JPH03177410A - 高分子固体電解質 - Google Patents

高分子固体電解質

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JPH03177410A
JPH03177410A JP1316116A JP31611689A JPH03177410A JP H03177410 A JPH03177410 A JP H03177410A JP 1316116 A JP1316116 A JP 1316116A JP 31611689 A JP31611689 A JP 31611689A JP H03177410 A JPH03177410 A JP H03177410A
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昭一郎 安波
Tadahiko Kubota
忠彦 窪田
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前川 幸雄
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  • Secondary Cells (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は高分子固体電解質の製造方法に係わり、特に帯
電防止材料や電池及び他の電気化学デバイス用材料とし
て好適な高分子固体電解質の製造方法に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
固体電解質を帯電防止用材料や電池をはじめとする電気
化学的デバイスに応用していくためには良好なイオン伝
導性を持つのみならず、製膜性に優れていること、保存
安定性が良好であること、材料の製造が容易であること
も必要である。しかしながら、このような必要性能をす
べて満足する固体電解質はこれまで開発されていなかっ
た。
たとえば、Na−β−A1zOsや N a ++mZ r zP 5−ts i 、O+z
 (0≦X≦3)のような無機固体電解質は良好なイオ
ン伝導性を有することが知られている(エム・ニス・ウ
ィッチンガム(M、S、Whittingham)ジャ
ーナル・オブ・ケミカル・フィジックス(Journa
l of Chemical Ph1−sics) 、
  54巻、414頁(1971年)、エイ・クリアフ
ィールド(A、 C1earf 1eld)ら、ソリッ
ド・ステート・イオニクス(Solid 5tate 
Ionics)9/10巻、895頁(1983年))
が、機械的強度が著しく弱く、可撓性膜への加工法に劣
るという致命的欠点を持っている。
ポリエチレンオキシド(以下PEOと略す)は種々の周
期律表Ia族又はIa族に属する金属イオンの塩、たと
えばL i CFsSOi 、L i I、L 1cl
ot 、Na I、NaCFsSO+、KCF、SOs
などと固体電解質として機能するコンプレックスを形成
し、比較的良好なイオン伝導性を示しくたとえばピー・
バーシスタ(p、Vashista)らによってファス
ト・イオン・トランスポート・イン・ソリッド(Fas
t ton Transport 1nSolid)、
  131頁(1979年)に報告されている)、また
高分子特有の粘弾性、柔軟性を具備しており、加工性も
良好であるとともに保存安定性も良好である。しかしな
がらPEOのイオン伝導性は温度依存性が大きく、60
℃以上では良好なイオン伝導性を示すものの室温付近に
なるとイオン伝導性が著しく悪化してしまい、広い温度
領域でも使用できるような汎用性のある商品に組み込む
ことは困難であった。このようなPEO系固体電解質の
持つイオン伝導性が室温付近で著しく悪化するという問
題を克服する方法として特開昭62−139266号に
通常の分子量のPEOに分子m1ooo以下の低分子量
のPEOを屋台して用いる方法が提案されている。しか
しながら、この方法では従来の問題に対し本質的な解決
手段を提供するに到っていない。すなわち、多量の低分
子量PEOを混合すれば室温付近のイオン伝導性は良化
するものの製膜性の低下が著しく、フィルム化が困難と
なってしまうものであった。
低分子量PEOを用いる方広としてポリフォスフアゼン
の側鎖に低分子量PEOを導入する方法がデイ−・エフ
・シュライバー(D、 F、 5hriver)らによ
ってジャーナル・オブ・アメリカン・ケミカル−ソサエ
ティー(Journal of Amerjcan C
he+++1−cal 5ociety)、106巻、
6854頁(1984年)に報告されているが、この材
料は大量合成が困難であり実用上の適性がなく、また室
温付近におけるイオン伝導性も不十分であった。さらに
ポリシロキサンの一部に低分子量PEOを導入し、これ
を薄膜化した材料が渡辺らによってジャーナル・オブ・
パワー・ソース(Journal of PowerS
ourses)、20巻、327頁(1987年)に報
告されているが、この材料においては低分子量PEOの
導入率が低いためにイオン伝導性が低く、実用に供し得
ないものであった。
さらに低分子量PEOを用いてイオン伝導性を向上させ
る方法として、ビニル系モノマーの側鎖に低分子量PE
Oを導入し高分子化した後に製膜して高分子固体電解質
とする方法が、デイ−・ジエイ・バニスター(D、 J
、 Ban1ster)らによって、ポリマ(Poly
mer)、25巻、1600頁(1984年)に報告さ
れている。しかしながらこの材料においては製膜性が劣
り、イオン伝導性も不十分であった。
さらに低分子量PEOを用いる方法として架橋した高分
子マトリックスに低分子量PEOを含有させた材料が特
開昭63−135477号に示されている。また、低分
子量PEOよりもさらにイオン伝導性の高いプロピレン
カーボネート(以下PCと略す)等の極性中性溶媒を架
橋した高分子マトリックスに含有させた材料が特開昭5
4−104541号、米国特許4,830,939号に
示されている。しかしながらこれらの材料においてはい
ずれもイオン伝導性を十分に高めるためには多量の低分
子量PEO又は極性中性溶媒を含浸させる必要があるが
、多量含浸させることにより製膜性が著しく悪化してし
まい、高イオン伝導性と高製膜性とを共立させることは
不可能であった。
一方、製膜性を向上させるという観点から多孔質膜を用
