JPH03177735A - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

Info

Publication number
JPH03177735A
JPH03177735A JP1318145A JP31814589A JPH03177735A JP H03177735 A JPH03177735 A JP H03177735A JP 1318145 A JP1318145 A JP 1318145A JP 31814589 A JP31814589 A JP 31814589A JP H03177735 A JPH03177735 A JP H03177735A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
damper
pressure difference
pressure
blowing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP1318145A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2661299B2 (ja
Inventor
Yutaka Seshimo
裕 瀬下
Hideo Igarashi
英雄 五十嵐
Tetsuji Okada
哲治 岡田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP1318145A priority Critical patent/JP2661299B2/ja
Priority to GB9019479A priority patent/GB2238885B/en
Priority to US07/581,790 priority patent/US5139197A/en
Priority to DE4031113A priority patent/DE4031113A1/de
Priority to KR1019900019939A priority patent/KR930006880B1/ko
Publication of JPH03177735A publication Critical patent/JPH03177735A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2661299B2 publication Critical patent/JP2661299B2/ja
Priority to HK98105497A priority patent/HK1006334A1/xx
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ この発明は各部屋の室温を独立に調節できる可変風量制
御システムを採用したダクト式の空気調和機に関するも
のであり、特に、そのダクト抵抗の差異を検出して端末
ダクトの風量を推定する空気調和機に関するものである
[従来の技術] 従来の可変風量制御式の空気調和機として、送風機によ
り冷風若しくは温風をダクトを介して各部屋に分配して
供給するものがある。しかし、各部屋に分岐された枝ダ
クトは、その分岐点から各部屋までの長さが各々相違し
ているのが常であり、これらの各分岐ダクトの送風抵抗
には各々差異がある。また、ダクト取付工事の不具合、
例えば、タクト断面形状の歪等の変形、或いはダクト内
への異物の介在等によっても各ダクトの送風抵抗は影響
を受ける。
かかる状態、特に、後者の場合において、共通の送風用
風路部分、即ち、ダクトの根元部分の圧力を検出して送
風機の駆動を制御すると、下流側の圧力損失の差異を無
視することになり、各部屋毎に精度のよい送風制御、ひ
いては室温の制御ができない。
以下に示す従来例は、各部屋に送風される前のダクトの
根元部の圧力を検出して、送風機の駆動を制御するもの
である。
これらの従来例を代表する具体例として、日本冷凍協会
発行の冷凍空調便覧(新版・第4版応用編)の第2章・
空調システムの41ページに記載されている図2・10
(a)を選び、従来例の動作について説明する。
第5図は前記冷凍空調便覧に記載の従来の空気調和機を
示す構成図である。
図において、(1)は空気調和の対象となる被空調室で
、この図では、4部屋の場合を示している。(2)は被
空調室(1)の天井内等に配設され冷風または温風の送
風源として機能する室内機、(3)は空気中の塵芥等を
除去して空気を浄化するエアーフィルタ、(4)は空気
を冷却または加熱する熱交換器、(5)は冷風または温
風を送風する送風機である。この室内機(2)はエアー
