JPH03184563A - 粉末状薬剤用マルチドース吸入器 - Google Patents

粉末状薬剤用マルチドース吸入器

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JPH03184563A
JPH03184563A JP2287381A JP28738190A JPH03184563A JP H03184563 A JPH03184563 A JP H03184563A JP 2287381 A JP2287381 A JP 2287381A JP 28738190 A JP28738190 A JP 28738190A JP H03184563 A JPH03184563 A JP H03184563A
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    • A61M2202/06—Solids
    • A61M2202/064—Powder

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、微細に、すなわち微粉化された服用薬剤を
気管支又は鼻孔を通じて服用する吸入器に関する。
［従来の技術］ この種の公知の吸入器は、はぼ２つの種類に分けること
ができる。
第１の種類に属するものは、硬質セラチンなどの無毒性
材質で通常形成したカプセルを用いる吸入器である。カ
プセルの各々には、吸入すべき服用量の粉末状の薬剤が
一定量収容される。この種の吸入器は、吸入器に押入し
たカプセルに必要なときに穴を開ける、より一般的に言
えば（色々な手段でンカプセルを開ける装置を備える。
使用者による吸引作用によって生ずる空気流により、開
けられたカプセルから収容された粉末薬剤を取り出す。
そして、空になったカプセルは、吸入器から取り出され
、新たなカプセルを収容できるようにする。公知のタイ
プの吸入器（アメリカ合衆国特許第３９０６９５０号及
び同第４０１３０７５号明細書参照）では、カプセルは
、その両端に穴が開けられると、吸入中静止した状態で
保持される。吸入の結果カプセルを通過する空気流によ
り、カプセルの内部から粉末状の薬剤が取り出される。
別のタイプの吸入器（アメリカ合衆国特許第３８０７４
００号及び同第３９９１７（５１号明細書参照）では、
適当な手段で予め開けたカプセルを、吸入によって生じ
る空気流の作用で移動させ、これによりずっかり空にす
る。
さらに、別のタイプの公知の吸入器（ヨーロッパ特許公
開第０２１１５９５号明細書参照）は、複数個のカプセ
ルを用いてはいないが、円盤状のバックが充填されるよ
うになっており、このバックは、その周囲に近い位置で
一連の気泡が互いにそしてバックの中心から等距離に設
けられている。これらの気泡には、一定量の粉末状薬剤
が収容される。このバックは、吸入器の一部を構成し、
その中心軸線を中心として、回転自在な円形トレーに乗
せられる。このトレーには、個々の気泡に対応する位置
に穴が設けられ、個々の気泡が、適当な開封装置によっ
て破られる所定の位置に移動すると粉末薬剤が取り出さ
れて吸入できるようになっている。
もう一つの種類に属する吸入器は、数回の服用に十分な
量の薬剤を収容した容器を備えるのでマルチドース吸入
器として呼ばれており、ヨーロッパ特許公開第００６９
７１５号明細書に記載されており、一定量の薬剤を収容
した容器に加えて、容器内に収容した粉末状薬剤を取り
出し、投薬の準備を行える装置を備える。この取り出し
投薬準備装置は、所定の厚さを有し所定個の貫通孔を形
成されたプレートからなる。このプレートは、貫通孔の
一部が容器から取り出された粉末状薬剤で機械的な手段
により満たされる位置から、薬剤を満たされた穴が通路
内に位置（＝Ｊけられるもう一つの位置に移動できる。
使用者によってこの通路と連通ずる吸入口を介してもた
らされる吸引の結果、空気が通路内に入り、貫通孔から
粉末状薬剤を取り出す。スフレイバー装置も設けて、プ
レートに形成した貫通孔内の粉末状薬剤の容器の方を向
いた側をならす。このヨーロッパ特許出願の発明者によ
れば、このスフレイバー装置により、貫通孔の完全な充
填がもたらされ、したがって一定の服用量を保証できる
。このヨーロッパ特許出願公開明細書には、このスフレ
イパーは、オプショナルであると述べられているが、吸
入器が適正な動作を行うには、必須のものであると考え
られる。というのは、このスフレイパーがないと、服用
量は極端に異なったものになるからである。なぜなら、
使用する粉末状薬剤は、流動性に乏しいので、個々の貫
通孔が、粉末状薬剤によって完全には満たされないとい
うことが頻繁に起こりうるからである。
しかしながら、スフレイバーを設けたとしても、プレー
トに形成した貫通孔が、絶えず完全に満たされるとは限
られず、このため、服用量に大幅な変動が生じ、とりわ
