JP3246675B2 - 樹脂製中空容器の製造装置 - Google Patents

樹脂製中空容器の製造装置

Info

Publication number
JP3246675B2
JP3246675B2 JP13062392A JP13062392A JP3246675B2 JP 3246675 B2 JP3246675 B2 JP 3246675B2 JP 13062392 A JP13062392 A JP 13062392A JP 13062392 A JP13062392 A JP 13062392A JP 3246675 B2 JP3246675 B2 JP 3246675B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pair
resin
tube
hollow container
molds
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP13062392A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05318562A (ja
Inventor
本 博 司 森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Chemicals Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsui Chemicals Inc filed Critical Mitsui Chemicals Inc
Priority to JP13062392A priority Critical patent/JP3246675B2/ja
Publication of JPH05318562A publication Critical patent/JPH05318562A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3246675B2 publication Critical patent/JP3246675B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、樹脂製中空容器の製造装
置に関し、詳しくは、樹脂製中空容器の製造工程中、一
対のブロー成形用金型を組合わすとき、樹脂を注出する
ダイと、ブロー成形用金型との間に残存されたパリソン
の残存部分を自動的に且つ容易に除去できる樹脂製中空
容器の製造装置に関する。
【0002】
【発明の技術的背景】樹脂製中空容器を製造する場合、
ブロー成形が広く用いられているが、これをブロー成形
するためには、まずチューブ状のパリソンを成形する必
要がある。このパリソンを成形する方法としては、例え
ば、特公昭60-8214 号公報に記載されたものが知られて
いる。
【0003】この公報では、ダイに形成された筒状の樹
脂注出路から注出された流動状態の樹脂を射出金型内に
注入して、容器の首部が射出成形され、次いで、成形さ
れた首部を射出金型と共に、ダイの筒状の樹脂注出路か
ら引離しつつ、この筒状の樹脂注出路から流動状態の樹
脂をチューブ状に押出されて、首部と樹脂注出路とに連
続したチューブ状のパリソンが形成されている。
【0004】この後、このパリソンの径方向外方に配置
された一対のブロー成形用金型が組合わされ、首部に連
続し且つ容器本体となるパリソンの部分がこれら金型内
に収容され、このパリソンの部分内に圧力気体が供給さ
れ、これらのブロー成形用金型内で膨らまされて、容器
本体がブロー成形されている。
【0005】しかしながら、一対のブロー成形用金型が
組合わされるとき、これら金型と樹脂注出路との間に、
パリソンの一部が残存され、樹脂注出路を閉塞する虞が
ある。そのため、中空容器を連続して多数個製造する場
合には、このパリソンの残存部分を順次除去する必要が
あるが、従来、これを手作業によりこれを除去せざるを
得ず、作業が極めて煩雑で、製造効率が比較的悪いとい
う問題があった。
【0006】
【発明の目的】本発明は、上述した事情に鑑みてなされ
たものであって、一対のブロー成形用金型を組合わすと
き、樹脂を注出するダイと、ブロー成形用金型との間に
残存されたパリソンの残存部分を自動的に且つ極めて容
易に除去できる樹脂製中空容器の製造装置を提供するこ
とを目的としている。
【0007】
【発明の概要】この目的を達成するため、本発明は、射
出成形された容器の首部を、ダイに形成された筒状の樹
脂注出路から引離しつつ、この筒状の樹脂注出路から流
動状態の樹脂をチューブ状に押出して、首部と樹脂注出
路とに連続したチューブを形成し、このチューブの径方
向外方に配された一対のブロー成形用金型を相互に組合
わして、前記首部に連続し且つ中空容器本体となるチュ
ーブの部分をこれら金型内に収容し、このチューブの部
分を前記一対の金型内で膨らませて中空容器本体をブロ
ー成形する樹脂製中空容器の製造装置において、前記一
対の金型の組合せ時にこれら金型と前記樹脂注出路との
間に残存されるチューブの残存部分を間に配するよう
に、相互に対向して、前記一対の金型の各々に回動自在
に支持された一対の挟持部材と、前記一対の金型が相互
に組合されると略同時に、前記一対の挟持部材が前記チ
ューブの残存部分を挟持して前記樹脂注出路から離すよ
うに、前記一対の挟持部材を回動させる回動手段と、を
具備することを特徴としている。
