JPH0319959A - セラミック系繊維製品の製造方法 - Google Patents
セラミック系繊維製品の製造方法Info
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- JPH0319959A JPH0319959A JP1155538A JP15553889A JPH0319959A JP H0319959 A JPH0319959 A JP H0319959A JP 1155538 A JP1155538 A JP 1155538A JP 15553889 A JP15553889 A JP 15553889A JP H0319959 A JPH0319959 A JP H0319959A
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は耐熱防具、耐火パッキング、耐火被覆用テープ
等の耐熱性を有するセラごツタ系繊維製品の製造方法に
関するものである. [従来の技術] 従来、耐熱防具、耐火パンキング、耐火被覆用テープ等
の耐熱性を有する製品としては、石綿により形成された
ものが一般的であった.ところ力【、石綿が人体に及ぼ
す影響が近年社会的問題となり、この石綿の代替品の一
つとしてセラξツク糸織維からなる製品が開発されてい
る。
等の耐熱性を有するセラごツタ系繊維製品の製造方法に
関するものである. [従来の技術] 従来、耐熱防具、耐火パンキング、耐火被覆用テープ等
の耐熱性を有する製品としては、石綿により形成された
ものが一般的であった.ところ力【、石綿が人体に及ぼ
す影響が近年社会的問題となり、この石綿の代替品の一
つとしてセラξツク糸織維からなる製品が開発されてい
る。
前記セラミック系繊維は耐熱性や耐火性に優れる反面、
■繊維長が短く、■塊や粉末状をなす部分を含有し、■
ショットと呼ばれる繊維状にできない部分がある等の点
から可紡性が低く、このままでは紡績を行うことが困難
である。そこで、前記セラξツク系繊維から耐熱性製品
を製造するには次のような製造方法が採られている。
■繊維長が短く、■塊や粉末状をなす部分を含有し、■
ショットと呼ばれる繊維状にできない部分がある等の点
から可紡性が低く、このままでは紡績を行うことが困難
である。そこで、前記セラξツク系繊維から耐熱性製品
を製造するには次のような製造方法が採られている。
すなわち、セラξツク系繊維の可紡性を向上させるため
に、前紡工程において、セルロース等の繊維素繊維から
なるレーヨンのスフをセラξンク系繊維中に混入する。
に、前紡工程において、セルロース等の繊維素繊維から
なるレーヨンのスフをセラξンク系繊維中に混入する。
そして、通常の紡績と同様に、前記スフが混入されたセ
ラミック系繊維をカードにかけ、mW状のウェンブをコ
ンデンサで紐状のロービングにするか又はスライバにし
た後、これをさらに引き伸ばし撚りをかけて紡績糸にす
る. 前記のように形成された紡績糸を用いて織布、編物、合
撚糸等を形成した後、それらに混入されたスフを燃焼す
る.すると、スフが除去されて目的とする耐熱性製品が
得られる.また、製品によっては燃焼によるスフの除去
を省略する場合もある。
ラミック系繊維をカードにかけ、mW状のウェンブをコ
ンデンサで紐状のロービングにするか又はスライバにし
た後、これをさらに引き伸ばし撚りをかけて紡績糸にす
る. 前記のように形成された紡績糸を用いて織布、編物、合
撚糸等を形成した後、それらに混入されたスフを燃焼す
る.すると、スフが除去されて目的とする耐熱性製品が
得られる.また、製品によっては燃焼によるスフの除去
を省略する場合もある。
[発明が解決しようとする課題]
ところが、前記従来の製造方法において、織布、編物、
合撚糸等を燃焼させた場合、それらの表面のスフを除去
することはできても、内部のスフを完全に燃焼させるこ
とが難しく、一部のスフが残ることがある.従って、こ
のような製造方法ではセラξツク系繊維のみからなる製
品を製造することが困難であった. また、前記のように燃焼によりスフを除去しようとする
と織布、織物、合撚糸等の表面が変色してしまい、製品
価値が下がるという問題もあった.本発明は前記問題点
を鑑みてなされたものであり、その目的はセラξツク系
繊維のみからなる耐熱性製品を簡単な工程で製造でき、
しかもその工程において製品表面を変色させることがな
いセラξソク系繊維製品の製造方法を提供することにあ
る。
合撚糸等を燃焼させた場合、それらの表面のスフを除去
することはできても、内部のスフを完全に燃焼させるこ
とが難しく、一部のスフが残ることがある.従って、こ