いてこれにイオン伝導性化合物を含浸させるというアプ
ローチがなされている。たとえばスルホン酸基を持つパ
ーフルオロカーボン系の膜(商品名ナフィオ”fi (
Nafioρ))に代表されるイオン交換膜に低分子量
PEOを含浸させた材料が上田らによってモレキュラー
クリスタルズ・アンド・リキッドクリスタルズ(Mol
ecular Crystalsand Liquid
 Crystals)、106巻、361頁(1984
年)に、またポリビニルクロリド、ポリエチレン、ポリ
スチレンなどの多孔質膜に低分子量PEOや極性中性溶
媒を含浸させる方法が、たとえば、特開昭63−102
104号、特開昭64−22932号、特開平1−15
8051号に示されているが、これらの材料においても
いずれもイオン伝導性を十分に高めるためには多量の低
分子量PEO又は極性中性溶媒を含浸させる必要がある
が、そうすると液漏れを起こす等の固体電解質として致
命的な欠点を生じるため、これらの材料も実用デバイス
への適用は不可能であった。
これら多孔質膜を用いた材料の欠点を補う方法としてポ
リプロピレンなとの多孔質膜にポリメタクリル酸アルキ
ルを含浸させ、PCなどの極性中性溶媒を添加してゲル
化させた材料が特開昭54−131724号、特開昭5
4−147425号、特開昭55−100666号、特
開昭57−101352号に示されている。しかしなが
ら、この材料はポリマー含浸時に溶媒を必要とし、ポリ
マーの溶解、含浸後の溶媒除去といった煩雑な操作を要
するのみでなく、ポリメタクリル酸アルキルを加熱によ
りゲル化させているためゲルの架橋密度が小さく、やは
り多量の極性中性溶媒を保持できないためイオン伝導性
を十分に高められないという欠点を有している。
以上のように従来知られている固体電解質では、室温付
近のイオン伝導性が著しく低いか又は製膜性に著しく劣
るという問題点を共に解決し満足せしめることができず
、共に解決した高分子固体電解質の提供が望まれていた
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明の目的は、室温付近でも高いイオン伝導性を示し
、製膜性にも優れ、かつ液のしみ出しのない新規な高分
子固体電解質を提供することにあ〔課題を解決する手段
〕 本発明者らは、上記問題点を解決すべく鋭意検討した結
果、■下記一般式(I)で表わされる多官能性モノマー
又は、■下記一般式(I)で表わされる多官能性モノマ
ー及び下記一般式〔II〕で表わされる多官能性モノマ
ー、又は、■下記一般式〔I〕〜(If)で表わされる
少なくともひとつの多官能性モノマー及び下記一般式(
I[[)〜(V)で表わされる少なくともひとつの単官
能性モノマーを多孔質膜に含浸せしめ、極性中性溶媒及
び周期律表Ia又はIIa族に属する金属イオンの塩の
存在下にビニル重合して高分子マトリックスに形成せし
めたことを特徴とする高分子固体電解質によって達成さ
れた。
一般式1”I) 一般式〔■〕 7 (式中、X、及びY、は、−〇−又は−N−を表し、R
7は水素原子又はアルキル基を表す。
X2及びY2はそれぞれX、及びY、と同義である。R
1は水素原子、アルキル基、塩素原子又はシアノ基を表
し、R2は低級アルキレノ基を表す。
L、は21価の連結基を表し、21は2以上の整数であ
る。qは1〜30の整数を表す。
X、はXlと同義であり、L、はLlと同義であり、2
.はzlと同義である。R5はR3と同義である。l+
 、itはそれぞれ独自に0又はlである。) 一般式 (II[) 5 CH2=C 0=C−X、+R,−Y、÷、R3 一般式 [] 一般式 〔V〕 (式中、R6はR1と同義である。R3はR2と同義で
ある。R8は水素原子、アルキル基、アルケニル基、ア
リール基、アラルキル基、−coRt又は−8O,R,
を表し、R6はアルキル基、アルケニル基、アリール基
又はアラルキル基を表す。
pはqと同義である。
R1はR1と同義であり、R12は水素原子、低級アル
キル基又は低級アルコキシ基を表わす。
A、 、B、及びDIはそれぞれ独自に酸素原子又は硫
黄原子である。L2は2価の連結基を表わし、X、はX
lと同義である。r=0又はlである。
R21はR1と同義であり、R22、R23はそれぞれ
水素原子、低級アルキル基又は低級アルコキシ基を表わ
す。E、 、F、はそれぞれ独自に酸素原子又は硫黄原
子である。L3はL2と同義であり、X、はXlと同義
である。Sは0又はlである。)本発明の高分子電解質
は、極性中性溶媒と金属イオンの塩を含有する高分子マ
トリックスと多孔質膜の複合膜からなっているが、多官
能性モノマーを用いて高分子マトリックスを形成させて
いることから多量の極性中性溶媒を保持させることがで
き、イオン伝導性に優れている。また、多孔質と高分子
マトリックスを複合させていることから製膜性にも優れ
ている。すなわち、従来知られてる高分子固体電解質に
比べてイオン伝導性、製膜性ともに著しく良化させるこ
とができたものであいろ。
本発明の高分子固体電解質は、金属イオンの塩及び極性
中性溶媒を該モノマー組成物とともに多孔質膜に含有さ
せた後、ビニル重合させて高分子マトリックス化するも
のであるか又は、該モノマー組成物を多孔質膜に含有さ
せて重合し高分子マトリックスを形成させた後、金属イ
オンの塩及び極性中性溶媒を含浸させるものである。
以下、一般式〔I〕〜〔V〕について詳しく説明する。
一般式(I)において、X、及びYlはそれぞれ同じで
も異なっていてもよく、−〇−又は7 −N−を表し、R1は水素原子又はアルキル基を表す。
Xl及びYlとして好ましくは一〇−又は7− キル基)であり、更に好ましくは、−〇−又は7 一N− (R,が水素原子又は炭素数l〜3のアルキル
基)である。R1は水素原子、アルキル基、塩素原子又
はシアノ基を表し、アルキル基としては炭素数1〜8の
ものが挙げられる。R1として好ましくは、水素原子又
は炭素数1〜6のアルキル基であり、更に好ましくは、
水素原子又は炭素数l〜3のアルキル基である。R2は
低級アルキレン基を表し、詳しくは炭素数1〜6の直鎖
又は分岐状のアルキレン基を表し、好ましくは炭素数1
〜3のアルキレン基であり、特に好ましくはCH。
C H ! C H を−又は一CH.CH−である。
2は2以上の整数を表し、好ましくは2〜4の整数であ
る。L,は2,価の連結基を表す。z=2のとき、L.
