JPH03169652A - 感熱記録装置 - Google Patents

感熱記録装置

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JPH03169652A
JPH03169652A JP1311112A JP31111289A JPH03169652A JP H03169652 A JPH03169652 A JP H03169652A JP 1311112 A JP1311112 A JP 1311112A JP 31111289 A JP31111289 A JP 31111289A JP H03169652 A JPH03169652 A JP H03169652A
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悦郎 中山
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 く産業上の利用分野〉 本発明は、感熱記録装置に関するものであり、詳しくは
、波形記録を行う場合の記録品質の改善に関するもので
ある. く従来の技術〉 レコーダとして、ラインサーマルヘッドを構戒するよう
に一定間隔で配列された複数の発熱素子を選択的に駆動
して発熱させ、その発熱に基づいて感熱記録紙を発色さ
せたり、記録紙にインクリボンのインクを転写させて記
録を行う感熱記録装置が用いられている. 第12図は従来のこのような装置の一例を示すブロック
図、第13図は第12図の回路の動作の一例を示すタイ
ミングチャートである.シフトレジスタ1には、(a)
に示す1ライン分mドットのデータが(b)に示すm個
のクロックCLKに従って逐次格納される.シフトレジ
スタ1に1ライン分のデータが格納された時点で(C)
に示すラッチパルスL A ’I”によりラヅチ2にラ
ッチされる.これらラッチ2の出力データは各ナンドゲ
ート3の一方の入力端子に加えられる。これらナンドゲ
ート3の他方の入力端子には(d)に示すイネーブル信
号EN−がインバータ16を介して共通に加えられてい
る.なお、ダッシュ「゛」は負論理で動作することを示
している.ナンドゲート3の出力端子はサーマルヘッド
を4lIrftする発熱素子5の一端に接続され、発熱
素子5の他端には直流電源6のプラス端子が共通に接続
されている.このような構戒において、各ラインの記録
データとしては、例えば各測定周期における測定値の最
大値と最小値をライン状に記録するように最大値に対応
した発熱素予から最小値に対応した発熱素子までの配列
方向に連続した複数の発熱素子を同時に駆動するように
補間されたデータが加えられる. これにより、イネーブル信号EN一がLレベルになって
いるtoの間、直流電源6から発熱素子5に駆動電流が
流れて1ラインの記録データに基づく記録が行われる.
そして、図示しない記録紙は、1ラインの記録動作が完
了する毎に1ラインずつ紙送りされることになる. く発明が解決しようとする課題〉 しかし、このような従来の構成によれば、1ラインの記
録が終わる毎に記録紙を1ライン分移動させることから
、その記録結果には第14図に示すような記録紙の送り
ビッチPに起因した大きな段付部が現れてしまう.この
段付部は記録紙の送り速度が早くなるのに従って大きく
なり、好ましくない. 本発明は、このような点に着目したものであり、その目
的は、記録紙の送りピッチに起因した段付部の小さな記
録結果が得られる感熱記録装置を提供することにある. く課題を解決するための手段〉 本発明の感熱記録装置は、 ラインサーマルヘッドを構成するように一定間隔で配列
された複数の発熱素子を選択的に駆動して発熱させ、そ
の発熱に基づいて記録紙に記録を行う感熱記録装置にお
いて、 記録紙の送り動作に同期して逐次更新される記録データ
に対応する発熱素子を予め設定された複数回数駆動する
発熱素子駆動部を設けたことを特徴とする。
く作用〉 記録データは記録紙の送り動作に同期して逐次更新され
、記録データに対応した発熱素子は予め設定された複数
回数駆動される. 従って、記録紙の1ラインの送りピッチの分解能を従来
よりも細かくすることにより、従来のような記録紙の送
りピッチに起因した段付部の高さは小さくなる。
く実施例〉 以下、図面を用いて本発明の実施例を詳細に説明する. 第1図は、本発明の一実施例を示すブロック図である.
図において、Aは発熱素子を駆動するための記録データ
を生或ずるデジタルワンショット部であり、Bは発熱素
子の発熱温度を制御する熱履歴制御部である. デジタルワンショット部Aにおいて、記録すべき入カデ
ータD,はデータセレクタ7に選択信号として加えられ
る.このデータセレクタ7は入力データD,の“1”.
