JPH01270513A - 白金族金属溶液からのスズの除去方法 - Google Patents

白金族金属溶液からのスズの除去方法

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JPH01270513A
JPH01270513A JP9660588A JP9660588A JPH01270513A JP H01270513 A JPH01270513 A JP H01270513A JP 9660588 A JP9660588 A JP 9660588A JP 9660588 A JP9660588 A JP 9660588A JP H01270513 A JPH01270513 A JP H01270513A
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JP
Japan
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platinum group
activated carbon
solution
tin
group metal
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Pending
Application number
JP9660588A
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English (en)
Inventor
Mamoru Hirako
平子 衛
Isao Watanabe
勲 渡辺
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Tanaka Kikinzoku Kogyo KK
Original Assignee
Tanaka Kikinzoku Kogyo KK
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Publication date
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C01INORGANIC CHEMISTRY
    • C01GCOMPOUNDS CONTAINING METALS NOT COVERED BY SUBCLASSES C01D OR C01F
    • C01G19/00Compounds of tin
    • C01G19/003Preparation involving a liquid-liquid extraction, an adsorption or an ion-exchange

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Manufacture And Refinement Of Metals (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、高純度の白金族金属や白金族化合物を製造す
るに係わり主としてススが混入する白金族金属溶液から
前記スズを除去するための方法に関する。
(従来技術とその問題点) 白金族金属は、半導体、触媒など多くの工業分子下で重
要な金属であり、高純度の金属や化合物に加工され利用
されている。
白金族金属から高純度の白金族金属やその化合物を製造
するには、該白金族金属を王水法、塩酸塩素法、隔膜電
解法等により塩酸を含む溶液中に溶解し、煮沸、濃縮、
脱硝酸及び脱塩酸などを行って、塩化物等に加工し、該
塩化物を出発物質として、前記高純度の白金族金属やそ
の加工物に加二「するのが一般的である。
白金族金属化合物製造原料の白金族金属としては、純度
999%以上の高純度のらのを使用するのが一般的であ
り、不純物として、原料とする白金族金属以外の白金族
金属、金、銀、銅、鉄、ニッケル、スス等が数I)f)
mから敬白’ppmの単位で含まれている。
近年、半導体工業の拡大に伴い、これら]二業製品の製
造に使用される貴金属化合物や製品の需要が増大してい
るが、反面高品質を維持するためにより高純度のものが
要求されており、該要請に応えるために各々の不純物に
一ついての厳しい管理のもとで使用されでいる。
白金族金属の流通経路としては、(1)海外及び国内市
場に出廻っているもの、(2)鉱山等からの断崖白金族
金属、(3)スクラップやめっき廃液などから回収した
もの等があるが、これらの白金族金属が上記した不純物
条件を満たしているわけではないので、再精製等の工程
を経て使用されることが少なくない。
特に」1記(3)の回収した白金族金属では、半導体製
品に半田(Pb−8n)が大量に使用されているた約、
スズが多量に含まれることがある。
しかしその純度を向上させるために再精製を行っても、
スズがメタスズ酸に変換されて再び白金族金属中に取り
込まれるため、精製が困難になることが多い。