フィルタ(3)、熱交換器(4)、及び送風機(5)で
構成されている。(6)は室内機(2)の空気吹出口に
連通ずる主ダクト、(7)はこの主ダクト(6)から各
被空調室(1)の数に応じて分岐した枝ダクト、(8)
は各枝ダクト(7)部に装着され各被空調室(1)への
送風量を調整する絞り形式の送風調整ユニット、(9)
はこの絞り形式の送風調整ユニット(8)内に回転可能
に取付けられているダンパ、(10)は枝ダクト(7)
の末端に位置する吹出口、(11)は被空調室(1)の
扉の下方部に配設されている吸込口、(12)は被空調
室(1)外の廊下の天井面に配設されている天井吸込口
、(13)は天井吸込口(12)と室内機(2)の吸込
口とを連通ずる吸込ダクトである。(14)は各被空調
室(1)内に据付けた室温設定及び室温検出用のルーム
サーモスタット、(15)は主ダクト(6)内で送風機
(5)からの送風温度を検出する温度検出器、(16)
は同じく主ダクト(6)内で送風機(5)からの送風に
よる風圧を検出する圧力検出器、(17)は熱交換器(
4)に接続され熱交換器(4)での熱変換動作を支配す
るヒートポンプ等の熱源機である。
従来のダクト方式の集中冷暖房用の空気調和機は上記の
ように構成されており、熱交換器(4)で冷却または加
熱した空気を送風機(5)で冷風または温風としてダク
ト(6)及び/または技ダクト(7)を介して複数の被
空調室(1)の各室内に分配し送風する集中送風手段、
及び前記各技ダクト(7)部に装着され前記各被空調室
(1)への冷風または温風の送風量をダンパ(9)の開
閉により調整する送風調整手段たる絞り形式の送風調整
ユニット(8)を有している。
つぎに、上記のような構成の従来の空気調和機の動作に
ついて説明する。
まず、各ルームサーモスタット(14)で使用者等が設
定した設定温度と検出された現在の実際の室温との温度
差に応じて絞り形式の送風調整ユニット(8)のダンパ
(9)の開度を任意の位置に各々調節する。このダンパ
(9)の開度に応じて主ダクト(6)内の圧力も変化す
る。この圧力の変化は圧力検出器(16)で検出され、
予め設定した設定圧力となるように送風n (5)によ
る送風容量を調整する。また、送風量の変化に伴い熱交
換器(4)の出口側の送風温度も変化するため、この変
化を温度検出器(15)が検出し、予め設定した送風温
度となるように熱源機(17)の能力を制御する。
このような一連の制御により、略一定温度に調節された
適量適温の空気が吹出口(10)から被空調室(1)内
に吹出される。すなわち、各被空調室(1)内の熱負荷
の大小に応じた風量で吹出される。また、被空調室(1
)内を空調した空気は吸込口(11)から廊下等の空間
を通り天井吸込口(12)に流入し、吸込ダクト(13
)を経て再び室内機(2)に戻る。そして、再度、上記
の動作に従って同一の流れを繰返す。
上記のように、従来の一般的な絞り形式の送風調整ユニ
ット(8)を用いたダクト方式の集中冷暖房用の空気調
和機では、各被空調室(1)内の熱負荷の変動に応じて
送風温度と送風圧力との最適値を決定し、これらの値が
略一定となるように熱源機(17)と送風機(5)の容
量を適宜制御している。
[発明が解決しようとする課題] 上記のような従来の空気調和機では、送風機(5)によ
る送風量の制御を、送風の際の主ダクト(6)内の圧力
変化を制御指標として行なっていた。
しかし、主ダクト(6)の根元圧力を一定にするように
、根元圧力を制御指標とした送風機(5)の送風容量の
制御では、各分岐ダクトの送風抵抗が各々相違するため
、各分岐ダクトを通過する風量、即ち、各被空調室(1
)への供給風量を適正に維持できなかった。
また、ダクト取付工事の不具合、例えば、タクト断面形
状の歪等の変形、或いはダクト内への異物の介在等によ
り送風障害が分岐ダクトに存在する場合には、上記、の
各被空調室(1)への供給風量を適正に維持することは
特に困難であった。
なお、上記のような主ダクト(6)内の圧力変化を制御
指標としない装置が、特公昭60−47497号公報に
開示されていた。これは、各吹出口の端末風量制御ユニ
ットに風速センサとしての機能をもたせて送風機(5)
等を制御するものであった。そして、この装置では、ダ
ンパ(9)が全開となって送風条件が最も劣勢にある送
風調整ユニットが設定風量以下の出力を発した場合に、
この出力に基づいて送風機(5)の送風量を増大するよ
うにし、送風機(5)を常に必要最小能力に制御してい
た。
しかし、上記の公報で開示された技術では、各吹出口で
適正な風量を得ることができるものの、各端末風量制御
ユニット等が風速センサの存在により、大掛りとなり極
めて高価となっていた。通常、この種の空気調和機の端
