JPH03188167A - 反応染料混合物及びそれを用いる繊維材料の染色方法 - Google Patents

反応染料混合物及びそれを用いる繊維材料の染色方法

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JPH03188167A
JPH03188167A JP32908389A JP32908389A JPH03188167A JP H03188167 A JPH03188167 A JP H03188167A JP 32908389 A JP32908389 A JP 32908389A JP 32908389 A JP32908389 A JP 32908389A JP H03188167 A JPH03188167 A JP H03188167A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はセルロース系繊維材料又はセルロース系繊維を
含有する繊維材料を均一に且つ再現性良く染色し、三原
色に適するビニルスルホン系の赤色反応染料に関する。
〔従来の技術〕
従来より、セルロース系繊維材料又はセルロース系繊維
を含有する繊維材料を染色するための水溶性の反応染料
としては、溶解性や均染性、堅牢性等の種々の特性が優
れていることが要求されるが、三原色に適するビニルス
ルホン系の赤色反応染料としては、アゾ系染料が多く用
いられている。
又、三原色に使用されるビニルスルホン系の赤色反応染
料に関しては、品質上、黄色の反応染料や青色の反応染
料との染着速度が等しいこと、ビルドアツプ性が優れて
いること、耐光堅牢度や汗日光堅牢度、塩素堅牢度、洗
濯堅牢度が優れていることが望まれている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、市販されているビニルスルホン系の赤色
反応染料を三原色成分として用いて吸尽染色する場合に
は、同時に使用される黄色染料及び/又は青色染料と染
色速度が異なるため、染色の途中で、所謂、斑染めが生
じるという問題や、染色ロット間で色違いを生じる等の
均染性や染色の再現性が不良であるという問題があり、
又、ビルドアツプ性が不十分であり、望まれる均一で濃
い染色物を得ることが困難であること、耐光堅牢度や汗
日光堅牢度、塩素堅牢度、洗濯堅牢度の全てにおいて良
好な染色物を得ることが困難であること等の種々の問題
があった。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者らは、三原色に適したビニルスルホン系の赤色
反応染料であり、ビルドアツプ性が良好で、且つ各種の
堅牢度が良好なしかも均一な染色物を再現性よく与える
染料を得る目的で鋭意検討した結果、本発明を完成する
に至った。
即ち、本発明は、遊離酸の形で下記一般式(I)〔式中
、mは0又は1、R1は水素原子、C1−C2の低級ア
ルキル基又はCI−Cgの低級アルコキシ基、R2およ
びR8はそれぞれ独立に水素原子、Cs−C4の低級ア
ルキル基又はヒドロキシ基、シアノ基、アルコキシ基、
カルボキシ基、カルバモイル基、アルコキシカルボニル
基、アルキルカルボニルオキシ基、スルホ基、スルファ
モイル基もしくはハロゲン原子で置換されていてもよい
01〜C4の低級アルキル基、Aは01〜C4の低級ア
ルキル基、C1〜C4の低級アルコキシ基、スルホ基も
しくはハロゲン原子の1個又は2個の置換基により置換
されていてもよいフェニレン基又はスルホ基の1個で置
換されていてもよいナフチレン基、X!はハロゲン原子
、Ylは基−5O2CH−CH2又は基−8O2CHz
CHzZxを表わす。ここでZlはアルカリの作用によ
って脱離する基を表わす。〕で示される染料、および該
染料に対して、0.2〜8,5重態倍の遊離酸の形で下
記一般式(I[) 4 〔式中、nは1〜8の整数、R4は水素原子、C1〜C
4の低級アルキル基又はヒドロキシ基、シアノ基、アル
コキシ基、カルボキシ基、カルバモイル基、アルコキシ
カルボニル基、アルキルカルボニルオキシ基、スルホ基
、スルファモイル基もしくはハロゲン原子で置換されて
もよいC1−C4の低級アルキル基、BはC1〜C4の
低級アルキル基、Ct〜C4の低級アルコキシ基、スル
ホ基もしくはハロゲン原子の1個又は2個の置換基によ
り置換されていてもよいフェニレン基又はスルホ基の1
個で置換されていてもよいナフチレン基、X2はハロゲ
ン原子、Y2は基−3O2CH−CHg又は基−5O2
CH2C)(2Z2を表わす。ここで22はアルカリの
作用によって脱離する基を表わす。〕で示される染料を
配合することを特徴とする反応染料混合物、及びそれを
用いてセルロース系a雑材料又はセルロース系繊維を含
有する繊維材料を染色する方法を提供する。
前記一般式(り及び(If)において、Rt  で表わ
される01〜C2の低級アルキル基又は01〜C2の低
級アルコキシ基としては、メチル基、エチル基、メトキ
シ基、エトキシ基が好ましい。又、R2、R8、R4で
表わされる基としては、例えば、水素原子、メチル基、
エチル基、n−プロピル基、1so−プロピル基、n−
ブチル基、1so−ブチル基、sac −ブチル基、2
−ヒドロキシエチル基、2−ヒドロキシプロピル基、8
−ヒドロキシプロピル基、2−ヒドロキシブチル基、8
−ヒドロキシブチル基、4−ヒドロキシブチル基、2.
