JP2000301597A - 栓体付き薄肉容器の製造装置 - Google Patents

栓体付き薄肉容器の製造装置

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JP2000301597A JP11111857A JP11185799A JP2000301597A JP 2000301597 A JP2000301597 A JP 2000301597A JP 11111857 A JP11111857 A JP 11111857A JP 11185799 A JP11185799 A JP 11185799A JP 2000301597 A JP2000301597 A JP 2000301597A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内容物充填前の成形品にゴミや異物が入らな
いような栓体をインサートした薄肉容器の製造装置を得
ることを目的とする。 【解決手段】 型締装置201と下打込装置151を有
して製品Mを成形する成形機101と、パリソンを供給
する押出機100と、下打込装置151のアンビル台1
52に栓体Sを装填する栓体インサート装置51と、型
締装置201の製品Mの上バリ252を挟持するクラン
プ装置270を水平方向へ走行可能に吊支した製品取出
装置251と、製品Mを挟持して上バリ、下バリ、吊り
部バリを打ち抜くパンチング装置301と、パンチング
装置301が挟持した製品Mを吸着保持して水平方向へ
移動する移送装置451と、移送装置451で搬送され
る製品Mの胴部を押圧し、かつ、口部をクランプして吹
込口を閉じる吹込口シール装置351と、及び、製品M
の口部を封止するカバーキャップ溶着装置401とから
構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ダイレクトブロー
成形で栓体をインサートした薄肉容器を人手を介するこ
となく一貫して最終製品化する輸液バッグなどの栓体付
き薄肉容器の製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】輸液バッグなどの薄肉で栓体をインサー
トする成形は、栓体をインサートすることから必ず製品
上下にバリが出る。このバリを除去するには、製品を取
り出した後工程で、オペレータが別装置に装填しナイフ
などで除去している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、成形工
程の中で人手が介在することは、品質の安定性が得られ
ないばかりか、衛生上の問題がある。また、次工程に搬
送する間のゴミ、異物などの混入を防ぐ対策をしなけれ
ばならない。
【0004】そこで、この発明は、パリソン押出から賦
形し吹込口をシールして製品を取り出すまでの成形を連
続工程とし、内容物充填前の成形品にゴミや異物が入ら
ないようにした栓体付き薄肉容器の成形装置を提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、請求項1によれば、金型を備えた型締装
置と栓体を装填するアンビル台を備えて金型に向けて昇
降可能な下打込装置とを一体で水平方向へ所定距離にて
往復移動可能に設けた成形機と、前記型締装置にパリソ
ンを供給する押出機と、前記成形機の直前において前記
下打込装置のアンビル台に栓体を装填する栓体インサー
ト装置と、前記型締装置が移動し開いて製品の上バリを
挟持するクランプ装置を水平方向へ走行可能に吊支した
製品取出装置と、該製品取出装置で取り出した製品を挟
持して上バリ、下バリ、吊り部バリを打ち抜くパンチン
グ装置と、該パンチング装置が挟持した製品を吸着保持
して水平方向へ移動する移送装置と、該移送装置で搬送
される製品の胴部を押圧し、かつ、口部を加熱した後チ
ャックして吹込口を閉じる吹込口シール装置と、及び、
製品の口部を封止するカバーキャップ溶着装置とからな
ることを特徴とする輸液バッグなどの栓体付き薄肉容器
の製造装置を提供する。
【0006】したがって、栓体付き薄肉容器の製造が、
人手を介在することなく一連の工程により、最終的に製
品口部と吹込口が密封されて衛生的に行われる。
【0007】また、請求項2に記載したように、前記下
打込装置はアンビル台とブローピンとが前記型締装置の
金型に向けて昇降可能に設けられ、かつ、前記アンビル
