JPH03179328A - 光波長変換方法 - Google Patents

光波長変換方法

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JPH03179328A
JPH03179328A JP2154476A JP15447690A JPH03179328A JP H03179328 A JPH03179328 A JP H03179328A JP 2154476 A JP2154476 A JP 2154476A JP 15447690 A JP15447690 A JP 15447690A JP H03179328 A JPH03179328 A JP H03179328A
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wave
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明憲 原田
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洋二 岡崎
Koji Kamiyama
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、チェレンコフ放射型の光波長変換素子を用い
て基本波を第2高調波等に波長変換する方法に関し、特
に詳細には青色領域の波長変換波が効率良く得られるよ
うにした光波長変換方法に関するものである。
(従来の技術) カラープリンター等において用いられる従来の多くの銀
塩感光材料の分光感度特性は、青色領域では、一般に第
2図の曲線aに示すようなものとなる。このように多く
の銀塩感光材料の感度は、波長480nmに近い光に対
して著しく高くなり、波長47Onm付近でピークをと
る。また最近では、第2図の曲線すに示すように、Ar
レーザから発せられる波長488nmの青色レーザ光に
合わせて、波長500nm近辺まで高い感度を有する銀
塩感光材料も提供されている。
一方短波長領域においては、ゼラチンの吸収、分光増感
色素の制限、さらにはカラー画像の安定性に問題が有る
ことから、波長が430nm以上の光を記録光として利
用する必要が有る。したがって、銀塩感光材料を用い、
それを青色レーザ光で走査してカラー画像を記録する場
合は、波長が430〜500nmの青色レーザ光を用い
ることが、鮮明でかつ安定性の高いカラー画像を得るた
めの条件であると言える。
他方、光ディスク等の記録媒体にレーザ光で情報を記録
する場合は、レーザ光の波長が短いほどビームスポット
をより微小に絞れるので、より高密度の記録が可能とな
る。しかしながらこの場合も、色素の制限、ディスク基
板における吸収等の条件により、現状では、波長が43
0nm以上のレーザ光を用いる必要が有る。
また、上述したカラープリンターや光ディスク等のシス
テムにおいては、レンズの透過率から考慮しても、波長
が430nm以上のレーザ光を利用するのが好ましいと
言える。
以上説明した通り、波長が430〜500nmの青色レ
ーザ光は、各種光学システムの性能の大幅な向上をもた
らすものである。しかしながら現在のところ、小型で直
接変調可能な青色レーザは実用化されておらず、半導体
レーザでも、青色領域のものは当面実現困難とされてい
る。
このような事情に鑑み、レーザ光を光波長変換素子を利
用して波長変換(短波長化)する試みが種々なされてい
る。例えば特開昭64−73327号公報には、クラッ
ド内に単結晶有機非線形光学材料のコアが配された光フ
ァイバーからなる、チェレンコフ放射型の光波長変換素
子が開示されている。
またこの公報には、上記有機非線形光学材料として魚群
mm2の斜方晶系のものを利用することも開示されてい
る。
(発明が解決しようとする課題) この種の光波長変換素子とレーザ光源との組合せによれ
ば、比較的容易に青色レーザ光が得られるものの、波長
変換効率が低いために高強度の青色レーザ光を得ること
はできず、したがって前述したような用途には適用困難
であるのが現状である。
そこで本発明は、レーザ光を極めて効率良く第2高調波
等に波長変換することが可能で、よって波長430〜5
00nmの青色領域の高強度のレーザ光を得ることがで
きる光波長変換方法を提供することを目的とするもので
ある。
