JP3095048B2 - 感熱記録装置 - Google Patents

感熱記録装置

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JP3095048B2
JP3095048B2 JP7572093A JP7572093A JP3095048B2 JP 3095048 B2 JP3095048 B2 JP 3095048B2 JP 7572093 A JP7572093 A JP 7572093A JP 7572093 A JP7572093 A JP 7572093A JP 3095048 B2 JP3095048 B2 JP 3095048B2
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は感熱記録装置に関するも
のであり、詳しくは、波形の大きさを感熱記録紙に発色
記録する装置におけるベタ黒記録時の記録動作の改善に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】波形の大きさを記録するレコーダとし
て、ラインサーマルヘッドを構成するように一定間隔で
配列された複数の発熱素子を波形の大きさに応じて選択
的に駆動して発熱させ、その発熱に基づいて感熱記録紙
を発色させて記録するように構成されたものがある。
【0003】図14は従来のこのような装置の一例を示
すブロック図、図15は図14の回路の動作の一例を示
すタイミングチャートである。シフトレジスタ1には、
(a)に示す1ライン分mドットのデータが(b)に示すm個
のクロックCLKに従って逐次格納される。シフトレジス
タ1に1ライン分のデータが格納された時点で(c)に示
すラッチパルスLATによりラッチ2にラッチされる。こ
れらラッチ2の出力データは各ナンドゲート3の一方の
入力端子に加えられる。これらナンドゲート3の他方の
入力端子には(d)に示すイネーブル信号EN´がインバー
タ16を介して共通に加えられている。なお、ダッシュ
「´」は負論理で動作することを示している。ナンドゲ
ート3の出力端子はサーマルヘッドを構成する発熱素子
5の一端に接続され、発熱素子5の他端には直流電源6
のプラス端子が共通に接続されている。
【0004】このような構成において、各ラインの記録
データとしては、例えば各測定周期における測定値の最
大値と最小値をライン状に記録するように最大値に対応
した発熱素子から最小値に対応した発熱素子までの配列
方向に連続した複数の発熱素子を同時に駆動するように
補間されたデータが加えられる。これにより、イネーブ
ル信号EN´がLレベルになっているt0の間、直流電源
6から発熱素子5に駆動電流が流れて1ラインの記録デ
ータに基づく記録が行われる。そして、図示しない記録
紙は、1ラインの記録動作が完了する毎に1ラインずつ
紙送りされることになる。
【0005】ところで、このような感熱記録装置で波形
記録を行うのにあたって、高周波波形が連続して入力さ
れると、波形が高密度で記録されるベタ黒記録が続くよ
うになる。ベタ黒記録では、記録結果から入力信号の周
波数成分を読み取ることは不可能であり、波高値のみが
重要になる。すなわち、ベタ黒記録の場合は内部の記録
濃度よりも輪郭の記録濃度が重要になる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ベタ黒記録
は、感熱記録装置の電源にとって高負荷になることか
ら、通常の線分波形記録のみに比べてかなり大きな容量
の電源が必要になる。また、ラインサーマルヘッドにと
っても、異常過熱などを引き起こす原因にもなる。
【0007】これらの対策として、ベタ黒記録部分の輪
郭部分を抽出し、輪郭部分を濃く内部は薄く記録するこ
とが提案されているが、デジタルシグナルプロセッサや
データ処理回路が必要になり、回路構成が複雑で回路規
模も大きくなってしまうという問題がある。また、ベタ
黒記録に類似した記録形態として1個の発熱素子のみが
連続して駆動される1ドットライン記録があるが、従来
のベタ黒記録対応回路ではベタ黒記録と1ドットライン
記録を識別できないので1ドットライン記録もベタ黒記
録と同様な濃度低下処理が行われることになり、ベタ黒
記録では判読できても1ドットライン記録結果が判読で
きなくなる場合もある。
【0008】本発明は、このような点に着目したもので
あり、その目的は、比較的簡単な構成でベタ黒記録と1
ドットライン記録を識別し、ベタ黒記録の記録濃度は大
きく低下させて1ドットライン記録の記録濃度はベタ黒
記録よりも濃くなるように低下させて駆動電力を低減
し、1ドットライン記録の読み取り性を高めることがで
きる感熱記録装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】このような問題を解決す
る本発明は、ラインサーマルヘッドを構成するように一
定間隔で配列された複数の発熱素子を波形の大きさに応
じて選択的に駆動して発熱させ、その発熱に基づいて感
熱記録紙に波形の大きさを記録する感熱記録装置におい
て、隣接する左右の発熱素子の駆動状態を反映した発熱
素子の駆動状態検出信号を出力する駆動状態検出回路
と、発熱素子の記録動作に関連した蓄熱温度データが予
め格納され、現在の蓄熱温度データおよび記録の有無を
