JPS6327733A - 液体クロマトグラフイ−用示差屈折率検出装置 - Google Patents

液体クロマトグラフイ−用示差屈折率検出装置

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JPS6327733A
JPS6327733A JP17132086A JP17132086A JPS6327733A JP S6327733 A JPS6327733 A JP S6327733A JP 17132086 A JP17132086 A JP 17132086A JP 17132086 A JP17132086 A JP 17132086A JP S6327733 A JPS6327733 A JP S6327733A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は液体クロマトグラフィー用示差屈折率検出装置
に係り、特に1分析用と分取用との両用途に供し得る液
体クロマトグラフィー用示差屈折率検出装置に関する。
[従来の技術] 液体クロマトグラフィー用検出装置は、大別すると溶液
物性型と溶質物性型との二つの型に分類される。
このうち、溶液物性型検出装置は、移動相の溶液全体の
物性変化を測定しようとするものであり、示差屈折率検
出装置もこの範ちゅうに属しており、いわゆる汎用検出
装置と称されるものの1つである。
ところで、このような汎用検出装置については、高感度
化するために微小な溶媒の温度変化や流量(圧力)変化
などの外的要因を少なくする必要があり、したがって、
温度調節や溶媒流量の脈動を高度に抑制することが要求
されている。
第5図は、従来装置である偏光型の液体クロマトグラフ
ィー用示差屈折率検出装置の原理説四回である。
すなわち、光源101から放射された光は、スリット1
02を介することで点光源として射出され、コリメータ
ーレンズ103を経て平行光束となって透明ガラスから
なるフローセル104内へと入射しフローセル104内
の仕切板105を境界面として屈折した後ミラー108
へと至る。ミラー108からの反射光は、再度、フロー
セル104内に入射し、仕切板105によりさらに屈折
し、入射角に対し倍の屈折角に偏光されてコリメーター
レンズ103へと至る。
コリメーターレンズ103を透過した光は、集光されて
光電変換素子からなる受光部110に点光源としてのス
リット像111を形成する。
受光面110に形成された点光源としてのスリット像1
11は、光電変換素子により電気信号に変換され、増幅
器112で増幅された後、記録計113に記録されるよ
うになっている。
ところで、前記フローセル104は、仕切板105を介
して試料側セル114と対照側セル115とに分割され
ており、対照側セル115内には、移動相として使用さ
れている溶媒と同一の溶媒が補償液として送液されてお
り、試料側セル114内には、被測定物質としての試料
を含む移動相が送液されるようになっている。
このため、試料を含む移動相が試料側セル114内に流
入した時は、対照側セル115を通過する際の屈折率と
は異なる屈折率で偏光が生じ、スリット像111がそれ
だけ移動することになる。
一方、スリット像111が形成される受光部109の受
光面110は、第6図のように中央部に間隙部118を
有して第1受光部116と第2受光部117とに均等分
割されており、試料側セル114と対照側セル115と
に移動相としての溶媒のみが満たされているときに第1
受光部116と第2受光部117とに光量が等量となる
ように受光面110にスリット像111が形成されるよ
うに調整されている。
したがって、試料側セル114内に被測定物としての試
料を含む移動相が流入するときは、対照側セル115と
の屈折率の差に応じて、例えば第7図のようにスリット
像111が移動し、受光面110における第1受光部1
16と第2受光部117との間の受光量の平衡関係がく
ずれることになる。
受光面110におけるこのような受光量の変化を比較す
ることで、試料濃度を知り、あるいは移動相内の試料成
分を分析し、検出することができるようになっている。
[発明が解決しようとする問題点] ところで、受光部109を構成する光電変換素子として
第6図のような分割型フォトダイオードを使用する場合
、受光面110における第1受光部116と第2受光部
117との間の間隙部118の幅W、は、通常、100
μI11程度の幅となっており。
また、受光面110に形成されるスリット像111はス
リット102の幅が500〜600μmとなっているの
に対応して500μm程度の幅W2となっている例が多
い。
したがって、幅が500μmのスリット像111であれ
ば、第1受光部116と第2受光部117とには、第6
図のようにそれぞれ幅が200μmとなった光が照射さ
れているときが平衡状態であり、この状態が基準位置と
いうことになる。
ところが、試料側セル114の屈折率が高いため、第1
受光部116と第2受光部117どのいずれか一方にス
リット像111が200μm以上片寄ってしまった場合
には、第1受光部116と第2受光部117どのどちら
か一方には全く光が照射されないことになってしまうの
