JPH03170847A - 示差屈折率計用セル - Google Patents

示差屈折率計用セル

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JPH03170847A
JPH03170847A JP31147489A JP31147489A JPH03170847A JP H03170847 A JPH03170847 A JP H03170847A JP 31147489 A JP31147489 A JP 31147489A JP 31147489 A JP31147489 A JP 31147489A JP H03170847 A JPH03170847 A JP H03170847A
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cell
chamber
luminous flux
refractive index
sample
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JP31147489A
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Yasuhiro Kubo
康弘 久保
Kunio Kumagai
邦夫 熊谷
Akira Kawaguchi
晃 川口
Koichi Oka
宏一 岡
Mitsunao Sekiwa
三直 関和
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Otsuka Electronics Co Ltd
Original Assignee
Otsuka Electronics Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 く産業上の利用分野〉 本発明は、分子量の決定などのために用いられる示差屈
折率計において実施される示差屈折率計用セルに関する
く従来の技術〉 溶液の屈折率およびその濃度依存性の測定により、その
溶質である試料の分子量を測定する方法が従来から知ら
れている。このような試料溶液の屈折率の測定は、たと
えば試料溶液とその溶媒とを分離して収納した透明容器
からなるセルを用い、このセルにスリットを介した単色
光を入射させた場合に試料溶液と溶媒との屈折率の差に
応じて入射光の光路が曲げられることを利用して行うこ
とができ、このような測定原理に基づいて前記試料溶液
の屈折率の測定を行うようにしたのが示差屈折率計であ
る。
前述のセルの一例として、たとえば四角柱状の透明筒体
で構戊したセル容器の内部空間を仕切板を用いて二室に
仕切ったいわゆるプライスセルがある。このプライスセ
ルを用いた屈折率の測定では、まず第1の手順としてセ
ル容器内の二室の両方に溶媒を満たして、スリットを介
した光を前記仕切板に対して斜めに入射させる。次に第
2の手順としてセル容器の一方の室に試料溶液を満たし
、他方の室に溶媒を満たしてスリットを介した光を入射
させる。この第1.第2の手順間でのスリット像の結像
位置の差が計測され、この結像位置の差に基づいて屈折
率が演算される。
このような従来技術では、セル容器の一方の室について
は試料溶液とその溶媒との入替えが必要であり、またス
リット像の位置計測を2回にわたって行わなければなら
ない。このため、機械的な振動や空気のゆらぎの時間変
化.光学ベースの経時変化による撓み,室温の変化,セ
ル内の液体の対流の状態の時間変化などによる影響のた
めに、測定の前後にわたって誤差要因が入り込み、測定
精度が劣化するという問題がある。
この問題を解決した先行技術は第10図に示されている
。このセルは前述のプライスセルを改良したもので、こ
のセルを用いた示差屈折率計はスリット(図示せず)を
介した2つの光束J1.J2を用いるためにダプルビー
ム型示差屈折率計などと称されている(たとえば「光散
乱実験法(化学の領域増刊70号:南江堂)」などに詳
述されている。)。
透明筒体で構成した四角柱状のセル容器1の内部空間は
対辺間を連結した仕切板2によりその長手方向に沿って
二分されており、さらにその一方側の室は仕切板3によ
ってその長手方向中央部付近て二分されている。このよ
うにして、第1室4a,第2室4b,第3室4cか形成
されており、第1室4aには屈折率の測定を行うべき試
料溶液が満たされ、第2室4bにはたとえば前記試料溶
液の溶媒などのリファレンス(基準流体)が注入される
。第2室4bに注入されたリファレンスは仕切板2に形
