JP3535701B2 - 油圧モータの制御装置 - Google Patents

油圧モータの制御装置

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    • E02F9/2278Hydraulic circuits
    • E02F9/2296Systems with a variable displacement pump

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は油圧ショベルや油圧
クレーン等の油圧作業機械における旋回モータ、走行モ
ータ等の油圧モータを制御する油圧モータの制御装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8は油圧モータの制御装置が搭載され
ている油圧ショベルの一般的な旋回制御回路の例を示し
たものである。同図において、1は旋回モータ、2は同
旋回モータ1の油圧源としての油圧ポンプ、3は同ポン
プ2を駆動する原動機、4は旋回モータ1の作動を制御
する油圧パイロット切換式のコントロールバルブ、5,
6は操作レバーによって動作するリモコン弁であり、こ
のリモコン弁5,6のレバー操作量に応じたパイロット
圧がコントロールバルブ4のパイロットポートに供給さ
れて同バルブ4が制御される。
【0003】コントロールバルブ4は、公知のようにメ
ータイン、メータアウト、ブリードオフの各通路を有
し、スプールストロークに応じてこれら各通路の開口面
積が変化してメータイン、メータアウト、ブリードオフ
各流量が変化し、旋回モータ1の加減速力(旋回トル
ク)が変化する。なお、7はリリーフ弁、8はリモコン
弁5,6それぞれに一次圧を供給するための補助油圧ポ
ンプ、9はアンロード弁である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した油圧ショベル
のように、フロントアタッチメント(ブーム、アーム、
バケット等)の姿勢や負荷によって慣性モーメントが大
きく変動するような作業機械では、旋回トルクを確保す
べく大慣性モーメントを基準にしてコントロールバルブ
4の設定を行うと、小慣性モーメント時に旋回トルクが
過大となって急加速動作が行われてしまうという欠点が
ある。また、急加速が行われると、旋回体のキャビン内
で操作中のオペレータにも急加速力が働いてレバー操作
性が損なわれ、振動的なレバー操作が原因でハンチング
現象が発生する恐れもある。
【0005】一方、小慣性モーメントを基準にしてバル
ブ特性を小旋回トルクに設定すると、上記の問題は解消
できる反面、掘削作業や旋回力による押し付け、床均し
等の作業においてトルク不足が生じるという支障を来す
ことになる。
【0006】なお、ハンチング現象を回避すべく、例え
ばフロントアタッチメントの姿勢を姿勢センサで検知
し、検知された姿勢に応じて圧力可変リリーフ弁で圧力
を調整することも考えられている。この場合、旋回モー
タの入力トルクの制限をその圧力可変リリーフ弁で行う
ため、直接的に加減速度を制御することができるが、多
数の姿勢センサを備えるとともに、圧力可変リリーフ弁
を備える必要があり、さらに、制御回路が複雑になると
いう問題がある。
【0007】本発明は上記した従来の旋回モータの制御
を考慮してなされたものであり、簡単な回路構成であり
ながら上記問題を解消することのできる油圧モータの制
御装置を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、油圧モータ
と、原動機によって駆動し、油圧モータに対して圧油を
供給する油圧ポンプと、油圧モータの作動を制御するコ
ントロールバルブと、該コントロールバルブに対する作
動指令を出力する操作手段と、油圧モータに向かう流量
の一部をタンクにバイパスする管路に設けられ、コント
ロールバルブの作動とは独立して作動する流量制御弁
と、操作手段の操作量を検出して流量制御弁の作動を制
御するバルブ制御手段とを有し、該バルブ制御手段は、
加速側に操作される操作手段の操作量が所定値よりも小
さい場合にはコントロールバルブの動きに対し流量制御
弁を遅れ無しに閉じ側に作動させ、所定値よりも大きい
場合にはコントロールバルブの動きに対して遅れを持っ
閉じ側に作動させるとともに操作量が最大のときに閉
じるように構成されている油圧モータの制御装置であ
る。
