JPH0316905Y2 - - Google Patents

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JPH0316905Y2
JPH0316905Y2 JP13169485U JP13169485U JPH0316905Y2 JP H0316905 Y2 JPH0316905 Y2 JP H0316905Y2 JP 13169485 U JP13169485 U JP 13169485U JP 13169485 U JP13169485 U JP 13169485U JP H0316905 Y2 JPH0316905 Y2 JP H0316905Y2
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receiving frame
inner lid
pit
underground
underground pit
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、地下に埋設された既存のピツトに取
付けられる中蓋の取付構造に関するものである。
(従来の技術) 現在設置されている地下ピツトは、地表面に沿
つて上蓋が取付けられているが、設置当時の使用
や現場の条件によつて多数が中蓋を備えていな
い。中蓋は、雨水や土砂の侵入と、不測の事故に
より上蓋が破損した場合のピツト内への転落防止
等のために必要である。又、中蓋はピツト内の密
閉度を保つので、ピツト内での維持管理を容易に
行なえるためにも必要である。
従来の中蓋としては、例えば実公昭55−44938
号公報に示す如きものが提供されている。このよ
うに中蓋は、ピツトを構成するコンクリート管に
組込して受枠を取付したうえで、受枠上に中蓋を
取付ける構造であつた。
(考案が解決しようとする問題点) ところで、受枠をコンクリート管に組込むため
にはコンクリート管上部を一旦取外しなければな
らない。そのために、上蓋周囲近傍の舗装道路を
掘削しなければならないのが、大きな問題となつ
ていた。
現在のところ上記受枠の取付は次の作業手順を
必要とするものであつた。即ち、道路舗装をカ
ツタで切断し、ピツト周囲の舗装を破壊し、
破壊部分を掘削してピツト上部を露出させ、既
設上蓋枠を取外し、既設ピツト周囲壁を取外
し、その後に新設周囲壁を据付け、新設中蓋
受枠を取付し、新設上蓋枠を取付し、周囲の
埋戻しを行ない、仮復旧工事を行ない、当日
或いは後日本復旧舗装工事を行なうものである。
そのために、少なくとも約11時間程必要とするう
え、多くの人員を要するものであつた。
又、地下ピツトが交差点等の交通頻繁な個所の
点在しているために、作業時間が制約されるもの
であつた。
特に舗装道路の掘削のためには、関係官庁への
手続を行なわせなければならず、そのために工事
の発注から終了まで約二〜三カ月程要するのが現
状であつた。
上記問題によつて、新設の地下ピツトには最初
から中蓋を取付するようにしているが、既設のも
のでは依然上記の欠点を解消できないものであつ
た。
しかして、本考案は上記現状に鑑みて考察され
たものであつて、舗装道路を掘削することなく中
蓋を取付することができ、数時間で簡単に作業す
ることができるようにしたことを、その目的とす
るものである。
(考案の構成) 上記目的を達成するための本考案の構成は、中
蓋の受枠体が上蓋の開口部から地下ピツト内に差
入可能な受枠要素に分割されており、地下ピツト
内に差入れた上記受枠要素を組立して受枠体が構
成され、この受枠体が地下ピツト内部に固定さ
れ、上記受枠体には上蓋の開口部から差入された
中蓋が取付されるようにしたものである。
(考案の作用) 上蓋の開口部を開放し、開口部から開放された
中蓋の受枠要素を地下ピツト内に差入れする。地
下ピツト内部において、受枠要素を連結等して上
蓋の開口部よりも拡張した受枠体を組立すると同
時に、この受枠体を地下ピツト内部に固定する。
その後に、上蓋の開口部から中蓋を差込みし、こ
れを前記受枠体に取付すれば良い。
(考案の一実施例) 図面は本考案に係る地下ピツト用中蓋装置の一
実施例を示し、同第1図は取付状態を示す同断面
図、第2図は中蓋装置の分解斜視図、第3図は受
枠要素の連結状態を示す要部斜視図、第4図はピ
ツト内壁への取付断面図である。地下ピツトとし
て傾斜壁を有する丸型を示す。
図中、aは舗装道路等eに埋設されている地下
ピツトの上蓋、bは上蓋aの受台、cは地下空間
を構成するコンクリート管、dはコンクリート管
cの内壁として逆テーパ状に構成される斜壁であ
り、上蓋aの開口部lよりも内部Lが大きく形成
されており、斯る構成は周知である。
しかして、中蓋受枠体1は複数の受枠要素2,
2から分割構成され、受枠要素2は開口部lから
内部へ差込可能な寸法で、組立によつて内部Lの
寸法となるように形成されている。
詳述すると、上記受枠要素2は丸型ピツトに応
じた半環状の受面部3と、受面部3の外周縁から