け、きわめて少量の薬剤を投与する場合、薬剤の効き目
がほとんどなくなってしまうような量になる場合もあり
うる。
このマルチドース吸入器にはまた、薬剤粒子の固まりを
ばらばらにすることを目的とする回転機構（ヨーロッパ
特許公開第００６９７１５号明細書に示された実施例の
回転羽根車）を備える。
［発明が解決しようとする問題点Ｊ 一定量の薬剤を収容した複数個のカプセルを用いる吸入
器に比べて、マルチドース吸入器は、利便性と市場性の
点で明らかに利点を有する。しかしながら、マルチドー
ス吸入器は、いくつかの欠点、特に、すでに述べたよう
に、相当程度正確に一定の量を投与するには、本質的に
適していない投薬準備装置にまつわる欠点がある。この
ため、必要とされる量に一致してＪ３らず一定でない粉
末量（服用量）、つまりは、薬剤量が投与されることに
なる。さらに、この投与量を、適当な者によってチエツ
クすることは難しい。
公知のマルチドース吸入器の他の欠点は、次の通りであ
る。
一体的な装置ではあるが、たとえ、装置に収容した粉末
状薬剤を吸ｉＷＷ構と一緒に容器にパッケージしても、
不十分な状態で保護されるにすぎない。吸い込まれる粉
末は、空気と不十分な状態で混合される（すなわち、こ
うして、できた混合体は、各吸入ごとに吸い込まれる粉
末量に対し、不十分な空気量を有する）。
空気の流通が、常に小規模であるので、使用者によって
吸入するのが困難である。
本願発明の主要な目的は、例え、少量の服用であっても
、相当程度正確で一定の投薬準備を確実に行える粉末状
薬剤用の取り出し投′Ｘ：準備装置からなる、マルチド
ース型の（すなわち、量が数回の服用に十分である粉末
状薬剤を収容する容器を備えた）吸入器を提供すること
にある。
本願発明のもう一つの目的は、公知のマルチドース吸入
器の上述した欠点を解消することにある。
Ｅ問題点を解決するための手段】 上述した主目的は、粉末状薬剤用の収容部と、この薬剤
用の取り出し投薬準備部と、使用者による吸引の結果、
通路内に生ずる空気流と服用剤との混合部とからなり、
この薬剤用取り出し投薬準備部は、一定量の粉末状薬剤
を収容部から取り出しこれを投薬位置に送る少なくとも
１個のカップであって、軸線を同じくする２個の開口を
備えるカップを設けられたカップ状送り装置と、この混
合部の上に置かれたプランジャー型投薬装置であって、
カップが投薬位置にあると、カップに形成した開口に対
し、ぴったりとはまることができるとともに、これから
抜け出ることができることにより、粉末状服用薬剤を混
合部に落下させる投薬装置とからなることを特徴とする
、本願発明のマルチドース吸入器により達成される。
本願発明の一実施例によれば、壁を設けて、混合部から
取り出し投薬準備部を分離し、送り装置が、投薬位置に
あると、ブランジャーの動作に続いて、この壁に形式し
た穴が、自動的に開いて粉末状服用薬剤を混合部に落下
させることができる。
好ましくは、本願発明のマルチドース吸入器には、振動
発生機構を設ける。振動発生機構によってもたらされる
利点は、粉末状薬剤が収容部から混合部へ流れるのを容
易にするとともに、送り装置に設けた１個以上のカップ
が完全に充填されることを容易にする点にある。
振動発生８５！構は、送り装置の動作によって直接、又
は、これとは、全く別個に作動させてよい。送り装置は
、軸によりこの送り装置に運動を伝えることができる簡
単なつまみ等の適当な手動操作機構により作動させてよ
い。あるいはまた、送り装置をモータ駆動してもよい。
こうするためには、ステッピング型のマイクロモータを
用いることができ、好ましくは、このマイクロモータは
、吸入器の本体内に収容したバッテリーにより駆動する
。また、このようなバッテリーは、充を型とするとよい
。
振動発生機構を、送り装置とは独立にする場合、これを
手動又は適当なマイクロモータによって作動させること
ができる。
投薬ピストン装置は、好ましくは、指によって押すこと
のできる簡単なボタン等のピストン装置専用の作動機構
によって手動操作される。しかしながら、上述したバッ
テリーによって電力を供給されるマイクロモータによっ
て投薬装置を作動することはかまわない。簡単なばね等
の弾性復帰機構を設けて、プランジャーをその当初位置
に戻させるようにするとよい。
吸入器を構成する装置の全てまたは一部を、モータ駆動
する場合、所定のプログラムにしたがってモータ化され
た装置を制御するマイクロプロセッサ−機構を設けると
便利である。
吸入器は、粉末状薬剤を使い切った場合これを捨てるこ
とのできる廃棄型としてもよい。また、再充填型にして
、再充填型の収容部を設け、粉末状薬剤が空になったら
、粉末状薬剤が一杯入った新しい収容部と交換できるよ
うにしてもよい。収容部自体は、開けることができる形
式にし、例えば、密封袋を所定量の粉末状薬剤で再充填
できるようにしてもよい。
吸入器には、また、収容部の粉末状薬剤が空になったと