従って、従来法において湿式法により得たスズの少ない
白金族金属やその化合物を製造するためには、初めから
スズが混入していない白金族金属を使用せざるを得ない
(発明の目的) 本発明は、該問題点を解消すべくなされたものであり、
スズ4含む白金族金属の溶液から効率良くスズを分離除
去する方法を提供することを目的とし、該溶液から高純
度の白金族金属やその化合物を製造することも可能であ
る。
(発明の構成) 本発明は、主としてススが混入する白金族金属を常法に
より塩酸を含む溶液に溶解する方法において、白金族金
属溶解後の前記溶液を活性炭で処理するこ吉によりスス
を吸着し除去することを特徴とするものであり、必要に
応じて該溶液をもとにより高純度の白金族金属やその化
合物を製造することができる。
以下本発明の詳細な説明する。
スズは白金族金属の塩酸酸性溶液中において、メタスズ
酸等の巨人分子として溶解しており、本発明者らは該ス
ズ又はスズ化合物の吸着剤での除去を想起し、種々検3
寸の結果該吸着剤として活性炭を見出したものである。
活性炭以外の吸着剤であるアルミナ、ゼオライト等の金
属酸化物系のものでは、該吸着剤の溶液中への溶解が生
ずるため使用することができない。
しかし活性炭は酸性溶液中でも安定で、スズをほぼ完全
に除去することができる。
スズを含む白金族金属を溶液化するには、従来法に従え
ばよく、例えば白金を加熱下王水中で撹拌することによ
り溶解する。
次いで該白金族金属溶液の活性炭処理を行うが、その際
には添加する活性炭の量をなるべく少なくし、かつ白金
族金属の濃度をなるべく高くすることが好ましい。これ
は活性炭がスズを吸着するだけでなく白金族金属も吸着
し、かつ白金族金属濃度の相違による1g当たりの活性
炭への白金族金属の吸着量に大きな差がないからである
。活性炭量が多ずぎたり、白金族金属の濃度が低すぎた
りすると、活性炭に多くの白金族金属が吸着して歩留の
低下を招くことになる。
文通に活性炭の量が少なすぎるとスズ等を十分に除去で
きなくなる。そのため活性炭の量は、01〜10g/R
1白金族金属濃度は50〜800g/Rとすることが好
ましく、溶液の白金族金属濃度が低いときは活性炭の量
を少なくし、白金族金属濃度が高いときは活性炭の量を
多くすると、活性炭への白金族金属の吸着量を少なくし
歩留良く製品を得ることができる。
前記スズを含む白金族金属の塩酸酸性溶液の活性炭処理
方法としては、溶液を活性炭と混合して容器中で撹拌し
て前記溶液と活性炭を接触させるハツチ式や活性炭を充
填したカラムに溶液を通すカラム式等があり、活性炭フ
ィルタの使用も有効である。処理温度は常温でも、加熱
下又は冷却下のいずれであってもよい。又処理r+Hは
溶液中の白金族金属が水酸化物に転化しない範囲のpH
とする。使用する活性炭は、粒状、粉状等を適宜使用で
きるが、前者はカラム処理に、又後者はハツチ処理に適
している。
本発明の活性炭処理により効率良く除去できる金属とし
てはスズの他に鉄があり、これらの他にも鉛、亜鉛、ヒ
素等についても効果があり、条件設定によっては他の不
純物除去にも有効である。
本発明の工程に処理できる白金族金属溶液は白金族金属
の塩酸酸性溶液とIヱっているが、硝酸酸性溶液、硫酸
酸性溶液などに他の液種を処理しおいても使用すること
は可能である。
(実施例) 以下本発明の実施例を記載するが、該実施例は本発明を
限定するものではない。
実施例1及び比較例1 表1に示すように、不純物として銀、スズ、鉛、及び鉄
を含む純度9999%の白金粉 1.6,000gを50!のカラス製の反応容器に入れ
、35%塩酸40βを加え加熱撹拌しながら62%硝酸
10I2を滴下し、8時間かけて前記白金粉を溶解した
。更に途中で35%塩酸0.51を14回(計7p)加
え一16時間(8時間×2日)撹拌し脱硝しながら煮つ
め、約12β迄濃縮した後純水を加えて25.&に希釈
した。
この時点でザンプル△5Qmlを分取し分析して表1に
示す結果を得た(比較例1)。残りの液を、濾紙(直径
285 mm)上に粉状活性炭10gを敷きつめたブフ
ナー謡斗に1I!分程度の割合で通液し活性炭処理を行
った。
この時点でザンプルBを5G+++1分取し分析して表
1に示す結果を得た(実施例1)。
この活性炭処理した溶液を希釈し、500 g/lの塩
化白金酸製品溶液とし、該溶液の白金族金属濃度及び不
純物濃度を分析したところ表1に示す結果が得られた。
表1からザンプルBでは→ノ゛ンプルΔに比べてスズが
有効に除去され、かつ鉄についても効果が詔杓られる。
又白金の活性炭への吸着も僅かであり、活性炭10gに
全量の0016%が吸着されただけであった。
実施例2〜4及び比較例2 スズ1.OOppmを含む白金粉1,000gを10p
のガラス製反応容器に入れ、王水5βで溶解した後、2
I!、まで濃縮した。更に塩酸を100m1ずつ5回に
分けて加え脱硝しながら煮つめ2f!。
とした(500 g/jり。これを4等分して各々1β
のビーカーに500m1ずつ採り、(1)活性炭なし、
(ii )活性炭0.05g添加(0,1g/β)、(
iii)活性炭0.5g添加(1,0g/り、  (I
V)活性炭5g添加(Log/β)し、各々30分間撹
拌し活性炭処理を行った。それぞれ漏斗で濾過し、ザン
プル50m1ずつをとって白金濃度及びスズ濃度を分析
し、白金の減量率(活性炭に吸着された白金の割合)を
算出した。
以上の結果を表2に示す。
表2から分かるように、実施例2〜4ではスズが有効に
除去された。更に減量率は極めて小さい値であった。
表      2 NOは検出できなかったことを示す。
(実施例5) ロジウム粉末を塩酸と塩素カスを用いて溶解し、スズ1
0ppmをふくむ50g/I!の塩化ロジウム酸の溶液
とし、これを濾紙(5C8直径70mm)上に粉状活性
炭1gを敷きつめたブフナー漏斗に加え濾過した。濾液
中のスズ濃度とロジウム濃度を測定した。結果を表3に
示す。
(実施例6) ロジウム粉末を塩酸と塩素ガスを用いて溶解し、スズ1
100ppをふくむ500 g/βの塩化ロジウム酸の
溶液とし、これを濾紙(5C1直径70mm)上に粉状
活性炭1gを敷きつめたブフナー漏斗に加え濾過した。
濾液中のスズ濃度とロジウム濃度を測定した。結果を表
3に示す。
表   3 表3から分かるように、1gの活性炭に吸着するロジウ
ムにほとんど差がなく一定であるので、ロジウム濃度の
低い時は吸着するロジウムの割合は大きくなる。スズは
いずれも良好に除去された。
(実施例7) パラジウム塊を塩酸と塩素ガスを用いて溶解し、スズ1
0ppmをふくむ50g/βの塩化パラジウム酸の溶液
とし、これを濾紙(5C1直径70mm)上に粉状活性
炭1gを敷きつめたブフナー漏斗に加え濾過した。濾液
中のスズ濃度とパラシウLH度を測定した。結果を表4
に示す。
(実施例8) パラジウム濃度を王水を用いで溶解し、スス50ppm
をふくむ200g/βの塩化パラジウム酸の溶液とし、
これを濾紙(5C1直径70mm)lx。
に粉状活性炭1gを敷きつめたブフナー漏斗に加え濾過
した。濾液中のスス濃度とパラジウム濃度を測定した。
結果を表4に示す。
表   4 表4から分かるように、1gの活性炭に吸着するパラジ
ウムにはほとんど差がなく一定であるので゛、パラジウ
ム濃度の低い時は吸着するパラシウトの割合は大きくな
る。スズはいずれも良好に除去された。
(発明の効果) 本発明に係わる主としてスズが混入する白金族金属溶液
からのスズの除去方法では、ススを含む白金族金属を溶
解した溶液を活性炭処理することにより前記スズをはじ
めとする不純物を前記活性炭に吸着させて除去させるよ
うにしている。従って特に廃棄物から回収した、スズを
比較的大量に含む白金族金属溶液でも本発明方法を適用
することにより、他の煩雑な精製工程を必要とすること
なく、かなり純度の高い白金族金属溶液を得ることがで
き、これより高純度の白金族金属や白金族化合物を製造
することができる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、主としてスズが混入する白金族金属を塩酸を含む溶
    液に溶解し、該溶液を活性炭で処理することにより前記
    スズを前記活性炭に吸着し除去することから成るスズの
    除去方法 2、白金族金属溶液に対する活性炭量が0.1〜10g
    /l、溶液の白金族金属濃度が50〜800g/lであ
    る請求項1に記載の白金族金属溶液からのスズの除去方
    法。
JP9660588A 1988-04-19 1988-04-19 白金族金属溶液からのスズの除去方法 Pending JPH01270513A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002061156A1 (fr) * 2001-02-01 2002-08-08 Kawasaki Kasei Chemicals Ltd. Procede pour separer, enrichir et recuperer du palladium
JP2008038159A (ja) * 2006-08-01 2008-02-21 Sumitomo Metal Mining Co Ltd スズを含有する白金原料の精製方法
JP2008088494A (ja) * 2006-09-29 2008-04-17 Dowa Holdings Co Ltd インジウム含有溶液の処理方法

Cited By (3)

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JP2008038159A (ja) * 2006-08-01 2008-02-21 Sumitomo Metal Mining Co Ltd スズを含有する白金原料の精製方法
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