8−ジヒドロキシプロピル基、8.4−ジヒドロキシブ
チル基、シアノメチル基、2−シアノエチル基、8−シ
アノプロピル基、メトキシメチル基、エトキシメチル基
、2−メトキシエチル基、2−エトキシエチル基、3−
メトキシプロピル基、8−エトキシプロピル基、2−ヒ
ドロキン媚−メトキシブロビル基、クロロメチル基、ブ
ロモメチル基、2−クロロエチル基、2−ブロモエチル
基、8−クロロプロピル基、8−ブロモプロピル基、4
−クロロブチル基、4−ブロモブチル基、カルボキシメ
チル基、2−カルボキシエチル基、8−カルボキシプロ
ピル基、4−カルボキシブチル基、1.2−ジカルボキ
シエチル基、カルバモイルメチル基、2−カルバモイル
エチル基、8−カルバモイルプロピル基、4−カルバモ
イルブチル基、メトキシカルポルエチル基、8−メトキ
シカルボニルプロピル基、8−エトキシカルボニルプロ
ビル基、4−メトキシカルボニルブチル基、4−エトキ
シカルボニルカルボニルオキシブロビル基、8−エチル
カルボニルオキシプロビル基、4−エチルカルボニルオ
キシブチル基、スルホメチル基、2−スルホエチル基、
8−スルホプロピル基、4−スルホブチル基、スルファ
モイルメチル基、2−スルファモイルエチル基、8−ス
ルフ7モイルブロビル基、4−スルファモイルブチル基
等を挙げることができ、とりわけ、水素原フ七チル基、
エチル基の場合が好ましい。
本発明において、前記一般式(I)及び(I[)におい
てA、Bで表わされる置換基を有していてもよいフェニ
レンとは、互いに独立に、好ましくはメチル基、エチル
基、メトキシ基、エトキシ基、塩素、臭素及びスルホ基
の群から選ばれる、1又は2個の置換基により置換され
ていてもよいフェニレン基であり、例えば、 〔式中、星印で示した結合は、−Yl又は−Y2  に
通じている結合を意味する。〕笛を挙げることができる
前記一般式(1)及び(IOにおいて、Yt 、 Y2
は互いに独立に基−3O2CH−CHg又は、基−3O
2CH2CH2Zを表わし、ここにZはアルカリの作用
によって脱離する基であり、例えば、硫酸エステル基、
チオ硫酸エステル基、燐酸エステル基、酢酸エステル基
、ハロゲン原子等がこれに該当する。
一般式(り及び(旬で示される化合物は、公知の方法に
従って製造することができる。
本発明において一般式(I)及び(It)で示される反
応染料は、遊離酸の形で又はその塩の形で存在し、特に
、アルカリ金属塩及びアルカリ土類金属塩、特にナトリ
ウム塩、カリウム塩、リチウム塩が好ましい。
本発明において用いられる一般式(1)で示される反応
染料としては、特に遊離酸の形で下式〔式中、Ylは前
記の意味を有する。〕で示される染料が好ましい。
本発明において用いられる一般式(IOで示される反応
染料としては、特に遊離酸の形で下式c式中、R8、Y
l  は前記の意味を有する。〕で示される染料が好ま
しく、更には、遊離酸の形で下式 〔式中、R4、Y2  は前記の意味を有する。〕で示
される染料が好ましく、更には、遊離酸の形で下式 〔式中、Y2は前記の意味を有する。〕で示される染料
が好ましい。
これらの反応染料の配合量は一般式(1)で示される染
料に対して、一般式((1)で示される染料が0.2〜
8.5重量倍であるが、好ましくは0.5〜8.0重量
倍であり、更に好ましくは1.0〜2.5重量倍である
本発明方法において、反応染料の混合方法は特に限定さ
れるものではないが、染色に用いられる前に予め混合し
ていてもよいし、又は、染色時に混合しても差し支えな
い。
本発明の染料混合物は、所望の色相を得る為に、必要に
応じて、黄色成分及び/又は青色成分と混合して使用す
ることができる。又、黄色成分及び青色成分については
制約なく、公知の反応染料を用いることができ、例えば
、黄色成分としては、遊離酸の形で下記一般式 成いは遊離酸の形で下記一般式 C/ 〔式中、Eは水素原子、01〜C4の低級アルキル基、