は2価の連結基を表し、例えばアルキレン基、アリーレ
ン基、アラルキレン基、−0−−S−  −NH−又は
−N ( C H s )−の単独又はこれらの基を組
み合わせた基が挙げられる。2=2のときのLlの好ま
しい例としては、−CH2−1+CH2−)−2、+C
H2−)−、、+ CHt÷、 、−CH,OCR,−
CH= CH20CH2CHを− CH。
−CH,NCH,−−CH2SCH2−これらの基は炭
素数1〜16のものが好ましく、またこれらの基は置換
基を有してもよい。アルキレン基の置換基の例としては
ハロゲン原子、シアノ基、スルホ基、ヒドロキシ基、カ
ルボキシル基、アルキル基、アリール基、アラルキル基
、アシルオキシ基、アシルアミノ基、アミノ基、スルホ
ンアミド基、アルコキシ基、アリーロキシ基、アルキル
チオ基、アリールチオ基、カルバモイル基、スルファモ
イル基、アルコキシカルボニル基1.アリーロキシカル
ボニル基、アルキルスルホニル基、アリールスルホニル
基、アルコキシスルホニル基、アリーロキシスルホニル
基、カルバモイルアミノ基、スルファモイルアミノ基、
カルバモイルオキシ基、アルコキシカルボニルアミノ基
、アリーロキシカルボニルアミノ基などがあげられる。
アリーレン基及びアラルキレン基の置換基の例としては
、炭素数l〜20のアルキル基、置換アルキル基、ハロ
ゲン原子(例えば、フッソ原子、塩素原子、臭素原子な
ど)、ヒドロキシ基、カルボキシ基、スルホ基、アシル
アミノ基、スルホンアミド基、カルバモイル基、アシル
オキシ基、アルコキシカルボニル基、アシル基、アルコ
キシ基、アリーロキシ基、ニトロ基、ホルミル基、アル
キル及びアリールスルホニル基などを挙げられる。これ
らの置換基は複数有してもよい。
z、=3のとき、L、は下記−層成[VI)で表される
一般式(VI) のアルキル基、アルコキシ基である。Lll、L4、L
、はそれぞれ同じでも異なっていてもよく、2=2のと
きのり、と同義である。a、b、cはそれぞれ独自に0
又は1である。z、=3のときのり、の好ましい例とし
ては、 CH,− CH,CH2−C−CHl− 烏 CH,− −CHICH2NCH2− CH,− −CH,C−CH2− CH,− −CH,CH,NCtJ、C)f2− CH,CH,− −C−CH2−CO− CH,−CO− CHtCHt− −CH2CH2 CO−N−CH2CH2− H2CHt −CH,CH,−0−C−CH,− CH,− などが挙げられる。
これらの基は置換基を有してもよく、置換基の例として
はz、=2のときのLlで述べた置換基が挙げられる。
Zl =4のとき、L、は下記一般式〔■〕で表される
一般式〔■〕 ぞれ同じでも異なっていてもよく、 のLlと同義である。t、u、v、 独自にO又は1である。
Zl =4のとき、L CH,− の好ましい例としては z=2のとき Wはそれぞれ CH2− CH2− −CH2−C−CH,CHI− CH2− これらの基は置換基を有してもよく、置換基の例として
はZ1=2のときのり、で述べた置換基が挙げられる。
qは1〜30の整数を表し、好ましくは1〜20の整数
であり、更に好ましくは、1〜16の整数である。
一般式〔II〕においてX、はXIと同義であり、R8
はR1と同義であり、L、はLlと同義であり、2!は
zlと同義である。11及び12はそれぞれ独自に0又
はlである。
一般式〔■〕において、X2及びY!はそれぞれXl及
びY、と同義であり、R6はR3と同義である。R1は
水素原子、アルキル基、アルケニル基、アリール基、ア
ラルキル基、−coRa又は−3O,R,を表し、R8
はアルキル基又はアルケニル基である。アルキル基、ア
ルケニル基は炭素数1〜8が好ましく、これらの基は置
換基を有していてもよい。アルキル基、アルケニル基の
置換基の例としては、z、=2でり、がアルキレン基の
ときの置換基として述べた置換基が挙げられる。アリー
ル基、アラルキル基は炭素数6〜12が好ましく、これ
らの基は置換基を有していてもよい。アリール基、アラ
ルキル基の置換基の例としてはZl =2でLlがアリ
ーレン基又はアラルキレン基のときの置換基として述べ
た置換基が挙げられる。R8として好ましくは水素原子
、炭素数1〜6の置換されてもよいアルキル基、又は−
cORa(Reが炭素数1〜6の置換基を有してもよい
アルキル基)であり、更に好ましくは水素原子、炭素数
1〜3の置換されてもよいアルキル基、又は−coRs
  (R,が炭素数1〜3の置換基を有してもよいアル
キル基)である。R1はR3と同義であり、pはqと同
義である。
一般式〔■〕において、 A、 、B、 、D、はそれぞれ酸素原子又は硫黄原子
である。RoはR3と同義であり、X、はX、と同義で
ある。L2は2価の連結基を表わし、アルキレン基、−
CH,−0−基、−CH,CH2−〇−基又は+CHI
CH,−0+、基であり、dは2〜30の整数である。
L2として好ましくは、炭素数1〜5のアルキレン基、
−CH2CH2−0−基又は+CH2CH2−0−)−
、基(eは2〜IOの整数であり、さらに好ましくは、
炭素数1〜3のアルキレン基、−CH2CH2O−基又
は−CH,CH2−0−CHICH,−0−基である。
rはO又はlである。RI2は水素原子、炭素数l〜6
のアルキル基又は炭素数1〜6のアルコキシ基、を表わ
し、好ましくは水素原子、炭素数1〜3のアルキル基又
は炭素数l〜3のアルコキシ基であり、さらに好ましく
は、水素原子、メチル基、エチル基、メトキシ基又はエ
トキシ基である。
一般式〔V〕において、 E、 、F、はそれぞれ酸素原子又は硫黄原子である。
R21はR,と同義であり、X、はXlと同義であり、
L、はり、と同義である。Sは0又はlである。R22
、R23はそれぞれR1□と同義である。
本発明に用いられるモノマーは一般式(I)〜〔II〕
で表わされる多官能性モノマー −層成[l113〜〔
V〕で表わされる単官能性モノマーの他に他のモノマー
成分を含んでもよい。他のモノマー成分の例としてはア
クリル酸、α−クロロアクリル酸、α−アルアクリル酸
(例えばメタクリル酸など)、これらのアクリル酸類か
ら誘導されるエステルもしくはアミド(例えば、アクリ
ルアミド、メタクリルアミド、n−ブチルアクリルアミ
ド、t−ブチルアクリルアミド、ジアセトンアクリルア
ミド、メチルアクリレート、エチルアクリレート、n−
プロピルアクリレート、n−ブチルアクリレート、t−
ブチルアクリレート、2−エチルへキシルアクリレート
、n−オクチルアクリレート、ラウリルアクリレート、
メチルメタクリレート、エチルメタクリレート、β−ヒ
ドロキシメタクリレートなど)、ビニルエステル(例え
ばビニルアセテート、ビニルプロピオネート、ビニルラ
ウレートなど)、アクリロニトリル、メタクリレートリ
ル、芳香族ビニル化合物(例えばスチレン及びその誘導
体、例えばビニルトルエン、ジビニルベンゼン、ビニル
アセトフェノン)イタコン酸、シトラコン酸、クロトン