きこれを表示する公知の装置を設けてもよい。例えば、
最後の有効服用量が出される場合、警告灯などの適当な
信号が出るようにする。
好ましくは、この信号は、薬剤が完全に使い尽くされる
まで、所定回の服用が可能であるときに出るようにする
とよい。こうすると、使用者は、服用薬剤をすっかり使
い尽くす前に、新しい吸入器を手に入れたり、吸入器を
再充填するのに十分な時間を持つことができる。
本願発明の一実施例では、取り出し投薬準備部を混合部
から隔てる壁に設けた扉が、きわめて簡単な手段で自動
的に開くようにするため、投薬装置のプランジャーは、
プランジャーの正面に固定した同軸の針を備える。プラ
ンジャーが作動されると、この針は、自動的に扉を開く
。針は、断面積がかなり小さくなっていて、針が扉を開
くまで、カップ内に収容された粉末状薬剤に大きな圧縮
が加わらないようにするとよい。粉末状薬剤を圧縮する
と、薬剤がぎっしりつまった状態になり、これに伴う色
々な問題が生ずることは明らかである。
プランジャーがその休止位置に戻る時、復帰ばねにより
自動的に扉を閉じる。
本願発明の別の実施例によれば、この回転自在な扉と針
の替わりに、プランジャーの移動方向に対し、直角方向
に移動し、プランジャーの動作の結果自動的に作動して
、粉末状の服用薬剤が下に位置する混合部に落下させら
れる可動プレート等の手段を設けるとよい。特に、この
可動プレートは、送り装置のカップに設けた同軸の穴と
同じサイズの穴を設けるとよい。この可動プレートは、
２個の位置、すなわち、可動プレートがカップと混合部
との間の連通を遮断する休止位置と、可動プレートに形
式した穴がカップに設けた２個の穴と同軸で一致する第
２位置との間を移動できる。
使用する特定の粉末状薬剤に、この針の作用によって圧
縮を加える必要がある場合には、釘型扉開は装置の代わ
りにプランジャーの動作によって作動する複数個のレバ
ーを備えた共通扉開は装置を用いると便利である。
使用者の吸引作用によって生ずる空気流で粉末状の服用
薬剤を混合する混合部は、この空気流が流れる通路を備
える。この吸引作用は、使用者が唇をつけることのでき
る吸引口を通じて通常もたらされる。
粉末状服用薬剤を、鼻孔から投与する場合、吸入器には
、適当な算用アダプタを設けるか、または、吸入口を鼻
孔に合った形状にする。
本ＭｎＢ明によるマルチドース吸入器の混合部には、色
々な原因でできることがある薬剤粒子の固まりをばらば
らにすることのできる機構を設ける。とりわけ、取り出
し投薬準備部と混合部との間の通路を閉じる扉を開ける
装置が、針壁である場合、このような分解機構を設ける
ことが好ましい。
粉末状薬剤をばらばらにする分解機構は、回転型（例え
ば、回転自在の羽根車）、または、固定型（例えば、固
定らせん部材）とすることができる。
［実施例１ 本願発明について、例示として示した実施例についての
以下の説明によりさらに明らかにする。
第１図ないし第６図に示すように、本願発明による吸入
器１は、中空の円筒体１０を主構成要素とし、この下端
がこれと同軸のきざみ付きつまみ１２で閉じられている
。このつまみは、円筒体よりも、若干外に飛び出してい
る。
マルチドース吸入器（ｍｕｌｔｉ−ｄｏｓｅ　１ｎｈａ
ｌｅｒ）１の円筒体１０の側部からは、吸入口１６が突
出している。
円筒体１０の上には、取り外し自在の投薬器が設けられ
、この投薬器は、送り装置２２を収容した環状の中空ケ
ースすなわち通路１８を備える。断面が、角型である環
状の中空ケース１８内で、水平アーム２３の一端に固定
されたカップ２０が、スライド移動できるようになって
いる。この水平アーム２３の他端は、きざみ付きつまみ
１２と同軸の垂直軸１４の上端に固定する。水平アーム
２３は、周囲の箇所で、環状の中空通路１８と連通ずる
円盤状室内を回転する。この円盤状室は、円筒体１０の
上端を閉じる下壁１９と、環状の中空通路１８により形
成される上壁２１とにより囲まれる。
下壁１９には、軸１４がシールされた状態で貫通する穴
を形成する。軸１４の下端は、きざみ付きつまみ１２の
中心に固定され、このつまみを操作することにより、カ
ップ２０が付いたアーム２３を水平面内で回転できる。
第１円筒ケース２４により、粉末状の薬剤用の収容器を
構成し、第２円筒ケース２６により、事実上の投薬装置
を収容し、これら両円筒ケースは、吸入器１の上端から
、上方に突出する。
第１円筒ケース２４は、内部が、ホッパ３２の形になっ
ていて、カップ２０がスライド移動する通路１８と下部
穴２８を介して連通ずる。第１円筒ケース２４の上端は
、キャップ３０により閉じられている。
第２円筒ケース２６により、縦型円筒ガイド３４を収容
し、この円筒ガイド内で、プランジャー３６が、両方向
にスライド移動できる。接続棒４２より、プランジャー
３６の上端に固定した側方つまみ３８（第２図及び第３
図参照）により、プランジャー３６を押し下げることが
