JPH03173907A - 磁気ヘッド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、磁気記録装置に用いられる磁気ヘッドに係り
、特にフ１コツピーディスク装置（以下ＦＤＤという）
に用いられる記録再生用磁気ヘッドに関するものである
。

従来の技術 従来のＦＤＤ用の磁気ヘッドでは、記録再生（以後Ｗ／
Ｒという〉用ギャップを持った磁気コアと、消去（以後
Ｅという）用ギャップを持った磁気コアを同方向に一体
化して構成している。しかも、磁気コアに酸化物磁性材
料を用いて精密なｌｌ１１１加工の繰り返しにより仕上
げている。

以下図面を参照しながら、従来例について説明する。第
６図は従来例の磁気ヘッドの外観を示した斜視図である
。第６図において、１は記録再生を行なう磁気コアであ
り、Ｗ／Ｒ用ギャップ２を有している。３は消去を行な
う磁気コアであり、Ｅ用ギャップ４ａ、４ｂを有してい
る。５は走行ガイドであり、チタン酸バリウムを加工し
て作られ、磁気コア１．３の曲面に接着されて磁気ディ
スクの接触時の走行性を安定にする。６はジンバルブレ
ートである。

第７図は第６図の磁気コアブロックの分解斜視図である
。これは通常バルク型磁気ヘッドと呼ばれているもので
あり、磁気コア１．３の脚部下面にわたってバックコア
７を接合して磁気コアの磁路を閉じている。８は磁気コ
ア１，３間の非磁性スペーサ、９は接着用ガラスである
。

磁気ディスクへの記録は、Ｗ／Ｒ用コピコイル１０流電
流（一般に６２．５ＫＨｚ　〜１２５ＫＨｚ）を流すこ
とによってＷ／Ｒ用ギャップ２より磁束漏洩して行い、
再生はその逆を行う、また、記録時に同時にＥ用コイル
１１に直流電流を流してＥ用ギャップ４ａ、４ｂから消
去している。Ｅ用ギャップ４ａ。

４ｂを用いて先に消去するのは、Ｗ／Ｒ用ギャップ２に
よっであるトラックに記録するときに、あるトラックに
すでに記録されている信号をトリミング消去することに
よって、Ｗ／Ｒ用ギャップ２により再生するときに、こ
のギャップ位置が基準トラック位置から少しオフトラッ
クしても、再生に異質な信号が加わらないようにガード
することができる。

磁気コア１，３は通常フェライトを利用し、フェライト
のインゴットを研削、切断、研摩、接着などの精密な機
械加工を数多く繰り返すことによって仕上げられる。

発明が解決しようとする課題 上記のような構成において、フェライトは展延性に乏し
いため、機械加工時にクラック、ピッチングなどが生じ
易く、このため磁気コアの部品点数が多い程、また、工
程が多い程、歩留りが非常に低くなるという問題があっ
た。

本発明は、上記問題を解決するもので、記録再生用磁気
コアの溝加工を除去し、消去用磁気コアの構成を簡素に
し、機械加工の工程を大幅に削減することによって、低
コストの磁気ヘッドを提供することを目的とするもので
ある。

課題を解決するための手段 上記問題を解決するために、本発明の磁気ヘッドは、非
磁性ギャップとＷ／Ｒ用：１イルを有するリング状の第
１の磁気コアと、Ｗ／Ｒ用磁気コアに対して直角に配置
されＥ用コイルを有するリング状の第２の磁気コアから
なり、第２の磁気コアのギャップは磁気コアの先端側面
間に非磁性ギャップを形成して接合され、その先端ｌｔ
１面の少なくとも一方に溝を入れて構成されたものであ
り、少なくともＥ用の第２の磁気コアの磁性材を金属磁
性薄板によって構成したものである。

作用 上記の構成によって、ｒＲ械加工を要する部品点数が少
なくなり、さらに加工が金属板をプレスしたり化学的エ
ツチング法によっても可能となるために、製造工程を大
幅に簡略化できる。