で、受光面110からの相対出力は得られず、検出不能
となってしまう。
そして、スリット像111が上記したように200μm
程度移動するような状態における示差屈折率測定範囲は
、一般ニI X 10−’ 〜256 X 10−’屈
折率単位であるとされており、このような領域は「分析
用〜セミ分取用」領域に属するとされている。
したがって、高濃度の試料を大量に注入してこれを分別
する大量分取用領域、つまり、512X 10−s屈折
率単位以上の示差屈折率をもつ領域の測定には使用する
ことができなかった。
このため、従来方式のままで大量分取用領域をも測定し
ようとするときは、フローセル104を、仕切板105
の角度が45°であるものから、分取用の15〜7″程
度の角度となった仕切板を有するフローセルに交換し、
スリット像の移動量が比較的小さくなるように設定して
おく必要があった。
しかし、仕切板角度が45°となっているフローセル使
用の示差屈折率検出装置の場合、移動相中の試料が希薄
で少量であるような条件の試料を測定することが本来の
目的であることから。
クロマトグラムの分離が悪くならないように送液管11
9の内径を細径な0゜25mmとしである。このため、
流路抵抗は大きく、通常、送液流量も10  Ilu/
win以下でしか使用できず、高濃度の試料の場合には
粘性が増して円滑に送液することができず、単にフロー
セルを交換するのみでは、大量分取用の領域にまでは使
用することができなかった。
したがって、大量分取用の領域について測定しようとす
るときは、仕切板の角度が15〜7゜程度であるフロー
セルを有し、しかも送液管119の内径も流路抵抗を小
さくした1 、 0mm程度の比較的太径とした仕様の
示差屈折率検出装置が別個に必要となり、測定のための
作業コストを引き上げる要因となっていた。
一方、光源101として発光ダイオードを用いるときは
、タングステンランプに比較して発光出力が相当程度劣
ることから、 S/N比が改善されず高感度測定が困難であった。
また、光源101としてタングステンランプを用いると
きは、上記問題点を解消することができるものの、発光
出力が高いだけにランプ自身の発熱量も多くなり、した
がって周囲温度を不安定に上昇させる結果となり、高感
度測定の際に、測定値が安定しないという問題があった
本発明は、従来技術にみられた上記問題点に鑑み、分析
用のみならず大量分取用にも使用することができ、しか
も高感度測定用として好適な液体クロマトグラフィー用
示差屈折率検出装置を提供することにその目的がある。
[問題点を解決するための手段] このような目的を達成するため1本発明は次のようにし
て構成した。
すなわち1本発明は、光源からの光をスリットを介する
ことでスリット像として放射し、レンズとフローセルと
ミラーとを介して入射し。
かつ反射してきた光が受光部に形成するスリット像の基
準位置に対しての移動量を検出するようにした液体クロ
マトグラフィー用示差屈折率検出装置にあって1発光ダ
イオードを光源とし、この光源とスリットとの間に集光
レンズを介在させるとともに、フローセルにおける試料
側セルと対照側セルとの各流路はそれぞれ独立系とし、
受光部は半導体装置検出素子(P S D)を用いて形
成したことにその構成上の特徴がある。
[作用コ このため、光源からは発熱量が少なく、かつ光を集光レ
ンズを介することで十分な光量のもとに放射することが
でき、受光部における受光面は分割されていないので、
到達したスリット像の測定可能な移動量を大幅に増加さ
せることができ、示差屈折率の増加によく追従させて高
濃度領域の測定をも可能とすることができる。
一方、フローセルにおける試料側セルと対照側セルとの
各流路系は、別個に独立させて形成されているので、流
路の内径を異にして形成することで、分析用として使用
する際の試料側セルは分取用として使用する際の対照側
セルとして、分取用として使用する際の試料側セルは分
析用として使用する際の対照側セルとしてそれぞれ用い
ることにより、前記受光部の構成とも相俟って、分析用
と分取用の双方の検出装置として使用することができる
〔実施例コ 以下、図面に基づいて本発明の一実施例を説明する。
第1図は、本発明に係る装置のM理図であり、大別して
光源部1とフローセル部2と受光部3との三つの要素か
ら1.育成されているにのうち、光源部1は、光源4と
スリット5と、その間に介在させた集光レンズ6とで構
成されており、光源4は、3,000+ncd以上の超
高輝度発光ダイオードを用いることで形成されている。
また、フローセル部2は、光源から放射された光がスリ
ット5を通過して形成されたスリット像7を平行光束に
変換するコリメーターレンズ8とフローセル9とミラー
10とで構成されている。
コリメーターレンズ8を経たスリット像7としての光を
透過させるために配設されている石英ガラス環のフロー
セル9は、45″の角度で設けられた仕切板11を介し
て試料側セル12と対照側セル13とに区画されている
フローセル9における試料側セル12と対照側セル13
とのそれぞれには、ステンレスチューブを用いて別個独
立した流路系が設けられている。
すなわち、試料側セル12には、内径が0.25〜0.
