JPH03177624A - 湿式摩擦クラッチの起動制御方法 - Google Patents
湿式摩擦クラッチの起動制御方法Info
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- JPH03177624A JPH03177624A JP1317310A JP31731089A JPH03177624A JP H03177624 A JPH03177624 A JP H03177624A JP 1317310 A JP1317310 A JP 1317310A JP 31731089 A JP31731089 A JP 31731089A JP H03177624 A JPH03177624 A JP H03177624A
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Landscapes
- Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明はスクリューコンプレッサーのように慣性質量が
小さくても大きな起動トルクを必要とする被動機を、発
電機のような定速駆動を必要とする被動機などを駆動し
ている内燃機関より、湿式摩擦クラッチを介して同時に
駆動するように構成した駆動系において、スクリューコ
ンプレッサー起動時の大きな負荷トルクによって内燃機
関が回転変動を受けないように、又、スクリューコンプ
レッサーのロータに衝撃を与えないように、一定の比率
で回転速度を滑らかに上昇させる湿式摩擦クラッチの起
動制御方法に関するものである。
小さくても大きな起動トルクを必要とする被動機を、発
電機のような定速駆動を必要とする被動機などを駆動し
ている内燃機関より、湿式摩擦クラッチを介して同時に
駆動するように構成した駆動系において、スクリューコ
ンプレッサー起動時の大きな負荷トルクによって内燃機
関が回転変動を受けないように、又、スクリューコンプ
レッサーのロータに衝撃を与えないように、一定の比率
で回転速度を滑らかに上昇させる湿式摩擦クラッチの起
動制御方法に関するものである。
(発明が解決しようとする問題点)
定速回転で運転される内燃機関などの原動機から湿式摩
擦クラッチを介して被動機を起動する場合は、一般にク
ラッチの嵌合ショックを防止するためにクラッチ作動油
圧を供給する油圧回路に昇圧弁や、比例電磁弁を設けて
、クラッチ作動油圧を緩やかに上昇させる制御がなされ
ているが、スクリューコンプレッサーのように慣性質量
が小さくても起動時のロータのかみ合い抵抗や、吐出側
と吸込側との流体の圧力差などによって大きな起動トル
クを必要とし、且つ、回転し始めると急激に負荷トルク
が減少し、その後徐々に増加するような起動負荷特性の
場合は、従来の様にクラッチ作動油圧を単に緩やかに上
昇させる制御では、被動機の起動必要トルクに相当する
クラッチ作動油圧まで昇圧すると回転を始め、その後、
負荷トルクは減少するにもかかわらず、クラッチ作動油
圧は上昇を続け、クラッチ出力トルクが増加するため、
出力回転速度が一気に増大する結果、スクリューコンプ
レッサーで圧縮される流体の流量が急激に変動して、こ
の流体によって操作されるプラントの制御がみだれたり
、又、コンプレッサーのロータに固形物などの異物がか
み込まれて、それが回転の抵抗となって、後述する如く
スクリューコンプレッサーを可変速駆動するためにスク
リューコンプレッサーの入力側に接続させて設けた遊星
歯車式無段変速機の差動歯車を駆動する油圧ポンプ・モ
ータに過負荷がかかり、その油圧系統に損傷を与えるこ
ともある。又、スクリューコンプレッサーを駆動する内
燃機関に大きな変動負荷トルクを与えることから、同時
に駆動している発電機に許容範囲を越・える回転変動を
与えることもある。
擦クラッチを介して被動機を起動する場合は、一般にク
ラッチの嵌合ショックを防止するためにクラッチ作動油
圧を供給する油圧回路に昇圧弁や、比例電磁弁を設けて
、クラッチ作動油圧を緩やかに上昇させる制御がなされ
ているが、スクリューコンプレッサーのように慣性質量
が小さくても起動時のロータのかみ合い抵抗や、吐出側
と吸込側との流体の圧力差などによって大きな起動トル
クを必要とし、且つ、回転し始めると急激に負荷トルク
が減少し、その後徐々に増加するような起動負荷特性の
場合は、従来の様にクラッチ作動油圧を単に緩やかに上
昇させる制御では、被動機の起動必要トルクに相当する
クラッチ作動油圧まで昇圧すると回転を始め、その後、
負荷トルクは減少するにもかかわらず、クラッチ作動油
圧は上昇を続け、クラッチ出力トルクが増加するため、
出力回転速度が一気に増大する結果、スクリューコンプ
レッサーで圧縮される流体の流量が急激に変動して、こ
の流体によって操作されるプラントの制御がみだれたり
、又、コンプレッサーのロータに固形物などの異物がか
み込まれて、それが回転の抵抗となって、後述する如く
スクリューコンプレッサーを可変速駆動するためにスク
リューコンプレッサーの入力側に接続させて設けた遊星
歯車式無段変速機の差動歯車を駆動する油圧ポンプ・モ
ータに過負荷がかかり、その油圧系統に損傷を与えるこ
ともある。又、スクリューコンプレッサーを駆動する内
燃機関に大きな変動負荷トルクを与えることから、同時
