JPH03172197A - α―アミラーゼ活性測定用試薬及びα―アミラーゼ活性の測定方法 - Google Patents

α―アミラーゼ活性測定用試薬及びα―アミラーゼ活性の測定方法

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JPH03172197A
JPH03172197A JP30904289A JP30904289A JPH03172197A JP H03172197 A JPH03172197 A JP H03172197A JP 30904289 A JP30904289 A JP 30904289A JP 30904289 A JP30904289 A JP 30904289A JP H03172197 A JPH03172197 A JP H03172197A
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JP
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amylase
reagent
amylase activity
measuring
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JP30904289A
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English (en)
Inventor
Kazunori Saito
和典 齋藤
Kaoru Kurosawa
黒澤 薫
Shoichi Tokutake
昌一 徳武
Tetsuya Oguma
哲哉 小熊
Kouichirou Tobe
光一朗 戸辺
Toshiyuki Shimizu
清水 駛幸
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SEISHIN SEIYAKU KK
Kikkoman Corp
Daiichi Pure Chemicals Co Ltd
Original Assignee
SEISHIN SEIYAKU KK
Kikkoman Corp
Daiichi Pure Chemicals Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、新規なa−アミラーゼ活性測定用試薬及びa
−アミラーゼ活性の測定方法に関するものである。さら
に詳しくいえば、本発明は、基質としての非還元末端を
修飾したマルトオリゴシド誘導体とβ−アミラーゼをそ
の戊分の1つとする共役酵素とを組み合わせて成るσ−
アミラーゼ活性測定用試薬、及びこのものを用いてa−
アミラーゼ含有試料のアミラーゼ活性を効率よく正確に
測定する方法に関するものである。
従来の技術 従来、血清、尿、膵液、唾液などの体液を対象とするσ
−アミラーゼ活性の測定は、臨床診断上極めて重要であ
り、特に急性や慢性の膵炎、膵臓がん、流行性耳下腺炎
などの鑑別診断においては必須の測定項目となっている
コノσ−アミラーゼ活性の測定方法としては、例えばマ
ルトベンタオース、マルトヘプタオースなどの構造が明
らかな一連のマルトオリゴ糖などを基質として用い、こ
れを被検試料中のσ−アミラーゼにより切断したのち、
共役酵素を作用させて、生戊するマルトース、グルコー
スを酵素化学的に定量する方法などが知られている。
しかしながら、この方法においては、あらかじめ試料中
のマルトース、グルコースなどの糖質を完全に消去する
ことが必要である上、酵素反応で生戊するグルコースを
グルコースオキシダーゼ、ベルオキシダーゼ、クロモゲ
ン系を用いて測定する場合に、試料中のグルコースの影
響を補正する必要があるとともに、多量のグルコースオ
キシダーゼを必要とし、さらに、試料中に存在するアス
コルビン酸、ビリルビンなどの還元物質の影響を免れな
いなどの欠点がある。
これに対し、近年、特に人工合或基質、例えば少なくと
も3個のグルコースから成るマルトオリゴ糖を骨格とし
、その非還元末端を保護基で修飾し、一方還元末端にα
一又はβ−グルコシド結合により、その結合が切断され
た際に光学的に検出可能な物質を結合させたマルトオリ
ゴシド誘導体などを用い、これを被検試料中のσ−アミ
ラーゼにより切断したのち、共役酵素を作用させて遊離
する物質を光学的に定量測定する方法が、好ましい方法
として広く用いられている。そして、この方法において