酸、ビニリデンクロリド、ビニルアルキルエーテル(例
えばビニルエチルエーテル)、マレイン酸エステル、N
−ビニル−2−ピロリドン、N−ビニルピリジン、2−
及び4−ビニルピリジンなどが挙げられる。
本発明に用いられるモノマーは一般式(I)、(III
)、(IV)及び(V)で表わされるモノマーを全モノ
マー中50a+o1%以上含有する。好ましくは70m
o1%以上であり、さらに好ましくは80モル%以上で
ある。
また−層成(II)で表わされる七ツマ−を用いる場合
は1〜30mo1%用いるのが好ましく、さらに好まし
くは2〜20mo1%である。
また、これらのモノマーは複数用いてもよい。
以下に一般式(I)〜(V)で表わされるモノマーの具
体例を示すが、熱論これらに限定されるものではない。
〇−一般式I)で表わされるモノマーの具体例M−1ト
リエチレングリコールジアクリレート M−2テトラエチレングリコールジアクリレート M−3ポリエチレングリコール(200)ジアクリレー
)(200はポリエチレン グリコール部分の平均分子量を表わす。
以下同じ) M−4ポリエチレングリコール(200)ジ−5 −6− 7− −9 −10 −11 メタクリレート ポリエチレングリコール(4 0 0)ジアクリレート ポリエチレングリコール(6 0 0)ジアクリレート テトラプロピレングリコールジアクリ レート ポリプロピレングリコール(4 0 0)ジアクリレー
ト テトラエチレングリコールジメタクリ レート ポリエチレングリコール(6 0 0)ジメタクリレー
ト ポリエチレングリコール(4 0 0)ジメタクリレー
ト −12 Cll0÷CHICH!O)t−Co−CH=CH2C
HsCHl−C−CH*O+CHtCHtO)s−CO
−Cll”CHtCH!O+CIIC)110)! −
CO−CH=CLM−13 CH20+CIICH,0)1−CO−CI=C)I。
CHsCHt−C−CHtO%CI(tC)ItO)*
−Co−CH=CHzCHtO+CI、CH20)4−
CO−CH=CH2−14 CHtO(C1bCH20)。−Co−CH=CH。
HC−CHtO(CHtCHtO)s−Co−CH−C
H=CH20(CHtCHzO)s−Co−CH:CH
2−15 C+CH!0(CHICHlO)! −CO−CH”C
Ht ] 。
−16 CHt ”CHCH”CHt CONH(C)IzCHzO)zcHtcH2NHc。
−17 〇一般式 %式% 〔II〕で表わされるモノマーの具体例エチレングリコ
ールジアクリレート テトラメチレンジオールジアクリレー ト ヘキサメチレンジオールジメタクリレ ート ジエチレングリコールジアクリレート p−ジビニルベンゼン M−231−メチルプロパン−1,3−ジオールジメタ
クリレート p−キシリレンジオールジメタクリレ ート 2.2−ジメチルプロパン−1,3− ジオールジメタクリレート トリメチロールプロパントリメタクリ レート トリメチロールプロパントリアクリレ ート テトラメチロールメタンテトラアクリ レート (II[]で表わされるモノマーの具体例ポリエチレン
グリコール(400)モ ノアクリレート メトキシトリエチレングリコールアク リレート メトキシテトラエチレングリコールア クリレート −22 〇一般式 %式%(2 (3 (4 (6 (4 (6 〇一般式 トリフルオロメトキシテトラエチレン グリコールアクリレート トーリフルオロメトキシポリエチレングリコール(40
0)アクリレート (IV)で表わされるモノマーの具体例−45 CI。
−47 CH。
M−49 CI。
−51 −53 CH。
−55 CH。
−57 CH。
〇一般式 で表わされるモノマーの具体例 −59 Hs −61 HI −63 −65 −67 CH。
本発明の用いられる高分子マトリックスは相当するモノ
マーの加熱及び/又は放射線照射による重合によって形
成することができる。
相当する七ツマ−の加熱によって高分子マトリックスを
形成する場合には、0.01〜5モル%の加熱重合開始
剤を加えておくと重合時間を短縮できる。
加熱重合開始剤としては公知の加熱重合開始剤が使用で
き、例としてはアゾビス化合物、パーオキシド、ハイド
ロパーオキシド、レドックス触媒など、例えば過硫酸カ
リウム、過硫酸アンモニウム、t−ブチルパーオクトエ
イト、ベンゾイルパーオキシド、イソプロピルパーカー
ボネート2゜4−ジクロロベンゾイルパーオキシド、メ
チルエチルケトンパーオキシド、クメンハイドロパーオ
キシド、アゾビスイソブチロニトリル、2,2′−アゾ
ビス(2−アミジノプロパン)ハイドロクロリドなどが
挙げられる。
加熱重合温度は40〜150℃が好ましく、更に好まし
くは50〜120℃である。
相当するモノマーの放射線照射によって高分子マトリッ
クスを形成する場合に用いられる放射線としては紫外線
や可視光線、電子線及びX線が好ましい。
放射線照射によって反応せしめる際には、放射線増感剤
を加えておくことが反応を速やかに行なわせる上で好ま
しい。この場合に用いることのできる増感剤としては、
カルボニル化合物、アゾビス化合物、パーオキシド、イ
オウ化合物、ハロゲン化合物、酸化還元系化合物、カチ
オン重合開始剤、ベンゾフェノン誘導体、ベンズアンス
ロン誘導体、キノン類、芳香族ニトロ化合物、ナフトチ
アゾリン誘導体、ベンゾチアゾリン誘導体、チオキサン
トン類、ナフトチアゾール誘導体、ケトクマリン化合物
、ベンゾチアゾール誘導体、ナフトフラノン化合物、ピ
リリウム塩、チアピリリウム塩等をあげることが出来る
。具体的には、N。
N′−ジエチルアミノベンゾフェノン、l、2−ペンズ
アントラキノン、ベンズアンスロン、(3−メチル−1
,3−ジアザ−1,9−ベンズ)アンスロン、ピクラミ
ド、5−ニトロアセナフテン、2、 6−’)クロロ−
4−ニトロアニリン、p−ニトロアニリン、2−クロル
チオキサントン、2−イソプロビルチオキサントン、ジ
メチルチオキサントン、メチルチオキサントン−1−エ
チルカルボキシレート、2−ニトロフルオレン、2−ジ
ベンゾイルメチレン−3−メチルナフトチアゾリン、3
.3−カルボニル−ビス(7−ジニチルアミノクマリン
) 、2,4.6−ドリフエニルチアピリリウムパーク
ロレート、2−(p−クロルベンゾイル)ナフトチアゾ
ール、エリスロシン、ローズベンガル、エオシン−G、
ベンゾイン、2−メチルベンゾイン、トリメチルシリル
ベンゾイン4−メトキシベンゾフェノン、ミヒラーズケ
トン、ベンゾインメチルエーテル、アセトフェノン、ア
ントラキノン、ベンジル−2−クロロチオキサントン、
2,2−ジメトキシ−2−フェニルアセトフェノン、ベ
ンゾイルパーオキシド、アゾビスプロパン、チオフェノ
ール、2−ブロモプロパン、lクロロメチルアフタレン
、p−メトキシフェニル−2,4−ジクロロメチル−1
,3,5−1−リアジン、ベンゾフェノン/トリエタノ
ールアミン系、2−スチルベン−4,6−)リクロロメ
チルルー1,3.5−)リアジン、 が出来る。
