JPH03173964A - 光磁気信号再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、光磁気ディスクの再生を行う光６ｔ１１気
信号再生装置に関する。

〔発明の（既要〕

この発明は、光磁気記録媒体にビームを照射し、この光
磁気記録媒体からの反射光を回転角が互いに異なる成分
に分け、偏光面の回転角が互いに異なるビームをそれぞ
れ第１及び第２の光検出器で受光し、この第１及び第２
の光検出器の出力の差信号を形成し、この差信号を光量
で割算することにより、欠陥や隣接ビットの影響による
再生信号レベルの変動を除去するようにしたものである
。

〔従来の技術］ 光磁気ディスクでは、光磁気ディスクの垂直磁化膜にレ
ーザービームを照射して垂直磁化膜の温度をキュリー温
度以上まで上昇させるとともに、データで変調された磁
界を印加し、垂直磁化膜の磁化をデータに応じて配向さ
せることにより、データが記録される。

そして、垂直磁化膜の磁化の方向を磁気カー効果を利用
して検出することにより、データが再生される。すなわ
ち、直線偏光が磁性体表面で反射されると、磁性体表面
の磁化の方向により、偏光面の回転が生じる。このよう
な現象は、磁気カー効果と呼ばれている。したがって、
光磁気デイスりに直線偏光を照射し、この反射光の偏光
面がどちらに回転しているかを検出すれば、光磁気ディ
スクの記録データを再生できる。

従来の光磁気ディスク記録／再生装置においては、光磁
気ディスクの記録データを再生させ名湯台、互いに９０
度偏光面の回転角の異なる成分レベルを検出し、この互
いに９０度偏光面の回転角の異なる成分レベルの差レベ
ルから、再生信号を得るようにしている。

つまり、従来の光磁気ディスク記録／再生装置では、再
生時に、光磁気ディスクにレーザービームが照射され、
この光磁気ディスクからの反射光が１／２波長板を介さ
れる。この１／２波長板を介された反射光が検光子を介
され、４５度を中心として互いに偏光面の回転角が９０
度異なる成分に分割される。

したがって、第２図に示すように、垂直磁化膜の磁化方
向が上向きの部分では、４５度の回転角を中心として例
えばθ回転が進み、この成分は、第２図において直線１
１上にくる。垂直磁化膜の磁化方向が下向きの部分では
、４５度の回転角を中心として例えばθ回転が遅れ、こ
の成分は、直線ｌｚ上にくる。これにより、互いに９０
度回転角の異なる成分の差レベルから、記録データの再
生信号が得られる。すなわち、第２図において、（ａ＋
　　　ｂ＋）を検出することで、垂直磁化膜の磁界が上
向きの部分が再生できる。（ａｚ　−ｂ２）を検出する
ことで、垂直磁化膜の磁界が下向きの部分が再生できる
。

〔発明が解決しようとする課題〕

光磁気ディスクでは、ディスクに塵が付着したり、傷が
生じたりする欠陥が生じることがある。

従来の光磁気ディスク記録／再生装置では、ディスクに
欠陥が生じていると、第３図に示すように、欠陥の生じ
ている部分の再生信号レベルが変動するという問題があ
る。

また、１枚のディスクに、物理的なピットでシステムデ
ータ等が予め記録されるＲＯＭエリアと、ユーザーデー
タを光磁気により記録／再生できるＭＯエリアとが混在
するＲＯＭ−ＭＯ混在ディスクの開発が進められている
。このようなＲＯＭ−ＭＯ混在ディスクの記録／再生を
行なえる従来の光デイスク記録／再生装置では、ＲＯＭ
エリアのピットの影響により、再生信号レベルが変動す
るという問題がある。

したがって、この発明の目的は、欠陥や隣接ピットの影
響により、再生信号レベルの変動が生じるのを防止でき
る光磁気信号再生装置を提供することにある。

〔課題を解決するための手段〕

この発明は、光磁気記録媒体にビームを照射し、光磁気
記録媒体からの反射光を回転角が互いに異なる成分に分
け、この回転角が互いに異なる成分の反射光をそれぞれ
第１及び第２の光検出器で受光し、第１及び第２の光検
出器の出力の差信号を形威し、差信号を光量で割算する
ことにより、光磁気記録媒体の記録信号を再生するよう
にした光磁気信号再生装置である。

［作用］ 光磁気ディスク１からの互いに９０度回転角の異なる成
分のレベルの差レベルを光量で割算して再生信号を得る
ようにしている。このようにすると、欠陥や隣接ピット
の影響により、再生信号レベルが変動することが防止で
きる。

〔実施例〕

以下、この発明の一実施例について、図面を参照して説
明する。

第１図は、この発明の一実施例を示すものである。第１
図において、１は光磁気ディスクである。

光磁気ディスク１は、スピンドルモータ２により所定の
回転速度で回転される。

レーザーダイオード３からレーザービームが照射される
。このレーザービームがコリメータレンズ４を介して平
行光線に整えられ、ビームスプリンタ５、対物レンズ６
を介して、光磁気ディスクｌに照射される。光磁気ディ
スク■の反射光が対物レンズ６、ビームスプリッタ５を
介してミラー７で反射される。そして、１／２波長板８
を介される。

光磁気ディスク１の反射光は、１７２波長板８を介され
ることにより、偏光面が４５度回転される。したがって
、光磁気ディスク１の垂直磁化膜の磁化方向が上向きの
部分では、４５度の回転角を中心として例えばθ回転が
進む。光磁気ディスクｌの垂直磁化膜の磁化方向が下向
きの部分では、４５度の回転角を中心として例えばθ回
転が遅れる。

１／２波長板８を介された光磁気ディスク１の反射光は
、集光レンズ９、シリンドリカルレンズ１０１偏光ビー
ムスプリツタ１１を介され、フォトダイオード１２及び
１３で受光される。フォトダイオード１２及び１３によ
り、４５度の回転角を中心として、互いに９０度回転角
の異なる成分のレベルが検出される。

フォトダイオード１２の出力Ｓ、が二乗回路１５に供給
されるとともに、減算回路１７に供給される。二乗回路
１５で、フォトダイオード１２の出力ＳＡが二乗される
。

フォトダイオード１３の出力Ｓ、が二乗回路１６に供給
されるとともに、減算回路１７に供給される。二乗回路
Ｉ６で、フォトダイオード１３の出力Ｓ、が二乗される
。

二乗回路１５の出力ＳＡ２及び二乗回路１６の出力３．
ｚが加算回路１８に供給される。加算回路１８の出力（
ＳＡ　”　＋３ｍ　”　）が平方根回路１９に供給され
る。

平方根回路１９で、加算回路１日の出力（ＳＡ２　千３
Ｂｇ　）の平方根がとられる。平方根回路１９の出力、
／−Ｓ　Ａ　　−トＳ　１　　が割算回路２０供給され
る。

減算回路１７で、フォトダイオード１２の出力ＳＡとフ
ォトダイオード１２の出力Ｓ、が減算される。これによ
り、互いに９０度回転角の異なる成分のレベルＳＡ及び
Ｓ３の差レベルＳｚ　　（Ｓｚ−３Ａ−３，）が求めら
れる。この差レベルＳ２が割算回路２０に供給される。

