JPH03174724A - パターン形成方法 - Google Patents

パターン形成方法

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JPH03174724A
JPH03174724A JP30969889A JP30969889A JPH03174724A JP H03174724 A JPH03174724 A JP H03174724A JP 30969889 A JP30969889 A JP 30969889A JP 30969889 A JP30969889 A JP 30969889A JP H03174724 A JPH03174724 A JP H03174724A
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pattern
thin film
etching
organic thin
group
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JP30969889A
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Masaru Hori
勝 堀
Keiji Horioka
啓治 堀岡
Haruo Okano
晴雄 岡野
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、パターン形成方法に係り、特にレジストパタ
ーンにおけるエツチング耐性の向上および剥離性の向上
と、マスクに忠実なエツチングパターンの形成に関する
(従来の技術) 半導体集積化技術の進歩に伴い、素子の微細化は進む一
方であり、パターン寸法の高精度化への要求が高まって
いる。
一般に、半導体集積回路は、シリコン基板等の半導体基
板上に、所定のパターンの酸化シリコン等の絶縁性薄膜
や、多結晶シリコン・アルミニウム・タングステン等の
導電性薄膜等を積層することによって形成される。
これらの薄膜を所望のパターンに加工するためのりソグ
ラフィ技術として、縮小投影方式による光露光技術が用
いられている。
この方式は、レチクルパターンを]15〜]/10に縮
小して、ステップアンドリピート法により投影し、感光
性ポリマーからなるレジストを露光するものである。
この方式ではまず、この薄膜上に感光性のレジストを塗
布した後、光や紫外線を所望のパターンに従って照射し
て該レジストを露光し、現像によって露光部又は未露光
部を選択的に除去する。
次に、このレジストパターンをマスクとして下地の薄膜
をエツチング加工した後、レジストを除去するという方
法がとられる。
しかし、半導体素子の集積度の増大に伴い、要求される
パターンの最小寸法、及び寸法精度は小さくなる一方で
あり、近年では、0.5μm程度の微細パターンの加工
が必要となっている。このような微細領域のパターンに
対応するには、露光の光学系の解像度を向上する必要が
ある。
光学系の解像度は、露光に用いる光の波長とレンズの開
口数によって規定されており、Raighleyの関係
即ち解像度=にλ/NAで決まる。ここてλは波長、N
Aは光学系の開口数である。すなわち、波長が小さく、
開口数が大きいほど解像度は向上する。
ところで、近年、レンズ開発が急速に進みNA値を高く
し、g線(436nm)からi線(365nm)へと短
波長化することにより解像度は年々向上し、エキシマレ
ーザ(194nm)を用いた露光を用いることにより0
.3μm程度の領域まての展望が描かれようとしている
しかし、焦点深度はλ/(NA)2に比例するために、
NA値の向上とともに焦点深度はますます浅くなる。
一方、デバイスの横方向の縮小にもかかわらず縦方向の
縮小はその割に進まず、ウェハの凹凸が激しくなる。こ
のようにウェハ表面の凹凸が激しい場合、下地段差から
の反射光て微細パターン形成が困難になる。
このため、ウェハ表面を平坦化し、入射光を吸収して、
反射光を減じることが要求され、この要求を満たすもの
として多層レジスト法が提案されている。
この多層レジストプロセスとして代表的なものに3層レ
ジストプロセスがある。
3層レジストプロセスは、上下のレジスト層間に中間層
を界在させたレジストパターンを構造ヲ形成するもので
ある。
3層レジスト工程では、先ず凹凸のある基板上に有機質
の薄膜を回転塗布して、平坦化する。
次に、中間層として、ポリシロキサンやシラノ0 ル等のシリコン含有化合物やシリコン酸化物等の無機薄
膜を、回転塗布法やCVD法により形成する。
そして更に、その上に上層のレジストを塗布し通常のり
ソグラフィ手段により最上層レジストパターンを形成す
る。
このようにして3層のレジストを形成した後、最上層レ
ジストパターンをマスクとして、テトラフルオルメタン
CF4など、ハロゲンを含有するガスをエツチングガス
として用いた反応性イオンエツチング(RI E)等の
異方性エツチングにより第2層(中間層)をエツチング
し、続いて、酸素を含むガスを用いて、下層の平坦化層
をエツチングしてレジストパターンを転写する。
ここで前記中間層は上下レジスト間の相互作用の防止と
下層レジストに耐RIE性を持たせるという役割の為、
普通S OG (Spin on glass )膜等
が用いられることが多い。
この3層レジスト法では、下層レジストにより基板平坦
化が行なわれ、上層の高解像のレジスト1 を用いてこれをパターニングすることにより、下地の凹
凸の影響を受けることなく、良好に露光現像を行うこと
ができ、高解像で寸法精度のよい高アスペクト比(パタ
ーンの横寸法に対する縦寸法)のレジストパターンを形
成することができる。
しかしながら、この3層レジスト法には次のような問題
がある。
その第1は、3層レジスト法により形成したレジストパ
ターンをマスクとして下地の基板をエツチング加工した
後、マスクを剥離しなければならないが、このマスクの
剥離が困難な点にある。
通常、エツチング工程では、レジストは下地の祠料に応
じ、硫酸や過酸化水素水等を用いて溶解せしめるか、あ
るいは酸素ガスを用いたプラズマアッシング法により除
去するのが一般的である。
ところが、3層レジスト法により形成したマスクは、有
機物の平坦化層の上にシリコン酸化膜等の無機薄膜層が
重ねられた2重構造となっている。
このため、上記に示したようなマスク剥離手段で除去で
きるのは、最下層の平坦化層のみて、無機 2 系の中間層は除去するのが極めて困難である。また、中
間層はフッ素などのハロゲンを含んだガスを用いてドラ
イエツチングにより除去することは可能であるが、同時
に下地の被処理基板のシリコン酸化膜やシリコン等まで
がダメージを受けてしまうという問題があった。
また、第2の問題として、下地飼料の加工時のエツチン
グ選択比の問題がある。
ところで、このような高アスペクト比の微細なレジスト
パターンを用いて、下地の薄膜を加工する1つの方法と
して、プラズマを用いるRIE技術が広く用いられてい
る。この方法は、例えば、一対の平行平板電極を具備し
た真空容器内に被加工膜の坩積された址板を入れ、真空
に引いた後、ハロゲン元素等を含有する反応性のガスを
導入し、前記ガスを高周波電力を印加して、放電させ、
発生したプラズマを用いて前記被加工膜をエツチングす
る方法である。
このエツチング方法によればプラズマ中の各種の粒子の
内、イオンが電極表面のイオンシースに3 発生する直流電場によって加速され、大きなエネルギー
を持って被加工膜を衝撃し、イオン促進化学反応を起こ
す。このため、エツチングはイオンの入射方向に進み、
アンダーカットのない方向性エツチングが可能となる。
しかし、このイオン衝撃によってあらゆる材料が励起ま
たは活性化されるため、ラジカルだけを利用するエツチ
ングに比べると、物質固有の反応性の差がでに<<、一
般に材料の違いによるエツチング速度の比、即ち選択比
が小さいことがある。
例えば、Alのエツチングでは、レジストのエツチング
速度が大きいため、パターン変換差が大きく、高精度に
パターンを形成できない、あるいは配線部分がエツチン
グされて配線切れが生じる等の問題がある。
この問題を解決するため、AlのエツチングにおいてA
l上に前述の如く多層レジストを形成し、高アスペクト
比を有するパターンを形成し、これをマスクとしてAl
をエツチングする方法が行なわれている。
 4 即ち、多層レジストの適用により得られる高アスペクト
比のパターンは、 ■光露光リソグラフィ技術による反射波によるパターン
の解像性の劣化の防止 ■ウェハ上に存在する凹凸形状の平坦化■RIEに対す
るレジストの耐性を高めるという作用を有することから
、微細なパターンを高精度に加工する為に必要不可欠と
なっている。
しかしながら、高アスペクト比のパターンをマスクとし
て、下地層をRIEにより加工する場合、エツチング速
度のパターンサイズ依存性という重大な問題が生じる。
例えば、“M、5ehjne等、Proc、of VL
SI symp p6San Djego(198B)
、Proc、of Symp、on Dry Proc
essp42.TOKYO(198B)”によれば、塩
素ガスを用いて単結晶シリコンをエツチングした場合、
アスペクト比が大きくなればなる程、エツチング速度は
低下することが報告されている。
このようなエツチング速度のパターンサイズ依存性はエ
ツチング時の圧力により大きく変化する。
5 10〜10’Torr台では、エツチング速度のパター
ンサイズ依存性が大きく、またどの圧力領域においても
垂直形状が得られないのに対し、1O−3Torr台で
は、双方とも改善される。しかし、この圧力領域でも、
パターン形状は垂直なプロファイルが得られるものの、
依然としてエツチング速度のパターンサイズ依存性は生
じる。
即ち、パターンサイズの大きいパターンではエツチング