できるようになっている。この接続棒４２は、第２円筒
ケース２６の全長に渡って側面に伸びる縦型スロット（
添付図面に図示せず）内でスライド移動できる。復帰コ
イルバネ４０により、プランジャー３６を第１図に示す
上端位置に戻すことができ、つま′み３８を押し下げて
いない場合には、この状態が、プランジャー３６の通常
の位置（すなわち、休止位置〉となる。プランジャー３
６の下面には、これと同軸をなして針４４を固定し、通
路１８の底部に、プランジャー３６の箇所で形成した扉
の開き動作を行えるようになっている。この扉４６には
、適切な復帰バネ（添付図面に図示せず）が設けられて
いて、針４４が扉から離れると、自動的に、扉は閉じる
ようになっている。
明瞭化のため、針４４は、第１図で横方向寸法がかなり
大きくなっているが、実際には、構造上の要求及び機械
的な強度との兼ね合いで、横方向寸法を小さなものにす
るとよい。こうすると、カップ２０に収容した粉末状薬
剤は、針４４が、貫通しても、できるだけぎっしりとつ
められることがないようになる。
扉４６を開ける上記の装置は、きわめて簡単なものでは
あるが、この扉をあける他の装置を使用してもよいこと
は、当業者には明らかである。すでに述べたように、例
えば、扉の開動作を、プランジャー３６の動作により作
動する適切なレバーによって、制御してもよい。こうす
ると、特に、薬剤の粒子が固まりやすい場合には、針４
４を設けることによる粉末状薬剤の圧縮を解消できる。
第１図に示したように、扉４６により、吸入口１６内の
混合通路４８に通路１８を接続する。この混合通路には
、公知の羽根車５０が収容されていて、この羽根車は、
その水平軸を中心として回転自在であり、扉４６の下に
位置づけられている。
羽根車５０の側には適当な大きさの空気穴５２を設け、
混合通路４８を円筒体１０の内部に連通させる。
円筒体１０の側壁には、適当なスロット５４を複数個設
け、外気が内部に入るようにする。図示の実施例では、
直径方向において向かい合った２個のカップ２０が設け
られており、それぞれの対応するアーム２３は、同軸に
なっている。もっとも、これらのカップは、数が２以外
でもよく、たった１個でもよいことは明らかである。カ
ップ２０は、第５図又は第６図に示す形状を有していて
もよい。詳しく説明すると、第５図に示したカップは、
平行６面体をしていて、その正面部が開いている。この
平行６面体の上面部と下面部とには、２個の同軸の円形
穴５６が形成され、これらの円形穴は、プランジャー３
６をぴったりと収容できる＝Ｊ−法になっている。円形
穴５６は、カップ２０の内壁と接していることが好まし
い。
第６図に示すように、カップは、半円筒形状か、さもな
ければ第５図に示すものと同じ形状にしてよい。穴５６
は、カップの半円筒形状の内壁と接していてもよい。き
ざみ付きつまみ１２に適当なくぼみ（図示せず）を形成
し、これと対応するくぼみ（図示せず）を円筒体１０の
下方外面に形成すると、つまみを回すことにより、カッ
プ２０に同軸で向かい合う２個の穴５６が、プランジャ
ー３６と軸心が同じくなるようにカップ２０の一方を位
置付けることができる。これらのくぼみの代わりに、所
定の位置を示すことのできる他の公知の手段を用いても
よい。
」二連のように、粉末薬剤の移動を容易にするため、本
願発明の吸入器には、振動を起こす機構を設けるとよい
。実施例の場合、振動を起こす機構は、軸１４にこれを
同軸心で設けたきざみ付き円筒６４で構成している。２
枚の予め負荷をかけた弾性片の端部が、円筒６４の表面
に沿ってスライド運動する。これら弾性片の他方の端部
は、円筒体１０の内部に固定される。これに限らず、動
力の付いた機構など、他の公知の振動発生機構を、用い
るのも有効である。
マルチドース吸入器１の動作は、以上の記述から明らか
であるが、より明瞭となるように、ここで簡単に説明す
る。
第１円筒ケース２４のホッパ３２には、ある回数分の服
用量、たとえば１００回分はどの薬剤が粉末状にすでに
入っているとする。粉末状薬剤は、ホッパ３２の下部穴
２８を通って、（前述の振動発生機構６４．６６の作動
による助けを得て）重力により、カップ２０が移動する
環状通路１８に落下する。これらカップは、進行方向を
向いた開口６０を備えているので、（第１円筒ケース２
４に対応する）第１引込み位置から（プランジャー３６
に対応する）第２投薬位置に移動する間に、両カップ２
０は、薬剤粉末でずっがり一杯になる。
カップ２０が、この第２位置（穴５６が、プランジャー
３６と同軸をなしている）に来たとき、プランジャー３
６を作動するつまみ３８を押すと、プランジャー３６が
下降する。すると、プランジャー３６の針４４が、カッ
プ２０内に入っている粉末薬剤を貫通し、穴５６を通る
ことによりＲ４６を開く。次いで、プランジャー３６が
、パンチのように作用するため、ある量の粉末薬剤が、