(課題を解決するための手段) 本発明による光波長変換方法は、 クラッド部内に魚群mm2の斜方晶系の単結晶有機非線
形光学材料が導波部として配されてなるチェレンコフ放
射型光波長変換素子に基本波を入射させて、波長が43
0〜500nmの領域にある第2高調波等の波長変換波
を取り出す方法において、基本波の波長を、上記有機非
線形光学材料の吸収端波長よりも30nm以上長波長の
波長変換波が得られるように選択し、 上記結晶の光学軸Xあるいは光学軸y方向に直線偏光し
た基本波を入射させて、光学軸2方向に直線偏光した波
長変換波を取り出すことを特徴とするものである。
なお本方法においては、光波長変換素子としてファイバ
ー型のものを使用することもできるし、あるいは3次元
光導波路型のもの、さらには2次元光導波路型のものを
使用することもできる。
(作  用) 魚群mm2の斜方晶系材料は、非線形光学定数の対角項
成分d33に加えて、非対角項成分d31、dll、(
its、d24を有する。これらの非線形光学定数のう
ち、先導波路型の光波長変換素子において実際に利用し
やすいのは、dll、di□、d9.である。
ところが、本発明者等の研究によると、上記非線形光学
定数の非対角項成分d31、dllを利用すると、対角
項成分d33を利用する場合に比べて、波長変換効率は
桁違いに向上することが分かった。
そこで本発明においては、非線形光学材料結晶の光学軸
X5YSZに対する基本波の直線偏光方向を前述のよう
に設定して、非対角項成分の非線形光学定数ditある
いはdllが利用されるようにする。
なお斜方晶系の材料においては光学軸と結晶軸とが一致
するので、導波方向に1つの結晶が延びるように結晶配
向させれば(それは前記特開昭64−73327号公報
にも示されるように、極めて容易に実現可能である)、
導波方向に垂直な面内に2つの光学軸が含まれるように
なる。したがって、基本波および波長変換波の直線偏光
方向と光学軸との関係を上述のように設定することも容
易である。
しかしまた、本発明者等の研究によると、上記のように
基本波の直線偏光方向を設定して、前記430〜500
nmの波長領域の波長変換波を得る場合には、それ特有
の問題が生じることも分かった。
すなわち、導波部の材料とする有機非線形光学材料の吸
収端波長は、多くは400〜550nmの範囲内にある
ので、430〜500nmの波長領域の波長変換波を得
る際には、どうしても波長変換波の波長に近い(勿論そ
れよりも短い)吸収端波長を有する有機非線形光学材料
を利用しなければならないことが多い。なお非線形光学
材料の吸収端波長は、一般には、エタノールを溶媒とす
るその材料の溶液(濃度4 X 10−’ ll1ol
 / 1 )に対して光透過率が90%以上となる波長
の下限値として規定されるものである。
従来は、波長変換波の波長が非線形光学材料の吸収端波
長よりも若干長ければ、特に波長変換波吸収の問題は生
じないと考えられてきた。しかし、上記のように基本波
の直線偏光方向を設定して、非線形光学定数の非対角項
成分d31sd32を利用しようとする場合は、上記吸
収端波長と波長変換波波長とが30nm以上離れていな
いと、波長変換波の吸収が大きくて光波長変換素子から
出射し得ないことが分かった。この点に鑑みて本発明の
方法においては、利用する有機非線形光学材料の吸収端
波長を考慮して、それよりも30nm以上長い波長の波
長変換波が得られるように基本波波長を選択する。
(実 施 例) 以下、図面に示す実施例に基づいて本発明の詳細な説明
する。
〈第1実施例〉 第1図は、本発明の方法を実施する光波長変換モジュー
ルの一例を示している。この光波長変換モジュールは、
ファイバー型の光波長変換素子10と、この光波長変換
素子10に基本波を人力させる光源装置20とから構成
されている。
本例の光波長変換素子10のコア1tは、下記の分子式 で示される有機非線形光学材料(3,5−ジメチル−1
−(4−ニトロフェニル)ピラゾール:以下PRAと称
する)の単結晶から形成されている。
一方クラッド12は、光学ガラスから形成されている。
上記PRAのバルク結晶構造を第3図に示す。
このPRAの結晶は斜方晶系をなし、魚群はmm2であ
る。したがって非線形光学定数のテンソルは、 となる。ここでd31は、第3図に示すように結晶軸a
SbScに対して定まる光学軸X5YSZを考えたとき
、X方向に直線偏光した光(以下、X偏光という。y、
zについても同様。)を基本波として入射させて2偏光
の第2高調波を取り出す場合の非線形光学定数であり、
同様にd32はy偏光の基本波を入射させて2偏光の第
2高調波を取り出す場合の非線形光学定数、d33は2
偏光の基本波を入射させて2偏光の第2高調波を取り出
す場合の非線形光学定数、d24はyと2偏光の基本波
を入射させてy偏光の第2高調波を取り出す場合の非線
形光学定数、d15はXと2偏光の基本波を入射させて
X偏光の第2高調波を取り出す場合の非線形光学定数で
ある。各非線形光学定数の大きさを下表に示す。
なお上の表においてのはX線結晶構造解析による値、■
はMarker Frlnge法による実測値であり、
単位は双方とも[XlO’ e s u]である。なお
PRAの吸収端波長は402nmである。
ここで、上記光波長変換素子10の作成方法について説
明する。まずクラッド12となる中空のガラスファイバ
ー12゛ が用意される。このガラスファイバー12°
 は−例として5FIOガラスからなり、外径が100
μm程度で、中空部の径が1.0μmのものである。そ
して第5図に示すように、炉内等においてPRAを融液
状態に保ち、この融液11’内にガラスファイバー(2
°の一端部を浸入させる。
すると毛細管現象により、融液状態のPRAがガラスフ
ァイバー12°の中空部内に進入する。なお該融液11
’ の温度は、PRAの分解を防止するため、その融点
(102℃)よりも僅かに高い温度とする。その後ガラ
スファイバー12’ を急冷させると、中空部に進入し
ていたPRAが多結晶化する。
次いでこの光ファイバー12゛ を、PRAの融点より
高い温度(例えば102.5℃)に保たれた炉内から、
該融点より低い温度に保たれた炉外に徐々に引き出すこ
とにより、溶融状態のPRAを炉外への引出し部分から
単結晶化させる。それにより、50mm以上もの長い範
囲に亘って単結晶状態となり、結晶方位も一定に揃った
コアitが形成され、光波長変換素子10を十分に長く
することができる。
周知のようにこの種の光波長変換素子の波長変換効率は
素子の長さに比例するので、光波長変換素子は長いほど
実用的価値が高くなる。
上述のようにしてPRAをガラスファイバー12’内に
単結晶状態で充てんさせると、その結晶配向状態は第4
図図示のように、C軸(光学軸はX軸)がコア軸方向に
延びる状態となる。
以上述べたようにしてコア11が充てんされた後、ガラ
スファイバー12’ の両端をファイバーカッターで切
断して、長さ5mmの光波長変換素子IOを形成した。
第1図図示のように、この光波長変換素子10を光源装
置20と組み合わせて光波長変換モジュールが構成され
る。本実施例においては、基本波を発生する光源として
半導体レーザ21が用いられており、そこから発せられ
たレーザ光(基本波) 15はコリメートレンズ22に
よって平行ビーム化され、次いでアナモルフィックプリ
ズムペアー23およびλ/2板25に通され、集光レン
ズ26で小さなビームスポットに絞られた上で、光波長
変換素子10の人射端崩10aに照射される。それによ
り、この基本波15が光波長変換素子lO内に入射する
前述した通り、コア11を構成するPRAは、X軸がコ
ア軸方向に延びる結晶配向状態となっており、そして本
例では、光源装置20のλ/2板25を回転させること
により、y偏光状態の基本波15を光波長変換素子IO
に人力させる。
光波長変換素子10内に入射した基本波15は、コア1
1を構成するPRAにより、波長が1/2の第2高調波
15°に変換される。この第2高調波15′はクラッド
12の外表面の間で全反射を繰り返して素子IO内を進
行し、基本波15のコア部での導波モードと、第2高調
波15°のクラッド部への放射モードとの間で位相整合
がなされる(いわゆるチェレンコフ放射)。
光波長変換素子lOの出射端面tobからは、上記第2
高調波15°と基本波15とが混合したビーム15”が
出射する。この出射ビーム15“は、集光レンズ27に
通されて集光された後、第2高調波15゛ は良好に透
過させる一方、基本波15は咬収するバンドパスフィル
ター28に通され、第2高調波15’ のみが取り出さ
れる。偏光板等を使用して、上記第2高調波15’ は
2偏光であることが確認された。つまり本例では、前述
したPRAの非線形光学定数d32が利用されている。
次に波長変換効率について説明する。半導体レーザ21
としてGaAsレーザおよびI nGaAsレーザを用
いた。発振波長は、760〜11000nの領域にある
ものを用い、基本波15のパワーは20mWとして、そ
の場合の波長変換効率を調べた。その際の第2高調波波
長と波長変換効率との関係を、第6図の■に示す。なお
この第6図の■と■はそれぞれ、クラッド12の材料を
SFIガラス、5F15ガラスとして、その他の条件は
上記実施例の光波長変換素子lOと同じとした2つの光
波長変換素子について、上記と同様にして第2高調波波
長と波長変換効率との関係を調べた結果を示すものであ
る。
図示される通り本例においては、基本波人力20mWに
対して、例えば■ならば第2高調波波長が435nm以
上で、■ならば同じ<440nm以上で、1%以上の高
い波長変換効率が得られる。したがって、さらに高出力
のレーザを用いれば、mWオーダーの実用的な青色レー
ザ光を得ることも十分可能である。
そしてこの第6図に明示されている通り、PRAの吸収
端波長402nmよりも僅かに波長が長い程度の第2高
調波15°は素子外に出射し得す、この吸収端波長より
も第2高調波波長が30nm以上長ければ、ある程度高
い波長変換効率が実現される。したがって、このPRA
をコアとして用いて第2高調波を得る場合は、波長が(
402+30) x2=884nm以上の基本波15を
利用して波長変換を行なうこととする。
〈第2実施例〉 次に、コアとして下記の分子式 で示される非線形光学材料(3,5−ジメチル−1−(
4−ニトロフェニル)−1,2,4−トリアゾール:以
下TRIと称する)を単結晶状態にして用いた実施例に
ついて説明する。
クラッドとして第1実施例と同様に5FIOガラス、S
F1ガラス、5F15ガラスを用い、その中空部分に前
述と同様にして上記TRIの単結晶を成長させてコアを
形成した。なおこうしてコアを形成すると、TRIの結
晶配向状態は第7図図示のように、b軸(光学軸はX軸
)がコア軸方向に延びる状態となる。
こうして作成した3つのファイバー型光波長変換素子■
(SFIOガラス使用のもの)、■(SFlガラス使用
のもの)および■(SF15ガラス使用のもの)は、コ
ア材料が異なる意思外は、それぞれ第1実施例の■、■
および■の光波長変換素子と同じ仕様である。これらの
光波長変換素子■、■、■も、第1図に示すようにして
使用される。
そしてこの場合も、半導体レーザ21としてGaAsレ
ーザおよびI nGaAsレーザを用いた。
発振波長は、760〜1000n mの領域にあるもの
を用い、基本波15のパワーは20mWとして、波長変
換効率を調べた。こうして基本波15をy偏光状態で光
波長変換素子に入射させると、2偏光状態の第2高調波
15゛が確認された。よってこの場合も、非線形光学定
数d3□が利用されている。
この際の第2高調波波長と波長変換効率との関係を、第
8図に示す。図示される通りこの場合も、基本波人力2
0mWに対して、例えば■、■ならば第2高調波波長が
455nm以上で、■ならば同じ<440nm以上で、
1,5%以上の高い波長変換効率が得られる。
そしてこの例でも、TRIの吸収端波長390 nmよ
りも第2高調波波長が30nm以上長ければ、ある程度
高い波長変換効率が実現される。したがって、このTR
Iをコアとして用いて第2高調波を得る場合は、波長が
(390+30) X2=840 nm以上の基本波1
5を利用して波長変換を行なうこととする。
〈比較例〉 第1実施例の3つの光波長変換素子とコア材料、コア径
、長さ等はすべて共通で、クラッド材料のみがそれぞれ
SF7ガラス、F7ガラスと異なる2つのファイバー型
光波長変換素子を作成した。
前者を■、後者を■として、それらの波長変換効率を第
1、第2実施例と同様にして測定した結果を第9図に示
す。なおこの場合は本発明方法と異なり、基本波15を
2偏光状態で光波長変換素子に入射させる。そのとき、
第2高調波15’が2偏光状態であることを確認した。
したがってこの場合は、非線形光学定数の対角項成分d
33が利用されている。
第9図から明らかな通り、この場合の波長変換効率は、
最大でも約0.004%である。第1実施例の場合とこ
の場合の最大効率を比較すると、100倍以上の開きが
