JPH05338019A - 中空成形品の成形方法及び装置 - Google Patents

中空成形品の成形方法及び装置

Info

Publication number
JPH05338019A
JPH05338019A JP14565192A JP14565192A JPH05338019A JP H05338019 A JPH05338019 A JP H05338019A JP 14565192 A JP14565192 A JP 14565192A JP 14565192 A JP14565192 A JP 14565192A JP H05338019 A JPH05338019 A JP H05338019A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
parison
motor
hollow molded
molded article
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP14565192A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2659153B2 (ja
Inventor
Takaaki Kato
高明 加藤
Kiyomi Suzuki
清美 鈴木
Shigeharu Hagiwara
茂春 萩原
Hiroaki Takanashi
博明 高梨
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Steel Works Ltd
Original Assignee
Japan Steel Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Steel Works Ltd filed Critical Japan Steel Works Ltd
Priority to JP4145651A priority Critical patent/JP2659153B2/ja
Publication of JPH05338019A publication Critical patent/JPH05338019A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2659153B2 publication Critical patent/JP2659153B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は中空成形品の成形方法及び装置に関
し、特に、金型移送及び開閉等の動作を全て電動化し、
中空成形品の品質を向上させることを特徴とする。 【構成】 本発明による中空成形品の成形方法及び装置
は、型締用モータ(14)で型開した金型(13)内にパリソン
(22)を供給し、パリソン切断用モータ(20)の作動によっ
てパリソン(22)を切断し、その後、吹込装置駆動モータ
(8A)により降下するエヤー吹込ノズル(10)をパリソン(2
2)に挿入して中空成形品を成形する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、中空成形品の成形方法
及び装置に関し、特に、金型移送及び開閉、エヤー吹込
ノズルの上下動等を全て電動化し、中空成形品の品質を
向上させるための新規な改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、用いられていたこの種の中空成形
品の成形方法及び装置としては、一般に図12及び図1
3で示す油圧又は空圧駆動による構成が採用されてい
た。すなわち、基台1上に設けられた台2上の押出機3
には、ホッパ4、スクリュ5を有するシリンダ6及びク
ロスヘッド7が設けられており、この押出機3の隣接位
置にはエヤー吹込装置8が前記基台1上のフレーム9に
固定されている。
【0003】前記エヤー吹込装置8に設けられたエヤー
吹込ノズル10は吹込駆動用油圧シリンダ8Aにより矢
印Aに沿って上下動するように構成されていると共に、
このクロスヘッド7及びエヤー吹込装置8の下方位置に
は、金型移送用油圧シリンダ11により駆動される金型
移送装置12によって矢印Bに沿い移動する金型13が
設けられ、この金型13は型締用油圧シリンダ14を有
する型締装置15によって型開閉するように構成されて
いる。
【0004】前記吹込駆動用油圧シリンダ8A、金型移
送用油圧シリンダ11及び型締用油圧シリンダ14は、
前記台2内に設けられた油圧ユニット16により油圧の