“0”に応じて選択される所定のデータPj−+をデー
タ変換部8に出力するとともに減算器9に出力する.デ
ータ変換部8はデータセレクタ7から加えられるデータ
Pl,が“O”以外の場合に“l″のデータdi  ”
を熱履歴制御部Bを構成するアンドゲート18の一方の
入力端子に加えるものであり、例えばオアゲートを用い
る.減算器9は入力データPi−,に対してPi=Pi
一+  1の減鼻を行う.ただし、減算器9は自然数に
対してのみ減算を行い、例えばPi−tが0の場合には
Piとしてそのまま0を出力する.その演算結果P,は
ラッチ10を介してデ、1アルボートメモリ11に一時
格納される.デュアルボートメモリ11の出力データP
i −1はラッチ12を介してデータセレクタ7に加え
られる。
熱履歴制御部Bにおいて、メモリ13にはサーマルヘッ
ド19を構成する複数の発熱素子の記録動作に関連した
蓄熱温度データが予め格納されている.このメモリl3
に格納された蓄熱温度データは、サーミスタなどの温度
センサ20で測定されるサーマルヘッド19の周囲の温
度に応じて、所定の現在の蓄熱温度データR,−1およ
び記録の有無に開連したアンドゲート18の出力データ
をアドレスにして、次回の蓄熱温度データR,として読
み出される.このメモリ13から読み出される蓄熱温度
データR,はラッチ14を介してデュアルボ−1・メモ
リ15に一時格納される.そして、このメモリ15に一
時格納された蓄熱温度データR,は前述した現在の蓄熱
温度データRi1として読み出され、ラッチ16を介し
てメモリ13にアドレスとして加えられるとともに比較
器17の一方の入力端子に加えられる.比較器l7の他
方の入力端子には予め設定された設定温度デタSDが加
えられる.この比較器l7の出力信号はアンドゲート1
8の他方の入力端子に加えられる.このアンドゲート1
8の出力データOiは前述のようにメモリ13にアドレ
スとして加えられるとともに、サーマルヘッド19の発
熱素子に駆動信号として加えられる.21はサーマルヘ
ッド19を横成する複数の発熱素子の発熱による発色記
録が行われる感熱形の記録紙であり、モータ22により
所定の速度で送られる.23は各部の動作を制御するた
めの制御信号を出力するタイミング制御回路である.な
お、サーマルヘッド19部分は第12図と同様に構成さ
れたものを用いることができる. このように構成された装置の動作を第2図のタイミング
チャートを用いて説明する. 第2図では、mドットのデータDATAを4回サーマル
ヘッド20に転送し、4回イネーブル信号EN″を加え
ることによって1ラインの記録を行う.ここで、イネー
ブル信号EN一のパルス幅七〇 は第16図のパルス幅
七〇の1/4とする.すなわち、1回の駆動で発熱素子
5に印加されるエネルギーは第6図の場合の1/4であ
り、4回のデータD A TAおよびイネーブル信号E
N−の送りで1ラインの記録が行われることになる。な
お、記録紙21の送りもこのシーケンスと同期させて第
16図の1/4ステップずつに分割してステップ送りす
る. このような駆動方法において、イネーブル信号EN−の
パルス幅七〇−は一定であるので、例えばデータD,を
先頭としたデータD4までのラインの記録シーゲンスの
記録条件と、データD2を先頭としたデータD5までの
ラインの記録シーゲンスの記録条件は等しい.従って、
記録紙21の送り速度が等しい、すなわち第2図のデー
タ転送周期DTLが第13図のデータ転送周期の1/4
とすると、第2図の駆動方法によれば、時間軸方向に沿
った分解能は第12図の駆動方法の4倍になる. 第3図は、このような記録方法による記録例図である.
記録紙は矢印Yの方向に第17図のピッチPの1/4ず
つ送られる。発熱素子5は、a〜Cに示すように紙送り
ピッチに同期して4回に分けて駆動される.aは発熱素
子54の駆動状態を示し、bは発熱素子55の駆動状態
を示し、Cは発熱素子56の駆動状態を示している.発
熱素子54による記録パターンP ’1’ aは時刻t
1でデータセレクタ7に入力データD,  ″1”が加
えられることによる連続した4回の駆動により記録され
、発熱素子55による記録パターンPTbは時刻t2で
データセレクタ7に入力データD,41″が加えられる
ことによる連続した4回の駆動により記録され、発熱素
子56による記録パターンPTCは時刻t3でデータセ
レクタ7に入力データD“1″が加えられることによる
連続した4回の駆動により記録される.以下同様に、各
記録パターンは対応した発熱素子を紙送りピッチに同期
して4回に分けて連続駆動することにより記録される.