【0009】本発明において、遅れを持って作動させる
手段は、ディジタルフィルタ、リミッタ回路等の遅延回
路によって構成することができる。本発明のバルブ制御
手段は、原動機の回転数に応じて遅れの度合いを可変と
するように構成することが好ましい。
【0010】また、流量制御弁の開口面積特性におい
て、コントロールバルブの動きに対し一対一に作動する
遅れ無し領域とコントロールバルブの動きに対し遅れを
持って作動する遅れ領域とを所定値を境として設定し、
原動機の回転数に応じてバルブ制御手段がその所定値を
変えれば、遅れ領域の範囲を調整することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態に係る
油圧モータの制御装置を図1〜図7を参照しながら説明
する。図1において、11は油圧モータとしての旋回モ
ータ、12は油圧ポンプ、13は同ポンプ12を駆動す
る原動機としてのエンジン、14は旋回モータ11の作
動を制御する油圧パイロット切換式のコントロールバル
ブ、15,16は操作手段としての操作レバーによって
作動するパイロット弁、17はリリーフ弁、18はリモ
コン弁15,16に対する一次圧供給源としての補助油
圧ポンプである。
【0012】図2は上記コントロールバルブ14のレバ
ー位置/開口面積特性を示したものであり、中立位置で
はメータイン、メータアウト両開口面積が最小となり、
操作レバーの操作量が増加するに連れてメータイン、メ
ータアウト両開口面積が増加するように設定されてい
る。
【0013】油圧ポンプ12から旋回モータ11に向か
う流量の一部を油タンクにバイパスする管路19には、
電磁比例弁からなる流量制御弁としてのアンロード弁2
0が設けられており、このアンロード弁20の作動は、
バルブ制御手段としてのコントローラ21によって制御
されるようになっている。
【0014】このコントローラ21にはパイロット圧P
iとエンジン回転数Nが信号として入力されている。パ
イロット圧Piは、パイロット弁15,16の操作量に
応じて吐出される油の圧力を検出している圧力センサ2
2から出力され、また、エンジン回転数Nは、エンジン
回転数センサ13aから出力される。なお、図中符号2
3はブレーキ回路である。
【0015】この回路構成によれば、パイロット弁16
から出力されるパイロット圧がコントロールバルブ14
の右側パイロットポート14aに作用すると、コントロ
ールバルブ14が中立位置から加速方向に操作されて、
旋回モータ11が右回転する。このときのパイロット圧
Piは、圧力センサ22によって検出されてコントロー
ラ21に与えられ、コントローラ21は、そのパイロッ
ト圧Piに応じてアンロード弁20の開口面積を制御す
る。なお、旋回モータ11を左回転させるべくパイロッ
ト弁15が操作され、パイロット圧Piが出力された場
合においても同様に、パイロット圧Piに応じてアンロ
ード弁20の開口面積が制御される。
【0016】図3は上記コントローラ21によって制御
されるアンロード弁20の開口面積特性をグラフに示し
たものである。アンロード弁20は、静的な入力に応じ
て良好なメータリング特性を持つように設定されてお
り、アンロード弁20に対する指令においては遅れ無し
の領域D1 と、遅れ領域D2 が設定されている。なお、
ここで言う遅れとは一次遅れを意味している。このアン
ロード弁20は、絞り位置イと全閉位置ロとを有し、コ
ントローラ21から与えられる指令を受けて各位置イ,
ロ間で切り換わるようになっている。またThは所定値
としてのしきい値である。
【0017】従来の油圧ショベルの旋回動作において一
気にフルレバー操作した場合にはブリードオフラインが
閉じられるため、ポンプ及びメータイン圧力はオーバー
ロードリリーフ圧まで上昇し、この圧力が過大な加速度
を発生することになる。
【0018】この過大な加速度を低減するため、例え
ば、操作レバーの操作量が最大であるときにブリードオ
フ、すなわち、アンロード弁開口を開け放しにすると、
今度は ポンプ流量がそのアンロード弁開口を抜けて排
出されてしまい、油圧モータの最大速度が達成できなく
なる。また、アンロード弁の動作を全領域で遅らせた場
合には、コントロールバルブの動作に対してアンロード
弁の動作が初めから遅れることになる。そうすると、動
き出しに必要なポンプ圧を立てるだけの開口面積が得ら
れるまでに遅れが生じ、アクチュエータの動作そのもの