又はヒドロキシ基、シアノ基、アルコキシ基、カルボキ
シ基、カルバモイル基、アルコキシカルボニル基、アル
キルカルボニルオキシ基、スルホ基、スルフ1モイル基
もしくはハロゲン原子で置換されてもよい01〜C4の
低級アルキル基を表わし、Yは前記の意味を有する。〕
で示される反応染料が適しており、又、青色成分として
は、遊帽酸の形で下記一般式 〔式中、Yは基−5O2CH−CH2又は、基−3Og
CHgCH2Zを表わし、ここにZはアルカリの作用に
よって脱離する基を表わす。〕で示される反応染料、〔
式中、Yは前記の意味を有する。〕で示される反応染料
、或いは遊離酸の形で下記一般式〔式中、Eは前記の意
味を有し、Fはハロゲン原子、置換されていてもよい低
級アルコキシもしく/V はフェノキシ基又は−N、w(VおよびWは各々水素原
子又は置換されていてもよい低級アルキル、フェニル、
ベンジルもしくはナフチル基を表わす。)を表わす。〕
で示される反応染料、或いは遊離酸の形で下記一般式 %式%) 〔式中、Yは前記の意味を有する。〕で示される反応染
料が適している。この場合に、各々の染料の染色速度が
一致し、均染性や染色の再現性が良好になり、又、染色
物の各種堅牢度が良好になるので特に望ましい。
本発明の反応染料混合物は、必要に応じ、無水芒硝や食
塩等の無機塩、分散剤、粉塵飛散防止剤、pH安定剤、
ポリ燐酸塩等の硬水軟化剤、その他、公知の染色助剤等
を含有することができる。
本発明方法におけるセルロース系繊維材料としては、特
に限定されるものではないが、木綿、リネン、麻、ジュ
ート、ラミー繊維、ビスコース人絹、ベンベルブ等の天
然或いは再生セルロース繊維が例示される。又、セルロ
ース系繊維を含有する繊維材料としては、木綿/ポリエ
ステル混紡品等が例示される。
本発明方法における染色方法としては、公知の方法でよ
いが、吸尽す色方法では、無水芒硝や食塩等の公知の無
機中性塩及び、炭酸ソーダ、重炭酸ソーダ、苛性ソーダ
、第三燐酸ソーダ等の公知の酸結合剤を単独に、或いは
併用して染色する方法が例示されるが、染色助剤として
はこれらに限定されない。この際に用いる無機中性塩や
酸結合剤の使用量についても制約はないが、少なくとも
19/j以上が好ましく、又、100’/j以上用いて
もよいが、本発明の場合、例えば40971以下の少量
の使用量でも十分染色が可能である。
又、これらの無機中性塩や酸結合剤の染浴への投入は一
度に行ってもよいし、又、常法により分割して投入して
もよい。又、その他、均染剤、緩染剤、浴中柔軟剤等の
染色助剤を公知の方法で併用してもよいが、染色助剤と
しては特にこれらのものに限定されない。又、染色温度
は通常40〜90℃であるが、好ましくは40〜70℃
である。コールドパッチアップ染色法では、無水芒硝や
食塩等の公知の無機中性塩及び、苛性ソーダや珪酸ソー
ダ等の公知の酸結合剤を用いてパジング後、密閉包装材
料中に一定温度で放置して染色する方法が例示される。
連続染色法では、炭酸ソーダや重炭酸ソーダ等の公知の
酸結合剤を染料パジング液に混合し、公知の方法でパジ
ング後、乾熱又は蒸熱により染色する一浴パジング法及
び、染料パジング後、無水芒硝や食塩等の公知の無機中
性塩及び、苛性ソーダや珪酸ソーダ等の公知の酸結合剤
をパジングし、公知の方法で乾熱又は蒸熱により染色す
る二浴バジング法等が例示されるが、染色方法としては
これらに限定されない。
本発明の赤色反応染料混合物は、反応性黄色染料及び/
又は青色染料と配合して用いた場合、染色途中での斑染
めがなく、染色ロット間での色違いを生じるという問題
もないので、均一な染色物を再現性よく得ることができ
る。また、一般式(1)で示される染料と一般式(II
)で示される染料を含有してなる本発明の染料混合物は
、夫々単独の染料に比べ、ビルドアツプ性が優れるとと
もに、日光堅牢寒、汗日光堅牢度、塩素堅牢度および洗
濯堅牢度のいずれもが改良されたものである。