のような製造方法ではセラξツク系繊維のみからなる製
品を製造することが困難であった. また、前記のように燃焼によりスフを除去しようとする
と織布、織物、合撚糸等の表面が変色してしまい、製品
価値が下がるという問題もあった.本発明は前記問題点
を鑑みてなされたものであり、その目的はセラξツク系
繊維のみからなる耐熱性製品を簡単な工程で製造でき、
しかもその工程において製品表面を変色させることがな
いセラξソク系繊維製品の製造方法を提供することにあ
る。
[課題を解決するための手段]
そこで、前記目的を達或するため本発明は、セラミック
系繊維に水溶性繊維を混入して紡績糸を形成し、この紡
績糸により織布,ws物又は合撚糸を形成した後、同織
布,編物又は合撚糸を温湯に浸漬して水溶性繊維を溶解
除去するセラξツク系繊維製品の製造方法を要旨とする
ものである。
系繊維に水溶性繊維を混入して紡績糸を形成し、この紡
績糸により織布,ws物又は合撚糸を形成した後、同織
布,編物又は合撚糸を温湯に浸漬して水溶性繊維を溶解
除去するセラξツク系繊維製品の製造方法を要旨とする
ものである。
[作用]
セラξツク系繊維はそれ自体可紡性が低く紡績が困難で
あるが、水溶性繊維が混入されることにより、同セラミ
ンク系繊維相互の繋がりが良くなり収束性が向上する。
あるが、水溶性繊維が混入されることにより、同セラミ
ンク系繊維相互の繋がりが良くなり収束性が向上する。
このため、セラミック系繊維と水溶性繊維とからなる紡
績糸を得ることが可能となる. 前記紡績糸により織布,編物又は合撚糸が形成された後
これらを温湯に浸漬すると、水溶性繊維が溶解除去され
てセラミック系繊維が残るので、同セラミック系繊維の
みからなる耐熱性製品が得られる. [実施例] 以下、本発明をセラミック系繊維製品としての耐熱防具
用布地を製造する方法に具体化したー実施例を工程毎に
説明する。ここで、セラくツク系織維としては、アルξ
ノシリケート系繊維、アルミナ繊維、ロソクウール等が
挙げられる.く紡績工程〉 まず、セラごツク系繊維の綿状集合体に、水溶性繊維と
しての水溶性ビニロンからなるスフを混入する。この水
溶性ビニロンはPVA (ポリビニルアルコール)を原
料とし、50〜90℃の温湯に浸漬されると溶解するも
のである.このように水溶性ビニロンを混入するのは、
セラミック系繊維だけでは可紡性が低く紡績できないか
らであり、この水溶性ビニロンでセラミック系繊維相互
を繋いで集束性を向上させるためである.前記水溶性ビ
ニロンの混合割合は3〜20重量%であることが好まし
く、3%未満ではセラξツク系繊維同志を繋ぐ作用が十
分発揮されず、また20%よりも多くてもその作用がか
わらず、コストアップの原因となる。
績糸を得ることが可能となる. 前記紡績糸により織布,編物又は合撚糸が形成された後
これらを温湯に浸漬すると、水溶性繊維が溶解除去され
てセラミック系繊維が残るので、同セラミック系繊維の
みからなる耐熱性製品が得られる. [実施例] 以下、本発明をセラミック系繊維製品としての耐熱防具
用布地を製造する方法に具体化したー実施例を工程毎に
説明する。ここで、セラくツク系織維としては、アルξ
ノシリケート系繊維、アルミナ繊維、ロソクウール等が
挙げられる.く紡績工程〉 まず、セラごツク系繊維の綿状集合体に、水溶性繊維と
しての水溶性ビニロンからなるスフを混入する。この水
溶性ビニロンはPVA (ポリビニルアルコール)を原
料とし、50〜90℃の温湯に浸漬されると溶解するも
のである.このように水溶性ビニロンを混入するのは、
セラミック系繊維だけでは可紡性が低く紡績できないか
らであり、この水溶性ビニロンでセラミック系繊維相互
を繋いで集束性を向上させるためである.前記水溶性ビ
ニロンの混合割合は3〜20重量%であることが好まし
く、3%未満ではセラξツク系繊維同志を繋ぐ作用が十
分発揮されず、また20%よりも多くてもその作用がか
わらず、コストアップの原因となる。
続いて、前記のように水溶性ビニロンが混入されたセラ
稟ツタ系繊維をカードにかけ、両繊維を引き伸ばして平
行状態に揃える。すると、セラξック系繊維と水溶性ビ
ニロンとが太いひものような形に集束され、スライバー
が形成される。また、前記両繊維をカードにかけた後、
薄膜状のウエツプをコンデンサで紐状のロービングにし
てもよい。
稟ツタ系繊維をカードにかけ、両繊維を引き伸ばして平
行状態に揃える。すると、セラξック系繊維と水溶性ビ
ニロンとが太いひものような形に集束され、スライバー
が形成される。また、前記両繊維をカードにかけた後、
薄膜状のウエツプをコンデンサで紐状のロービングにし
てもよい。
そして、スライバー又はロービングを規定の番手に引き
伸ばし細くしてフリースを形成する。
伸ばし細くしてフリースを形成する。
次に、前記フリースの回りに、水溶性ビニロンからなる
フィラメントをバインダとして巻き付けると、紡績糸と
してのラッピング糸が形成される。
フィラメントをバインダとして巻き付けると、紡績糸と
してのラッピング糸が形成される。
また、前記のようにフィラメントを巻き付けるのではな
く、リング精紡機によりフリース自身に撚りをかけて、
紡績糸としてのリング糸を形成することもできる。前記
ラッピング糸及びリング糸はチーズ又はコーンの形に仕
上げる。
く、リング精紡機によりフリース自身に撚りをかけて、
紡績糸としてのリング糸を形成することもできる。前記
ラッピング糸及びリング糸はチーズ又はコーンの形に仕
上げる。
く製織工程〉
前記紡績工程で得られたラフピング糸又はリング糸を経
糸及び緯糸として用い、経糸に糊を塗布した後、両糸を
織機にかけて織布を製織する.このように形成された織
布中には水溶性ビニロンが混入されたままである。
糸及び緯糸として用い、経糸に糊を塗布した後、両糸を
織機にかけて織布を製織する.このように形成された織
布中には水溶性ビニロンが混入されたままである。
〈浸漬工程〉
処理槽内に貯留した水を予め50〜90℃の温度に加熱
しておき、この温湯中に前記織布を投入して30〜60
分程度浸漬すると、その織布巾の水溶性ビニロンが温湯
に溶解する。このときの浴比は織布1に対し温湯を30
以上にすると、水溶性ビニロンを効果的に溶解させるこ
とができる。
しておき、この温湯中に前記織布を投入して30〜60
分程度浸漬すると、その織布巾の水溶性ビニロンが温湯
に溶解する。このときの浴比は織布1に対し温湯を30
以上にすると、水溶性ビニロンを効果的に溶解させるこ
とができる。
また、温湯や織布を攪拌させるとさらに水溶性ビニロン
の溶解が促進される。
の溶解が促進される。
前記水溶性ビニロンの溶解が完了したら、新しい温湯で
前記織布を十分洗浄して水溶性ビニロンを完全に除去す
る。そして、織布の洗浄後、これを乾燥すると目的とす
る耐熱防具用布地が得られる。
前記織布を十分洗浄して水溶性ビニロンを完全に除去す
る。そして、織布の洗浄後、これを乾燥すると目的とす
る耐熱防具用布地が得られる。
このようにして製造された耐熱防具用布地においては、
セラミック系繊維の混紡時に用いた水溶性ビニロンが簡
単な工程で完全に溶解除去されて、セラ≧ツク系繊維の
みが残る。そのため、従来のものよりも純度の高い耐熱
防具用布地が得られることになる。また、セラξソク系
繊維同志を繋ぐためのレーヨンのスフを燃焼する工程が
不要となるので、この燃焼による変色が起こらず、表面
品位の良い耐熱性製品を得ることができる。
セラミック系繊維の混紡時に用いた水溶性ビニロンが簡
単な工程で完全に溶解除去されて、セラ≧ツク系繊維の
みが残る。そのため、従来のものよりも純度の高い耐熱
防具用布地が得られることになる。また、セラξソク系
繊維同志を繋ぐためのレーヨンのスフを燃焼する工程が
不要となるので、この燃焼による変色が起こらず、表面
品位の良い耐熱性製品を得ることができる。
なお、本発明は前記実施例の構成に限定されるものでは
なく、例えば以下のように発明の趣旨から逸脱しない範
囲で任意に変更して具体化することもできる。
なく、例えば以下のように発明の趣旨から逸脱しない範
囲で任意に変更して具体化することもできる。
(1)前記実施例では紡績工程でフリースの回りに水溶
性ビニロンのフィラメントを巻き付けて紡績糸としたが
、この紡績糸の強度を増すために、水溶性ビニロンにか
えてガラス繊維、ステンレス繊維のフィラメント等を巻
き付けてもよい。また、可紡性及び強度保持のために、
フリース内にフィラメントを入れてもよい。
性ビニロンのフィラメントを巻き付けて紡績糸としたが
、この紡績糸の強度を増すために、水溶性ビニロンにか
えてガラス繊維、ステンレス繊維のフィラメント等を巻
き付けてもよい。また、可紡性及び強度保持のために、
フリース内にフィラメントを入れてもよい。
(2)本発明は耐熱防具用布地以外に゛も、熱遮蔽5用
耐熱カーテンZ耐火被覆用テープ、耐火パッキング等の
織布や編物、さらには耐火ロープ等の合撚糸等、耐熱性
の要求される部位に用いられる各種耐熱性製品を製造す
る場合に適用することができる。
耐熱カーテンZ耐火被覆用テープ、耐火パッキング等の
織布や編物、さらには耐火ロープ等の合撚糸等、耐熱性
の要求される部位に用いられる各種耐熱性製品を製造す
る場合に適用することができる。