混合通路４８内の羽根車５０に降り懸がる。つまみ３８
がら力を取り去ると、プランジャー３６は、復帰ばね４
０の作用で通常位置に戻り、扉４６が、再び閉まる。こ
こで、使用者が、キャップ６２を取り外し、吸入口１６
に口をつけて吸うと、スロット５４を通って外部から引
き込まれ１個又はこれ以上の穴５２を通過する空気流を
生じさせる。この空気流により、羽根車５０がある連さ
で回転し、羽根車５０に振り懸かった粉末状の服用薬剤
と空気とが最良の状態で混合することになる。粉末薬剤
が乗った空気流は、吸入口の開口の方に向かって進んで
行き、現２者の口腔内に入る。
スロット５４と、１個又はこれ以上の穴５２の断面は、
多くの公知のマルチドース吸入器で行っているような過
度の吸引力を患者に強いるものであってはならない。
吸入を鼻孔を通じて行う場合には、このための、吸入口
１６にはまる適当なアダプターを、吸入器に設ける。も
しくは、吸入口１６を、鼻孔に会わせた形状にしてもよ
い。
ホッパ３２から環状通路１８への粉末薬剤の落下と、カ
ップ２０の完全充填とは、上述した振動発生機構を設け
ることによって容易化する。
図示の吸入器は、手動操作型のものである。ステッピン
グマイクロモータと、必要な伝動及び回転減速部品とを
、円筒体１０に取り付け、軸１４に、ひいてはカップ送
り装置２２に運動を伝達するのも容易に可能である。
きざみ付き円筒６４と弾性片６６の代わりに、前述のマ
イクロモータ、又はその他のマイクロモータにより回転
された偏心部材などの、公知の動力の付いた振動発生機
構を、円筒体の内部空間に収容してもよい。
プランジャー３６の動き、厳密には、扉４６の開き動作
は、マイクロモータによりモータ駆動化できる。
これらマイクロモータは、バッテリー、可能ならば充電
型のもので駆動し、バッテリーを円筒体１０内に設ける
のが好ましい。
最後になった服用薬剤が送り出されることを、好ましく
は、薬剤の残りが所定量になったことを、警告灯等の器
具の光を発することにより示すことのできる公知の装置
を設けてもよい。
行った試験によれば、本発明によるマルチドース吸入器
は、前に述べた目的を達成するものであることが分かっ
た。
特に、少量の粉末状の薬剤の投与のために定めた狭い許
容誤差で、服用薬を落下できる。
また、マイクロプロセッサを設けて、所定のプログラム
に従って、上述した動力付き装置の全てまたは一部を制
御してもよい。
第７図ないし第１０図には、本願発明によるマルチドー
ス吸入器の第２実施例を示しである。
これらの図から明らかなように、第２実施例の吸入器２
は、完全に手動操作式になっていて、薬剤を粉末状に極
めて正確に投与できるだけでなく、著しくコンパクトな
形になっている。第２実施例の吸入器２は、プラスチッ
クス構造とするのに特に適している。
第１０図から明らかなように、第２実施例の吸入器２は
、円筒体１００を備える。円筒体１００内には、ホッパ
形状の収容器１２４が設けである。この収容器は、第１
０図では、かなり小さく示しであるが、第１１図に示す
ように、実際は平面的には細長い形状をしている。
収容器１２４の容量は、吸入器２により投与するのに必
要な所定量の服用薬剤に比例して定める。
収容器１２４は、粉末状薬剤を入れる上部穴が円形に形
成されており、ホッパ１３０により、この上部穴が閉じ
られている。
第１０図から分かるように、収容器１２４は、全体が円
盤状の支持部材１０２により固定される。
この支持部材はまた、円筒形スリーブ１０４を保持して
いて、この円筒形スリーブは、支持円盤１０２と一体形
成され円盤１０２の上面から上方に突出する縦方向軸状
部材である。
この円筒形スリーブ１０４は、上下両方向に移動でき、
粉末薬剤の投与装置の一部ををなすプランジャー１０６
用のガイドとして作用する。
プランジャー１０６は、休止位置にあると、復帰コイル
ばね１４０により最高位置に保持される（第１０図参照
）。プランジャー１０６の上端は、雄部品と雌部品とを
はめ合わせた結合機構により、つまみ１３８に固定され
、このつまみは、下方に押下げ可能になっている。つま
り、つまみ１３８を押すと、プランジャー１０６が下降
するのである。
本願の第２実施例による吸入器１の上端は、つまみ１３
８によって閉じられ、また、円筒体１００にスナップ式
にはめ合わせされた閉止キャップ１８１によっても閉じ
られている。
支持円盤１０２の下でこれと接して、単一のカップ１２
０を備えた円盤状送り部材１２２が設けられる。この円
盤状送り部材１２２は、円盤状支持部材１０２に同軸で
取りつけられ、円筒体１００の水平プレート１１９の上
に乗っている。
円盤状の送り部材１２２は、縦方向軸１１４に固定され
、中間円盤１０３の上に乗っている。この中間円盤は、
円筒体１００に固定された水平プレート１１９に対し回
転自在に取り付けられている。
このように、円盤状送り部材１２２は、たった１個のカ
