JP2001287090A - 突合せ溶接における基準位置決め機構 - Google Patents

突合せ溶接における基準位置決め機構

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JP2001287090A
JP2001287090A JP2000108505A JP2000108505A JP2001287090A JP 2001287090 A JP2001287090 A JP 2001287090A JP 2000108505 A JP2000108505 A JP 2000108505A JP 2000108505 A JP2000108505 A JP 2000108505A JP 2001287090 A JP2001287090 A JP 2001287090A
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Masanari Watanabe
眞生 渡辺
Tadashi Nagashima
是 長島
Kenji Nishikawa
賢二 西川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基準プレートで溶接線を高精度に確定し得る
突き合わせ溶接における基準位置決め機構を提供する。 【解決手段】 一方の鋼板1の端面の位置決めを行う際
には、可動テーブルである第2のテーブル22を固定テ
ーブルである第1のテーブル21に対して離反させ、こ
の状態で基準プレート23を第1のテーブル21の上面
から上方に突出させる一方、この基準プレート23を、
ピン25を回動中心として回動するレバー24の先端部
に固着してレバー24の回動により昇降可能に形成する
とともに、鋼板1の位置決め作業が終了した後、基準プ
レート23を第1のテーブル21の上面から下方に退避
させて第2のテーブル22を第1のテーブル21に向け
て移動し、その端面が第1のテーブル21の端面に当接
して退避した基準プレート23の上方の空間を閉塞する
ようにした。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は突き合わせ溶接にお
ける基準位置決め機構に関し、特にテーラドブランク溶
接、薄板の突合せ溶接等に用いて有用なものである。 【0002】 【従来の技術】近年、自動車の車体パネル等の成形用素
材として、板厚や材質がともに同じか、あるいは板厚や
材質がともに異なる複数枚の鋼板を相互に突き合わせて
CO2(炭酸ガス)レーザ溶接法等により一体化したテ
ーラードブランク材と称される材料が用いられている。 【0003】テーラードブランク材を用いた場合、各種
のプレス工程でスクラップとして生じた端材を有効利用
することができ、材料の無駄が少なく材料歩留まりが向
上するばかりでなく、例えば板厚の大きな鋼板と板厚の
小さな鋼板とを組み合わせたテーラードブランク材を用
いて所定形状のパネル部品を成形することにより、パネ
ル部品全体を一枚の厚い鋼板から成形する場合に比べて
軽量化が図れる等の利点がある。 【0004】図5は、上述の如きテーラドブランク材を
2枚の鋼板を突合せ溶接して得る場合の態様を概念的に
示す説明図である。同図に示すように、突合せ溶接を行
う2枚の鋼板1、2は水平面を構成するテーブル3上に
載置されており、各鋼板1、2の端面にそれぞれ当接し
て直線的に移動する移動爪4、5により所定位置に位置
決めするようになっている。ここで、移動爪4、5はテ
ーブル3に設けた溝6、7に沿って移動する。 【0005】さらに詳言すると、先ず、移動爪4を移動
することにより幅方向(溶接線方向)及び長手方向(溶
接線と直角方向)の位置を所定位置に位置決めする。こ
のとき、幅方向の位置決めは、鋼板1の幅方向の端面に
相対向してそれぞれ当接する移動爪4をそれぞれ所定位
置迄移動することにより行うとともに、長手方向の位置
決めは、鋼板1の長手方向の端面に当接する2本の移動
爪4を基準プレート8に向けて移動し、この基準プレー
ト8に当接させることにより行う。すなわち、このとき
