JPH0318988B2 - - Google Patents

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JPH0318988B2
JPH0318988B2 JP12389685A JP12389685A JPH0318988B2 JP H0318988 B2 JPH0318988 B2 JP H0318988B2 JP 12389685 A JP12389685 A JP 12389685A JP 12389685 A JP12389685 A JP 12389685A JP H0318988 B2 JPH0318988 B2 JP H0318988B2
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JP
Japan
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welding
welded
plate
narrow
amount
Prior art date
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Expired
Application number
JP12389685A
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English (en)
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JPS61283495A (ja
Inventor
Isao Kobayashi
Hiromi Tatsuta
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shinko Electric Co Ltd
Original Assignee
Shinko Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Shinko Electric Co Ltd filed Critical Shinko Electric Co Ltd
Priority to JP12389685A priority Critical patent/JPS61283495A/ja
Publication of JPS61283495A publication Critical patent/JPS61283495A/ja
Publication of JPH0318988B2 publication Critical patent/JPH0318988B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は、被溶接板をナローラツプ溶接に適
した重ね合わせ状態にセツトするナローラツプ溶
接用セツテイング方法に関する。
「従来の技術」 板厚が0.05〜0.1mm程度の薄板を溶接する場合
においては、突き合わせ溶接では溶接状態が安定
しないため、一般に重ね合わせ溶接が行なわれ
る。
ここで、第4図は重ね合わせ溶接の溶接状態を
示す断面図であり、図において、1,2は被溶接
板、3はビード、4は未溶接部分である。この図
に示すように、通常の重ね合わせ溶接の場合に
は、重ね合わせ面において未溶接部分4ができて
しまう。そして、この未溶接部分4は、ライン通
板時に引つ掛かつたり、めくれたりするととも
に、通板を行うローラ等を早く消耗させてしまう
という問題を発生した。
そこで、未溶接部分4を生じさせない溶接方法
として、重ね量を1.5mm以下にするナローラツプ
溶接が開発され、効果を上げている。このナロー
ラツプ溶接によれば、第5図に示すように重ね合
わせ面がビード3のみとなり、上記問題点が解消
される。
「発明が解決しようとする問題点」 しかしながら、ナローラツプ溶接を行う場合
は、薄板を極めて少ない量で重ね合わせるため
に、例えば、第6図に示すように、重ね合わせ面
において被溶接板1,2の上下が入れ代わつた
り、第7図イ,ロに示すように、被溶接板1,2
の端面の反りによつて重ね合わせ状態にならなか
つたりするという問題があつた。なお、第7図に
示す5,6は、各々被溶接板1,2を押さえる溶
接クランプ、7はバツクバーである。
この発明は、上述した問題点を解決するために
なされたもので、ナローラツプ溶接用の重ね合わ
せ状態を、常に正確にセツトすることができるナ
ローラツプ溶接用セツテイング方法を提供するこ
とを目的としている。
「問題点を解決するための手段」 上記問題点を解決するために、一対の被溶接板
の各先端部を上下に設定量だけ重合させるナロー
ラツプ溶接用セツテイング方法において、上側被
溶接板を往復手段により移動させて、いつたん前
記設定量よりも多く重合させ、重合した前記上側
被溶接板の先端部を押圧手段により押圧し、該押
圧した状態で、前記往復手段により前記各先端部
の重合量が前記設定量に一致するまで前記上側被
溶接板を引き戻すことを特徴とする。
「作用」 上側被溶接板が過重合された後に、設定重合量
まで引き戻され、しかも、引き戻される上側被溶
接板の先端部が下側被溶接板に押圧されるので、
上側被溶接板先端部のシワやゾリ等が延ばされる
とともに、上側被溶接板が必ず上側にセツテング
される。
「実施例」 以下、図面を参照してこの発明の実施例につい
て説明する。
第1図は、この発明の一実施例の構成を示す正
面図である。なお、この実施例は、この発明を
TIG(タングステン・イナートガス)溶接のセツ
テイング装置に適用した実施例であり、また、第
1図中前述した第4図〜第7図に示す各部と対応
する部分には同一の符号を付しその説明を省略す
る。
第1図において、10は被溶接板2を挟んで支
持するナローラツプ用クランプであり、11はナ
ローラツプ用クランプ10を上下動させるラツプ
上下アクチエータである。12はナローラツプ用
クランプ10を図面左右方向に移動させる2段式
アクチエータであり、14はTIG溶接用のトーチ
である。
また、第1図に示す状態は、セツト開始時の状
態を示しており、図示のように、セツト開始時に
おいては、溶接クランプ5,6が共に被溶接板
1,2から離間し、ナローラツプ用クランプ10
