JPH071190A - 溶接装置と、開先部位置合わせ装置および位置合わせ方法 - Google Patents

溶接装置と、開先部位置合わせ装置および位置合わせ方法

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JPH071190A
JPH071190A JP14798893A JP14798893A JPH071190A JP H071190 A JPH071190 A JP H071190A JP 14798893 A JP14798893 A JP 14798893A JP 14798893 A JP14798893 A JP 14798893A JP H071190 A JPH071190 A JP H071190A
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pipe
flange
branch pipe
lining jig
shaft
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JP14798893A
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Mitsuo Makino
光男 牧野
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Abstract

(57)【要約】 【目的】第1の発明は、溶接時に、主管の分岐管を横向
きにして開先部を回転させ、特に高さ方向の回転スペー
スをより小さくさせた溶接装置を提供する。 【構成】長尺状の主管1の一端側に突設される分岐管2
と、フランジ管3相互の開先部4の位置合わせをして支
持する回転自在なホルダ機構25と、駆動モータ17を
支持し、このモータ軸18の回動角度に同期して垂直方
向に昇降駆動する油圧シリンダ15と、水平方向に長い
ガイド長孔29を備えたガイド体19と、ガイド長孔に
挿通するスライド軸30および、このスライド軸の両端
部に嵌合され、モータ軸とホルダ機構のワーク回転軸を
連結する一対のクランク31からなり、このクランク機
構はモータ軸の回動に同期させて駆動モータおよびホル
ダ機構の垂直方向の昇降動作を可能にする。また、主管
の昇降変位に同期して昇降変位し、かつ回転する開先部
を溶接する溶接機構35を具備した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、軸方向の中心部から一
端側にずれた位置に分岐管が設けられる長尺状の主管に
対し、上記分岐管とフランジ管の端縁相互が当接する開
先部位置合わせをした状態で溶接する溶接装置と、開先
部位置合わせ装置および位置合わせ方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図8に示すように、1は長尺状の主管で
あり、この軸方向の中心部から一側方にずれた端部位置
に分岐管2が設けられる。この分岐管2端縁にフランジ
管3端縁を当接し、いわゆる開先部位置合わせをした状
態で、開先部を溶接固着する要求がある。
【0003】この場合、主管1を水平方向に置いて、何
らかの手段で回り止めをなし、開先部を溶接する。同図
に矢印で示すように、2分割し、かつ下方から溶接トー
チを回動して溶接する。
【0004】また、開先部位置合わせ機構としては、た
とえば特開平4−127985号公報にあるような、開
先部の目違いを修正する機構と、開先部のギャップを修
正する機構とからなり、目違いとギャップの量を測定す
る機構とからなるものが知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような、溶接トー
チを下方から上部へ移動して溶接する手段は、鉄鋼関係
において極く一般的に行われているが、管体相互の材質
がアルミニューム材であると、ブローホールや融合不良
もしくは溶け落ちなど、不具合の発生率が大であった。
【0006】そこで、図9に示すように、主管1の分岐