に駆動している発電機に許容範囲を越・える回転変動を
与えることもある。
(問題を解決するための手段)
本発明は上記の欠点を解決する手段として、まず起動シ
ョックを防止するために、スクリューコンプレッサーの
起動に際して、湿式摩擦クラッチのクラッチ作動油圧を
ほぼ一定の比率で徐々に昇圧していき、クラッチ板がス
リップ状態から嵌合しようとして、出力軸が回転しはじ
めるやいなや、その出力回転を検出した信号にもとづい
て、直ちに、油圧を下げて出力回転速度を急上昇させず
ほぼ零に近い回転数から、出力回転速度がクラッチ板を
完全に結合して最高出力回転速度になるまで、一定の比
率で回転速度が増加するようにクラッチ作動油圧を制御
する方法と、次に、起動後の過負荷を防止するために、
出力軸が回転しはじめた後の出力回転速度に対して、ク
ラッチ作動油圧に、それに比例させて増加する一定の制
限値を設け、各出力回転速度のもとてこの制限値を越え
ないように制御する方法を開発した。
ョックを防止するために、スクリューコンプレッサーの
起動に際して、湿式摩擦クラッチのクラッチ作動油圧を
ほぼ一定の比率で徐々に昇圧していき、クラッチ板がス
リップ状態から嵌合しようとして、出力軸が回転しはじ
めるやいなや、その出力回転を検出した信号にもとづい
て、直ちに、油圧を下げて出力回転速度を急上昇させず
ほぼ零に近い回転数から、出力回転速度がクラッチ板を
完全に結合して最高出力回転速度になるまで、一定の比
率で回転速度が増加するようにクラッチ作動油圧を制御
する方法と、次に、起動後の過負荷を防止するために、
出力軸が回転しはじめた後の出力回転速度に対して、ク
ラッチ作動油圧に、それに比例させて増加する一定の制
限値を設け、各出力回転速度のもとてこの制限値を越え
ないように制御する方法を開発した。
(作用)
上記した本発明の制御方法によるクラッチ作動油圧の変
化について第2.3図を参照して説明する。
化について第2.3図を参照して説明する。
まず、第2図は起動ショック防止の場合について、経過
時間に対する設定信号S1比例電磁弁操作電流!、クラ
ッチ作動油圧P及びクラッチ出力回転速度Rとの関係を
図示したもので、経過時間0が起動を指令した点で、こ
の点から一定の比率で徐々に増加する設定信号Sが、操
作電流として比例電磁弁21のソレノイド29に出力さ
れ、油圧源からの圧油が比例電磁弁を経て、クラッチピ
ストンのシリンダーに圧油が充填されるまでは0であっ
た油圧(0〜to)を、充填後はほぼ一定の比率で漸次
増加してplになって(to〜t、)、クラッチが嵌合
して出力軸が回転しはじめると、これまで継続して増加
してきた操作信号(0〜St)を瞬時:く断つとともに
、あらかじめ起動指令時から、初期設定信号S、・がP
ID調節器からのフィードバック信号と比較及び調節さ
れた初期設定信号そのものに相当するPrD調節器を経
て出力されている低い値の操作信号に切換えて出力し、
同時に、上記の初期設定信号を、0から一定の比率で漸
次増加する設定信号に、そして、6イ一ドバツク信号を
回転速度検出信号にそれぞれ切換えて、比較器を経て比
較し、その偏差信号をPID調節器で調節した徐々に増
加する操作信号に移行して出力するように制御される。
時間に対する設定信号S1比例電磁弁操作電流!、クラ
ッチ作動油圧P及びクラッチ出力回転速度Rとの関係を
図示したもので、経過時間0が起動を指令した点で、こ
の点から一定の比率で徐々に増加する設定信号Sが、操
作電流として比例電磁弁21のソレノイド29に出力さ
れ、油圧源からの圧油が比例電磁弁を経て、クラッチピ
ストンのシリンダーに圧油が充填されるまでは0であっ
た油圧(0〜to)を、充填後はほぼ一定の比率で漸次
増加してplになって(to〜t、)、クラッチが嵌合
して出力軸が回転しはじめると、これまで継続して増加
してきた操作信号(0〜St)を瞬時:く断つとともに
、あらかじめ起動指令時から、初期設定信号S、・がP
ID調節器からのフィードバック信号と比較及び調節さ
れた初期設定信号そのものに相当するPrD調節器を経
て出力されている低い値の操作信号に切換えて出力し、
同時に、上記の初期設定信号を、0から一定の比率で漸
次増加する設定信号に、そして、6イ一ドバツク信号を
回転速度検出信号にそれぞれ切換えて、比較器を経て比
較し、その偏差信号をPID調節器で調節した徐々に増
加する操作信号に移行して出力するように制御される。
このよよりクラッチ作動油圧もp、からd、まで下降し
た後、徐々に上昇しはじめt2に至り、操作電流が12
にそして油圧がp2となり、クラッチが嵌合すると、出
力回転速度検出信号が一定になることから操作電流は1
2からi、に急増し、クラッチ作動油圧をp2から最大
圧力のp、に上げて、クラッチを確実に結合することに
よって起動操作を終了する。このように起動時のクラッ
チ作動油圧を制御することによってクラッチの起動がな
めらかになされ、クラッチの嵌合ショックが防止される
。
た後、徐々に上昇しはじめt2に至り、操作電流が12
にそして油圧がp2となり、クラッチが嵌合すると、出
力回転速度検出信号が一定になることから操作電流は1
2からi、に急増し、クラッチ作動油圧をp2から最大
圧力のp、に上げて、クラッチを確実に結合することに
よって起動操作を終了する。このように起動時のクラッ
チ作動油圧を制御することによってクラッチの起動がな
めらかになされ、クラッチの嵌合ショックが防止される
。
次に、第4図は過負荷防止の場合について、起動時の増
加するクラッチ出力回転速度に対する操作電流を、正規
の負荷時をA1最大許容負荷時をB及び過負荷時をCで
それぞれ図示したもので、負荷が正常のときは出力回転
速度に対する操作電流は線分Aのように変化するが、過
負荷になったときは、例えば線分Cのように回転速度に
対する電流値の変化が大きくなる。このような急激な変
化に対して制限を設けたのが最大許容負荷の線分Bで、
線分Cのように、線分Bを越えて操作電流が増加すると
きは、この線分Bの最大許容操作電流に切換えて出力す
るように制御することによって起動時の過負荷が防止さ
れる。
加するクラッチ出力回転速度に対する操作電流を、正規
の負荷時をA1最大許容負荷時をB及び過負荷時をCで
それぞれ図示したもので、負荷が正常のときは出力回転
速度に対する操作電流は線分Aのように変化するが、過
負荷になったときは、例えば線分Cのように回転速度に
対する電流値の変化が大きくなる。このような急激な変
化に対して制限を設けたのが最大許容負荷の線分Bで、
線分Cのように、線分Bを越えて操作電流が増加すると
きは、この線分Bの最大許容操作電流に切換えて出力す
るように制御することによって起動時の過負荷が防止さ
れる。
(実施例)
第1図は本発明の制御方法を適用したー実施渕を示した
もので、1が発電機2を常時駆動している内燃機関3に
、発電機2を介して入力軸4を接続された湿式摩擦クラ
ッチである。このクラッチ1の出力軸5に無段変速機6
を介してスクリューコンプレッサー7の駆動軸8を接続
した構成になっている。従って、スクリューコンプレッ
サー7の起動及び停止は、湿式摩擦クラッチ1を嵌合又
は離脱することによってなされる。
もので、1が発電機2を常時駆動している内燃機関3に
、発電機2を介して入力軸4を接続された湿式摩擦クラ
ッチである。このクラッチ1の出力軸5に無段変速機6
を介してスクリューコンプレッサー7の駆動軸8を接続
した構成になっている。従って、スクリューコンプレッ
サー7の起動及び停止は、湿式摩擦クラッチ1を嵌合又
は離脱することによってなされる。
クラッチ1の出力軸5とスクリューコンプレッサー7の
駆動軸8との間に設けた無段変速機6はスクリューコン
プレッサー7に、発電機2を駆動するために、例えば1
.50Orpmの一定回転速度で運転する内燃機関から
、4,000〜6.000rpm位の間で必要に応じた
任意の回転速度を得るための遊星歯車装置9及びキャリ
ア64より歯車を介して接続される固定容量油圧ポンプ
・モータ71とクラッチ1の出力軸5に歯車を介して接
続される可変容量油圧ポンプ・モータ72からなる静油
圧駆動回路10から構成されている。
駆動軸8との間に設けた無段変速機6はスクリューコン
プレッサー7に、発電機2を駆動するために、例えば1
.50Orpmの一定回転速度で運転する内燃機関から
、4,000〜6.000rpm位の間で必要に応じた
任意の回転速度を得るための遊星歯車装置9及びキャリ
ア64より歯車を介して接続される固定容量油圧ポンプ
・モータ71とクラッチ1の出力軸5に歯車を介して接
続される可変容量油圧ポンプ・モータ72からなる静油
圧駆動回路10から構成されている。
湿式摩擦クラッチ1は入力軸4と一体のハブ11の外周
部及び出力軸5と一体のクラッチキャリア12の内周部
に、それぞれ入力側クラッチ板13及び出力側クラッチ
板14を軸方向摺動自在に、交互に配列して、スプライ
ン係合し、クラッチキャリア12に軸方向摺動自在に嵌
挿したクラッチピストン15とバッキングプレート16
との間で、クラッチ板13及び14を押圧して嵌合する
ことによって、入力軸4と出力軸5とを結合して、内燃
機関3の回転を無段変速機6を介してスクリューコンプ
レッサー7に伝達するように作動する。 湿式摩擦クラ
ッチ1の嵌合及び離脱は、油圧ポンプ17によって、油
溜18から油路19により、途中、調圧弁20で一定の
圧力に調整し、比例電磁弁21を経てクラッチピストン
15に供給されるクラッチ作動油圧によってなされ、こ
の比例電磁弁21は、クラッチ1に対する嵌合及び離脱
の指令信号にともなって、コントローラ22から出力さ
れる操作電流23によって、一定の比率で漸次増加及び
減少するクラッチ出力回転速度が得られるようにクラッ
チ作動油圧を制御する。
部及び出力軸5と一体のクラッチキャリア12の内周部
に、それぞれ入力側クラッチ板13及び出力側クラッチ
板14を軸方向摺動自在に、交互に配列して、スプライ
ン係合し、クラッチキャリア12に軸方向摺動自在に嵌
挿したクラッチピストン15とバッキングプレート16
との間で、クラッチ板13及び14を押圧して嵌合する
ことによって、入力軸4と出力軸5とを結合して、内燃
機関3の回転を無段変速機6を介してスクリューコンプ
レッサー7に伝達するように作動する。 湿式摩擦クラ
ッチ1の嵌合及び離脱は、油圧ポンプ17によって、油
溜18から油路19により、途中、調圧弁20で一定の
圧力に調整し、比例電磁弁21を経てクラッチピストン
15に供給されるクラッチ作動油圧によってなされ、こ
の比例電磁弁21は、クラッチ1に対する嵌合及び離脱
の指令信号にともなって、コントローラ22から出力さ