にタイムラグが発生するため、操作レバーの操作に呼応
した動きが得られなくなる。
【0019】このような問題を解消した本発明では、図
3で示したように、アンロード弁20の開口面積特性S
1 において、コントロールバルブ14のスプールの動き
に対して一対一に作動する遅れ無し領域D1と、遅れを
持って作動する遅れ領域D2 とが設定されている。
【0020】このような開口面積特性において、操作レ
バーの操作量が少ないとき(アクチュエータ動き出し位
置)には遅れ無し領域D1 が選択されることにより、操
作レバーの操作に対してタイムラグ無しにアクチュエー
タが動作する。従って、操作レバーを微操作した場合に
おいても高応答性でアクチュエータを作動させることが
できる。
【0021】これに対して操作レバーが急操作されたと
きには遅れ領域D2 が選択されることにより、アンロー
ド弁20(ブリードオフ開口)が急激に閉じられること
がなく、過大なトルクが発生しないため、滑らかな加速
が得られる。そして、その後、アクチュエータを加速し
ながら、アンロード弁20が徐々に閉じられる。アンロ
ード弁20が閉じられると、ポンプ吐出流量の全量をア
クチュエータに導入することができるため、最大速度に
到達することができる。
【0022】なお、操作レバーが戻された場合には遅れ
が解除されるように設定しているため、メータインが閉
じた状態でアンロード弁20が閉じられ、ポンプ圧力が
異常に上昇することがないようになっている。
【0023】次に、図4を参照しながらハンチング現象
の防止方法について説明する。いま、フロントアタッチ
メントの姿勢が慣性モーメント小である状況にあり、オ
ペレータが過大な加減速度を受けた場合を想定する。す
なわち、ハンチング現象を引き起こしやすい操作レバー
の操作量、具体的には遅れ領域D2 内で正弦波状の入力
操作(入力指令信号S2 )がなされた場合を想定する。
【0024】遅れ領域D2 では同図に示すように、ブリ
ードオフ開口面積が小さく、ポンプ圧力(モータメータ
イン圧力)は開口面積変化の2乗に逆比例するため、圧
力変動幅が大きくなる。従って、遅れ領域D2で急激な
開口面積変化があると、急加速の原因となり、ハンチン
グ現象が減衰することなく継続される傾向がある。しか
しながら本発明では、遅れ領域D2については、アンロ
ード弁20開口が入力指令に対して遅れを持ち、しかも
閉方向のみに働くように構成されているため、開き勝手
にしかも開口面積変化も小さくなり、遅れが無い場合の
応答S3(図中破線で示す)に比べて極めて振幅が小さ
い応答S4 が得られる。このため、アンロード弁20開
口面積が小さく、ポンプ圧を立てやすい領域では、過大
な加速度が発生しなくなり、ハンチング現象が抑制され
る。
【0025】さらに、本発明では回転数センサ13aに
よってエンジン13の回転数を検出できるように構成し
ており、エンジン回転数Nに応じてアンロード弁20の
遅れ要素である一次遅れ時定数を変更するようになって
いる。次に、上記遅れ要素を、さらにエンジン回転数に
応じて変更する構成について説明する。
【0026】ポンプ最大流量がエンジン回転数に比例す
る場合、すなわち、エンジン出力軸にポンプ入力が接続
されている構成では、エンジン回転数に基づいてポンプ
吐出流量を把握することができ、オペレータは必要に応
じてエンジン回転数Nをローアイドルとハイアイドルと
に調整することがある。
【0027】オペレータがエンジン回転数Nをローアイ
ドルに調整することによってポンプ 流量が低くなった
場合、ポンプ圧力のブリードオフ開口変化による応答感
度が低くなり、旋回加速度が低下するとともに旋回圧力
がリリーフ圧に達することも少なくなる。一方、オペレ
ータがエンジン回転数Nをハイアイドルに調整している
場合、そのハイアイドルでマッチングされているアンロ
ード弁20における開口面積設定では、操作レバーを深
く操作しないと旋回起動に達することができず、アンロ
ード弁の遅れ領域D2 でブリードオフが働く場合にはタ
イムラグを持って加速するようになるため、好ましい状
態とは言えない。
【0028】このような問題を避けるため、本発明のコ
ントローラ21は、アンロード弁20制御に用いている
「一次遅れ時定数」を小さくするか、または時定数を
「0」にすることができるように構成されている。それ
により、コントロールバルブ14のスプールとアンロー
ド弁20のスプールとがほぼ同じ速度で移動できること
