JPH03197692A - 光沢錫めっきを有する銅又は銅合金 - Google Patents

光沢錫めっきを有する銅又は銅合金

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JPH03197692A
JPH03197692A JP33703889A JP33703889A JPH03197692A JP H03197692 A JPH03197692 A JP H03197692A JP 33703889 A JP33703889 A JP 33703889A JP 33703889 A JP33703889 A JP 33703889A JP H03197692 A JPH03197692 A JP H03197692A
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中嶋 辰紀
Masumitsu Soeda
副田 益光
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は光沢錫めっきを有する銅又は銅合金に係り、さ
らに詳しくは、ウィスカの発生が少ない光沢錫めフきを
有する銅又は銅合金に関する。
[従来技術] 一般に、端子、コネクター等の電子部品には錫めっきが
施され、美観性、耐食性、はんだ付性に優れた光沢めっ
きが多く採用されている(ここに、光沢めっきとは、J
IS  Z  8741に規定する45°−45′″の
鏡面反射率が40%以上のものを指す)。しかし、錫め
っきには、ウィスカと呼ばれる錫単結晶からなる針状結
晶が発生することが知られている。ウィスカは通常太さ
1〜5μm、長さ最大数mmに達し、光沢剤を添加した
光沢錫めっきに特に発生しやすい、ウィスカが発生する
と回路中や端子間で短絡したり、絶縁不良の発生、ある
いは、ノイズが発生する原因にもなっていた。
最近の電子部品は小型化、高密度化、微弱電流化の傾向
にあり、特に、ウィスカの発生によって短絡障害が起こ
り易くなっている。
ウィスカの発生の原因として、 (1)ウィスカの発生しやすい亜鉛、カドミニウムめり
きと同様に錫が低融点金属であり、比較的低温(20〜
100℃)で原子が移動して再結晶し易いこと、 (2)光沢剤を添加した光沢錫めっきは光沢剤が共存し
て内部応力が大きくなり、ウィスカが発生しやすくなる
こと、 (3)めっき時に発生する水素ガスがめりき中に吸臓し
、それによって生じた応力が緩和されるためにウィスカ
が発生すること、 等が考えられる。その他にも考えられる要因が数多くあ
るが、はっきりした解明はまだされていないのが、実状
である。
ウィスカの発生を防止する方法は従来より幾つか提案さ
れている。例えば、 (1)錫めっき後、150〜180tの温度において1
〜3時間加熱処理する方法、 (2)錫めっき後、真空中で電子線を照射する方法(特
公昭55−031196号公報)、(3)錫めっき後、
陽極酸化被膜を形成する方法(特公昭52−05373
5号公報)、(4)錫と鉛やニッケル等が共析する合金
めっき方法、 (5)超音波エネルギーを与えてめっき時の水素吸蔵を
軽減する方法、 等があるが、いずれも、連続的に処理するには問題があ
る。
即ち、(1)の方法は加熱に長時間を要する。
また、加熱するため、光沢めっきは火ぶくれ、変色等の
欠陥が発生する。(2)の方法は真空中に保持しなけれ
ばならないため、連続処理は困難である。(3)の方法
は連続処理には適すが、めっき後、加工することは酸化
被膜が破壊される恐れがある。(4)の方法はめっき浴
品質管理が困難であると共に耐食性、はんだ付性等に疑
問がある。(5)の方法はウィスカめっき時の水素吸蔵
によって、大きく支配されるならば効果は大きいが、ウ
ィスカの発生は添加剤、めフき浴、めっき条件等多くの
要因が関与していると考えられるため、万全ではない。
[発明が解決しようとする課題] 本発明は上記に説明した従来の銅および銅合金における
錫めっきの種々の問題点に鑑みなされたものであり、本
発明は、銅および銅合金の錫めっきにおけるウィスカの
発生のない光沢錫めっきを有する銅又は銅合金を提供す
ることを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明に係わる光沢錫めっきを有する銅および銅合金は
、炭素を0.10〜0.50wt%含有する光沢錫めっ
きが直接又は銅下地めっきを介して形成されていること
を特徴とする。
[作用] 本発明者は、ウィスカの抑制方法を種々検討した結果、
めっき被膜に含有する炭素がウィスカの発生と何らかの
関連があることを見い出した。そこで、詳細な実験を重
ねたところ、めっき被膜中の炭素量が一定の範囲内とな
