂部である。
る。1は鉄蓋、2は受枠、3は蝶番金物、4は懸
垂部である。
この例では、鉄蓋1はその平面図を第3図で示
すように長方形で鉄蓋1の表面にはレジンモルタ
ル18が張つてあり、その一つの外縁部5の両端
2個所に蝶番金物3の上端が連結されている。そ
の蝶番金物3の連結された部分は係合部8であ
り、第1図と第2図に示すように、鉄蓋の上面に
直角な両内側面を有する略一定した幅の鉄蓋1の
開閉方向に沿う開閉方向溝6と、この両内側面に
は両側で対称に鉄蓋1の外縁に近い外端位置から
鉄蓋1の下面に沿つて内側に続き内側に向つて開
口する略一定幅の開口溝7とからなる。
すように長方形で鉄蓋1の表面にはレジンモルタ
ル18が張つてあり、その一つの外縁部5の両端
2個所に蝶番金物3の上端が連結されている。そ
の蝶番金物3の連結された部分は係合部8であ
り、第1図と第2図に示すように、鉄蓋の上面に
直角な両内側面を有する略一定した幅の鉄蓋1の
開閉方向に沿う開閉方向溝6と、この両内側面に
は両側で対称に鉄蓋1の外縁に近い外端位置から
鉄蓋1の下面に沿つて内側に続き内側に向つて開
口する略一定幅の開口溝7とからなる。
受枠2は、鉄蓋1で閉じられる地下構造物の開
口部を形成するものであり、蝶番金物3の下端部
22が挿入された拘束部10が受枠2の内側に突
設されている。この拘束部10は内側に向つて突
出した平行な2枚の板状部からなり、上部は閉蓋
時に鉄蓋下面の外縁部31と接する受枠2の内縁
上面から斜め下方に続く傾斜面11を有し、この
傾斜角度は20度程度である。この2つの傾斜面1
1a,11bは第3図に示す位置にあり、一方の
傾斜面11aの上側の位置に凸部13と少し下が
つた位置に凸部14を設けてある。鉄蓋外縁部下
縁15が凸部13,14を有しない傾斜面11b
と当接した状態にあるとき2つの凸部13,14
を有する傾斜面11aに対向する位置には外縁部
下縁15に凸部13,14が接触しないように切
り欠き部16を設けてある。拘束部10には傾斜
面11a,11bの下側に続き内側の少し上方に
突出する被係合部17,17を設けてある。拘束
部10の下部は、受枠2に近い側で受枠2の少し
下の位置に対称な上下方向の溝12,12を有す
る。
口部を形成するものであり、蝶番金物3の下端部
22が挿入された拘束部10が受枠2の内側に突
設されている。この拘束部10は内側に向つて突
出した平行な2枚の板状部からなり、上部は閉蓋
時に鉄蓋下面の外縁部31と接する受枠2の内縁
上面から斜め下方に続く傾斜面11を有し、この
傾斜角度は20度程度である。この2つの傾斜面1
1a,11bは第3図に示す位置にあり、一方の
傾斜面11aの上側の位置に凸部13と少し下が
つた位置に凸部14を設けてある。鉄蓋外縁部下
縁15が凸部13,14を有しない傾斜面11b
と当接した状態にあるとき2つの凸部13,14
を有する傾斜面11aに対向する位置には外縁部
下縁15に凸部13,14が接触しないように切
り欠き部16を設けてある。拘束部10には傾斜
面11a,11bの下側に続き内側の少し上方に
突出する被係合部17,17を設けてある。拘束
部10の下部は、受枠2に近い側で受枠2の少し
下の位置に対称な上下方向の溝12,12を有す
る。
蝶番金物3は、第1図と第2図に示すように、
正面形状が左右対称な形で側面形状が略く字状で
あり、略一定な横長の矩形断面を有し上端部20
から屈曲している中央部21へは内側斜め下方に
向つて伸延し中央部21で略直角に屈曲して下端
部22へ外側斜め下方に向つて伸延している。上
端部20から中央部21までの内側面には凹部3
3を形成されており上端部20の両側に同軸に水
平に突出した突軸部23を一体にして形成してあ
る。中央部21には懸垂部4を枢支してあり、懸
垂部4は第4図に示すように2枚の対称な板状部
24の向き合う面を棒状部19で結合し、その両
方の板状部24の上部には夫々貫通孔を設けてあ
り、板状部24の下部の受枠2側は拘束部10に
設けた被係合部17に係合することができるよう
に切り込みを形成して係合部25を設けてある。
この懸垂部4は蝶番金物3を両側から挾んで前記
貫通孔に挿通されたボルト27とナツトによつて
自重で垂下姿勢を保てるように回動自在に取付け