を可能にしており、図3に示した開口面積特性において
実質的に遅れ領域D2 を排除することができる。従っ
て、動き出した操作レバー位置が多少深くなる場合があ
るものの、動作上のタイムラグはなくなる。
【0029】なお、一次遅れ時定数を用いた制御に限ら
ず、コントローラ21の遅れ要素としてレートリミッタ
を用い、エンジン回転数Nに応じてこのレートリミッタ
の制限レートを変化させるようにしてもよい。一次遅れ
時定数を小さくすることは、上記レートリミッタで構成
した場合においては変化速度制限値を大きくとること、
或いは制限無し(無限大)に相当する。図5のフローチ
ャートは、上記一次遅れ時定数を変更する場合の制御を
示したものである。
【0030】まず、エンジン回転数N及び操作レバーの
パイロット圧Piが圧力センサ22によって検出される
と、検出結果はコントローラ21に与えられ、コントロ
ーラ21はパイロット圧Piに基づいてコントロールバ
ルブ14の指令値Cvを出力する(ステップS1)。
【0031】次いで指令値Cvがしきい値Th(図3参
照)以上であるかどうかを判断し(ステップS2)、y
esであれば指令値Cvはプラス方向、すなわち、アン
ロード弁20入力信号が大きくなる方向に向かっている
かどうかを判断し(ステップS3)、yesであればエ
ンジン回転数Nに応じた一次遅れ時定数を演算し(ステ
ップS4)、得られた結果をアンロード弁指令値Cv´
として設定し(ステップS5)、Cv´に基づいてアン
ロード弁20を制御する。なお、ステップS2において
noであれば、遅れなしの応答に設定する(ステップS
7)。
【0032】また、遅れ領域D2 の範囲をエンジンアイ
ドルに応じて変更することによっても一次遅れ時定数を
変更するのと同様の効果が得られる。すなわち、エンジ
ン回転数Nが低下している場合には、過大な加速度が生
じる恐れがないため、遅れ領域D2は小さい範囲で足り
る。従って、エンジン回転数Nが低い場合には、しきい
値Thを大きく取ることができる。換言すれば、遅れ領
域D2 を狭くするか、または排除することができる。
【0033】この場合、図5に示したステップS1とS
2との間に、図6に示すしきい値特性の処理を付加すれ
ばよい。すなわち、線S5 のように低下するようなしき
い値Th特性に基づいてエンジン回転数Nに対応するし
きい値Thを求め、求められたしきい値Thをステップ
S2におけるしきい値Thに設定すればよい。
【0034】なお、ポンプ吐出容量制御が可能な場合に
は、エンジン回転数低下分に対してポンプ吐出流量に補
正をかけることができるため、上述した時定数の補正の
みでもかなりの流量制御を行うことができる。ところ
が、ポンプにそのような補正手段が備えられていない場
合には、エンジン回転数Nに基づいてアンロード弁20
の開口面積特性を調整し、ポンプ流量の低下分を補正す
ればよい。すなわち、アンロード弁(ブリードオフ)2
0の開口面積が最適となるように標準の開口面積特性よ
りも小開口となるように調整することにより、旋回動き
出しの操作レバー位置を補正することによって、ローア
イドルにおいてもさらに良好な流量制御を達成すること
ができる。
【0035】具体的には、コントロールバルブ14のブ
リードオフ開口が、ハイアイドルでマッチングされるよ
うに設定されているものとすると、動き出しの位置をロ
ーアイドルにおいて比較的浅い操作レバー位置となるよ
うにするため、アンロード弁への指令に補正を加える。
【0036】この補正の状態を図7に示す。図7(a)
中、線S6 はローアイドル時に指令されるアンロード弁
開口特性を示し、線S7はハイアイドル時に指令される
アンロード弁開口特性を示している。コントローラ21
内部のROMには、ハイアイドル時における標準状態起
動ポイントAでの開口面積AHiから、最も低いエンジン
回転数においても起動圧力を発生することができる開口
面積ALoまでについて、各目標エンジン回転数Nに応じ
た最適開口面積AN が連続的に格納されている。
【0037】詳しくは、操作レバーの位置及びエンジン
回転数N(アクセルレバー位置に対応する)が検出され
ると、コントローラ21は、まず、図7(b)に示すエン
ジン回転数/ポイントA開口面積特性図からエンジン回
転数Nに対応する開口面積AN を読み出し、図7(a)に
おいて、その読み出した開口面積AN に相当するコント
ロールバルブ指令マップを引き直し、さらにレバー操作