は、該共役酵素として従来、糖鎖を短くするためのa−
グルコシダーゼやグルコアミラーゼ、還元末端に結合す
る光学的に検出可能な物質を遊離させるためのσ−グル
コシダーゼやβ−グルコシダーゼが使用されている。
しかしながら、この方法においては、前記の糖類を短く
するためにσ−グルコシダーゼを用いる場合、グルコー
ス単位3個以上を有する長鎖のマルトオリゴシド誘導体
に対する反応性が低くて、ラグタイムが長くなるため、
自動分析装置への適用に問題が生じるし、また、グルコ
アミラーゼを用いる場合、実用上σ−アミラーゼの混在
を避けられないため誤差を生じ、測定結果の正確度に問
題が生じる、などの欠点がある。
発明が解決しようとする課題 本発明は、このような従来のσ−アミラーゼ活性の測定
方法が有する問題を解決し、a−アミラーゼ活性を効率
よく、かつ正確に測定するための試薬及びσ−アミラー
ゼ活性の測定方法を提供することを目的としてなされt
こものである。
課題を解決するための手段 本発明者らは、前記の目的を達戊するために鋭意研究を
重ねた結果、β−アミラーゼがσ−アミラーゼ活性測定
用基質である非還元末端を修飾したマルトオリゴシド誘
導体には作用せず、σ−アミラーゼにより切断されて生
成するマルトオリゴシド誘導体のみに作用し、しかもa
−アミラーゼ混入のおそれもなく、糖鎖を短くする共役
酵素として極めて好適であり、そして、このβ−アミラ
ーゼを単独又は他の共役酵素と組み合わせて用いること
により、反応のラグタイムを著しく短縮しうろことを見
い出し、この知見に基づいて本発明を完戒するに至った
すなわち、本発明は、非還元末端を保襲基で修飾し、か
つ還元末端にα−又はβ−グルコシド結合により、光学
的に検出可能な物質を結合させたマルトオリゴシド誘導
体を基質とし、これと共役酵素とを組み合わせたα−ア
ミラーゼ活性測定用試薬において、該共役酵素戊分の1
つとしてβーアミラーゼを用いることを特徴とするa−
アミラーゼ活性測定用試薬、及びa−アミラーゼ含有試
料に、前記マルトオリゴシド誘導体を基質として、β−
アミラーゼを共役酵素成分の1つとして添加し、酵素反
応を行わせ、遊離した光学的に検出可能な物質を定量す
ることにより、該試料のa−アミラーゼ活性を測定する
方法を提供するものである。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明におけるa−アミラーゼ活性測定用基質としては
、少なくとも4個、好ましくは5〜7個のグルコース単
位から或るマルトオリゴ糖の非還元末端を保護基で修飾
し、かつ還元末端にa一又はβ−グルコシド結合により
、その結合が切断された際に光学的に検出可能な物質を
結合させて戊るα−又はβ−アノマーのマルトオリゴシ
ド誘導体(以下、修飾マルトオリゴシド誘導体という)
が用いられる。
この修飾マルトオリゴシド誘導体の非還元末端を修飾す
る保護基については、共役酵索の作用を受けないもので
あればよく、特に制限はない。該保護基としては、例え
ば4“.6“一〇−アルキリデン基(例えばエチリデン
基、インプロビリデン基、3−ケトブチリデン基など)
、4@,6”−0−アリーリデン基(例えばペンジリデ
ン基など)、6”−0−アルキル基(例えばメチル基、
エチル基など)、6“一〇−アリール基(例えばベンジ
ル基など)、4゜,6゜一〇−ジアルキル基(例えばジ
メチル基、ジエチル基など)、6゜−O−アリールスル
ホニル基(例えばP−トルエンスルホニル基、β−ナフ
タレンスルホニル基など)、2”−0−カルポキシアル
キル基(例えばカルボキシメチル基など)、3’−0−
カルポキシアルキル基(例えばカルボキシメチル基など
)、6“一〇−アルキルスルホニル基(例えばメタンス
ルホニル基など)、6”−0−ピラノシル基(例えばグ
ルコシル基など)、6゜−0−アルキルホスホリル基(
例えばメチルホスホリル基など)、4”一〇−ピラノシ
ル基(例えばβ−アセチルヘキソサミニル基など)など
が挙げられる。なお、nはグルコースの重合度を示す。
また、該修飾マルトオリゴシド誘導体の還元末端にa一
又はβ−グルコンド結合により結合させる物質としては
、その結合が切断された際に光学的に検出可能なもので
あればよく、特に制限されず、通常用いられているもの
、例えば発色物質、蛍光物質、発光物質などが挙げられ
る。発色物質としては、例えばp−二トロフェノール、
0−ニトロフェノール、2−クロロ−4一二トロフェノ
ール、2.6−ジクロロー4一二トロ7エノール、2.