基準プレート8はテーブル3の上面から突出している。 【0006】次に、基準プレート8をテーブル3の上面
から下方に退避させ、この状態で移動爪5を移動するこ
とにより幅方向(溶接線方向)及び長手方向(溶接線と
直角方向)の位置を所定位置に位置決めする。このと
き、幅方向の位置決めは、鋼板1の場合と同様に、鋼板
2の幅方向の端面に相対向してそれぞれ当接する移動爪
5をそれぞれ所定位置迄移動することにより行うととも
に、長手方向の位置決めは、鋼板2の長手方向の端面に
当接する2本の移動爪4を鋼板1の突合せ端面に向けて
移動し、この端面に当接させることにより行う。 【0007】鋼板1、2の位置決めが終了した後、押え
金具9、10を下降させ、鋼板1、2の端部を上方から
押圧してクランプし、かかる状態で鋼板1、2の突合せ
線(溶接線)に沿って溶接ヘッド(図示せず。)を移動
しながら鋼板1、2の突合せ部の溶接を行う。 【0008】このように、この種の突合せ溶接装置にお
いては、溶接時の基準線を構成する基準プレート8をテ
ーブル3の上面から突出させたり、これをテーブル3の
上面から下方に退避させる必要がある。このため、基準
プレート8は昇降可能に形成してある。 【0009】図6は、従来技術に係る基準プレート8及
びその近傍部分を抽出して示す図で、(a)は基準プレ
ート8をテーブル3の上面から突出させた状態で示すそ
の斜視図、(b)は基準プレート8をテーブル3の上面
から退避させた状態で示すその横断面図である。両図に
示すように、基準プレート8は、テーブル3に垂直方向
に形成した溝3aに嵌め込んでありこの溝3aに沿い昇
降するように形成してある。(a)に示す状態では、エ
アシリンダ等の駆動手段(図示せず。)により、駆動さ
れてテーブル3の上面から突出している。かかる状態で
鋼板1を当接させる。一方、鋼板1の位置決めが終了し
た後には、(b)に示すように、溝3aに沿って下降さ
せることによりテーブル3の上面から下方に退避させら
れる。 【0010】このとき、テーブル3に載置された鋼板
1、2の溶接線に沿う部分、すなわち溶接ヘッド11の
移動方向に沿う部分には、鋼板1、2に対し、溶接ヘッ
ド11の反対側で水平に伸びる凹部である水平な銅製の
溝12がテーブル3の凹部に埋設してある。溶接ヘッド
11を移動しての突合せ溶接の際に発生するスラッジ、
ヒューム、スパッタ等の溶接粉13を貯めておくためで
ある。また、銅製としたのはレーザ溶接の際のレーザ光
を良好に反射するとともに、熱伝導率も良好で溶接時の
熱を良好に逃がし得るからである。 【0011】基準プレート8は、鋼板1の突合せ時に
は、図6(a)に示すように、上記溝12を貫通してテ
ーブル3の上面から上方に突出するとともに、退避時に
は、図6(b)に示すように、その上面が溝12の底面
と面一となる位置まで下降する。 【0012】 【発明が解決しようとする課題】溝12は、溶接粉13
を貯めておくため、溶接ヘッド11の下方、すなわち溶
接線に沿う位置に形成しておく必要があるが、上述の如
き基準プレート8が溝12に臨んでいるため、これの昇
降の際のガイドとなる溝3aと基準プレート8との間の
間隙に、溝12に貯まった溶接粉13が入り込む可能性
があり、溶接粉13が当該間隙に入り込んだ場合には、
基準プレート8の突出時の位置精度を十分確保すること
ができない場合がある。ちなみに、レーザ溶接の溶接ヘ
ッド11を用いるテーラドブランク溶接の場合、溶接線
の精度は±100μm程度の厳しい精度が要求される。 【0013】本願発明は、上記従来技術に鑑み、基準プ
レートで溶接線Lを高精度に確定し得る突き合わせ溶接
における基準位置決め機構を提供することを目的とす
る。 【0014】 【課題を解決するための手段】 【0015】上記目的を達成する本発明の構成は、次の
点を特徴とする。 【0016】1) 水平面を形成するテーブルの上面に
載置する板材の端面同志を突き合わせて溶接する突き合
わせ溶接に先立ち、テーブルの上面から上方に突出した
状態で一方の板材の端面を当接させてこの板材の端面の
