JP2526291B2 - 床吹による空調機の冷房時における制御方法 - Google Patents

床吹による空調機の冷房時における制御方法

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Description

【発明の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本発明は床から空調空気を吹出すように床に空気吹出
口を設けた床吹による空調機の冷房時における制御方法
に関する。
《従来の技術》 従来、この種の床吹による空調機は吹出口に固有の吹
出し気流特性を付与するために、床下を給気チャンバー
とし、この床下の圧力、吹出し風量および吹出し温度、
室内温度等の各要因による制御を行っている。
これらの要因は実際に用いられる想定範囲内を決め、
この範囲内で使用されるとき室の温熱環境が良好に保た
れる吹出し気流を得ていた。
しかし、吹出し空気量および冷房時の吹出し温度と室
内温度との温度差が適切でない場合、特にこの温度差が
大きいときには冷気が床面近くに滞留する欠点があっ
た。そこで、吹出口にガイドベーンを設け、これにより
気流の立上がり特性を制御するようにしたものもある。
すなわち、吹出し空気量や室温と吹出し温度との温度差
に基づいてガイドベーンの向きをコントロールするもの
である。
《発明が解決しようとする課題》 叙述、吹出口にガイドベーンを設けた装置は理想的な
空調制御を可能にしているが、床吹出口の機構構成が複
雑になる欠点があった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであって、そ
の目的は従来の簡易な吹出口を使用した状態で理想的な
空調室内が確保できる床吹による空調機の冷房時におけ
る制御方法を提供するにある。
《課題を解決するための手段》 上記目的を達成するために、本発明に係る床吹による
空調機の冷房時における制御方法は、床下空気を給気ダ
クトとして床面の空気吹出口から上方に向けて被空調室
内に空調空気を吹き出す床吹による空調機の冷房時にお
ける制御方法において、空調機の吹出し空気温度測定器
と、該空調機による被空調室内の温度測定器と、該吹出
し空気温度測定器と該室内の温度測定器との測定温度差
を比較する比較器とを設け、該比較器による差出力を要
因として吹出し気流高さが快適吹出し気流高さに達する
ように空気量を調整するものである。
《作用》 空調機からの吹出し空気温度と被空調室内の温度との
温度差を比較し、吹出し空気量を増減するのみでは、冷
房時には、吹出し空気が低温であるため、空気の比重が
大きく、吹出し気流高さが快適吹出し気流高さ(約1.5
m)に達しないことがある。そこで、このような場合
は、吹出し気流高さが快適吹出し気流高さに達するよ
う、吹出し空気量を増加する。このように床吹出し空調
方式における冷房の特性に合せ、吹出し風量を変えるこ
とにより最適な吹出し気流の立上がり特性を得る。
《実施例》 以下、本発明の好適な実施例について、図面を参照に
して詳細に説明する。
第1図は床吹による空調機の制御装置を便宜的に示す
ものでコンクリート床スラブ1の表面上に一定の空間を
形成するように浮かせて浮き床2を構成し、浮き床2の
床下空間3を給気ダクトとしている。
浮き床2には床下空間3から被空調室内4へ抜ける空
気吹出口5を適宜な間隔で任意位置に設置している。
熱交換器および送風機を具える空調機6の吹出し空気
7は床下空間3へ給気ダクト等で接続案内しており、吹
出口5から被空調室内4へ吹き出す。
温度センサ8、8aは室内4と空調機6の吹出し空気7
の通路中に設置している。
温度セサ8、8aは温度を電気的な電流値または電圧値
に変換するもので、その変換特性は可及的に直線的な比
例関係を示すものがよく、室内4に設置するセンサ8と
吹出し空気7の通路中に設置するセンサ8aは同一のもの
を使用している。
これらのセンサ8、8aの出力を比較器9に入力し、入
力信号レベルの差を温度差として出力する。この比較器
9は差動アンプ等で構成すればよい。
一般的な空調システムとしては、供給風量を一定にし
て吹出し温度を制御するか、吹出し温度を一定にして供
給風量を制御するか、または、両者を折衷して制御する
かの方法がある。
ここでは、吹出し温度を一定にして供給風量を制御す
る場合の一例について説明する。
空調目的空間である室内4の温度と吹出し空気7の温
度との差すなわち比較器9の出力レベルが上昇したと