有る。従来より、波長変換効率は非線形光学定数の2乗
に比例すると考えられているが、PRAの非線形光学定
数632、d33は先の表に示した通りであるから、上
記波長変換効率と非線形光学定数との関係がそのまま当
てはまるならば、第1実施例における波長変換効率は本
比較例の6倍程度にしかならないはずである。しかし実
際には、第1実施例の波長変換効率は前述の通りであり
、非線形光学定数の非対角項成分d32を利用したこと
により、何らかの理由で格別に高い波長変換効率が実現
したと考えられる。
なお以上説明した実施例は第2高調波を得るものである
が、本発明はその他、基本波を和周波や差周波に、さら
には第3高調波等に波長変換する場合にも適用可能であ
る。さらに本発明は、ファイバー型の光波長変換素子の
みならず、3次元光導波路型や2次元光導波路型の光波
長変換素子を利用する場合にも適用可能である。
また本発明は、先に述べたように波長500nm近辺の
光に対して感度を有する、比較的新しい感光材料用の記
録光を発生させるために適用することも可能である。そ
の場合、−例として第2図の曲線すで示す分光感度特性
を有する感光材料に対しては、例えば基本波光源として
InGaAsレーザを用い、そこから発せられた波長9
80nmのレーザ光を、本発明方法により波長490n
mの第2高調波に波長変換して記録光とすればよい。
(発明の効果) 以上詳細に説明した通り本発明の光波長変換方法におい
ては、非線形光学定数の非対角項成分が利用されるよう
にしたことにより、極めて高い波長変換効率を実現でき
る。また本方法においては上記のことと相まって、導波
部を構成する非線形光学材料の吸収端波長よりも30n
m以上長い波長の波長変換波が得られるように基本波波
長を選択しているので、波長変換波の吸収を確実に防止
して、極めて高強度の青色レーザ光を得ることが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の方法を実施する光波長変換モジュー
ルの一例を示す概略図、 第2図は、本発明に係る銀塩感光材料の分光感度特性を
示すグラフ、 第3図は、上記光波長変換モジュールの光波長変換素子
に用いられたPRAのバルク結晶図、第4図は、上記光
波長変換素子におけるコア材料の結晶配向を示す概略図
、 第5図は、上記光波長変換素子の作成方法を説明する説
明図、 第6図は、本発明の一実施例における第2高調波波長と
波長変換効率との関係を示すグラフ、第7図は、本発明
に用いられる別の光波長変換素子におけるコア材料の結
晶配向を示す概略図、第8図は、本発明の別の実施例に
おける第2高調波波長と波長変換効率との関係を示すグ
ラフ、第9図は、従来方法における第2高調波波長と波
長変換効率との関係を示すグラフである。 10・・・光波長変換素子   11・・・コア1r 
・・・PRA融液    12・・・クラッド(2゛ 
・・・ガラスファイバー 15・・・基本波15°・・
・第2高調波    20・・・光源装置21・・・半
導体レーザ    22・・・コリメートレンズ23・
・・アナモルフィックプリズムベアー25・・・λ/2
板      2B、 27・・・集光レンズ第 1 図 第 図 第 図 第 図 00 430    450 追 長 (nm) 80 00 第 図 第 図 第2高iB i;麦k (nm) 第 図 第 図 第 図 第22に〕で−6l23(ン1と欠 (nml

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 クラッド部内に点群mm2の斜方晶系の単結晶有機非線
    形光学材料が導波部として配されてなるチェレンコフ放
    射型光波長変換素子に基本波を入射させて、波長が43
    0〜500nmの領域にある波長変換波を取り出す方法
    において、 基本波の波長を、前記有機非線形光学材料の吸収端波長
    よりも30nm以上長波長の波長変換波が得られるよう
    に選択し、 前記結晶の光学軸xあるいは光学軸y方向に直線偏光し
    た基本波を入射させて、光学軸z方向に直線偏光した波
    長変換波を取り出すことを特徴とする光波長変換方法。
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