られている。蝶番金物3の下部は拘束部10の2
枚の板状部間へ伸延しておりその下端部22には
上端部20と同様に同軸に水平に突出して溝12
に係合した突軸部26を一体に形成してある。
正面形状が左右対称な形で側面形状が略く字状で
あり、略一定な横長の矩形断面を有し上端部20
から屈曲している中央部21へは内側斜め下方に
向つて伸延し中央部21で略直角に屈曲して下端
部22へ外側斜め下方に向つて伸延している。上
端部20から中央部21までの内側面には凹部3
3を形成されており上端部20の両側に同軸に水
平に突出した突軸部23を一体にして形成してあ
る。中央部21には懸垂部4を枢支してあり、懸
垂部4は第4図に示すように2枚の対称な板状部
24の向き合う面を棒状部19で結合し、その両
方の板状部24の上部には夫々貫通孔を設けてあ
り、板状部24の下部の受枠2側は拘束部10に
設けた被係合部17に係合することができるよう
に切り込みを形成して係合部25を設けてある。
この懸垂部4は蝶番金物3を両側から挾んで前記
貫通孔に挿通されたボルト27とナツトによつて
自重で垂下姿勢を保てるように回動自在に取付け
られている。蝶番金物3の下部は拘束部10の2
枚の板状部間へ伸延しておりその下端部22には
上端部20と同様に同軸に水平に突出して溝12
に係合した突軸部26を一体に形成してある。
鉄蓋1と受枠2とに蝶番金物3を組み付けるに
は、蝶番金物3の下端部の突軸部26を拘束部1
0の夫々の溝12に嵌め込み、鉄蓋1を第5図に
示す回動位置にして上端部の突軸部23を鉄蓋1
の下面の開口溝7に挿入し開口部に必要に応じて
抜け止め用のボルト32を通してナツトで止め
る。開口部をボルト32で閉じることにより突軸
部23が開口溝7から外れることはない。
は、蝶番金物3の下端部の突軸部26を拘束部1
0の夫々の溝12に嵌め込み、鉄蓋1を第5図に
示す回動位置にして上端部の突軸部23を鉄蓋1
の下面の開口溝7に挿入し開口部に必要に応じて
抜け止め用のボルト32を通してナツトで止め
る。開口部をボルト32で閉じることにより突軸
部23が開口溝7から外れることはない。
次に鉄蓋1を90度を越える半開位置に開く手順
を説明する。本実施例ではこの半開位置を略110
度と略120度の2箇所の半開位置にすることがで
きる。
を説明する。本実施例ではこの半開位置を略110
度と略120度の2箇所の半開位置にすることがで
きる。
この時の各部の位置関係を説明すると、第1図
に示す閉蓋状態から鉄蓋1を少しずつ開くと第5
図に示すように鉄蓋1の外縁部下縁15が凸部1
3,14を設けていない傾斜面11b上を滑り。
他方の傾斜面11aの凸部13,14は鉄蓋1外
縁部下縁15の切り欠き部16と対応した位置に
あるので凸部13,14は鉄蓋1外縁部下縁15
に接触しない位置にある。鉄蓋1を略90度まで開
き、さらに開方向に回動させていくと第6図に示
すように鉄蓋1の外縁部上縁28が拘束部10の
傾斜面11aの上側の凸部13に乗り上げて鉄蓋
上面29が受枠上端の内縁30に当接し、略110
度の回動位置になる。この位置では、鉄蓋1の自
重により受枠上端の内縁30を中心に開蓋しよう
とするが、蝶番金物3の下端部22の突軸部26
が拘束部の溝12上端で係止されているので鉄蓋
の外縁部上縁28はこの上側の凸部13を乗り越
えて下に滑らないので鉄蓋1はこの略110度の開
蓋位置を維持する。次に略120度の開蓋位置にす
るには、鉄蓋1を少し起して鉄蓋1を少し内側に
移動させて鉄蓋1の外縁部上縁28を下側の凸部
14に乗り上げた位置まで滑らせて、このまま鉄
蓋上面29を受枠2の上端の内縁30に当接させ
ると鉄蓋下面の外縁部31が蝶番金物中央部21
の受枠2側の凹部33に当接する。鉄蓋1の重量
はこの受枠上端の内縁30にかかり、蝶番金物3
の下端の突軸部26は拘束部10に係合している
ので鉄蓋1はこの120度の半開位置を維持する。
に示す閉蓋状態から鉄蓋1を少しずつ開くと第5
図に示すように鉄蓋1の外縁部下縁15が凸部1
3,14を設けていない傾斜面11b上を滑り。
他方の傾斜面11aの凸部13,14は鉄蓋1外
縁部下縁15の切り欠き部16と対応した位置に
あるので凸部13,14は鉄蓋1外縁部下縁15