末は5〜15程度であり、この価格の高低は極めて重要
であった。
そこで、この発明は簡易な構成及び手段により、送風機
の容量制御が適正に行なえる空気調和機の提供を課題と
するものである。
[課題を解決するための手段] この発明にかかる空気調和機は、熱交換器(4)で冷却
または加熱した空気を送風機(5)で冷風または温風と
して主ダクト(6)及び枝ダクト(7)を介して複数の
被空調室(1)の各室内に分配し送風する集中送風手段
と、前記各技ダクト(7)に装着され前記各被空調室(
1)への冷風または温風の送風量をダンパ(9)の開閉
により調整する送風調整手段と、前記送風調整手段のダ
ンパ(9)の開閉を試運転モードのときに各一台毎に開
閉度合を変えるとともに他を全閉とするダンパ制御手段
(20)と、前記送風機(5)からの送風量を風量検出
器(1つ)で検出し、実際の送風量を測定する風量測定
手段(21)と、前記集中送風手段の出口空気圧と入口
空気圧との圧力差を圧力差検出器(18)で検出し、実
際のダクト系に対する送風圧力差を測定する圧力差測定
手段(22)と、前記圧力差測定手段(22)と風量測
定手段(21)とダンパ制御手段(20)の各出力によ
り前記各送風調整手段の通過風量とダンパ(9)の開閉
度合と送風圧力差との相関関係を演算し、各ダクト内の
送風抵抗を得るための送風制御の初期設定情報を算出す
る風量演算手段(23)と、前記ダンパ制御手段(20
)と圧力差検出器(18)と圧力差測定手段(22)と
風量演算手段(23)とからなる前記初期設定情報を得
るための着脱自在な初期設定情報獲得手段(25)と、
前記初期設定情報を記憶する初期設定情報記憶手段(2
4)とを具備し、各ダクトの風路抵抗の差異を事前に検
知し、各端末風量制御ユニットの風量を間接的に推定し
て、設定風量に対する送風圧力差及びダンパ(9)の開
閉度合を求めるようにしたものである。
[作用] この発明の空気調和機においては、試運転モードのとき
に、ダンパ制御手段(20)が送風調整手段のダンパ(
9)を各々一台毎に開閉度合を変えるとともに他を全閉
とし、このときの送風機(5)の送風量を風量検出器(
19)により風量測定手段(21)で測定するとともに
、集中送風手段の出口空気圧と入口空気圧との圧力差を
圧力差検出器(18)により圧力差測定手段(22)で
測定する。そして、上記のダンパ制御手段(20)によ
るダンパ(9)の開閉情報及び風量測定手段(21)に
よる風量情報及び圧力差測定手段(22)による送風圧
力差情報から風量演算手段(23)はこれらの各関係を
演算してテーブル化或いは定式化する。この一連の動作
は送風調整手段の数だけ着脱自在な初期設定情報獲得手
段(25)により行なわれ、各枝ダクト(7)等に所定
の風量を送風するには、送風圧力差及び送風調整手段の
ダンパ(9)の開閉度合をいかに制御すべきかの情報を
初期設定情報として初期設定情報記憶手段(24)に順
次蓄積する。一方、実際の運転モードのときには、上記
の初期設定情報記憶手段(24)に記憶された情報に基
づき送風機及び送風調整手段のダンパ(9)の開閉度合
を適宜制御し、各被空調室(1)に適量の冷風または温
風を設定風量に応じて適正に供給する。
[実施例コ 第1図はこの発明の一実施例である空気調和機のシステ
ム全体を示す構成図である。なお、図中、(2)、(4
)から(7) 1.(9)及び(16)は上記従来例の
構成部分と同一または相当する構成部分であるから、こ
こでは重複する説明を省略する。また、この空気調和機
も従来例と同様に、熱交換器(4)で冷却または加熱し
た空気を送風機(5)で冷風または温風としてダクト(
6)及び枝ダクト(7)を介して複数の被空調室(1)
の各室内に分配し送風する集中送風手段、及び前記各枝
ダクト(7)に装着され前記各被空調室(1)への冷風
または温風の送風量をダンパ(9)の開閉により調整す
る送風調整手段を有している。
なお、この空気調和機の運転モードによる通常の運転制
御動作は従来より周知なので、ここではこの空気調和機
の試運転モードについて説明する。
第1図において、(18)は集中送風手段として機能す
る熱交換器(4)及び送風機(5)からなる室内機(2
)の出口空気圧と入口空気圧との圧力差を検出する圧力
差検出器、(1つ)は主ダクト(6)の根元部に配設さ
れている風量検出器であり、送風機(5)による送風量
を検出する。
(20)は各送風調整手段のダンパ(9)の開度を制御
するダンパ制御手段である。このダンパ(9)には各ダ
ンパ(9)の開閉動作を個々に行なう駆動機構(図示せ
ず)が接続されており、ダンパ制御手段(20)からの
開度信号に応じて各々の駆動機構を作動させ、対応する