台外周に設けたカッティングスリーブと栓体ガイドを摺
動可能であり、ブローピン外周に設けられたカッティン
グスリーブとブローピンを摺動可能とし、型締め後に該
アンビル台に装填された栓体とブローピンは固定された
まま金型のそれぞれの開口部の内周縁と当接してバリを
切り離すカッティングスリーブを有することを特徴とす
る請求項1記載の輸液バッグなどの栓体付き薄肉容器の
製造装置を提供する。
【0008】したがって、製品口部と吹込口の周囲のバ
リが切り離されるので、下バリは打ち抜くだけで切除で
きるようになる。
【0009】請求項3によれば、前記吹込口シール装置
は製品の口部を挟持するチャックシリンダ、製品の胴部
を押圧する胴部クランプシリンダ、ヒータ上下シリンダ
により昇降可能な栓体バリヒータと吹込口ヒータ、及
び、吹込口シールシリンダにより開閉する吹込口シール
金型とからなることを特徴とする請求項1記載の栓体付
き薄肉容器の製造装置を提供する。
【0010】したがって、栓体やブローピンのヒゲバリ
が溶融除去され、かつ、吹込口が密封されるので、製品
内部に汚染した空気が侵入することもなく、きわめて衛
生的である。
【0011】
【発明の実施の形態】この発明を図に基づき説明する
と、図1は製造装置の全体を示す。成形機101は型締
装置201と下打込装置151とが一体に構成されて水
平方向へ所定距離にて往復移動可能に設けられ、かつ、
パリソンを供給する押出機100が設けられている。下
打込装置151のアンビル台152に栓体Sを装填する
栓体インサート装置51が成形機101の直前に設けら
れている。そして、図示はしないが、栓体インサート装
置51に栓体Sを供給する適宜の栓体供給装置が適宜設
けられる。また、成形機101に隣接して基台307が
配設され、この基台307には、移動した型締装置20
1が開いて製品Mの上バリ252を挟持するクランプ装
置270を水平方向へ走行可能に吊支した取出装置25
1が設けられる。さらに、この基台307には、取出装
置251で取り出した製品Mを挟持して上バリ、下バ
リ、吊り部バリを打ち抜くパンチング装置301と、パ
ンチング装置301が挟持した製品Mを吸着保持して水
平方向へ移動する移送装置451と、移送装置451で
搬送される製品Mの吹込口を閉じる吹込口シール装置3
51及びカバーキャップ溶着装置401が配設される。
【0012】成形機101における型締装置201は、
図2に示すように、半割り型の金型202の一対が対面
し、3本のタイバー102,103,104にスライド
可能に挿通されて開閉する周知構造であって、金型20
2の下部に形成される開口部に対面してアンビル台15
2とブローピン159が一体として昇降可能に配設され
ている。
【0013】下打込装置151は型締装置201のタイ
バー102に吊支され、ブロック161は型締ブラケッ
ト(図示せず)と連結固定される。タイバー102を挿
通したブロック161に、上下方向でシャフト158,
158が昇降可能に挿通され、このシャフト158,1
58の上端部にアンビル台152が、下端部にプレート
163が、それぞれ載置固定されている。プレート16
3の略中心部にナットブロック157が固定され、この
ナットブロック157にはボールねじ156が係合して
いる。ボールねじ156の上端部はブロック161に軸
支され、ボールねじ156の下端部にはタイミングプー
リ155が軸着され、このタイミングプーリ155とプ
レート150に支持されたサーボモータ153の駆動プ
ーリー164との間にタイミングベルト154が掛け回
されている。プレート150は適宜のロッド149にて
ブロック161に吊支固定され、プレート163のガイ
ドベアリング165の昇降ガイドとしている。アンビル
台152とブローピン159は金型202の下部に設け
られたそれぞれの開口部に挿入される。ブローピン15
9が挿入される開口部はアンビル台152が挿入される
開口部よりもやや下位に設定されている。
【0014】そして、アンビル台152とブローピン1
59は、図3に示すように、それぞれカッティングスリ
ーブ160,161を有し、それらカッティングスリー
ブ160,161の上端部外周縁は金型202のそれぞ
れの開口部の内周縁と当接して金型202からはみだす
下バリを切除することができる。この場合、アンビル台
152は栓体Sを吸着保持する内筒部162がカッティ