ップだけを備え、このカップは、２個の同一の開口１５
６、すなわち上部開口及び下部開口を備えた貫通穴１２
０からなる単純な構成になっている。カップ１２０の寸
法は、投与すべき一回の薬剤服用量を収容できるものと
する。
縦方向軸１１４は、回転自在な下部つまみ１１２により
、２個の所定の角度位置間の間で、回転可能である。下
部つまみ１１２は、第１０図に図示しであるような自由
解放機構（ｆｒｅｅ　ｒｅｌｅａｓｅｍｅｃｈａｎｉｓ
ｍ）により、縦方向軸１１４に接続される。この自由解
放機構は、公知のように、らせん状面１１５の対応部と
噛み合う一対の弾性片１１３からなる。
第１０図には、一方のリミットストップ（段部１１７）
だけを示しであるが、２個のリミットストップにより、
つまみが２個の位置、すなわち円盤状送り部材１２２の
カップが第１１図に示す位置（収容器１２４に形成した
下部スロット１２８の一端）にある充填開始位置と以下
において言う位置と、円盤状送り部材１２２のカップ１
２０が中間円盤１０３に形成した穴１２６と一致する投
与位置とすでに定義した位置との間で、約１８０°の角
度に渡って回転できる。この中間円盤に形成した穴１２
６は、水平プレート１１９に形成した穴１３６と同軸で
ある。
カップ１２０が、この投与位置にあると、つまみ１１２
の突出部１３２が、リミットスイッチとして８！能でき
るように円筒体１００に形成した段部１３４に当る。同
時に、自由解放機構の片１１３が、段部１１７（第１０
図には一方のみを示しである）と当る。
このため、つまみ１１２を反時計方向にこれ以上回転さ
せることをできないが、反対方向には、回転可能である
。この自由解放機構により、縦方向Ｉｌ／ｈ１１４、ひ
いては、円盤状送り部材１２２が、カップ１２０が、第
１１図に示す充填開始位置に戻るまで、同一の回転方向
（時計回り方向）に引きづられる。
第１１図に示すように、下部スロット１２８の両側に交
互に設けた複数の片１２１は、このスロット内に突出し
ている。片１２１は、二つの機能、すなわちカップ１２
０が片の下を通過する時カップ１２０内にある粉末状薬
剤をならして平らにする第１機能と、カップ１２２にパ
チンとはいり込むまたはこれがら抜け出るとき、振動作
用を起こす、片１２１の端部に形成した下部突出部１２
３（第１６図参照）があることによる第２の機能とを有
する。
これら２つの機能の組み合せにより、つまみ１１２の操
作の結果、カップがその全長に渡って、下部スロット１
２８に沿って（外側にそして、後方に）移動する時、カ
ップ１２０をすっかり空にできる。
第２実施例の吸入器２の収容器１２４中を粉末状薬剤が
下降しやすくするため、第２振動発生装置を設ける。こ
の第２振動発生装置は、縦方向軸１１４の上端に固定さ
れることによりこれと一緒に回転自在であり、収容器１
２４に固定した突起１６６と噛み合う歯付き層形部１６
４からなる。
このため、縦方向軸１１４が、所定の角度で一方の方向
にまたは他方の方向に回転すると、振動が自動的に発生
し、収容器１２４内に収容した粉末状薬剤の下降を助長
するだけでなく、円盤状送り部材１２２に形成したカッ
プ１２０の充填をも助長する。
第１０図に示すように、中間内１１０３と水平プレート
１１９の各々に形成した２個の穴１２６及び１３６の間
には、平面的に見ると、丸い扇形の形状をしていて縦方
向軸１１４を中心として回転自在な、以下可動プレート
１４４（第１１図において点線で示したもの）と呼ぶ部
材を設ける。この可動プレート１４４は、カム１４７と
、突起１４５の形をしたカム従節１４５（第１１図参照
）とからなる機構により２方向においである一定角度で
回転できる。この突起は、可動プレート１４４の弓状端
に固定されカム溝１４７内に入り込んでいる。このカム
構は、円筒体１ｏｏの内壁と接触し、投与つまみ１３８
に上端が固定された弓状面１５０を備えた部材の内壁に
形成される。したがって、つまみ１３８を押すと、この
弓形部材１５０は、下降し、その結果、可動プレート１
４４は、第１１図に示した休止位置から、可動プレート
１４４に形成した穴１５５が穴１２６及び１３６と一致
する投与位置に移動する。穴１５５は、穴１２６及び１
３６と同一寸法である。しがしながら、先に述べたよう
に、つまみ１３８は、同時にプランジャー１０６も作動
させる。
この結果、プランジャーは、っまみ１３８がすっがり押
し下げられると、カップ１２０内に入り込む。カップ１
２０と、この下に位置する、中間円盤体１０３と可動プ
レート１４４と水平プレート１１９の各々に形成した穴
１２６．１５５及び１３６との間に一致が生ずるため、
カップ１２０に収容した粉末状の服用薬剤が、下に位置
する通路１５２内に落下し、その底部に積る。この下に
位置する通路１５２は、図面に示していない手段により
、円筒体１００に固定される。この通路１５２には、円
筒体１００に形成した開口１６０と向き合う出口穴１５