管2を横向きにして、ここでは図示しないホルダ機構に
支持する。ホルダ機構は、主管1を分岐管2の中心軸a
を支点として回転駆動し、分岐管2とフランジ管3との
開先部4に対向して設けられる溶接トーチ5によって溶
接をなす。
【0007】このような溶接作用を行えば、ブローホー
ルなどの不具合の発生が少なくなって、品質の向上を図
れる。その反面、溶接の作業スペースが極めて大になる
欠点を有する。すなわち、上記主管1の軸方向長さL
が、3〜5m程度のものは普通であって、分岐管2の中
心軸aから主管1端部までの距離La が2.5〜4.5
mある。
【0008】したがって、回転中心である分岐管中心軸
aから上下左右に(2.5〜4.5m)×2の非常に大
きな回転スペースLs を必要とする。特に、上下方向で
ある高さ方向に大きなスペースがいるので、作業不可能
に陥る作業場が多い。
【0009】このことから、溶接時に、主管および分岐
管とフランジ管との開先部を回転させることを基本とし
て、特に高さ方向の作業スペースがより小さくてすむ溶
接装置の要望が大である。
【0010】一方、先に述べた開先部位置合わせ機構
は、目違いとギャップの量を測定するセンサや、センサ
の移動量を演算する変換器および開先部の目違いを修正
する機構、開先部のギャップを修正する機構等が必要
で、複雑な制御となり、高コストになることは避けられ
ない。
【0011】本発明は、上述した事情に鑑みなされたも
のであり、その第1の目的とするところは、溶接時に、
主管を分岐管が横向きになるようにするとともに、主管
および分岐管とフランジ管との開先部を回転させること
を基本として、特に高さ方向の回転スペースがより小さ
くてすむ溶接装置を提供しようとするものである。
【0012】本発明の第2の目的とするところは、簡素
な構成で、開先部位置合わせを確実になし、信頼性の向
上を図れる開先部位置合わせ装置を提供することにあ
る。本発明の第3の目的とするところは、簡単な操作を
もって、開先部の位置合わせを確実になし、信頼性の向
上を図れる開先部位置合わせ方法を提供することにあ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】第1の発明における溶接
装置は、長尺状の主管の一端側に突設される分岐管端縁
と、フランジ管端縁相互を当接して位置決めする、開先
部位置合わせをなした状態で支持する、回転自在なホル
ダ機構と、このホルダ機構と対向して配設され、駆動モ
ータを支持し、かつこの駆動モータのモータ軸の回動角
度に同期して垂直方向に昇降駆動する昇降機構と、この
昇降機構と上記ホルダ機構との間に介在固定され、水平
方向に長いガイド長孔を備えたガイド体と、このガイド
体のガイド長孔に挿通するスライド軸および、このスラ
イド軸の両端部に嵌合される一対のクランクからなり、
上記駆動モータのモータ軸と上記ホルダ機構のワーク回
転軸を連結して、駆動モータのモータ軸の回動に同期さ
せて駆動モータおよびホルダ機構の垂直方向の昇降動作
の案内に変えるクランク機構と、上記ホルダ機構の昇降
変位に同期して昇降変位し、回転する分岐管とフランジ
管の開先部を溶接する溶接機構とを具備した。
【0014】第2の発明である、開先部位置合わせ装置
は、主管の分岐管端縁と、フランジ管端縁とを当接して
位置決めする、開先部位置合わせ装置であり、互いに平
行に設けられ、かつ互いに径方向に進退自在な第1の内
張治具および第2の内張治具とを具備し、上記第1の内
張治具は、フランジ管の開口部内に挿入され、かつこの
内周面に当接自在であり、上記第2の内張治具は、フラ
ンジ管の開口部端縁上に載置され、かつ分岐管内に挿入
され、分岐管の内周面に当接自在である。
【0015】第3の発明である、開先部位置合わせ方法
は、互いに平行に設けられ、かつ互いに径方向に進退自
在な第1の内張治具および第2の内張治具とを具備した
開先部位置合わせ装置を用いて、上記第1の内張治具を
フランジ管の開口部内に挿入した状態で、上記第2の内
張治具をフランジ管の開口部端縁上に載置し、ついで、
第1の内張治具を突出してフランジ管の内周面に当接さ