なお、駆動中の発熱素子のデータセレクタ7に再度入力
データDi  “1″が加えられるとその時点から改め
て4回の駆動が実行されることになり、その記録パター
ンは長くなる. この第3図の記録結果から明らかなように、従来の記録
結果に比べて紙送りピッチの分解能が高くなることから
同一速度で紙送りをした場合の紙送りピッチに起因する
段付部の最大高さは従来よりも小さくなり、波形の曲線
記録結果は滑かになる.そして、入力データは紙送りの
タイミングに同期して取り込まれるので、従来に比べて
より周波数の高い信号波形も忠実に記録できる.第4図
はデジタルワンショット部Aの動作を説明するタイミン
グチャー1−である.メモリ11には各ドッl一に対応
ずるトリガデータが格納されていて、例えばアドレスA
1にはm−2番目のドッI一に対めするトリガデータP
t−++1が格納されている。タイミング制御回F#I
23から(a)に示すように内部クロックCLKのe番
目のクロックでアドレスAIを加えることにより、メモ
リl1から(b)に示すようにm−1番目のドットに対
L6するl〜リカデータPL−+ .1が読み出される
.このメモリ1lから読み出されたトリガデタはe+1
番目のクロックの立ち上がりで(c)に示すようにラッ
チ12にラッチされ、データセレクタ7に加えられる.
デ〜タセレクタ7は、人力データdi.1が“0″の場
合には入カデータPi −+ ,1をそのまま出力し、
入力データdtlが“1”の場合には入力データPi 
−+ + 1を予めデータセレクタ7内に設定されてい
るデータCDを出力する.本実施例の場合には、1ライ
ン相当を4回に分けて記録することから「4」を出力す
る.このデータセレクタフの出力データはデータ変換部
8および減算器9に加えられる.データ変換部8はデー
タセレクタ7から加えられるデタPt−1+1が“0”
以外の場合にデータd−を“1”にして熱履歴制御部B
のアンドゲート18に加える.減算器9は、Pl−t 
. p  1の演算を行って(d)に示すようにその演
算結果Pi,1をラッチ10に出力ずる.ラッチ10は
、2+2番目のクロツクの立ち上がりで減算器9の演算
結果Pi,1を(e)に示すようにラッチし、そのクロ
ック周期中にメモリ11にアドレスAIとしてデータP
il1を出力する. このような一連の動作が第2図(a)の各デタD1〜D
5インターバルについてm回繰返される. 次に、メモリ11のあるアドレスAIのデータがインタ
ーバル周期の繰返しに従ってどのように変化していくか
を説明する。
第5図はメモリ11のあるアドレスAIを固定した場合
の各部のデータ変化を示している.(a)に示すインタ
ーバルkにおいてデータセレクタ7に人力されるデータ
Di=1が(C)に示すように′1”になったとする.