８が形成される。
つまみ１１２には、吸入口１８０が固定され、この吸入
口のこれと同軸をなす通路１７２は、つまみ１１２が投
与位置にあると、開口１６０と一致する。第１０図にお
いて、吸入口１８０の通路１７２は、スナップ式に嵌め
あわせ取り外し自在なキャップ１７４により、閉じられ
ているところが示しである。
この通路１７２内には、吸入される薬剤中にできた粒子
の固まりをばらばらにする装置が設けられる。この装置
は、固定式になっており、らせん状に伸びる通路部１７
６からなる。詳しく述べると、このばらばらにする分解
装置は、中実軸１８６を備え、この中実軸が、同軸のら
せん状部材１８８を保持し、このらせん状部材は、吸入
口１８０の通路１７２の残部全てを占めている。
回転自在な羽根車などの他の分解機構を用いてもよいこ
とはもちろんである。
第２実施例の吸入器の説明を補足するとすれば、患者が
、吸入口１８０に唇をつけ通路１７２を通じて吸いこめ
ば、外気が、円筒体１００に形成した１個以上の穴１７
８から引きこまれるということである。円筒体に形成し
た穴１７８は、っまみ１１２と円筒体１００との間の環
状スロット１８４を介して外部と連通ずる。穴１７８を
通って入る空気の一部は、通路１５２にその上部穴１８
２を介して入り、出口穴１５８から出ていく。通路１５
２が独特の形状をしているため、うす巻きが、横切る空
気流中に生じて、通路１５２の底部に落下していた粉末
状の服用薬剤をすっかり取り出して、薬剤が空気と混合
する。粉末状の薬剤が乗っている空気流は、開口１６０
を通過する。この開口には、穴１７８を介して入りこん
だ空気の残りの部分も通過する。こうして、粉末状薬剤
の投与が、満足する状態で得られる。
次いで、粉末状薬剤が乗った空気流は、吸入口１８０の
通路１７２内に入り、らせん状通路部１７６の部分に当
り、薬剤の粒子に固まりができてる場合これをばらばら
にする。
こうして、空気と適当に混合され固まりが生じなくなっ
た粉末状の薬剤を乗せた空気流が、患者の気管支に入り
込む。
もし、気管支を通じてよりも、鼻孔を通じて薬剤を吸い
込む必要がある場合には、吸入器２に適当な赤用アダプ
ターを取りつけるだけでよく、このようなアダプターは
、例えば、上述した吸入口に嵌めあわせてもよく、又は
、公知の服用回数計数装置、又は、薬剤がすっかり使い
つくされるまで、一定量数の服用量の薬剤たけしか残っ
ていない時に警告を発する表示装置を備えてもよい。こ
うすると、患者は、早めに薬剤を収容した別の吸入器を
用意したり、場合により吸入器に新たな薬剤を入れたり
することができる。図示の実施例において、このような
目的のために、縦方向軸１１４に、服用回数を計数する
、又は、薬剤の残量が残り少なくなっていることを警告
する公知の機構１９２と連動するピニオン１９０を固定
しである。まだ利用できる服用回数、又は関連する信号
は、円筒体１００に形成した透明な窓１９４を通じて見
ることができる。
本願発明による吸入器において、第７図ないし第１１図
に示した実施例における円盤状送り部材を用いる代わり
に、第７図ないし第１１図の実施例におけるカップ１２
０と同様な穴状にした収容部を設けた往復運動自在なス
ライド式コンベアを用いてもよいことは明らかである。
往復運動するスライド式コンベアを備えた吸入器を形成
するには、他の部分及び機構に修正を加える必要がある
ことはもちろんである。
【図面の簡単な説明】
第１図は、本願発明によるマルチドース吸入器の、吸入
口の軸線における概略縦断面図を示すものであり、第２
図は、第１図に示した吸入器の正面図を示すものであり
、第３図は、第１図に示した吸入器の平面図を示すもの
であり、第４図は、第１図の線ＶＩ−ＶＩに１３ける水
平方向断面図を示すものであり、第５図は、送り装置の
カップの斜視図を示すものであり、第６図は、第５図に
示したカップの変形例を示すものであり、第７図は、本
願発明による吸入器の第２実施例の正面図を示すもので
あり、第８図は、第２実施例の側面図を示すものであり
、第９図は、第２実施例の平面図を示すものであり、第
１０図は、第９図のａｘ−ｘに３ける縦断面図であって
、吸入口に閉止キャップを取り付けた状態を示すもので
あり、第１１図は、第１０図の線ＸＩ−ＸＩにおける水
平方向断面図を示すものであって、吸入口の閉止キャッ
プを取り外した状態を示したものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 １）粉末状薬剤用の収容部（２４、１２４）と、この薬
    剤用の取り出し投薬準備部（２２、２６、１２２、１２
    ６）と、使用者による吸引の結果通路（４８、１５２、
    １７２）内に生ずる空気流と服用薬剤との混合部（１６
    、５０、１５２、１７６）とからなる、粉末状薬剤用マ
    ルチドース吸入器（１、２）において、前記薬剤用の取