れる操作電流23によって、一定の比率で漸次増加及び
減少するクラッチ出力回転速度が得られるようにクラッ
チ作動油圧を制御する。
このような操作電流23を比例電磁弁21に出力するコ
ントローラ22は、例えば、第3図にブロック図で示し
たような電子制御回路で構成されている。
ントローラ22は、例えば、第3図にブロック図で示し
たような電子制御回路で構成されている。
コントローラ22は、クラッチ1の出力軸5に設けた出
力回転速度検出器25からの回転速度検出信号26、ク
ラッチ嵌指令信号27及びクラッチ脱指令信号28を入
力して、比例電磁弁21のソレノイド29に操作電流3
0を出力するもので、一定の比率で漸次増加又は減少す
る設定信号を直接出力する機構と、この設定信号と回転
速度検出信号とを、又は一定値の設定信号とフィードバ
ック信号とを比較、調節及び増幅する機構からなってい
る。
力回転速度検出器25からの回転速度検出信号26、ク
ラッチ嵌指令信号27及びクラッチ脱指令信号28を入
力して、比例電磁弁21のソレノイド29に操作電流3
0を出力するもので、一定の比率で漸次増加又は減少す
る設定信号を直接出力する機構と、この設定信号と回転
速度検出信号とを、又は一定値の設定信号とフィードバ
ック信号とを比較、調節及び増幅する機構からなってい
る。
第3図において、まずクラッチ1を嵌合するときは、コ
ントローラ22のANDゲート31がクラッチ嵌指令信
号27を受けてUP/DOWNカウンタ32にup指令
信号33を出力し、これを受けたUP/DOWNカウン
タ32から一定の比率で漸次増加するディジタル信号3
4がD/A変換器35を経て、同様に一定の比率で漸次
増加するアナログ信号36として(第2図の0−3l
)、まだ出力軸5が回転していない状態の検出信号を受
けて、ディジタルスイッチ(以下スイッチと称する)3
7が開き、スイッチ38が閉じられたもとで、直接、増
幅器39を経てソレノイド29に一定の比率で漸次増加
する操作電流が出力される(第2図の0〜11)。
ントローラ22のANDゲート31がクラッチ嵌指令信
号27を受けてUP/DOWNカウンタ32にup指令
信号33を出力し、これを受けたUP/DOWNカウン
タ32から一定の比率で漸次増加するディジタル信号3
4がD/A変換器35を経て、同様に一定の比率で漸次
増加するアナログ信号36として(第2図の0−3l
)、まだ出力軸5が回転していない状態の検出信号を受
けて、ディジタルスイッチ(以下スイッチと称する)3
7が開き、スイッチ38が閉じられたもとで、直接、増
幅器39を経てソレノイド29に一定の比率で漸次増加
する操作電流が出力される(第2図の0〜11)。
これと同時に、上記の如く回転検出信号を受けてスイッ
チ40が閉じられることから、初期出力設定器41から
一定の低い初期出力設定信号42(キ、)が比較器43
に与えられ、スイッチ44が、同様にして、閉じられて
いることから、PID調節器45からの調節信号46が
比較器にフィードバックされるので、PID調節器から
の出力信号46は、初期出力設定信号と同じ値になり、
この信号46は閉じられたスイッチ47を経て、まだ開
かれている次段のスイッチ48まで出力した状態で維持
されている。
チ40が閉じられることから、初期出力設定器41から
一定の低い初期出力設定信号42(キ、)が比較器43
に与えられ、スイッチ44が、同様にして、閉じられて
いることから、PID調節器45からの調節信号46が
比較器にフィードバックされるので、PID調節器から
の出力信号46は、初期出力設定信号と同じ値になり、
この信号46は閉じられたスイッチ47を経て、まだ開
かれている次段のスイッチ48まで出力した状態で維持
されている。
上記した如く漸次増加する操作電流により、t o ”
”” j 、の間で0からp、まで増加するクラッチ作
動油圧を受けて、クラッチ1がt、でスリップ状態から
嵌合して出力軸5を回転しはじめようとすると、出力回
転速度検出器25からの回転検出信号26を受けて、ス
イッチ38が開かれ、スイッチ48が閉じられることか
ら、これまで出力されていた一定の比率で漸次増加する
信号36に切替わってこれまで出力体制にあった初期出
力設定信号49が増幅器39を経て一定の低い操作電流
(i’、)として出力される。その結果、クラッチ作動
油圧がp、からdlまですみやかに下降して、出力軸の
急激な回転の増加が防止される。
”” j 、の間で0からp、まで増加するクラッチ作
動油圧を受けて、クラッチ1がt、でスリップ状態から
嵌合して出力軸5を回転しはじめようとすると、出力回
転速度検出器25からの回転検出信号26を受けて、ス
イッチ38が開かれ、スイッチ48が閉じられることか
ら、これまで出力されていた一定の比率で漸次増加する
信号36に切替わってこれまで出力体制にあった初期出
力設定信号49が増幅器39を経て一定の低い操作電流
(i’、)として出力される。その結果、クラッチ作動
油圧がp、からdlまですみやかに下降して、出力軸の
急激な回転の増加が防止される。
この初期出力設定信号の出力と同時に、UP/DOWN
カウンタ32が出力回転検出信号によってリセットされ
、再び始めからUP信号33を受けて、UP/DOWN
カウンタ32からD/A変換器35を経て一定の比率で
漸次増加するアナログ信号36を、回転検出信号により