に接触しない位置にある。鉄蓋1を略90度まで開
き、さらに開方向に回動させていくと第6図に示
すように鉄蓋1の外縁部上縁28が拘束部10の
傾斜面11aの上側の凸部13に乗り上げて鉄蓋
上面29が受枠上端の内縁30に当接し、略110
度の回動位置になる。この位置では、鉄蓋1の自
重により受枠上端の内縁30を中心に開蓋しよう
とするが、蝶番金物3の下端部22の突軸部26
が拘束部の溝12上端で係止されているので鉄蓋
の外縁部上縁28はこの上側の凸部13を乗り越
えて下に滑らないので鉄蓋1はこの略110度の開
蓋位置を維持する。次に略120度の開蓋位置にす
るには、鉄蓋1を少し起して鉄蓋1を少し内側に
移動させて鉄蓋1の外縁部上縁28を下側の凸部
14に乗り上げた位置まで滑らせて、このまま鉄
蓋上面29を受枠2の上端の内縁30に当接させ
ると鉄蓋下面の外縁部31が蝶番金物中央部21
の受枠2側の凹部33に当接する。鉄蓋1の重量
はこの受枠上端の内縁30にかかり、蝶番金物3
の下端の突軸部26は拘束部10に係合している
ので鉄蓋1はこの120度の半開位置を維持する。
次に鉄蓋1の110度及び120度の半開位置から閉
蓋方向に回動したときの閉蓋防止装置の作用を説
明する。鉄蓋1を120度の半開位置から閉じる方
向に回動していくと第8図に示すように懸垂部4
の係合部25が被係合部17の上面に当接し、鉄
蓋外縁部上縁28が拘束部傾斜面の上側の凸部1
3で係止されて閉蓋が防止される。また鉄蓋1の
この縁部28が上側の凸部13を乗り越えて上側
に移動したとしても第9図に示すように鉄蓋1が
略90度の位置まで閉蓋方向に回動すると鉄蓋1の
外縁部上縁28は受枠2の内側面に当接して鉄蓋
1の閉蓋を完全に防止することができる。
蓋方向に回動したときの閉蓋防止装置の作用を説
明する。鉄蓋1を120度の半開位置から閉じる方
向に回動していくと第8図に示すように懸垂部4
の係合部25が被係合部17の上面に当接し、鉄
蓋外縁部上縁28が拘束部傾斜面の上側の凸部1
3で係止されて閉蓋が防止される。また鉄蓋1の
この縁部28が上側の凸部13を乗り越えて上側
に移動したとしても第9図に示すように鉄蓋1が
略90度の位置まで閉蓋方向に回動すると鉄蓋1の
外縁部上縁28は受枠2の内側面に当接して鉄蓋
1の閉蓋を完全に防止することができる。
鉄蓋1を閉蓋するときは第6図に示す位置まで
鉄蓋1を一旦開く方向に回動して懸垂部4の係合
部25を被係合部上面17から離した状態にし
て、懸垂部4を仮想線で示す位置に回動すれば鉄
蓋1を閉蓋位置まで回動することができる。
鉄蓋1を一旦開く方向に回動して懸垂部4の係合
部25を被係合部上面17から離した状態にし
て、懸垂部4を仮想線で示す位置に回動すれば鉄
蓋1を閉蓋位置まで回動することができる。
なお、この実施例では、鉄蓋表面のレジンモル
タル18を充填する部分に蝶番金物3の上端部2
0を係合する係合部8が突出しておらず、鉄蓋下
面の平面部より下側にある蝶番構造の例で示した
が、第10図に示すように係合部8が鉄蓋下面の
平面部より上側に突出した蝶番構造にも利用する
ことができる。
タル18を充填する部分に蝶番金物3の上端部2
0を係合する係合部8が突出しておらず、鉄蓋下
面の平面部より下側にある蝶番構造の例で示した
が、第10図に示すように係合部8が鉄蓋下面の
平面部より上側に突出した蝶番構造にも利用する
ことができる。
〈考案の効果〉
この考案によれば、作業者が鉄蓋1を90度を越
える半開位置に回動した後閉蓋防止装置のセツト
をしなくても、懸垂部の係合部と被係合部が自動
的に係合して閉蓋を防止する装置として働くの
で、この装置が破損しない限り蓋が倒れて閉蓋す
ることがなく作業者は、安全に作業ができるとい
う効果がある。
える半開位置に回動した後閉蓋防止装置のセツト
をしなくても、懸垂部の係合部と被係合部が自動
的に係合して閉蓋を防止する装置として働くの
で、この装置が破損しない限り蓋が倒れて閉蓋す
ることがなく作業者は、安全に作業ができるとい
う効果がある。
第1図はこの考案の1実施例の主要部縦断側面
図(第3図のA−A断面拡大図)、第2図は同主
要部の部分破断正面図、第3図は同実施例の概略
平面図、第4図aは同実施例の懸垂部の正面図、
bはaの側面図、第5図は同実施例の係合部と蝶