    り出し投薬準備部は、一定量の粉末状薬剤を前記収容部
    （２４、１２４）から取り出し、これを投薬位置に送る
    少なくとも１個のカップ（２０、１２０）であって、軸
    線を同じくする２個の開口（５６、１５６）を備えるカ
    ップを設けられたカップ状送り装置（２２、１２２）と
    、前記混合部の上に置かれたプランジャー型の投薬装置
    （３６、１０６）であって、カップ（２０、１２０）が
    投薬位置にあると、カップに形成した開口（５６、１５
    ６）に対しぴったりとはまることができるとともに、こ
    れから抜け出ることができることにより、粉末状服用薬
    剤を混合部に落下させる投薬装置とからなる粉末状薬剤
    用マルチドース吸入器。 ２）壁（１９、１１９）を設けて、前記混合部から前記
    取り出し投薬準備部を分離し、前記送り装置（２２、１
    ２２）が、投薬位置にあると、前記プランジャー（３６
    、１０６）の動作に続いて、この壁に形成した穴（５５
    、１５５）が、自動的に開いて粉末状服用薬剤を混合部
    に落下させることができることを特徴とする、請求項第
    １項に記載のマルチドース吸入器（１、２）。 ３）振動発生機構（６４、６６、１２３、１６４、１６
    ６）を設けたことを特徴とする、請求項第１項または第
    ２項のいずれかに記載のマルチドース吸入器（１、２）
    。 ４）前記振動発生機構（６４、６６、１２３、１６４、
    １６６）は、前記送り装置（２２、１２２）の動作によ
    り作動することを特徴とする、請求項第３項に記載のマ
    ルチドース吸入器（１、２）。 ５）前記送り装置（２２、１２２）は、手動で操作され
    ることを特徴とする、請求項第１項ないし第４項のいず
    れかに記載のマルチドース吸入器（１、２）。 ６）前記送り装置（２２、１２２）は、同軸の軸（１４
    、１１４）のよりこの送り装置（２２、１２２）を操作
    するつまみ（１２、１１２）によって手動で操作される
    ことを特徴とする、請求項第５項に記載のマルチドース
    吸入器（１、２）。 ７）前記送り装置は、動力により作動することを特徴と
    する、請求項第１項ないし第４項のいずれかに記載のマ
    ルチドース吸入器。 ８）前記送り装置の動力操作は、円筒体内に収容したバ
    ッテリーにより電力を供給されるステッピング型のマイ
    クロモーターによってもたらされることを特徴とする、
    請求項第７項に記載のマルチドース吸入器。 ９）前記バッテリーは、充電型であることを特徴とする
    、請求項第８項に記載のマルチドース吸入器。 １０）前記プランジャー型の投薬装置（３６、１０６）
    は、手動操作されることを特徴とする、請求項第１項な
    いし第９項のいずれかに記載のマルチドース吸入器（１
    、２）。 １１）前記プランジャー型の投薬装置（３６、１０６）
    を手動操作する装置は、プランジャー（３６、１０６）
    に固定され、指により押して動かされるつまみ（３８、
    １３８）と、指による力がつまみ（３８、１３８）から
    なくなると、休止位置にプランジャーを戻すプランジャ
    ー用復帰バネ（４０、１４０）とからなることを特徴と
    する、請求項第１０項に記載のマルチドース吸入器（１
    、２）。 １２）マイクロプロセッサー装置を設けて、吸入器の動
    力化装置の全部または一部を、所定のプログラムに従っ
    て制御することを特徴とする、請求項第１項ないし第４
    項、または第７項ないし第９項のいずれかに記載のマル
    チドース吸入器。 １３）前記収容部（１２４）内の薬剤の消耗を表示する
    公知の装置（１９０、１９２）を備えることを特徴とす
    る、請求項第１項ないし第１２項のいずれかに記載のマ
    ルチドース吸入器（２）。 １４）粉末状薬剤を再充填できることを特徴とする、請
    求項第１項ないし第１３項のいずれかに記載のマルチド
    ース吸入器（１、２）。 １５）再充填は、取り外し可能な収容部を交換すること
    により行うことを特徴とする、請求項第１４項に記載の
    マルチドース吸入器。 １６）粉末状服用薬剤を、鼻から服用する場合、吸入器
    には、患者の鼻に適合した形状のアダプターを取り付け
    ることを特徴とする、請求項第１項ないし第１５項のい
    ずれかに記載のマルチドース吸入器。 １７）固まりになった薬剤粒子をばらばらに分解する機
    構（５０、１７６）を、前記混合部に設けることを特徴
    とする、請求項第１項ないし第１６項のいずれかに記載
    のマルチドース吸入器（１、２）。
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