ダンパ(9)の開度を制御する。(21)は風量検出器
(1つ)の検出信号に基づき実際の送風量を測定する風
量測定手段である。(22)は圧力差検出器(18)の
検出信号に基づき実際の送風圧力差を測定する圧力差測
定手段である。(23)は前記圧力差測定手段(22)
と風量測定手段(21)とダンパ制御手段(20)の各
出力により送風調整手段の通過風量とダンパ(9)の開
閉度合と送風圧力差との関係を演算する風量演算手段で
ある。この風量演算手段(23)は風量測定手段(21
)からの測定風量出力と圧力差測定手段(22)からの
測定圧力差出力とダンパー制御手段(20)からの当該
ダンパ開度情報出力を人力として、これらの関係を演算
評価し、テーブル化或いは定式化された初期設定情報が
生成される。(24)は初期設定情報記憶手段であり、
ここには風量演算手段(23)で算出した各ダクト内の
送風抵抗を得るための送風制御の初期設定情報が記憶さ
れる。さらに、(25)は試運転操作のみに必要なダン
パ制御手段(20)と圧力差検出器(18)と圧力差測
定手段(22)と風量演算手段(23)とからなる初期
設定情報獲得手段であり、この初期設定情報獲得手段(
25)は着脱自在な構成となっている。
ここで、上記のように構成された空気調和機の風量演算
手段(23)の機能及び動作の一例について、第2図を
参考にして説明する。第2図はこの発明の一実施例であ
る空気調和機に用いる送風機の風量と送風圧力差との関
係を示す送風特性図である。
第2図において、縦軸は送風機(5)による室内機(2
)の出口空気圧と入口空気圧との圧力差から求まる送風
圧力差P1横軸は風量Q1実線は送風機(5)の特性曲
線、破線は所定のダンパ(9)に至る枝ダクト(7)等
の送風抵抗を示す抵抗面線である。破線のパラメータは
各ダンパ(9)の開度りである。なお、実線の送風特性
曲線は送風機(5)の回転数を所定の回転数に固定した
ときを示している。また、枝ダクト(7)等の送風抵抗
を示す抵抗曲線はダンパ(9)の開度りによって図のよ
うに変化する。
この特性図を利用することにより、上記実施例の所定の
−の送風調整手段のダンパ(9)の開度りを数段階に亘
って順次変化させる。なお、このとき、他のダンパ(9
)は全開状態である。このときの各風量Qil、 Q1
0. Q13とこの風量に対応する送風圧力差PL、P
2.Paを測定すれば、送風圧力差Pと風・量Q1とダ
ンパ(9)の開度D1の相関関係が判明する。
したがって、所定の−のダンパ(9)の開度をDIとし
、他のダンパ(9)を全開状態にしたときの、風量がQ
ILで送風圧力差がPlであれば、点lはそのときの送
風機(5)の送風特性IJU線と抵抗曲線の交点となる
。すなわち、このP(は送風機(5)による室内機(2
)の出口空気圧と入口空気圧との圧力差であるとともに
、このP(が風量Qilとしたときの当該ダンパ(9)
を含むダクト管路の送風抵抗と等しい。
この考え方に従えば、単にダクト内圧力による送風抵抗
を求める考え方に比べ、より正確にダクト管路の送風抵
抗が求まる。これは、ダクト内圧力による場合には、吸
込側の圧力は評価されず、単に、吹出側の圧力のみから
ダクト管路の送風抵抗を求めるものだからである。
上記と同様の操作を他の各送風調整手段のダンパ(9)
についても行なうことにより、各々の送風経路について
の送風圧力差Pと風量Q1とダンパ開度D1の関係をテ
ーブル化或いは定式化できる。
そして、このテーブル化或いは定式化した結果は、初期
設定情報記憶手段(24)に蓄積される。
実際の運転における送風制御において、この蓄積情報を
用いれば、送風圧力差Pと各送風調整手段のダンパ(9
)の開度D1を既知として、各風量Qを算出することが
できる。或いは、各送風調整手段を通過する通過風量を
予め設定すれば、室内機(2)の送風圧力差Pのときの
各送風調整手段のダンパ(9)の開度D1を各々算出す
ることができる。
したがって、上記のような風量演算手段(23)等を用
いて空気調和機を構成すれば、従来より要求されていた
各部屋毎の精度のよい送風制御を、各ダンパ(9)の開
度及び風量を制御指標として送風機(5)の送風容量の
制御ができる。また、従来例で引例とした特公昭60−
47497号公報で開示されているような各送風調整手
段毎に風量検出センサ機能等を備える必要もなくなる。
つぎに、この実施例の空気調和機による動作を第3図に
より説明する。第3図はこの発明の一実施例の空気調和
機の試運転モードにおける制御動作例を示すフローチャ
ートである。なお、この制御動作はマイクロコンピュー
タを利用し、試運転モードを選択することによって、こ
のルーチンをコールするものであるが、この制御回路に
ついてはここでは説明を省略する。