位置決めを行うとともに、溶接時にはテーブルの上面か
ら下方に退避するように構成した基準プレートを有する
突合せ溶接における基準位置決め機構において、一方の
板材を載置する第1のテーブルに対し、この板材と突き
合わせ溶接を行う他方の板材を載置する第2のテーブル
を接離可能に分割し、一方の板材の端面の位置決めを行
う際には、第2のテーブルを第1のテーブルに対して離
反させた状態で基準プレートを第1のテーブルの上面か
ら上方に突出させるとともに、一方の板材の端面の位置
決め作業が終了した後、基準プレートを第1のテーブル
の上面から下方に退避させて第2のテーブルを第1のテ
ーブルに向けて移動し、その端面が第1のテーブルの端
面に当接して退避した基準プレートの上方の空間を閉塞
するように構成したこと。 【0017】2) 上記1)に記載する突合せ溶接にお
ける基準位置決め機構において、第1のテーブルと第2
のテーブルとの当接部分には、一方の端面が他方の端面
側へ水平に突出する突出部を形成すとともに、この突出
部が嵌まり込む凹部を他方の端面に形成したこと。 【0018】3) 上記1)又は2)に記載する突合せ
溶接における基準位置決め機構において、基準プレート
は、第1のテーブルの上面よりも下方の一点を回動中心
として回動するレバーの先端部に固着され、レバーの一
方向への回動に伴いこのレバーの一部が第1のテーブル
の端面に当接して規制される迄回動して第1のテーブル
の上面より上方に突出するとともに、レバーの反対方向
への回動に伴い第1のテーブルの上面より下方に退避す
るように構成したこと。 【0019】4) 上記3)に記載する突合せ溶接にお
ける基準位置決め機構において、レバーは、その途中を
ピストンロッドの先端部に連結したエアーシリンダの駆
動により回動すること。 【0020】5) 上記3)又は4)に記載する突合せ
溶接における基準位置決め機構において、レバーの端面
からの突出量を調節可能にこのレバーに螺合したボルト
の端面が、第1のテーブルの端面に当接することにより
レバーの回動を規制するように構成したこと。 【0021】 【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面に
基づき詳細に説明する。 【0022】図1は本発明の実施の形態に係る突合せ溶
接における基準位置決め機構を、その基準プレートが上
昇している状態で示す断面図、図2は図1のA−A線矢
視図、図3は図1に示す場合におけるレバーの回動量の
調節機構部分を抽出して示す拡大図、図4は図1に示す
本発明の実施の形態を、その基準プレートが下降してい
る状態で示す断面図である。なお、これらの図中、図5
に示す従来技術と同一部分には同一番号を付し、重複す
る説明は省略する。 【0023】水平面を形成するテーブル21及びテーブ
ル22は、図5に示すテーブル3と同一の機能を有する
ものであるが、溶接方向に沿って2分割してある。基準
プレート23に当接させて位置決めを行う鋼板1を載置
するのが、固定テーブルである第1のテーブル21であ
り、基準プレート23に当接させて位置決めを行った後
の鋼板1の端面にその端面を当接させる鋼板2を載置す
るのが、可動テーブルである第2のテーブル22であ
る。ここで、第2のテーブル22は、基台30上を水平
方向に移動可能に形成してある。 【0024】図1に示す状態、すなわち鋼板1の端面の
位置合わせを行わせる状態では、第2のテーブル22が
第1のテーブル21から離反している。かかる状態で基
準プレート23は第1のテーブル21の上面から突出し
ている。ここで、基準プレート23は、第1のテーブル
21の上面よりも下方の一点を回動中心として回動する
L字状のレバー24の先端部に固着されている。すなわ
ち、レバー24は、基端部が、第1のテーブル21の上
面よりも下方の一点で、この第1のテーブル21に設け
たピン25を介して第1のテーブル21に回動可能に取
り付けてある。また、このレバー24の途中には、先端
部がレバー24の端面から突出するように調整ボルト2
6が螺合してある。調整ボルト26の先端が、レバー2
4の反時計方向への回動に伴い、第1のテーブル21の
端面の当接部21aに当接することにより、レバー22
4反時計方向への回動が規制される。すなわち、図3に
詳細に示すように、調節ボルト26のレバー21からの
突出量を調節することにより、基準プレート23の水平
方向(図1の左右方向)の位置を調節することができ
る。鋼板1の端面位置である溶接線の位置は、調節ボル
ト26を回転することにより、その突出量を調節して溶
接ヘッド11の真下に正確に位置するように調節する。 【0025】エアーシリンダ27は、その基端部が第1
のベッド21の下部にピン28を介して回動可能に取り
付けてあり、そのピストンロッド27aの先端部がピン
29を介してレバー24の中央部に回動可能に連結して
ある。エアーシリンダ27の駆動によりそのピストンロ
ッド27aが最も伸長された状態が図1に示す状態であ
り、最も縮退した状態が図4に示す状態である。すなわ
ち、図1に示すように、基準プレート23が第1のテー
ブル21の上面から突出した状態で、エアーシリンダ2
7をそのピストンロッド27aが縮退するように駆動す
ればレバー24がピン25を回動中心として図中時計方
向に回動して図4に示すように第1のテーブル21の上
面よりも下方に退避した状態となる。 【0026】ここで、第1のテーブル21と第2のテー
ブル22との当接部分には、突出部22aとこれが嵌ま
り込む段部21bとが形成してある。突出部22aは第
2のテーブル22の端部に第1のテーブル21の端面側
へ水平に突出させて形成してあり、段部21bはこの突
出部22aに相対向して第1のベッド21の端面に形成
してある。溶接ヘッド11の移動軌跡である溶接線に沿
う溝12は突出部22aに埋設してある。 【0027】上述の如き実施の形態において、一方の鋼
板1の端面の位置決めを行う際には、図1に示すよう
に、第2のテーブル22を第1のテーブル21に対して
離反させた状態で基準プレート23を第1のテーブル2
1の上面から上方に突出させる。これは図4に示す状態
で、エアーシリンダ27を駆動し、そのピストンロッド
27aを伸長することにより行う。すなわち、ピストン
ロッド27aの伸長によりレバー24はピン25を回動
中心として反時計方向に回動する。かかるレバーー24
の回動は、調整ボルト26の先端面が第1のベッド21
の当接部21aに当接した時点で規制されて停止する。
すなわち、この位置に位置決めされる。 【0028】かかる状態で、鋼板1の端面を図中左方か
ら基準プレート23に当接させてこれの位置決めを行な
い、押え金具9を下降させて鋼板1の端部を上方からク
ランプする。 【0029】かかる状態でエアーシリンダ27を駆動し
てそのピストンロッド27aを、今度は縮退させる。ピ
ストンロッド27aの縮退によりレバー24は、ピン2
5を回動中心として時計方向に回動し、基準プレート2
3を第1のテーブル21の上面から下方に退避させる。 【0030】次に、第2のベッド22を第1のベッド2
1に向けて移動し、その端面を第1のベッド21の端面
に当接させる。このとき突出部22aが段部21bに嵌
まり込んで基準プレート23の上方の空間を閉塞する。
次に、鋼板2を鋼板1の突合せ端面に向けて移動し、鋼
板1、2の端面同士を突き合わせ、この状態で押え金具
10を下降させて鋼板2の端部を上方からクランプす
る。 【0031】かかる状態で溶接ヘッド11を走行させな
がら鋼板1、2の突合せ部を突合せ溶接する。 【0032】なお、上記実施の形態では、エアーシリン
ダを27を駆動手段として、レバー24を回動すること
により基準プレート23を昇降させる構造としたが、こ
れに限定するものではない。駆動手段としては、他にモ
ータ等が考えられ、また必ずしもレバーを回動すること
により基準プレート23を昇降する構造でなくても良
い。基準プレート23を直線的に昇降するように構成し
ても良い。第1のベット21と第2のベット22とに2
分割されており、基準プレート23の退避時にはその上
方の空間が第1のベット21及び第2のベット22の当
接により閉塞されているからである。すなわち、溶接時
の溶接粉12が基準プレート23が退避している空間に
混入することはないからである。 【0033】 【発明の効果】以上実施の形態とともに具体的に説明し
たように、〔請求項1〕に記載する発明は、水平面を形
成するテーブルの上面に載置する板材の端面同志を突き
合わせて溶接する突き合わせ溶接に先立ち、テーブルの
上面から上方に突出した状態で一方の板材の端面を当接
させてこの板材の端面の位置決めを行うとともに、溶接
時にはテーブルの上面から下方に退避するように構成し
た基準プレートを有する突合せ溶接における基準位置決
め機構において、一方の板材を載置する第1のテーブル
に対し、この板材と突き合わせ溶接を行う他方の板材を
載置する第2のテーブルを接離可能に分割し、一方の板
材の端面の位置決めを行う際には、第2のテーブルを第
1のテーブルに対して離反させた状態で基準プレートを
第1のテーブルの上面から上方に突出させるとともに、
一方の板材の端面の位置決め作業が終了した後、基準プ
レートを第1のテーブルの上面から下方に退避させて第
2のテーブルを第1のテーブルに向けて移動し、その端
面が第1のテーブルの端面に当接して退避した基準プレ
ートの上方の空間を閉塞するように構成したので、溶接
時には、上方が閉塞された空間に基準プレートを退避さ
せることができる。この結果、本発明によれば、溶接時
の溶接粉が基準プレートの昇降の障害となることはな
く、この基準プレートの位置決め精度を容易に十分な高
精度とすることができる。 【0034】〔請求項2〕に記載する発明は、〔請求項
1〕に記載する突合せ溶接における基準位置決め機構に
おいて、第1のテーブルと第2のテーブルとの当接部分
には、一方の端面が他方の端面側へ水平に突出する突出
部を形成すとともに、この突出部が嵌まり込む凹部を他
方の端面に形成したので、溶接は突出部が凹部に嵌まり
込んだ状態で行うことができるので、基準プレートが退
避している空間を溶接粉から完全に隔離することができ
る。この結果、本発明によれば、〔請求項1〕に記載す
る発明の効果を確実に得ることができる。 【0035】〔請求項3〕に記載する発明は、〔請求項
1〕又は〔請求項2〕に記載する突合せ溶接における基
準位置決め機構において、基準プレートは、第1のテー
ブルの上面よりも下方の一点を回動中心として回動する
レバーの先端部に固着され、レバーの一方向への回動に
伴いこのレバーの一部が第1のテーブルの端面に当接し
て規制される迄回動して第1のテーブルの上面より上方
に突出するとともに、レバーの反対方向への回動に伴い
第1のテーブルの上面より下方に退避するように構成し
たので、レバーの回動により基準テーブルの昇降を行う
ことができる。この結果、本発明によれば、基準プレー
トの昇降のための空間を可及的に小さなものとすること
ができる。このことは、各種機器が錯綜して配置される
テーブルの下方空間を有効に合理的に利用し得るという
効果に繋がる。 【0036】〔請求項4〕に記載する発明は、〔請求項
3〕に記載する突合せ溶接における基準位置決め機構に
おいて、レバーは、その途中をピストンロッドの先端部
に連結したエアーシリンダの駆動により回動するように
したので、レバーの回動はピストンロッドの伸縮により
行うことができる。この結果、本発明によれば、〔請求
項3〕と同様の効果を期待でき、この効果を具体的に実
現できる。 【0037】〔請求項5〕に記載する発明は、〔請求項
3〕又は〔請求項4〕に記載する突合せ溶接における基
準位置決め機構において、レバーの端面からの突出量を
調節可能にこのレバーに螺合したボルトの端面が、第1
のテーブルの端面に当接することによりレバーの回動を
規制するように構成したので、回動に伴うレバーの上昇
位置の調節はボルトの突出量を調節することにより行
う。この結果、本発明によれば、ボルトの調節だけで基
準プレートの位置決めを行うことができ、この調節作業
が容易になる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の実施の形態を、基準プレートが上昇し