せ、ついで、第2の内張治具をフランジ管の内周面より
内側に後退し、ついで、フランジ管の端縁を主管の分岐
管端縁に当接して、第2の内張治具を分岐管内に挿入
し、ついで、第2の内張治具を径方向に突出して分岐管
内周面に当接することにより、主管の分岐管端縁とフラ
ンジ管端縁との開先部位置合わせをなす。
【0016】
【作用】第1の発明において、駆動モータのモータ軸の
回動に同期して、クランク機構を案内として昇降機構が
駆動モータおよびホルダ機構を垂直方向へ昇降変位する
とともにホルダ機構を回転駆動する。
【0017】このホルダ機構の昇降変位に同期して溶接
機構を昇降変位することにより、回転する主管の分岐管
とフランジ管との開先部を溶接できる。第2,第3の発
明において、第1の内張治具と第2の内張治具の進退操
作だけで、主管の分岐管とフランジ管との開先部位置合
わせができる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、図面にもとづい
て説明する。図7に示すように、開先部位置合わせ装置
Kを用いて、フランジ管3を主管1に設けられる分岐管
2に、開先部位置合わせをなす。
【0019】上記開先部位置合わせ装置Kは、中心軸部
に油圧機構部10があって、この周面に上下二段に、第
1の内張治具11と、第2の内張治具12とが設けられ
る。各内張治具11,12は、周方向に所定間隔を存し
て突設される、少なくとも3本以上の作動杆からなって
いる。
【0020】各内張治具11,12は、油圧機構部10
から力を受けて、作動杆が一斉に、かつ同量づつ径方向
に突出もしくは径方向に後退するようになっている。は
じめ、同図(A)に示すように、フランジ管3のフラン
ジ部3aを下方に、溶接されるべき端縁部3bを上方に
して支持する。この状態で、第1の内張治具11を下方
にし、かつ作動杆を後退してフランジ管3の開口部内に
挿入する。上方にある第2の内張治具12は、作動杆を
少なくとも開口部より突出させて、端縁部3b上に載置
する。
【0021】ついで、同図(B)に示すように、フラン
ジ管3はそのままで、第1の内張治具11を径方向に同
量づつ突出させて、先端部をフランジ管3の内周面に当
接する。この状態で、フランジ管3の中心軸aと、開先
部位置合わせ装置の中心軸aとは完全に一致する。
【0022】ついで、同図(C)に示すように、フラン
ジ管3を上下逆転する。そして、水平方向に置かれ、か
つ分岐管2を上方に向けた主管1まで運ぶ。第2の内張
治具12をフランジ管3の内周面より内側に後退した状
態にして、フランジ管3の端縁を分岐管2端縁上に載置
する。
【0023】必然的に、第2の内張治具12は分岐管2
内に挿入される。このときはまだ、開先部位置合わせ装
置Kの中心軸aと分岐管2の中心軸とが正確に一致して
おらず、したがって、フランジ管3と分岐管2とに目違
いがあって当然である。
【0024】最後に、同図(D)に示すように、上記第
2の内張治具12を径方向に突出して、分岐管2の内周
面に当接させる。このことから、開先部位置合わせ装置
Kの中心軸aと、分岐管2の中心軸aとが正確に一致す
る。
【0025】結果的に、フランジ管3と分岐管2との中
心軸aが一致して、互いの直径が相違しない限り目違い
がない。すなわち、第1,第2の内張治具11,12と
で、主管1の分岐管2とフランジ管3との開先部4の位
置合わせを終了する。
【0026】なお、主管1を水平方向に支持し、かつ分
岐管2を上方に向けて固定するには、図5および図6に
示す装置を用いる。すなわち、昇降機構である油圧シリ
ンダ15のシリンダシャフト16を垂直方向に立て、こ
のシャフト16の上端部に駆動モータ17を載置支持す
る。
【0027】駆動モータ17のモータ軸18は、ガイド
板19を貫通するスライド軸30に連結される。保持板
21には、主管1の両側部を把持するチャック部23,
23と、回動駆動一軸ダブルサポートポジショナ22,
22が配置されている。
【0028】まず、駆動モータ17を回転して、保持板
21を回転することにより、主管1を水平状態にする。