が終了しているにもかかわらす、バタンサイズの小さい
パターンではまだエツチングが終了せず不十分なものと
なる。
従って、全てのパターンをエツチングし所望の加工を実
現させる為には、パターンサイズの小さいパターンでの
加工が終了するまで、エツチングを進めなければならな
い。
この場合、パターンサイズの大きいパターンては、オー
バエツチングとなり、被エツチング加工飼料のパターン
形状が劣化し、十分なパターン寸法精度を得ることがて
きないという問題がある。
このように、今後、LSIの製造においては、6 ますます、高アスペクト比化が進行すると共に、パター
ンに要求される加工精度も高くなるため、LSrの製造
におけるエツチングプロセスにおいて、エツチング速度
のパターンサイズ依存性は致命的な問題となっている。
また、この被加工材料とレジストマスク間のエツチング
選択比の問題は、多層レジスト法の場合のみならず、従
来の単層レジスト法を用いて加工を行う場合にも、あて
はまる問題である。
この問題は、特に配線飼料に使用するAl合金薄膜の加
工において、深刻な問題となっており、Al上のレジス
トが薄くなり、端部が後退することにより配線幅が設計
よりも小さくなったり、さらには断線を引きおこす原因
となる場合もあった。
また、A7あるいはAl合金薄膜の加工において、多層
レジスト法を用いる場合、(10−3Torr台の圧力
領域でのエツチングを除いては通常)エツチングおける
選択比は大きく得られるものの、AlあるいはAl1合
金薄膜の垂直エツチング加工は困難であり、パターン変
換差が生し、高精度の7 パターン形成はてきないという問題がある。これはAl
がエッチャントである塩素原子および分子と自然に反応
し、等方形状になり易いためである。
そこで、垂直エツチングを行うためには、レジストのス
パッタ分解で生じた不飽和種の重合膜をAlあるいはA
l合金薄膜の側壁に形成し、この側壁保護膜によってア
ンダーカットを抑制することは可能である。
しかしながら、AlあるいはAl合金薄膜の加工におい
て、多層レジスト法を用いる場合、エツチングマスクと
して作用するのは中間層に用いる酸化シリコン膜などの
無機薄膜であり、無機薄膜のエツチングては不飽和種が
生じないため、側壁保護膜を形成することかできない。
このため、多層レジスト法を用いてのleあるいはAl
1合金薄膜の高精度のパターン形成は不可能てあった。
(発明が解決しようとする課題) このように従来の多層レジスト技術では、バタン加工後
のマスクの除去が困難であるという問題があった。また
、垂直加工を実現しようとする8 場合には、十分に側壁保護膜を形成するためのレジスト
分解物が供給されず、高精度の垂直エツチングを行うこ
とができないという問題があった。
また、単層レジスト工程による場合にも、被処理薄膜の
レジストに対するエツチング選択比か小さいために、加
工中のレジストの膜減りが激しく高精度のパターンを得
ることができないという問題があった。
さらに、レジストパターンをマスクとしてエツチングを
行うに際し、エツチング速度のパターン依存性が大きく
、パターン精度の向上に限界かあった。
本発明は、前記実情に鑑みてなされたもので、第1は、
加工後に容易に剥離除去することのできるレジストパタ
ーンを多層レジスト法により形成することを目的とする
また、本発明の第2は、基板エツチング時におけるレジ
スト膜の耐性を向上し、寸法変動が小さい、高精度のパ
ターンを提供することを目的とする。
9 さらにまた、本発明の第3は、微細で高アスペクト比の
レジストパターンをマスクとして、エツチング速度のパ
ターンサイズ依存性がなくかつ寸法精度の高いパターン
加工を行うエツチング方法を提供することを目的とする
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) そこで本発明の第1の方法では、多層レジスト法におい
て、有機物の平坦化層に、金属、シリコン等の周期律表
第4族の元素あるいはアルゴン等の周期律表第0族の元
素を微量含ませる工程を付加するようにしている。
すなわち、本発明の第1の方法では、被処理基板上に有
機質の薄膜を塗布して平坦化した後、イオン注入又は熱
拡散又はガスプラズマ又はガスラジカル処理によって、
金属や、周期律表第4族元素を含む物質を含有する表面
層を形成し、次に、通常のりソグラフィ手段により、レ
ジストパターンを形成する。そして、水素又はハロゲン
を含んだガスのプラズマ処理によりレジストパターンに
0 被覆されていない部位の金属又は第4族元素の層を除去
するか、変質させる。この後、酸素ガスを含む方向性エ
ツチング手段によって、有機質薄膜をエツチングする。
この際、上部のレジストにより被覆された部位の金属、
第4族含有層は、エツチングに対するマスクとなり、パ
ターンが転写される。
また、本発明の他の例では、被処理基板上に、有機薄膜
を塗布して平坦化した後、通常のりソグラフィ手段を用
いて、上層レジストパターンを形成する。次に、金属又
は、第4族元素あるいは第0族元索を含むイオン又は分
子ビーム又はガスプラズマ又はガスラジカルを照射し、
金属元素又は第4族元素を異方的に導入する。さらに、
上層レジストパターンを等方性のエツチング手段又は、
溶液への溶解により除去した後、酸素ガスを含む方向性
のドライエツチングを行なう。この場合、当該上層レジ
ストパターンから露呈する有機薄膜表面に、金属、第4
族あるいは第0族元索の含有層が残存する為、反転パタ
ーンが形成される。
1 また、本発明の第2の方法では、レジストパターン表面
層に、金属又はシリコン等の周期律表第4族の元素ある
いはアルゴン等の周期律表第0族の元素を微量含ませる
工程を付加するようにしている。
すなわち、被処理基板上に直接形成されたレジストマス
クに対して、イオン又は分子ビームを照射あるいはプラ
ズマ処理又は、ラジカル処理を行うことにより金属又は
第4族元素又は第0族元素を注入した後、下地の被処理
基板をエツチングするようにしている。
また、本発明の第3の方法では、被処理基体上に樹脂層
あるいは、光活性物質と混合または化学結合させたポリ
マーを含有する感光性樹脂層等の有機質薄膜からなるパ
ターンを形成し、このパターンをマスクとして反応性ガ
スにより被処理基体をエツチングするに際し、エツチン
グに先立ち、このパターン表面に荷電粒子あるいは電磁
波を照射して前記パターンのアスペクト比を小さくせし
めるようにしている。
 2 例えば、樹脂層あるいは感光性樹脂層として有機高分子
林料であるレジストのパターン表面に希ガスイオンをイ
オン注入装置を用いて注入したり、電子シンクロトロン
放射により発生した放射光を真空中にて照射することに
より、前記レジストをアブレーションさせ膜減りを生じ
させることによりパターンのアスペクト比を小さくした
後、被処理基体のエツチングを行う。
また、本発明の第4の方法では、有機質薄膜をレジスト
として用いるAiあるいはAl合金薄膜の加工において
、レジストパターンの表層にAJ。
あるいはAl合金薄膜あるいはこれらの酸化膜を含有さ
せる工程を付加するようにしている。
例えば、AlあるいはAJ!、合金薄膜をエツチング加
工する際、エツチングマスクとして有機質薄膜からなる
レジストパターンを形成した後、この形成されたレジス
トマスクに対して、アルゴン等の周期率表第0族の元素
を含むプラズマ雰囲気中てAlあるいはAl合金薄膜を
堆積させると同時にレジストマスクをスパッタすること
により、A3 AあるいはAl合金薄膜あるいはこれらの酸化物を有機
質薄膜中に含有させた後、このレジストパターンをマス
クとして下地の加工林料であるAJ。
あるいはAl合金薄膜をエツチングするようにしている
(作用) 種々の実験の結果、イオンや分子ビームの注入あるいは
、ガスプラズマやガスラジカルの照射により、有機物の
薄膜に金属や第4族元索や第0族元索を適切な面密度と
なるように導入して形成された層は、金属や有機物自体
よりも強固なエツチング耐性を有することが判明した。
特に、このような金属を含有する層は水素ガスを主成分
とするプラズマ処理により容易に除去し得ることが判明
した。
そこで、基板上に形成した平坦化層表面にこのような金
属含有層を形成することにより、多層レジストの中間層
林料として用いることが可能である。
また、この層は基板の加工後、水素を含むプラ4 ズマ処理で除去できるので02プラズマアツシングと組
合せればマスクの剥離も容易である。
更に、基体上に直接形成したレジストマスクの表面上に
このような金属含有層を形成した後、エツチング加工を
行なうとマスクのエツチング耐性が向上し、高い選択性
が得られる。
次にまた、本発明者等は、感光性有機物からなる高分子
レジストに種々のイオン(Fe、Ni。
Cr、Ti、A、i:、Ar)をイオン注入したところ
、次のような事実を見い出した。
即ち、高分子レジストにイオンを真空中にてイオン注入
装置にて照射したところイオン注入の注入ドーズ量とと
もに、高分子レジストは最初は膜減りを生しるか、次第
に膜減り量が小さくなり、注入ドーズ量の増大に対して
膜減り量は飽和する。
このイオン注入により膜減り量が小さくなったレジスト
を反応性イオンエツチングを用いてエツチングしたとこ
ろ、イオン注入していないレジストと比較してエツチン
グ速度が格段に低下した。
そしてさらに実験を重ねた結果、これらの耐工5 ッチング性は、注入したイオン種に依存しないことが判
明した。通常の高分子レジストは、耐プラズマエツチン
グ性に乏しく、例えば、AJのような金属をエツチング
するハロゲンガスを用いた反応性イオンエツチングプロ
セスには、エツチングマスクとして使用することは難し
い。
従って、高分子レジストをパターニングした後、イオン
を注入し、高分子レジストを強固安定せしめ、反応性イ
オンエツチング耐性を高め、エツチングのためのマスク
として用いることによりあらゆる材料の微細パターン加
工を高精度で行うことができる。
更に、基板上に段差が生じている場合や光りソゲラフイ
エ程における基板からの反射、あるいは電子線リソグラ
フィ工程における基板からの電子の反射等を防止する為
に用いられている厚膜レジストでは高アスペクト比のパ
ターンが形成されているが、このような高アスペクトを
有するパターンにおいて反応性イオンエツチングにより
下地材料を加工すると、エツチング速度がパターンサイ
6 ズに依存し、高精度のエツチングが不可能である。
そこで、これらの高アスペクト比を有するレジストパタ
ーンにイオンを注入し、膜減りを生じさせることにより
アスペクト比を小さくシ、シかも、前述の如く、強固安
定せしめ、耐エツチング性を高め、プラズマエツチング
のためのマスクとして用いることにより、全ての材料の
微細パターン形成を高精度でしかもエツチング速度のパ
ターンサイズの依存性なく実現可能となる。
尚、イオン注入照射量は用いるレジストの種類によって
異なるものであるが、イオン注入による膜減りが停止す
る値を目安として適度に注入量を選択すれば反応性イオ
ンエツチング耐性を大幅に向上することが可能である。
このように、本発明は、LSI製造の為の微細な高アス
ペクト比のレジストパターンをマスクとしたドライエツ
チングプロセスに極めて有効な技術である。
さらに、本発明の第4の方法は、種々の実験の結果、有
機物薄膜にAlあるいはAl合金薄膜あ7 るいはこれらの酸化物を堆積させながら、アルゴン等の
周期率表第0族の元素を含むプラズマを照射する等の方
法により、AlあるいはA、、12合金薄膜あるいはこ
れらの酸化物を適切な面密度となるように有機物中に導
入して得られた層は、A、12あるいはAl合金薄膜あ
るいはを有機物自体よりもより強固なエツチング耐性を
有することを発見し、これに着目してなされたものであ
る。
すなわち、この事実に基づき、例えば配線桐材としての
AlあるいはAJ!、合金薄膜上に直接形成したエツチ
ングマスクとしての有機物中にこのようなAlあるいは
Al合金薄膜あるいはこれらの酸化物の含有層を形成し
た後、エツチング加工を行うようにすればマスクのエツ
チング耐性が大幅に向上し、高い選択性が得られる。
また、この耐エツチング性の高いAJ!、あるいはAl
合金薄膜あるいはこれらの酸化物の含有層は、マスクと
しての有機物薄膜の膜厚に依存することなく形成するこ
とができるため、予め厚いレジストパターンを形成し、
前述したような膜減りを生8 ぜしめてから、このAlあるいはAl合金薄膜あるいは
これらの酸化物の含有層を形成して、レジストの耐エツ
チング性を高めることも可能である。
さらにまた、ターゲットあるいは蒸発源にAJ。
あるいはAl合金を用い、スパッタリングあるいはイオ
ンブレーティングにより、有機質薄膜パターンの表層に
AlあるいはAl合金薄膜あるいはこれらの酸化膜を含
有させ、表面層を形成するようにしてもよい。
従って高アスペクト比を有するレジストパターンをマス
クとして用いて、下地材料のエツチングを行おうとする
と、エツチング速度がパターンサイズに依存し、高精度
のエツチングを行うことができないといういわゆるマイ
クロローディング効果を低減した上で、上記処理を行う
ことも可能である。このようにして、マイクロローディ
ング効果もなく、垂直断面を有する高精度のパターン形
成を行うことが可能となる。
2 つ (実施例) 以下本発明の実施例について図面を参照しつつ詳細に説
明する。
実施例1 まず、第1図(a)に示すように、シリコン基板1表面
にアルミニウム薄膜11を堆積し、この上層に、有機質
薄膜として、東京応化製0FPR5000と指称されて
いるフォトレジスト14を塗布、130℃10分間のベ
ーキング処理を行なった後、パターニングする。
この後、第1図(b)に示すように、さらにこのレジス
トパターン14にAlイオンをイオン注入し、表面にイ
オン含有層13pを形成する。ここで、イオン注入の加
速電圧は160keV、 ドズ量はI X 10 ”J
ons/ cJとした。
このようにして形成されたシリコン基板を試料としてエ
ツチングを行い、エツチング速度を測定した。
ここで、エツチング装置としては、マグネトロン型のR
IE装置を用い、エツチングガスはcJ。
 0 2とBCj!、3の混合ガス(総流量30 secm)
 、圧力は]、、5Paとし、陰極上に載置される基板
にはRF電力をl W / cJ印加するようにした。
このとき、Al.が約0.7μm/分の速度でエツチン
グされたのに対し、leイオンの注入されたレジストパ
ターンのエツチング速度は0.04μm/分てあり、A
lとレジストの選択比は約17.5である。これに対し
、イオン注入を行わないレジストのエツチング速度は0
.5μm/分であり、Alとレジストの選択比は約1.
4であった。この比較からも、本発明の方法によればエ
ツチング選択比が大幅に向上していることが分かる。
また、アルミニウムパターンのエツチング終了後、レジ
ストパターンを剥離するに際し、水素ガスを主成分とす
るプラズマ処理によって容易に剥離され、第1図(C)
に示すようなアルミニウムパターン11を得ることがで
きた。
このようなイオン注入による効果を調べるために、種々
のイオンを注入した場合について測定した。
1 すなわち、前記試料と同様に、シリコン基板表面に、有
機質薄膜として、東京応化製0FPR5000と指称さ
れているフォトレジストを塗布、130℃10分間のベ
ーキング処理を行なった後、それぞれAji、Ti、N
i、Cr、Fe等の金属及びSi及び、A rをイオン
注入した。ここで、イオン注入の加速電圧は1.60 
k e V、ドーズ量は3 X 1014〜1017i
ons /cJとした。
このようにして形成されたシリコン基板を試料として前
記装置を用いて同様のエツチング条件でそれぞれエツチ
ングを行い、エツチング速度を測定した。
第2図は、このようにして作製した膜のエツチング速度
を測定した結果を示す図である。
この図からも明らかなように、イオン注入を行ったレジ
ストはいずれもエツチング速度が低下することが判明し
た。エツチング速度の低下の度合は、3×1015以下
ではTi、Aji、SLの順に大きく、1016以上で
は、A、j!、Ti、Siの順に大きい。また、イオン
種にかかわらず、はとん2 どの場合的1016tons/ c−で最小となりそれ
以上では逆に増加した。又、AlとArとはほぼ同程度
のエツチング速度を示した。
このように、Ajj、Ti、Ni、Cr、Fe等の金属
、Si、Ar等をイオン注入することによって、レジス
トパターンの工・ソチング速度が低下し、下地材料のエ
ツチングに際し、膜減りを防止し、高精度のパターン形
成を行うことが可能となることがわかる。
また、エツチング後に、このイオン注入のなされたレジ
ストを水素ガスを主成分とするプラズマ処理によって剥
離した結果、極めて容易に剥離された。
次に、同様の試料を用意し、エツチングガスを、C1,
2とBCJ!3の混合ガスから、酸素に代え、エツチン
グ装置はカソードカ・ソプル型のマグネトロンRIE装
置を用いてエツチングを行い、各レジストのエツチング
速度を測定した。
第3図は、この酸素をエツチングガスとする反応性イオ
ンエツチングにおけるエツチング速度を 3 測定した結果を示す図である。
ここでエツチング条件としては、酸素ガス流量、50 
secm、圧力0.4Pa、RF電力密度2W/cII
Iとした。
この結果、イオン注入を行わないレジストのエツチング
速度は、1.2μm/分であるのに対して、ドーズ量I
 X 1016ions/ c−のSi、Ajiあるい
はTiをイオン注入したものは0.1μm/分に低下し
、ドーズ量I X 1017tons/coノS i 
AiあるいはTiをイオン注入したものは、はとんどエ
ツチングされなくなることが判明した。
一方、Arをイオン注入したものも、同様に、エツチン
グ速度は低下するものも、Ti、Si。
Ajiをイオン注入したものよりはエツチング速度は低
下しなかった。
次に、Ti、Si及びAlを各々注入ドーズ量を変化さ
せレジストにイオン注入したものについてH2プラズマ
処理を行ない、H2プラズマ処理後の各原子の面密度を
SIMSにより測定した。
第4図は、水素をエツチングガスとする反応性イ 4 オンエツチング後の面密度を示す。ここで、エツチング
装置は、カソードカップル型のマグネトロンRIE装置
を用い、水素ガス流量は100 secm。
圧力3Pa、RF電力密度0.5W/cJとして、エツ
チングを行なった。これによりH2プラズマ処理を行う
ことにより、注入ドーズ量1×1016tons/c−
以下では、イオン量が大幅に減少した。
しかし、イオン注入量I X 1017tons/ c
/を注入したものについては、Al、St、Ti各種元
素でもH2プラズマ処理後の各原子の面密度の減少はほ
とんどなかった。この結果から、イオン注入量をI X
 10171ons/ c−以上とした場合は、H2プ
ラズマ処理によるレジスト剥離性が悪く、はとんど剥離
できなくなることが分かる。
以上の結果から、レジスト膜中へ、金属あるいはSiの
ような周期律表第4族の元素及び周期律表第0族のAr
等の希ガスをI X 1015ions/cJ導入する
ことにより、C12及び02ガスを用いたRIEに対す
るレジストのエツチング速度が大幅に低下する。
5 一方、これらの金属あるいはSi元索は1×1016i
ons/ at以下の濃度であればH2プラズマ処理に
より除去することが可能であることがわかる。
また、第4図の結果から、レジストへ注入量IX ] 
015ions/ c−のイオンをイオン注入したもの
は、H2プラズマ処理することにより面密度が、Aj2
ては5 X 1014ions/ cl、Siでは8.