ングスリーブ160の内部で昇降可能に設けられてお
り、また、ブローピン159は内外2重管構造のブロー
ピン159の下部にスプリング166を配置してある。
下バリを切除するときは型閉後アンビル台152が栓体
Sの吸着を停止した状態で内筒部162を所定距離にて
下降させた後、下打込装置151全体を所定距離にて上
昇させ、カッティングスリーブ160,161の上端部
を金型202のそれぞれの開口部の内周縁と密着して当
接させれば栓体Sは動くことなく、製品口部と吹込口周
囲の下バリを予め円周状に切り離すことができるように
なっている。また、ブローピン159もパリソンで内面
が密着しているから、ブローピン159は動くことな
く、カッティングスリーブ161のみ当接することがで
きる。
【0015】栓体インサート装置51は、図1及び図2
に示すように、成形機101の直前において起立するス
タンド57に、支持体58を介して所定高さのガイドレ
ールを移動するスライド機構(図示略)により栓体受け
取り装置12とパリソンシールアーム52をサーボモー
タ56により駆動することにより、水平位置で同時に往
復移動可能に設けたもので、栓体受け取り装置12は栓
体Sを挟持する栓体チャックアーム55を備えている。
パリソンシールアーム52は成形機101の対面する半
割り型の金型202間内でパリソンの下端部を挟持でき
る高さに対応して配置され、また、栓体チャックアーム
55は金型202下部の下打込装置151のアンビル台
152の下限高さに対応して配置されている。なお、パ
リソンシールアーム52を開閉する駆動機53及び栓体
チャックアーム55を開閉する駆動機50に電源を供給
するケーブルを保持するケーブルベア54、ケーブルベ
ア54の受板59が設けられる。
【0016】取出装置251は型締装置201が所定の
距離に移動して開く位置の上部に移動して製品Mの上バ
リ252をチャックする製品取出アーム253を、図4
に示すように、チャック駆動部257に吊支し、チャッ
ク駆動部257をスライドブロック254を介して水平
位置で支架されるガイドレール260に移動可能に装架
し、ガイドレール260の両端部側にそれぞれ配設した
プーリ250,256にタイミングベルト262をかけ
回して該タイミングベルト262の一部をスライドブロ
ック254に連結し、一方のプーリ250は取出装置サ
ーボモータ255で回転駆動可能にしてある。製品取出
アーム253はチャック駆動部257で開閉する。25
8は製品取出アーム253のチャック駆動部257に電
源を供給するケーブルを保持するケーブルベア、259
はケーブルベア258を水平に保持するための受板であ
る。
【0017】パンチング装置301は、図5及び図6に
示すように、所定高さの基台307上にベースプレート
308を固定し、このベースプレート308に左右で相
対向してそれぞれ一対のガイドレール309,310が
所定の高さで固定され、これらのガイドレール309
a,309b及び310a,310b(図示略)にそれ
ぞれスライダー311を介して互いに近接離反可能に係
合する一対の可動ベース312,313にそれぞれホル
ダ支持体314が対向して立設され、これらのホルダ支
持体314に製品ホルダ302a,302bが製品Mを
挟持可能に支持している。
【0018】製品ホルダ302a,302bはホルダー
支持体314から側方へ上下で突出する一対のアーム3
00,300にそれぞれ固定され、下方のアーム300
はホルダー支持体314に固定されるとともに、上方の
アーム300はホルダー支持体314に形成した上下方
向の長孔315に昇降可能に、かつ、固定具316で固
定可能に設けられ、上下のアーム300,300間には
高さ調節ボルト317が設けられている。そして、一方
の製品ホルダ302a,302bの背部にプレート31
8が、ホルダー支持体314と平行な支持板322に固
定したパンチングシリンダ306のロッド321にて進
退可能に支持されている。このプレート318には製品
ホルダ302a,302bの外形形状に曲げた薄板31
9,320が直交して固定され、この薄板319,32
0は製品ホルダ302a,302bが製品Mを挟持した
後、パンチングシリンダ306の駆動により合体した製
品ホルダ側へ進んで製品Mの上下のバリを切除する。
【0019】さらに、可動ベース312には製品ホルダ
シリンダ303が固定され、そのロッド324が対向す