アドレスとして次回の蓄熱温度データを読み出す第1の
メモリと、この第1のメモリから読み出される蓄熱温度
データを一時格納する第2のメモリと、この第2のメモ
リに一時格納された蓄熱温度データと予め設定された設
定温度とを比較する比較器と、この比較結果に応じて発
熱素子の記録動作を制御するスイッチ要素を具備し、前
記第1のメモリには、同一発熱素子が隣接する左右の少
なくともいずれかの発熱素子とともに連続駆動されるベ
タ黒記録の場合にパワーセーブして発色濃度を通常より
も低くするように発熱素子を駆動するための第1のデー
タ群と、同一発熱素子が隣接する左右の発熱素子を伴う
ことなく単独で連続駆動される1ドットラインの場合に
パワーセーブして発色濃度を通常よりも低くかつ第1の
データ群による濃度よりも高くするように発熱素子を駆
動するための第2のデータ群に分割されて2つのバンク
に格納され、前記駆動状態検出回路の検出信号に従って
所定のデータ群を選択することにより、ベタ黒記録の記
録濃度を大きく低下させて1ドットライン記録の読み取
り性を高めることを特徴とする。
【0010】
【作用】同一発熱素子が連続駆動された場合、隣接する
左右の発熱素子の駆動状態に応じた所定の蓄熱温度デー
タ群が蓄熱温度データとして読み出され、発熱素子は発
色濃度を所定の濃度に低めるように駆動される。これに
より、ベタ黒記録に比べて1ドットライン記録の濃度を
濃くできるとともに、パワーセーブ制御が行える。
【0011】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例を詳細に
説明する。図1は、本発明の一実施例を示すブロック図
である。図において、Aは発熱素子を駆動するための記
録データを生成するデジタルワンショット部であり、B
は発熱素子の発熱温度を制御する熱履歴制御部である。
【0012】デジタルワンショット部Aにおいて、記録
すべき入力データdiはデータセレクタ7に選択信号と
して加えられる。このデータセレクタ7は入力データd
iの“1”,“0”に応じて選択される所定のデータP
i-1をデータ変換部8に出力するとともに減算器9に出
力する。データ変換部8はデータセレクタ7から加えら
れるデータPi-1が“0”以外の場合に“1”のデータ
i´を熱履歴制御部Bを構成するアンドゲート18の
一方の入力端子に加えるものであり、例えばオアゲート
を用いる。減算器9は入力データPi-1に対してPi=P
i-1−1の減算を行う。ただし、減算器9は自然数に対
してのみ減算を行い、例えばPi-1が0の場合にはPi
してそのまま0を出力する。その演算結果Piはラッチ
10を介してデュアルポートメモリ11に一時格納され
る。デュアルポートメモリ11の出力データPi-1はラ
ッチ12を介してデータセレクタ7に加えられる。
【0013】熱履歴制御部Bにおいて、メモリ13には
サーマルヘッド19を構成する複数の発熱素子の記録動
作に関連した複数の蓄熱温度データ群が予め格納され
る。すなわち、蓄熱温度データ群は、同一発熱素子が隣
接する左右の少なくともいずれかの発熱素子とともに連
続駆動されるベタ黒記録の場合にパワーセーブして発色
濃度を通常よりも低くするように発熱素子を駆動するた
めの第1のデータ群と、同一発熱素子が隣接する左右の
発熱素子を伴うことなく単独で連続駆動される1本の連
続記録(1ドットライン)の場合にパワーセーブして発
色濃度を通常よりも低くかつ第1のデータ群による濃度
よりも高くするように発熱素子を駆動するための第2の
データ群に分割されて2つのバンクに格納されている。
なお、これらのデータ群には例えばマイナーループを形
成するように温度データSDに対応したトラップデータを
格納しておけばよい。これにより、ベタ黒記録と1本の
連続記録の濃度を異ならせるとともに、パワーセーブ制
御が行える。
【0014】第1.1表および第1.2表はベタ黒記録時に対
応した第1のデータ群の具体例、第2.1表および第2.2表
は1ドットライン記録時に対応した第2のデータ群の具
体例であり、第1.1表,第2.1表は温度を降下させる場合
に読み出され、第1.2表,第2.2表は温度を上昇させる場
合に読み出される。これら蓄熱温度データの第1群はメ
モリ13のアドレス上位半分に格納され、第2群はメモ
リ13のアドレス下位半分に格納される。なお、トラッ
プデータには下線を付けている。
【0015】(第1.1表) 000,000,001,002,003,004,005,006 007,008,009,010,011,012,013,014 015,015,016,017,018,019,020,021 022,023,023,024,025,026,027,028 029,030,031,032,032,033,034,035 036,036,037,038,039,040,041,042 043,044,045,046,047,048,049,050 051,052,053,053,054,055,056,057 058,059,060,061,062,062,063,064 065,066,067,068,069,070,071,072 073,073,074,075,076,077,078,079 080,081,082,083,083,084,085,086 087,088,089,090,091,092,093,094 