が被溶接板2を支持した状態になつている。
次に、上述した構成によるこの実施例の動作に
ついて説明する。
まず、ラツプ上下アクチエータ11がナローラ
ツプ用クランプ10を上方に押し、このナローラ
ツプ用クランプ10に支持されている被溶接板2
を被溶接板1の上面よりやや上方に移動させる。
次に、2段式アクチエータ12がナローラツプ用
クランプ10を左方に移動させ、被溶接板2の左
端部分を溶接用クランプ5の下方に位置させる。
次いで、第2図に示すように、溶接クランプ5が
下方に移動し、被溶接板1,2の重合部分を弱圧
力でバツクバー7に押し付ける。
そして、第2図に示す状態から、2段式アクチ
エータ12がナローラツプ用クランプ10を右方
に引き、被溶接板2を右方に移動させる。この結
果、溶接クランプ5によつて押圧されている被溶
接板2の左端部分は、シワや反り等が矯正されて
平坦な状態となる。そして、2段式アクチエータ
12は、被溶接板1,2の重なりが、予め設定さ
れたナローラツプに適した重なり(1.5mm以下)
になつた時点で停止し、被溶接板2をこの位置で
固定する。次に、溶接クランプ6が下方に移動し
て被溶接板2をバツクバー7に対して強く押し付
けるとともに、溶接クランプ5がさらに下方に移
動して被溶接板1をバツクバー7に対して強く押
し付ける。この結果、被溶接板2は第3図に示す
ように、被溶接板1の上に平坦な状態で重なり、
これにより、ナローラツプのセツトが完了する。
そして、この状態でトーチ14によつて溶接が
行なわれ、溶接終了後において2段アクチエータ
12がナローラツプ用クランプ10を元の位置に
復帰させるとともに、溶接クランプ5,6が共に
上方に移動して再び初期状態(第1図参照)に戻
り、次の被溶接板のセツテイングが開始される。
なお、上記実施例においては、引き戻される被
溶接板2の先端部を溶接クランプ5によつて押圧
するようにしたが、この溶接クランプ5とは別個
に専用の押圧部材を設けるように構成してもよ
い。
「発明の効果」 以上説明したようにこの発明によれば、一対の
被溶接板の各先端部を上下に設定量だけ重合させ
るナローラツプ溶接用セツテイング方法におい
て、上側被溶接板を往復手段により移動させて、
いつたん前記設定量よりも多く重合させ、重合し
た前記上側被溶接板の先端部を押圧手段により押
圧し、該押圧した状態で、前記往復手段により前
記各先端部の重合量が前記設定量に一致するまで
前記上側被溶接板を引き戻すようにしたので、上
側および下側被溶接板の各先端部のシワやソリが
矯正され、上下双方の被溶接板の密着性が極めて
向上し、また、セツテイング状態が高精度、高安
定となる利点が得られる。さらに、一旦過重合状
態にしてからセツテイング行うので、上側と下側
とが入れ代わつてセツテイングされるという不都
合が生じない利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図はこの発明の一実施例の構成お
よびその動作手順を示す概略図、第4図は通常の
重ね合わせ溶接の溶接状態を示す断面図、第5図
はナローラツプ溶接の溶接状態を示す断面図、第
6図および第7図イ,ロは各々従来のナローラツ
プ溶接の溶接状態を示す斜視図および正面図であ
る。 5……溶接クランプ(押圧手段)、10……ナ
ローラツプ用クランプ、11……ラツプ上下アク
チエータ、12……2段式アクチエータ(以上1
0,11,12は往復駆動手段)。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一対の被溶接板の各先端部を上下に設定量だ
    け重合させるナローラツプ溶接用セツテイング方
    法において、 上側被溶接板を往復手段により移動させて、い
    つたん前記設定量よりも多く重合させ、 重合した前記上側被溶接板の先端部を押圧手段
    により押圧し、 該押圧した状態で、前記往復手段により前記各
    先端部の重合量が前記設定量に一致するまで前記
    上側被溶接板を引き戻すことを特徴とするナロー
    ラツプ溶接用セツテイング方法。
JP12389685A 1985-06-07 1985-06-07 ナローラップ溶接用セッティング方法 Granted JPS61283495A (ja)

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JP12389685A JPS61283495A (ja) 1985-06-07 1985-06-07 ナローラップ溶接用セッティング方法

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Publication Number Publication Date
JPS61283495A JPS61283495A (ja) 1986-12-13
JPH0318988B2 true JPH0318988B2 (ja) 1991-03-13

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ID=14872018

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JP12389685A Granted JPS61283495A (ja) 1985-06-07 1985-06-07 ナローラップ溶接用セッティング方法

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05296Y2 (ja) * 1987-03-16 1993-01-06
JPH05295Y2 (ja) * 1987-03-16 1993-01-06
DE102006029292A1 (de) * 2006-06-23 2007-12-27 Uhdenora S.P.A. Schweißverfahren für dünne Bleche

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61283495A (ja) 1986-12-13

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