5×t3゜ 1、0  +ons/ cJ、Tiては4 、 7 X
 ] Ol3ions/C−に低下するため、これらに
ついて前述の条件てCl2RIE及び02RIEを行っ
たところ、H2プラズマ処理を行なわなかったものは、
エツチング速度が低下しているが、H2プラズマ処理を
行なったものは、エツチング速度が大幅に増大した。
これは、H2プラズマ処理後の各原子の面密度を、第2
図、第3図にあてはめることによって明らかである。例
えば、レジストへ注入量1×10151ons/c−の
Alイオンをイオン注入したものは、H2プラズマ処理
することにより面密度が、5×1014ions/c−
となり、C,52RIEに対して、6 0.25um/分、02RIEに対しては、0゜9μm
/分となった。
このように、レジスト中に微量の金属あるいはSiを導
入することによりCl2RIEや02RIEに対するレ
ジストのエツチング速度を大幅に低下せしめることがで
き、H2プラズマ処理により再びCl2RIE及び02
RIEに対するレジストのエツチング速度を回復させる
ことができる。
また、H2プラズマ処理の条件(圧力、時間、電力)を
変化させることにより、注入元素の面密度を可変するこ
とができるので、処理後のレジストのCl2RIE及び
02RIEに対するエツチング速度を制御することも可
能となる。
これらのH2プラズマ処理と02及びCJ、2プラズマ
処理を組み合せることにより、基板エツチング後のレジ
スト膜の剥離も容易行うことが可能となる。
実施例2 次に、本発明の第2の実施例として、2層レジ7 スト法を用いた実際のアルミニウムパターンの形成方法
について説明する。
第5図は、本発明の第2の実施例に係るレジストパター
ン形成工程を示す断面図である。
まず、第5図(a)に示す如く、被エツチング試料とし
て、5i02膜10上に膜厚0.8μmのAl膜11を
スパッタ法により堆積したものを用意する。
次いで、第5図(b)に示す如く、このA、12膜11
上に膜厚約2.0μmのノボラック樹脂からなる有機質
薄膜12を回転塗布法により堆積し、130℃30分に
てベーキングした。
続いて、第5図(C)に示す如く、イオン注入法により
Siイオンを加速エネルギー5QkeVにてドーズ量I
 X 1015ions/ cIllイオン注入し、有
機質薄膜層12の表面にStを含有するイオン注入層1
3を形成した。
この後、第5図(d)に示す如く、膜厚]、5μmのフ
ォトレジスト(OFPR−5000)14を回転塗布法
により堆積し、130°CIO分のべ8 −キングを行い、通常の光りソゲライによるパタニング
を行った。
次に、カソードカップル型のマグネトロンRIE装置を
用い、水素ガス流量は100 secm、圧カ3PaS
RF電力密度0.5W/cJで、このレジストのパター
ン14をマスクとして、イオン注入層13を、水素プラ
ズマ15によりエツチングするう。
このようにして、第5図(e)に示す如く、Stを含有
するイオン注入層13のパターニングがなされる。
次いで、第5図(f”)に示す如く、カソードカップル
のマグネトロンRIE装置を用いて酸素ガス流量50 
secm、圧力0.4Pa、RF電力密度2W / c
−の条件でイオン注入層]3をエツチングマスクとして
有機質薄膜層12へのパターン転写を行った。これによ
りイオン注入層]3は02RIEに対するエツチングマ
スクとして有効に作用し、0.5μmの所望のパターン
が精度良く得られた。
そして最後に、第5図(g)に示す如く、この有 9 機質薄膜層]2をマスクとして下地のAJ!、膜10を
反応性イオンエツチングによりエツチングした。
エツチング条件は、電力150W、0.5Pa。
ガスとして、C12流量25secm、  B C、p
 3流量1、4 secmの混合ガスを用いて行った。
このようにして、最小寸法0.5μmのパターンを高精
度にA、、i!膜11へ転写することができ、0.5μ
m寸法のAj2膜パターンを形成することができた。
また、Al膜をエツチングした後のレジストパターンは
H2プラズマ処理後、ハロゲンを含有した02プラズマ
処理により、第5図(h)に示すように容易に剥離する
ことができた。
実施例3 次に本発明の第3の実施例について述べる。
この実施例では、有機質薄膜にAlイオンを導入する方
法を、イオン注入法に代えて、Al原子を含む蒸気に接
触させる方法を用いている。
すなわち、実施例2と同様に第5図(a)および(b)
に示したように、AlAl]上に有機質薄膜0 12を塗布しベーキングしたものを真空容器中に設置し
、昇華法により蒸発せしめたAjiCj:3ガスをこの
真空容器中に導入し、基板温度を200℃に加熱するこ
とにより有機質薄膜12表面にAlを含有したAj2含
有層13の形成を行った。このAl含有層13表面に含
有されるAl原子量を5INSにより分析したところ、
この層13は、表面から深さ500人に渡って↑O(6
atoms / cIllのA、9を含有していること
が判明した。
その後、実施例2と同様にして、レジスト(OFPR−
5000)をAl含有層13上に形成し、ベーキング後
、通常の光露光を用いたりソグラフィ技術により第5図
(d)に示す如くレジストをパターニングし、レジスト
パターン14を形成した。
そして、実施例2と同様、第5図(e)および第5図(
f’) 1.:示す如く、H2RIE処理後、02RI
Eによるパターン転写を行ったところ実施例1と同様に
0.5μmのパターン12が精度良く得られた。
また、実施例1と同様にパターン12をマスク1 として、CJ!、2/BCj23ガスを用いたRIEに
よりパターニングした結果、0.5μmのAiパターン
11が精度良く得られた。
このように、金属、第4族、第0族元素の含有層の形成
は、イオン注入のみならず、接触法によってもよい。
実施例4 次に本発明の第4の実施例について述べる。
この実施例では、有機質薄膜にAlイオンを導入する方
法を、イオン注入法や、A、!!原子を含む蒸気に接触
させる方法に代えて、Alイオンを含む溶液に接触させ
る方法を用いている。
すなわち、まず、AjICJ3をcc44溶液に溶解さ
せ、Al原子を1000p p m含有した溶液を用意
する。そして、第5図に示した実施例2の場合と同様に
Al膜1]上に有機質薄膜12を塗布しベーキングした
ものを、この溶液に2秒間侵潰させたのち、1,30℃
にて、10分間、N2雰囲気中でベーキングした。
2 これにより第5図(C)に示す如<、A、f2を101
016ato /cJ含有したAl含有層]3を形成し
た。
この後、実施例2と同様にして第5図(d)に示す如く
、レジスト(OFPR−5000)をAl含有層13」
二に形成し、ベーキング処理後、02RIEによるパタ
ーン転写を行ったところ、実施例2と同様に0.5μm
のパターン12か精度良く得られた。
また、Cj!2/BCj!2ガスを用いたRIEにより
実施例2と同様に0.5μmのAlパターン11を高精
度で形成することができた。
実施例5 次に本発明の第5の実施例について述べる。
この実施例では、有機質薄膜にAlイオンを導入する方
法を、イオン注入法や、AJl原子を含む蒸気に接触さ
せる方法や、Aiイオンを含む溶液に接触させる方法に
代えて、励起されたA、j2を含む雰囲気に有機質薄膜
表面を接触させる方法を用いている。
 3 すなわち、ます、第5図に示した実施例2乃至4と同様
にA、77膜1]上に有機質薄膜12を塗布しベーキン
グする。
次に、第5図(C)に示す如く、カソードカップルのマ
グネトロンRIE装置を用いて、Arガス流量50se
cm、 All (CH3) 31secm、圧力0゜
4Pa、RF電力0.5W/cJで、有機質薄膜12の
表面を100〇八エツチング除去し、有機質薄膜12上
にAllを1016atomS / ca金含有たAl
含有層13の形成を行なった。
この後、実施例2と同様にして第5図(d)に示す如く
レジスト(OFPR−5000)をAl含有層13上に
形成し、02RIEによるパターン転写を行なったとこ
ろ実施例2と同様に0.5μmのパターン〕2が精度良
く得られた。
また、Cj!2/BCji3ガスを用いたRIEにより
実施例1と同様に0.5μmのAlパターン11を高精
度に得ることができた。
実施例6 4 次に、本発明の第6の実施例について詳細に説明する。
第6図は、本発明の第6の実施例の工程断面図である。
なお、第5図と同一部分には同一符号を付して、その詳
しい説明は省略する。
この実施例は、金属膜を含有する有機質薄膜を選択的に
エツチング除去することによりレジストパターンの反転
像を転写させたものである。
まず、第6図(a)に示す如く、S i 02膜10上
にAlAJ]を堆積させ、第6図(b)に示す如く、ノ
ボラック樹脂からなる有機質薄膜12をAlAl1上に
形成する。
更に、第6図(c)に示す如く、0FPR−5000と
指称されているレジストを塗布し、通常の光りソグラフ
ィ技術により膜厚1.5μm1線幅0.5μmのレジス
トパターン14を有機質薄膜12上に形成する。
次に、第6図(d)に示す如く、加速電圧50keV、
注入ドーズ量]、 X 1016tons/ at テ
、レジストパターン14及び有機質薄膜12の露出した
5 全表面にSiイオンをイオン注入した。これにより、S
iを含有したSt含有層1.3 sが、レジストパター
ンの上面及び露出した有機質薄膜12表面に形成された
この後、第6図(e)に示す如<、トリクロルエチレ溶
液による等方向エツチング法を用いて、レジストパター
ン14の上面のSi含有層13s及びレジストパターン
14をリフトオフ法により除去した。この際、有機質薄
膜12上に形成されたSi含有層13sもエツチングさ
れるが、除去された層はわずかである。
続いて、第6図(f)に示す如く、02ガスを用いたR
IEによりSi含有層13sをマスクとして、有機質薄
膜12をエツチングした。このSi含有層13sは02
RIEに対して大きな耐性エツチング性を示し、0.5
μmパターン寸法の有機質薄膜12からなるレジストパ
ターンを高精度に形成することができた。
この後、第6図(g)に示す如く、CJ!2/BCJ!