供給を受けるように構成されている。また、前記フレー
ム9に設けたエヤーシリンダ20によりパリソン切断装
置21を作動させてパリソン22を切断するように構成
されている。
【0005】次に、前述の従来構成において油圧ユニッ
ト15から吐出する油は型締装置15の型締用油圧シリ
ンダ14に供給され、金型13を開閉する。また、金型
移送装置12の金型移送用油圧シリンダ11に油を供給
することによって金型13の移送をすると共に、吹込駆
動用油圧シリンダ8Aに油を供給することによりエヤー
吹込ノズル10の上下動を行うことができる。従って、
シリンダ6から押出される溶融樹脂をクロスヘッド7に
導き、クロスヘッド7から垂下した筒状のパリソン22
は型開した金型13内に導かれ、必要長さに達した後に
金型13を閉じて金型13でパリソン22を挾み、金型
移送装置12で金型13を斜下方向に移送しつつパリソ
ン切断装置21でパリソン22の上部を切断する。
【0006】次に、このパリソン22の内部にエヤー吹
込ノズル10を挿入し、金型13の内部形状に沿ってパ
リソン22をふくらませて溶融樹脂を冷却して成形す
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の中空成形品の成
形方法及び装置は、以上のように構成されていたため、
次のような課題が存在していた。すなわち、油圧ユニッ
ト、油圧シリンダ及び配管から油がもれて成形品を汚損
する。特にエヤー吹込装置用の油圧シリンダより油もれ
すると、下部に成形品が有るために、吹込ノズルを介し
てオイルがボトル内部に入ると致命的な欠陥となってい
た。また、成形運転の初期に油温が低く、徐々に上昇す
るとオイルの粘度が変わり吐出油量が変化するため、油
圧シリンダの速度及び停止位置が一定しないので成形品
不良が生じる。油温を安定させるために長時間のウオー
ミングアップが必要となる。又、油圧ユニットに温度調
節設備が必要となる場合が有りコスト高となっていた。
また、油圧ユニットは油圧シリンダの停止中もオイルを
常時吐出している。即ち、ポンプモータが常に作動して
いるので、省エネルギーとならなかった。また、油圧ユ
ニットから各油圧シリンダへ配管接続して有り、配管内
の圧力損失によるロスが多いので省エネルギーとならな
かった。また、成形の都合上、金型を全開、全閉せず途
中で停止する場合油圧シリンダ及び電磁弁の内部で油も
れしたり、又背圧力の影響で金型が定位値に停止しない
又は停止した後徐々に動く等の誤動作が多く成形品不良
が生じたり、かつ安全上、不十分であった。さらに、パ
リソン切断装置の切断刃の速度は、エヤーシリンダに流
入するエヤーのスピードによって決めているが、エヤー
の元圧力の変動によって成形中に速度が変わる不具合が
有り、成形品不良が生じる。又、供給エヤーの絞り弁の
開度はオペレータの感にたより、個人差が生じ易く、所
定の再現性を得ることが困難であった。
【0008】本発明は以上のような課題を解決するため
になされたもので、特に、金型移送及び開閉、エヤー吹
込ノズルの上下動等を全て電動化し、中空成形品の品質
を向上させるようにした中空成形品の成形方法及び装置
を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明による中空成形品
の成形方法は、クロスヘッドを介して垂下するパリソン
を金型移送用モータを介して移送され型締用モータを介
して型開した金型内に供給し、前記パリソンをパリソン
切断用モータを介して作動するパリソン切断装置にて切
断し、その後、前記パリソン内に吹込装置駆動モータを
介して上下動するエヤー吹込ノズルを介してエヤーを供
給することにより、前記金型内で中空成形品を成形する
方法である。
【0010】また、本発明による中空成形品の成形装置
は、クロスヘッドを介して垂下するパリソンを金型内に
供給し、パリソン切断装置にて切断した前記パリソン内
にエヤー吹込ノズルを介してエヤーを供給し、前記金型
内で中空成形品を得るようにした中空成形品の成形装置
において、前記金型を移送する金型移送装置を作動させ
るための金型移送用モータと、前記パリソン切断装置を
作動させるためのパリソン切断用モータと、前記金型を
開閉させるための型締装置に接続された型締用モータ
と、前記エヤー吹込ノズルを上下動させるためのエヤー
吹込装置に設けられた吹込装置駆動モータとを備えた構
成である。
【0011】
【作用】本発明による中空成形品の成形方法及び装置に
おいては、金型の移送及び型開閉をモータで行い、金型
内に供給されたパリソンをパリソン切断用モータを介し