以下実施例により本発明を更に詳細に説明するが、本発
明はこれらの実施例に限定されるものではない。尚、例
中、腎は重i%を意味する。
実施例1 綿繊維からなる細物100 kyをウィンス染色装置に
セットし、浴比1:15、水温を60℃にした。
予め溶解させた遊離酸の形で式(1) で示される染料2.1幻、及び、予め溶解させた遊離酸
の形で式(8) で示される黄色の染料1.5 # 、及び、予め溶解さ
せた遊離酸の形で式(4) で示される染料0.9 #、及び、予め溶解させた遊離
酸の形で式(2) で示される青色の染料149、及び、無水芒硝60幻を
公知の方法で浴中に投入した後、この温度で20分間編
物を処理し、公知の方法で炭酸ソーダ16に9を浴中に
投入した。次いで、この温度で60分間編物を処理し、
染色を終了した。得られた染色物は常法で洗浄して仕上
げた。得られた染色物は斑のない均一で濃い赤味の茶色
であった。得られた染色物の副光、汗日光、塩素、洗濯
堅牢度はいずれも良好であった。
また、上記の染色を繰返し行ったがいずれも再現性が良
好であった。
実施例2 レーヨン繊維からなる編物100#を低浴比型液流染色
装置にセットし、浴比1:6、水温を60℃にした。
予め溶解させた遊離酸の形で式(0 で示される染料0.1 kq、及び、予め溶解させた遊
離酸の形で式(6) で示される染料0.1 kq、及び、予め溶解させた遊
離酸の形で式(8)で示される黄色の染料0.8 #、
及び、予め溶解させた遊離酸の形で式(4)で示される
青色の染料0.6#、及び、無水芒硝20#を公知の方
法で浴中に投入した後、この温度で20分間編物を処理
し、公知の方法で炭酸ソーダ10#を浴中に投入した。
次いで、この温度で40分間編物を処理し、染色を終了
した。得られた染色物は常法で洗浄して仕上げた。得ら
れた染色物は斑のない均一な灰色であった。得られた染
色物の副光、汗日光、塩素、洗濯堅牢度はいずれも良好
であった。
また、上記の染色を繰返し行ったが、いずれも再現性が
良好であった。
実施例8 綿繊維からなる糸100#をチーズ染色装置にセットし
、浴比1:10、水温を65℃にした。
予め溶解させた遊離酸の形で式cr> で示される黄色の染料1.5#、及び、予め溶解させた
遊離酸の形で式(1(1 で示される染料0.2 kg、及び、予め溶解させた遊
離酸の形で式(8) で示される染料04に9、及び、予め溶解させた遊離酸
の形で式(9) で示される青色の染料1#、及び、食塩80#を公知の
方法で浴中に投入した後、この温度で80分間糸を処理
し公知の方法で第三燐酸ソーダ10幻を浴中に投入した
。次いで、この温度で60分間糸を処理し、染色を終了
した。得られた染色糸は常法で洗浄して仕上げた。得ら
れた染色糸はチ−ズの内外層での濃度差のない均一で濃
い暗んだ  で示される分散染料0.8 # 、及び、
予め水に十分緑色であった。得られた染色物の射光、汗
日光、  分散させた式03良好であった。
実施例4 綿繊維50%、ポリエステル繊維50%からなる混交編
物200#を高圧型液流染色装置にセットし、浴比1 
: 10.水温を80℃にして、酢酸を用いてpHを6
とした。
予め水に十分分散させた式αυ で示される分散染料0.5#、及び、予め水に十分分散
させた式α2 で示される分散染料0.2#、及び、分散剤スミポンT
F(住友化学社製)2#を含む分敢液を用いて40分で
180℃迄昇温し、その温度で40分間でポリエステル
側を染色した。次いで染液を排水し、その後、給水し、
浴比1:10、水温を60℃にした。
予め溶解させた遊離酸の形で式(1)で示される染料0
.8麹、及び、予め溶解させた遊離酸の形で式(2)で
示される染料0.7#、及び、予め溶解させた遊離酸の
形で式(8)で示される黄色の染料1.5#、及び、予
め溶解させた遊離酸の形で式(4)で示される青色の染
料1#、及び、無水芒硝80#を公知の方法で浴中に投
入した後、この温度で20分間編物を処理し、公知の方