、3ガスを用いたRIEによりこのレジストパタ6 −ンをマスクとしてエツチングしAl膜のパターンを形
成する。このようにして高精度のAj2膜パターンを得
ることができた。
そして最後に、このレジストパターン12は、H2ブラ
スマ処理後、ハロゲンを含有した。2プラズマ処理によ
り、第6図(h)に示すように容易に剥離することがで
き、表面状態も良好で、高精度のパターンを得ることが
可能となる。
実施例7 次に、本発明の第7の実施例について説明する。
第7図は、本発明の第7の実施例を説明するための工程
断面図である。なお、第5図と同一部分には同一符号を
付して、その詳しい説明は省略する。
この実施例は、レジストパーン表面を希ガスプラズマ処
理することにより、耐エツチング性を向上させ、エツチ
ング精度を高めるようにしたものである。
まず、第7図(a)に示す如く、5i02膜1゜ 7 上にA、j2膜11を堆積させ、このAj2膜1−1上
に0FPR−5000と指称されているフォトレジスト
を表面に塗布し通常の光りソグラフィ技術により、レジ
ストパターン14を形成する。
更に、第7図(b)に示す如く、Arガスを用いたRI
Eにより、レジストパターン]4を1000人エツチン
グした。エツチング条件はArガス流m 30 sec
m、0.5Pa、電力密度2 W / dである。これ
により、レジストパターン]4の表面にAr原子を含有
したAr含有層13 aが形成される。
次いで、Cj! 2 / B CJ 3混合ガスにょる
RIEにより実施例2と同様にAJ!のエツチングを行
った結果レジストパターンの後退もなく、第7図(C)
に示すように、0.5μmのAlパターンを高精度に得
ることができた。
なお、本発明は、上述した方法に限定されるものではな
く、本発明を逸脱しない範囲て適宜変更可能である。
例えば第1、第2及び第6の実施例で述べたイ8 オン注入法によるドーピング法では、AlおよびSiを
イオン注入しているが、これらの元素に限定されるもの
ではな(、W、Fe、Ni等種々の金属あるいは周期律
表4族の元素としてC等を注入してもかまわない。また
、加速電圧・イオン注入法等の条件は仕様に応じて適宜
変更可能である。
また、第3、第4、第5の実施例では、Aj2を含有す
るガス及び溶液を用いているが、W、Fe。
Ni等の種々の金属あるいは周期律表4族の元素である
C、SL等を含有する有機ガス・ハロゲンガス及び溶液
を用いることもできる。
さらに各実施例で述べられている条件は、仕様に応じて
適宜変更可能である。
さらに第6の実施例では、イオン注入法による有機質薄
膜への金属あるいは、周期律表第4族の元素をドーピン
グした結果について記述しているが、第4の実施例で示
したように、プラズマ処理により、金属あるいは、周期
律表4族の元素をドビングしてもよい。
 9 また第7の実施例では、Arに限らず、HeNe、Kr
、Xe等の希ガスイオンあるいはAl。
W、Fe、Ni等の種々の金属あるいは、周期律表第4
族の元素であるStやC等をイオン注入しても同様の効
果が得られる。
また、実施例5及び6で示したようにプラズマ処理を用
いることも可能である。
更に実施例で記述したレジストとして0FPRを用いた
が、0FPRに限定されるものではなく、ポジ型レジス
トに限らず、ネガ型レジストでも可能である。
更に有機質薄膜としてノボラック系の樹脂を用いたが、
ノボラック系樹脂に限定されるものではなく、レジスト
及びポリイミド膜等、金属及び周期律表の第4族元索を
ドーピングすることにより、膜質が変化して、強固に安
定し、o2ガスに対するプラズマ耐性に豊み、更に、水
素ガス及びハロゲン元素を含むガスプラズマ処理によっ
て除去あるいは変質するものであれば適用可能である。
 0 実施例8 次に、本発明の第8の実施例について図面を参照しつつ
詳細に説明する。
第8図(a)乃至第8図(e)はその工程断面図である
まず、第8図(a)に示す如く、シリコン基板10上に
酸化シリコン膜11を形成し、これに図示の如く段差を
形成したのち、この上層にスパッタリング法によりアル
ミニウム膜12を形成しAl/SiO2/Si構造から
なる試料を製作した。
次に第8図(b)に示す如く、AJl膜]2を加工する
為に、Al膜12及び5i02膜]1上に予めヘキサメ
チルジシラザンの雰囲気中に100秒さらして接着性向
上の為の表面改質を行なった後、レジスト23を3層レ
ジスト法によりパターン加工する。
すなわち、まず、スピンコード法により膜厚3μmの感
光性樹脂層からなる下層レジスト23aを塗布する。下
層レジスト23は、光活性物質と混合または統合させた
ポリマーを含むもので、こ1 こでは、ノボラック樹脂とナフトキノンジアゾスルホン
酸エステルを5:1で混合し、更に光反射防止用色素を
10%混入させたレジストをエチルセロソルブアセテー
トに溶解したものをスピンコードにより塗布して用いた
。そしてこの下層レジスト23aに対し、90°C,5
分のベーキングを行い、段差部の平坦化を実現した。
次に、この下層レジスト23a上に中間層として膜厚1
00〇へのSOG膜をスピンコードし、上層にノボラッ
クレジン−キノンジアゾ化合物をベースとした膜厚1.
5μmの上層レジストを塗布し、90℃、5分のベーキ
ングを行った後、マスクを通して水銀ランプのg線で露
光、現像し、開口したレジストパターンをマスクとして
、CF4102混合ガスを用い、平行平板型のプラズマ
エツチング装置にてSOG膜をエツチングし、SOGに
所望のパターニングを行った後、SOG膜をマスクとし
て、02ガスを用い、平行平板型のプラズマエツチング
装置にて上層レジスト23cを加工した。
 2 上記、3層レジスト法により、パターン寸法0゜5〜5
μm1アスペクト比6〜0.6を有するレジストパター
ン23の形成を行った。
次に、第8図(C)に示すように、このレジストパター
ン23を含む全面にFe、Ti、Cr、Ni、Al、A
rのうちのいずれかのイオンを、真空中で、加速エネル
ギー160keV、1014〜1016tons/ c
−てイオン注入した。
第9図に各種のイオン注入によるレジストパターン23
の膜減り特性を示す。これにより、イオン注入量ととも
に膜減り量は飽和する傾向が得られた。また、Arをイ
オン注入することによりレジストの膜減り量を大きくす
ることができることが判明した。
このようにして、イオン注入により高アスペクト比のと
きのレジストパターンのパターン寸法を損なわずに、第
8図(d)に示すように、アスペクト比の小さいレジス
トパターン23sとした。
この後、第8図(e)に示す如く、エツチング室を1.
0 6Paまで排気し、CJ225secm、  B 
C3 Jta15secmの混合ガスを導入し、平行平板電極
間に高周波電力を印加し、放電を起こし、プラズマを発
生させ、反応性イオンエツチングにより前記電極の陰極
側に前記イオン注入したウエノ\を設置し、レジストパ
ターン23sをマスクとしてAl膜12を120分間エ
ツチングした。この時の圧力は0.5Pa印加電力は1
50Wてあった。
このときのイオン注入したレジストおよびアルミニウム
膜のエツチング速度とイオン注入量とを測定した結果を
、第10図に示す。この結果から分かるように、イオン
注入したレジストはCA2+BCj!3の混合ガスから
なるエツチングガスに対して大きなエツチング耐性を示
すが、Ai膜は注入量に依存せずエツチングされた。こ
こで、曲線aはイオン注入したレジストを示し、曲線す
はアルミニウムを示す。
例えば、1016ions/ cIIIイオン注入しタ
レシストとAlとの選択比は注入していないレジストと
Alの選択比と比較して16倍となっており、選択比が
大幅に向上することがわかる。
4 また、エツチングしたAlの断面形状をSEM観察した
ところ断面垂直形状の0.5μm線幅の高精度のライン
アンドスペースが得られた。
更に、エツチング速度のパターン依存性を測定した結果
を第11図に示す。Arをイオン注入することによりレ
ジストが膜減りを生じ、イオン注入前のレジストパター
ンのアスペクト比6〜0゜6であったものがアスペクト
比1.5〜0.15に低減される為、第11図に示す如
くエツチング速度のパターンサイズ依存性はほとんどな
かった。
エツチング速度のパターンサイズ依存性をデバイス素子
寸法精度から考慮した場合、デバイス寸法精度のスペッ
クは3σ〈10%であることが必要である。第11図に
示す如くエツチング速度のパターンサイズ依存特性より
、上記スペックはアスペクト比2より小さいことが必要
である。このようなアスペクト比は、本実験におけるA
rのイオン注入により′容易に達成することが可能であ
った。
従って、0.5〜6μmのパターンにおいて、5 エツチング速度のパターン依存性がなく、且つ断面垂直
形状の高精度のAl膜のエツチングが実現できた。
なお、本発明は、上述した実施例方法に限定されるもの
ではない。例えば、イオン注入種として、Ar□、Cr
、Ti、Ni、Alを用いたが、他の元素を用いてもよ
い。
また、イオン注入条件も、注入する元素及びレジストに
合せ、仕様に応じて適宜変更可能である。
さらにまた、−元素のみをイオン注入したが、イオン注
入条件を可変させ、二種類以上の元素を同時にあるいは
繰り返し注入することも可能である。
更に、荷電粒子としてイオンを用いたが、電子線あるい
は、シンクトロ放射光等の電磁波を照射しても同様の効
果が得られる。
また、露光に用いるビームとしては、可視光、紫外線、
遠紫外、X線等の放射線または電子線、イオンビーム等
の荷電粒子線を用いることができる。
6 更に、高アスペクト比のレジストパターンを形成する為
に3層レジスト法を用いたが、2層レジスト法及び単層
レジストを用いてもよい。
エツチング加工物としてAi膜を用いたが、他の金属及
び重金属または絶縁膜の加工にも適用可能である。
またRIEは、磁場を用いたマグネトロンによるもので
もよく、またRIEではなく、ECRによるエツチング
を行なってもよい。
その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形して
実施することができる。
実施例9 次に、本発明の第9の実施例について説明する。
まず、第12図(a)に示すように、シリコン基板1表
面に形成された酸化シリコン膜10上にアルミニウム薄
膜11を堆積する。
そして、第12図(b)に示すように、この上層に、有
機質薄膜として、東京応化製0FPR−5000と指称
されているフォトレジスト14を回転塗布法により膜厚
1,6μmとなるように塗布7 し、130℃、30分間のベーキング処理を行ない、パ
ターニングする。
この後、第12図(C)に示すごとく、カソードカップ
ル型のRIE装置を用いて、アルゴンガスプラズマ30
により、レジストパターン14およびアルミニウム薄膜
11をスパッタエツチングする。このときのエツチング
条件としては、アルゴンガス流量20 secm、圧力
0.6PaSRF電力密度0.5W/cJとするが、こ
のスパッタエツチングで、アルゴンガスプラズマ30に
より、レジストパターン14表面がエツチングされると
同時にアルミニウム薄膜11の表面がスパッタされ、両
者のスパッタ物質が反応してレジストパターン14上に
堆積し、Alを含有する有機質薄膜層31が形成される
このAlを含有する有機質薄膜層31をxps(X r
ay photoelectron 5pectoro
scopy )により、分析したところ、酸素41%、
炭素45%、Al14%であった。
このようにしてAlを含有する有機質薄膜層38 1で被覆されたレジストパターン]4を有するシリコン
基板を試料とし、下地のAi膜]1のエツチングを行い
、エツチング速度を測定した。
ここで、エツチング装置としては、カソードカップル型
のマグネトロン型のRIE装置を用い、エツチングガス
はCj!2 (流量50 secm)とBCl2 (流
量25 secm)の混合ガス、圧力は3.0Paとし
、陰極上に載置される基板にはRF電力を150W印加
するようにした。
エツチング後の状態を第12図(d)に示すように、最
小寸法0.5μmのパターンを極めて高精度にAj2膜
11に転写することができ、0.5μmのAl膜パター
ンを得ることができる。
第13図に、このときのエツチング量とエツチング時間
との関係を示す。この図からも明らかなように、Alが
約0.7μm/分の速度でエツチングされたのに対し、
Alイオンの注入されたレジストパターンのエツチング
速度は0.04μm/分であり、Al.とレジストの選
択比は約17゜5である。これに対し、イオン注入を行
わないし9 シストのエツチング速度は016μm7分であり、Al
とレジストの選択比は約1.6であった。この比較から
も、本発明の方法によればエツチング選択比が大幅に向
上していることが分かる。
また、アルミニウムパターンのエツチング終了後、レジ
ストパターンを剥離するに際し、水素ガスを主成分とす
るプラズマ処理後、ハロゲンを含有した酸素プラズマに
よる処理により容易に剥離され、第12図(e)に示す
ようなアルミニウムパターン11を得ることができた。
このようなArスパッタエツチング処理における酸素分
圧の影響について調べるために、第12図(b)に示す
ごとく、同様の試料を形成し、カッドカップル型のマグ
ネトロン型のRIE装置を用いて、アルゴンガス(流量
20 secm)中に微量の酸素ガスを添加し、圧力0
.6Paとし、RF電力密度0.5W/CJで、Arス
パッタエツチングを行い、それぞれAlを含有する有機
質薄膜層でレジストパターン表面を被覆する。
このようにして形成された試料を、第12図(d0 〉に示したのと同様、Cj!2RIEにおけるエツチン
グを行い、このときのエツチング速度を測定した結果を
、第14図に示す。
この図から明らかなように、Arスパッタエツチング処
理における酸素分圧によって、レジストのCj!2RI
Eにおけるエツチング耐性が大きく変化することが分か
る。
すなわち、酸素分圧5 X 10−5Torr以上で、
エツチング速度が大きくなっている。これは、Arスパ
ッタエツチング処理において酸素分圧5×1O−5To
rr以上では下地のAl膜11はスパッタエツチングさ
れなくなり、レジストパターン14上に十分に供給され
ないためAlを含有する有機質薄膜層が形成されないた
めと考えられる。
一方、酸素分圧5 X 10−6Torr以下では、レ
ジストのC,j2RIEにおけるエツチング速度は小さ
くなっており、十分なエツチング耐性を有していること
を示している。
このように、Arスパッタエツチング処理におけるAr
ガスプラズマ中の酸素分圧を5×101 Torr以下とすることにより、レジストのCj!2R
IEにおけるエツチング速度が小さくなり、下地材料の
エツチングに際し十分なエツチング耐性を示し、高精度
のパターン形成を行うことができる。
さらに、エツチング速度のパターン依存性を測定するた
めに、Al膜11上にレジストパターンの膜厚を0.2
μm〜2.5μmまで変化させ、アスペクト比0.4〜
5のレジストパターンを形成し、前述したようにA「ス
パッタエツチング処理を行いAlを含有する有機質薄膜
層を形成したのち、同様にCJ22RIEを行い、下地
のAl膜のエツチングを行い、エツチング速度のパター
ン依存性を測定した。その結果、第15図に示すように
、エツチング速度のアスペクト比依存性はほとんどない
ことがわかる。
従って、必要に応じて、塗布するレジストの膜厚を選択
することにより、エツチング速度のパターン依存性がな
くかつ断面が垂直形状を有する高精度のAll膜のパタ
ーンエツチングを行うことがてきる。
2 実施例10 次に、本発明の第10の実施例として、有機質薄膜にA
lを導入し、leを含有する有機質薄膜層を形成する方
法として、バイアススパッタ法を用いたものについて説
明する。
すなわち、実施例9に示したものと同様に、第12図(
a)及び第12図(b)に示したように、All膜上l
上レジストパターン14を形成したものを、バイヤスス
パッタ装置に設置する。
このバイヤススパッタ装置は第16図に示すように、上
部電極上にAlターゲット51を設置すると共に、下部
電極上に試料52を設置し、両電極間にマツチングユニ
ット53を介して高周波電源54が接続され、両電極間
に13. 56MHzの高周波電圧が印加されるように
構成されている。
このバイヤススパッタ装置内に、Arガスを1゜3Pa
まで導入し、印加電力1.5Kwて、Alターゲット5
1をスパッタリングしながら、下部電極上の試料に一8
0V印加し、レジストパター3 ン14をArスパッタエツチングにより分解させながら
Alを堆積し、レジストパターン14表面にAlを含有
する有機薄膜層31を実施例9と同様に形成する。
このleを含有する有機質薄膜層3]をxps(X r
ay photoelectron 5pectoro
scopy )により、分析したところ、酸素40%、
炭素35%、A、f225%であった。
続いて、実施例9と同様、このようにしてA、j2を含
有する有機質薄膜層3]で被覆されたレジストパターン
14を有するシリコン基板を試料とし、カソードカップ
ル型のマグネトロン型のRIE装置を用いCj!2j!
による下地のAl膜11のエツチングを行った結果、レ
ジストに対するAlの選択比は20であり、最小寸法0
.5μmのパターンを極めて高精度にAl膜11に転写
することができ、0.5μmのAJ!膜パターンを得る
ことができた。
また、Al膜をエツチングした後のレジストパターンは
H2プラズマ処理後、ハロゲンを含有し4 た02プラズマ処理により容易に剥離することができた
次に、上記装置内にArガス中に微量の02ガスを添加
し、前述したのと同様の試料を設置した後、バイアスス
パッタリングを行い、前記実施例つと同様の条件で試料
のエツチングを行い、レジストに対するA4のエツチン
グ選択比を測定した。
第17図はバイアススパッタリングにおけるバイアス電
圧に対するAlのエツチング選択比を測定した結果を示
す図である。曲線aは、バイアススパッタリングにおい
てArガス中に0.25%の02ガスを添加した場合、
曲線すは添加しない場合についての測定結果を示す。
この結果から、バイアス電圧の小さい領域ではAlのエ
ツチング選択比は小さいが、バイアス電圧の増大に伴い
、選択比は増加することが判明した。また、少量の02
ガスを添加することにより、バイアス電圧の大きな領域
では、Arガスのみでバイアススパッタリング処理を行
ったレジストよりも選択比が向上していることがわかる
5 バイアススパッタリングにおいて基板バイアスを一15
0Vとし、Arガス中に0.25%の02ガスを添加し
たレジスト表面の組成分析を行ったところ、酸素50%
、炭素20%、AJ!30%であった。
このように、Arガス中02ガス添加量および基板バイ
アスを適切に選定することにより、レジストに対するA
j(の選択比を0〜25まて可変とすることが可能であ
る。
実施例11 次に本発明の第1工の実施例について述べる。
この実施例では、有機質薄膜にAlを導入する方法とし
て、イオンブレーティング法を用いている。
すなわち、実施例9および実施例10と同様に第12図
(a)および第12図(b)に示したように、Al膜1
膜上1上機質薄膜14を塗布してベーキングし、パター
ニングしたものをイオンプレーテ6 ィング装置に設置し処理する。
第18図にこのイオンブレーティング装置を示す。
イオンブレーティング装置は電極70上に設置された試
料71上に、蒸発源74としてのAlを電子銃(図示せ
ず)によって蒸発せしめ、Arガスを供給して、高周波
電源72からコイル電極73に13.56MHz、10
0Wの高周波を印加してArガスプラズマを発生し、蒸
発したAl原子およびArガス原子の一部を、高周波電
界およびArガスプラズマ中の電子やArイオンによっ
てイオン化し、基板上に蒸着する。
この際、電極70には電源75から1kVの負電圧を印
加しておくことにより、イオン化したAlは試料表面に
加速蒸着され、有機質薄膜14表面にA、Nを含有する
有機質薄膜層3]を形成する。
このようにしてイオンブレーティングにより形成したA
lを含有する有機質薄膜層31の膜組成をSIMSによ
り分析したところ、第19図にその結果を示すように、
この層31は、レジストの7 表面から深さ800人に渡ってAlが注入されており、
レジスト中の酸素とA4とが反応しAl80、が形成さ
れていることが判った。一方、Al膜上ではイオンブレ
ーティング前には約50人のAl203等の酸化アルミ
ニウム膜が形成されていたが、イオンブレーティングに
よってAl203は分解され、バルクに近いAlが形成
されている。
このように、イオンブレーティングによってレジスト表
面ではAl80.が形成され、Al表面ではAJ!20
3が除去されAlに改質されている。
また、実施例つと同様にこのレジストパターン14をマ
スクとして、カソードカップル型のマグネトロンRIE
装置を用いて、下地のAl膜をC12ガスを用いたRI
Eによりパターニングした結果、0.5μmのAlパタ
ーンが精度良く得られた。
このときレジストパターンのエツチング速度は400八
/m]nと非常に小さく、一方AJ!は9000人/m
inと大きくなっている。このようにAs2 1のエツチング速度が大きくなっているのはAl膜表面
のAl203が除去されAlに改質されているためと考
えられる。
また、Ai膜をエツチングした後のレジストパターンは
H2プラズマ処理後、ハロゲンを含有した02プラズマ
処理により容易に剥離することができた。
さらに、この方法を用いることにより、レジスト膜厚に
依存することなく、高い選択比のAlエツチングを行う
ことが可能であるため、レジストの膜厚を薄くし、パタ
ーンのアスペクト比を低減させたレジストパターンを用
いることにより、パターン依存性の小さいエツチングを
実現することが可能となる。
実施例12 次に本発明の第12の実施例について述べる。
この実施例では、有機質薄膜にAlの酸化物をを導入す
る方法を用いている。
まず、第20図(a)に示すように、シリコン基6つ 板1表面に形成された酸化シリコン膜]0上に膜厚0.
8μmのアルミニウム薄膜11を堆□積する。
そして、第20図(b)に示すように、この上層に、有
機質薄膜として、東京応化製0FPR−5000と指称
されているフォトレジスト14を回転塗布法により膜厚
]、6μmとなるように塗布し、130℃、30分間の
ベーキング処理を行ない、バターニングする。
この後、第20図(C)に示すごとく、カソードカップ
ル型のRIE装置を用いて、酸素ガスプラズマにより、
レジストパターン14およびアルミニウム薄膜11をプ
ラズマ処理する。このときの処理条件としては、酸素ガ
ス流量IQsccm、圧力0.6PaSRF電力密度0
.5W/c−とするが、この処理で、酸素ガスプラズマ
により、レジストパターン14表面が酸化され酸化層9
]が形成される。
このレジストパターン表面に形成された酸化層91をx
psにより、分析したところ、酸素601%、炭素35
%、Al5%であった。
0 続いて、第20図(d)に示すように、実施例9と同様
、このようにして酸化層91で被覆されたレジストパタ
ーン14を有するシリコン基板を試料とし、カソードカ
ップル型のマグネトロン型のRIE装置を用いCJ、2
ガスによる下地のA、i!膜11のエツチングを行った
。このときのエツチング条件は、電力150W、 3.
 0 P a、 エツチングガスとしてCA2流量50
 SCCM、BCj!2流量253CCHの混合ガスを
用いた。このエツチング量とエツチング時間との関係を
測定した結果を第21図に示す。
この第21図から明らかなように、02プラズマ処理を
施していないレジストのエツチング速度は0.7μm/
minであるのに対し、02プラズマ処理を施したレジ
ストのエツチング速度は0゜04μm/minであった
。また、02プラズマ処理を施していないAlのエツチ
ング速度は1.2μm/minであるのに対し、02プ
ラズマ処理を施したAlの場合、エツチング開始時に若
干の時間エツチングが行われない時間があったが、その
1 後のエツチング速度は1.2μm/minとなっており
、02プラスマ処理を施していないAlのエツチング速
度とほぼ等しくなっている。
そして02プラズマ処理を施したレジストパターンに対
するA、77のエツチング開始時は25となっている。
一方、02プラズマ処理を施していないレジストパター
ンに対するAlのエツチング選択比は約1,6てあった
これらの結果から、本発明の方法によれば、エツチング
選択比が大幅に向上していることが判る。
このエツチング選択比の大幅な向上の要因を調べるため
に、Alエツチング後のレジスト表面のxpsによる分
析を行った。その結果、02プラズマ処理を施したレジ
ストパターン表面は、酸素40%、炭素43%、A u
 1.5%、塩素2%であった。
一方、02プラズマ処理を施していないレジストパター
ン表面は、酸素17%、炭素70%、A、i!3%、塩
素10%であった。
このことから、02プラスマ処理により形成さ2 れた酸化層91上に、Alのエツチング時にはAlの塩
化物であるAjICj!aが生成され、このAjICj
!3と酸化層91上の酸素とが反応し、レジストパター
ン14上にはAl20a等のAlの酸化層92が形成さ
れていることがわかった。そして、このAlの酸化層9
2が塩素により反応性イオンエツチングにおいて大きな
耐性を示している。
一方、02プラズマ処理を行ったAl膜上にもAl20
3等のleの酸化膜が形成され、Alのエツチング速度
を低下するが、第21図の結果からもわかるように、A
l上に形成されたAl203は数秒て簡単にエツチング
除去され、Alのエツチング速度の低下への影響は極め
て小さい。
このようにして第20図(d)に示すように、このレジ
ストパターン14をマスクとして、カソードカップル型
のマグネトロンRIE装置を用いて、下地のAl膜をC
12ガスを用いたRIEによりパターニングした結果、
0.5μmのAJ!、パターンが精度良く得られた。
また、第20図(e)に示すように、Al膜を工3 ツチングした後のレジストパターンはH2プラズマ処理
後、ハロゲンを含有した02プラズマ処理により容易に
剥離することができた。
このようにレジストパターンに02プラズマ処理をおこ
なうことによる効果を調べるために、酸素含有量の異な
る種々のレジストについてCA2/BCj23を用いた
反応性イオンエツチングによるエツチング特性を測定し
た。
試料として、シリコン酸化膜上に形成されたAl膜11
上に有機質薄膜としてSOG (スピンオングラス) 
、PMMA、および0NPRを塗布し、それぞれに適切
なベーキング処理を施し、パターニングを行い前記と同
様に酸素プラズマ処理をおこなったものを用意すると共
に、比較のためにシリコン基板上に直接各有機質薄膜を
形成しパターニングし酸素プラズマ処理をおこなったも
のを用意した。ここでエツチング条件としては、電力1
50W、3.OP a、エツチングガスとしてC12流
量50SCCM、 B CJt2流量25 SCCMの
混合ガスを用いた。また、エツチング時に基板を一20
4 ℃まで冷却し、室温でエツチングした場合と比較した。
それぞれの試料の場合の下地に対するレジストのエツチ
ング選択比を測定した結果を第22図に示す。
この結果からも明らかなように、SOGの場合は、Al
のレジストに対するエツチング選択性か、シリコンのレ
ジストに対するエツチング選択性よりも大幅に向上して
いることがわかる。
一方、PMMAおよび0NPRについても、若干ではあ
るが、SOGの場合と同様の相関性が見られた。
また、上記レジスト材料の酸素含有量を比較した場合、
酸素の含有率はSOGでは50%、PMMAでは25%
、0NPRでは13%であった。
この結果からみても、レジストの酸素含有量とAlとの
エツチング選択性との間には大きな相関性があることが
わかった。ここで、酸素含有量は全原子核から水素の原
子数を除いた総数に対する酸素元素の割合とした。
5 さらに、詳しく酸素含有量とAlとのエツチング選択性
との関係を調べるために、第20図(a)および第20
図(b)に示したように、Al膜11上にノボラック樹
脂からなるレジストを回転塗布法により塗布し、パター
ニングしたものに、第20図(e)に示すように02プ
ラズマ処理を行うに際し、処理時間を変化させ、レジス
トの表面酸化層の形成の度合いを変化させた試料を作成
した。
このとき用いたレジスト自体の酸素含有量は12%であ
った。
そして、第20図(d)に示すごとく、同様にカソード
カップル型のマグネトロンRIE装置を用いて、下地の
Al膜をCj!2/BCj!3ガスを用いたRIEによ
りパターニングし、Alのレジストに対するエツチング
選択性を評価した。
第23図に、このときのA、9膜のレジストに対するエ
ツチング選択比と酸素含有率との関係をml+定した結
果を示す。ここでは、02プラズマ処理時間を変化させ
、XPS分析から求めた表面酸化層の酸素含有率を横軸
に、そのときのエツチング6 選択比を縦軸にとった。
この図からあきらかなように、表面酸化層の酸素含有率
が40%以上となったとき、Al膜のレジストに対する
エツチング選択比が大幅に向上していることがわかる。
このように、レジストの表面層に酸素を40%以上含有
する材料を選・択することにより、Alエツチング時の
生成物であるAjICj!aと酸素とが反応しAJ!2
03がレジスト上に形成されるため、レジストのエツチ
ング速度が低下し、選択比の向上をはかることが可能と
なることがわかる。
従って、この方法を用いることにより、有機質薄膜表面
に酸化層を形成するようにすれば、Al/レジストの選
択比を大きくすることが可能となるため、あらゆる有機
材料をマスクとして用いることが可能となる。
さらに、実施例9乃至11て示した各方法の前処理およ
び後処理を組み合わせるようにしても、Al/レジスト
の選択比を大きくすることが可能となり、高精度のパタ
ーン形成を行うことが可能7 となる。
なお、実施例9乃至11て示した各方法では、プラズマ
雰囲気として、Arガスを高周波励起したものを用いる
ようにしているが、Arに限定されることなく、He、
Ne、Kr、Xe、等、周期率表第0族元素であればい
ずれをもちいてもよい。また、電子ビーム励起によりプ
ラズマを発生させるようにしてもよい。さらに、プラズ
マ発生方法としても、高周波に代えて直流電圧を用いる
ようにしても良い。さらに電子ビーム励起によりプラズ
マを発生させるようにしても良い。
また、この周期率表第0族元素に酸素を適宜添加するよ
うにしてもよい。
また、バイアススパッタリング条件も、仕様に応じて適
宜変更可能である。
更に、前記実施例1]ては、高周波を用いたイオンブレ
ーティング方法について説明したが、多陰極イオンブレ
ーティング、中空陰極放電イオンブレーティング、低電
圧アーク放電法等、蒸発原子をプラズマによりイオン化
しブレーティングす8 るものであれば、いずれの方式を用いるようにしても良
い。さらに、蒸発原子から、クラスタを形成し、クラス
タをイオン化することにより、蒸発堆積させるクラスタ
イオンデポジンジン法をもちいてもよい。
また、実施例]2では、酸素プラズマ処理について説明
したが、酸素プラズマ処理に代えて、レジストパターン
を酸素含有ガス雰囲気中で荷電ビームあるいは電磁波照
射処理を行うようにしても良い。
また、実施例9乃至11の方法に実施例12の方法を前
処理あるいは後処理として付加するようにしても良い。
また、RIEは、磁場を用いたマグネトロンによるもの
でもよく、RIEてはなくECRによるエツチングを行
うようにしても良い。また、エツチングガスとしても、
Cj22/BCJ!、3ガス、C、、I22ガスの他。
Br2.HBr等他0ハロゲンガスを用いるようにして
も良い。
さらにまた、プラズマ雰囲気中てのエツチング7つ 処理により生成されたAjICj!a等のAl化合物の
大きな双極子モーメントを利用し、双極子モメントの大
きな有機薄膜とのクーロン引力により、選択的にAl化
合物を有機薄膜上に導き反応させることも可能である。
その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形して
実施することができる。
〔発明の効果〕
以上詳述したように、本発明の第1の方法によれば、有
機薄膜は、金属、周期律表第4族の元素、あるいは周期
律表第0族の元素のドーピングにより、エツチング耐性
が大幅に向上するため1寸法変動を抑制し高精度のパタ
ーン形成を行うことが可能となる。
また、有機薄膜中にドーピングされた金属、周期律表第
4族の元素、あるいは周期律表第0族の元素は、水素又
はハロゲン元素を含むガスプラズマ処理により容易に除
去あるいは変質することができ、基板加工後の剥離除去
を容易にすることができる。従って、多層レジストパタ
ーンの中間層0 あるいは上層に用いることができ、従来の多層レジスト
法における中間層あるいは上層の剥離除去の困難性を改
善することができる。
また、本発明によれば、樹脂及び感光性樹脂のレジスト
にイオン注入することにより高アスペクト比が低減され
、更に耐プラズマエツチング性が向上するので、Aiエ
ツチング等の被エツチング飼料のエツチングに際し、エ
ツチング速度のパターン依存性が無く、高精度のパター
ニングが可能となる。
このように、本発明のパターン形成方法によれば、半導
体集積回路における製造プロセスにおいて、微細パター
ンを高精度に形成することができ、更にプロセスの生産
性、信頼性の向上をはかり得、リソグラフィプロセスを
十分生かすことが可能となる。
さらに、本発明の方法によれば、AiあるいはA、J合
金薄膜上に形成したエツチングマスクとしての有機物中
にこのようなAllあるいはAl合金薄膜あるいはこれ
らの酸化物の含有層を形成した1 後、エツチング加工を行うようにすればマスクのエツチ
ング耐性が大幅に向上し、高い選択性が得られる。
また、この耐エツチング性の高いAlあるいはAj2合
金薄膜あるいはこれらの酸化物の含有層は、マスクとし
ての有機物薄膜の膜厚に依存することなく形成すること
ができるため、予め厚いレジストパターンを形成し、前
述したような膜減りを生ぜしめてから、このAlあるい
はAl合金薄膜あるいはこれらの酸化物の含有層を形成
して、レジストの耐エツチング性を高めることも可能で
ある。
従って高アスペクト比を有するレジストバタンをマスク
として用いて、下地祠料のエツチングを行おうとすると
、エツチング速度がパターンサイズに依存し、高精度の
エツチングを行うことができないといういわゆるマイク
ロローディング効果を低減した上で、上記処理を行うこ
とも可能である。このようにして、マイクロローディン
グ効果もなく、垂直断面を有する高精度のパターン形成
を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)乃至第1図(C)は本発明の第1の実施例
のパターン形成工程を示す図、第2図は本発明の第1の
実施例のパターン形成工程におけるレジストへのドーピ
ング量とエツチング速度との関係を示す図、第3図は酸
素含むエツチングガスを用いたエツチングにおけるレジ
ストへのドーピング量とエツチング速度との関係を示す
図、第4図は水素を含むエツチングガスを用いたエツチ
ング後におけるレジストの面密度とイオン注入量との関
係を示す図、第5図(a)乃至第5図(h)は本発明の
第2乃至第5の実施例のパターン形成工程を示す図、第
6図(a)乃至第6図(h)は本発明の第6の実施例の
パターン形成工程を示す図、第7図(a)乃至第7図(
C)は本発明の第7の実施例のパターン形成工程を示す
図、第8図(a)乃至第8図(e)は本発明の第8の実
施例のパターン形成工程を示す図、第9図はイオン注入
量と膜減り量との関係を示す図、第10図はエツチング
量とイオン注入量との関係を示す図、第11図は規格化
した3 エツチング深さとアスペクト比との関係を示す図、第1
2図(a)乃至第12図(e)は本発明の第9の実施例
のパターン形成工程を示す図、第13図はエツチング量
とエツチング時間との関係を示す図、第14図はレジス
トのエツチング速度と酸素ガスプラズマ処理に於ける酸
素分圧との関係を示す図、第15図は、エツチング深さ
とアスペクト比との関係を示す図、第16図は本発明の
第10の実施例で用いられるバイアススパッタリング装
置を示す図、第17図はバイアス電圧とエツチング選択
比との関係を示す図、第18図は本発明の第11の実施
例における処理に用いられるイオンブレーティング装置
を示す図、第19図はイオンプレティングを行ったレジ
ストの原子密度と深さとの関係を示す図、第20図(a
)乃至第20図(e)は本発明の第12の実施例のパタ
ーン形成工程を示す図、第21図はレジストのエツチン
グ速度とエツチング時間との関係を示す図、第22図は
種々のレジストにおけるエツチング、選択比を測定した
結果を示す図、第23図はレジスト表面の酸素含4 存生とエツチング選択比との関係を示す図である。 ]・・・シリコン基板、10・・・酸化シリコン膜、1
1・・・アルミニウム膜、12・・・レジスト、13p
・・・アルミニウム含有層、13S・・・シリコン含有
層、13a・・・Ar含有層、14・・・レジストパタ
ーン、23・・・レジストパターン、23S・・・アス
ペクト比の小さいレジストパターン、31・・Afを含
む表面層。  5 〜  ト 0 ○ ○ 0 100

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)被処理基体上に有機質薄膜パターンを形成する有
    機質薄膜パターン形成工程と、 前記有機質薄膜パターンをマスクとして被 処理基体表面を選択的にエッチングするエッチング工程
    とを含むパターン形成方法において、前記有機質薄膜パ
    ターン形成工程後、前記 エッチング工程に先立ち、 金属、シリコン等の周期律表第4族元素あ るいはアルゴン等の周期律表第0族の元素を微量含ませ
    るドーピング工程を付加するようにしたことを特徴とす
    るパターン形成方法。
  2. (2)前記ドーピング工程は、 金属、シリコン等の周期律表第4族元素あ るいはアルゴン等の周期律表第0族の元素を含むイオン
    ビームまたは分子ビームを注入するあるいは金属、シリ
    コン等の周期律表第4族元素あるいはアルゴン等の周期
    律表第0族の元素を含むプラズマ雰囲気中で処理し、前
    記有機質薄膜パターンに、金属、シリコン等の周期律表
    第4族元素あるいはアルゴン等の周期律表第0族の元素
    をドーピングする工程であることを特徴とする請求項(
    1)記載のパターン形成方法。
  3. (3)前記ドーピング工程は、 金属あるいはシリコン等の周期律表第4族 元素を含む有機化合物ガスあるいはハロゲン化物ガスの
    うちの1つを含むガス雰囲気中で熱処理する、あるいは
    金属またはシリコン等の周期律表第4族元素を含む反応
    液中に浸漬し、前記有機質薄膜パターンに金属あるいは
    シリコン等の周期律表第4族元素をドーピングする工程
    であることを特徴とする請求項(1)記載のパターン形
    成方法。
  4. (4)被処理基体表面にマスク用のレジストパターンを
    形成する方法において、 被処理基体表面に有機質薄膜を形成する有 機質薄膜形成工程と、 前記有機質薄膜表面に、金属、シリコン等 の周期律表第4族元素あるいはアルゴン等の周期律表第
    0族の元素を微量含ませるドーピング工程と、 さらに前記有機質薄膜表面に、レジストパ ターンを形成する上層レジストパターン形成工程と、 水素またはハロゲン元素を含むプラズマ処 理を施し、前記上層レジストパターンから露呈する領域
    の前記有機質薄膜表面を変質せしめるプラズマ処理工程
    と、 前記上層レジストパターンをマスクとして、前記前記有
    機質薄膜をエッチングし、パターンを転写し有機質薄膜
    からなるマスク用のレジストパターンを形成するパター
    ン転写工程とを含むようにしたことを特徴とするパター
    ン形成方法。
  5. (5)前記パターン転写工程は、 酸素ガスを含む方向性エッチング工程であ ることを特徴とする請求項(4)記載のパターン形成方
    法。
  6. (6)被処理基体表面にマスク用のレジストパターンを
    形成する方法において、 被処理基体表面に有機質薄膜を形成する有 機質薄膜形成工程と、 前記有機質薄膜表面に、上層レジストパタ ーンを形成する上層レジストパターン形成工程と、前記
    有機質薄膜表面に、金属、シリコン等 の周期律表第4族元素あるいはアルゴン等の周期律表第
    0族の元素を微量含ませるドーピング工程と、 前記上層レジストパターンをエッチング除 去する上層レジストパターン除去工程と、 エッチング雰囲気中で前記上層レジストパ ターンの存在した領域の前記有機質薄膜をエッチングし
    、前記上層レジストパターンの反転パターンを形成する
    反転パターン形成工程とを含むことを特徴とするパター
    ン形成方法。
  7. (7)前記パターン転写工程は、 酸素ガスを含む方向性エッチング工程であ ることを特徴とする請求項(6)記載のパターン形成方
    法。
  8. (8)被処理基体表面に有機質薄膜パターンを形成し、
    この有機質薄膜パターンをマスクとしてドライエッチン
    グ法により被処理基体をエッチングし、パターンを形成
    する方法において、 エッチングに先立ち、この有機質薄膜パ ターン表面に荷電粒子あるいは電磁波を照射して前記有
    機質薄膜パターンの膜厚を低減し、アスペクト比を小さ
    くする膜厚縮減工程を含むことを特徴とするパターン形
    成方法。
  9. (9)前記膜厚縮減工程は、 電磁波照射工程あるいは希ガスのイオン 注入工程であることを特徴とする請求項(8)記載のパ
    ターン形成方法。
  10. (10)前記有機質薄膜パターン形成工程は、複数の有
    機質薄膜形成工程を含むことを 特徴とする請求項(8)記載のパターン形成方法。
  11. (11)表面にAlあるいはAl合金薄膜の形成された
    被処理基体上に有機質薄膜パターンを形成する有機質薄
    膜パターン形成工程と、 前記有機質薄膜パターンをマスクとして被 処理基体表面のAlあるいはAl合金薄膜を選択的にエ
    ッチングするエッチング工程とを含むパターン形成方法
    において、 前記有機質薄膜パターンの表層にAlある いはAl合金薄膜あるいはこれらの酸化膜を含有させる
    表面層形成工程を付加したことを特徴とするパターン形
    成方法。
  12. (12)前記表面層形成工程は、アルゴン等の周期率表
    第0族の元素、塩素などの周期率表第7族の元素あるい
    は酸素を含むプラズマ雰囲気中でエッチング処理を行い
    、エッチングされたAlあるいはAl合金薄膜の一部を
    蒸着させるプラズマ処理工程であることを特徴とする請
    求項(11)に記載のパターン形成方法。
  13. (13)前記表面層形成工程は、あらかじめ有機薄膜中
    に酸素を含有させておき、この酸素とAlあるいはAl
    合金薄膜の一部を反応させることによってなされる工程
    であることを特徴とする請求項(11)に記載のパター
    ン形成方法。
  14. (14)前記表面層形成工程は、アルゴン等の周期率表
    第0族の元素、塩素などの周期率表第7族の元素あるい
    は酸素を含むプラズマ雰囲気中で、AlあるいはAl合
    金からなるターゲットを用いてスパッタリングを行う工
    程であることを特徴とする請求項(11)に記載のパタ
    ーン形成方法。
  15. (15)前記表面層形成工程は、アルゴン等の周期率表
    第0族の元素、塩素などの周期率表第7族の元素あるい
    は酸素を含むプラズマ雰囲気中で、AlあるいはAl合
    金からなる蒸発源を用いてイオンブレーティングを行う
    工程であることを特徴とする請求項(11)に記載のパ
    ターン形成方法。
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