て切断し、その後、パリソン内に吹込装置駆動モータを
介して上下動するエヤー吹込ノズルを介してエヤーを供
給することにより金型内で中空成形品を成形することが
できる。
【0012】
【実施例】以下、図面と共に本発明による中空成形品の
成形方法及び装置の好適な実施例について詳細に説明す
る。なお、従来例と同一又は同等部分には同一符号を付
して説明する。図1から図11迄は本発明による中空成
形品の成形装置を示すもので、図1は正面図、図2は図
1の側面図、図3は型締装置を示す構成図、図4は型閉
状態を示す構成図、図5は型開状態を示す構成図、図6
は金型移送状態を示す構成図、図7はパリソン切断装置
を示す概略構成図、図8は図7の詳細平面図、図9は図
8の側面図、図10はエヤー吹込装置を示す概略構成
図、図11は図10の詳細構成図である。
【0013】図1及び図2において符号1で示されるも
のは基台であり、この基台1上に設けられた台2上の押
出機3には、ホッパ4、スクリュ5を有するシリンダ6
及びクロスヘッド7が設けられており、この押出機3の
隣接位置にはエヤー吹込装置8が前記基台1上のフレー
ム9に固定されている。
【0014】前記エヤー吹込装置8に設けられたエヤー
吹込ノズル10は吹込装置駆動モータ8Aにより矢印A
に沿って上下動するように構成されていると共に、この
クロスヘッド7及びエヤー吹込装置8の下方位置には、
金型移送用モータ11により駆動される金型移送装置1
2によって矢印Bに沿い移動する金型13が設けられ、
この金型13は型締用モータ14を有する型締装置15
によって型開閉するように構成されている。
【0015】また、前記型締装置15は、図3から図5
で示すように構成されており、前記金型13は第1金型
部13a及び第2金型部13bとからなり、前記第1金
型部13aには、この金型13の型締力を検出するため
のロードセル30が設けられ、このロードセル30に
は、型締用モータ14が減速機14aを介して接続され
た第1段トグル31に連動する第2段トグル32の後述
の第2アーム32Bが第1軸支部33を介して連結され
ている。
【0016】前記第1段トグル31及び第2段トグル3
2は、何れも、一対の第1、第2アーム31A,31B
及び32A,32Bが連結軸支部31C及び32Cを介
して直線状及びくの字型に曲折自在となるように構成さ
れ、前記第1トグル部31の第1アーム31Aが前記型
締用モータ14の減速機14aに直結されている。従っ
て、この型締用モータ14の回転により、各トグル3
1,32は曲折自在に連動して変形する構成であると共
に、各トグル31,32及び型締用モータ14によりト
グル作動部40を構成している。
【0017】前記第2段トグル32の第1アーム32A
は、第2軸支部38を介して第1可動盤41に接続さ
れ、この第1可動盤41は、第1ロッド42及び第2ロ
ッド43を介して、前記第2金型部13bに接続された
第2可動盤44に連結されている。また、前記第1金型
部13aは前記第1ロッド42上に移動自在に設けられ
ている。なお、前述の各可動盤41,44、各ロッド4
2,43により各金型部13a,13bを開閉するため
の連動機構50を構成している。
【0018】従って、前述の構成において、型締用モー
タ14を作動させて各トグル31,32を直線状に伸ば
した状態の場合には、各金型部13a,13bは図3及
び図4で示すように矢印C方向に移動して型閉状態とな
り、金型13のキャビティ13A内に供給されたパリソ
ン22を型閉・保持することができる。なお、この時の
型締力は、ロードセル30によって計測される。
【0019】また、型締用モータ14を回転させて、各
トグル31,32を直線状からくの字形に変形させる
と、第1金型部13aは第2段トグル32の第2アーム
32Bに引きよせられ矢印D方向に移動されると共に、
第1可動盤41が図5のように左方向に移動することに
より、各ロッド42,43を介して第2可動盤44及び
第2金型部13bが矢印Dの方向に移動し、金型13は
図5に示すように型開き状態となる。また、前述の型締
用モータ14を、図示しない制御装置によりプログラム
制御することにより、任意の位置、速度で金型13の開
閉を行い、かつ、停止させることができ、誤動作のない
安全な動作を得ることができる。また、成形材料に応じ
て必要となる型開閉速度の記憶による自由な再現性を得
ることもできる。
【0020】前記金型13は、図6に示す金型移送用モ
ータ11及び減速機11aで駆動される金型移送装置1
2により矢印Bに沿って往復移送できるように構成さ