6−ジブロモ−4−二トロ7エノール、2−プロモー4
一二トロフェノール、2−ヒドロキシ−4一二トロ7エ
ノール、3−ヒドロキシ−4一二トロフェノールなどの
ニトロ7エノール誘導体、フェノールインド−3′−ク
ロロフェノール、レサズリンなどのインドフェノール誘
導体、蛍光物質としては、例えば4−メチルウンベリフ
エロンなどのクマリン誘導体などが挙げられ、発光物質
としては、例えばルシフエリンなどが挙げられる。
このa一又はβ−アノマーの修飾マルトオリゴシド誘導
体の好ましいものとしては、例えば2一クロロ−4−ニ
トロフェニル=4’,6’−0−ペンジリデンーβ一D
−マノレトベンタオシド、2−クロロ−4−二トロフエ
ニノレ−4y.6t−0−べ冫ジリデンーβ一D−マル
トヘプタオシド、4−ニトロフエニル−41.6’−0
−エチリデンーa−D−マルトヘプタオシド、4−ニト
ロフェニル−6s−O−ベンジルーα−D−マノレトベ
ンタオシド、2−クロロ−4−ニトロフエニル−4’,
6’−0−インブロピリデンーβ−D−マルトペンタオ
シド、フェノールインド−3′−クロロフエニル−47
.5F + Q−イソプロピリデンーβ−D−マルトヘ
ブタ才シドなどが挙げられる。
本発明において、共役酵素成分の1つとしてβ−アミラ
ーゼが用いられるが、このβ−アミラーゼに、通常用い
られている共役酵素、例えばa−グルコシダーゼ、β−
グルコシダーゼなどを適宜組み合わせて用いることがで
きる。なお、常法によりグルコシド結合切断のために、
基質の修飾マルトオリゴシド誘導体がa−アノマーの場
合にはa−グルクシダーゼを、またβ−アノマーの場合
にはβ−グルコシダーゼを共役酵素の1つとして用いれ
ばよい。
このようなa−アミラーゼ活性用測定系に、a −アミ
ラーゼを作用させると、まず基質が切断されてマルトオ
リゴシド誘導体が生或するが、本発明は、この生戊マル
トオリゴシド誘導体が、糖鎖3個以上のものを含む場合
に適用すると特に効果的である。
本発明においては、α−アミラーゼ活性を測定する系と
して、β−アミラーゼを含有させる以外は、従来慣用さ
れている系を用いることができる。
その有利な系としては、例えば基質としての前記修飾マ
ルトオリゴシド誘導体0.5〜20+sMを含有し、か
つ該基質がa−アノマーの場合は、(イ)β−アミラー
ゼ1 0−10.000単位/重Q及びσ−グルコシダ
ーゼlO〜200単位/mQを含有する系、該基質がa
−アノマーとβ−アノマーの混合物の場合は、(口)前
記(イ)にざらにβ−グルコシダーゼ0.5〜20単位
/IIIQを含有させた系、該基質がβ−アノマーの場
合は、前記(ロ)の系又は(ハ)β−アミラーゼlO〜
10.000単位/wrQ及びβ−グルコシダーゼ0.
5〜20単位/raQを含有する系などが挙げられる。
なお、各系のpHは対称とするa−アミラーゼの作用p
Hの範囲に調整される。
これらの系に用いられる緩衝液については、σ−アミラ
ーゼ活性の測定pH範囲に緩衝域をもつものであればよ
く、特に制限はない。このような緩衝液としては、例え
ばリン酸緩衝液、グッド緩衝液などが挙げられる。
本発明において用いられるβ−アミラーゼの種類につい
ては特に制限はなく、植物起源のものや微生物起源のも
のなど、いずれも用いることができるが、例えば細菌な
どに由来するものが好適である。また、a−グルコシダ
ーゼの種類についても特に制限はなく、動物、植物、微
生物など、いかなる起源のものも用いることができるが
、特に酵母起源のものもが好適である。さらに、β−グ
ルコシダーゼについても任意の起源のものを用いること
ができるが、例えばアーモンド種子から得られたものが
好ましい。
本発明においては、これらの系に前記戒分以外に、本発
明の目的をそこなわない範囲で、さらに必要に応じ、従
来慣用されている種々の戊分を添加することができる。
例えば溶解補助剤、安定化剤として、牛血清アルブミン
、α−又はβ−シクロデキストリン、界面活性剤などを
添加してもよいし、a−アミラーゼ活性剤としてNaC
Q, MgCQz、CaCQx ・2utoなどの形で
Ca−イオン、Ca”+イオン、M g l 4イオン
などを加えてもよい。これらの添加成分は1種用いても
よいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。また、
これらの添加成分の添加時期については特に制限はなく