095,096,096,097,098,099,100,101 102,103,104,105,106,107,107,108 109,110,111,112,113,114,115,116 117,118,119,119,120,121,122,123 124,125,126,127,128,129,130,131 131,132,133,134,135,136,137,138 139,140,141,142,142,143,144,145 146,147,148,149,150,151,152,153 153,154,155,156,157,158,159,160 161,161,162,163,164,165,166,167 168,168,169,170,171,172,173,174 174,175,176,177,178,179,179,180 181,182,183,183,184,185,186,186 187,188,189,189,190,191,203,192 193,194,194,195,203,196,197,198 198,199,200,201,202,203,203,203 203,203,204,204,205,205,206,206 207,207,208,208,209,209,210,210 210,211,211,212,212,212,213,213 (第1.2表) 108,108,109,109,109,109,110,110 110,111,111,111,112,112,112,113 113,113,114,114,114,115,115,116 116,116,117,117,118,118,118,119 119,120,120,121,121,121,122,122 123,123,124,124,125,125,126,126 126,127,127,128,128,129,129,130 130,131,131,132,132,133,134,134 135,135,136,136,137,137,138,138 139,140,140,141,141,142,142,143 144,144,145,145,146,146,147,148 148,149,149,150,151,151,152,153 153,154,154,155,156,156,157,158 158,159,160,160,161,161,162,163 163,164,165,165,166,167,167,168 169,169,170,171,171,172,173,173 174,175,176,176,177,178,178,179 180,180,181,182,182,183,184,185 185,186,187,187,188,189,190,190 191,192,192,193,194,195,195,196 197,198,198,199,200,200,201,202 203,203,204,205,206,206,207,208 208,209,210,211,211,212,213,214 214,215,216,216,217,218,219,219 220,221,221,222,223,224,225,226 227,228,229,228 ,228,229,229,230 231,231,232,232,233,234,234,235 235,236,237,237,238,238,239,239 240,240,241,241,242,242,243,243 244,244,245,245,246,246,247,247 247,248,248,249,249,249,250,250 250,251,251,251,252,252,253,253 (第2.1表) 000,000,001,002,003,004,005,006 007,008,009,010,011,012,013,014 015,015,016,017,018,019,020,021 022,023,023,024,025,026,027,028 029,030,031,032,032,033,034,035 036,036,037,038,039,040,041,042 043,044,045,046,047,048,049,050 051,052,053,053,054,055,056,057 058,059,060,061,062,062,063,064 065,066,067,068,069,070,071,072 073,073,074,075,076,077,078,079 080,081,082,083,083,084,085,086 087,088,089,090,091,092,093,094 095,096,096,097,098,099,100,101 102,103,104,105,106,107,107,108 109,110,111,112,113,114,115,116 117,118,119,119,120,121,122,123 124,125,126,127,128,129,130,131 131,132,133,134,135,136,137,138 139,140,141,142,142,143,144,145 146,147,148,149,150,151,152,153 153,154,155,156,157,158,159,160 