れ、この金型13と減速機11a間にはクランク60が
設けられていると共に、この金型13とフレーム9間に
は一対のアーム9a,9bが作動自在に接続されてい
る。
【0021】従って、この金型移送用モータ11を作動
させることにより、金型13をクロスヘッド7の下方位
置及びエヤー吹込装置8のエヤー吹込ノズル10の下方
位置に任意に往復移動することができるように構成され
ている。
【0022】また、パリソン切断装置21は、図7から
図9で示すように構成されている。すなわち、図7にお
いて符号70で示されるものは電熱カッター70aを有
するカッターホルダであり、このカッターホルダ70に
接続されたラックからなる従動体71には、ステップモ
ータ又はブラシレス回転制御形モータ等の可変速度から
なるパリソン切断用モータ20の回転軸20aに設けら
れたピニオン72が係合していると共に、このピニオン
72は前記従動体71を駆動するための駆動体を構成し
ている。
【0023】前記パリソン切断用モータ20には、メモ
リ(図示せず)を有する制御部20bが接続されてお
り、このメモリ内にこのモータ20の作動条件に沿った
プログラムを記憶させておくことにより、この記憶内容
に沿ってこのモータ20の作動プログラム制御すること
ができる。
【0024】前記カッターホルダ70の一端70bに
は、図8、図9で示すように絶縁板75を介してガイド
プレート76が取付ボルト77によって着脱自在に設け
られており、このガイドプレート76には、カッター取
付板78がガイドバー79及び固定ブッシュ80を介し
て作動自在に設けられている。
【0025】前記カッターホルダ70の他端70cには
取付板81を介してカッター70aの一端70aAが固
定され、カッター70aの他端70aBは、前記カッタ
ー取付板78に固定ねじ82を介して締結されており、
このカッター70aの他端70aBの延長部70aCは
前記ガイドプレート76を作動自在に貫通して外方に突
出している。
【0026】前記延長部70aCの外端には一対のナッ
ト83,84が螺合されており、このナット83,84
とガイドプレート76間における前記延長部70aCの
外周位置には、スプリング84aが介装されている。従
って、このナット83,84を締めることによってカッ
ター70aの張り状態を自在に調整できるように構成さ
れている。
【0027】前記カッターホルダ70に設けられた一対
の輪状のリニアブッシュ85内には、このカッターホル
ダ70とは離間して配設された固定部86の一対のシャ
フト87が摺動自在に挿入されており、このカッターホ
ルダ70の前記各リニアブッシュ85の間の位置には、
押え板88を介して前記従動体71の一端71aが固定
されている。
【0028】前記従動体71の他端71bは、前記固定
部86の孔89aを作動自在な状態で貫通すると共に、
この固定部86に設けられた前記モータ20のピニオン
72と係合しており、このモータ20の作動によって前
記従動体71及びカッターホルダ70は移動するように
構成されている。なお、前記電熱カッター70aには、
図示しない電源から電熱用の電力が供給されている。
【0029】次に、前述の構成においてパリソン切断装
置21を作動させる場合について説明する。まず、クロ
スヘッド7から押出された筒状のパリソン22が垂下し
た状態で、制御部20bを介してモータ20を回転させ
ると、ピニオン72及び従動体71を介してカッターホ
ルダ70及び電熱カッター70aが前進し、パリソン2
2(図8に示す)を切断することができる。
【0030】従って、前述のパリソン22に対する切断
動作を、各種材質及び温度並びに径等の異なる条件のパ
リソン22に対して行い、最適な切り口が得られるよう
なモータ20の回転条件を、制御部20bのメモリ(図
示せず)にプログラムとして記憶させておくことによ
り、モータ20のプログラム制御が可能となり、初心者
の操作者でもスイッチ(図示せず)を押すだけの操作で
自動的に理想的な切断動作を容易に遂行することができ
るのである。
【0031】なお、前述の従動体71及びピニオン72
は、本実施例に示したラックとピニオンの構成に限ら
ず、ベルトとローラ等の他の手段を用いることができる
ことは述べるまでもないことである。
【0032】前記エヤー吹込装置8は、図10及び図1
1で示すように構成されている。すなわち、図10にお
いて符号9で示されるものはフレームであり、このフレ
ーム9に設けられ制御部100に接続された可変速形の
吹込装置駆動モータ8Aの回転軸8Aaは、くの字形に
曲折するトグル機構101の第1作動片101aに接続
されている。
【0033】前記第1作動片101aは第1軸支部10
2を介して第2作動片101bに接続され、この各作動
片101a,101bは互いにくの字形に曲折自在であ
ると共に減速作用を有する前記トグル機構101を構成
している。
【0034】前記第2作動片101bは、第2軸支部1
03を介してエヤー吹込ノズル10の接続部10bに接
続されており、このトグル機構101の作動により前記
エヤー吹込ノズル10は矢印Aの方向に沿って上下動す
るように構成されている。なお、前述のエヤー吹込ノズ
ル10には図示しないエヤー源からの圧縮エヤーが供給
されるように構成され、さらに、前記トグル機構101
の代わりに、ラックとピニオン等による他の減速形の送
り機構を用いることもできる。
【0035】前記エヤー吹込ノズル10の下方位置に
は、一対の開閉自在な金型部13a,13bからなる金
型13が配設されており、この金型13のキャビティ1
3A内には成形された筒状のパリソン22が位置してい
る。
【0036】前記モータ8A、トグル機構101及びエ
ヤー吹込ノズル10は、詳細には、図11で示すように
構成されている。すなわち、図11における固定部11
0の下方には、複数の筒形ブラケット111を介して一
体状に接続された補助固定部110Aが設けられてお
り、この各筒形ブラケット111内にはガイドバー11
2が上下動自在に設けられていると共に、この各ガイド
バー112の両端にはガイドプレート113及び保持板
114がナット115を介して固定されている。
【0037】前記保持板114の下面114aには、前
記エヤー吹込ノズル10が垂下して設けられていると共
に、その上面114bと固定部110の下面110aと
の間には、前記トグル機構101が取付けられており、
このトグル機構101の第1作動片101aには前記モ
ータ8Aの回転軸8Aaが固定接続されている。
【0038】前記第1作動片101aは、前記固定部1
10の下面110aに設けられた第1取付部116に前
記回転軸8Aaを介して回動自在に取付けられており、
前記第2作動片101bは前記保持板114の上面に設
けられた第2取付部118aとピン103を介して回動
自在に取付けられている。
【0039】前記モータ8Aは、前記固定部110と補
助固定部110Aの側部に固定されたL字形ブラケット
(図示せず)に固定して設けられていると共に、メモリ
(図示せず)を内蔵した制御部100によって記憶制御
されるように構成されている。
【0040】次に、前述のように構成されたエヤー吹込
装置8を作動させる場合について説明する。まず、金型
13を型開し、この金型13のキャビティ13A内に、
図示しない成形機から押出された筒状のパリソン22を
位置させ、この金型13を型閉した状態で、モータ8A
を作動させると、トグル機構101の各作動片101
a,101bがくの字状から直線状(図11の点線及び
実線で示す)となり、保持板114もエヤー吹込ノズル
10と共に降下し、その先端のロッド10aがパリソン
22の上端に挿入して打込みを完了する。
【0041】前述の状態で、前記エヤー源(図示せず)
から圧縮エヤーがパリソン22内に供給され、金型13
で中空成形が行われる。この中空成形が行われた後、金
型13の型開を行うと、中空成形による成形品を取り出
すことができる。
【0042】また、前記モータ8Aによるエヤー吹込ノ
ズル10の挿入(打込)速度は、成形品の形状、樹脂の
種類等により最適なデータをあらかじめ取り込み、制御
部100のメモリ(図示せず)内に記憶されており、こ
のメモリからの前記データによってモータ8Aの回転を
自在に記憶制御して前記速度を自在に調整するため、操
作者が従来のように感に頼って操作することを必要とせ
ず、スイッチ操作のみにより最適な挿入を行うことがで
きるものである。
【0043】従って、前述の構成において、クロスヘッ
ドを介して垂下するパリソン22を金型移送用モータ1
1を介して移送され型締用モータ14を介して型開した
金型13内に供給し、前記パリソン22をパリソン切断
用モータ20を介して作動するパリソン切断装置21に
よって切断し、その後、このパリソン22内に吹込装置
駆動モータ8Aを介して降下したエヤー吹込ノズル10
を介してエヤーを供給することにより、金型13内で中
空成形品を成形することができる。
【0044】
【発明の効果】本発明による中空成形品の成形方法及び
装置は以上のように構成されているため、次のような効
果を得ることができる。すなわち、油圧駆動方式の欠点
である油もれがなく、クリーンな成形が可能である。ま
た、金型の開閉、移送スピードが自由にコントロールで
き、かつ途中停止位置精度が高いので、品質に合わせた
成形ができ成形品の不良が減少する。また、金型の開
閉、移送、吹込ノズルの昇降等の速度データを記憶し、
再現が計れるのでオペレータの感にたよることなく、か
つベテランオペレータでなくとも使用可能となる。ま
た、油圧駆動方式に比べて、約20〜30%の省エネが
計れる。また、油圧ユニットのモータは連続運転である
のに対し、本案は断続運転で有るため低騒音化を計るこ
とができる。さらに、故障診断が容易に出来ると共に群
管理も容易に可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による中空成形品の成形装置を示すため
の正面図である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】型締装置を示す構成図である。
【図4】型閉状態を示す構成図である。
【図5】型開状態を示す構成図である。
【図6】金型移送状態を示す構成図である。
【図7】パリソン切断装置を示す概略構成図である。
【図8】図7の詳細平面図である。
【図9】図8の側面図である。
【図10】エヤー吹込装置を示す概略構成図である。
【図11】図10の詳細構成図である。
【図12】従来の中空成形品の成形装置を示す正面図で
ある。
【図13】図12の側面図である。
【符号の説明】
7 クロスヘッド 8 エヤー吹込装置 8A 吹込装置駆動モータ 10 エヤー吹込ノズル 11 金型移送用モータ 12 金型移送装置 13 金型 14 型締用モータ 15 型締装置 20 パリソン切断用モータ 21 パリソン切断装置 22 パリソン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高梨 博明 神奈川県横浜市金沢区福浦2丁目2番1号 株式会社日本製鋼所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クロスヘッド(7)を介して垂下するパリ
    ソン(22)を金型移送用モータ(11)を介して移送され型締
    用モータ(14)を介して型開した金型(13)内に供給し、前
    記パリソン(22)をパリソン切断用モータ(20)を介して作
    動するパリソン切断装置(21)にて切断し、その後、前記
    パリソン(22)内に吹込装置駆動モータ(8A)を介して上下
    動するエヤー吹込ノズル(10)を介してエヤーを供給する
    ことにより、前記金型(13)内で中空成形品を成形するこ
    とを特徴とする中空成形品の成形方法。
  2. 【請求項2】 クロスヘッド(7)を介して垂下するパリ
    ソン(22)を金型(13)内に供給し、パリソン切断装置(21)
    にて切断した前記パリソン(22)内にエヤー吹込ノズル(1
    0)を介してエヤーを供給し、前記金型(13)内で中空成形
    品を得るようにした中空成形品の成形装置において、前
    記金型(13)を移送する金型移送装置(12)を作動させるた
    めの金型移送用モータ(11)と、前記パリソン切断装置(2
    1)を作動させるためのパリソン切断用モータ(20)と、前
    記金型(13)を開閉させるための型締装置(15)に接続され
    た型締用モータ(14)と、前記エヤー吹込ノズル(10)を上
    下動させるためのエヤー吹込装置(8)に設けられた吹込
    装置駆動モータ(8A)とを備えたことを特徴とする中空成
    形品の成形装置。
JP4145651A 1992-06-05 1992-06-05 中空成形品の成形装置 Expired - Lifetime JP2659153B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4145651A JP2659153B2 (ja) 1992-06-05 1992-06-05 中空成形品の成形装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4145651A JP2659153B2 (ja) 1992-06-05 1992-06-05 中空成形品の成形装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05338019A true JPH05338019A (ja) 1993-12-21
JP2659153B2 JP2659153B2 (ja) 1997-09-30