本発明に用いられる高分子マトリックスは相当するモノ
マーの加熱重合により形成させることが重合度を向上さ
せる上から好ましい。
本発明に用いられる高分子マトリックスを形成する際に
は重合溶媒を用いてもよい。
重合溶媒の具体例としては後述する極性中性溶媒、アル
コール類(エタノール、メタノール、イソプロピルアル
コール、t−ブチルアルコール、t−アミルアルコール
エチレングリコールなど)、ケトン類(アセトン、メチ
ルエチルケトン、シクロヘキサノンなど)、水、エステ
ル類(酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチルなど)、芳
香族類(ベンゼン、トルエン、キシレン、ニトロペンゼ
ノーp−クレゾールなど)、ハロゲン系(ジクロロメタ
ン、l、2−ジクロロメタン、クロロホルム、テトラク
ロロエチレン、テトラクロロエタンなど)などが挙げら
れる。
重合時に後述の極性中性溶媒を含浸させる場合は、該当
する極性中性溶媒のみを用いて重合することが好ましい
重合後に極性中性溶媒を含浸させる場合は上記の重合溶
媒を用いるか又は用いなくてもよいが、好ましくは後述
の極性中性溶媒を用いる方法である。
本発明に用いられる周期律表Ia族又はIIa族に属す
る金属イオンとしてはリチウム、ナトリウム、カリウム
のイオンがあげられ、代表的な金属イオンの塩としては
LiCFsSOs 、Lil、LiPF5 、LiC1
’O+ 、LiBF<、L i CFsCO* 1L 
i SCN、NaC10*、Nal、N a CF s
 S Os 、N a B F s、NaAsF5 、
KCFaSOs 、KSCN。
KPFs 、KCl0* 、KAsFaなどが挙げられ
る。好ましくは、上記のLi塩である。これらは1種又
は2種以上を混合してもよい。
本発明に用いられる極性中性溶媒に対する該金属イオン
の塩の比率は、溶解度以下の量を用いればよいが、おお
むね0. 1〜5mol/1の濃度で用いるのが好まし
く、さらに好ましくは0. 3〜3mol/47である
。該金属イオンの塩の量が溶解度以上になると析出した
塩の影響でイオン伝導度が低下し、また量が少なすぎる
と有効イオン濃度が低下し、イオン伝導性も低下してし
まう。また、N B u 48 F 4などのような池
の電解質を混合して用いてもよい。
本発明に用いられる極性中性溶媒としてはA群に属する
少なくとも一種の溶媒が用いられる。
カーボネート類としてはエチレンカーボネート、プロピ
レンカーボネート、ビニレンカーボネート、エチルカー
ボネート、プロピルカーボネート、4゜5−ジメチル−
1,3−ジオキソラン−2−オン、4−メトキシメチル
−1,3−ジオキソラン−2−オン、4,5−ジメトキ
シメチル−1,3−ジオキソラン−2−オン、4−ヒド
ロキシメチル−1,3−ジオキソラン−2−オン、4−
エトキシメチル−1,3−ジオキソラン−2−オン、4
:メトキシエチル−1,3−ジオキソラン−2−オン、
4−クロロ−5−メトキシメチル−1,3−ジオキソラ
ン−2−オン、4−アセトキシメチル−l、3−ジオキ
ソラン−2−オン、1.3−ジオキサン−2−オン、フ
ェニレンカーボネートなどが挙げられる。
ラクトン類としてはγ−ブチロラクトン、γ−バレロラ
クトン、γ−カブリロラクトン、クロトラクトン、γ−
カプロラクトン、δ−バレロラクなどがあげられる。
環状エーテル類としては、テトラヒドロフラン、2−メ
チルテトラヒドロフラン、3−メチルテトラヒドロフラ
ン、2,5−ジメチルテトラヒドロフラン、テトラヒド
ロビラン、2−メチルテトラヒドロビラン、3−メチル
テトラヒドロビラン、ジオキソラン、2−メチルジオキ
ソラン、4−メチルジオキソラン、l、  3−ジオキ
サン、1. 4−ジオキサン、2−メチル−1,4−ジ
オキサンなどがあげられる。
エーテル類としては、ジエチルエーテル、ジプロピルエ
ーテル、エチルプロピルエーテル、t。
2−ジメトキシエタンなどが挙げられる。
ニトリル類としては、アセトニトリル、プロピオニトリ
ル等が挙げられる。
エステル類としては、ギ酸メチル、ギ酸エチルなどがあ
げられる。
アミド類としては、N、N−ジメチルホルムアミド、N
、 N−ジメチルアセトアミドなどがあげられる。以上
の他に、ニトロメタン、塩化チオニル、スルホランなど
を好適に用いることができる。
これらの極性中性溶媒は1種又は2種以上を混合して用
いてもよい。
これらの極性中性溶媒は高分子マトリックスに対して0
. 5〜20倍(重量比)含浸させるのが好ましくさら
に好ましくは1−10倍である。含浸量が少ないとイオ
ン伝導度が低くなり、また含浸量が多すぎると液漏れ等
の問題が発生する。
本発明に用いられる多孔質膜としてはポリオレフィンか
らなる多孔質膜が好ましく、より好ましくはポリエチレ
ン又はポリプロピレンからなる多孔質膜であり、たとえ
ばポリプロピレンからなる不織布や、商品名ジュラガー
ド(ポリプラスチック社製)などがあげられる。膜厚は
1〜500μmが好ましく、さらに好ましくは5〜40
0μmである。膜厚が小さすぎると膜強度が弱くなるし
、また大きすぎると高分子電解質の抵抗が大きくなって
しまう。また、多孔質膜の空孔率は10〜90%が好ま
しく、さらに好ましくは20〜70%である。空孔率が
小さすぎるとモノマー及び極性溶媒の含浸量が少なくな
り、イオン伝導度が低下するし、空孔率が大きすぎると
膜強度が低下してしまう。
重合後に高分子マトリックスに極性中性溶媒及び金属イ
オンの塩を含浸させる場合は、含浸する前に高分子マト
リックスを精製することが高分子マトリックス中の不純
物たとえば残存モノマー重合開始剤、水などを除去する
上で好ましい。精製する方法としては溶媒中への浸漬洗
浄又はソックスレー洗浄が好ましい。この場合、用いら
れる溶媒としては先に述べた極性中性溶媒が好ましく、
この他にもアセトン、メチルエチルケトン、エタノール
、メタノールなども好ましく用いることが出来る。
溶媒中への浸漬による洗浄の場合、溶媒量は高分子マト
リックスに対して10倍以上、できれば20倍以上用い
ることが好ましい。洗浄回数は1〜lO回が好ましく、
さらに好ましくは2〜5回である。洗浄回数が少ないと
不純物を完全に除去することができないが、通常2回溶
媒浸漬による洗浄を行なうことにより、マトリックス中
の水分量を洗浄前2〜3%含有していたものをtoop
pm以下に低減することができる。また浸漬時間は1回
につき1時間以上が好ましく、さらに好ましくは2時間
以上である。浸漬時間が1時間より短いと洗浄効果が十
分に発揮されない。さらにこの方法で洗浄する場合、溶
液を攪拌、超音波キャビテーション又は減圧脱気しなが
ら洗浄することが洗浄効率を高める上で好ましく、また
温度を25〜50℃に加温することによりさらに洗浄効
果を高めることができる。
ソックスレー洗浄を行なう場合は、洗浄時間は0.5時
間以上が好ましく、さらに好ましくは1時間以上である
。洗浄時間が0.5時間より短い場合は洗浄効果が十分