空気調和機の運転モードを試運転モードにすることによ
り、以下のルーチンに従って動作制御が行なわれる。
まず、ステップS1で運転モードが試運転モードにある
か否かを判断する。試運転モードにない場合には、以下
に述べる一連の制御動作は行なわれない。試運転モード
にある場合には、ステップS2で熱源機(本実施例では
図示せず)の運転を停止し、ステップS3で送風機(5
)の運転を開始する。そして、ステップS4で主ダクト
(6)に接続されている送風調整手段のダンパ(9)の
個数Nを設定し、ステップS5で最初(1=1)のダン
パ(9)を初期開度に設定し、残りの他のダンパ(9)
を全開状態にする。このダンパ(9)の開閉制御はダン
パ制御手段(20)により行なわれる。そして、ステッ
プS6でこのときの送風機(5)による実際の送風量が
風量検出器(19)及び風量測定手段(21)によって
測定され、ステップS7てこのときの送風機(5)によ
る室内機(2)の送風圧力差が圧力差検出器(18)及
び圧力差測定手段(22)によって測定される。
続いて、ステップS8で上記のダンパ(9)  (1−
1)の開度が次の設定開度にすべきか否かを判断する。
次の設定開度にすべき場合には、ステップS9で上記の
ダンパ(9)(1−1)の開度を次の設定開度に変更し
、ステップS6に戻りステップS6及びステップS7の
動作を行なう。この開度の変更はダンパ(9)の種類に
よっても相違するが、通常、2段階から3段階の水準で
よい。
なお、この場合にも他のダンパ(9)は全閉状態のまま
である。このステップS6からステップS9の動作はダ
ンパ(9)の開度が所定の設定開度となるまで繰返し行
なわれる。一方、ステップS8でダンパ(9)(1−1
)の開度を次の設定開度にすべきでない場合、即ち、こ
の場合は上記ダンパ(9)の開度が所定の設定開度まで
到達した場合であるが、ステップS10で上記の設定開
度まで到達したダンパ(9)がN番目のダンパ(9)か
否かを判断する。未だN番目でない場合には、ステップ
S11でI=I+1として再度ステップS5に戻り上記
の動作を繰返す。したがって、上記の動作はI=1から
I=Nまでのダンパ(9)のすべてについて順次行なわ
れ、合計でN回繰返されることになる。そして、ステッ
プSIOでI−N番目のダンパ(9)となったことを確
認した場合には、ステップS12で上記一連の動作で得
た各ダンパ(9)の開度、送風量、及び送風圧力差の各
データからこれらの関係を演算し、各送風調整手段につ
いてテーブル化或いは定式化する。
この演算動作は風量演算手段(23)により行なわれ、
この初期設定情報は初期設定情報記憶手段(24)に記
憶される。
続いて、上記のテーブル化或いは定式化した各ダンパ(
9)の開度、送風量、及び送風圧力差の関係を用いて行
なわれるダンパ(9)及び送風機(5)の実際の制御動
作について、第4図のフローチャートの流れに沿って簡
単に説明をする。第4図はこの発明の一実施例の空気調
和機の制御動作例を示すフローチャートである。
まず、ステップ812でこのルーチンがコールされると
、ステップ321で各送風調整手段について、上記の初
期設定情報記憶手段(24)に記憶されている各送風調
整手段毎に定式化或いはテーブル化された風量、ダンパ
開度、及び室内機(2)の送風圧力差の関係を用いて、
各送風調整手段に要求された任意の要求送風量について
、ダンパ開度を全開としたときの必要送風圧力差P1を
各々算出する。つぎに、ステップS22で各送風調整手
段の必要送風圧力差piの最大値P1maxを選出する
。ステップ323では各送風調整手段について、送風圧
力差P1がPlmaxのときに各設定風量を与える各々
のダンパ開度を上記の関係から求める。このとき、ステ
ップS21で必要送風圧力差ptがP Imaxであっ
た送風調整手段のダンパ(9)の開度は当然全開状態と
なる。そして、ステップS24ではステップ823で求
めたダンパ開度を各々の送風調整手段に指示して、ダン
パ(9)を動作させる。この後、ステップ825で前記
各送風調整手段について要求される要求送風量の和と前
記風量測定手段による測定送風量が等しくなるように送
風機(5)を制御する。そして、要求送風量の和と実際
の総送風量とを等しくする。
このような制御動作を行なうことにより、例えば、従来
例の引例として述べた特公昭60−47497号公報で
開示されているような、搬送動力を極小にするような送
風制御をより簡易に実現できる。
上記のように、この実施例では試運転モードのときに、
ダンパ制御手段(20)が送風調整手段のダンパ(9)
の開閉を各−金色に開閉度合を変えるとともに他を全閉
とする制御を行なう。このときの送風機(5)の送風量