【0008】このように、本発明では、一対のブロー成
形用金型が組み合わされると略同時に、一対の挟持部材
が回動され、これにより、これらの金型と樹脂注出路と
の間に残存したチューブ(パリソン)の残存部分が、挟
持部材により挟持されて樹脂注出路から離れるように移
動されている。したがって、パリソンの残存部分を自動
的に且つ極めて容易に除去でき、これにより、中空容器
を連続的に多数個製造する場合でも、極めて効率良く製
造することができる。
【0009】
【発明の具体的説明】以下、本発明を図面に示す実施例
に基づき詳細に説明する。図1乃至図3は本発明の一実
施例に係る樹脂製中空容器の製造装置により、容器を製
造するための各工程図、図4は図3のIV−IV線に沿う断
面図、図5及び図6は本発明の一実施例に係る樹脂製中
空容器の製造装置の要部を示す図、図7は本発明の他の
実施例に係る樹脂製中空容器の製造装置の概略図であ
る。
【0010】本実施例に係る樹脂製中空容器の製造装置
の概略を説明する。図1に示すように、射出金型22が
ダイ4に連結されるようになっている。この連結がなさ
れると、バネ31により付勢されたマンドレル30が押
し下げられ、閉止ピストン14の頂面に当接される。
【0011】閉止ピストン14が押し下げられると、筒
状の樹脂注出路10が開放され、キャビティ24と樹脂
注出路10とが連通されるように構成されており、押出
ピストン18が油圧ピストン20により駆動されると、
アキュムレータ室6内の流動状態樹脂が射出金型22の
キャビティ24内に射出され、容器の首部46bが射出
成形されるようになっている。
【0012】駆動ユニット32が駆動されると、射出金
型22がダイ4から引き離されるようになっている。こ
の駆動と同時に、油圧シリンダ20が駆動され、押出ピ
ストン18が上方移動されて、樹脂注出路2から流動状
態の樹脂が押し出されるように構成されている。これに
より、図2に示すように、容器の首部と樹脂注出路10
とに連続したパリソン46が形成されている。
【0013】射出金型22の引離速度は、樹脂注出路1
0から押し出される流動状態樹脂の軸方向速度よりも速
いように決定され、パリソン46に軸方向張力を加え、
パリソン46が軸方向に延伸されるようになっている。
また、射出金型引離工程の開始時から終了時/又はブロ
ー成形用金型組合せ時まで、プリブローが行われても良
い。
【0014】射出金型引離が終了すると、図3に示すよ
うに、パリソン46の径方向外方に配された一対のブロ
ー金型42、42が、径方向内方に移動されて射出金型
22に連結され、相互に組み合わされるように構成され
ている。この組合せ時に、パリソン46の下方部はブロ
ー金型42、42の合せ面によって潰され封止されると
ともに、閉止ピストン14が最上部に移動され、樹脂注
出路10が閉止されるようになっている。
【0015】ブロー金型42、42が完全に組み合わさ
れた後には、ブロー通路49、48を介して、パリソン
46内に圧力気体が送り込まれ、パリソン46が型内周
面42aに沿って膨らまされるように構成されている。
これにより、偏平形状である中空容器の本体がブロー成
形される。
【0016】このブロー成形の後には、ブロー金型4
2、42相互が引き離され、成形済の中空容器が射出金
型22で保持されるように構成されている。これらが他
の場所へ移動された後に、治具26が上方に移動され
て、一対の射出金型22がピン27を支点として揺動さ
れて開くように構成されている。これら射出金型22が
開いた状態で、ノックピストン28が下方に移動される
と、首部および偏平中空容器本体を有する樹脂製中空容
器が自動的に取り出される。
【0017】次に、ブロー成形用金型42の組合せ時、
合せ面51と樹脂注出路10との間に残存されたパリソ
ンの残存部分59(図6)を除去する除去機構50につ
いて、図5及び図6を参照して説明する。
【0018】図5に示すように、一対のブロー成形用金
型42には、パリソン46の外方にあたる位置に一対の
凹所52が形成されている。なお、除去機構50は、一
対の金型42で対称に構成されているため、構成につい
ては一方の金型42についてのみ説明する。
【0019】各凹所52には、ガイド54により合せ面
51に垂直方向に移動自在に移動部材53が設けられて
おり、この移動部材53は、バネ55により合せ面51
方向に向けて付勢されている。
【0020】各金型42に固定された固定軸56には、
挟持部材57が回動自在に支持されている。この挟持部
材57には、後述するように、合せ面51と樹脂注出路
10との間に残存されたパリソンの残存部分59(図
6)を挟持する挟持面57aが形成されている。挟持部
材57には、上方に延出する延出片57bが設けられて
おり、この延出片57bの先端部に形成された長孔57
cに、移動部材53に固定されたピン58が遊嵌されて
いる。
【0021】したがって、図6に示すように、一対の金
型42が互いに近づくように移動され、各々の合せ面5
1が当接されると、一対の移動部材53が相互に当接さ
れて、バネ55の付勢力に抗して合せ面51から離れる
方向に移動される。これにより、一対の移動部材53に
延出片57bを介して遊嵌された一対の挟持部材57が
固定軸56の廻りに回動される。(すなわち、これら移
動部材53、バネ55、及び延出片57bが、挟持部材
57を回動させる回動手段を構成している。)このよう
に一対の挟持部材57が回動されると、一対の挟持面5