つぎに、一軸ダブルサポートポジショナ22により主管
1を周方向に回動駆動し、分岐管2を上方に向ける。
【0029】そして、先に図7(C)で説明したよう
に、分岐管2の端縁に、開先部位置合わせ装置Kをセッ
トしたフランジ管3を載置し、同図(D)に示すような
操作を行う。
【0030】したがって、分岐管2とフランジ管3とは
開先部位置合わせ装置Kを介して、正確な開先部4の位
置合わせが容易に行われる。分岐管2とフランジ管3と
の溶接作業にあたっては、これらの位置決めをなした状
態で溶接する。
【0031】主管1の分岐管2とフランジ管3との開先
部4を位置合わせした状態で、図1に示す、ホルダ機構
25が支持する。このホルダ機構25は、後述するクラ
ンク機構26に連結される。
【0032】上記油圧シリンダ15は、駆動モータ17
のモータ軸18の回動角度に同期して、駆動モータ17
を垂直方向に昇降駆動する。具体的には、モータ軸18
が1回転する間に、駆動モータ17を最高部位から最低
部位まで降下し、かつ最低部位から最高部位まで上昇す
る動作をなす。
【0033】この油圧シリンダ15に設けられる基板2
7上に、一対の固定杆28,28が突設され、さらにこ
れら固定杆の上端部に上記ガイド体19が載設される。
このガイド体19は、水平方向に長いガイド長孔29を
有する。
【0034】上記ガイド長孔29にはスライド軸30が
挿通しており、このスライド軸の両端部に、互いに同長
のクランク31,31の一端部が嵌合される。一方のク
ランク31の他端部は、上記駆動モータ17のモータ軸
18に連結され、他方のクランク31の他端部は、上記
ホルダ機構25から突設されるワーク回転軸32に連結
される。
【0035】このような構成であるから、駆動モータ1
7のモータ軸18の回動に同期させて、油圧シリンダ1
5がシリンダシャフト16を上下駆動させ、駆動モータ
17を垂直方向に昇降駆動する。また、各クランク3
1,31を回動することにより、スライド軸30をスラ
イド長孔29に沿って往復動できるようになっている。
【0036】上記ホルダ機構25に対向して、溶接機構
35が配置される。この溶接機構35は、下向きにセッ
トされたロボットに保持された溶接トーチ36および、
この溶接トーチと対向して設けられ、上向きにセットさ
れたロボットに保持されたブラシヘッド37をともに昇
降駆動するスライダ38に支持してなる。
【0037】上記溶接トーチ36とブラシヘッド37の
相互間に、分岐管2とフランジ管3との開先部4が介在
するよう、セットされる。そして、上記スライダ38
は、後述するように、ホルダ機構25の昇降変位に同期
して昇降駆動されるようになっており、したがって溶接
トーチ36とブラシヘッド37との間には、常に分岐管
2とフランジ管3との開先部4が介在する。
【0038】しかして、開先部合わせ装置Kによって位
置決めされた分岐管2とフランジ管3との開先部4に対
する溶接にあたっては、駆動モータ17を駆動するとと
もに、油圧シリンダ15を作動する。
【0039】モータ軸18の位置と、クランク機構26
を介して主管1は、図3に示すように変化する。同図
(A)に示すように、主管1が水平状態であり、開先部
4の位置が横に向いた状態をスタートとする。このと
き、スライド軸30はガイド長孔29の左側端部に当接
する。
【0040】同図(B)に示すように、モータ軸18の
回動および降下が開始され、0°位置から90°回動状
態に変わる間に、モータ軸18が図において、時計回り
方向に回動し、かつこれと同期して駆動モータと17と
もにモータ軸18が降下する一方、ガイド長孔29内の
スライド軸30は左側端部から往動スライドして中央部
に至る。クランク31は、水平状態から右下がり状態
に、傾斜角度が順に急になる方向に変位する。
【0041】モータ軸18が90°回動したとき、ガイ
ド長孔29内のスライド軸30は、この中心部に位置
し、クランク31は下方に垂直に変位する。すなわち、
開先部4は最下部に位置し、かつ主管1自体は垂直姿勢
で、最も下方へ突出する。