割算回路２０で、減算回路１７の出力が平方根回路１９
の出力で割られる。これにより、ＳＺ／ＩＳＡ＋Ｓ。

が求められる。この割算回路２０の出力が出力端子２１
から導出される。この出力端子２１からの出力から、再
生信号が得られる。

この発明の一実施例では、互いに９０度回転角の異なる
成分のレベルＳＡ及びＳ８の差レベルＳ２を、平方根回
路１９の出力Ｊ−丁７１マ丁Ｔ２で割っている。フォト
ダイオード１２の出力ＳＡとフォトダイオード１３の出
力Ｓｓは、互いに９０度回転角の異なる成分のレベルで
あり、平方根回路２０の出力は、フォトダイオード１２
の出力ＳＡの二乗とフォトダイオード１３の出力ＳＲの
二乗との和の平方根である。したがって、平方根回路１
９の出力ｆ丁ＴｒＴ丁Ｔｒは、互いに９０度回転角の異
なる成分のレベルＳＡ及びＳＩｌのベクトル和の長さに
相当する。すなわち、この平方根回路１９の出力１　　
ａ　　＋　　ｍ「は、全体の光量に相当する。したがっ
て、出力端子２１からの出力される再生信号は、互いに
９０度回転角の異なる成分のレベルＳＡ及びＳ、のレベ
ル差ｓ２を全体の光量で正規化した出力に相当する。

このように、減算回路１７から得られる互いに９０度回
転角の異なる成分のレベルｓＡ及びｓｌｌの差レベルＳ
ｚを、平方根回路１９から出力されるの全体の光！７　
　　Ａ　−ｔ−＋＋　　）で割って再生信号を得るよう
にすると、欠陥や隣接ピットの影響による再生信号レベ
ルの変動が生じない。

つまり、フォトダイオード１２の出力レベルＳ＾が（Ｓ
Ａ−Ａ、）で、フォトダイオード１３の出力レベルＳ８
が（３８＝Ｂ、）であったとする。

従来では、再生信号を２つのフォトダイオード１２及び
１３の出力の差レベルＳ２としていた。

したがって、この場合の再生信号レベルｓｌは、Ｓｌ　
＝ＡＩ−Ｂ、・・・■ となる。

これに対して、この発明の一実施例では、この時の再生
信号レベルＳ２は、 Ｓ２　　＝　（Ａｔ　　　Ｂ１　）／ＩスＴ１−「「１
２・・・■ となる。

この部分に欠陥が生じ、反射光のレベルが１／に倍にな
ったとする。欠陥が生じると、フォトダイオード１２の
出力ＳＡとフォトダイオード１３の出力ベクトルとＳＲ
とが共に同じ割合で変化する。すなわち、フォトダイオ
ード１２の出力ＳＡが（ｓ、＝Ａ、／ｋ）になり、フォ
トダイオード１３の出力ＳＢが（Ｓ、＝Ｂｌ　／ｋ）に
なる。

従来では、再生信号を２つのフォトダイオード１２及び
１３の出力の差レベルＳ２をとしていたので、このよう
に欠陥が生じた時の再生信号レベルＳ、は、 ５ｌｌ＝　（Ａ、−Ｂ、）／ｋ・・・■となり、再生信
号レベルの変動が生じる。

これに対して、この発明の一実施例では、このように欠
陥が生じた時の再生信号レベルＳ１□は、＝　（ＡＩ　
−Ｂ＋　）／ｖ／ｌ＋　　＋ＢＩ　　　・・・■となる
。

このように、この発明の一実施例では、欠陥が生しても
再生信号のレベルが変動しない。

〔発明の効果〕

この発明によれば、光磁気ディスクからの互いに９０度
回転角の異なる成分のレベルの差レベルを光量で割算し
て再生信号を得るようにしている。

このようにすると、欠陥や隣接ピットの影響により、再
生信号レベルが変動することが防止できる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例のブロック図、第２図は光
磁気信号の再生の説明に用いるベクトル図、第３図は従
来の光磁気記録／再生装置の説明に用いる波形図である
。 図面における主要な符号の説明 １：光磁気ディスク、８：１／２波長板。 １１：偏光ビームスプリンタ。 １２．１３：フォトダイオード。 １５．１６：二乗回路、１９＝平方根回路２０：割算回
路。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 光磁気記録媒体にビームを照射し、上記光磁気記録媒体
   からの反射光を回転角が互いに異なる成分に分け、この
   回転角が互いに異なる成分の反射光をそれぞれ第１及び
   第２の光検出器で受光し、上記第１及び第２の光検出器
   の出力の差信号を形成し、上記差信号を光量で割算する
   ことにより、上記光磁気記録媒体の記録信号を再生する
   ようにした光磁気信号再生装置。