った場合にウィスカの発生が抑制されることを解明し、
本発明をなすにいたった。
本発明は錫めっき被膜に含有する炭素量を0.10〜0
.50%とすることに最大の特徴を有する。
炭素を0.10〜0.50wt%としたのは、めフき被
膜中の炭素量が0.10%未満ではウィスカの抑制効果
はあるが、めっきの光沢が低く光沢錫めっき(JIS 
 Z  8741に規定する45°−45°の鏡面反射
率が40%以上のもの)とはいえないためである、また
、0.50%以下としたのは、0.50%を越えるとウ
ィスカの発生が顕著になるからである。
なお、めっき被膜に含有される炭素量はめっき浴中の光
沢剤の種類および量によって、大きく変動するので、め
フき浴組成(光沢剤の含有量)、電解条件(特に電流密
度)等を適宜コントロールすることによってめっき被膜
に含有される炭素量のコントロールを行えばよい。
なお、本発明の効果のメカニズムは現在、確認中であり
、現時点では解明されてはいないが、炭素量によって、
めフき結晶粒径の変動、めっきの内部応力も変動するこ
とから、これらの点がウィスカの発生抑制に関連してい
るのではないかと推測される。
本発明に係わる光沢錫めっき形成は次の一般的な工程で
行えばよい。
銅合金−説脂一水洗一酸洗一水洗一銅下地めつき一水洗
一酸洗一水洗一錫めっき一水洗一中和一水洗→乾燥であ
る。
なお、本発明では、光沢錫めフきは銅又は銅合金に直接
又は銅下地めっきを介して形成すればよい。
ただ、銅合金が、1〜45wt%の亜鉛含有銅合金の場
合には、銅下地めっきを介して光沢錫めっきを形成した
方が、耐食性、はんだ付性を長期間維持し、かつ、経時
変色を抑制するために好ましい。一方、銅合金が亜鉛を
含有しない銅合金の場合には、銅下地めっきを行っても
行わなくてもどちらでもよいが、耐ウィスカ性をより安
定化させるためには、銅下地めっきを行わず直接光沢錫
めっきを形成する方が望ましい。
なお、光沢錫めっき浴は、例えば硫酸錫浴、ホウフッ化
錫浴、フェノールスルフォン酸浴等を用いればよいが、
特にこれらに限定する必要はない。
[実施例] ′本発明に係わる銅および銅合金の光沢錫めっきの実施
例について説明する。
(試験片の作製) 試験片として次の2つを用意した。
■りん脱酸銅(JIS C1220) 1/2HO,3
t x50’ xlOO’  (mm)■黄銅(JIS
 C2600) H o、3t x50”x100’  (mm)(めっき工
程) この試験辺を次の手順でめっきを行った。
脱脂(アルカリ電解脱脂)−水洗−酸洗(5%FH2S
O4、RTx5sec) →水洗→銅下地めっき(*1
)−水洗→酸洗(5XH2SO4、RTx5sec)−
水洗一錫めっき(*2)−水洗−中和(リン酸3ソーダ
5零、70℃x 5sec)→水洗→乾燥 (*1)銅下地めっき 浴組成  CuSO4・5H20190g71H2SO
450g/I C130mg/l 光沢剤(市販剤を使用)  10mg/lめっき条件 
温度     20℃ 電流密度   2.5A/da2 めっき厚み  0.7μm (*2)錫めっき 浴組成  5nSO4 )12S04 クレゾールスルホン ホルマリン 光沢剤 (分散剤) 酸 40g/1 100g/1 30g/1 5m1/1 20g/l (光沢剤)次のA、B、Cと変量 への場合     5111/I Bの場合    10m1/I Cの場合    15m1/1 めっき条件 温度   20 ’C 電流密度 第1表にょる (ウィスカ試験) 以上のようにして作製しためっき試験片に対し以下のウ
ィスカ試験を行った。
室内放置によるウィスカ発生状況として、実体顕微鏡(
×40倍)でウィスカの最大長さおよび発生密度として
1cr12当たりに発生したウィスカの本数を測定した
ウィスカの測定結果を第1表に示す。
本発明の実施例であるサンプルNo、1〜8は室内放置
1年後においてもウィスカの発生は全くなかった。
一方、比較例であるサンプN009〜14はウィスカの
成長が認められ、めフき中の炭素量が多くなるにしたが
ってウィスカの発生が多かった。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明は銅および銅合金の錫めフ
き層に発生するウィスカを抑制する効果は極めて大きく
、電子部品の材料として使用される場合においても、信
頼性が向上する。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 炭素を0.10〜0.50wt%含有する光沢錫めっき
    が直接又は銅下地めっきを介して形成されていることを
    特徴とする光沢錫めっきを有する銅又は銅合金。
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