スイッチ38が開かれ、スイッチ37が閉じられ、更に
、スイッチ40が開かれることから、初期出力設定信号
42と切換わって、回転速度検出信号26がF/V変換
器50から閉じられたスイッチ51を経て与えられる電
圧信号に変換された回転速度検出信号52とともに入力
して比較され、その偏差信号53を調節器45に与える
。
カウンタ32が出力回転検出信号によってリセットされ
、再び始めからUP信号33を受けて、UP/DOWN
カウンタ32からD/A変換器35を経て一定の比率で
漸次増加するアナログ信号36を、回転検出信号により
スイッチ38が開かれ、スイッチ37が閉じられ、更に
、スイッチ40が開かれることから、初期出力設定信号
42と切換わって、回転速度検出信号26がF/V変換
器50から閉じられたスイッチ51を経て与えられる電
圧信号に変換された回転速度検出信号52とともに入力
して比較され、その偏差信号53を調節器45に与える
。
この信号53を受けたPID調節器45は、これまで出
力していた初期出力設定信号から、上記の偏差信号を調
節した操作信号に徐々に移行していく。
力していた初期出力設定信号から、上記の偏差信号を調
節した操作信号に徐々に移行していく。
タイマで決められた所定の時間をかけて一定の比率で漸
次増加する上記の設定信号36 (tt〜t3の間で0
〜S3まで増加する)により、操作電流30はt1〜t
2の間でi/、から12に上昇するとクラッチ作動油圧
もが、からp2に昇圧し、これにともなって出力回転速
度も1.から直線的に増加して0からr2となる。そし
て、t2でクラッチが嵌合すると、入出力回転速度が一
致して出力回転速度の増加が止まることから、操作信号
30が更に増加を続ける設定信号によりi2から最大出
力i、に急増し、これにつれてクラッチ作動油圧もp2
から最大圧力p3にすみやかに昇圧してクラッチの嵌合
を完全にする。クラッチの嵌合後、適当な時間を経過し
てからタイマからの設定時間にもとづいてUP/DOW
Nカウンタ32へのUP信号が停止して設定信号36は
一定のS、に維持される。
次増加する上記の設定信号36 (tt〜t3の間で0
〜S3まで増加する)により、操作電流30はt1〜t
2の間でi/、から12に上昇するとクラッチ作動油圧
もが、からp2に昇圧し、これにともなって出力回転速
度も1.から直線的に増加して0からr2となる。そし
て、t2でクラッチが嵌合すると、入出力回転速度が一
致して出力回転速度の増加が止まることから、操作信号
30が更に増加を続ける設定信号によりi2から最大出
力i、に急増し、これにつれてクラッチ作動油圧もp2
から最大圧力p3にすみやかに昇圧してクラッチの嵌合
を完全にする。クラッチの嵌合後、適当な時間を経過し
てからタイマからの設定時間にもとづいてUP/DOW
Nカウンタ32へのUP信号が停止して設定信号36は
一定のS、に維持される。
次いで、嵌合したクラッチ1を脱にするときは、クラッ
チ脱指令信号28をANDゲート31に入力することに
より、UP/DOWNカウンタ32にDOWN信号38
″が与えられ、D/A変換器35を経て、一定の比率で
漸次減少する信号36として、回転速度検出信号52と
ともに比較器43に与えられて比較され、その偏差信号
53を調整、増幅した減少する操作電流30を出力して
、作動油圧が下降してP2に達するとクラッチがスリッ
プしはじめ、出力回転速度が一定の比率で漸次減少し、
クラッチ作動油圧がd、以下になって完全に脱されると
UP/DOWNカウンタ32がリセットされてクラッチ
脱操作が終了する。
チ脱指令信号28をANDゲート31に入力することに
より、UP/DOWNカウンタ32にDOWN信号38
″が与えられ、D/A変換器35を経て、一定の比率で
漸次減少する信号36として、回転速度検出信号52と
ともに比較器43に与えられて比較され、その偏差信号
53を調整、増幅した減少する操作電流30を出力して
、作動油圧が下降してP2に達するとクラッチがスリッ
プしはじめ、出力回転速度が一定の比率で漸次減少し、
クラッチ作動油圧がd、以下になって完全に脱されると
UP/DOWNカウンタ32がリセットされてクラッチ
脱操作が終了する。
これまでは、起動時の負荷の変動については考慮しない
で述べてきたが、スクリューコンプレッサーの吸込側と
吐出側の流体圧力差が大きくなるなどしてスクリューコ
ンプレッサーに過負荷が生ずるようなときは、その抵抗
により回転速度の増加かにぶり、検出される回転速度と
、一定の比率で漸次増加する操作信号が与えるべき回転
速度との差が大きくなり、その結果、作動油圧の立上り
が急になり、クラッチの出力トルクが急増して、内燃機
関などの原動機側に過負荷が加わり、同時に駆動してい
る発電機などに回転変動を与えることになる。
で述べてきたが、スクリューコンプレッサーの吸込側と
吐出側の流体圧力差が大きくなるなどしてスクリューコ
ンプレッサーに過負荷が生ずるようなときは、その抵抗
により回転速度の増加かにぶり、検出される回転速度と
、一定の比率で漸次増加する操作信号が与えるべき回転
速度との差が大きくなり、その結果、作動油圧の立上り
が急になり、クラッチの出力トルクが急増して、内燃機
関などの原動機側に過負荷が加わり、同時に駆動してい
る発電機などに回転変動を与えることになる。
