JPH03178420A - コンタクトリング付き容器およびその製造装置 - Google Patents

コンタクトリング付き容器およびその製造装置

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、プラスチック容器、特に、容器の口部端面に
リング状、の突起を有するブロー成形容器およびその製
造装置に関する。
〔従来の技術〕
今日、いわゆるブロー成形されたプラスチック容器は、
軽量にして強靭なること、容器デザインが自由に選べる
等の観点から種々の方面に使用されている。
この中には、例えば、第６図に示されるように、ブロー
容器４０の口部４０ａからゴム容器５０を挿入させ、ゴ
ム容器５０の口部外周面に連設するフランジ５１の下面
５１ａと、容器４０の口部端面とを当接させ、次いで、
図示しないパルプ、蓋体を組み込み一体化させたものが
ある。
このように組み合わされた容器は、いわゆるディスペン
サーとして用いられ、予め、ゴム容器５０の中には、後
に放出して使用されるべく流体が、４　ｋｇ／ｃｄ程度
の圧力で充填されゴム容器５０は膨らんでいる（図中の
容器は充填前の状態を示す）。そして、ゴム容器５０内
に充填された流体は、常に、膨らんだゴム容器５０の収
縮力により押圧力をうけており、図示しないバルブ等を
一時的に開けることにより所定量吐出されて使用される
ようになっている。
このようなデイスペンサーの用途においては、フランジ
５１の下面５１ａと、容器４Ｑの口部端面との当接面の
シールが確実になされること、およびゴム容器５０の中
に流体を充填する際に、ゴム容器５０がブロー容器４０
の口部４０ａ内に摺り込まないこと等が要求される。
このような要求に応じるために、第６図に示されるよう
に、容器４０の口部端面にリング状の突起４０ｐを設け
ることは上記の問題を解決する上で好適な手段であると
考えられる。
〔発明が解決しようとする課題〕 しかしながら、従来のブロー成形方法で、容器の口部端
面にリング状の突起を設けることは、未だ現実に行われ
たことはな（、たとえ、通常の手段で成形を試みたとし
ても、成形時のガス抜きが十分でなく、シャープな突起
形状が形成されず実用に耐えないという問題が生じる。
このような実状に鑑み本発明は創案されたものであり、
本発明は、上記の問題を解決し、ブロー成形により容器
本体を成形するともに、同時に容器の口部端面にリング
状の突起を形成し、口部のシール性に優れた容器を提供
するとともに、さらにはその容器を確実にかつ安定して
成形できるブロー容器の製造装置をも提供することを目
的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記の課題を解決するために、本発明は、ブロー成形さ
れた容器であって、該容器の開口部上部端面にリング状
の突起を有するように構成する。
また、押し出されたパリソンを合わせ金型で挟み保持し
た後、該パリソンを切断し、さらにブローピンを切断さ
れたパリソン内に挿入し、エアーブローするブロー成形
装置において、前記ブロービンの側面には、カッティン
グスリーブが固定され、このカッティングスリーブの端
面は内方から外方に広がるテーパ面を備えており、この
テーパ面の円周の一部には、リング溝形成部材が組み込
まれ、このリング溝形成部材の一面とカッティングスリ
ーブの端面の一面との組み合わせによりリング状の溝を
形成するように構成する。
〔作用〕
本発明の容器は、ブロー成形された容器であって、該容
器の開口部上部端面にリング状の突起を有している。従
って、この容器は、口部のシール性が極めて優れた容器
となる。
また、本半発明の装置において、コンタクトリングを形
成すべくリング形状の溝はカッティングスリーブの端面
とリング形成部材との組み合わせにより形づくられてい
る。
従って、突起成形時のガス抜きが十分となり、ブロー成
形により容器本体を成形するとともに、容器口部の端面
にシャープなリング状の突起が形成される。また製品歩
留まりもよい。
〔実施例〕
以下、容器の口部端面にリング状の突起を備えたブロー
容器（以下、単に、コンタクトリング付き容器と称する
）およびその製造装置の一実施例を第１図乃至第６図を
