JPH0315671Y2 - - Google Patents

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JPH0315671Y2
JPH0315671Y2 JP1986064625U JP6462586U JPH0315671Y2 JP H0315671 Y2 JPH0315671 Y2 JP H0315671Y2 JP 1986064625 U JP1986064625 U JP 1986064625U JP 6462586 U JP6462586 U JP 6462586U JP H0315671 Y2 JPH0315671 Y2 JP H0315671Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この考案は、地下構造物用の溝蓋や鉄蓋などに
使用する蝶番装置に関する。
〈従来の技術〉 地下構造物用の溝蓋や鉄蓋などにはその開閉操
作を容易にするために、例えば第8図に示すよう
に、溝蓋1とそれを支持する受枠2との間に蝶番
装置100が取付けられることが多い。このほか
に受枠から蓋体を分離できるものとして、例えば
実開昭60−50279号公報記載のものがある。
〈考案が解決しようとする問題点〉 しかし、従来の蝶番装置は一度蓋と受枠とを連
結すると、それらを容易に分離することができな
いように構成されていた。従つて、従来では、蓋
と受枠の保管や運搬、あるいは工事現場での据付
作業に不便があつた。このため、前記公報記載の
受枠と蓋体とを施工現場で連結できるものが考案
されたが、その連結及び分離操作は必ずしも容易
なものではなく、連結後の外れ止めにピンを挿入
する構成であるため、別部品のピンが必要である
上にピンの挿入孔に塗料が付くと現場でピンを挿
入できなくなる問題や一旦挿入したピンは取外し
が必ずしも容易でないなどの問題もあつた。
〈問題点を解決するための手段〉 そこで、この考案は上記従来の欠点を解決する
ために次のように蝶番装置を構成して、蓋とその
受枠との連結及び分離が容易に可能となるように
した。
すなわち、この考案の手段は、内側に長方形又
は正方形の開口を形成する受枠体と、この受枠体
の上記開口を閉じるように上方から嵌入した四角
形の蓋体と、この蓋体の一辺とその一辺に対応す
る受枠体の一辺との間に設けられる蝶番装置であ
つて、上記蓋体の上記蝶番装置を設ける辺の外縁
に凹設した切欠きと、この切欠きの下側に位置す
るように上記受枠体に設けた水平壁状部を上下に
貫通して穿設された円と異なる異形断面の孔と、
上記切欠き内に納まる上部を有しその上部から下
方へ伸延し上記異形断面の孔を余裕をもつて通り
抜け下端に鍔状部を形成されている上部よりも細
い伸延部を有する連結部材と、その連結部材の上
記上部に水平方向に穿設された貫通孔を通り上記
切欠きの対向する内側面間に跨つて上記一辺に平
行に設けられ連結部材を上記蓋体に支持している
軸部材とからなり、上記連結部材の貫通孔が、連
結部材を上方へ持上げ可能に上下に長い長孔部と
なるように下方へ拡大形成されていると共にその
長孔部の下側縁と上記軸部材との接した持上げ状
態で上下方向軸線の回りに連結部材を一定角度だ
け回動可能に切欠部を形成され、上記鍔状部が、
上記連結部材の上記一定角度回動した状態でのみ
上記蓋体と共に上昇させることにより上記異形断
面の孔を通り抜けるような形状及び大きさに決め
られていることを特徴とする。
〈作用〉 上記手段によれば、連結部材の上部が蓋体の切
欠き内にあつて連結部材が軸部材に支持された閉
蓋状態であるとき、蓋体を持上げると連結部材の
伸延部の長さだけ持上つてから、鍔状部と水平壁
状部の下面とが係合するようになり、軸部材を中
心に蓋体が開閉可能となるが、その状態では蓋体
を受枠体から分離できない。分離のためには、上
記閉蓋状態において、連結部材をその上部を操作
して持上げてから回動可能な一定角度だけ回動さ
せると、鍔状部が水平壁状部の異形断面の孔を通
り抜ける位置関係となる。従つてこの状態で蓋体
を持上げると、受枠体から蓋体を分離できる。連