法で炭酸ソーダ80#を浴中に投入した。次いで、この
温度で60分間編物を処理し、染色を終了した。得られ
た染色物は常法で洗浄して仕上げた。得られた染色物は
斑のない均一な茶色であった。得られた染色物の射光、
汗日光、塩素、洗濯堅牢度はいずれも良好であった。
また、上記の染色を繰返し行ったが、いずれも再現性が
良好であった。
実施例5 遊離酸の形で式(1)で示される染料40部に、遊離酸
の形で式(2)で示される染料60部を十分混合した。
得られた反応染料組成物10y、及び、遊離酸の形で一
般式(3)で示される黄色の染料15り、及び、遊離酸
の形で式(4)で示される青色の染料10りを熱水で溶
解させ25℃に冷却した。これに82.55%苛性ソー
ダ水溶液15Tnl、及び、50度ボーメの水ガラス1
50yを添加し、更に水を加えて全量を25℃で1リツ
トルとした直後にこの液をパジング液として用いて木綿
織物をパジングした。パジングした木綿織物を巻き上げ
、ポリエチレンフィルムで密閉して25℃の室温に20
時間放置後、染色物を常法で洗浄し乾燥して仕上げた。
得られた染色物は均一な濃い茶色であった。
得られた染色物の射光、汗日光、塩素、洗濯堅牢度はい
ずれも良好であった。
また、上記の染色を繰返し行ったが再現性はいずれも良
好であった。
実施例6 遊離酸の形で式(1)で示される染料30部に、遊離酸
の形で式(2)で示される染料70部を十分混合する。
得られた反応染料組成物202、及び、遊離酸の形で一
般式(3)で示される黄色の染料159、及び、遊離酸
の形で式(8)で示される青色の染料12を熱水で溶解
させ25℃に冷却した。これに、アルギン酸ソーダ1g
、メタニトロベンゼンスルホン酸ソーダ109、及び、
炭酸水素ナトリウム20グを添加し、更に水を加えて全
量を25℃で1リツトルとした直後に、この液をパジン
グ液として用いて木綿織物をパジングした。パジングし
た木綿織物を120℃で2分間乾燥し、次いで100℃
で5分間スチーミングし染料を固着させた。得られた染
色物は均一な茶色であった。得られた染色物の針先、汗
日光、塩素、洗濯堅牢度はいずれも良好であった。
また、上記の染色を繰返し行ったがいずれも再現性が良
好であった。
実施例7 綿繊維からなる編物100 kgをウィンス染色装置に
セットし、浴比1:15、水温を60℃にした。予め溶
解させた遊離酸の形で式(5)で示される染料0.4k
g、及び、予め溶解させた遊離酸の形で式(2)で示さ
れる染料0.4 kg 、及び、遊離酸の形で一般式(
3)で示される黄色の染料3kg、及び、遊離酸の形で
式04) で示される青色の染料2#、及び、スルホン化度110
%、平均縮合度1.8のジメチルナフタレンスルホン酸
とホルムアレデヒドとの縮合物(ナトリウム塩)0.5
#、及び無水芒硝50に9を公知の方法で浴中に投入し
た後、この温度で20分間編物を処理し公知の方法で炭
酸ソーダ16#を浴中に投入した。次いで、この温度で
60分間編物を処理し、染色を終了した。得られた染色
物は常法で洗浄して仕上げた。得られた染色物は均一な
暗んだ緑色であった。得られた染色物の針先、汗日光、
塩素、洗濯堅牢度はいずれも良好であった。
また、上記の染色を繰返し行ったがいずれも再現性が良
好であった。
8〜′l 実施例セ瓢4及び比較例1〜2 遊離酸の形で式(1)で示される染料及び遊離酸の形で
式(2)で示される染料を用いて、表−1に示す配合割
合の反応染料混合物を得た。得られた染料混合物1 k
yを用いて実施例1と同じ染色操作を行い、均一な赤色
の染色物(A)を得た。更に、得られた染料混合物5#
を用いて実施例1と同じ染色操作を行い、均一な濃い赤
色の染色物(B)を得た。得られた染色物(A)及び(
B)の染料染着濃度をコンピュータカラーマツチングシ
ステム(住化分析センター■製)を用いて測色により求
めた。赤色染料のビルドアツプ性は、(B)染色物の測