【0042】同図(C)に示すように、モータ軸18の
回動が90°を越えたところで、駆動モータ17は上昇
駆動される。モータ軸18の回動は、同じ時計回り方向
に継続され、スライド軸30はガイド長孔29の右側端
方向にスライドする。クランク31は、垂直状態から再
び右上がり状態に、徐々に傾斜が緩くなる方向に変位す
る。
【0043】モータ軸18が180°回動したとき、ス
ライド軸30はガイド長孔29の右側端部に当接し、モ
ータ軸18はガイド長孔29の中心軸に対向し、かつク
ランク31は水平状態に変位する。主管1ごと開先部4
が垂直方向へ上昇し、かつ主管1自体は水平姿勢に変位
する。
【0044】同図(D)に示すように、回転軸18の回
動が270°に至る間に、駆動モータ17は上昇を継続
し、スライド軸30はガイド長孔29の中央部方向に復
動し、クランク31は右下がり状態に徐々に傾斜が急に
なるよう変位する。
【0045】270°に至ったところで、主管1ごと開
先部4は、垂直方向へ上昇し、主管1自体は垂直姿勢
で、最も上方へ突出し、開先部4の位置が最上部にあ
る。同図(E)に示すように、回転軸18の回動が27
0°から360°に至る間に、モータ17が降下し、ガ
イド長孔29に掛合するピン30は、ガイド長孔29の
中央部から左端部方向にスライドする。クランク31は
垂直状態から右上がり状態に、傾斜角度が順に緩くなる
方向に変位する。
【0046】モータ軸18が360°回動した状態で、
駆動モータ17の降下により回転軸18がガイド長孔2
9中心軸と対向する位置まで降下し、スライド軸30は
ガイド長孔29の左側端部に当接する。したがって、リ
ンク31は水平状態に変位して、先に説明した、同図
(A)のスタート位置に戻る。
【0047】主管1の動作のみを、図4に示す。主管1
は、開先部4を中心に回転するわけだが、主管1の1回
転の間に、開先部4は垂直軸Yの軸方向に1上下動す
る。上記ガイド長孔29の中心軸をZo 、開先部4の最
上部位置をZ1 、同最下部位置をZ2 と称すると、開先
部4の中心部が、Z0 を中心としてZ1 ,Z2 の範囲で
上下動する。
【0048】このことから、主管1が水平状態にあると
きこそ、開先部4中心から主管端部までの距離La の2
倍の長さの回動スペースLs (La ×2)を必要とする
が、これ以外の角度では、2倍よりも小さいスペースで
すむ。
【0049】主管1が上方、もしくは下方へ突出する垂
直状態にあるとき、開先部4の位置が最も下部(Z2
)、もしくは上部(Z1 )にあって、必要な回動スペ
ースは最も少なくてすむ。
【0050】すなわち、開先部4中心から主管1端部ま
での距離La の2倍の長さの回動スペースLs と、開先
部4の最上部(Z1 )と最下部(Z2 )間の距離Lb と
の差が、必要な回動スペースLh となる。
【0051】Lh = Ls − Lb 再び図1に示すように、上記溶接機構35のスライダ3
8は、分岐管2とフランジ管3との開先部4の回動およ
び昇降変位にともなって昇降駆動されるが、溶接トーチ
36は一定して下方に向けられ、開先部4に対する溶接
作業をなす。
【0052】したがって、主管1が長尺状であり、分岐
管2と主管1端部との距離が大なるものであっても、単
純に、この2倍の距離の作業スペースを必要とすること
なく、これよりも小さい作業スペースですみ、かつ開先
部4が回転して溶接トーチ4を下方に向けた状態での溶
接がなされる。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように第1の発明は、溶接
時に、主管の分岐管を横向きして、主管および分岐管と
フランジ管との開先部を回転させることを基本として、
より小さな回転スペースですむ溶接装置を提供できる。
【0054】第2の発明は、簡素な構成で、開先部の位
置合わせを確実になし、信頼性の向上を図れる開先部位
置合わせ装置を提供できる。第3の発明は、簡単な操作
で、開先部の位置合わせを確実になし、信頼性の向上を
図れる開先部位置合わせ方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す、溶接装置の側面図。