成した細孔5を介して第3室4c内にも注入される。6
は空気孔であり、第3室4cへのリファレンスの注入を
容易にしている。
このようなセルに対して光束J’L.!2は、仕切板2
に対して斜めの方向から、それぞれ第3室4c,第1室
4aに同時に入射される。第1室4aから仕切板2を介
して第2室4bを通過する光束J2は、第1室4aに満
たした試料溶液と第2室4bに満たしたリファレンスと
の屈折率の差のために、その先路が角度αだけ曲げられ
る。一方、光束J1は第3室4cと第2室4bとを順に
通過するが、第2.第3室4b,4cには何れもリファ
レンスが満たされており、したがって仕切板2の両側で
屈折率が変化しないので、この先束11は偏向を受けな
い。
第2室4bからの光束J1.J2は、それぞれに対応し
て設けたフォトダイオードアレイやCCD(電荷結合素
子)などの一次元イメージセンサ7,8に入射する。こ
の一次元イメージセンサ7,8において光束J1,42
(スリット像)がそれぞれ結像する位置のずれΔXを知
れば、角度αを知ることができ、結果として試料溶液と
リファレンスとの屈折率の差に対応したデータを得るこ
とができる。すなわち、一次元イメージセンサ7.8の
出力から屈折率を得ることができる。
このような構成では、セル容器1内の液体の入替えを必
要とせず、また測定の基準となる光束J1の検出と、光
路を曲げられた光束J2の検出とが同時に行われるので
、機械的な振動,空気のゆらぎ,光学ベースの経時変化
による撓み 室温の変化,セル内の肢体の対流になどよ
る一次元イメージセンサ7,8の出力への影響を、この
イメージセンサ7,8における位置ずれΔXを測定する
ことで相殺させることができ、したがって測定精度が向
上されるという利点もある。
く発明が解決しようとする課題〉 しかしながら上述の第10図のセルにおいては、セル容
器1内に2枚の仕切板2.3が必要であるので、構成が
複雑であり、コスト高となるなどの問題がある。さらに
、光束12はセルの長手方向に交差する平面に沿ってそ
の先路が曲げられるので、セルの長平方向に沿って並ん
だ光束.!IJ2を検出するためには、前記平面に対し
てほほ平行に配設した一対のイメージセンサ7,8が必
要である。すなわち、光束!1.12を検出するたメニ
検出器が2個必要であり、このためコスト高となるとと
もに、両検出器の固体差による出力特性の差に起因して
測定精度が劣化するという問題もあった。
また、第10図図示のセルを、複数種類の試料濱岐を連
続的に供給することができるようにしたいわゆるフロー
セルとして用いる場合には、異種類の試料溶液の混合を
防ぐために可及的に小容積の室に試料溶液を導入するこ
とが必要であるので、第1室4aに試料溶液が導入され
ることになる。
しかしこの場合には、試料溶液の導入方向と排出方向と
を同一方向とすることができず、試料溶液の流路か第1
室4a内で曲げられることになる。
このため、第1室4a内に試料溶液が残留し易くなり、
このため試料溶液の入れ替えがスムーズに行われず、結
果的に屈折率の測定精度の劣化を招来することになる。
そこで、本発明は低コスト化に有利であって、屈折率の
測定精度の向上にも寄与することができる示差屈折率計
用セルを提供することを目的とする。
く課題を解決するための手段〉 上記の目的を達戊するための本発明の示差屈折率計用セ
ルは、基準流体および試料流体を仕切る仕切板が、基準
流体および試料流体のいずれか一方を通過する第1の光
束と基$流体および試料流体を通過する第2の光束との
各光路にほぼ垂直であって前記第2の光束に対して斜め
になるように配設されたものである。
く作用〉 このような構成によれば、基準流体と試料流体との屈折
率差に対応した偏向を受ける第2の光束は、第1および
第2の光束の各光路を含む平面に沿って偏向される。こ
のような示差屈折率計用セルが適用される示差屈折率計
では、たとえば前記第1および第2の光束の各光路を含
む平面に沿って1個の一次元イメージセンサなどの検出
器を配設することにより、この検出器によって第1の光
束と偏向後の第2の光束とを同時に検出させることがで
きる。
く実施例〉 以下実施例を示す添付図面によって詳細に説明する。
第1図は本発明の第1実施例の示差屈折率計用セル11
(以下「セル11」という)の基本的な構成を示す図で
あり、第1図(a)はその正面図、第1図(b)は第1
図(a)の切断面線1−Iから見た断面図である。本実
施例のセル11は、四角柱状の透明筒体で構成したセル
容器12と、このセル容器12の内部空間を二分して第
1室13aおよび第2室13bを形戊する仕切板14と