番金物とを組付ける回動位置を示す第1図と同じ
断面図、第6図は鉄蓋の110度の半開位置を示す
第1図と同じ断面図、第7図は鉄蓋の120度の半
開位置を示す第1図と同じ断面図、第8図は鉄蓋
が略110度の回動位置で懸垂部の係合部が被係合
部に係合した状態を示す第1図と同じ断面図、第
9図は鉄蓋の上面が受枠の内側面に当接し懸垂部
の係合部が被係合部に係合した状態を示す第1図
と同じ断面図、第10図は同実施例の閉蓋防止装
置を他の蝶番構造に利用したものを示す第1図と
同じ断面図である。 1……鉄蓋、2……受枠、3……蝶番金物、4
……懸垂部、6……開閉方向溝、7……開口溝、
8……係合部、10……拘束部、17……被係合
部、18……レジンモルタル、25……懸垂部の
係合部、29……鉄蓋上面。
図(第3図のA−A断面拡大図)、第2図は同主
要部の部分破断正面図、第3図は同実施例の概略
平面図、第4図aは同実施例の懸垂部の正面図、
bはaの側面図、第5図は同実施例の係合部と蝶
番金物とを組付ける回動位置を示す第1図と同じ
断面図、第6図は鉄蓋の110度の半開位置を示す
第1図と同じ断面図、第7図は鉄蓋の120度の半
開位置を示す第1図と同じ断面図、第8図は鉄蓋
が略110度の回動位置で懸垂部の係合部が被係合
部に係合した状態を示す第1図と同じ断面図、第
9図は鉄蓋の上面が受枠の内側面に当接し懸垂部
の係合部が被係合部に係合した状態を示す第1図
と同じ断面図、第10図は同実施例の閉蓋防止装
置を他の蝶番構造に利用したものを示す第1図と
同じ断面図である。 1……鉄蓋、2……受枠、3……蝶番金物、4
……懸垂部、6……開閉方向溝、7……開口溝、
8……係合部、10……拘束部、17……被係合
部、18……レジンモルタル、25……懸垂部の
係合部、29……鉄蓋上面。
Claims (1)
- 上端部が開口部を開閉する鉄蓋下面の外縁部寄
りに回動可能に係合し上記上端部から内側斜め下
方の中央部に連なりこの中央部で屈曲し外側斜め
下方の下端部に至る略く字形の蝶番金物と、上記
開口部を形成する受枠の内側に突出し上記蝶番金
物の下端部を上記上端部の回動面に平行に回動す
るようにかつその下端部を上下方向のみ変位可能
に拘束する拘束部と、その拘束部に内側に突出し
て設けたた被係合部と、上記蝶番金物の中央部に
上記回動面に平行に回動自在に枢支され上記鉄蓋
が略半開位置で下面が上記被係合部の上面と係合
する係合部を有する懸垂部とからなる半開き鉄蓋
の閉蓋防止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5803387U JPH0540119Y2 (ja) | 1987-04-16 | 1987-04-16 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5803387U JPH0540119Y2 (ja) | 1987-04-16 | 1987-04-16 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63165344U JPS63165344U (ja) | 1988-10-27 |
JPH0540119Y2 true JPH0540119Y2 (ja) | 1993-10-12 |
Family
ID=30888268
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5803387U Expired - Lifetime JPH0540119Y2 (ja) | 1987-04-16 | 1987-04-16 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0540119Y2 (ja) |
-
1987
- 1987-04-16 JP JP5803387U patent/JPH0540119Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63165344U (ja) | 1988-10-27 |
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