161,161,162,163,164,165,166,167 168,168,169,170,171,172,173,174 174,175,176,177,178,179,179,180 181,182,183,183,184,185,186,186 187,188,189,189,190,191,192,192 193,194,194,195,203,196,197,198 198,199,200,201,202,203,203,203 203,203,204,204,205,205,206,206 207,207,208,208,209,209,210,210 210,211,211,212,212,212,213,213 (第2.2表) 108,108,109,109,109,109,110,110 110,111,111,111,112,112,112,113 113,113,114,114,114,115,115,116 116,116,117,117,118,118,118,119 119,120,120,121,121,121,122,122 123,123,124,124,125,125,126,126 126,127,127,128,128,129,129,130 130,131,131,132,132,133,134,134 135,135,136,136,137,137,138,138 139,140,140,141,141,142,142,143 144,144,145,145,146,146,147,148 148,149,149,150,151,151,152,153 153,154,154,155,156,156,157,158 158,159,160,160,161,161,162,163 163,164,165,165,166,167,167,168 169,169,170,171,171,172,173,173 174,175,176,176,177,178,178,179 180,180,181,182,182,183,184,185 185,186,187,187,188,189,190,190 191,192,192,193,194,195,195,196 197,198,198,199,200,200,201,202 203,203,204,205,206,206,207,208 208,209,210,211,211,212,213,214 214,215,216,216,217,218,219,219 220,221,221,222,223,224,225,226 227,228,229,228 ,228,229,229,230 231,231,232,232,233,234,234,235 235,236,237,237,238,238,239,239 240,240,241,241,242,242,243,243 244,244,245,245,246,246,247,247 247,248,248,249,249,249,250,250 このメモリ13の各バンクに格納された蓄熱温度データ
群は駆動状態検出回路24の検出信号により選択的に読
みだされる。そしてさらに、サーミスタなどの温度セン
サ20で測定されるサーマルヘッド19の周囲の温度に
応じて、所定の現在の蓄熱温度データRi-1および記録
の有無に関連したアンドゲート18の出力データをアド
レスにして、次回の蓄熱温度データRiとして読み出さ
れる。このメモリ13から読み出される蓄熱温度データ
iはラッチ14を介してデュアルポートメモリ15に
一時格納される。そして、このメモリ15に一時格納さ
れた蓄熱温度データRiは前述した現在の蓄熱温度デー
タRi-1として読み出され、ラッチ16を介してメモリ
13にアドレスとして加えられるとともに比較器17の
一方の入力端子に加えられる。比較器17の他方の入力
端子には予め設定された設定温度データSDが加えられ
る。この比較器17の出力信号はアンドゲート18の他
方の入力端子に加えられる。このアンドゲート18の出
力データOiは前述のようにメモリ13にアドレスとし
て加えられるとともに、サーマルヘッド19の発熱素子
に駆動信号として加えられる。21はサーマルヘッド1
9を構成する複数の発熱素子の発熱による発色記録が行
われる感熱形の記録紙であり、モータ22により所定の
速度で送られる。23は各部の動作を制御するための制
御信号を出力するタイミング制御回路である。なお、サ
ーマルヘッド19部分は図14と同様に構成されたもの
を用いることができる。
【0016】図2は駆動状態検出回路24の具体例を示
すブロック図である。図において、25〜27は直列接
続された3個のフリップフロップであり、3ビットのシ
フトレジスタを形成している。フリップフロップ25の
データ端子Dには画像データdiが入力され、出力端子
Qはアンドゲート28の一方の入力端子に接続されると
ともにフリップフロップ26のデータ端子Dに接続され
ている。フリップフロップ26の出力端子Qはアンドゲ
ート28の他方の入力端子およびアンドゲート29の他
方の入力端子に接続されるとともにフリップフロップ2
7のデータ端子Dに接続されている。フリップフロップ
27の出力端子Qはアンドゲート29の他方の入力端子
に接続されている。アンドゲート28の出力端子はオア
ゲート30の一方の入力端子に接続され、アンドゲート