ている状態で示す断面図である。 【図2】図1のA−A線矢視図である。 【図3】図1に示す場合におけるレバーの回動量の調節
機構部分を抽出して示す拡大図である。 【図4】図1に示す本発明の実施の形態を、基準プレー
トが下降している状態で示す断面図である。 【図5】従来技術に係る鋼板の突合せ溶接に先立つ突合
せ作業の態様を概念的に示す説明図である。 【図6】従来技術に係る基準プレート8及びその近傍部
分を抽出して示す図で、(a)は基準プレート8をテー
ブル3の上面から突出させた状態で示すその斜視図、
(b)は基準プレート8をテーブル3の上面から退避さ
せた状態で示すその横断面図である。 【符号の説明】 1 鋼板 2 鋼板 21 テーブル 21a 当接部 21b 段部 22 テーブル 22a 突出部 23 基準プレート 24 レバー 25 ピン 26 調節ボルト 27 エアーシリンダ 27a ピストンロッド 29 ピン

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 水平面を形成するテーブルの上面に載置
    する板材の端面同志を突き合わせて溶接する突き合わせ
    溶接に先立ち、テーブルの上面から上方に突出した状態
    で一方の板材の端面を当接させてこの板材の端面の位置
    決めを行うとともに、溶接時にはテーブルの上面から下
    方に退避するように構成した基準プレートを有する突合
    せ溶接における基準位置決め機構において、 一方の板材を載置する第1のテーブルに対し、この板材
    と突き合わせ溶接を行う他方の板材を載置する第2のテ
    ーブルを接離可能に分割し、 一方の板材の端面の位置決めを行う際には、第2のテー
    ブルを第1のテーブルに対して離反させた状態で基準プ
    レートを第1のテーブルの上面から上方に突出させると
    ともに、 一方の板材の端面の位置決め作業が終了した後、基準プ
    レートを第1のテーブルの上面から下方に退避させて第
    2のテーブルを第1のテーブルに向けて移動し、その端
    面が第1のテーブルの端面に当接して退避した基準プレ
    ートの上方の空間を閉塞するように構成したことを特徴
    とする突合せ溶接における基準位置決め機構。 【請求項2】 〔請求項1〕に記載する突合せ溶接にお
    ける基準位置決め機構において、 第1のテーブルと第2のテーブルとの当接部分には、一
    方の端面が他方の端面側へ水平に突出する突出部を形成
    すとともに、この突出部が嵌まり込む凹部を他方の端面
    に形成したことを特徴とする突合せ溶接における基準位
    置決め機構。 【請求項3】 〔請求項1〕又は〔請求項2〕に記載す
    る突合せ溶接における基準位置決め機構において、 基準プレートは、第1のテーブルの上面よりも下方の一
    点を回動中心として回動するレバーの先端部に固着さ
    れ、レバーの一方向への回動に伴いこのレバーの一部が
    第1のテーブルの端面に当接して規制される迄回動して
    第1のテーブルの上面より上方に突出するとともに、レ
    バーの反対方向への回動に伴い第1のテーブルの上面よ
    り下方に退避するように構成したことを特徴とする突合
    せ溶接における基準位置決め機構。 【請求項4】 〔請求項3〕に記載する突合せ溶接にお
    ける基準位置決め機構において、 レバーは、その途中をピストンロッドの先端部に連結し
    たエアーシリンダの駆動により回動することを特徴とす
    る突合せ溶接における基準位置決め機構。 【請求項5】 〔請求項3〕又は〔請求項4〕に記載す
    る突合せ溶接における基準位置決め機構において、 レバーの端面からの突出量を調節可能にこのレバーに螺
    合したボルトの端面が、第1のテーブルの端面に当接す
    ることによりレバーの回動を規制するように構成したこ
    とを特徴とする突合せ溶接における基準位置決め機構。
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