、前記系の調製の任意の段階に加えてもよい。
本発明の試薬は、乾燥物あるいは溶解した形で用いても
よいし、薄膜状の担体、例えばシート、含漫性の紙など
に含浸させて用いてもよい。このような本発明の試薬を
用いることにより、各種の試料に含有されるσ−アミラ
ーゼの活性を、簡単な操作で正確に、かつ高感度で測定
することができる。
次に、本発明のa−アミラーゼ活性の測定方法の好適f
t l例について説明すると、まず、緩衝液に、共役酵
素として前記した酵素と活性の組み合わせから適宜選択
したものを加え、同時又は順次に前記の量の基質として
の修飾マルトオリゴシド誘導体を加えたのち、σ−アミ
ラーゼを含有する被検試料を加え、温度15〜40℃、
pH6〜9の条件にて、■分間以上、好ましくは1〜5
分間酵素反応させ、次いで遊離生成する光学的に検出可
能な物質を、常法によりそのまま又は必要によりpHを
変化させたのち、あるいは縮合反応を行ったの゛ち、適
当な波長で連続的若しくは断続的に吸光度値を測定し、
あらかじめ測定したa−アミラーゼ標品の吸光度値と対
比させるか、あるいは遊離する光学的に検出可能な物質
に固有の係数(分子吸光係数など)から、試料のa−ア
ミラーゼ活性を算出する。
本発明に用いられるα−アミラーゼ含有試料については
、α−アミラーゼを含有するものであればよく、特に制
限はないが、具体的には血液、尿、膵液、唾液などの体
液、微生物の培養液、植物の抽出液、あるいは動物組織
やそれらの抽出液などを用いることができる。
σ−アミラーゼ含有試料が固体の場合には、いったん緩
衝液に溶解又は懸濁させるのがよい。この緩衝液として
は、例えばリン酸緩衝液、グッドバッファーなどが挙げ
られる。
発明の効果 本発明によると、a−アミラーゼ含有試料に、基質とし
ての修飾マルトオリゴシド誘導体と共役酵素とを添加し
て酵素反応を行わせ、遊離物質を光学的に定量して、試
料のa−アミラーゼ活性を測定するに際し、該共役酵素
成分の1つとしてβ−アミラーゼを用いることにより、
反応のラグタイムを著しく短縮しうるので、自動分析装
置への適用性が大きく改善され、しかもアミラーゼ活性
を正確に測定することができる。
実施例 次に、実施例により本発明をさらに詳細に説明するが、
本発明は、これらの例によってなんら限定されるもので
はない。
実施例1 α−アミラーゼ活性の測定 (+)試薬液の調製 50w+Mグッドバッファ一(PIPES1pH7.0
)に2一クロロ−4−ニトロ7エニル!,p.6I−Q
−ペンジリデンーβ一D−マルトペンタオシドを1 .
5aM,市販の微生物由来のβ−アミラーゼを200単
位/ma、市販のアーモンド由来β−グルコシダーゼを
2単位/taQ、塩化ナトリウムを50一M1塩化カル
シウムをlnMとなるように加えて溶解し、試薬液を調
製した。
(2)σ−アミラーゼ標準液の調製 ヒト唾液由来a−アミラーゼを生理食塩液で希釈して、
0、500、1000、l500、2000国際単位(
10/L)のσ−アミラーゼ標準液を調製した。
(3)検量線の作或 (1)で調製した試薬液2lI2を試験管にとり、37
℃で1分間加温したのち、(2)で調製したa−アミラ
ーゼ標準液(0〜200010/L) 0.1−を加え
、37゜Cで反応させ、反応開始より2〜5分間までの
3分間の波長400n−の吸光度変化量を測定し、1分
間当りの吸光度変化量を求めた。その結果を検量線とし
て第1図に示す。第1図から明らかなように、a−アミ
ラーゼ濃度と吸光度変化量の間に比例関係が認められた
(4)試料液中のa−アミラーゼ活性の測定試薬液2+
12を試験管にとり、37℃で1分間加温したのち、試
料液Q.lmI2を加え、37℃で反応させ、反応開始
より2〜5分間までの3分間の波長400nmの吸光度
変化量を測定し、1分間当りの吸光度増加量を求め、こ
の値と(3)で作皮した検量線から、試料中のa−アミ
ラーゼ活性を求めることができる。
なお、前記(1)で用いた2−クロロー4−ニトロフエ
ニル=4’,6’−0−ペンジリデンーβ一D−マルト
ペンタオシドは、文献未載の化合物であって、以下のよ
うにして製造したものである。
21ロロー4−ニトロフエニル零β一D−マルトベンタ
オシドを無水ジメチルホルムアミド(DMF)に溶解し
、これにべ冫ズアルデヒドジメチルアセタールとトシル
酸とを加え、40℃で4時間かきまぜながら反応させた
のち、これに炭酸水素ナトリウムを添加して中和し、次
いで、この混合液をジクロ口メタンで洗浄後、DMFと
水を留去させ、得られた残渣をODSカララムクロマト
グラフイーにより精製し、さらにイングロパノールー水
の混合溶剤から再結晶することにより、2−クロロ−4
一二トロフェニル−4’.6″一〇一ペンジリデンーβ
一D−マルトベンタオシドを得た。このものの融点は1
96.0〜200.0’C!であった。
実施例2 (1)試薬の調製 50−グッドバッ7アー(PIPES, pH7.0)
に、以下の威分を以下の濃度で溶解することにより、試
薬A及びBを調製した。
試薬A(本発明の試薬) 2−クロロ−4−ニトロフエニル÷4′.6″−〇一ペ
ンジリデンーβ−D−マルトペンタオシド 1.5sM
β−アミラーゼ            200単位7
’aQσ−グルコシダーゼ           40
単位/m1lβ−グルコシダーゼ          
 2単位7’aQ塩化ナトリウム          
   50mM塩化カルシウム           
  lmM試薬B(対照の試薬) 2−クロロ−4・ニトロフェニル−45,6’−0−ペ
ンジリデン・β−D−マルトベンタオシド 1.5mM
a−グルコシダーゼ           40単位/
冒aβ−グルコシダーゼ           2単位
/一塩化ナトリウム             50m
M塩化カルシウム             lmMな
お、各試薬の構戊戊分は、市販の酵母由来のa−グルコ
シダーゼを用いた以外は、実施例1と同様のものを用い
た。
(2)ラグタイムの測定 試料A2m+2を試験管にとり、37℃で1分間加m 
シt: 17) チ、実m例1 (7)(2 ’)−C
”l14製IJ:.10001tl/Lのσ−アミラー
ゼ標準液Q.lml2を加え、37℃で反応開始直後か
ら30秒間隔で、波長400na+の吸光度を日立22
0型分光光度計にて、測定し、30秒ごとの吸光度変化
量がほぼ一定となるまでに要する時間をラグタイムとし
た。また、試薬Bを用いて同様に測定してラグタイムを
求めた。その結果を次表に示す。
この表から、試薬A(本発明の試薬)では、測定対象で
あるα−アミラーゼの作用により生じるマルトオリゴシ
ド誘導体がβ−アミラーゼの作用によって速やかに分解
され、C−アミラーゼ反応速度と吸光度変化量で表わさ
れる2−クロロ−4一二トロ7エノールの放出速度とが
ほぼ等しくなるために要する時間(ラグタイム)が、試
薬B(対照の試薬)に比べ著しく短縮していることが分
かる。これは、反応開始から測定終了までの時間が、数
分間に制限されている自動分析装置でも、本発明の試薬
の使用によって、より正確にσ−アミラ−ゼ活性を測定
できることを示す。
実施例3 (1)試薬の調製 実施例2(l)の試薬A%Bを使用した。
(2)検量線の作戒 試薬A2ml2を試験管にとり、37℃でl分間加温し
たのち、実施例lの(2)と同様のa−アミラーゼ標準
液( 0 −20001U/ L) 0.1ml2を加
え、37℃で反応させ、反応開始より2〜5分までの3
分間の吸光度変化量を測定し、1分間当りの吸光度変化
量を求めた。その結果を検量線として第2図に示す。ま
た、試薬Bを用い同様に測定した結果を、検量線として
第3図に示す。
第2図から明らかなようにσ−アミラーゼ活性と吸光度
変化量の間に比例関係が認められた。また、第2図、第
3図から明らかなように、実施例2で示した理由により
、試薬A(本発明の試薬)では、反応開始後数分間後の
σ−アミラーゼ濃度に対する1分間当りの吸光度変化量
が、試薬B(対照の試薬)に比し大きく、a−アミラー
ゼ活性淘定の見掛けの感度が高い。
(3)試料液中のa−アミラーゼ活性の測定試薬液2I
IQを試験管にとり、37℃で1分間加温したのち、試
料液0.10を加え、37℃で反応させ、反応開始より
2〜5分間までの3分間の吸光度変化量を測定し、1分
間当りの吸光度増力1を求め、この値と(2)で作成し
た第2図の検量線から、試料中のσ−アミラーゼ活性を
求めることができる。
実施例4 (1)試薬の調製 50+IJのグツドバツ7 y   (PIPES, 
pH7.0) Gこ、以下の威分を以下の濃度で溶解す
ることCこより、試薬C及びDを調製した。なお、酵素
1ま実施例2と同様のものを用いた。
試薬C(本発明の試薬) 4−ニトロフエニル均4’ +6’ −0− 工’! 