このとき、データセレクタ7の出力データとして(d)
に示すように「4」がセットされる.一方、データ変換
部8の出力データはデータセレクタ7の出力データが“
O”でないことから(e)に示すように“1”になり、
履歴制御部Bに記録データを与える.続くインターバル
k+1,k+2,k+3において、データは<X器9に
より(f)に示すようにr1,ずつ減算される. このような過程により、インターバルkのデタD,11
の“1”の入力をトリガにしてインターバノレkからk
+3*での4回にわたってデータ変換部8から履歴制御
部Bに記録データが加えられることになる. このような一連の動作は、インターバルk+5と−k+
8においてデータD,,1として“1”が入力された場
合も同様であって、デジタルワンショット部Aはあたか
もリトリガラブルモノステーブルマルチバイブレータの
ように動作し、データ変換部8はデータD,,1として
″1″が入力されたインターバルを先頭にした4回のイ
ンターバルにおいて履歴制御部Bに記録データを出力す
ることになる. すなわち、デジタルワンショット部Aは、入力データD
i + 1をトリガとしてその入力データをデータセレ
クタ7によって設定される所定のインターバル回数引伸
ばすように動作する。
次に熱履歴制御部Bの動作を説明する.例えば第5図の
インタ〜バルk+5〜k+10の期間ではデータ変換部
8から出力される記録データdi  一は連続して“】
”になっていて、このような記録データd,一をそのま
まサーマルヘッド19に転送すると該当する発熱素子に
は連続的に駆動電流が流れることになる.この結果、そ
の発熱素子の温度は著しく上昇して均一な記録品質が維
持できなくなるだけではなく、最悪の場合には発熱素子
を焼損することもある. そこで、熱履歴制御部Bは、前述のようにメモリ13に
予め格納された蓄熱温度データに基づいて記録データd
L −を間引くなどのデータ処理を行った後サーマルヘ
ッド19に記録データ01を転送する. 本実施例のように4回のデータ転送で1ラインの記録を
行うことにより、各回のデータD1〜D4の取り方によ
って発熱素子5に加える駆動パルスのパターンは第6図
に示すように15通り(2’−1=1 5)のいずれか
になる.すなわち、発熱素子5は、E熱温度に応じて駆
動制御されることにより、結果としてこれら15通りの
パターンのいずれかに従って駆動されることになる.な
お、第2図では4回のデータDA’l”Aおよびイネー
ブル信号EN一の送りで1ラインの記録を行うものとし
て説明しているが、4回に限るものではなく、n回(n
は2以上の整数)であればよい.n回の場合の駆動パタ
ーンは2n−1通りになる. このような蓄熱制御の詳細を説明する.メモリ15のア
ドレスAχには、第7図に示すように記録すべき主走査
方向上のm−x番目の発熱素子に対応する蓄熟温度デー
タが格納されている.タイミング制御回路23は、第8
図のタイミングチャートの(a)に示す内部クロヅクC
 L, Kのe番目のクロックで蓄熱温度データを一時
記憶しているメモリ15にアドレスA1を送る.これに
より、メモリ15は第8図の(b)に示すようにm−Q
番目の発熱素子に対地する蓄熱温度データRi−,,j
を出力する. 内部クロックCLKの2+1のサイクルにおいて、クロ
ックC L Kの立ち上がりによりラッチ】6は第8図
の(c)に示すように蓄熱温度データRj−+ ,lを
ラッチずる。ラッチ16にラッチされた蓄熱温度データ
J−,,jは比較器17に加えられて初期設定されてい
る温度データSDと比較される.なお、これら蓄熱温度
データR,−,.iおよび温度デ〜タSDは、複数Sビ
ットに量子化されている.比較器17は、例えば温度デ
ータSDが200℃に設定されていて蓄熱温度データR
i−++1が100℃であったとすると“1”をアンド
ゲート18に出力し、温度データS I)が200℃に
設定されていて蓄熱温度データRi−+.1が250℃
であったとすると“0″をアンドゲート18に出力する
.このR+1のクロックサイクルではデータ変換部8か
ら記録データd− t + 1がアンドゲート18に読
み出されて、(f)に示すような比較器17の出力デー
タとの論理積がとられる.このアンドゲート18の出力
データ01が実際に記録すべきデータとしてサマルヘッ
ドl9の発熱素子5に加えられる.すなわち、サーマル
ヘッド19の発熱素子5が記録状態になるのは、記録デ
ータd’−i.1が“1”で蓄熱温度データRi −1
.1が温度データSl)よりも低い場合だけである. 2+1のサイクルでは、前述のプロセスと同時に以下の
制御も行う.すなわち、蓄熱温度データRl−+.1お
よびアンドゲート18の出力デタ01をメモリ13にア