る他方の可動ベース313に連結されている。そして、
相対向する二つの可動ベース312,313の動きを同
調させるために、それぞれに同調ラック304,304
の一端部が連結され、該同調ラック304はベースプレ
ート308に固定した軸受323に軸支されたピニオン
305に係合している。
【0020】移送装置451は、図7から図9に示すよ
うに、基台307に固定したベースプレート308に製
品Mを挟んで左右に支持柱452の一対が離間して立設
され、これら支持柱452にガイドレール453が固定
され、このガイドレール453に移動可能に係合するス
ライダー454にプレート455が固定されている。プ
レート455には胴部クランプシリンダ456が固定さ
れ、そのロッド先端にはプレート459を介して製品M
の胴部を押圧する押圧部457が設けられ、プレート4
59には前後の動きを同調させるためブッシュ460に
嵌合するピン461が設けられている。プレート455
の左側にはシリンダ458が固定され、そのロッド先端
には支持板462が連結されている。この支持板462
は、図8に示すように製品ホルダ302a,302b側
へ延出するアーム部463が形成され、吸着パッド46
4が装着されて移送装置451を形成する。プレート4
55の右側には、左側と対称で同じ構成のカバーキャッ
プ溶着装置401側に吸着パッド464がアーム465
に装着されている。プレート455は移載シリンダ46
6にてタクト移動されてアーム465がパンチング装置
301から吹込口シール装置351へ、また、アーム4
65がカバーキャップ溶着装置401から製品排出シュ
ータ501まで移動できる。そして、吹込口シール装置
351の真上には支持体469にて支持されて製品M側
へ張り出すシリンダ467が水平に固定され、そのロッ
ドには挿通棒468が突設されている。挿通棒468は
製品Mの吊り部穴に挿入される。これと同様の挿通棒4
68を突設したロッドを有するシリンダ467がカバー
キャップ溶着装置401の真上に配置されている。
【0021】吹込口シール装置351は、図7及び図8
に示すように、ベースプレート308に孔348を設
け、その孔348内にヒータ上下シリンダ356を設
け、このシリンダ356には上方の製品Mの吹込口及び
栓体Sに向けてコイル状の吹込口ヒータ355と栓体バ
リヒータ354が設けられている。吹込口ヒータ355
は吹込口を、また、栓体バリヒータ354は栓体Sの周
囲を加熱することができる。また、吹込口に向けて一対
の吹込口シール金型358が吹込口シールシリンダ35
7で進退可能に設けられている。また、アーム部463
にて吸着保持された製品Mの口部をチャックする口部チ
ャック(図示せず 図9の352とほぼ同じ)をロッド
に固定した製品口部チャックシリンダ366が対向して
配設されている。
【0022】カバーキャップ溶着装置401は、図8及
び図9に示すように、胴部クランプシリンダ456でク
ランプされた製品Mの口部を製品口部チャック352で
固定し、口部にカバーを超音波シールするもので、ベー
スプレート308に台380を介して製品口部チャック
シリンダ353の一対が設けられ、そのロッドに製品口
部チャック352が設けられている。製品口部チャック
352は製品Mの口部をチャックして製品Mを固定支持
するものである。そして、口部の下方に超音波ホーン3
73が昇降シリンダ(図示略)で昇降可能に設けられ、
スライドブロック375を介してスライドレール376
上を昇降可能である。
【0023】次に、製品Mの製造工程を説明すると、図
1から図4で示すように、栓体供給装置から栓体受け取
り装置12に供給された栓体Sを、栓体インサート装置
51の栓体チャックアーム55で把持し、サーボモータ
56でボールネジを駆動し、ガイドレールを介して移動
するスライド機構により、成形機101の下打込装置1
51のアンビル台152の真上に移動する。ここで下打
込装置151のサーボモータ153を駆動させ、タイミ
ングプーリ155、タイミングベルト154を介してボ
ールネジ156を回転させることにより、アンビル台1
52を栓体Sを受け取る位置まで上昇させ、アンビル台
152に栓体Sを吸着固定する。栓体チャックアーム5
5は開き、アンビル台152と干渉しない位置まで後退
する。
【0024】下打込装置151はさらに上昇し、アンビ
ル台152と共に栓体Sをパリソン内に挿入させ、パリ
ソン下端がアンビル台152に被さった後栓体インサー
ト装置51のパリソンシールアーム52を閉じ、パリソ
ンの底部をシールし、下打込装置151をパリソンの押
出速度とほぼ同速度で下降させながらパリソン内にプリ
ブローエアを入れてふくらませることにより、パリソン
のしわを無くしながら押し出す。栓体インサート装置5
1はパリソンシールアーム52を開いた後、栓体受け取
り原点に戻る。
【0025】下打込装置151を打込待機位置まで下降
させた後、型締装置201のサーボモータ(図示省略)
を駆動させ、金型202を閉じるとほぼ同時にパリソン
をカッタ(図示省略)で切断し、金型上部の上バリ起立
シリンダ(図示省略)を閉じてバリをつぶして起立させ
る。下打込装置151はパリソンを切断するのとほぼ同
時に再上昇させ、吹込口と栓体周囲のバリをカットし、
ブローピン159よりブローエアを入れてパリソンを膨
らませ、キャビティに沿った製品を得ることができる。
【0026】さらに、金型202が閉じた後、型締装置
201のスライド機構によりパリソンの押出位置から右
方向へ移動し、金型202内で製品Mを冷却している間
に、取出装置251の製品取出アーム253で起立した
上バリ252をクランプする。金型202内で冷却され
た製品Mのブローエアを排気し、ブローピン159を抜
けやすくするため下打込装置151を若干下降させた
後、型締装置201を駆動させ金型202を開き下打込
装置151を下降定点まで下降させ、製品Mからブロー
ピン159を抜いた後、取出装置251のサーボモータ
255を駆動させ、製品Mをパンチング装置301まで
移動させる。
【0027】さらに図5から図9で示すように、取出装
置251でパンチング装置301に移載した製品Mは、
図6で示す製品ホルダシリンダ303のロッド324を
収縮させる方向に駆動させ、図5で示す同調ラック30
4とピニオン305を介して1対の製品ホルダ302
a,302bの開閉動作を同調させながら製品をホール
ドする。その後、パンチングシリンダ306を前進させ
ることにより、上バリ、下バリ、吊り部バリを打ち抜
く。移載シリンダ466は製品ホールドとほぼ同時にパ
ンチング位置まで前進し、バリを打ち抜いた後の製品胴
部を吸着パット464で吸着固定し、製品ホルダ302
a,302bが開いた後、吹込口シール装置351に移
載する。
【0028】吹込口シール装置351に移載された製品
Mは、図9で示す製品口部チャックシリンダ353とシ
リンダ467を前進させ、口部を製品口部チャック35
2でクランプする。移載シリンダ466は吸着を解き再
び前進してパンチング位置に移動する。移載シリンダ4
66が前進した位置で、吹込口シール位置では、胴部ク
ランプシリンダ456を前進させ、製品胴部を押圧す
る。その状態で、図7で示す栓体バリヒータ354と吹
込口ヒータ355がヒータ上下シリンダ356により上
昇し、栓体周囲のひげバリを熱溶融すると共に、吹込口
を加熱した後下降し、図8で示す吹込口シールシリンダ
357を前進させ、吹込口シール金型358で吹込口を
シールする。シール後は吹込口シール金型358を開
き、製品胴部をクランプしたまま移載シリンダ466に
よりカバーキャップ溶着装置401に移載される。カバ
ーキャップ溶着後は製品Mを吸着し、移載シリンダ46
6により図1で示す製品排出シュータ501の位置に移
載し排出される。
【0029】
【発明の効果】以上説明したこの発明によれば、栓体を
インサートした薄肉容器が、パリソン押出から賦形し吹
込口をシールして製品を取り出すまでの連続工程で一貫
して製造され、したがって、人手を介することなくして
容器内にゴミや異物が混入しない、きわめて衛生的な製
造装置である。
【0030】また、この成形装置によれば、栓体をサー
ボモータ駆動の下打込装置に装填した後、下打込装置の
栓体が製品口部カット位置より上昇させパリソン内にイ
ンサートし、この状態でパリソン下部をシールした後、
プリブローでパリソンをふくらませながら、パリソン押
出スピードとほぼ同速度で下打込装置を下降させること
により、しわ(カーテニング現象)を無くしたパリソン
が得られ製品品質が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を実施した成形機の正面図である。
【図2】栓体インサート装置と成形機下打込装置の関係
図である。