(3)水溶性ビニロンに可水溶性油剤を併せて使用して
もよい。
もよい。
[発明の効果]
以上詳述したように、本発明の製造方法によれば、セラ
ミック系繊維のみからなる耐熱性製品を簡単な工程で製
造でき、しかもその工程において製品表面を変色させる
ことがなく、表面品位のよい耐熱性製品を製造できると
いう優れた効果を奏する。
ミック系繊維のみからなる耐熱性製品を簡単な工程で製
造でき、しかもその工程において製品表面を変色させる
ことがなく、表面品位のよい耐熱性製品を製造できると
いう優れた効果を奏する。
Claims (1)
- 1、セラミック系繊維に水溶性繊維を混入して紡績糸を
形成し、この紡績糸により織布、編物又は合撚糸を形成
した後、同織布、編物又は合撚糸を温湯に浸漬して水溶
性繊維を溶解除去することを特徴とするセラミック系繊
維製品の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1155538A JPH0319959A (ja) | 1989-06-16 | 1989-06-16 | セラミック系繊維製品の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1155538A JPH0319959A (ja) | 1989-06-16 | 1989-06-16 | セラミック系繊維製品の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0319959A true JPH0319959A (ja) | 1991-01-29 |
Family
ID=15608254
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1155538A Pending JPH0319959A (ja) | 1989-06-16 | 1989-06-16 | セラミック系繊維製品の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0319959A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11053614B2 (en) | 2015-06-16 | 2021-07-06 | The Boeing Company | Single-layer ceramic-based knit fabric for high temperature bulb seals |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS53111163A (en) * | 1977-03-04 | 1978-09-28 | Toray Industries | Method of knitting fabrics from fasciated spun yarn |
JPS59228068A (ja) * | 1983-06-10 | 1984-12-21 | 井上 勇太郎 | 炭素繊維製布の製法 |
-
1989
- 1989-06-16 JP JP1155538A patent/JPH0319959A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS53111163A (en) * | 1977-03-04 | 1978-09-28 | Toray Industries | Method of knitting fabrics from fasciated spun yarn |
JPS59228068A (ja) * | 1983-06-10 | 1984-12-21 | 井上 勇太郎 | 炭素繊維製布の製法 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11053614B2 (en) | 2015-06-16 | 2021-07-06 | The Boeing Company | Single-layer ceramic-based knit fabric for high temperature bulb seals |
US11788216B2 (en) | 2015-06-16 | 2023-10-17 | The Boeing Company | Single-layer ceramic-based knit fabric for high temperature bulb seals |
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