が風量検出器(19)を介して風量測定手段(21)で
測定される。また、このときの送風機(5)からの送風
による室内機(2)の送風圧力差が圧力差検出器(18
)を介して圧力差測定手段(22)で測定される。
そして、上記のダンパ制御手段(20)によるダンパ(
9)の開閉情報及び風量測定手段(21)による風量情
報及び圧力差測定手段(22)による送風圧力差の情報
から風量演算手段(23)はこれらの各関係を演算して
テーブル化或いは定式化され、これらの初期設定情報は
初期設定情報記憶手段(24)に記憶される。この一連
の動作は送風調整手段の数だけ行なわれ、各枝ダクト(
7)等に所定の風量を送風するには、前記送風圧力差及
び送風調整手段のダンパ(9)の開閉度合をいかに制御
すべきかの初期設定情報が初期設定情報記憶手段(24
)に記憶され順次蓄積される。このように、各ダクトの
風路抵抗の差異を事前に検知し、各端末風量制御ユニッ
トの風量を間接的に推定して、要求風量に対する適正な
ダンパ(9)の開閉度合を求める。
そして、実際の運転モードのときに、上記の初期設定情
報記憶手段(24)に記憶された初期設定情報に基づき
、送風機(5)及び送風調整手段のダンパ(9)の開閉
度合を適宜制御することにより、各被空調室(1)に適
量の冷風または温風を安定して供給できる。
しかし、上記で述べてきた試運転操作(初期設定)は、
空気調和機の試運転調整時(即ち、試運転モード時)の
み行なわれ、この試運転操作にのみ必要な上記の各手段
の多くは、通常の運転時には不要である。特に、圧力差
検出器(18)は−膜内に高価であり、システムの低コ
スト化の障害となる場合もある。
そこで、この実施例の空気調和機においては、試運転操
作のみに必要な前記ダンパ制御手段(20)と圧力差検
出器(18)と圧力差測定手段(22)と風量演算手段
(23)とが全体で初期設定情報獲得手段(25)とし
て着脱自在に構成されている。そして、通常、この初期
設定情報獲得手段(25)は空気調和機の設備設置業者
が所有しており、試運転操作にのみ、これをセットして
初期設定を行なう。・なお、このようにして、得た初期
設定情報は初期設定情報記憶手段(24)に記憶させて
おく。
このように構成することにより、システム全体の低価格
化を促進できるばかりでなく、更に、高価で精度のよい
圧力差検出器(18)を使用することができるので、前
記初期設定情報の高品位化も可能になり、送風制御精度
も向上する。
したがって、この実施例では各ダクトの送風抵抗等に応
じて、極めて容易に適正風量の配分と搬送動力の低減を
図ることができ、各被空調室(1)への供給風量を適正
に維持できる。しかも、これらの制御を風速センサ機能
を有する特殊な端末風量制御ユニット等を用いることな
く簡易な構成でできる。この結果、安価な構成により、
効率のよい送風動作を実現できる。
さらに、この実施例では試運転操作のみに用いる諸手段
が全体で初期設定情報獲得手段(25)として着脱自在
に構成されている。この結果、安価な構成により、効率
よく、精度の良好な送風動作を実現できる。
[発明の効果] 以上説明したとおり、この発明の空気調和機は、試運転
モードのときに、ダンパ制御手段によるダンパの開閉情
報及び風量測定手段による風量情報及び圧力差測定手段
による送風圧力差の情報から風量演算手段はこれらの各
関係を演算してテーブル化或いは定式化することにより
、各ダクトの風路抵抗の差異を事前に検知し、各端末風
量制御ユニットの風量を間接的に推定し、要求風量に対
する適正なダンパの開閉度合を求めることができる。
そして、実際の運転モードのときに、上記の各情報に基
づき、送風機及びダンパの開閉度合を適宜制御すること
により、各ダクトの送風抵抗等に応じて、適正風量の配
分と搬送動力の低減を図ることができ、各被空調室への
供給風量を適正に維持でき、しかも、これらの制御を特
殊な端末風量制御ユニット等を用いることなく簡易な構
成でできるので、経済的で効率のよい送風動作を実現で
きる。また、試運転操作のみに用いる諸手段が全体で初
期設定情報獲得手段として着脱自在に構成されているの
で、安価な構成により、効率及び精度のよい送風動作を
実現できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例である空気調和機のシステ
ム全体を示す構成図、第2図はこの発明の一実施例であ
る空気調和機に用いる送風機の風量と送風圧力差との関
係を示す送風特性図、第3図はこの発明の一実施例であ
る空気調和機の試運転モードにおける制御動作例を示す
フローチャート、第4図はこの発明の一実施例である空
気調和機の制御動作例を示すフローチャート、第5図は