【図3】図2の下打込装置のアンビル台の詳細図であ
る。
【図4】取出装置の詳細図である。
【図5】パンチング装置の正面図である。
【図6】図5のパンチング装置の側面図である。
【図7】吹込口シール部の左側面図である。
【図8】図7の吹込口シール部の正面図である。
【図9】カバーキャップシール装置の右側面図である。
【符号の説明】
S…栓体 M…製品 12…栓体受け取り装置 51…栓体インサート装置 52…パリソンシールアーム 55…栓体チャックアーム 100…押出機 101…成形機 151…下打込装置 152…アンビル台 153…サーボモータ 154…タイミングベルト 155…タイミングプーリ 156…ボールネジ 157…ナットブロック 159…ブローピン 201…型締装置 202…金型 251…取出装置 252…上バリ 253…製品取出アーム 255…取出装置サーボモータ 270…クランプ装置 301…パンチング装置 302…製品ホルダ 303…製品ホルダシリンダ 304…同調ラック 305…ピニオン 306…パンチングシリンダ 307…基台 351…吹込口シール装置 352…製品口部チャック 353…製品口部チャックシリンダ 354…栓体バリヒータ 355…吹込口ヒータ 356…ヒータ上下シリンダ 357…吹込口シールシリンダ 358…吹込口シール金型 456…胴部クランプシリンダ 464…吸着パッド 466…移載シリンダ 467…シリンダ 401…カバーキャップ溶着装置 451…移送装置 501…製品排出シュータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4F202 AG07 AH55 AH63 CA15 CB01 CL01 CM12 CM18 CM21 CN01 CN18 CN24 4F208 AG07 AH55 AH63 LA01 LA07 LA09 LB01 LD05 LG03 LG22 LJ14 LJ16 LJ22 LW02 LW09 LW22 LW43

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金型を備えた型締装置と栓体を装填する
    アンビル台を備えて金型に向けて昇降可能な下打込装置
    とを一体で水平方向へ所定距離にて往復移動可能に設け
    た成形機と、前記型締装置にパリソンを供給する押出機
    と、前記成形機の直前において前記下打込装置のアンビ
    ル台に栓体を装填する栓体インサート装置と、前記型締
    装置が移動し開いて製品の上バリを挟持するクランプ装
    置を水平方向へ走行可能に吊支した製品取出装置と、該
    製品取出装置で取り出した製品を挟持して上バリ、下バ
    リ、吊り部バリを打ち抜くパンチング装置と、該パンチ
    ング装置が挟持した製品を吸着保持して水平方向へ移動
    する移送装置と、該移送装置で搬送される製品の胴部を
    押圧し、かつ、口部を加熱した後チャックして吹込口を
    閉じる吹込口シール装置と、及び、製品の口部を封止す
    るカバーキャップ溶着装置とからなることを特徴とする
    輸液バッグなどの栓体付き薄肉容器の製造装置。
  2. 【請求項2】 前記下打込装置はアンビル台とブローピ
    ンとが前記型締装置の金型に向けて昇降可能に設けら
    れ、かつ、前記アンビル台外周に設けたカッティングス
    リーブと栓体ガイドを摺動可能であり、ブローピン外周
    に設けられたカッティングスリーブとブローピンを摺動
    可能とし、型締め後に該アンビル台に装填された栓体と
    ブローピンは固定されたまま金型のそれぞれの開口部の
    内周縁と当接してバリを切り離すカッティングスリーブ
    を有することを特徴とする請求項1記載の輸液バッグな
    どの栓体付き薄肉容器の製造装置。
  3. 【請求項3】 前記吹込口シール装置は製品の口部を挟
    持するチャックシリンダ、製品の胴部を押圧する胴部ク
    ランプシリンダ、ヒータ上下シリンダにより昇降可能な
    栓体バリヒータと吹込口ヒータ、及び、吹込口シールシ
    リンダにより開閉する吹込口シール金型とからなること
    を特徴とする請求項1記載の栓体付き薄肉容器の製造装
    置。
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