リテン−α−D−マルトヘブタオシド        
1.5+eMβ−アミラーゼ            
200単位/冨Qσ−グルコシダーゼ        
   40単位/w.Q塩化ナトリウム 50mM 塩化カルシウム lmM a−D−マルトヘプタオシド σ−グルコンダーゼ 塩化ナトリウム 塩化カルシウム 1 . 5mM 40単位/II12 50mM l■M (2)検量線の作成 試薬A,Bの代りに、試薬C,Dを用いた以外は、実施
例3と同様にして検量線を作威した。試薬Cの場合の検
量線を第4図に、試薬Dの場合の検量線を第5図に示す
第4図から明らかなようにa−アミラーゼ活性と吸光度
変化量の間に比例関係が認められた。また、第4図、第
5図から明らかなように、実施例3と同様に実施例2で
示した理由により、試薬C(本発明の試薬)では、反応
開始後数分間後のαーアミラーゼ濃度に対するl分間当
りの吸光度変化量が、試薬D(対照の試薬)に比し大き
く、α−アミラーゼ活性測定の見掛けの感度が高い。
(3)試料液中のα−アミラーゼ活性の測定試薬Aの代
りに試薬Cを用い、かつ第2図の検量線の代りに第4図
の検量線を用いること以外は、実施例3の(3)と同様
にして、試料液中のa−アミラーゼ活性を求めることが
できる。
なお、前記(l)で用いた4−ニトロフエニルー4’,
6’−0−エチリデンーα−D−マルトヘプタオシドは
以下のようにして調製したものである。
すなワチ、4−ニトロフェニルーa−D−マルトヘプタ
オシドとトシル酸とをDMFに溶解したのち、これにア
セトアルデヒドージメチルアセタールを加えて500(
1!で、9時間反応させた。反応生成物をクロマトグラ
7イーにより精製することにより、4−ニトロフェニル
=4’,5’−Q − エチリデンーa一D−マルトヘ
プタオシドを得た。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図及び14図は、本発明方法におけるa−
アミラーゼ活性の測定に用いる検量線を示すグラフであ
り、第3図及び第5図は本発明方法に対する対照方法で
の検量線を示すグラフである。 一中唾eB氷蝕陽猷六一

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 非還元末端を保護基で修飾し、かつ還元末端にα−
    又はβ−グルコシド結合により、光学的に検出可能な物
    質を結合させたマルトオリゴシド誘導体を基質とし、こ
    れと共役酵素とを組み合わせたα−アミラーゼ活性測定
    用試薬において、該共役酵素成分の1つとしてβ−アミ
    ラーゼを用いることを特徴とするα−アミラーゼ活性測
    定用試薬。 2 α−アミラーゼ含有試料に、非還元末端を保護基で
    修飾し、かつ還元末端にα−又はβ−グルコシド結合に
    より、光学的に検出可能な物質を結合させたマルトオリ
    ゴシド誘導体と共役酵素とを添加して酵素反応を行わせ
    、遊離した光学的に検出可能な物質を定量することによ
    り、α−アミラーゼ活性を測定するに当り、該共役酵素
    成分の1つとしてβ−アミラーゼを用いることを特徴と
    するα−アミラーゼ活性の測定方法
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