参照して説明する。
本発明のコンタクトリング付き容器４０は、第２図また
は第６図に示されるように、容器の開口部上部端面にリ
ング状の突起４０＋）を有しており、容器の本体と突起
４０ｐは、プロー成形により一体的に成形される。そし
て、突起４０ｐには、通常、図示しない組み合わせ部材
が当接するようになっている。
このようなコンタクトリング付き容器は、ブロー成形可
能な各種のプラスチック材料から形成される。
次に、このような本発明に係るコンタクトリング付き容
器４０の製造装置の一実施例について説明する。
本発明の製造装置は、第５図に示されるような押し出し
装置７０と、この押し出し装置７０により押し出された
パリソン６０を挟み込み保持するとともに容器の外形を
規制する合わせ金型２１゜２２と、押し出されたパリソ
ン６０を切断する切断装置８０と、切断されて、金型内
に収納されたパリソン６０の中に挿入される棒状のブロ
ーピン２（第１図）を備えている。
もっとも、通常は、第５図に示される押し出し装置７０
の設置位置と、ブローピンの挿入位置とは別ステーショ
ンで行われ、そのためこの間、図示しない金型搬送装置
が設置される。より具体的には処理能力に応じて、いわ
ゆるブロー金型１型、ブロー金型２型（左右交互の往復
移動する）、ロータリー型等がある。
第５図に示される押し出し装置７０は連続的にプラスチ
ックを加熱可塑化し、ダイア１からパリソン６０を連続
的に押出すようになっている。
合わせ金型２１，２２は図示しない駆動機構により適宜
、開閉可能になっており、パリソン６０を挟み込み、か
つ金型に加工されたキャビティ形状によりブロー容器の
形状を規制するようになっている。
切断装置８０は、一般に、支持体８１に張られた切断ワ
イヤ８２（挿入ヒータにより加熱されている）と、この
切断ワイヤ８２を往復移動させる駆動源８３とを備え、
切断ワイヤ８２の前後移動でパリソン６０を切断するよ
うになっている。
ところで前記金型２１．２２の上部には、第１図に示さ
れるように金型が閉じたときリング状を形成するように
一対の半リング状のカッティングプレート２３．２４が
固着されている。このカッティングプレー）２３．２４
の内側には所定のテーパ部２３ａ、２４ａが設けられて
いる。
このような金型の上方には、金型内に収納されたパリソ
ン６０の中に挿入されるべく上下移動可能な棒状のブロ
ーピン２が待機している（第１図）。
ブローピン２は、棒状形状をなし、その軸方向中心部に
エアー吹き込み用の貫通孔２ｂを備えており、その後端
は図示しない切り替え弁等を介してエアー源に連通して
いる。
一方、ブローピン２の先端部は図示のごとく一段細くさ
れており、この細くされた外周面には、カッティングス
リーブ３１およびリング形成部材３５が嵌着されている
。
このようなカッティングスリーブ３１は、第３図に示さ
れるように筒状形状をなし、このカッティングスリーブ
３工の端面ば内方から外方に広がる第一のテーパ面３１
ａを備えており、平坦面３１ｂを介してさらに内方から
外方に広がる第二のテーパ面３１ｃが形成されている。
なお、平坦面３１ｂを設けず、テーパ面３１ａと３１ｃ
とを連接したテーバとしてもよい。なお、カッティング
スリーブ３１の内周面には第３図および第４図に示され
るように、軸方向に４本の＊３９（図面上は２本しか現
れていない）が略均等割りに配設されている。これらの
溝３９を設けることにより成形時におけるガス抜き効果
をより高めることができる。
このようなカッティングスリーブ３１にはリング溝形成
部材３５が組み合わされる。
リング溝形成部材３５は、第３図に示されるようにリン
グ状形状をなし、この外周面には第１のテーパ面３５ａ
と、第２のテーパ面３５ｃが形成されている。そして、
第４図に示されるように第１のテーパ面３５ａは、前記
カッティングスリーブ３１の第一のテーパ面３１ａと嵌
着し、第二のテーパ面３１ｃと第２のテーパ面３５ｃと
によって（厳密には、平坦面３１ｂも含み得る）リング
状の溝Ｅが形成される。なお、通常、これらの部材はそ
れぞれ、ブローピン２に嵌着されることにより一体化さ
れる。
このようなカッティングスリーブ３１およびブローピン
２の一部外周面には、筒状のデフラッシュ５が回動でき
るように被着される。