29の出力端子はオアゲート30の他方の入力端子に接
続されている。そして、オアゲート30の出力端子はメ
モリ13の最上位アドレスに接続されている。
【0017】このように構成された駆動状態検出回路2
4の動作を説明する。画像データdiがフリップフロッ
プ26にラッチされた時点で画像データdiに対する熱
履歴演算が行われ、記録動作が実行されるものとする。
この時、フリップフロップ25には画像データdi+1
ラッチされ、フリップフロップ27には画像データd
i-1がラッチされることになる。これは、図3に示すよ
うに、記録紙21面上でラインサーマルヘッド19の発
熱素子の配列方向に沿って隣接するドットに対応する。
【0018】オアゲート30の出力は、記録すべき画像
データdiが“1”でdi+1,di-1のいずれか一方が
“1”になると“1”になり、di+1,di-1のいずれも
が“0”になると“0”を出力する。すなわち、オアゲ
ート30の出力が“1”であることは画像データdi
図4(a)に示すようにベタ黒中のドットであるか図4
(b)に示すようにベタ黒の境界のドットであることを
意味し、オアゲート30の出力が“0”であることは画
像データdiが図4(c)に示すように1ドットライン
であることを意味している。これらから明らかなよう
に、オアゲート30の出力からベタ黒か1ドットライン
かを識別できる。
【0019】次に、メモリ13から読みだされる蓄熱温
度データ群との関係について説明する。前述のように、
ベタ黒記録状態では駆動電力を大きく低減させ、1ドッ
トライン記録状態では駆動電力を多少低減させる必要が
ある。まず、ベタ黒記録状態が検出されてメモリ13か
ら第1表の蓄熱温度データ群が読みだされるとともに連
続的に画像データが入力されることによりトラップデー
タにひっかかってマイナーループに入り、図1のアンド
ゲート18から出力されるパルスは例えば図5(a)の
ように記録インターバル3周期に1回オンになる。一
方、1ドットライン記録状態が検出されてメモリ13か
ら第2表の蓄熱温度データ群が読みだされるとともに連
続的に画像データが入力されることによってトラップデ
ータにひっかかてマイナーループに入り、図1のアンド
ゲート18から出力されるパルスは例えば図5(b)の
ように記録インターバル2周期に1回と3周期に1回が
交互に繰り返されてオンになる。
【0020】すなわち、ベタ黒記録状態では駆動電力の
低減は大きくなり、1ドットライン記録状態での駆動電
力の低減はベタ黒記録状態に比べて小さくなる。これら
は、ベタ黒記録状態では隣接する左右の発熱素子(ドッ
ト)も同時に加熱されるので左右に熱が逃げることはな
いが、1ドットライン記録状態では隣接する左右の発熱
素子(ドット)は同時に加熱されないので左右に熱が逃
げて記録濃度が低下することに基づく。
【0021】このような熱履歴制御を行うことにより、
ベタ黒は駆動電力を大きく低減させて濃度を下げて記録
でき、1ドットラインは駆動電力を低減させながらもベ
タ黒よりも濃い濃度で記録できる。従って、1ドットラ
イン記録の判別が不可能になることはない。図6は図1
のように構成された装置のマイナーループに入らない場
合の動作を説明するタイミングチャートである。
【0022】図6では、mドットのデータDATAを4回サ
ーマルヘッド20に転送し、4回イネーブル信号EN´を
加えることによって1ラインの記録を行う。ここで、イ
ネーブル信号EN´のパルス幅t0´は図15のパルス幅
0の1/4とする。すなわち、1回の駆動で発熱素子5に
印加されるエネルギーは図15の場合の1/4であり、4
回のデータDATAおよびイネーブル信号EN´の送りで1ラ
インの記録が行われることになる。なお、記録紙21の
送りもこのシーケンスと同期させて図15の1/4ステッ
プずつに分割してステップ送りする。
【0023】このような駆動方法において、イネーブル
信号EN´のパルス幅t0´は一定であるので、例えばデ
ータd1を先頭としたデータd4までのラインの記録シー
ケンスの記録条件と、データd2を先頭としたデータd5
までのラインの記録シーケンスの記録条件は等しい。従
って、記録紙21の送り速度が等しい、すなわち図6の
データ転送周期dnが図15のデータ転送周期の1/4とす
ると、図6の駆動方法によれば、時間軸方向に沿った分
解能は図15の駆動方法の4倍になる。
【0024】図7は、このような記録方法による記録例
図である。記録紙は矢印Yの方向に図15のピッチPの
1/4ずつ送られる。発熱素子5は、a〜cに示すように
紙送りピッチに同期して4回に分けて駆動される。aは
発熱素子54の駆動状態を示し、bは発熱素子55の駆動
状態を示し、cは発熱素子56の駆動状態を示してい
る。発熱素子54による記録パターンPTaは時刻t1でデ
ータセレクタ7に入力データdi“1”が加えられるこ
とによる連続した4回の駆動により記録され、発熱素子
5による記録パターンPTbは時刻t2でデータセレクタ
7に入力データd i“1”が加えられることによる連続
した4回の駆動により記録され、発熱素子56による記
録パターンPTcは時刻t3でデータセレクタ7に入力デ
ータdi“1”が加えられることによる連続した4回の
駆動により記録される。以下同様に、各記録パターンは
対応した発熱素子を紙送りピッチに同期して4回に分け
て連続駆動することにより記録される。なお、駆動中の