従来の空気調和機を示す構成図である。 図において、 1:被空調室     4 5:送風機      6 7:枝ダクト     9 16:圧力検出器   18 19:風量検出器   20 21:風量測定手段  22 23:風量演算手段 熱交換器 主ダクト ダンパ 圧力差検出器 ダンパ制御手段 圧力差測定手段 24:初期設定情報記憶手段 25:初期設定情報獲得手段 である。 なお、図中、同−符号及び同一記号は同一または相当部
分を示すものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 熱交換器で熱交換した空気を送風機でダクト及び枝ダク
    トを介して複数の被空調室の各室内に分配し送風する集
    中送風手段と、 前記各枝ダクト部に装着され前記各被空調室への冷風ま
    たは温風の送風量をダンパの開閉により調整する送風調
    整手段と、 前記送風調整手段のダンパの開閉を試運転モードのとき
    、各一台毎に開閉度合を変えるとともに他を全閉とする
    ダンパ制御手段と、 前記送風機からの送風量を風量検出器で検出し、実際の
    送風量を測定する風量測定手段と、 前記集中送風手段の出口空気圧と入口空気圧との圧力差
    を圧力差検出器で検出し、実際のダクト系に対する送風
    圧力差を測定する圧力差測定手段と、 前記圧力差測定手段と風量測定手段とダンパ制御手段の
    各出力により、前記各送風調整手段の通過風量とダンパ
    の開閉度合と送風圧力差との相関関係を演算し、各ダク
    ト内の送風抵抗を得るための送風制御の初期設定情報を
    算出する風量演算手段と、 前記ダンパ制御手段と圧力差測定器と圧力差測定手段と
    風量演算手段とからなる前記初期設定情報を得るための
    着脱自在な初期設定情報獲得手段と、 前記初期設定情報を記憶する初期設定情報記憶手段と を具備することを特徴とする空気調和機。
JP1318145A 1989-12-07 1989-12-07 空気調和機 Expired - Fee Related JP2661299B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1318145A JP2661299B2 (ja) 1989-12-07 1989-12-07 空気調和機
GB9019479A GB2238885B (en) 1989-12-07 1990-09-06 Air conditioning system
US07/581,790 US5139197A (en) 1989-12-07 1990-09-13 Air conditioning system
DE4031113A DE4031113A1 (de) 1989-12-07 1990-10-02 Klimaanlage
KR1019900019939A KR930006880B1 (ko) 1989-12-07 1990-12-05 공기조화기
HK98105497A HK1006334A1 (en) 1989-12-07 1998-06-17 Air conditioning system

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1318145A JP2661299B2 (ja) 1989-12-07 1989-12-07 空気調和機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03177735A true JPH03177735A (ja) 1991-08-01
JP2661299B2 JP2661299B2 (ja) 1997-10-08

Family

ID=18095999

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1318145A Expired - Fee Related JP2661299B2 (ja) 1989-12-07 1989-12-07 空気調和機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2661299B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005133980A (ja) * 2003-10-28 2005-05-26 Mitsubishi Electric Corp 空気調和装置
JP2006275446A (ja) * 2005-03-30 2006-10-12 Dai-Dan Co Ltd 流体搬送設備の流量調整方法