7aの間に、合せ面51と樹脂注出路10との間に残存
されたパリソンの残存部分59が挟持されながら、樹脂
注出路10から離れるように移動される。その後、一対
の金型42が開かれると、バネ55の付勢力により一対
の挟持部材57が開くように回動され、パリソンの残存
部分59が除去される。
【0022】したがって、パリソンの残存部分を自動的
に且つ極めて容易に除去でき、中空容器を連続的に多数
個製造する場合でも、極めて効率良く製造することがで
きる。
【0023】なお、本発明は、上述した実施例に限定さ
れるものではなく、種々改変可能である。例えば、図7
に示す中空容器製造装置にも、本発明に係る除去機構5
0を適用することができる。図1乃至図3に示す装置と
異なる点について説明すると、閉止ピストン14の頂面
には、凹所61が形成されており、射出成形時、マンド
レル30がこの凹所61に挿入されるように構成されて
いる。さらに、閉止ピストン14の外周に、コア対62
が設けられ、樹脂注出路10の開度を調整するように構
成されている。除去機構50は、図5及び図6に示すも
のと同様に構成されている。
【0024】さらに、本発明によって得られる中空容器
の材質は、特に限定されないが、たとえばポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリブテンなどが例示される。ま
た、中空容器の具体的形状も、実施例のように、偏平中
空容器に限定されない。
【0025】特に、除去機構50において、挟持部材を
回動させる手段は実施例に何等限定されるものではな
い。
【0026】
【発明の効果】以上述べたように、本発明では、一対の
ブロー成形用金型が組み合わされると略同時に、一対の
挟持部材が回動され、これにより、これらの金型と樹脂
注出路との間に残存したチューブ(パリソン)の残存部
分が、挟持部材により挟持されて樹脂注出路から離れる
ように移動されている。したがって、パリソンの残存部
分を自動的に且つ極めて容易に除去でき、これにより、
中空容器を連続的に多数個製造する場合でも、極めて効
率良く製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の一実施例に係る樹脂製中空容
器の製造装置により容器を製造するための各工程図であ
る。
【図2】 図2は本発明の一実施例に係る樹脂製中空容
器の製造装置により容器を製造するための各工程図であ
る。
【図3】 図3は本発明の一実施例に係る樹脂製中空容
器の製造装置により容器を製造するための各工程図であ
る。
【図4】 図4は図3のIV−IV線に沿う断面図である。
【図5】 図5は本発明の一実施例に係る樹脂製中空容
器の製造装置の要部を示す図である。
【図6】 図6は本発明の一実施例に係る樹脂製中空容
器の製造装置の要部を示す図である。
【図7】 図7は本発明の他の実施例に係る樹脂製中空
容器の製造装置の概略図である。
【符号の説明】 4…ダイ、 10…樹脂注出路、 42…ブロー成形用金型、 46…チューブ(パリソン)、 57…挟持部材、 59…チューブの残存部分、 回動手段(53…移動部材、55…バネ、57b…延出
片)。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 射出成形された容器の首部を、ダイに形
    成された筒状の樹脂注出路から引離しつつ、この筒状の
    樹脂注出路から流動状態の樹脂をチューブ状に押出し
    て、首部と樹脂注出路とに連続したチューブを形成し、 このチューブの径方向外方に配された一対のブロー成形
    用金型を相互に組合わして、前記首部に連続し且つ中空
    容器本体となるチューブの部分をこれら金型内に収容
    し、 このチューブの部分を前記一対の金型内で膨らませて中
    空容器本体をブロー成形する樹脂製中空容器の製造装置
    において、 前記一対の金型の組合せ時にこれら金型と前記樹脂注出
    路との間に残存されるチューブの残存部分を間に配する
    ように、相互に対向して、前記一対の金型の各々に回動
    自在に支持された一対の挟持部材と、 前記一対の金型が相互に組合されると略同時に、前記一
    対の挟持部材が前記チューブの残存部分を挟持して前記
    樹脂注出路から離すように、前記一対の挟持部材を回動
    させる回動手段と、を具備することを特徴とする樹脂製
    中空容器の製造装置。
JP13062392A 1992-05-22 1992-05-22 樹脂製中空容器の製造装置 Expired - Fee Related JP3246675B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13062392A JP3246675B2 (ja) 1992-05-22 1992-05-22 樹脂製中空容器の製造装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13062392A JP3246675B2 (ja) 1992-05-22 1992-05-22 樹脂製中空容器の製造装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05318562A JPH05318562A (ja) 1993-12-03
JP3246675B2 true JP3246675B2 (ja) 2002-01-15