ドレスとして入力する.ここで、比較器17およびアン
ドゲ−1−18は高速ゲート素子で構成できるので、ア
ンドゲート18の出力データ01のセトリングは数Io
ns程度となり、夕ロックサイクルを数100nsとす
れば1クロック内でメモリ13からデータの読み出しを
完了できる. メモリ13は、アドレスJ −t ,lおよびOlに従
って(d)に示すように次の蓄熱温度データR,,1を
出力する。酬えば、蓄熱温度データR t − + +
 1か100”Cのとき、o1が1であれば蓄熱温度デ
ータR,,1として180℃のビットデー夕を出力し、
01が0であれば蓄熱温度データRL,jとして50℃
のビットデータを出力する. Q+2サイクノレでは、ラッチ14は(e)に示すよう
にffi+2サイクルのクロヅクC L Kの立ち上が
りでメモリ13から出力される蓄熱温度データJ,jを
ラッチする.また、ラッチ14にラッチされたデータは
メモリ15のもう一方のボトに加えられてアドレスAI
に書き込まれる.これら一連の動作はパイプライン的に
並列処理され、2+1のクロックサイクルて゛はメモリ
15から蓄熱温度データRi−1+1++が読み出され
る. このような動作をm回実行することによりサーマルヘッ
ド19はm個の記録データを受け取る.タイミング制御
回路23は、m個のデータ転送の後、前述第2図(C)
に示すようにラッチパルスL A ’[”をアクティブ
にし、(d)に示すようにイネーブル信号EN一を時間
t−だけ1回アクティブにして発熱素子5に駆動電流を
流す.これらm個のデータ転送.ラッチパルスL, A
 ’f’およびイネブル信号EN−の送出を複数回繰り
返す.第2図では4回繰り返す飼を示している. 次に、メモリ13の蓄熱温度データ設定について説明す
る。
サーマルへッド19の発熱素子5の温度変化は、初期温
度T0を基準にして駆動パルスの振幅およびパルス幅に
よりシミュレーションできる.すなわち、サーマルヘッ
ド19の′!l4造は既知であり、各部分の物性定数も
既知である.これらから、サーマルヘッド19の熱応答
を熱伝導方程式を用いてモデル化して記述できる.この
熱伝導方程式に初期条件として初期温度を与え、系への
入力エネルギーとして駆動パルスの振幅およびパルス幅
を与えることにより、数値計算で各時間におけるサーマ
ルヘッド19の発熱素子5の温度をシミュレーションで
きる.なお、熱伝導方程式は非線形であることから、1
次元の有限要素法を用いてコンピュータによる数値演算
を行い、データ転送後の温度状態をシミュレーション予
測しておき、メモリ13にテーブル化しておく. 前述第1図の横成では、サーマルヘッド19へのmドッ
トのデータの転送周期およびイネーブル信号EN一のパ
ルス幅は一定であるので、初期温度′Foがわかればデ
ータ転送後の温度はシミュレーションにより予測できる
.第9図はこのようなシミュレーション状態の説明図で
あり、(a)は駆動パルスを時間七一加えた場合の温度
変化状態を示し、(b)は駆動パルスを加えない場合の
温度変化状態を示している. メモリ13には、初期温度Toをパラメータとして、駆
動パルスを加えた場合と加えない場合の転送周期後の温
度T゛を予めデータとしてテーブル化しておく.すなわ
ち、蓄熱温度データR,,1を初期温度1゛oとし、ア
ンドゲート18の出力信号OAを駆動パルスのオン,オ
フ信号としてメモリ13のアドレスに入力することによ
り、メモリ13は転送周期後の温度T−をビツ1−デー
タRi.1として出力することになる.メモリ13にこ
のようなデータを格納しておくことにより、蓄熱温度は
逐次演算される.そして、比較器17で蓄熱温度データ
と設定温度が逐一比較されて、結果的には第2図の複数
のパルス列の中から過去の蓄熱温度データに見合ったパ
ルス列が選択されることになり、精度の高い熱履歴制御
が行われる. なお、これまでの説明では、温度制御はオープンループ
になっている.また、周囲温度によってはシミュレーシ
ョンデータに誤差が生じる。そこで、温度センサ20で
サーマルヘッド19の放熱板の温度を測定してこの測定
データT Dをメモリ13にアドレスとして加え、メモ
リ13のデータを切り換えていく..tた、サーマルヘ
ッド19の放熱板の温度が上がりすぎた場合には、駆動
パルスをカットしてそれ以上に温度が上昇しないように
制御する. また、チャート送り速度や周囲温度の変化に応じた記録
品質の向上を図るために、駆動パルスのパルス幅を可変
にしてもよい.この場合には、チャート送り速度や周囲
温度に応じてメモリ13のアドレスを切り換えてメモリ
13から読み出されるデータを変更すればよい. このような横戒によれば、基本的には1個のリードオン