を備えている。第1室13aには試料流体である試料濱
液が満たされ、第2室13bには基準流体としてたとえ
ば前記試料溶液の溶媒が満たされる。
第2図は本実施例のセル11が適用されるいわゆるダブ
ルビーム型示差屈折率計の基本的な構成を簡略化して示
す平面図であり、第3図はその正面図である。光源15
からの光は、干渉フィルタ16を介して集光レンズ17
から、開孔gl,g2を有するスリット18に導かれて
、第1の光束L1および第2の光束L2を生じさせる。
この第1および第2の光束Ll,L2は、集光レンズ1
7の結像点に置いた結像レンズ19およびアバーチャ2
0を介して再び分離して前述のセル11に導かれ、この
セル11を透過して反射鏡21で反射される。反射され
た光束Ll,L2は再度セル11を透過した後に、第1
および第2の光束LIL2の光路に交差する方向に延び
た一次元イメージセンサ22に結像される。すなわち、
このイメージセンサ22の検出面上に、スリット18の
開孔gl,g2の像が形成される。
第1の光束L1は、第工図(b)に示すように仕切板1
4を透過せず、したがって第2室13b内に収納された
溶媒のみを通過する。一方第2の光束L2は仕切板14
を透過し、したがって第2室13b内の溶媒および第1
室13a内の試料溶液の両方を通過する。このため、第
2の光束L2は試料溶液および溶媒の相互の屈折率の差
に対応した偏向を受ける。光束Ll,L2は反射鏡21
における反射によりセル11を2回通過するので、光束
L2は屈折率差に起因する偏向を2回にわたって受ける
ことになる。
本実施例では、仕切板14は光束Ll,L2の各光路を
含む平面に対してほぼ垂直であって光束L2が斜めに入
射するように配設されており、このため光束L2の偏向
方向は、光束L1およびL2の各光路を含む平面に沿っ
て展開される。このため、光束Ll.L2に交差する方
向に延びて配設した1個の一次元イメージセンサ22に
は、光束Ll,L2を同時に結像させることができる。
第4図は屈折率の測定原理を説明するための斜視図であ
り、一次元イメージセンサ22の検出面に光束Ll.L
2が結像する様子が示されている。
セル11の第1室13.aと第2室13bとの両方に試
料溶液の溶媒を満たした場合には、光束L2は偏向を受
けずに光路L  を介して一次元イメREF −ジセンサ22の検出面に入射する。この偏向を受けな
い場合の光束L  の結像位置P  と、REP   
    REP 第1室13aに試料溶岐を入れた場合の偏向を受けた光
束L2の結像位置P2との位置ずれΔXが、試料溶液と
その溶媒との屈折率の差に対応する。
一次元イメージセンサ22により検出されるのは、光束
L1の結像位置P1と光束L2の結像位置P2との間の
距離Xであるが、結像位置PI,PRE,間の距離XO
を予め知っていれば、位置ずれΔXが求まる。
したがって、セル11の第1室13aおよび第2室13
bの両方に試料溶液の溶媒を入れるようにして距離XO
の測定を予め行っておけば、一次元イメージセンサ22
で距@Xを測定することにより、位置ずれΔX (−X
−XO)が求まり、このようにして試料溶戒とその溶媒
との間の屈折率の差が測定されることになる。たとえば
機械的な振動その他の誤差要因により結像位置P1がず
れる場合には、結像位置P2も同様な変動を示すので、
距離Xの測定では上記の誤差要因による影響が相殺され
る。したがって距離Xの測定は精度良く行われ、このこ
とは光束L2が偏向されない場合も同様であるので、結
果として位置ずれΔXの測定は高精度で行われることに
なる。なお上記のような距離XOの測定は、屈折率の測
定の度ごとに行われる必要はなく、たとえば1日に1回
だけ行ったり、複数の試料の屈折率測定に先立って1回
たけ行ったりすればよい。
このように本実施例によれば、いわゆるダブルビーム型
示差屈折率計において、1個のイメージセンサ22によ
り屈折率の測定が達成されるようになり、したがってそ
の低コスト化に寄与することができるとともに、複数の
イメージセンサを用いた場合に生じるイメージセンサの
固体差による出力特性の差に起因する測定精度の劣化の
問題を克服することができる。さらに本実施例のセル1
1では、セル容器12の内部を二分する1個の仕切板1
4か必要とされるに過ぎないので、第10図に示された
先行技術に比較して仕切板の数が減少した簡単な構戊と
なっており、したがってセル11の作成に要するコスト
を低減することができる。
なお、前述の説明では、セル11の第1室13aに試料
流体を満たし第2室13bにその溶媒を満たした場合を
例にとったが、第1室13aに溶媒を満たし第2室13
bに試料溶液を満たしてもよい。この場合には、光束L
1は試料溶液のみを透過することになるため偏向を受け
ず、光束L2は試料溶液および溶媒を透過して両者の屈
折率差に対応した偏向を受けることになる。
第5図は本発明の第2実施例のセル31の構戊を示す横
断面図である。このセル31は、四角柱状の透明筒体で
構戊したセル容器32と、断面か逆V字状であって第5
図の紙面に垂直な方向に延びている仕切板33とを備え
ている。仕切板33によって、セル容器32の内部空間
は、たとえば試料溶液が満たされる第1室34aとたと
えば前記試料溶岐の溶媒が満たされる第2室34bとに
二分されている。
このようなセル31は第2図および第3図図示の構成に
おいてセル11と置換して用いられ、第1の光束L1は
第1室34a側だけを透過し、第2の光束L2は第1お
よび第2室34a,34bの両方を透過する。この場合
に、第2の光束L2は、第1室34a内の試料溶液と第
2室34b内の溶媒との境界を、アパーチャ20から反
射鏡21に向かう往路と、反射鏡21から一次元イメー
ジセンサ22に向かう復路とでそれぞれ2回横切ること
になり、したがって光束L2の偏向角を前述の第1実施
例のセル11を用いた場合の2倍とすることができ、こ
れにより屈折率の測定精度をさらに向上することかでき
る。
第6図は本発明の第3実施例のセル41の構成を示す横
断面図である。このセル41は前述の第2実施例のセル
31の変形例であり、第6図において前述の第5図に示
された各部に対応する部分には同一の参照符号を付して
示す。第2実施例のセル31では断面逆V字型の仕切板
33の両端部は四角柱状のセル容器32の角部に連結さ
れているが、本実施例のセル41では、仕切板33はセ
ル容器32の外壁の中央部付近に連結されている。
このような構成によっても、第2実施例の場合と同様の
作用および効果が達成される。
第7図は本発明の第4実施例のセル51の基本的な構戊
を示す横断面図である。このセル51は四角柱状の透明
筒体で構成したセル容器52と、断面かほほV字状であ
って第7図の紙面に垂直な方向に延びており、かつその
両端部および稜部がセル容器52の外壁に連結された仕
切板53とを備えている。仕切板53によって、セル容
器52の内部空間はたとえば試料溶液がそれぞれ満たさ
れる第1.第2室54a,54bと、たとえば前記試料
溶液の溶媒が満たされる第3室54cとに分割される。
そして、第2の光束L2は第1室54 a %第3室5
4c1第2室54bを順に透過し、第1の光束L1は第
3室54cのみを透過する。
このような構成によっても前述の第2,第3実施例と同
様の作用および効果を達戊することができる。
第8図は本発明の第5実施例のセル61の構或を示す横
断面図である。この第8図において前述の第7図に示さ
れた各部に対応する部分には同一の参照符号を付して示
す。本実施例のセル61は前述の第4実施例のセル51
の変形例であり、仕切板53の稜部53aをセル容器5
2の外壁から離間させて、第1室64aと第2室64b
とを形成し、第1室64aには試料溶液を満たし、第2
室64bには溶媒を満たすようにしている。このような
構成によっても、第2〜第4実施例の場合と同様の作用
および効果が達成されるが、第4実施例のセル51と比
較した場合に、仕切板53の稜部53aの連結が不要で
ある点で優れている。
第9図はこの発明の第6実施例のセルの基本的な構成を
示す斜視図である。この実施例は前述の第1実施例に類
似するので、第1図に示された各部に対応する部分には
同一の参照符号を付して示す。この実施例は、第1図に
示されたセルをいわゆるフローセルとして実現したもの
で、試料溶液を入れる第1室13aには試料導入管71
から試料溶液が導入され、導入された試料は排出管72
から排出される。このセルでは、試料導入管71および
排出管72が室の反対側に配置され、このため第1室1
3a内で試料溶液の流路が曲げられることがない。これ
によって、第1室13aに複数種類の試料溶液を順に導
入する場合の試料溶液相互の混合が抑制され、このため
試料溶液の入れ替えがスムーズに行われるようになる。
また試料溶液の混合か防がれる結果、屈折率の測定精度
を向上することができる。第2〜第5実施例におけるセ
ルのフローセル化も同様にして実現される。
なお前述の各実施例に示されたセルの他、第1および第
2の光束Ll,L2を同時に入射させた場合に、一方の
光束は基準流体および試料流体のいずれか一方のみを透
過し、他方の光束は基準流体および試料流体の双方を透