結は分離と全く逆の手順で行うことができる。
〈実施例〉 以下、図を参照してこの考案の1実施例を説明
する。
第1図において、1は長方形で格子状の溝蓋で
あり、2はその溝蓋を支持する受枠である。この
受枠2は第6図に示すように溝3を跨いで据付け
られる。4は連結部材であり、その上部には軸部
材6が貫通していて、これらの部材によつて蝶番
装置が構成されている。この蝶番装置は溝蓋1と
受枠2とを連結した状態にある。その連結部材4
の頭部41は第2図に示すように長方形に形成さ
れていて、その対向する両短縁のほぼ中央にはつ
まみ用の切欠き42が設けられている。頭部41
の下方には大径の円柱部43が、更にその下方に
は小径で細長い円柱状伸延部44がそれぞれ形成
されている。連結部材4の上部は第2図に示すよ
うに溝蓋1の端縁部に設けられたコ字状の切欠き
11内に挿入されていて、その切欠き内の対向す
る両側壁12,12には軸部材6が取付けられて
いる。なお、連結部材4の頭部41の長縁は切欠
き11の両側壁12,12の間隔よりも長くなる
ように形成されている。また、連結部材4の下部
は受枠2の格納室22の天井を形成している水平
壁状部に穿設された孔21を介してその格納室内
に挿入されている。
軸部材6の貫通孔45は連結部材4の円柱部4
3に設けられていて、連結部材4が軸部材6と連
動することなく単独で下方の定位置から上方へ頭
部41が溝蓋1の内部から外部へ突出する上方位
置Hまで移動可能となるようにするための上下方
向に伸びた長孔部45aと、その上方位置におい
て連結部材4がその中心線Aの回りに90度回動可
能となるようにするための、縦長孔部45aの下
部と連通した切欠部45bとによつて形成されて
いる。貫通孔45をB−B線に沿つて切断した時
のその切欠部45bの形状を第3図に示す。
連結部材4の伸延部44の下端には楕円形状の
鍔部44aが形成されている。この鍔部44aは
受枠2の格納室22の内に収納されている。蝶番
装置が第1図に示す状態にある時、すなわち溝蓋
1と受枠2とを連結している時には、鍔部44a
は第4図に示すように、その長軸が格納室22の
天井に設けられた楕円形の孔21の長軸と直交し
ていて、鍔部44aが孔21を介して格納室22
の外部へ出ることができないようになつている。
なお、格納室22の内21はその長軸と鍔部44
aの長軸との方向が一致した時のみ、鍔部44a
が通過できる程度の大きさに形成されている。
以上に述べた蝶番装置は、第5図に示すよう
に、例えば長方形の1枚の溝蓋1に対してその端
縁部の2個所のコ字状の切欠き11内に取付けら
れる。
第1図は溝蓋1の閉蓋時の蝶番装置の状態を示
し、第6図は溝蓋1の開蓋時の状態を示す。いず
れの場合も、連結部材4はその貫通孔45の長孔
部45aの上側縁が軸部材6と係合しており、こ
の係合は連結部材4の自重によつて維持されてい
る。
次に、溝蓋1と受枠2との連結を解除して双方
を分離する時の蝶番装置の操作を第7図によつて
説明する。先ず、第7図aに示すように、連結部
材4の頭部41の切欠き42をつまみ、その連結
部材を矢印方向に持ち上げて下方の定位置から上
方位置Hまで移動させる。この時、軸部材6は連
結部材4の貫通孔45の長孔部45aの上側縁を
離れてその下側縁と係合する。次に、第7図bに
示すように、連結部材4をその上方位置Hにおい
て中心線Aの回りに90度回動させる。この時、貫
通孔45の切欠部45bに対する軸部材6の位置
は第3図に示すように、実線の位置から2点鎖線
の位置まで90度移動する。また、連結部材4が90
度回動するとその下端の鍔部44aも第4図に示
す位置から90度回動する。それ故、鍔部44aの
長軸が格納室22の孔21の長軸と同じ方向を向
き、鍔部44aが孔21を通過することができる
状態になる。この時、連結部材4の頭部41は溝
蓋1のコ字状の切欠き11に対して第2図の実線
位置から90度回動して2点鎖線位置まで移動し、
第7図cに示すように、切欠き11を跨ぐ。この
時点では、連結部材4の頭部41の切欠き42を
つまむ手を離しても連結部材4は切欠き11の両