に発揮されない。
高分子マトリックス精製後に周期律表Ia又はIla族
に属する金属イオンの塩を含む極性中性溶媒を含浸させ
る際、精製後そのまま含浸させてもよいし、洗浄溶媒を
除くために含浸前に高分子マトリックスを加熱及び/又
は減圧乾燥してもよい。
含浸法としては該金属イオンの塩を含む極性中性溶媒に
高分子マ) IJソックス含浸する方法が好ましく、含
浸時間は1〜30時間が好ましく、さらに好ましくは2
〜15時間である。含浸時間が短かすぎると、含浸量が
少なくなり、イオン伝導度が低下するし、悪化する。含
浸に用いる溶媒量は高分子マトリックスに対して10倍
以上が好ましく、さらに好ましくは20倍以上である含
浸時に超音波キャビテーション又は減圧脱気を行なうと
含浸を迅速に行なうことができ、生産性向上の上から好
ましい。また含浸温度は00〜60℃が好ましく、含浸
温度と先に述べた含浸時間の選択により含浸量は任意に
制御される。先に述べたように好ましい含浸量は高分子
マトリックスに対して0.5〜20倍(重量比)であり
、さらに好ましくは1−10倍である。
また、高分子マトリックスの溶媒浸漬による洗浄と高分
子マトリックス中への周期律表Ia又はIIa族に属す
る金属イオンの塩を含む極性中性溶媒の含浸を同時に行
なってもよく、生産性向上の上からも好ましい。この場
合は該金属イオンを含む極性中性溶媒中への高分子マト
リックスの浸漬回数は2回以上が好ましい。
以下に本発明の高分子固体電解質の一般的形成法を示す
・重合時に金属イオンの塩および極性中性溶媒を含浸す
る方法 当該モノマーおよび周期率表IaまたはUa族に属する
金属イオンの塩を極性中性溶媒に溶解し、必要により他
の揮発性溶媒を加えて均一な溶液とする。この溶液に必
要によって重合開始剤または光増感剤を加えた後、所定
量をポリオレフィンからなる多孔質膜に含浸させる。こ
の多孔質膜を不活性ガス雰囲気下で加熱及び/又は放射
線照射重合して高分子マトリックス化し、必要により揮
発性溶媒を除去して目的の高分子固体電解質を得る。
加熱重合の場合は40−150℃で0.1−10時間反
応させるのが好ましく、さらに好ましくは、50〜12
0℃で0. 1〜4時間反応させる。また、放射線照射
重合の場合は室温で電子線、高圧水銀灯などの活性光線
を多孔質膜の両面から0゜1〜60分間照射して反応さ
せる。放射線照射によりマトリックス化する場合は加熱
しながら行うとさらに重合時間が短縮できて好ましい。
また放射線照射による重合を行った後、さらに加熱する
と重合率を向上させる上で好ましい。
・重合後に金属イオンの塩および極性中性溶媒を含浸す
る方法 当該モノマーを所定の溶媒に溶解し、この溶液に必要に
よって重合開始剤または光増感剤を加えた後、所定量を
ポリオレフィンからなる多孔質膜に含浸させる。この多
孔質膜を不活性ガス雰囲気下で加熱及び/又は放射線照
射重合して高分子マトリックス化する。重合条件は上記
と同様である。
この高分子マトリックスを必要によりアセトン等の溶媒
に室温〜50℃で1時間以上、1〜数回浸漬するか又は
アセトン等の溶媒を用いて0.5時間以上、ソックスレ
ー抽出器を用いて洗浄した。
また必要により、得られた薄膜を0.l〜200III
ffiHgの減圧下、25〜100℃で0.5〜10時
間、減圧乾燥した。
得られた薄膜を周期率表Ia又はIla族に属する金属
イオンの塩を溶解した極性中性溶媒に浸漬し、必要に超
音波キャビテーションまたは減圧脱気を行いながら10
〜60℃にて1〜30時間含浸を行った。必要によりこ
の含浸操作を2〜数回繰り返すことにより目的の高分子
固体電解質を得た。
また本発明の高分子固体電解質を2次電池として用いる
場合、正極活物質として、マンガン、モリブデン、バナ
ジウム、チタン、クロム、ニオブなどの酸化物、硫化物
やセレン化物、活性炭(特開昭60−167.280記
載)、炭素繊維(特開昭61−10,882記載)、ポ
リアニリン、アミノ基置換芳香族ポリマー、複素環ポリ
マーポリアセン、ポリイン化合物などを用いることがで
きる。なかでも、活性炭、γ−M n Ot (特開昭
62−108.455、同62−108,457に記載
)、γ−β−M n O*とL t 2 M n Os
の混合物(米国特許4,758,484)、アモルファ
ス状V t Os (特開昭61−200,667)、
■、0゜、Mo5t(特開昭61−64,083)、T
iS*(特開昭62−222,578)、ポリアニリン
(特開昭60−65.031同60−149.628、
同61−281,128、同6I−258,831,同
62−90,878、同62−93,868、同62−
119.231、同62−181,334、同63−4
6.223)、ポリピロール(西独特許3,307,9
54Al。
同3.318,857、同3,338,904、同3,
420,854Al、同3.609.137A1、特開
昭60−152,690.同6272.717、同62
−93.863、同62−143.373)、ポリアセ
ン、ポリアセチレン(特開昭57−121,168、同
57−123゜659、同58−40.78L同58−
40゜781、同60−124,370、同60−12
7.669、同61−285,678)、ポリフェニレ
ンが特に有効である。
電極活物質には、通常、カーボン、銀(特開昭63−1
48,554)あるいはポリフェニレン誘導体(特開昭
59−20,971)などの導電性材料やテフロンなど
の接合剤を含ませることができる。
負極活物質としては、金属リチウム、ポリアセン、ポリ
アセチレン、ポリフェニレンの他、リチウム合金として
、アルミニウムやマグネシウムなどの合金(特開昭57
−65,670、同5798.977)、水銀合金(特
開昭58−111゜265)、Ptなどの合金(特開昭
60−79゜670) 、5n−Ni合金(特開昭60
−86゜759)やウッド合金(特開昭60−167.
279)、導電性ポリマーとの合金(特開昭60−26
2、 351) 、Pd−Cd−B i合金(特開昭6
1−29,069) 、Ga−In合金(特開昭61−
66.368) 、Pb−Mgなどの合金(特開昭61
−66.370) 、Znなどの合金(特開昭61−6
8. 864) 、Aff−Agなどの合金(特開昭6
1−74.258)、Cd−3nなどの合金(特開昭6
1−91.864)、A1−Niなどの合金(特開昭6
2−119.865、同62−119.866) 、A
f−Mnなどの合金(米国特許4,820,599号)
などが用いられている。なかでも、リチウム金属あるい
はそのA42合金を用いることが有効である。
実施例 以下、実施例を用いて詳細に説明するが、これらに限定
されるものではない。
実施例1 モノマー(M−2)Ig及びLiBF、0.28gをプ
ロピレンカーボネート(PC)3gに溶解し、これに2
,2′−アゾビス(メチルイソブチレート)10■を加
えて・均一溶液とした。この溶液100μfを直径1.