過するような任意のセルが用いられてもよい。また、両
方の光束か基準流体および試料流体を通過するような構
或てあってもよいが、この場合には、各光束と基準流体
および試料流体を仕切る仕切板との角度を相互に異なら
せて、偏向後の各光束の進行方向が相互に平行にならな
いようにする必要がある。
また前述の実施例では、試料溶液とその溶媒との屈折率
差を測定する場合を例にとったが、セル容器内に収納す
ることができる任意の試料流体および基準流体の屈折率
の差の測定に対して、上記第1〜第6実施例は容易に応
用することができ、たとえば基準流体として空気を用い
るようにしてもよい。
さらにまた、前述の実施例では、反射鏡21(第2図お
よび第3図参照)によって第1および第2の光束Ll,
L2の光路が折り返されて、これらの光束Ll,L2が
セルを2回にわたって透過する場合を例にとって説明し
たが、反射鏡21を用いずにセルに関して光源とは反対
側に一次元イメージセンサを配置して、光束Ll,L2
がセルをそれぞれ1回だけ透過するようにしてもよい。
その他本発明の要旨を変更しない範囲で適宜設計変更が
可能である。
く発明の効果〉 以上のように本発明の示差屈折率計用セルによれば、基
準流体と試料流体との屈折率差により偏向される第2の
光束の偏向方向は、第1の光束と偏向前の第2の光束と
の各光路を含む平面に沿って展開されるので、一次元イ
メージセンサなどの1個の検出器によって第1の光束と
偏向後の第2の光束とを同時に検出させることができる
ようになる。すなわち、第10図に示された先行技術の
場合に比較して示差屈折率計で必要とされる検出器の数
を少なくして、その低コスト化に寄与することができる
また、1個の検出器により屈折率の測定が可能となる結
果、検出器の固体差による出力特性の差に起因する測定
精度の劣化の問題を克服することができるので、屈折率
の測定の精度が向上される。
さらにフローセル化した場合に、試料流体の流路を曲げ
る必要が無いので、異種類の試料流体の混合を可及的に
防いで試料流体の入れ替えをスムーズに行うことができ
る。また、混合が防がれる結果、屈折率の測定も精度良
く行われる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)は本発明の第1実施例の示差屈折率計用セ
ルの正面図、 第1図(b)は第1図の切断面線I−1から見た横断面
図、 第2図は本発明の実施例の示差屈折率計用セルが適用さ
れる示差屈折率計の基本的な構戊を簡略化して示す平面
図、 第3図はその正面図、 第4図は屈折率測定の原理を説明するための斜視図、 第5図は本発明の第2実施例の構戊を示す横断面図、 第6図は本発明の第3実施例の構成を示す横断面図、 第7図は本発明の第4実施例の構成を示す横断面図、 第8図は本発明の第5実施例の構成を示す横断面図、 第9図は本発明の第6実施例の構成を示す斜視図、 第10図は先行技術の構成を示す斜視図である。 11,31,41,51.61・・・示差屈折率計用セ
ル、12.32.52・・・セル容器、14.33.5
3・・・仕切板、L1・・・第1の光束、L2・・・第
2の光束 11・・・示差屈折率計用セル 14・・・仕切板 L1・・・第1の允束 L2・・・第2の光束 第 1 図 第 2 図 31 .41・・・示差屈折率計用セル33・・・仕切
板 L1・・・第1の光束 L2・・・第2の光束 第 4 図 L2 第 5 図 第 6 図 51 .61・・・示差屈折率計用セル53・・・仕切
板 L1・・・第1の光束 L2・・・第2の光束 第 7 図 第 8 図 第 9 図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、基準流体および試料流体のいずれか一方を通過する
    第1の光束と、前記基準流体および試料流体の双方を通
    過する第2の光束とが入射され、前記基準流体および試
    料流体の相互の屈折率の差に対応して前記第2の光束を
    偏向させる示差屈折率計用セルにおいて、 前記基準流体および試料流体を仕切る仕切板を設け、こ
    の仕切板を前記第1および第2の光束の各光路を含む平
    面にほぼ垂直であって前記第2の光束の光路に対して斜
    めになるように配設したことを 特徴とする示差屈折率計用セル。
JP31147489A 1989-11-30 1989-11-30 示差屈折率計用セル Pending JPH03170847A (ja)

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