JP2020046135A (ja) * 2018-09-20 2020-03-26 ダイキン工業株式会社 空気調和装置および送風ファンの回転速度調整方法
KR102473104B1 (ko) * 2021-05-31 2022-12-02 주식회사 휴마스터 공기 조화 시스템

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57184848A (en) * 1981-05-11 1982-11-13 Danrei Kogyo Kk Automatic controlling system of air flow rate in air conditioning plant
JPH03102133A (ja) * 1989-09-18 1991-04-26 Toshiba Corp ダクト空調システム

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57184848A (en) * 1981-05-11 1982-11-13 Danrei Kogyo Kk Automatic controlling system of air flow rate in air conditioning plant
JPH03102133A (ja) * 1989-09-18 1991-04-26 Toshiba Corp ダクト空調システム

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005133980A (ja) * 2003-10-28 2005-05-26 Mitsubishi Electric Corp 空気調和装置
JP4522690B2 (ja) * 2003-10-28 2010-08-11 三菱電機株式会社 空気調和装置
JP2006275446A (ja) * 2005-03-30 2006-10-12 Dai-Dan Co Ltd 流体搬送設備の流量調整方法
JP4540521B2 (ja) * 2005-03-30 2010-09-08 ダイダン株式会社 流体搬送設備の流量調整方法
JP2020046135A (ja) * 2018-09-20 2020-03-26 ダイキン工業株式会社 空気調和装置および送風ファンの回転速度調整方法
WO2020059378A1 (ja) * 2018-09-20 2020-03-26 ダイキン工業株式会社 空気調和装置および送風ファンの回転速度調整方法
KR102473104B1 (ko) * 2021-05-31 2022-12-02 주식회사 휴마스터 공기 조화 시스템

Also Published As

Publication number Publication date
JP2661299B2 (ja) 1997-10-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR930006880B1 (ko) 공기조화기
US4635445A (en) Air-conditioner
US4821526A (en) Air conditioning apparatus
JP2018109459A (ja) 空調システム用の制御装置、空調システム
JPH0763404A (ja) 空気調和機
JPH03177735A (ja) 空気調和機
JP2661274B2 (ja) 空気調和機
JP2884705B2 (ja) 空気調和装置
JPH0351657A (ja) 空気調和機
JPH03177740A (ja) 空気調和機
KR102104054B1 (ko) 실내 상황에 적응하여 풍량 조절하는 공조 시스템
JPH08189692A (ja) 空気調和装置
JP2692257B2 (ja) 空気調和機
JP2536234B2 (ja) 空気調和装置
JP2861255B2 (ja) 空気調和装置
JP2601054B2 (ja) 空気調和装置
JP2643531B2 (ja) 空気調和機
JPH1019337A (ja) 空気調和装置の運転制御装置
JP2540749B2 (ja) 空気調和装置
JPS6284250A (ja) 空気調和機
JP2526291B2 (ja) 床吹による空調機の冷房時における制御方法
JPS6284245A (ja) 空気調和機
JPH05196280A (ja) ダクト式空気調和機
JPH11241854A (ja) 床吹出口風量制御方法とその装置
JPH09113015A (ja) アンダーフロア空調システムの制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees