JPH03199392A - 銀電解液の浄液方法 - Google Patents

銀電解液の浄液方法

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JPH03199392A
JPH03199392A JP33955989A JP33955989A JPH03199392A JP H03199392 A JPH03199392 A JP H03199392A JP 33955989 A JP33955989 A JP 33955989A JP 33955989 A JP33955989 A JP 33955989A JP H03199392 A JPH03199392 A JP H03199392A
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河本 明宏
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は粗銀を電解して高純度銀を得る銀電解精製にお
いて、電解液を浄液する方法に関する。
〔従来の技術〕
銀の電解精製法では、一般にAu% Pt、 Pa5C
uqPb、 Bi等の不純物を含む粗銀を隔膜袋で覆っ
たものを陽極に、ステンレス鋼板を陰極にして硝酸酸性
硝酸銀溶液中で電解精製する。そしてAgは陰極表面に
電着する。
これを電気銀と云い純度99.99重量%以上となる。
@極中に含まれる不純物のうちAu5Pt、 P’dな
どAgより責な金属は電解液へ溶出せず隔膜袋内に泥(
スライム)として堆積する。そしてこの泥は全精製工程
へと送られる。一方、Agより卑な金属であるCu、 
Pb5Biの殆ど全部とPdの一部が銀電解液中に溶出
してくる。
これらの不純物の銀電解液中の濃度が上昇すると付着、
巻込、電着等により電気銀を汚染する為銀電解液中から
これらの不純物を除去する浄液工程が必要となる。
従来の浄液方法としては、銀電解液中の一部を銀電解終
了時又は電解中に抜き出し、浄液槽に集めて酸化銀を加
えて中和する方法がある。このとき加水分解が起こり銀
電解液中のCu、 Ph、Bi、Pdは水酸化物の沈澱
を生成する。この沈澱を濾過により分離する(例えば特
公昭47−26590号)。その後、濾液は硝酸と純水
でAg濃度及びpHを調整してから、次の電解開始時又
は電解中に銀電解槽へ返送する。一方、沈澱は粗銀の電
解にかける前の精製工程へと繰り返す。
しかしながらこの方法には次のような問題点があった。
(1)  0uSpb等のAgより卑な金属による電気
銀の汚染は主として付着、巻き込みによるもので、電解
によって針状晶として得られる電気銀を熔解してインゴ
ットにする前に水で洗浄するとか、電解条件を適切に選
ぶことによって付着、巻き込みの生じにくい整った針状
晶が生成するようにすることによっである程度防ぐこと
が出来る。
従って、これら卑な金属の銀電解液中の濃度は多少高く
ても(5〜6 g/!以下程度)差支えないが、Pdは
Agより責な金属であるため次式のような電着反応、置
換反応をおこす。この為低濃度(0,05〜0.06 
g7’l )でも電気銀を汚染する。
Pd2” −1−2e−+Pd     (陰極電着反
応)Pd”+2Ag−ThPd+2Ag”  (電気銀
との置換反応)ところが前記した酸化銀による中和法は
、(1!u、 Pb等と共にPdを除去する方法である
ため、Pd濃度を低く抑えるために頻煩に大量の銀電解
液を中和処理せねばならず、大変手間がかかる。
又、粗銀中のpa品位が高い(Pa1重量%以上)もの
は、銀電解液中のpa濃度の増加に対して洗浄が追い着
かなくなり銀電解精製そのものが困難になる。
(2)中和によって除去された0uSPbSBi、pa
等の不純物の沈澱は銀電解精製工程の前工程である粗銀
精製工程に繰り返される。
粗銀精製工程では0uSPbSBiは除去されるが、P
dは再び粗銀中へ濃縮され銀電解精製工程へ戻ってくる
。従って、Pdの一部が粗銀精製工程と銀電解精製工程
とを循環することになり、粗銀中pa品位がそれだけ高
くなって浄液工程に負担がかかると共にpaの製品化日
数も長くなる結果となる。
又上記した方法の他に、(1!u、 Pb5Bi、P(
lの殆ど全てに選択性のあるイオン交換樹脂に銀電解液
を通液して0uSPbSE1、paイオンの全てを吸着
除去する方法も提案されている(特公昭61−4415
6号)。しかしこの方法では銀電解装置に比して膨大な
量の樹脂と樹脂再生用の薬品が必要で経済的に実施する
ことは不可能に近い。
以上のように従来の方法では、銀電解液中の微量のPd
を除去するのにCu、 Pbと一緒に除去していた。そ
の為処理液量はPdを十分低い濃度に下げれるだけ浄液
しなければならないため膨大な量となり、又、設備、薬
品代はOu、 Pbを同時に処理するように使用する為
これまた大きなものとなり、実操業の大きな負担となっ
ていた。
従って、paのみを選択的に簡便に除去することができ
、0uSPbの浄液と別系統化することができればCu
s Pbの浄液設備への負担を大きく軽減できることが
期待される。
〔発明が解決しようとする課題〕
従って本発明は、Pdを選択的且つ簡便に銀電解液中よ
り除去することにより下記の課題を解決することを目的
とする。
(1)  Pd品位の高い相銀の電解精製を可能にする
(2)除去されたPdを前工程に繰り返すことなく直接
Pd精製工程へ送りPdの製品化日数を短縮する。
(3)  P(lのみをキレート性イオン交換樹脂に吸
着させ、使用樹脂量、付帯設備を小さくする。
〔課題を解決するための手段) 上記課題を解決するために本発明は、少なくともOus
 Pb5P(lのイオンを不純物として含む銀電解液か
らpaイオンのみを、官能基としてイミノジ酢酸基を有
するキレート性イオン交換樹脂で吸着除去することを特
徴とする銀電解液の浄液方法にある。
本発明の浄液法では、不純物として少なくともOus 
P’b、P(Lその他B1等のイオンを含有する銀電解
液を、官能基としてイミノジ酢酸基を有するキレート性
イオン交換樹脂を充填した樹脂筒(カラム)内を通過さ
せ、Pdイオンのみを選択的に吸着除去する。そしてC
uイオン、Pbイオン、Biイオン等の除去は従来の方
法、例えば酸化銀添加による中和法を用いる。
即ち、−回の銀電解の実施の間、銀電解液をほぼ連続的
に上記した樹脂筒(カラム)中を通過させてPtLイオ
ンのみを吸着除去し、Cuイオン、Pbイオン等の除去
は、−回の銀電解操作が終った後銀電解液の必要量を抜
き出して従来法により行なうようにすれば良い。
本発明法に供される銀電解液の代表的組成はAg60〜
100g/11Cu1〜5g/11Pb1〜5g/1S
Bi<0.01g7’l、 Pd0.01〜0.02 
g//l 、遊離硝酸1〜10g/′lである。このよ
うな電解液を官能基としてイミノジ酢酸基を有するキレ
ート性イオン交換樹脂を充填した樹脂筒(カラム)に、
通液速度5V=2〜4(1/1−R・hr)で通過させ
ることにより、Pd濃度0.001gjl以下でその他
の組成には変化のない処理後液が得られる。銀電解液が
硝酸酸性溶液であるため、その酸化作用等により樹脂が
微量溶出して処理後液中に入る。この処理後液をそのま
\銀電解精製に供すると電着銀の形状が悪化し、付着、
巻込等による電気銀の汚染が増大する。その為銀電解槽
へ処理後液を送る前に、処理後液を活性炭で処理して前
記した溶出分を吸着除去しておくことが望ましい。
Pdを吸着させたキレート性イオン交換樹脂は無機酸で
溶離再生して再利用することが出来る。
又、溶離液は高pa濃度であるから、pa精製工程へ原
料として送ることが出来る。使用済樹脂の再生方法とし
ては、まず0.1〜INの硝酸と純水を通液して銀電解
液を洗い出した後、2〜6Nの塩酸を5V=2〜4で通
液してpaを溶離する。その後、純水と0.1〜INの
硝酸を通液して塩素イオンを完全に除去してから再使用
する。
本発明方法に使用する官能基としてイミノジ酢酸基を有
するキレート性イオン交換樹脂は下記のような化学構造
をもつものであり、例えば住友化学工業■製のスミキレ
−) MO−30及びMO−75やサイプロンケミカル
■製の1ONAC−SR−5などがある。
〔作用〕
本発明の銀電解液の浄液方法によれば、銀電解液中のP
dのみを選択的に除去出来るという作用がある。
従って、微量でも銀電解精製に悪影響のあるP(Lイオ
ンの除去を、Cu、、Pb等のイオンの除去と別に行な
うことができるので、Pd含有量の高い粗銀の電解精製
が可能となると共に、浄液工程の負担を軽減出来る。又
、除去されたPdは前工程に繰り返すことな(P(l精
製工程へ送ることができる。
〔実施例〕 実施例1 官能基としてイミノジ酢酸基を有するキレート性イオン
交換樹脂、住友化学工業■製のスミキレ−) MO−3
0を100−樹脂筒(カラム)に充填し、その樹脂筒(
カラム)に銀電解液40000−を通液速度200 W
hr (S V = 2 )にて通液した。銀電解液の
樹脂筒通過前と通過後の品位を表1に示す。
表′  1  銀電解液の品位 表1から、paが選択的に除去されていることが判る。
Pdを吸着させた樹脂に対して、0.IN硝酸1500
 m、純水 500−12N塩酸1000 tt、純水
1500−の順に通液して、樹脂を再生した。再生液の
品位を表2に示す。
表  2  樹脂再生液の品位 表2より(3)塩酸通過液中にP(lが回収されており
、この液はPd品位が高いのでpa精製工程へ送ること
が出来る。
尚、上記樹脂再生工程において、最初の(1)硝酸通過
液はAg+イ:オ゛・ンの除去が目的であり、次の(2
)純水通過液はNO−イオンの除去が目的であり、(3
)塩酸通過液がpaの溶離、最後の(4)純水通過液は
at−イオンの除去が目的である。
実施例2 官能基としてイミノジ酢酸基を有するキレート性イオン
交換樹脂、住友化学工業■製のスミキレ−)M(!−7
5.100−を樹脂筒(カラム)に充填し、その樹脂筒
(カラム)に銀電解液57000−を通液速度200 
Whr (SV = 2 )にて通液した。このときの
銀電解液の樹脂筒通過前と通過後の品位を表3に示す。
表  3  銀電解液の品位 表3から、Pdが選択的に除去されていることが判る。
Pd吸着後の樹脂に0.IN硝酸1500d、純水50
0 t4.6N塩酸2000 d、純水1500−を順
次通液して再生した。再生液の品位を表4に示す。
表  4  樹脂再生液の品位 実施例1と同様に、(3)塩酸通過液はPd品位の高い
ものが得られており、pa精製工程に送ることが出来る
実施例3 3.61の銀電解槽にイミノジ酢酸基を有するキレート
性イオン交換樹脂(住友化学工業■製スミキレ−)M(
1!−30)を137−充填した樹脂筒(カラム)と活
性炭137−を充填した活性炭筒を順次接続した浄液装
置を付設した銀電解試験装置にてPd品位が2重量%の
粗銀を原料として、電解槽と浄液装置との間を550 
fnt/hr (SV = 4 )の流速で銀電解液を
循環させて銀電解液中のpaを除去しながら、65時間
電解精製を行なった。
このときの銀電解液の組成の変化、及び得られた電気銀
の品位を、浄液を行なわなかった場合と比較して、表5
、表6に示す。
表  5  銀電解液の組成 表 電気銀9品位 この結果から、本浄液法を用いた銀電解精製では、Pd
品位の高い粗銀を原料とした場合でも、Pd品位の低い
電気銀が製造可能であることが判るO (発明の効果) 本発明により下記の効果が得られる。
(1)  paを選択的に且つ簡便に銀電解液中から除
去できるため浄液設備の負担が軽減出来る。
(2)  Pa品位の高い粗銀(Pt11〜2重量%)
を電解精製して低P(1品位の電気銀(pa(0,00
01重量%)を製造することが出来る。
(3)従来、前工程へ繰り返されていた銀電解液に溶出
したpaが、キレート性イオン交換樹脂の再生液に濃縮
され、これを直接Pd精製工程へ送ることができ、工程
内に滞留しているpaの減少、製品化日数の短縮ができ
る。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)少なくともCu、Pb、Pdのイオンを不純物と
    して含む銀電解液からPdイオンのみを、官能基として
    イミノジ酢酸基を有するキレート性イオン交換樹脂で吸
    着除去することを特徴とする銀電解液の浄液方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7300639B2 (en) 2002-12-03 2007-11-27 Bristol-Myers Squibb Company Process for removing metals from liquids
RU2758043C1 (ru) * 2021-02-25 2021-10-25 Акционерное общество "Аксион-Редкие и Драгоценные металлы" Способ извлечения платины и палладия из серебряных электролитов
CN114774700A (zh) * 2022-04-27 2022-07-22 长沙华时捷环保科技发展股份有限公司 一种高效提取银电解系统中铂钯资源的方法

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WO2022182268A1 (ru) * 2021-02-25 2022-09-01 Акционерное общество "Аксион - Редкие и Драгоценные Металлы" Способ извлечения платины и палладия из серебряных электролитов
CN114774700A (zh) * 2022-04-27 2022-07-22 长沙华时捷环保科技发展股份有限公司 一种高效提取银电解系统中铂钯资源的方法
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