5cm、厚さ180 μm。
空孔率50%のポリプロピレン製多孔質膜に含浸させ、
アルゴンガス雰囲気下、60℃で3時間加熱重合して高
分子マトリックス化し、表1に示した薄膜(1)を得た
。さらに同様に加熱重合時に極性中性溶媒を含浸させる
方法で薄膜(2)〜(イ)を得た。
実施例2 モノマー(M−5)Ig及びLiCj70.0゜12g
をγ−ブチロラクトン(γ−BL)  1. 2gに溶
解し、これにベンゾフェノン20■を加えて均一溶液と
した。この溶液15μlを直径15mm、厚さ258m
1空孔率40%のポリプロピレン製多孔質膜に含浸させ
、アルゴンガス雰囲気下、50℃にてIO分間高圧水銀
灯を照射しく7.5J/crl)高分子マトリックス化
して表1に示した薄膜(21)を得た。さらに同様に放
射線照射重合時に極性中性溶媒を含浸させる方法で薄膜
(22)〜(27)を得た。
比較例1 特開昭63−135477号に記載された下記の重合体
(E−1)と表1中記載の低分子量PEOジメチルエー
テルからなる薄膜(al〜(C1を加熱重合によって作
成した。この比較例は高分子マトリックスを形成すると
きに低分子ff1PEoを含浸させたものである。
(E−1) 比較例2 米国特許4,830,939号に記載された下記の重合
体(E−2)と表1中記載の極性中性溶媒からなる薄膜
(d)〜+f)を放射線照射重合によって作成した。こ
の比較例は高分子マトリックスを形成するときに極性中
性溶媒を含浸させたものである。
(E−2) このようにして得た薄膜についてステンレス/薄膜/ス
テンレスからなる試料を作成し、o、l〜1OKHzで
インピーダンスを測定しC0fe−Coleプロットか
らイオン伝導度を求めた。
また製膜性は次の方法で求めた。
薄膜を巾1c(0、長さ5cn+の長方形に打抜き、長
軸方向に引っ張り試験を行ない、薄膜が切断したときの
荷重を測定し、薄膜の断面積で除して引っ張り強度とし
た。
上記の評価結果を表1に示した。
また薄膜からの液のしみ出しをイオン伝導度測定時に目
視で評価したが、実施例1,2及び比較例!、2いずれ
も液のしみ出しは観察されなかった。
表1つづき(脚注) *l ポリプロピレン *2 ポリエチレン *3 エチレンカーボネート *4 メタクリル酸メチル *5 アクリル酸エチル *61.2−ジメトキシエタン *7N、N−ジメチルアセトアミド *8 テトラヒドロフラン *9 メタクリル酸エチル *lO室温で放射線重合したもの 表1かられかるように、本発明の実施例1及び2の(1
)〜(27)は比較例1の(a)〜(e)に比べてイオ
ン伝導度及び膜強度において、比較例2の(d)〜(f
)に比べて膜強度において優れていることが明らかであ
る。
実施例3 化合物例(M−2)Igをプロピレンカーボネート3g
に溶解し、これにベンゾイルパーオキシド0.1gを添
加して均一溶液とした。この溶液100μfを直径15
uo、厚さl 80 am、空孔率50%のポリプロピ
レン製多孔質膜に含浸させ、アルゴンガス雰囲気下、6
0℃で3時間加熱重合して高分子マトリックス化し、薄
膜を得た。この薄膜をL i B F 4のPC溶液(
濃度1. 0M) 5−に室温にて5時間浸漬し、さら
にこの操作をもう2回くり返して薄膜(28)を得た。
同様に加熱重合にて高分子マトリックス化した薄膜を形
成させた後、金属イオンの塩を含む極性中性溶媒を含浸
させる方法で薄膜(29)〜(48〉を得た。
なお、薄膜(42〉〜(44)においては重合後アセト
ンを用いて溶媒浸漬による洗浄(室温時間)を1回行な
い、また(45)〜(47)においては重合後メチルエ
チルケトンを用いてソックスレー洗浄(30分)を行な
い精製した後に金属イオンの塩を含む極性中性溶媒を含
浸させた。
実施例4 化合物例(M−5)Igをプロピレンカーボネート3g
に溶解し均一溶液とした。この溶液12μlを直径15
mm、厚さ25μm、空孔率45%のポリプロピレン製
多孔質膜に含浸させ、窒素ガス雰囲気下、50℃にて7
.5メガラツドの電子線を膜の両面に照射させて重合し
、高分子マトリックス化した薄膜を得た。この薄膜をL
iBF+のPC溶液(a度1.0M)5dに30°Cニ
テ4時間浸漬し、さらにこの操作をもう1回くり返して
薄膜(49)を得た。同様に放射線重合にて高分子マト
リックス化し、薄膜を形成させた後、金属イオンの塩を
含む極性中性溶媒を含浸させる方法で薄膜(50)〜(
54)を得た。
なお、薄膜(52)、(53)においては重合後アセト
ンを用いて溶媒浸漬による洗浄(室温、2時間)を1回
行ない、また(54)においては重合後アセトントリル
を用いてソックスレー洗浄(30分)を行ない精製した
後に金属イオンの塩を含む極性中性溶媒を含浸させた。
比較例3 特開昭57−101352号に記載された、ポリメタク
リル酸メチルを多孔質膜に含浸させて加熱によりゲル化
させ、これに極性中性溶媒を含浸させた薄膜(g)(h
)(itを作成した。
比較例4 特開昭63−102104号に記載されて−いるポリ塩
化ビニルの多孔質膜を形成後にLiCf0゜を溶解した
低分子量PEOを含浸させた薄膜(j)(k)を作成し
た。
このようにして得た薄膜について実施例1と同様にして
イオン伝導度、製膜性及び液のしみ出しを評価した。
結果を表2に示す。
表1つづき(脚注) *ll 室温で放射線重合したもの 表2かられかるように、本発明の実施例3.4の(28
)〜(54)は比較例3の(g)〜(i)及び比較例4
の(j)(k)に比べてイオン伝導度及び液のくり出し
において優れていることが明らかである。
実施例5 実施例1〜4で作製した高分子固体電解質を用いて、図
1に示す電池を作成した。正極活物質として、電気化学
54巻、69I頁(1986年)に記載されたV、O、
からなる正極ペレット(15mmφ、20mAHの容量
)を用い、負極活物質として金属リチウム(15mmφ
、40mAHの容量)を用い、正極ペレットと負極ベレ
ットの間に実施例1で作製した高分子固体電解質(1)
(17mmφ)を用いた。このリチウム電池を1.1m
A/crlの電流密度で3,1v〜1.7Vの範囲で充
放電テストを行なった。その結果充放電容量の変化は図
2の曲線(alであった。
同様にして、表2に示したリチウム電池(bl〜(田を
作成し、充放電テストを行なった。表2に示したNcL
(al 〜(d)はそれぞれ図2の曲線(a)〜(d)
ニ対応し、また表2に示したN11L(el〜(幻は図
3の曲線(e)〜(g)に対応している。
比較例5 比較例1で作成した高分子固体電解質を用いて、実施例