リメモリと比較器の簡単な組合せでサーマルヘッドの駆
動パルスの印加パターンを細かく設定でき、記録品質を
高めることができる.第10図は本発明の変型例を示す
ブロック図であって、記録線を2種類にする場合を示し
たものであり、第1図と共通する部分には記録線の種類
に対応して,.2の添字を付加した同一符号を付けてい
る. すなわち、第10図では、デジタルワンショッ1・部A
には、添字1.2が付加されたデータセレクタ7,デー
タ変換部8,減算器9,ラッチlO,12およびメモリ
11よりなる2系統のデジタルワンショットルーブを設
けている.一方、熱履歴制御部Bにはこれら各デジタル
ワンショットルーブ系統から出力されるデータを処理す
るために比較器l7とアンドゲート18を2系統設けて
、これら2系統のアンドゲート181,182の出力デ
ータをオアゲー1〜24を介してサーマルヘンド19に
加えるように横成している. このような楕成において、線の種類を異ならせた記録は
以下のようにして行われる.なお、一方のデータセレク
タ7,には設定66 C D tとして「4」がセット
され、他方のデータセレクタ72には設定値CD2とし
て「6Jがセットされているとする. 第1l図は動作を説明するタイミングチャートであって
前述の第5図に相当するものであり、転送インターバル
中のある任意の1ドットに注目してそのドットに対巧す
るデータの変化を示したものである. <a)に示すインターバルkにおいてデジタルワンショ
ット部Aの一方の系統のデータセレクタ71に入力され
るデータD1jが(C)に示すように“1″になると、
データセレクタ7,の出力データとして(d)に示すよ
うにCD,の値「4」がセットされる.データ変換部8
1の出力データd−+ iはデータセレクタ7の出力デ
ータが「4」であることから(e)に示すように″1”
になり、履歴制御部Bのアンドゲート181の一方の入
力端子に記録データを与える.続くインターバルk+1
,k+−2,k+3において、データは減算器91によ
り(f)に示すように「1」ずつ減算される.このよう
な過程により、インターバルkにおいてデータセレクタ
7,に入力される“1″のデータD,iをトリガにして
インターバルkからk+3までの4回にわたってデータ
変換部8,から履歴制御部Bに記録データが加えられる
ことになる。
このような一連の動作は、インターバルk+7とk+9
においてデータD,,として“1”が入力された場合も
同様であって、デジタルワンショット部Aはあたかもリ
トリガラブルモノステーブルマルチバイブレー夕のよう
に動作し、データ変換部81はデータD1Lとして“1
”が入力されたインターバルを先頭にした4回のインタ
ーバルにおいて履歴制御部Bのアンドゲート181に記
録データを出力することになる. このような動作が(g)〜(k)に示す添字2を付けた
他方の系統においても実行される.ただし、データセレ
クタ72にはデータCD2として「6」がセットされて
いるので、インターバルkにおいてデータセレクタ72
に入力される“1”のデータD2iをトリ力にしてイン
ターバルkからk+5′&での6回にわたってデータ変
換部82から履歴制御部Bのアンドゲート182に記録
デタが加えられることになる. インターバルk+7とk+8においてデータD2,とし
て“1”が入力された場合も同様であって、デジタルワ
ンショット部Aはあたかもリトリガラブルモノステーブ
ルマルチバイブレー夕のように動作し、データ変換部8
2はデータD21として“1”が入力されたインターバ
ルを先頭にした6回のインターバルにおいて履歴制御部
F3のアンドゲート182に記録データを出力すること
になる。
すなわち、デジタルワンショット部Aは、入力データD
+ t .D2 iをトリガとしてその入力データをデ
ータセレクタ’7+,72のセヅトデータCD.,CI
)2によって設定される所定のインターバル回数引伸ば
すように動作し、セヅトデータCD.,CD.に応じて
記録線幅を異ならせることになる. 熱履歴制御部Hの比較器17+ .172の温度データ
S D ,, S D2は、デジタルワンシヲット部A
の各系統から出力されるデータd−+ j , d2,
の記録濃度を個別に設定する.例えば比較器171の温
度データSD,が150℃に設定されている場合には、
比較器171はラッチ16から加えられる温度データR
,一,が150℃よりも低い場合にのみ“1nをアンド
ゲート18,に出力する.アンドゲート181はこの比
較器l7,の出力データとデータ変換器81の出力デー
タとの論理積をオアゲート24に出力することになり、
発熱素子の蓄熱温度は温度データS D ,近傍の値に
抑制されることになる.ここで、蓄熟温度の高低は記録