Family

ID=15389945

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4145651A Expired - Lifetime JP2659153B2 (ja) 1992-06-05 1992-06-05 中空成形品の成形装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2659153B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5639415A (en) * 1993-01-29 1997-06-17 The Japan Steel Works, Ltd. Method and apparatus for forming hollow article

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03178420A (ja) * 1989-12-07 1991-08-02 Dainippon Printing Co Ltd コンタクトリング付き容器およびその製造装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03178420A (ja) * 1989-12-07 1991-08-02 Dainippon Printing Co Ltd コンタクトリング付き容器およびその製造装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5639415A (en) * 1993-01-29 1997-06-17 The Japan Steel Works, Ltd. Method and apparatus for forming hollow article

Also Published As

Publication number Publication date
JP2659153B2 (ja) 1997-09-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5478229A (en) Apparatus for forming hollow article
US5962039A (en) Simultaneous filling blow molding apparatus
US6214282B1 (en) Simultaneous filling blow molding method and apparatus
USRE25290E (en) Method of and means for forming hollow articles
CN112623331B (zh) 插棒类食品生产设备及生产方法
EP1306193B1 (en) Machine for blow-moulding containers made of plastic material, with actuating devices of the electric type
EP1194276B1 (en) Improved injection molding method and apparatus having improved detachable clamping unit with horizontal booking dies
JPH05338019A (ja) 中空成形品の成形方法及び装置
JP4714533B2 (ja) 中空成形装置
CN212606022U (zh) 包装机烟条自动排出装置
US3239879A (en) Apparatus for blow molding hollow articles
JP2000301597A (ja) 栓体付き薄肉容器の製造装置
JP2565100B2 (ja) ロータリ式押出しブロー成形機
JP4446518B2 (ja) 電動式中空成形機
JP3927856B2 (ja) 延伸ブロー成形ユニット
JP2872606B2 (ja) 中空成形機の金型交換方法及び装置
JP2000301597A5 (ja)
JP2512054B2 (ja) ブロ―成形装置
JPH10504274A (ja) プレス方法によるガラス成形品の製造法及び該方法の実施に特に適切な装置
CN215203537U (zh) 成型管胚的夹取装置及吹灌封一体机
JP3778601B2 (ja) 中空成形機
JPH0513542Y2 (ja)
CN112917869A (zh) 吹灌封一体机及其废料去除方法
JP2005059606A (ja) 射出延伸ブロー成形機
JPH09254238A (ja) ブロー成形方法およびブロー成形機

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 11

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080606

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 12

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090606

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 13

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100606

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 14

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110606

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110606

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 15

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120606

EXPY Cancellation because of completion of term