発熱素子のデータセレクタ7に再度入力データd
i“1”が加えられるとその時点から改めて4回の駆動
が実行されることになり、その記録パターンは長くな
る。
【0025】この図7の記録結果から明らかなように、
従来の記録結果に比べて紙送りピッチの分解能が高くな
ることから同一速度で紙送りをした場合の紙送りピッチ
に起因する段付部の最大高さは従来よりも小さくなり、
波形の曲線記録結果は滑かになる。そして、入力データ
は紙送りのタイミングに同期して取り込まれるので、従
来に比べてより周波数の高い信号波形も忠実に記録でき
る。
【0026】図8はデジタルワンショット部Aの動作を
説明するタイミングチャートである。メモリ11には各
ドットに対応するトリガデータが格納されていて、例え
ばアドレスAlにはm-1番目のドットに対応するトリガ
データPi-1lが格納されている。タイミング制御回路
23から(a)に示すように内部クロックCLKのl番目のク
ロックでアドレスAlを加えることにより、メモリ11
から(b)に示すようにm-1番目のドットに対応するトリガ
データPi-1lが読み出される。このメモリ11から読
み出されたトリガデータはl+1番目のクロックの立ち上
がりで(c)に示すようにラッチ12にラッチされ、デー
タセレクタ7に加えられる。データセレクタ7は、入力
データdilが“0”の場合には入力データPi-1l
そのまま出力し、入力データdilが“1”の場合には
入力データPi-1lを予めデータセレクタ7内に設定さ
れているデータCDを出力する。本実施例の場合には、1
ライン相当を4回に分けて記録することから「4」を出
力する。このデータセレクタ7の出力データはデータ変
換部8および減算器9に加えられる。データ変換部8は
データセレクタ7から加えられるデータPi-1l
“0”以外の場合にデータdi´を“1”にして熱履歴
制御部Bのアンドゲート18に加える。減算器9は、P
i-1l-1の演算を行って(d)に示すようにその演算結果
ilをラッチ10に出力する。ラッチ10は、l+2番
目のクロックの立ち上がりで減算器9の演算結果Pil
を(e)に示すようにラッチし、そのクロック周期中にメ
モリ11にアドレスAlとしてデータPilを出力す
る。
【0027】このような一連の動作が図6(a)の各デー
タd1〜d5インターバルについてm回繰返される。次
に、メモリ11のあるアドレスAlのデータがインター
バル周期の繰返しに従ってどのように変化していくかを
説明する。図9はメモリ11のあるアドレスAlを固定
した場合の各部のデータ変化を示している。
【0028】(a)に示すインターバルkにおいてデータ
セレクタ7に入力されるデータdi lが(c)に示すよう
に“1”になったとする。このとき、データセレクタ7
の出力データとして(d)に示すように「4」がセットさ
れる。一方、データ変換部8の出力データはデータセレ
クタ7の出力データが“0”でないことから(e)に示す
ように“1”になり、履歴制御部Bに記録データを与え
る。続くインターバルk+1,k+2,k+3において、データは
減算器9により(f)に示すように「1」ずつ減算され
る。
【0029】このような過程により、インターバルkの
データdilの“1”の入力をトリガにしてインターバ
ルkからk+3までの4回にわたってデータ変換部8から
履歴制御部Bに記録データが加えられることになる。こ
のような一連の動作は、インターバルk+5とk+8において
データdilとして“1”が入力された場合も同様であ
って、デジタルワンショット部Aはあたかもリトリガラ
ブルモノステーブルマルチバイブレータのように動作
し、データ変換部8はデータdilとして“1”が入力
されたインターバルを先頭にした4回のインターバルに
おいて履歴制御部Bに記録データを出力することにな
る。
【0030】すなわち、デジタルワンショット部Aは、
入力データdilをトリガとしてその入力データをデー
タセレクタ7によって設定される所定のインターバル回
数引伸ばすように動作する。次に熱履歴制御部Bの動作
を説明する。例えば図9のインターバルk+5〜k+10の期
間ではデータ変換部8から出力される記録データdi´
は連続して“1”になっていて、このような記録データ
i´をそのままサーマルヘッド19に転送すると該当
する発熱素子には連続的に駆動電流が流れることにな
る。この結果、その発熱素子の温度は著しく上昇して均
一な記録品質が維持できなくなるだけではなく、最悪の
場合には発熱素子を焼損することもある。
【0031】そこで、熱履歴制御部Bは、前述のように
メモリ13に予め格納された蓄熱温度データに基づいて
記録データdi´を間引くなどのデータ処理を行った後
サーマルヘッド19に記録データOiを転送する。本実
施例のように4回のデータ転送で1ラインの記録を行う
ことにより、各回のデータd1〜d4の取り方によって発
熱素子5に加える駆動パルスのパターンは図10に示す
ように15通り(24-1=15)のいずれかになる。すなわ
ち、発熱素子5は、蓄熱温度に応じて駆動制御されるこ
とにより、結果としてこれら15通りのパターンのいず
れかに従って駆動されることになる。
【0032】なお、図6では4回のデータDATAおよびイ
ネーブル信号EN´の送りで1ラインの記録を行うものと
して説明しているが、4回に限るものではなく、n回
(nは2以上の整数)であればよい。n回の場合の駆動
パターンは2n-1通りになる。このような蓄熱制御の詳
細を説明する。メモリ15のアドレスAxには、図11
に示すように記録すべき主走査方向上のm-x番目の発熱
素子に対応する蓄熱温度データが格納されている。タイ
ミング制御回路23は、図12のタイミングチャートの
(a)に示す内部クロックCLKのl番目のクロックで蓄熱温
度データを一時記憶しているメモリ15にアドレスAl
を送る。これにより、メモリ15は図12の(b)に示す
ようにm-1番目の発熱素子に対応する蓄熱温度データR
i-1lを出力する。
【0033】内部クロックCLKのl+1のサイクルにおい
て、クロックCLKの立ち上がりによりラッチ16は図1
2の(c)に示すように蓄熱温度データRi-1lをラッチ
する。ラッチ16にラッチされた蓄熱温度データ
i-1lは比較器17に加えられて初期設定されている
温度データSDと比較される。なお、これら蓄熱温度デー
タRi- 1lおよび温度データSDは、複数sビットに量子
化されている。比較器17は、例えば温度データSDが20
0℃に設定されていて蓄熱温度データRi-1lが100℃で
あったとすると“1”をアンドゲート18に出力し、温
度データSDが200℃に設定されていて蓄熱温度データR
i-1lが250℃であったとすると“0”をアンドゲート
18に出力する。このl+1のクロックサイクルではデー
タ変換部8から記録データd´ilがアンドゲート18
に読み出されて、(f)に示すような比較器17の出力デ
ータとの論理積がとられる。このアンドゲート18の出
力データO lが実際に記録すべきデータとしてサーマル
ヘッド19の発熱素子5に加えられる。すなわち、サー
マルヘッド19の発熱素子5が記録状態になるのは、記
録データd´ilが“1”で蓄熱温度データRi-1l
温度データSDよりも低い場合だけである。
【0034】l+1のサイクルでは、前述のプロセスと同
時に以下の制御も行う。すなわち、蓄熱温度データR
i-1lおよびアンドゲート18の出力データOlをメモ
リ13にアドレスとして入力する。ここで、比較器17
およびアンドゲート18は高速ゲート素子で構成できる
ので、アンドゲート18の出力データOlのセトリング
は数10ns程度となり、クロックサイクルを数100ns
とすれば1クロック内でメモリ13からデータの読み出
しを完了できる。
【0035】メモリ13は、アドレスRi-1lおよびO
lに従って(d)に示すように次の蓄熱温度データRil
出力する。例えば、蓄熱温度データRi-1lが100℃の
とき、Olが1であれば蓄熱温度データRilとして180
℃のビットデータを出力し、Olが0であれば蓄熱温度
データRilとして50℃のビットデータを出力する。l+
2サイクルでは、ラッチ14は(e)に示すようにl+2サイ
クルのクロックCLKの立ち上がりでメモリ13から出力
される蓄熱温度データRilをラッチする。また、ラッ
チ14にラッチされたデータはメモリ15のもう一方の
ポートに加えられてアドレスAlに書き込まれる。
【0036】これら一連の動作はパイプライン的に並列
処理され、l+1のクロックサイクルではメモリ15から
蓄熱温度データRi-1l+1が読み出される。このような
動作をm回実行することによりサーマルヘッド19はm
個の記録データを受け取る。タイミング制御回路23
は、m個のデータ転送の後、前述図6(c)に示すように
ラッチパルスLATをアクティブにし、(d)に示すようにイ
ネーブル信号EN´を時間t´だけ1回アクティブにして
発熱素子5に駆動電流を流す。これらm個のデータ転
送,ラッチパルスLATおよびイネーブル信号EN´の送出
を複数回繰り返す。図6では4回繰り返す例を示してい
る。
【0037】次に、メモリ13の蓄熱温度データ設定に
ついて説明する。サーマルヘッド19の発熱素子5の温
度変化は、初期温度T0を基準にして駆動パルスの振幅
およびパルス幅によりシミュレーションできる。すなわ
ち、サーマルヘッド19の構造は既知であり、各部分の
物性定数も既知である。これらから、サーマルヘッド1
9の熱応答を熱伝導方程式を用いてモデル化して記述で
きる。この熱伝導方程式に初期条件として初期温度を与
え、系への入力エネルギーとして駆動パルスの振幅およ
びパルス幅を与えることにより、数値計算で各時間にお
けるサーマルヘッド19の発熱素子5の温度をシミュレ
ーションできる。なお、熱伝導方程式は非線形であるこ
とから、1次元の有限要素法を用いてコンピュータによ
る数値演算を行い、データ転送後の温度状態をシミュレ
ーション予測しておき、メモリ13にテーブル化してお
く。
【0038】前述図1の構成では、サーマルヘッド19
へのmドットのデータの転送周期およびイネーブル信号
EN´のパルス幅は一定であるので、初期温度T0がわか
ればデータ転送後の温度はシミュレーションにより予測
できる。図13はこのようなシミュレーション状態の説
明図であり、(a)は駆動パルスを時間t´加えた場合の
温度変化状態を示し、(b)は駆動パルスを加えない場合
の温度変化状態を示している。
【0039】メモリ13には、初期温度T0をパラメー
タとして、駆動パルスを加えた場合と加えない場合の転
送周期後の温度T´を予めデータとしてテーブル化して
おく。すなわち、蓄熱温度データRi-1lを初期温度T
0とし、アンドゲート18の出力信号Olを駆動パルスの
オン,オフ信号としてメモリ13のアドレスに入力する
ことにより、メモリ13は転送周期後の温度T´をビッ
トデータRilとして出力することになる。
【0040】メモリ13にこのようなデータを格納して
おくことにより、蓄熱温度は逐次演算される。そして、
比較器17で蓄熱温度データと設定温度が逐一比較され
て、結果的には図10の複数のパルス列の中から過去の
蓄熱温度データに見合ったパルス列が選択されることに
なり、精度の高い熱履歴制御が行われる。なお、これま
での説明では、温度制御はオープンループになってい
る。また、周囲温度によってはシミュレーションデータ
に誤差が生じる。そこで、温度センサ20でサーマルヘ
ッド19の放熱板の温度を測定してこの測定データTDを
メモリ13にアドレスとして加え、メモリ13のデータ
を切り換えていく。また、サーマルヘッド19の放熱板
の温度が上がりすぎた場合には、駆動パルスをカットし
てそれ以上に温度が上昇しないように制御する。
【0041】また、チャート送り速度や周囲温度の変化
に応じた記録品質の向上を図るために、駆動パルスのパ
ルス幅を可変にしてもよい。この場合には、チャート送
り速度や周囲温度に応じてメモリ13のアドレスを切り
換えてメモリ13から読み出されるデータを変更すれば
よい。また、メモリ13に格納する蓄熱温度データ群と
しては必ずしもマイナーループを形成するトラップデー
タを設けなくてもよく、実質的に駆動電力を低下させら
れるデータ配列が格納されていればよい。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ベタ黒記録と1ドットライン記録とを識別することによ
りそれぞれの記録濃度を低下させて駆動電力を低減させ
るとともに1ドットライン記録の濃度をベタ黒記録より
も濃くしているので、電源を小型にできるとともに記録
品質を改善できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】図1の駆動状態検出回路の具体例図である。
【図3】図2の動作説明図である。
【図4】図2の動作説明図である。
【図5】図1の動作を説明するタイミングチャートであ
る。
【図6】図1の動作を説明するタイミングチャートであ
る。
【図7】図1の装置による記録例図である。
【図8】図1のデジタルワンショット部の動作を説明す
るタイミングチャートである。
【図9】図1のデジタルワンショット部におけるデータ
の変化説明図である。
【図10】図1のタイミングチャートによる駆動パルス
のパターン例図である。
【図11】図1の要部の斜視図である。
【図12】図1の熱履歴制御部の動作を説明するタイミ
ングチャートである。
【図13】本発明で用いるシミュレーションデータの説
明図である。
【図14】従来の感熱記録装置の一例の回路図である。
【図15】図14の動作を説明するタイミングチャート
である。
【符号の説明】
7 データセレクタ 8 データ変換器 9 減算器 10,12,14,16 ラッチ 11,15 メモリ(デュアルポートRAM) 13 ROM 17 比較器 18 アンドゲート 19 サーマルヘッド 20 温度センサ 21 記録紙 22 モータ 23 タイミング制御回路 24 駆動状態検出回路

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ラインサーマルヘッドを構成するように一
    定間隔で配列された複数の発熱素子を波形の大きさに応
    じて選択的に駆動して発熱させ、その発熱に基づいて感
    熱記録紙に波形の大きさを記録する感熱記録装置におい
    て、 隣接する左右の発熱素子の駆動状態を反映した発熱素子
    の駆動状態検出信号を出力する駆動状態検出回路と、 発熱素子の記録動作に関連した蓄熱温度データが予め格
    納され、現在の蓄熱温度データおよび記録の有無をアド
    レスとして次回の蓄熱温度データを読み出す第1のメモ
    リと、 この第1のメモリから読み出される蓄熱温度データを一
    時格納する第2のメモリと、 この第2のメモリに一時格納された蓄熱温度データと予
    め設定された設定温度とを比較する比較器と、 この比較結果に応じて発熱素子の記録動作を制御するス
    イッチ要素を具備し、 前記第1のメモリには、同一発熱素子が隣接する左右の
    少なくともいずれかの発熱素子とともに連続駆動される
    ベタ黒記録の場合にパワーセーブして発色濃度を通常よ
    りも低くするように発熱素子を駆動するための第1のデ
    ータ群と、同一発熱素子が隣接する左右の発熱素子を伴
    うことなく単独で連続駆動される1ドットラインの場合
    にパワーセーブして発色濃度を通常よりも低くかつ第1
    のデータ群による濃度よりも高くするように発熱素子を
    駆動するための第2のデータ群に分割されて2つのバン
    クに格納され、 前記駆動状態検出回路の検出信号に従って所定のデータ
    群を選択することにより、ベタ黒記録の記録濃度を大き
    く低下させて1ドットライン記録の読み取り性を高める
    ことを特徴とする感熱記録装置。
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