【図2】同実施例の、溶接装置の一部省略した正面図。
【図3】(A)ないし(E)は、同実施例の、回転軸
と、クランク機構および主管と開先部の相対的な変位動
作を順に説明する図。
【図4】同実施例の、主管の変位を表す図。
【図5】同実施例の、開先部位置合わせ機構の側面図。
【図6】同実施例の、開先部位置合わせ機構の正面図。
【図7】(A)ないし(D)は、同実施例の、開先部位
置合わせ装置と、位置合わせ作業を順に説明する図。
【図8】本発明の従来例を示す、主管に突設される分岐
管に、フランジ管を溶接する作業を説明する図。
【図9】さらに異なる従来例の、主管に突設される分岐
管に、フランジ管を溶接する作業を説明する図。
【符号の説明】
1…主管、2…分岐管、3…フランジ管、4…開先部、
25…ホルダ機構、17…駆動モータ、18…モータ
軸、15…昇降機構(油圧シリンダ)、29…ガイド長
孔、19…ガイド体、30…スライド軸、31…クラン
ク、26…クランク機構、35…溶接機構、11…第1
の内張治具、12…第2の内張治具。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】長尺状の主管の一端側に突設される分岐管
    端縁と、フランジ管端縁相互を当接して位置決めする、
    開先部位置合わせをなした状態で支持する、回転自在な
    ホルダ機構と、 このホルダ機構と対向して配設され、駆動モータを支持
    し、この駆動モータのモータ軸の回動角度に同期して垂
    直方向に昇降駆動する昇降機構と、 この昇降機構と上記ホルダ機構との間に介在固定され、
    水平方向に長いガイド長孔を備えたガイド体と、 このガイド体のガイド長孔に挿通するスライド軸およ
    び、このスライド軸の両端部に嵌合される一対のクラン
    クからなり、上記駆動モータのモータ軸と上記ホルダ機
    構のワーク回転軸を連結して、上記駆動モータのモータ
    軸の回動して上記ホルダ機構の垂直方向の昇降変位およ
    び回転駆動に変えるクランク機構と、 上記ホルダ機構の昇降変位に同期して昇降変位し、回転
    する分岐管とフランジ管の開先部を溶接する溶接機構と
    を具備したことを特徴とする溶接装置。
  2. 【請求項2】主管の分岐管端縁と、フランジ管端縁とを
    当接して位置決めする、開先部位置合わせ装置であり、 互いに平行に設けられ、かつ互いに径方向に進退自在な
    第1の内張治具および第2の内張治具とを具備し、 上記第1の内張治具は、フランジ管の開口部内に挿入さ
    れ、かつこの内周面に当接自在であり、 上記第2の内張治具は、フランジ管の開口部端縁上に載
    置され、かつ分岐管内に挿入され、分岐管の内周面に当
    接自在であることを特徴とする開先部位置合わせ装置。
  3. 【請求項3】互いに平行に設けられ、かつ互いに径方向
    に進退自在な第1の内張治具および第2の内張治具とを
    具備した開先部位置合わせ装置を用いて、 上記第1の内張治具をフランジ管の開口部内に挿入した
    状態で、上記第2の内張治具をフランジ管の開口部端縁
    上に載置し、 ついで、第1の内張治具を突出してフランジ管の内周面
    に当接させ、 ついで、第2の内張治具をフランジ管の内周面より内側
    に後退し、 ついで、フランジ管の端縁を主管の分岐管端縁に当接し
    て、第2の内張治具を分岐管内に挿入し、 ついで、第2の内張治具を径方向に突出して分岐管内周
    面に当接することにより、主管の分岐管端縁とフランジ
    管端縁との開先部位置合わせをなすことを特徴とする開
    先部位置合わせ方法。
JP14798893A 1993-06-18 1993-06-18 溶接装置と、開先部位置合わせ装置および位置合わせ方法 Pending JPH071190A (ja)

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