このような過負荷の発生を防止するために、第4図に示
す如く、検出された出力回転速度に対応する最大許容操
作信号を設定し、調節器からの操作信号を、同じ出力回
転速度のもとで与えられる上記の最大許容操作信号と比
較して、それを越えるとき最大許容操作信号に切換わっ
て出力するように制御する。
す如く、検出された出力回転速度に対応する最大許容操
作信号を設定し、調節器からの操作信号を、同じ出力回
転速度のもとで与えられる上記の最大許容操作信号と比
較して、それを越えるとき最大許容操作信号に切換わっ
て出力するように制御する。
このような過負荷防止制御を実施する制御装置の一例を
第3図について説明する。即ちクラッチ1が嵌指令を受
けて、作動油圧が漸次増加して出力軸5が回転しはじめ
ると、その検出信号によりスイッチ47が開かれ、スイ
ッチ54が閉じられて、PID調節器45からの信号4
6は最小値選択器55に、出力回転速度検出信号52が
、最大許容出力設定器56を経て当られる最大許容出力
信号57とともに入力されて、比較され、どちらか最小
値が操作信号58として増幅器39を経て操作信号30
としてソレノイド29に供給されるように制御する。
第3図について説明する。即ちクラッチ1が嵌指令を受
けて、作動油圧が漸次増加して出力軸5が回転しはじめ
ると、その検出信号によりスイッチ47が開かれ、スイ
ッチ54が閉じられて、PID調節器45からの信号4
6は最小値選択器55に、出力回転速度検出信号52が
、最大許容出力設定器56を経て当られる最大許容出力
信号57とともに入力されて、比較され、どちらか最小
値が操作信号58として増幅器39を経て操作信号30
としてソレノイド29に供給されるように制御する。
このように制御を継続して、最大許容操作信号が、クラ
ッチが嵌合後に達する最大操作電流に近似するか、又は
達するまでに上昇したならば、仮にクラッチ1が嵌合し
ていなくても、上記の制御を解除してもクラッチ1はな
めらかに嵌合するから、このような解除条件を、クラッ
チが嵌合する出力回転速度N1以下の任意の出力回転速
度に対して与えることができ、出力回転速度検出信号が
、上記の如くに与えた出力回転速度の設定信号に達した
ならば、スイッチ48を閉じて、スイッチ54を開くよ
うに作動して上記のような制御を解除する。
ッチが嵌合後に達する最大操作電流に近似するか、又は
達するまでに上昇したならば、仮にクラッチ1が嵌合し
ていなくても、上記の制御を解除してもクラッチ1はな
めらかに嵌合するから、このような解除条件を、クラッ
チが嵌合する出力回転速度N1以下の任意の出力回転速
度に対して与えることができ、出力回転速度検出信号が
、上記の如くに与えた出力回転速度の設定信号に達した
ならば、スイッチ48を閉じて、スイッチ54を開くよ
うに作動して上記のような制御を解除する。
第4図は、上記の制御について、クラッチ出力回転速度
に対する操作電流の変化を図示したものである。
に対する操作電流の変化を図示したものである。
まず、線分Aは正規の負荷に対する操作電流の変化を示
すもので、操作電流は、回転が始めると瞬時にi、から
i/、に急減し、それ以後、出力回転速度に比例してほ
ぼ直線的に増加し、クラッチが嵌合する回転速度N1で
12となり、このN。
すもので、操作電流は、回転が始めると瞬時にi、から
i/、に急減し、それ以後、出力回転速度に比例してほ
ぼ直線的に増加し、クラッチが嵌合する回転速度N1で
12となり、このN。
の出力回転速度のもとて最高操作電流i、まですみやか
に上昇する。
に上昇する。
次に、線分Bは最大許容負荷に対する操作電流の変化を
示すもので、最大許容操作電流の大きさは、出力回転速
度がOのとき、i′7以上のi。に、制御を解除するN
、より小さい適当な出力回転速度N。を決め、このN。
示すもので、最大許容操作電流の大きさは、出力回転速
度がOのとき、i′7以上のi。に、制御を解除するN
、より小さい適当な出力回転速度N。を決め、このN。
で、操作電流が最大値のi、になるか、又は、i、に近
似するようにして決定した2点を結ぶ直線として与えら
れる。第4図では、出力回転速度N。で最大操作電流i
3になる例で示されている。モしてN。以後はi3のも
とてクラッチはスリップしなからN1に至り完全に嵌合
することになる。
似するようにして決定した2点を結ぶ直線として与えら
れる。第4図では、出力回転速度N。で最大操作電流i
3になる例で示されている。モしてN。以後はi3のも
とてクラッチはスリップしなからN1に至り完全に嵌合
することになる。
更に、線分Cは過負荷に対する操作電流の変化を示すも
ので、出力回転速度の増加に対する操作電流の増加が急
激で、出力回転速度がHlに達すると、クラッチが嵌合
するのに程遠いにもかかわらず、操作電流は最大値のi
、になる。このように線分Bを越える過負荷がかかると
、先に記載したように制御して、最大許容負荷を示す線
分Bに切換わって、解除点N。まで制御される。
ので、出力回転速度の増加に対する操作電流の増加が急
激で、出力回転速度がHlに達すると、クラッチが嵌合
するのに程遠いにもかかわらず、操作電流は最大値のi
、になる。このように線分Bを越える過負荷がかかると
、先に記載したように制御して、最大許容負荷を示す線
分Bに切換わって、解除点N。まで制御される。
スクリューコンプレッサー7を駆動するクラッチ1を起
動又は停止するときの、クラッチ出力軸5の出力回転速
度を一定の比率で漸次増加又は減少する制御方法と過負
荷のときの起動制御方法について述べたが、起動後のス
クリューコンプレッサーが増速されたもとでの変速制御
は、1例として、第1図に示す如く、クラッチlの出力
軸5に接続した遊星歯車装置9からなる無段変速機6に
よってなされる。
動又は停止するときの、クラッチ出力軸5の出力回転速
度を一定の比率で漸次増加又は減少する制御方法と過負
荷のときの起動制御方法について述べたが、起動後のス
クリューコンプレッサーが増速されたもとでの変速制御
は、1例として、第1図に示す如く、クラッチlの出力
軸5に接続した遊星歯車装置9からなる無段変速機6に
よってなされる。
この遊星歯車装置9のリングギア59を入力軸60と、
サンギア61を出力軸62とそれぞれ一体に設け、遊星
ギア63が差動ギアとして作用する構成になっている。
サンギア61を出力軸62とそれぞれ一体に設け、遊星
ギア63が差動ギアとして作用する構成になっている。
従って、遊星ギア63の公転を固定するときは、リング
ギア59とサンギア61のギア比に相当する増速比が得
られる。
ギア59とサンギア61のギア比に相当する増速比が得
られる。
この遊星ギア63のキャリア64と一体のギア65とか
み合うギア66の回転軸67と、入力軸60と一体のギ
ア68とかみ合うギア69の回転軸70とに、それぞれ
固定容量油圧ポンプ・モータ71および可変容量油圧ポ
ンプ・モータ72の軸を接続し、油圧ポンプ・モータ7
1及び72の吐出口及び吸込口を油路管73及び74で
相互に接続し、キャリア64の回転速度及び回転方向の
制御を、可変容量油圧ポンプ・モータ72に設けた傾斜
板の角度を変えることによってなされる。
み合うギア66の回転軸67と、入力軸60と一体のギ
ア68とかみ合うギア69の回転軸70とに、それぞれ
固定容量油圧ポンプ・モータ71および可変容量油圧ポ
ンプ・モータ72の軸を接続し、油圧ポンプ・モータ7
1及び72の吐出口及び吸込口を油路管73及び74で
相互に接続し、キャリア64の回転速度及び回転方向の
制御を、可変容量油圧ポンプ・モータ72に設けた傾斜
板の角度を変えることによってなされる。
即ち、出力軸の回転速度は、傾斜板の角度を0にしてキ
ャリア64の回転を固定するときは、リングギア59と
サンギア61のギア比で与えられ、この傾斜板の角度を
Oから一方に傾けてキャリア64の回転方向を入力軸6
0に対して逆にすると、出力軸62の回転速度が増加し
はじめ、又、0から他方に傾けていくと、上記の回転方
向が同じになって回転速度が減少しはじめる。このよう
に制御することによって、スクリューコンプレッサーは
、通常、4.000〜6.000rpmの間で可変速駆
動される。
ャリア64の回転を固定するときは、リングギア59と
サンギア61のギア比で与えられ、この傾斜板の角度を
Oから一方に傾けてキャリア64の回転方向を入力軸6
0に対して逆にすると、出力軸62の回転速度が増加し
はじめ、又、0から他方に傾けていくと、上記の回転方
向が同じになって回転速度が減少しはじめる。このよう
に制御することによって、スクリューコンプレッサーは
、通常、4.000〜6.000rpmの間で可変速駆
動される。
(発明の効果)
スクリューコンプレッサーのように慣性質量が小さいに
もかかわらず大きな起動トルクを必要とし、且つ回転し
始めると急激に負荷トルクが減少し、その後漸次増加す
るような起動負荷特性をもつ被動機を、発電機などを定
速駆動している内燃機関のような原動機で湿式摩擦クラ
ッチを介して接続し、スクリューコンプレッサーの起動
及び停止に応じて湿式摩擦クラッチを嵌脱するときのク
ラッチ作動油圧を起動に際しては、クラッチの嵌指令に
ともない、作動油圧を制御する比例電磁弁への操作電流
を、まず一定の比率で漸次増加することによって、作動
圧油がクラッチのピストン室に充満後、漸次昇圧してい
き、クラッチが嵌合して出力軸が回転しはじめるやいな
や、操作電流をすみやかに減少し、作動油圧を下げてク
ラッチにスリップを与え、次いで出力回転速度と、一定
の比率で漸次増加する設定信号とを比較、調節した操作
電流を与えてクラッチの出力回転速度を一定の比率で上
昇する本発明の制御方式により、スクリューコンプレッ
サーの起動がなめらかになり、スクリューコンプレッサ
ーにより移送される流体の流量変化がゆるやかになり、
システムの起動、停止時におけるパルプ開閉操作が容易
になるとともに、内燃機関に過負荷がかからないので回
転が一定し、同時に駆動している発電機に回転変動を与
えないという効果がある。
もかかわらず大きな起動トルクを必要とし、且つ回転し
始めると急激に負荷トルクが減少し、その後漸次増加す
るような起動負荷特性をもつ被動機を、発電機などを定
速駆動している内燃機関のような原動機で湿式摩擦クラ
ッチを介して接続し、スクリューコンプレッサーの起動
及び停止に応じて湿式摩擦クラッチを嵌脱するときのク
ラッチ作動油圧を起動に際しては、クラッチの嵌指令に
ともない、作動油圧を制御する比例電磁弁への操作電流
を、まず一定の比率で漸次増加することによって、作動
圧油がクラッチのピストン室に充満後、漸次昇圧してい
き、クラッチが嵌合して出力軸が回転しはじめるやいな
や、操作電流をすみやかに減少し、作動油圧を下げてク
ラッチにスリップを与え、次いで出力回転速度と、一定
の比率で漸次増加する設定信号とを比較、調節した操作
電流を与えてクラッチの出力回転速度を一定の比率で上
昇する本発明の制御方式により、スクリューコンプレッ
サーの起動がなめらかになり、スクリューコンプレッサ
ーにより移送される流体の流量変化がゆるやかになり、
システムの起動、停止時におけるパルプ開閉操作が容易
になるとともに、内燃機関に過負荷がかからないので回
転が一定し、同時に駆動している発電機に回転変動を与
えないという効果がある。
又、クラッチの出力軸が回転しはじめた後の操作電流に
ついて、出力回転速度に対応させて最大許容操作電流を
設定し、上記の操作電流が、この最大許容操作電流を越
えるときは、操作電流を最大許容操作電流に切換えて出
力する本発明の制御方式により、スクリューコンプレッ
サーから内燃機関への過負荷がなくなり、過負荷にとも
なう回転変動が防止されるという効果がある。
ついて、出力回転速度に対応させて最大許容操作電流を
設定し、上記の操作電流が、この最大許容操作電流を越
えるときは、操作電流を最大許容操作電流に切換えて出
力する本発明の制御方式により、スクリューコンプレッ
サーから内燃機関への過負荷がなくなり、過負荷にとも
なう回転変動が防止されるという効果がある。
第1図は本発明の制御方法が適用される湿式摩擦クラッ
チを有するスクリューコンプレッサー駆動系の簡単な構
成を、第2図は経過時間に対する設定信号ヂ、操作電流
mA、作動油圧kg/al及び出力回転速度rpmの関
係を、第3図は本発明の制御を実施するための電子回路
を、そして、第4図は出力回転速度と操作電流の関係を
図示したものである。
チを有するスクリューコンプレッサー駆動系の簡単な構
成を、第2図は経過時間に対する設定信号ヂ、操作電流
mA、作動油圧kg/al及び出力回転速度rpmの関
係を、第3図は本発明の制御を実施するための電子回路
を、そして、第4図は出力回転速度と操作電流の関係を
図示したものである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、起動負荷トルクが大きくしかも慣性質量の小さい被
動機を、一定の出力回転速度で運転している原動機に、
湿式摩擦クラッチを介して接続し、被動機を駆動するた
めに湿式摩擦クラッチを嵌合するに際して、まず湿式摩
擦クラッチのクラッチ作動油圧を調整する比例電磁弁の
操作電流を一定の比率で漸次増加するように制御し、ク
ラッチ板が嵌合してクラッチ出力軸が回転を始めるや否
や、急激に低下する負荷トルクに見合ったクラッチ出力
トルクとなる様、クラッチ作動油圧を与える操作電流を
瞬時に下げて、被動機の急激な回転上昇を防ぎ、次いで
、クラッチ出力回転速度がクラッチ板を直結した最高出
力回転速度を得るまで、一定の比率で漸次増加するよう
に操作電流を制御することを特徴とする湿式摩擦クラッ
チの起動制御方法。 2、請求項1記載の湿式摩擦クラッチの起動制御方法に
おいて、クラッチ出力回転速度を一定の比率で漸次増加
するように制御される操作電流に関して、クラッチ出力
回転速度に対応させた最大許容操作電流を設定して、被
動機の負荷が増加して操作電流が、検出された出力回転
速度に対する最大許容操作電流を越えて増加しようとす
るときは、操作電流を、この最大許容操作電流におさえ
て比例電磁弁に出力することを特徴とする湿式摩擦クラ
ッチの起動制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1317310A JP2622761B2 (ja) | 1989-12-06 | 1989-12-06 | 湿式摩擦クラッチの起動制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1317310A JP2622761B2 (ja) | 1989-12-06 | 1989-12-06 | 湿式摩擦クラッチの起動制御方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03177624A true JPH03177624A (ja) | 1991-08-01 |
JP2622761B2 JP2622761B2 (ja) | 1997-06-18 |
Family
ID=18086786
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1317310A Expired - Lifetime JP2622761B2 (ja) | 1989-12-06 | 1989-12-06 | 湿式摩擦クラッチの起動制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2622761B2 (ja) |
-
1989
- 1989-12-06 JP JP1317310A patent/JP2622761B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2622761B2 (ja) | 1997-06-18 |
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