き、供給風量を増加させ、温度差が小さくなれば、逆に
供給風量を減少させるのであるが、後述する理由により
供給風量を調整するのである。
すなわち、後述する理由による風量の調整をしない場
合、上記温度差が減少して供給風量が減少したとき、床
吹出し冷房では、吹出し温度が室内温度より低いことに
起因して、吹き出し高さが余計に減少し、その結果、供
給空気は室内4の床面近傍に停滞するため、温度差が減
少した状態すなわち室内温度が快適温度に近づいた状態
になったにもかかわらず体感温度はなかなか快適温度に
ならない。
そこで、比較器9の出力レベルによる供給風量の計算
において、吹出し気流高さが快適吹出し気流高さに達す
るよう、供給風量を増加させるのである。
上記の供給風量の調整は、あたかも二段階の制御のよ
うに説明したが、実際には、この二段階の制御を考慮し
て同時に満足するよう計算した単一もしくは複数の変換
式を用いて制御することはいうまでもない。
また、他の空調システムについて説明すれば、同じ風
量であっても温度差により吹出し気流高さが変化するの
で、例えば供給風量を一定にして吹出し温度を制御する
場合にあっても、吹出し気流高さが快適吹出し気流高さ
に達するよう、例外的に供給風量を随時変化させること
が好ましい。この場合は、温度差が大きい程供給空気が
床面付近に滞留することが顕著になるので供給風量を増
加させる必要性が増す。
なお、快適吹出し気流高さを設定し、これを満足させ
るための吹出し空気温度、供給風量および冷房負荷の組
み合わせの相関表あるいは関係式の作成は、実験または
既存の理論式によって容易に得ることができる。
《効果》 以上詳細に説明したように、本発明に係る床吹による
空調機の冷房時における制御方法によれば、床下空気を
給気ダクトとして床面の空気吹出口から上方に向けて被
空調室内に空調空気を吹き出す床吹による空調機の冷房
時における制御方法において、空調機の吹出し空気温度
測定器と、該空調機による被空調室内の温度測定器と、
該吹出し空気温度測定器と該室内の温度測定器との測定
温度差を比較する比較器とを設け、該比較器による差出
力を要因として吹出し気流高さが快適吹出し気流高さに
達するように空気量を調整するようにしているので、熱
環境に対応する吹出口からの吹出し気流高さを調整する
ことができ、冷房時の吹出し気流高さを快適吹出し気流
高さに達するよう調整することができる。それ故に吹出
口の形状・機構は単純な開口でよく、可変ガイドベーン
などを付せずに体感温度の良好な空調が行える効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を便宜的に説明するため、被空
調室内を部分的に断面した説明図である。 1……床スラブ、2……浮き床 3……床下空間、4……被空調室内 5……吹出口、6……空調機 7……吹出し空気、8、8a……温度センサ 9……比較器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−103332(JP,A) 特開 平2−171539(JP,A) 特開 平1−95248(JP,A) 実開 昭58−87034(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】床下空気を給気ダクトとして床面の空気吹
    出口から上方に向けて被空調室内に空調空気を吹き出す
    床吹による空調機の冷房時における制御方法において、
    空調機の吹出し空気温度測定器と、該空調機による被空
    調室内の温度測定器と、該吹出し空気温度測定器と該室
    内の温度測定器との測定温度差を比較する比較器とを設
    け、該比較器による差出力を要因として吹出し気流高さ
    が快適吹出し気流高さに達するように空気量を調整する
    ことを特徴とする床吹による空調機の冷房時における制
    御方法。
JP1203716A 1989-08-08 1989-08-08 床吹による空調機の冷房時における制御方法 Expired - Fee Related JP2526291B2 (ja)

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JPH0195248A (ja) * 1987-10-02 1989-04-13 Daikin Ind Ltd 空気調和機の暖房制御装置

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