位置に応じたアンロード弁指令値Cvを求め、その結果
をアンドロード弁20に出力する。それにより、エンジ
ン回転数Nの低下に伴い、操作レバー位置に対応して開
口面積を小さくするように補正することができる。
【0038】
【発明の効果】上記説明から明らかなように本発明によ
れば、簡単な回路構成で小慣性モーメント時の急加速動
作を防止することができるとともに、ハンチングを抑制
することができる。また、必要なトルクを維持すること
ができるように構成されているため、掘削作業や旋回力
による押し付け、床均し等の作業を支障なく行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る油圧モータの制御装置
の回路構成図である。
【図2】本発明に係る操作レバー位置とコントロールバ
ルブの開口面積の関係を示すグラフである。
【図3】本発明に係るアンロード弁の入力信号と開口面
積の関係を示すグラフである。
【図4】本発明に係るハンチング抑制効果を説明するグ
ラフである。
【図5】本発明の制御装置の動作を説明するフローチャ
ートである。
【図6】本発明の制御装置の動作を説明するフローチャ
ートである。
【図7】本発明のエンジン回転数の変化に応じたアンロ
ード弁の補正を説明するグラフである。
【図8】従来の油圧モータの制御装置の回路構成図であ
る。
【符号の説明】
11 旋回モータ 12 油圧ポンプ 13 エンジン 14 コントロールバルブ 15,16 パイロット弁 17 リリーフ弁 18 補助油圧ポンプ 20 アンロード弁 21 コントローラ 22 圧力センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−163202(JP,A) 特開 平7−127607(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F15B 11/04 F03C 1/00 F15B 11/02

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油圧モータと、 原動機によって駆動し、前記油圧モータに対して圧油を
    供給する油圧ポンプと、 前記油圧モータの作動を制御するコントロールバルブ
    と、 該コントロールバルブに対する作動指令を出力する操作
    手段と、 前記油圧モータに向かう流量の一部をタンクにバイパス
    する管路に設けられ、前記コントロールバルブの作動と
    は独立して作動する流量制御弁と、 前記操作手段の操作量を検出して前記流量制御弁の作動
    を制御するバルブ制御手段とを有し、 該バルブ制御手段は、加速側に操作される前記操作手段
    の操作量が所定値よりも小さい場合には前記コントロー
    ルバルブの動きに対し前記流量制御弁を遅れ無しに閉じ
    側に作動させ、前記所定値よりも大きい場合には前記コ
    ントロールバルブの動きに対して遅れを持って閉じ側に
    作動させるとともに操作量が最大のときに閉じるように
    構成されていることを特徴とする油圧モータの制御装
    置。
  2. 【請求項2】 前記遅れを持って作動させる手段を、デ
    ィジタルフィルタ、リミッタ回路等の遅延回路によって
    構成した請求項1記載の油圧モータの制御装置。
  3. 【請求項3】 前記バルブ制御手段は、前記原動機の回
    転数に応じて前記遅れの度合いを可変とするように構成
    されている請求項1または2に記載の油圧モータの制御
    装置。
  4. 【請求項4】 前記流量制御弁の開口面積特性におい
    て、前記コントロールバルブの動きに対し一対一に作動
    する遅れ無し領域と前記コントロールバルブの動きに対
    し遅れを持って作動する遅れ領域とが前記所定値を境と
    して設定されており、前記バルブ制御手段は、前記原動
    機の回転数に応じてその所定値を変えることにより前記
    遅れ領域の範囲を調整することができるように構成され
    ている請求項1〜3のいずれかに記載の油圧モータの制
    御装置。
JP18857697A 1996-11-20 1997-07-14 油圧モータの制御装置 Expired - Fee Related JP3535701B2 (ja)

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