色値に対する(A)染色物の測色値の5倍の値の百分率
として表−1に表わした。
又、(A)染色物について、JIS  L−0842法
による耐光堅牢度、JISL−〇888法B法による汗
日光堅牢度、JIS  L−0884法強法による塩素
処理水堅牢度、JIS  L−0844法A−4法によ
る洗濯堅牢度綿添付白布汚染を評価した。この場合の結
果を表−1に示す。
表−1

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)遊離酸の形で下記一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) 〔式中、mは0又は1、R_1は水素原子、C_1〜C
    _2の低級アルキル基又はC_1〜C_2の低級アルコ
    キシ基、R_2およびR_3はそれぞれ独立に水素原子
    、C_1〜C_4の低級アルキル基又はヒドロキシ基、
    シアノ基、アルコキシ基、カルボキシ基、カルバモイル
    基、アルコキシカルボニル基、アルキルカルボニルオキ
    シ基、スルホ基、スルファモイル基もしくはハロゲン原
    子で置換されていてもよいC_1〜C_4の低級アルキ
    ル基、AはC_1〜C_4の低級アルキル基、C_1〜
    C_4の低級アルコキシ基、スルホ基もしくはハロゲン
    原子の1個又は2個の置換基により置換されていてもよ
    いフェニレン基又はスルホ基の1個で置換されていても
    よいナフチレン基、X_1はハロゲン原子、Y_1は基
    −SO_2CH=CH_2又は基−SO_2CH_2C
    H_2Z_1を表わす。ここでZ_1はアルカリの作用
    によって脱離する基を表わす。〕で示される染料、およ
    び該染料に対して、0.2〜3.5重量倍の遊離酸の形
    で下記一般式(II) ▲数式、化学式、表等があります▼(II) 〔式中、nは1〜3の整数、R_4は水素原子、C_1
    〜C_4の低級アルキル基又はヒドロキシ基、シアノ基
    、アルコキシ基、カルボキシ基、カルバモイル基、アル
    コキシカルボニル基、アルキルカルボニルオキシ基、ス
    ルホ基、スルファモイル基もしくはハロゲン原子で置換
    されてもよいC_1〜C_4の低級アルキル基、BはC
    _1〜C_4の低級アルキル基、C_1〜C_4の低級
    アルコキシ基、スルホ基もしくはハロゲン原子の1個又
    は2個の置換基により置換されていてもよいフェニレン
    基又はスルホ基の1個で置換されていてもよいナフチレ
    ン基、X_2はハロゲン原子、Y_2は基−SO_2C
    H=CH_2又は基−SO_2CH_2CH_2Z_2
    を表わす。ここでZ_2はアルカリの作用によって脱離
    する基を表わす。〕で示される染料を含有することを特
    徴とする反応染料混合物。
  2. (2)一般式( I )で示される染料が遊離酸の形で下
    式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、R_3およびY_1は請求項1に記載の意味を
    有する。〕で示される染料である請求項1に記載の反応
    染料混合物。
  3. (3)一般式(II)で示される染料が遊離酸の形で下式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、R_4およびY_2は請求項1に記載の意味を
    有する。〕で示される染料である請求項1又は2に記載
    の反応染料混合物。
  4. (4)請求項1〜3のいずれかに記載の反応染料混合物
    を用いることを特徴とするセルロース系繊維材料又はセ
    ルロース系繊維を含有する繊維材料の染色方法。
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