5mmである低濃度小流量用の試料導入流路14と内径
が1.0mmの排出流路15とが、対照側セル13には
、内径が1.0〜2.0mm程度である補償液導入流路
16と排出流路17とがそれぞれ設けられており、各導
入流路14.16は温度調節部18を介して一定の液温
を保持するように温度調節されている。
なお、第4図は、温度調節部18の具体的構成の一例を
示すものであり、カートリッジ式に形成されている。
すなわち、温度調節部18は、真鍮などの熱伝導性に優
れた部材を用いて円筒型のホルダー22を形成し、この
ホルダー22内には、各導入流路14.16の一部をコ
イル状に形成したヒートライン23をその両端部が外出
するようにして収容し、かつ、溶融はんだ24を流し込
んで一体的に固定することで形成されている。このよう
にして形成された温度調節部18は、一定温度に温度調
節が可能に形成されたアルミブロック(図示せず)によ
りその周面を相互に密着するようにして抱持される。両
者の密着は、相互間にトランジスタ放熱用グリースを介
在させることでより効果的に行うことができる。
かくして、温度調節部18を介しての熱交換を効率よく
行うことができ、腐食等に伴う温度調節部18の交換も
容易に行うことができる。
一方、受光部3は、コリメーターレンズ8を経た反射光
により形成されるスリット像7を電気信号に変換すべく
配設されており、受光面19を形成する光電変換素子と
して第2図に示すような構成からなる半導体装置検出素
子(P S D)が用いられている。第3図は、スリッ
ト像7の幅W、を500 p mとし、受光面19の幅
W4を3,000μmとして受光部3を形成した場合の
具体例を示すものである。
このようにして受光部3で変換された電気信号は増幅器
20で増幅され、記録計21により記録されるようにな
っている。
なお、本発明装置における光源4としては、レーザー光
発生装置を用いることもできる。
次に、このようにして構成されている本発明装置を低濃
度小流量用試料の分析用として用いる場合についてまず
説明する。
すなわち、光源4から発せられた光は集光レンズ6を経
ることで光量が高められてスリット5へと至る。このス
リット5を通過することでスリット像7を形成してコリ
メータレンズ8に至る。このコリメーターレンズ8を経
ることにより、スリット像7は平行光束となってフロー
セル9内へと入射する。
フローセル9における試料側セル12内には、細径な低
濃度小流量用の試料導入流路14を介して試料を含む移
動相が流入し、排出流路15を介して排出流下されてい
る。
したがって、内径が0.25〜0.511vnである細
径な試料導入流路14を介して試料側セル12内に分析
目的のための低濃度小流量の試料を導入することができ
、クロマトグラムの分離を悪化させる拡散を効果的に防
止することができる。
このような状態下にあるフローセル9を透過する際、入
射光は試料の種類に応じて屈折し。
ミラー10へと至り、入射光は反射光となって再びフロ
ーセル9を再度屈折して透過し、コリメーターレンズ8
を経て受光部3へと到達する。
受光部3は、分割されていない受光面19を有する半導
体装置検出素子を用いて形成されているので、受光面1
9に形成されるスリット像7の位置により、内蔵されて
いる可変抵抗器R□とR2の値が決定される。したがっ
て、屈折によりスリット像7が受光面19を一定距離移
動するとき、スリット像7の位置に対応した抵抗値から
得られる出力を増幅器20を介して増幅し、記録計21
により記録することができる。
次に、本発明装置を高濃度大流量用試料の分取用として
用いる場合について説明する。
光源4から発せられた光がスリット像7となってフロー
セル9に到達するまでの経緯は分析用と同様である。
しかし1分取用として使用するときは、フローセル9内
の試料側セル12が対照側セルとして、対照側セル13
が試料側セルとして使用される点において分析用として
の使用とは大きく異なるものである。
すなわち、試料側セル12に設けられている低濃度小流
量用の試料導入流路14は、その内径が0.25〜0.
5onの細径管で、その排出流路15はその内径が1.
0onの太径管で形成されているので、補償液の導入も
円滑に行うことができ、対照側セルとして十分に機能さ
せながら使用することができる。
一方、対照側セル13に設けられている補償液導入流路
16と排出流路17とは、いずれもその内径が1.0〜
2.0nm程度の大径管で形成されているので、分取用
として使用する場合の試料側セルとして有効に使用する
ことができる。
すなわち、高濃度で流量が10+++R/ff1in以
上の大流量であっても、試料導入流路としての管路は太
径管を用いて形成しであるので、流路抵抗を少なくして
円滑に送液することができる。
かくして、分析用として使用する場合の試料側セル12
を対照側セルとして、対照側セル13を試料側セルとし
て機能させであるフローセル9を試料濃度に応じた屈折
率で屈折して透過したスリット像7である光は、ミラー
10を介して反射され、再度、フローセル9とコリメー
ターレンズ8を透過して受光部3へと到達する。受光部
3に到達したスリット像7は、試料濃度が高いので示差
屈折率も高く、それだけ基準位置からの移動量も多くな
る。しかし、受光部3における受光面19は、光電変換
素子として非分割型の半導体装置検出素子を用いて形成
しであるので、その移動量に十分に追従することができ
る。
例えば、第3図に示すように受光面19の幅W4を3 
、000μmとし、スリット像7の幅W3を500μm
とすれば、受光面19の基準位置としての中心から左右
へ約1,400μm程度までの移動量に追従して測定す
ることができることを意味しており、これは従来タイプ
の分析用と比較して約7倍径度の示差屈折率の場合にま
で対応することができることを示すものである。しかも
、スリット像7が右側方向へと移動するような試料を対
象とするものであるときは、スリット像7の基準位置を
受光面19の左側端に予め設定しておくことで、最大2
,500μmまでの移動量に追従させて測定することが
できる。
これを従来タイプの分析用と比較すると、約12倍の示
差屈折率変化まで測定が可能であることを意味しており
、従来タイプの大量分取用の専用装置の測定範囲をもカ
バーすることができるものとなる。
なお、本発明において、光源4には、発熱量が極めて少
ない超光揮度発光ダイオードが用いられているので1周
囲の温度上昇をもたらすことがないので、高感度測定に
際しての装置の安定度を高めることができる。
〔発明の効果〕
以上述べたように本発明によれば、従来は各別の装置を
用いて行わなければならなかった分折用の測定と分取用
の測定とを、−台の装置によって行うことができるので
、糖類、生薬などの天然物、石油化学製品等の分離、分
析のみならず、研究分析サイズの条件を、同一の装置条
件のもとでスケールアップすることで精製用パイロット
用のモニターへと移行させることができ、特にバイオテ
クノロジー分野においての有効活用を図ることができる
【図面の簡単な説明】
第1図は1本発明装置の原理説明図、第2図は、本発明
装置における受光部の原理説明図。 第3図は一例としての受光部の正面図、第4図は、本発
明装置に用いられる温度調節部の構造説明図、第5図は
、従来装置の原理説明図、第6図は、従来装置における
受光部の一例を示す正面図、第7図は、第6図における
受光部でのスリット像の移動状態を示す正面である。 1・・・光源部、    2・・・フローセル部、3・
・・受光部、   4・・・光源、591.スリット、
   6・・・集光レンズ。 7・・・スリット像、  8・・・コリメーターレンズ
、9・・・フローセル、 10・・・ミラー、11・・
・仕切板、   12・・・試料側セル、13・・・対
照側セル、14・・・試料導入流路、15・・・排出流
路、  16・・・補償液導入流路、17・・・排出流
路、  18・・・温度調節部、19・・・受光面、 
  19・・・増幅器、20・・・記録計、 第1図 Iじ 第2図    第3図 第5図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、光源からの光をスリットを介することでスリット像
    として放射し、レンズとフローセルとミラーとを介して
    入射し、かつ反射してきた光が受光部に形成するスリッ
    ト像の基準位置に対しての移動量を検出するようにした
    液体クロマトグラフィー用示差屈折率検出装置において
    、発光ダイオードを光源とし、この光源とスリットとの
    間に集光レンズを介在させるとともに、フローセルにお
    ける試料側セルと対照側セルとの各流路はそれぞれ独立
    系とし、受光部は半導体装置検出素子を用いて形成した
    ことを特徴とする液体クロマトグラフィー用示差屈折率
    検出装置。
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