側壁12,12の上部で支持されるので、鍔部4
4aが孔21を通過することができる状態、すな
わち溝蓋1と受枠2との分離可能な状態は維持さ
れる。従つて、この状態で溝蓋1を持ち上げる
と、第7図dに示すように、連結部材4の下端の
鍔部44aは孔21を通つて格納室22の外へ出
るので、溝蓋1と受枠2とは分離される。
溝蓋1と受枠2とを連結する時は、上述の分離
操作を逆に行なえばよい。
〈考案の効果〉 以上述べたように、本願考案の蝶番装置によれ
ば蓋体と受枠体との連結及び分離を容易に行なう
ことができるので、これらの蓋体や受枠体の保管
及び運搬、あるいは現場での据付作業が非常に簡
単になる。また、蓋体と受枠体とが連結状態にあ
る時に蝶番装置の連結部材の頭部が蓋体内に収ま
るようにすれば、外観をよくし、しかも蓋体の盗
難を防ぐことも可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図と第2図は閉蓋状態にある蓋体と受枠体
とを連結したこの考案の蝶番装置の1実施例の構
造を示す図、第3図は第1図のB−B線に沿つて
切断した断面を示す図、第4図は第1図のC−C
線に沿つて切断した断面を示す図、第5図は1枚
の蓋体における第1図の蝶番装置の取付け位置を
示す図、第6図は第1図の蝶番装置によつて受枠
体に連結された蓋体の開蓋状態を示す図、第7図
a乃至第7図dは連結された蓋体と受枠体とを分
離するための第1図の蝶番装置の操作を示す図、
第8図は従来の蝶番装置を示す図、である。 1……蓋体、2……受枠体、4……連結部材、
6……軸部材、21……異形断面の孔、44……
伸延部、44a……鍔部、45……貫通孔、45
a……長孔部、45b……切欠部、H……連結部
材の上方位置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内側に長方形又は正方形の開口を形成する受枠
    体と、この受枠体の上記開口を閉じるように上方
    から嵌入した四角形の蓋体と、この蓋体の一辺と
    その一辺に対応する受枠体の一辺との間に設けら
    れる蝶番装置であつて、上記蓋体の上記蝶番装置
    を設ける辺の外縁に凹設した切欠きと、この切欠
    きの下側に位置するように上記受枠体に設けた水
    平壁状部を上下に貫通して穿設された円と異なる
    異形断面の孔と、上記切欠き内に納まる上部を有
    しその上部から下方へ伸延し上記異形断面の孔を
    余裕をもつて通り抜け下端に鍔状部を形成されて
    いる上部よりも細い伸延部を有する連結部材と、
    その連結部材の上記上部に水平方向に穿設された
    貫通孔を通り上記切欠きの対向する内側面間に跨
    つて上記一辺に平行に設けられ連結部材を上記蓋
    体に支持している軸部材とからなり、上記連結部
    材の貫通孔が、連結部材を上方へ持上げ可能に上
    下に長い長孔部となるように下方へ拡大形成され
    ていると共にその長孔部の下側縁と上記軸部材と
    の接した持上げ状態で上下方向軸線の回りに連結
    部材を一定角度だけ回動可能に切欠部を形成さ
    れ、上記鍔状部が、上記連結部材の上記一定角度
    回動した状態でのみ上記蓋体と共に上昇させるこ
    とにより上記異形断面の孔を通り抜けるような形
    状及び大きさに決められていることを特徴とする
    蝶番装置。
JP1986064625U 1986-04-28 1986-04-28 Expired JPH0315671Y2 (ja)

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JPS62176281U JPS62176281U (ja) 1987-11-09
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JPS62176281U (ja) 1987-11-09

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