実施例 以下本発明の一実施例の磁気ヘッドについて、図面を参
照しながら説明する。

第１図は本発明の第１の実施例における磁気ヘッドの外
観を示した斜視図である。第１図において、２１は記録
再生を行う第１の磁気コアであり、非磁性のＷ／Ｒ，用
ギャップ２２を有している。２３は消去を行なう第２の
磁気コアであり、非磁性のＥ用ギャップ２４ａ、２４ｂ
を有している。２５は走行ガイド、２６はジンバルプレ
ートである。

第２図は前記磁気コアブロヅクの分解斜視図、第３図は
第２図の磁気コアブロックのギヤツブ部周辺の平面図で
ある。Ｗ／Ｒ用の第１の磁気コア２１はフェライトで構
成され、そのＷ／Ｒ用ギャップ２２は従来例と異なって
溝加工は不要にしている。

Ｅ用の第２の磁気コア２３はパーマロイの薄板（材厚−
０，１５ｎｎｎ）を化学エツチングによって形取り、さ
らにパーマロイコアの先端部のＥ用ギャップ２４ａ、２
４ｂを分離する溝３２も、化学エツチングによって深さ
３０μｍ程に形成され、内部はガラスモールドされてい
る。第２の磁気コア２３を構成するパーマロイコアは２
枚をコア先端四面のフロントギャップ部およびパックギ
ャップ部にエポキシ系接着剤を塗布し、Ｅ用ギャップ２
４ａ、２４ｂのスペースが約３μｍになるように接着し
硬化させる。

このように接着され、リング状に閉磁路を形成されたＥ
用の第２の磁気コア２３は、Ｗ／Ｒ用の第１の磁気コア
２１に対して、第３図に示すように、直角に配置される
。実施例では、第１の磁気コアと第２の磁気コアを直角
に正確な位置に配置しやすくするために、走行ガイド２
５にアルミダイキャストが利用されている。このアルミ
ダイキャストへ磁気コアブロックが挿入され、エポキシ
系接着剤にて固定接着される。走行ガイド２５であるア
ルミダイキャストの表面は、磁気ディスクがらの摩耗性
に耐えられるように、セラミックによってコーティング
され、最終的に機械的に研摩加工して仕上げられている
。２７は第１の磁気コア２１のバックコア、２つは第１
の磁気コア２１の接着用ガラス、３０はＷ／Ｒ用コイル
、３１はＥ用コイルである。

上記の構成においても１、Ｗ／Ｒ用ギャップやＥ用ギャ
ップの寸法、配置を従来例と全く同じように構成するこ
とができるために、磁気的特性は従来例と全く同じであ
った。しかし、ａ械加工の工数の面では、Ｗ／Ｒ用第上
第１気コア２１に溝加工が不要になった点と、Ｅ用の第
２の磁気コア２３では、機械加工が全くなくなり、化学
エツチングで、１度に多数個を作れることができるとい
う点で、大幅な工数の低減になった。

第４図は本発明の第２の実施例における磁気コアブロッ
クの分解斜視図、第５図は第４図の磁気コアブロックの
ギヤツブ部周辺の平面図である。

Ｗ／Ｒ用の第１の磁気コア４１とＥ用の第２の磁気コア
４３はともにパーマロイの薄板でｍ戊されており、特に
第１の磁気コア４１のＵ型コア４１ａは２５μｍの材厚
のパーマロイを５枚ラネミートして構成されている。こ
れはＷ／Ｒ，用電流の周波数が６２．５Ｋｌｌｚ〜１２
５ＫＨｚと高いために、パーマロイの透磁率の周波数特
性を改善するものであり、２５μｍであればフェライト
の電磁変換特性に劣らなかった。第１の磁気コア４１の
Ｉ型コア４１ｂはパーマロイの単板１５０μｍを使用し
た。また、Ｕ型コア４１ａとＩ型コア４１ｂ間に１．２
μｍの材厚のチタン箔をギャップスペーサ４２として挾
み込み、両コアをエポキシ系接着剤によって固定してＷ
／Ｒ用ギャップを形成した。Ｅ用の第２の磁気コア４３
は第１の実施例と全く同じ構成にし、？１！５２を形成
し、Ｅ用ギャップ４４ａ、４４ｂを設は溝５２はガラス
モールドされる。また、第１と磁気コア４１と第２の磁
気コア４３の間に非磁性スペーサ４８を配置した。これ
は、第１と第２の磁気コア４１．４３の間の磁気的クロ
ストークを低くすることと、第１と第２の磁気コア４１
．４３のギャップ間の寸法的変動を小さくするためであ
る。５０はＷ／Ｒ用コイル、５１はＥ用コイルである。