Family

ID=15038666

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13062392A Expired - Fee Related JP3246675B2 (ja) 1992-05-22 1992-05-22 樹脂製中空容器の製造装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3246675B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4657929A (en) * 1983-10-25 1987-04-14 Fisons Plc Compounds
CN1060998C (zh) * 1994-09-28 2001-01-24 松下电器产业株式会社 中空结构件的制造方法及中空结构件
JPH0948062A (ja) * 1995-04-10 1997-02-18 Matsushita Electric Ind Co Ltd 成形方法と成形装置と成形品

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05318562A (ja) 1993-12-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7510677B2 (en) Apparatus and method for removing a molded article from a mold, and a molded article
EP0232207B1 (en) Synthetic-resin hollow container with grip and method of molding the same
US4929410A (en) Method for blow-molding a container having a neck-portion with internal attachment means
US20050136150A1 (en) Apparatus and method for two stage ejection of a molded preform from a mold
JPH0242643B2 (ja)
JP3294019B2 (ja) 大型容器の延伸吹込成形方法
US4065535A (en) Thread forming and neck finishing process
US2994103A (en) Method and apparatus for trimming blown plastic articles
JP3246675B2 (ja) 樹脂製中空容器の製造装置
US4432719A (en) Apparatus for forming a blown thermoplastic article
US5112561A (en) Blow-molding methods for fabricating hollow articles from an open-ended tubular body of thermoplastic material
US20210283818A1 (en) Method of Manufacturing a Plastic Canister
EP0030729B1 (en) A clamping device for molds used in the blow molding of hollow plastic articles
CN111886123B (zh) 用于通过内部压力成形制造塑料容器尤其燃料容器的方法和模具
JP2798167B2 (ja) ブロー成形方法
US4021519A (en) Method for forming and keeping molten the recessed area of a fabricated plastic product
JPH0421426A (ja) ラベル付中空容器の製法
JP2685292B2 (ja) プラスチック製中空容器の製造方法および製造装置
JPH04173123A (ja) 樹脂パイプのブロー成形方法
TWI759549B (zh) 用於製備複合壓力容器的襯裡的方法及設備
JPH0671760B2 (ja) 両端が開口した中空成形品の射出吹込成形方法
JP2788017B2 (ja) 樹脂製中空容器の製造方法
JPH06210713A (ja) ブロー成形機のバリ除去装置
JPH0323930A (ja) ▲たる▼の製造方法
JPH04163122A (ja) 偏平中空容器本体を有する樹脂製中空容器の製造装置および製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees