JPS5920424B2 - 薄板材重ね自動tig溶接方法 - Google Patents

薄板材重ね自動tig溶接方法

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JPS5920424B2
JPS5920424B2 JP4148976A JP4148976A JPS5920424B2 JP S5920424 B2 JPS5920424 B2 JP S5920424B2 JP 4148976 A JP4148976 A JP 4148976A JP 4148976 A JP4148976 A JP 4148976A JP S5920424 B2 JPS5920424 B2 JP S5920424B2
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JP
Japan
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welding
welded
roller mechanism
pressure roller
tig welding
Prior art date
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Expired
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JP4148976A
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English (en)
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JPS52124445A (en
Inventor
博正 亀井
和義 福永
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 薄板材(厚さ約0.5〜3.0mm)の重ね継手を溶接
する場合は開先合せ精度(開先隙間)が溶接品質に大き
く影響するものである。
即ち、第1図に示すような開先隙間d、が保持されず、
隙間dl以上の場合は上板1だけが溶融し、その隙間に
溶融金属が流れ込んでしまう欠点がある。従つて適正な
開先隙間dlを保つために本溶接前に上板1と下板2を
適正な開先隙間d、以下に強制的に合せ、仮付溶接3す
ることが望ましい。しかしこの仮付溶接3のピッチPは
板厚が薄くなる程小さくしないと、第1図口に示す如く
溶接トーチ4の電極5からの溶接アーク6により金属を
溶融Tさせて溶接ビード8を形成する際、その熱により
溶接部前方の上板1が熱変形して第1図の如く盛わ上わ
、適正な開先隙間dl以上の開先隙間d2となる。以上
により例えば板厚1mmのステンレス鋼の適正な重ねT
IGアーク溶接時は約10m箪ピッチの仮付溶接が必要
であつたので、溶接工数の増大を招く欠点があつた。本
発明は前記従来の欠点を除去すると共に、薄板材重ね継
手溶接工数の低減並に溶接ビード外観の美麗化を図るこ
とを目的とするもので、溶接トーチと一体となり、かつ
同トーチの直前に取付けた加圧ローラ機構が被溶接材の
開先近傍を加圧し、溶接熱により被溶接材開先部の熱変
形を防止しながら連続溶接することを特徴とする薄板材
重ね自動’TIG溶接方法を提供せんとするものである
以下図面の実施例について本発明を説明すると、第2図
〜第5図に於て9は装置、駆動用レールで脚10が取付
けてあわ、同1PII10にはゴム板11が貼付けてあ
つて被溶接材12、13を傷付けないようにしてある。
14は装置の台車でレール9上を機械的又は摩擦力で駆
動されるようになつている。
15は加圧用ローラ機構16と溶接トーチITの左右位
置調整用のスライドで、同女ラード15の駆動用サーボ
モータ18は溶接作業者によつて任意に、駆動が可能と
なつている。
19は加圧J ローラ機構16と溶接トーチITの上下
位置調整用スライドで、同スライド19はハンドル20
の操作により作動するようになつている。
21は加圧ローラ機構16と溶接トーチITの支持棒2
2のスライド部で、同スライド部21は前記土下位・置
調整用スライド19に取付けられている。
23は圧縮バネで前記スライド部21と、支持棒22の
下方の凸部22’間にセットしてあわ、上下位置【一調
整用スライド19によつてスライド部21を下げると、
加圧ローラ機構16が被溶接材12,13を押圧するよ
うになつている。
24は溶接トーチ17の上下、左右位置調整用小形スラ
イドである。
又前記加圧ローラ機構16はキヤタピラ状をしていて材
質は銅となつており、更に同加圧ローラ機構16は中央
部と前後部の3軸で支えられ、中央部軸には圧縮バネ2
3の押付け力がそのまま伝わるが、前後部のフレーム2
5内には小形の圧縮バネ(図示省略)を内蔵し、被溶接
材12,13の平坦度が多小悪くてもそれに追従できる
ようになつている。なお、溶接トーチ1rのアーク発生
点175に対して加圧ローラ機構16の中実軸はX闘前
方にセツトされるが、このX7nmは被溶接材12の板
厚に応じて適当な数値に設定されるものである。又被溶
接材12の開先端からの加圧ローラ機構16端部までの
距離Ymmも被溶接材12の板厚に応じて異なるが、こ
れは出来るだけ小さい方がよい。26は脚10とレール
9の連結部で自在接手状になり、レール9を水平にする
ことも可能である(水平横向溶接にも適用できる。
)2rはレール9の高さ調整用スライド、28は脚10
のセツト位置決め治具で、被溶接材12の開先面に治具
先端部が接触したところで脚10を固定すればレール9
と溶接線は平行になるようになつている。29は脚位置
決め用吸盤、30は可搬式重錘で同重錘30は加圧ロー
ラ機構16の押付力の反力となるものである。
又被溶接材12は上板、被溶接材13は下板で、これら
の板厚は同一の場合もあり、下板の方が厚い場合もある
。第6図は加圧ローラ機構16の他の実施例を示し、キ
ヤタピラ(細部のキヤタピラ構造については図示省略)
の中実軸を延長し、その部分に円形状のローラ31を取
付け、同ローラ31を被溶接材12の開先部を押す位置
にセツトしたもので、より以上被溶接材の熱変形を防止
するようにしたものである。この場合はビ点が溶接アー
ク発生点となる。次に作用を説明すると、溶接装置はポ
ータブルとし、先ず同装置を被溶接材12の上に載せ、
位置決め治具28で一方の脚10の位置を定めると共に
、脚10に連結した吸盤29によシ固定する。
又他方の脚位置も同様にして定める。次にキヤタピラ状
加圧ローラ機構16と被溶接材12の開先端との距離Y
mmを保つために左右位置調整用スライド15を駆動し
、次いで上下位置調整用スライド19を,駆動させ圧縮
バネ23を作用させる。これにより加圧ローラ機構16
は被溶接材12の開先部付近を押付ける。次に上下、左
右位置調整用小形スライド24で溶接トーチ1rの位置
を調整すると、これでセツトは完了する。次いで溶接ア
ークを発生させれば溶接直前の被溶接材12は熱変形し
ようとするが、これはキヤタピラ状の加圧ローラ機構1
6の押付力で抑制される。又被溶接材の板厚が特に薄い
場合は一段と熱変形し易いので、第6図に示すキヤタピ
ラとローラ31との混合型加圧ローラ機構を用いるとよ
い。なお、溶接条件のうちビードのオンレートが必要な
場合はTIG溶接トーチのノズル先端に磁気オンレート
装置を取付けるため、機械的な機構は不要である。又加
圧ローラ機構はキヤタピラ状のものについて説明したが
、この加圧ローラ機構は他の構造のものであつても本発
明の目的を達成し得るものであれば何ら差支えないもの
である。薄板材(板厚約2〜3mm以下)を溶接する場
合、溶接トーチ、すなわち溶接アークの直前も高温に加
熱され、よつて膨張する。薄板の場合この膨張が面外変
形となる。薄板材同志を重ねて、上板端面を溶接する重
ね継手においては、2枚の板が密着する方が溶接品質が
よく、例えば1朋の薄板の場合においては0.5mmも
隙間が生じていると、溶接ワイヤを用いないで自動TI
G溶接はできない。
そこでこの隙間をなくすために、あらかじめ2枚の板を
隙間がないように仮付溶接をしておく。しかし、仮付溶
接を増すことは溶接能率面で問題があるので、できる限
杉粗いピツチで仮付溶接を行なつている。
問題はこの仮付ピツチ間で前述の熱膨張による面外変形
が生じ、隙間が大となることである。以上詳細に説明し
た如く本発明は、溶接トーチの直前に取付けた加圧ロー
ラ機構により被溶接材の開先近傍を加圧しながら溶接す
るようにしたので、溶接熱により被溶接材開先部の熱変
形を防止することができる。
従つて従来の溶接方法の如゛く熱変形による開先隙間が
所定量以上となるようなことがないので、仮付溶接ピツ
チを極めて大きくとることができ、仮付けのための溶接
工数を大巾に低減できると共に、溶接品質の向上(ビー
ド外観の美麗化)を計ることができる。また本発明は溶
接トーチと加圧ローラ機構は一体になつているので、被
溶接材に撓みが生じても常にこれに追従できる効果もあ
り、溶接トーチの上下倣いも兼ねているものである。な
お、本発明はLNG地下タンクメンブレンの重ね溶接方
法等に適用して有効であシ、又水平横向きの重ね溶接に
も適用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図イは重ね継手溶接する薄板材の開先隙間を示す斜
視図、第1図叫ま従来の薄板材の重ね継手溶接状態を示
す側面図、第2図は本発明の溶接方法を実施する溶接装
置を示ず斜視図、第3図は同レールのセツト状態を示す
斜視図、第4図は同キヤタピラ状加圧ローラ機構と溶接
トーチとの関係を示す側面図、第5図は同正面図、第6
図は第4図と異なるキヤタピラ状加圧ローラ機構を示す
斜視図である。 図の主要部分の説明、12,13・・・被溶接材、16
・・・キヤタピラ状加圧ローラ機構、1r・・・溶接ト
ーチ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 薄板材の重ね継手を自動TIG溶接するに当わ、溶
    接トーチと一体となつた加圧ローラ機構を同トーチの直
    前に設け、同加圧ローラ機構により被溶接材の開先近傍
    を加圧しながら連続溶接することを特徴とする薄板材重
    ね自動TIG溶接方法。
JP4148976A 1976-04-13 1976-04-13 薄板材重ね自動tig溶接方法 Expired JPS5920424B2 (ja)

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JPS52124445A JPS52124445A (en) 1977-10-19
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JPS56126076A (en) * 1980-03-05 1981-10-02 Shinko Electric Co Ltd Tig welding method
JP4916356B2 (ja) * 2007-03-22 2012-04-11 ユニバーサル造船株式会社 継手仮付治具装置
WO2023248650A1 (ja) * 2022-06-24 2023-12-28 三菱電機株式会社 溶接方法、缶体の製造方法および溶接装置

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JPS52124445A (en) 1977-10-19

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