デフラッシュ５の先端部は図示のごとく鋭角になってお
り、一方、後端部には連結部材６を介して、図示しない
回動機構が設けられる。
この回動機構の駆動によりデフラッシュ５は径方向に正
逆回動するようになっている。そして、この回動動作に
より、第２図に示されるようにパリソン上部の不要なパ
リ取りが行われる。
上述してきたような装置を用い、コンタクトリング付き
容器の成形方法について以下説明する。
第５図に示されるように、予め、開かれた合わせ金型２
１．２２の内部に押し出し装置７０から加熱可塑化され
たパリソン６０が押し出される。
この押し出されたパリソン６０は、合わせ金型２１．２
２を閉じることにより保持されると共に、切断装置８０
によって切断される。
そして、パリソンを保持した合わせ金型２１゜２２は、
図示しない移動装置によってブローピンが備えられたス
テーションに移動させられる（第１図）。
このステーションにおいて、予め、上方に待機している
ブローピン等は、図示しない駆動機構により降下し、パ
リソンの中に棒状のブローピンが挿入される（第２図）
。
この際、ブローピンの外周に取り付けられている筒状の
デフラッシュ５は、その先端５ａがカッティングプレー
トと当接すると共に回動し、パリ取りをする。さらにブ
ローピンの連通孔からはエアーブローされ、ブローピン
の側面に設けられたカッティングスリーブとリング形成
部材との組み合わせにより形づ（られたリング形状の溝
の中に樹脂が充填されると共に（コンタクトリングの形
成）容器の形状が形成される。
〔発明の効果） 本発明の容器は、ブロー成形された容器であって、該容
器の開口部上部端面にリング状の突起を有している。従
って、この容器は、口部のシール性が極めて優れた容器
となる。
また、本発明の装置において、コンタクトリングを形成
すべくリング形状の溝はカッティングスリーブの端面と
リング形成部材との組み合わせにより形づくられている
。
従って、突起成形時のガス抜きが十分となり、ブロー成
形により容器本体を成形するとともに、容器口部の端面
にシャープなリング状の突起が安定して形成される。ま
た製品歩留まりもよい。
【図面の簡単な説明】
第１図および第２図は、本発明に係るコンタクトリング
付き容器の製造装置の要部の動作を説明する縦断面図、
第３図（ａ）および（ｂ）はそれぞれ、カッティングプ
レー、トおよびリング形成部材の断面図、第４図は第３
図（ａ）および（ｂ）の部材を組み立てた状態を示す断
面図、第５図はパリソンの押し出し装置の概略斜視図、
第６図はコンタクトリング付き容器を示す断面図である
。 ２・・・ブローピン、 ５・・・デフラッシュ、 ２１．２２・・・合わせ金型、 ２３．２４・・・カッティングプレート、３１・・・カ
ッティングスリーブ、 ３１ａ・・・第一のテーパ面、 ３１ｃ・・・第二のテーパ面、 ３５・・・リング溝形成部材、 ３５ａ・・・第１のテーパ面、 ３５ｃ・・・第２のテーパ面、 ４０・・・ブロー容器、 ４０ｐ・・・リング状の突起、 ５０・・・ゴム容器、 ６０・・・パリソン、 ８０・・・切断装置、 Ｅ・・・リング状の溝。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 １、ブロー成形された容器であって、該容器の開口部上
    部端面にリング状の突起を有することを特徴とするコン
    タクトリング付き容器。 ２、押し出されたパリソンを合わせ金型で挟み保持した
    後、該パリソンを切断し、さらにブローピンを切断され
    たパリソン内に挿入し、エアーブローするブロー成形装
    置において、 前記ブローピンの側面には、カッティングスリーブが固
    定され、このカッティングスリーブの端面は内方から外
    方に広がるテーパ面を備えており、このテーパ面の円周
    の一部には、リング溝形成部材が組み込まれ、このリン
    グ溝形成部材の一面とカッティングスリーブの端面の一
    面との組み合わせによりリング状の溝が形成されている
    ことを特徴とするコンタクトリング付き容器の製造装置
    。
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