JPH03182294A - 洗濯機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本光明はモータにより撹拌体を駆動して洗濯を行う洗擢
機に関する。

（従来の技術） 洗濯機においては、洗い槽の内底部に設けられた撹抑体
を、誘導モータからなるモータにより駆動して洗い槽内
に回転水流を形成して洗濯及びすすぎを行うようにして
いる。而して、例えば脱水兼用洗濯機にあっては、モー
タの正回転、停止。

逆回転、停止を繰返すことにより、一定時間毎に交互に
逆向きの回転水流を形成するようにしたものがある。

この場合、モータは、マイコンなどの制御装置からの通
電指令に基づいて駆動回路により通断電制御されるもの
であるが、その通電パターンは、第４図に示すように、
モータを所定の回転速度とすべく矩形波の出力となって
いた。ここでは、例えば１６３秒間通電、０．６秒間断
電が繰返されるようになっている。

（発明が解決しようとする課題） 上記従来のものでは、モータの正回転及び逆回転の夫々
始動時に、いきなりその回転速度を所定速度まで立上げ
るため、撹拌体は停止状態から急激に高速で回転し始め
るようになる。このため、まだ惰性により回転水流が形
成されている洗い槽内に、急激にそれとは反対方向への
回転水流が形成されようとし、これにより、洗い槽内の
洗濯水が飛びはねることがあった。この洗濯水の飛びは
ねにより、洗濯水が洗い槽から飛出して床を繻らしてし
まったり、また、バシャといった不快な飛びはね音が発
生するといった不具合を生ずる。

本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は
、洗濯水流の反対方向回転への切替わり時に、洗濯水の
飛びばねを極力防止し得る洗濯機を提供するにある。

［発明の構成］ （課題を射流するための手段） 本発明は、檜の内部に設けられた撹拌体を駆動するモー
タを備え、このモータの正回転、　４’ｒ’止。

逆回転、停止を繰近すことにより洗濯を行うようにした
洗濯機であって、出力周波数を制御することによりモー
タの回転速度を制御するインバータ装置をｉＱけると共
に、モータの始動特に該モータの回転速度が徐々に上昇
して所定回転速度に至るようにインバータ装置の出力周
波数を制御するインバータ装置制御手段を設けたところ
に特徴を有する。

（作用） 上記手段によれば、モータの始動時の回転速度は徐々に
上昇するから、撹拌体は停止状態からゆっくりと回転を
始めるようになる。従って、洗濯水流は、惰性にて回転
している状態から、ゆるやかに反対方向への回転に切替
わるようになる。

この結果、この切替わり時に洗濯水が飛びはねることを
防止できる。

（丈施例） 以下本発明を脱水兼用洗濯機に適用した一実施例につい
て、第１図乃至第３図を参照して説明する。

まず、全体構成を示す第３図において、１は外箱であり
、この内部には水受槽２が設けられ、さらにこの水受＃
ｆＩ２内に回転槽３が設けられている。

そして、この回転槽３の内底部には容器状の撹拌体４が
設けられている。上記水受槽２の外底部には誘導電動機
からなるモータ５が配設されていると」（に、威速機横
等を備えた機構部６が配設されている。この機構部６は
、洗い運転時にはモータ５の回転を減速して撹拌体４に
伝達し、脱水時には回転槽３および撹拌体４に伝達する
ようになっている。また、水受槽２からの排水路には排
水弁７が設けられ、さらに該水受槽２の底部にはエアト
ラップ８か形成されており、このエアトラップ８にはエ
アチューブ９を介して水位センサ１０が接続されている
。この水位センサ１０は給水弁１１と共に上カバー１２
内の後方部に配設されており、謹上カバー１２の前方部
には操作部１３が配設されている。この操作部１３には
、洗濯に関する３Ｆｍ設定を行うための各種スイッチ１
４及び表示器１５（ｍ２図参照）が設けられている。

そして、このような脱水兼用洗濯機には、マイクロコン
ピュータなどからなる制御装置１６が設けられている。

第２図に示すように、この制御装置１６は、各抽スイッ
チ１４及び水位センサ１０からの人力に基づき、内蔵す
るプログラムに従って、駆動回路１７を介して排水弁７
および給水弁８を駆動制御すると共に、後述するインバ
ータ装置１８を介してモータ５を駆動制御するようにな
っている。これにより、洗い、すすぎ、脱水という洗濯
の行程が自動的に実行されるようになっている。また、
洗い及びすすぎの行程は、モータ５により撹拌体４を正
、逆方向へ交互に繰返して回転させ、以て回転槽３内に
交互に逆向きの同転水流を形成することにより行われる
。

さて、前記インバータ装置１８は、図示しない商用交流
電源を直流化するコンバータ部を内蔵しており、その直
流出力を任意の周波数の交流電力に変換して前記モータ
５に与えることができる。