5と同様にして表2に示したリチウム電池(ア)及び(
イ)を作成し、表2に示した条件で充放電テストを行な
った。テスト結果はそれぞれ図2及び図3の曲線(ア)
及び(イ)であった。
図2及び図3かられかるように本発明の高分子固体電解
質を用いた電池は比較例1の高分子固体電解質を用いた
電池に比べて放電容量の変化において優れていることが
明らかである。
実施例6 実施例1〜4で作製した高分子固体電解質を用いて、図
4に示す単3型電池を作成した。正極活−物質として電
気化学、54巻、691頁(1986年)に記載された
v、Ooからなる正極材(0゜75AH)を用い、負極
活物質として金属リチウム(1,5AH)を用い、正極
ペレットと負極ペレットの間に実施例1で作成した高分
子固体電解質(9)を用いた。この単3型リチウム電池
を1. 1mA/a#)電流密度テ3.  IV−1,
7Vノ範囲で充放電テストを行なった。その結果充放電
容量の変化は図5の曲線(h)であった。
同様にして表3に示したリチウム電池(i)〜(1)を
作成し、充放電テストを行なった。表3に示したNa(
h)〜(j)はそれぞれ図6の曲線(h)〜(j)に対
応、また表3に示したNa(k)〜(1)は図6の曲線
(k)〜(1)に対応している。
比較例6 比較例3及び4で作威した高分子固体電解質を用いて、
実施例6と同様にして表3に示したりチウム電池(つ)
及び(1)を作威し、表3に示した条件で充放電テスト
を行なった。テスト結果はそれぞれ図5及び図6の曲線
(つ)及び(1)であった。
図5及び図6かられかるように本発明の高分子固体電解
質を用いた電池は比較例3の高分子固体電解質電池を用
いた電池に比べて放電容量の変化において優れているこ
とが明らかである。
〔発明の効果〕
本発明によるとイオン伝導性に優れ、製膜性も良好でか
つ液のしみ出しのない高分子固体電解質を得ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
図1は実施例5で作成した電池の概略示す。 図2、図3は実施例5、比較例5の充放電テストによる
放電容量の変化の結果を表わす。 (a)〜(鎖が実施例5 (ア)(イ)が比較例5 図4は実施例6で作成した電池構成を示す。 図5、図6は実施例6、比較例6の充放電テストによる
放電容量の結果を表わす。 (h)〜(nlが実施例6 (つ)(1)が比較例6

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)1 下記一般式〔 I 〕で表わされる多官能性モ
    ノマー又は、 2 下記一般式〔 I 〕で表わされる多官能性モノマー
    及び下記一般式〔II〕で表わされる多官能性モノマー、
    又は、 3 下記一般式〔 I 〕〜〔II〕で表わされる少なくと
    もひとつの多官能性モノマー及び下記一般式〔III〕〜
    〔V〕で表わされる少なくともひとつの単官能性モノマ
    ーを多孔質膜に含浸せしめ、極性中性溶媒及び周期律表
    I a又はIIa族に属する金属イオンの塩の存在下にビ
    ニル重合して高分子マトリックスに形成せしめたことを
    特徴とする高分子固体電解質。 一般式〔 I 〕 ▲数式、化学式、表等があります▼ 一般式〔II〕 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、X_1及びY_1は、−O−又は−N−を表し
    、R_7は水素原子又はアルキル基を表す。 X_2及びY_2はそれぞれX_1及びY_1と同義で
    ある。R_1は水素原子、アルキル基、塩素原子又はシ
    アノ基を表し、R_2は低級アルキレン基を表す。 L_1はz_1価の連結基を表し、z_1は2以上の整
    数である。qは1〜30の整数を表す。 X_5はX_1と同義であり、L_4はL_1と同義で
    あり、z_2はz_1と同義である。R_6はR_1と
    同義である。l_1、l_2はそれぞれ独自に0又は1
    である。) 一般式〔III〕 ▲数式、化学式、表等があります▼ 一般式〔IV〕 ▲数式、化学式、表等があります▼ 一般式〔V〕 (式中、R_3はR_1と同義である。R_4はR_2
    と同義である。R_3は水素原子、アルキル基、アルケ
    ニル基、アリール基、アラルキル基、−COR_6又は
    −SO_2R_6を表し、R_6はアルキル基、アルケ
    ニル基、アリール基又はアラルキル基を表す。 pはqと同義である。 R_1_1はR_1と同義であり、R_1_2は水素原
    子、低級アルキル基又は低級アルコキシ基を表わす。 A_1、B_1及びD_1はそれぞれ独自に酸素原子又
    は硫黄原子である。L_2は2価の連結基を表わし、X
    _3とX_1と同義である。r=0又は1である。 R_2_1はR_1と同義であり、R_2_2、R_2
    _3はそれぞれ水素原子、低級アルキル基又は低級アル
    コキシ基を表わす。E_1、F_1はそれぞれ独自に酸
    素原子又は硫黄原子である。L_3はL_2と同義であ
    り、X_4はX_1と同義である。sは0又は1である
    。)
  2. (2)1 一般式〔 I 〕で表わされる多官能性モノマ
    ー、又は、 2 一般式〔 I 〕で表わされる多官能性モノマー及び
    一般式〔II〕で表わされる多官能性モノマー、又は、 3 一般式〔 I 〕〜〔II〕で表わされる少なくともひ
    とつの多官能性ノモマー及び一般式〔III〕〜〔V〕で
    表わされる少なくともひとつの単官能性モノマーを多孔
    質膜に含浸せしめてビニル重合して高分子マトリックス
    化した後、極性中性溶媒及び周期律表 I a又はIIa族
    に属する金属イオンの塩を含有せしめることを特徴とす
    る特許請求の範囲第(1)項記載の高分子固体電解質。
  3. (3)該多孔質膜がポリオレフィンからなることを特徴
    とする特許請求の範囲第(1)項記載の高分子固体電解
    質。
  4. (4)該極性中性溶媒が下記B群に属する少なくとも一
    種であることを特徴とする特許請求の範囲第(1)項又
    は第(2)項記載の高分子固体電解質の製造方法。 〔B群〕 ・カーボネート類 ・ラクトン類 ・環状エーテル類 ・環状ジエーテル類 ・エーテル類 ・グリコール類 ・ニトリル類 ・エステル類 ・アミド類 ・ニトロメタン ・塩化チオニル ・スルホラン
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