JPH03193661A - マグネシアクリンカー - Google Patents

マグネシアクリンカー

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JPH03193661A
JPH03193661A JP1330491A JP33049189A JPH03193661A JP H03193661 A JPH03193661 A JP H03193661A JP 1330491 A JP1330491 A JP 1330491A JP 33049189 A JP33049189 A JP 33049189A JP H03193661 A JPH03193661 A JP H03193661A
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cao
al2o3
slaking
magnesia clinker
mgo
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Akira Watanabe
明 渡辺
Hirokuni Takahashi
高橋 宏邦
Kazuo Nonobe
和男 野々部
Takeshi Kaneko
兼子 武志
Kazutoshi Otawara
太田原 和敏
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は塩基性耐火物に用いられるマグネシアクリンカ
−に関し、特に耐スレ−キング特性に優れたマグネシア
クリンカ−に関する。
〔従来の技術〕
製鋼容器用塩基性耐火物に使用されるマグネシアクリン
カ−は耐火性に富み、かつスラグに対する反応性の少な
い材料として多用されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
このマグネシアは反面、熱膨張が大きいことやスラグ浸
透の深いこと\共にスレーキングを起こしやすい欠点を
有している。
純度の低いマグネシアクリンカ−が使用されている場合
には不純物として存在する5i02などの成分がクリン
カー製造時にベリクレス粒界に析出し、これがマグネシ
アのスレーキングを防止していた。
しかし、近年塩基性耐火物がさらに高耐用性を要求され
たり、高清浄鋼用の耐火物として利用されるようになり
、高純度のマグネシアクリンカ−が使用されるようにな
ってきた。不純物の少ないマグネシアクリンカ−では従
来自然に具備していた耐スレ−キング性が低下し、キャ
スタブルなどの水を使用する不定形耐火物としては使用
できないようになってきた。
したがって、高純度マグネシアクリンカ−において耐ス
レ−キング性の高い材料が要求されているのである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者らは種々のマグネシアクリンカ−について検討
した結果、耐スレ−キング性を持たせるためにMgO1
圓重量部に対してAl2O3を0.5〜10重量部、C
aOを0.5〜5重量部含有し、そのCaOおよびAl
2O3は主としてベリクレス粒界に存在するマグネシア
クリンカ−を得ることにより本発明を完成させたもので
ある。
(作用〕 本発明のマグネシアクリンカ−においてはマグネシア質
原料にアルミナ質原料を添加するが、そこにCaO成分
が存在せずMgOのみであると、Al2O3はMgOと
反応してMgOリッチのスピネルを生成する。このMg
Oリッチのスピネルではたとえそれがペリクレス粒界に
生成してもそれ自身がスレーキングを起こすため“、ク
リンカーの耐スレ−キング性能は向上しない。
しかし、CaOが共存すると、Al2O3は優先的にC
aOと反応して、3CaCIAL203やCaO−Al
2O3のようなアルミン酸塩を生成する。このアルミン
酸塩は水と接触してもスレーキングを起こさず、したが
ってそれがペリクレス粒界に生成すればMgOのスレー
キングを防止する作用がある。
また、スピネルが生成する場合はその生成時の体積膨張
のためクリンカーが密になりに(いが、アルミン酸塩の
生成の場合には密なりリンカ−となる利点もある。
〔発明の構成〕
本発明で使用されるマグネシア質原料は海水中のMg分
を沈澱させた水酸化マグネシウムやマグネサイト鉱石や
その仮焼物などでMg (OH)2やMgOあるいはM
gCo3の組成を持つ通常の原料でなるべ(高純度のも
のが望ましい。不純物の5i02およびF e203は
なるべく少ない方が好ましい。
CaOはMgO1[10重量部に対して0.5〜5重量
部で、通常はマグネシア質原料に含まれているが、その
量が少ない場合は水酸化カルシウム、酸化カルシウム、
炭酸カルシウムなどの形で添加する。その量が0.5重
量部以下ではアルミン酸塩の生成が少なく耐スレ−キン
グ性に劣り、5重量部以上では耐食性が低下する。
アルミナ質原料の添加量はMgO100重量部に対して
Alff103として0.5〜10重量部であり、水酸
化アルミニウム、アルミナゾル、炭酸アルミニウム、有
機酸アルミニウムなどの形で添加する。
Al2O3の量が0.5重量部以下ではアルミン酸塩の
生成が少なく耐スレ−キング性に劣り、10重量部以上
ではスピネルが生成して耐スレ−キング性能がさほど向
上しないばかりか密なクリンカーができにくい。
本発明のマグネシアクリンカ−の製造方法は通常のクリ
ンカーの製造方法と同様であり、原料混合物を水を加え
てスラリーとするか、ベレットに成形するかしてロータ
リーキルンなどで温度1800〜2000℃で焼成して
製造する。本発明のマグネシアクリンカ−においては製
造時に原料が溶融するとスピネルを生成し易すくなるの
で焼結法により製造することが好ましい。
〔実施例〕
第1表に示す原料配合をベレットに成形後1800℃で
焼成してクリンカーを得た。マグネシア源としては工業
用水酸化マグネシウム(CaOとして約1%を含む)お
よび試薬級水酸化マグネシウム(CaOはほとんど含ま
ず)を用いた。アルミナ源としては水酸化アルミニウム
、アルミナゾルおよび乳酸アルミニウムを用いた。
製造したマグネシアクリンカ−の成分比、物性および耐
久レーキング性を測定し、その結果も同じく第1表に示
す。なお、耐スレ−キング性は学振法4マグネシアクリ
ンカ−の消化試験方法によりクリンカーの粉化率を測定
して表わした。
〔発明の効果〕
実施例の試料のEPMA観測の結果はいずれのクリンカ
ーもCaおよびAtはべりクレス粒界に見られ、Mgは
粒界には観測されなかった。これはアルミン酸カルシウ
ムがベリクレス粒界に生成され、スピネルの生成はない
ことを示している。
一方、カルシウム成分のほとんどない比較例2では粒界
にスピネルが生成している。また、カルシウム成分は存
在してもアルミナ成分の多い比較例3ではスピネルが偏
在し、その体積膨張による空隙が散見された。
耐スレ−キング特性も実施例のものは優れており、特に
実施例4のものが優れていた。これに対してマグネシア
のみのもの(比較例1)はスレーキングを起こし、アル
ミナを添加してもカルシウム成分のないもの(比較例2
)ではスレーキングの防止は不可能であった。また、ス
ピネルが偏在して空隙率の高いものく比較例3)でもス
レーキングの防止は不可能であった。
このように本発明のアルミナ成分と酸化カルシウム成分
を共に含有するマグネシアクリンカ−ではペリクレス粒
界にアルミン酸カルシウムを生成させることによりスレ
ーキングの防止が可能となった。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  MgO100重量部に対してAl_2O_3を0.5
    〜10重量部、CaOを0.5〜5重量部含有し、Ca
    OおよびAl_2O_3は主としてペリクレス粒界に存
    在する構造を有するマグネシアクリンカー。
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