温度の高低と関連するものであり、蓄熱温度が高くなる
と記録濃度は濃くなる.すなわち、比較器17+ .1
72の温度データSD.SD2により記録濃度を個別に
設定できる。
このように、第10図の栖成によれは、データセレクタ
7+ .72のデータCD,,CI)2により記録線幅
を設定でき、比較器17+ ,172のデータSD,,
SD2で記録濃度が設定できる.従って、例えばCD+
 =4,CD2 =6,SD,=200℃,SD2=1
50℃に設定することにより、入力データd+iの系統
については細く濃い緑で記録でさ、人力データd21の
系統については太く薄い線で記録できる.なお、2種類
の線が交差する部分では、オアゲート24の働きにより
濃い線が優先して記録される. 第10図では2種類の記録線の例を説明したが、必要に
(bじてデジタルワンショット部の系統および熱履歴制
御部の系統を増設することにより3種類以上の記録線も
同時に記録できる. また、メモリ11+ ,112は1つのメモリの上位複
数ビットと下位複数ビットをそれぞれに割当てるように
してもよい. また、記録線の断続を制御することによって連続線,破
線.a線など記録線の種類をさらに増やすこともできる
.この場合には、アンド−ゲート18系統に入力される
データやデータセレクタ7系統に外部から入力されるデ
ータをゲートでオン,オフ制御すればよい. 〈発明の効果〉 以上説明したように、本発明によれば、記録紙の送りピ
ッチに起因した段付部の小さな記録結果が得られる感熱
記録装置が実現できる.
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すブロック図、第2図は
第1図の動作を説明するタイミングチャート、第3図は
第1図の装置による記録例図、第4図は第1レ1のデジ
タルワンショット部の動作を説明するタイミングチャー
ト、第5図は第1図のデジタルワンショット部における
データの変化説明図、第6図は第2図のタイミングチャ
ートによる駆動パルスのパターン例図、第7図は第1図
の要部の斜視図、第8図は第1図の熱履歴制御部の動作
を説明するタイミングチャート、t49図は本発明で用
いるシミュレーションデータの説明図、第10図は本発
明の応用例を示すブロック図、第11図は第10図のデ
ジタルワンショット部におけるデータの変化説明図、第
12図は従来のこのような装置の一例を示すブロック図
、第13図は第12図の回路の動作の一例を示すタイミ
ングチャート、第14図は従来の記録例図である.1・
・・シフトレジスタ、2,10,12,14,16・・
・ラッチ、3・・・ナンドゲート、4・・・インバータ
、5・・・発熱素子、7・・・データセレクタ、8・・
・データ変換部、9・・・′$A算器、11.15・・
・メモリ(デ又アルボートRAM),13・・・メモリ
(ROM)、17・・・比較器、18・・・アンドゲー
ト、19・・・サーマルヘッド、20・・・温度センサ
、21・・・記録紙、22・・・モータ、23・・・タ
イミング制御回路、第 /2 図 第 l3 図 第 2 図 3 第8図 (a)内部クロツクCLK (b)メモリ15の出力 (c)5ツチ16の出力 (d)メモリ13の出カ (e)i−チ14の出力 (f)アンドゲート18の出力 」6J髭rヨ 穎瓦IX[茎1み■]正 ゜−−+ − − )ズ:ZX互ユス 第 9 図 (a) (b) 47−゛

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ラインサーマルヘッドを構成するように一定間隔
    で配列された複数の発熱素子を選択的に駆動して発熱さ
    せ、その発熱に基づいて記録紙に記録を行う感熱記録装
    置において、 記録紙の送り動作に同期して逐次更新される記録データ
    に対応する発熱素子を予め設定された複数回数駆動する
    発熱素子駆動部を設けたことを特徴とする感熱記録装置
  2. (2)前記発熱素子駆動部を測定チャンネルに応じて複
    数系統設けたことを特徴とする請求項1の感熱記録装置
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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS60214672A (ja) * 1984-04-11 1985-10-26 Hitachi Ltd 感熱転写記録装置
JPS62292060A (ja) * 1986-06-11 1987-12-18 Nec Corp サ−マルヘツド駆動用ic
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