JPH0317690Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は机等家具類におけるボツクスカバー等
の取付部の構造に関するもので、カバー等の縁部
材をボツクス縁部等に簡易かつ確実に取付け得る
ようにしたものである。

次にその詳細を図示の実施例について説明する
と、第１図においてＡは机、１はその天板、２は
脚、３は幕板、４は天板１上に嵌め込まれたコー
ド収納ボツクスである。

コード収納ボツクス４の上部開口にはボツクス
カバー５が取付けられている。ボツクスカバー５
は、第２図以下に示すように、カバー本体６と縁
部材７からなり、縁部材７は比較的硬質の合成樹
脂等弾力性を有する材料で断面ほぼＣ字状もしく
はコ字状に形成され、その上下の外縁部にはそれ
ぞれ内向きの凸条８，８が突設され、また縁部材
７の内角隅部には小断面の凹溝９が設けられてお
り、背面にはほぼＵ字状に屈曲形成された薄肉可
撓性のカバー本体６が一体形成等により結合され
ている。而してこのボツクスカバー５は上記凸条
８，８がそれぞれこれに対応してボツクス４の断
面ほぼ角形の取付縁部１０に設けた係合溝もしく
は段部１１，１１に弾発的に係止されて取付けら
れている。

この縁部材７は比較的硬質で弾力性のある材料
であるが、上記内角隅部に設けた凹溝９により生
じた薄肉部により開口部を拡開することができる
ので取付部１０に容易に被嵌することができ、さ
らに押込むことにより、上記凹溝９の肉薄部のば
ね作用により上記上下の凸条８，８をそれぞれ取
付縁部１０の係合溝もしくは段部１１，１１に弾
発的に係止することができ、確実強固にカバー５
を取付けることができる。また同縁部材７下部に
は凸条１２を形成してあり、該凸条１２を本体６
から差入れた手指で手前に引く等により縁部材７
の開口部を拡開できるので比較的容易に縁部材７
を取外すことができ、ボツクス４内のコード類の
配線、カバー５の交換時に極めて便利である。上
記凹溝９は図示の如く下部の内角隅部に設けても
よく、また必要に応じ上部の内角隅部に設けても
よく、また断面ほぼＣ字状の縁部材を半円形断面
の取付縁部に被着する場合などでは、内面の適当
個所に設けることができる。また係止凸部８も図
示の如く上下部に設けともよく、上下何れか一個
所に設けるだけでもよい。

このコード収納ボツクス４には第１図に示す脚
２下部の取入口１３から取入れた電話線、電源コ
ード類等を収納し、ボツクスカバー５，５の間等
から机上の電話機、電気器具等に配線することが
できる。尚図中１４は電気スタンドの支柱取付孔
である。尚この縁部材の取付構造は机等の天板の
縁部材の取付け等にも使用することができる。

本考案は以上のように構成され、断面ほぼコ字
状もしくはＣ字状の弾力性を有する縁部材７の下
縁部に内向きの係止凸部８を突設すると共に該縁
部材７の内面には小断面の凹溝９を形成し、かつ
下部に凸条１２を設けたので、上記係止凸部８を
机等の取付縁部１０の係合溝や段部１１に係止さ
せたり、縁部材の交換やコード類の配線作業のた
め該縁部材を取り外すとき、上記コ字状もしくは
Ｃ字状の開口部を容易に拡開でき、この際上記凸
条１２に指先をかけて手前に引けば、上記凹溝９
部分を中心としてきわめて容易に拡開され、着脱
が容易である。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の一実施例を示し、第１図はコー
ド収納ボツクスを取付けた机の斜視図、以下拡大
して示し、第２図はコード収納ボツクスの平面
図、第３図は第２図におけるＸ−Ｘ線断面図、第
４図はボツクスカバーの部分斜視図である。 Ａ……机、１……天板、２……脚、３……幕
板、４……コード収納ボツクス、５……ボツクス
カバー、６……カバー本体、７……縁部材、０…
…取付縁部。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 断面ほぼコ字状もしくはＣ字状の弾力性を有す
   る縁部材７を取付縁部１０に被着して取付けた構
   造において、上記縁部材７の外縁部に内向きの係
   止凸部８を突設すると共に該縁部材７の内面には
   小断面の凹溝９を形成し、上記係止凸部８を上記
   取付縁部１０に対応して設けた係合溝もしくは段
   部１１に通発的に係止せしめ、かつ上記縁部材の
   下部に凸条１２を形成してなるボツクスカバー等
   取付部の構造。