そして、このインバータ装置１８はその出力周波数を変
化できるようになっており、これによりモータ５の回転
速度を制御し得るようになっている。

その出力周波数は制御装置１６からの制御信号に基づい
て制御されるようになっており、以て、制御装置１６は
、インバータ装置１８を介してモータ５の通断電及び回
転速度を制御するようになっている。そして、この制御
装置１６は、そのソフトウエア構成によって、モータ５
の始動時に該モータ５の回転速度が徐々に上昇して所定
回転速度に至るように前記インバータ装置】８の出力周
波数を制御するインバータ装置制御手段として機能する
。

次に、上記構成の作用について、第１図も参照して述べ
る。

使用名が回転槽３内に洗濯物及び洗剤を収容した上で、
スタートスイッチをオン操作すると、制御装置１６によ
り、まず、給水が行われ、続いて洗いの行程が大行され
る。この洗い行程では、モータ５の各所定時間ずつの正
回転、停止、逆回転。

停止が繰返され、上述のように撹社体４を駆動して回転
槽３内に一定時間毎に交互に逆向きの回転水流を形成す
ることにより行われるものであるが、このとき、モータ
５は、インバータ装置１８により第１図に示す通電パタ
ーンに従って駆動されるようになっている。

即ち、モータ５は、インバータ装置１８により、洗いに
適した撹拌体４の回転速度を得るべく、所定回転速度と
なるような周波数にて駆動されるものであるが、その始
動時に、回転速度が徐々に上昇してその所定同転速度に
至るように、徐々に周波数が上昇される。この場合、例
えば１．６秒間通電、０．３秒間断電が繰返されるもの
であるが、通電開始から約１秒後に所定回転速度に至る
ように周波数がゆるやかに上昇される。また、こ、こて
は、単位時間あたりの洗浄効果を低下させないために、
１サイクル中のモータ５への通電時間を、従来の通電時
間（１，３秒間）よりも長くとっている。これにより、
いわゆる立上がりがゆるやかになり、撹社体４は停止状
態からゆっくりと回転を始めるようになる。従って、洗
濯水流は、惰性にて回転している状態から、ゆるやかに
反対方向への回転に切替わるようになる。

このような洗い行程が終わると、次にすすぎの行程に移
るが、この行程でも上記同様に、第１図に示す通電パタ
ーンによるモータ５への通電が行われる。従って、この
すすぎ行程でも、洗濯水流は、惰性にて回転している状
態から、ゆるやかに反対方向への同転に切替わるように
なる。しかる後、脱水行程か大行されて洗濯が終了する
。

このように本大施例によれば、洗濯水流の反対方向同転
への切替わりが極めてゆるやかに行われる。従って、従
来のような撹拌体が停止状態から急激に篩速で回転し始
めて洗濯物が傷んだり洗濯水が飛びはねることの多かっ
たものと光なり、洗濯物の由みや洗濯水が飛びはねるこ
とを極力防止できるものである。この粘果、布偽みや洗
濯水が洗い姶から飛出して床を濡らしてしまうことを防
止できると共に、飛びはね音の発生を防止できて静音化
を図ることができる。

尚、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、例
えば二槽式洗濯機にも適用できるなど、要旨を逸脱しな
い範囲角で様々な変更が可能である。

〔発明の効果］ 以上の説明にて明らかなように、本発明の洗濯機によれ
ば、出力周波数を制御することによりモータの回転速度
を制御するインバータ装置を設けると共に、モータの始
動特に該モータの同転速度が徐々に上昇して所定回転速
度に至るようにインバータ装置の出力周波数を制御する
インバータ装置制御手段を設けたので、洗濯物が傷むこ
とを防止できると共に、洗濯水流の反対方向回転への切
替わり時における洗濯水の飛びはねを極力防止し得ると
いう優れた効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第３図は本発明の一実施例を示すもので、第
１図はインバータ装置の出力周波数の様子を示す図、第
２図は電気的構成を示すブロック図、第３図は洗濯機の
縦断側面図であり、第４図は従来例を示す第１図相当図
である。 図面中、３は回転槽（槽）、４は撹拌体、５はモータ、
１６は制御装置（インバータ装置制御手段）、１８はイ
ンバータ装置を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、槽の内部に設けられた撹拌体を駆動するモータを備
   え、このモータの正回転、停止、逆回転、停止を繰返す
   ことにより洗濯を行うようにしたものにおいて、出力周
   波数を制御することにより前記モータの回転速度を制御
   するインバータ装置を設けると共に、前記モータの始動
   時に該モータの回転速度が徐々に上昇して所定回転速度
   に至るように前記インバータ装置の出力周波数を制御す
   るインバータ装置制御手段を設けたことを特徴とする洗
   濯機。