上記の構成においても、電磁変換特性については第１の
実施例とほぼ同じ結果を得られた。本実施例では、酸化
物磁性材全く使用せずに、パーマロイという金属磁性材
とスペーサとしての金属箔を使用したために［１加工は
極めて少なくなり、はとんど化学エツチング工法によっ
て磁気コアを形成することができた。

発明の効果 以上のように本発明によれば、非磁性ギャップとＷ／Ｒ
用コイルを有するリング状の第１の磁気コアと、Ｗ／Ｒ
用磁気コアに対して直角に配置されＥ用コイルを有する
リング状の第２の磁気コアからなり、第２の磁気コアの
ギャップは磁気コアの先端測面間に非磁性ギャップを形
成して接合され、その先端側面の少なくとも一方に溝を
入れて構成することにより、また、少なくともＥ用の第
２の磁気コアの磁性材を金属磁性薄板によって構成する
ことにより、ｔｌｌｔＩＩｌｉ加工を要する部品点数が
少なくなり、加えて加工が金属板をプレスしたり化学的
エツチング法によっても製造が可能となるために、工程
が大幅に簡略化でき、低コストの磁気ヘッドを得ること
ができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１の実施例におＧ−Ｊる磁気ヘッド
の外観図、第２図は第１図の磁気コアブロックの分解斜
視図、第３図は第２図の磁気コアブロックのギャップ部
周辺の平面図、第４図は本発明の第２の実施例における
磁気コアブロックの分解斜視図、第５図は第４図の磁気
コアブロックのギャップ部周辺の平面図、第６図は従来
の磁気ヘッドの外観図、第７図は第６図の磁気コアブロ
ックの分解斜視図である。 ２１、４１・・・記録再生用の第１の磁気コア、２２・
・・Ｗ／Ｒ用ギャップ、４２・・・ギャップスペーサ、
２３．４３・・・消去用の第２の磁気コア、２４ａ　、
　２４ｂ　、　４４ａ４４ｂ・・・Ｅ用ギャップ、３０
．５０・・・Ｗ／’Ｒ用コイ小コイル、　５１・・・Ｅ
用コイル、３２．５２・・・涌。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、磁性材からなり、記録再生用コイルを有するリング
   状の第１の磁気コアと、金属磁性薄板からなり、第１の
   磁気コアに対して直角に配置され、消去用コイルを有す
   るリング状の第２の磁気コアとを備え、前記第１の磁気
   コアのギャップ部は磁気コアの先端間に非磁性ギャップ
   を介して接合して形成され、第２の磁気コアのギャップ
   部は磁気コアの先端側面間に非磁性ギャップを介して接
   合して形成されるとともに、先端側面の少なくとも一方
   に溝部を設けた磁気ヘッド。 ２、金属磁性薄板を複数積層して得たラミネートＵ型コ
   アと、金属磁性薄板のＩ型コアからなり、記録再生用コ
   イルを有するリング状の第１の磁気コアと、金属磁性薄
   板からなり、第１の磁気コアに対して直角に配置され、
   消去用コイルを有するリング状の第２の磁気コアとを備
   え、第１の磁気コアのギャップ部はＵ型コアとＩ型コア
   の一方の先端間に非磁性ギャップを介して接合して形成
   され、第２の磁気コアのギャップ部は磁気コアの先端側
   面間に非磁性ギャップを介して接合して形成されるとと
   もに、先端側面の少なくとも一方に溝部を設けた磁気ヘ
   ッド。