下方へテーパ状に形成される取付面部4と、各面
部3,4の半径方向の接合面部5とから夫々アン
グル状に構成されている。上記取付面部4は斜壁
dのテーパに対応して傾斜されて必要個所には複
数の穴6が穿設され、その外周には止水ゴム7と
その上方にパツキン8とが添設されるが、これら
は受枠要素2,2の連結後に環状の状態で巻付け
しても良い。上記止水ゴム7としては吸水して自
己膨張する水膨張性樹脂を素材として用いる。
又、前記接合面部5には穴9が穿設されるととも
に、接合面には必要に応じて止水ゴム等のパツキ
ン材10が添設される。図中、11は前記受面部
3の内周縁近傍に突成される半環状の押え突条、
12は中間位置に突出されるフツクである。
又、中蓋20は上蓋開口部寸法lから差込み可
能な大きさに形成され、その下面外周の保持縁2
1,21の間には保持縁下端21aを僅かに突出
させた状態で環状のゴムパツキン22が内装され
ている。上記中蓋20の上面には必要に応じて中
間に水受溝23と把手24とが設けられ、下面に
も必要に応じて補強リブ25が縦横に配されてい
る。
さらに、図中30はクランプレバー、31はク
ランプレバー30の両端係止部、32は偏心カム
面部である。
上記構成に基づく中蓋の取付作業は次の通り行
なわれる。
既存の地下ピツトの上蓋aを開けて開口部か
ら分割した受枠要素2,2を夫々差入れる。そ
の後、内部で受枠要素2,2の接合面部5,5
を夫々突合せて穴5からボルト13で連結す
る。受枠要素2,2は環状の受枠体1に構成さ
れ、接合面部5,5の間はパツキン材10によ
つて防水構造となつている。又、取付面部4に
も止水ゴム7とパツキン8と設ける。
その後、受枠体1をピツト斜壁dのテーパに
沿つて上方へ上げ、斜壁dと取付面部4とを密
着させた状態とする。この場合に、道路上に立
てた三脚からチエーンブロツクで吊り上げする
ことができ、斜壁dのテーパに取付面部4がく
さび状に嵌合される。この状態で、穴6からア
ンカーボルト14をコンクリート管cへ打ち込
みすれば、受枠体1が固定されることとなる。
この固定状態において、斜壁dと取付面部4と
は止水ゴム7とパツキン8とによつてシールさ
れている。
次で、中蓋20を開口部から差入れて、受枠
体11の押え突条11にゴムパツキン22が位
置するように載せる。さらに、クランプレバー
30の差入れて、その係止部31,31を受枠
体1のフツク12,12に係止して回動すれ
ば、偏心カム面32によつて中蓋20が受枠体
1に押え付けられ、押え突条11がゴムパツキ
ン22に食込んで密封取付されるに至る。
上記一実施例によれば、以下の効果を奏する。
受枠要素2,2を二分割したので、接合面部
5,5を連結するだけで容易に組立することが
でき、受枠体1の水平度を正確に出すことがで
きる。
取付面部4に止水ゴム7とパツキン8とを設
けたので、コンクリート管cの表面凹凸による
空隙が止水ゴム7の吸水膨張によつて密封され
ると同時に、上部のゴムパツキン8によつて止
水ゴム7への吸水を阻止できるので、完全なシ
ール効果を得ることができる。
上記に加えて、取付面部4が斜壁dのテー
パに応じてくさび効果となつて食い込むので、
完全な密着が図れる。
(考案の他の一実施例) 図面第5図は本考案に係る地下ピツト用中蓋装
置の接合面部の他の一実施例を示す要部斜視図で
あり、同一符合は同等部分を示す。
しかして、受枠要素2,2は折畳み可にヒンジ
40で連結されている。ヒンジ40は二分割され
た受枠要素2,2の接合面部5,5の下端面に連
結されている。
この一実施例によれば、受枠要素2,2を分離
せずにヒンジ40を介して折畳みした状態で一度
にピツト内部Lに差入れできるうえ、内部ではヒ
ンジ40を介して伸ばすだけでボルト締等を要す
ることなく受枠体1を構成することができ、組立
作業性を著しく簡略化できる。受枠要素2,2の
各中間を吊り下げすれば、接合面部5,5をボル
ト締等することなくヒンジ連結部分が締付られる
ので、水平状態で斜壁dに密着させることができ
る。上記一実施例において、接合面部5,5の上
端面にヒンジ40を設けた場合には、この近傍で
吊り下げ固定すれば良い。
(考案の他の一実施例) 図面第6図は本考案に係る地下ピツト用中蓋装
置の固定状態の別の一実施例を示す要部斜視図で
ある。
しかして、コンクリート管cの上部内壁には別
の固定部材50がアンカーボルト14等によつて
固定され、この固定部材50の支持板51の穴5
2から受枠要素2の上面に固定した鈎板53の穴
54をボルト等のねじ部材54で挿通する構造と
する。
これによれば、受枠体1を引上げた状態でねじ
部材55の螺進によつて斜壁dへ取付面部4を緊
密に密着させることができ、必ずしも受枠体1を
コンクリート管cに固定する必要がない。この場
合にいずれかの穴52又は54を長穴として傾斜
に応じてスレイドする構造としても良く、図示し
ないが、鈎板53を設けずに受面部3に穴54を
穿設してその両面にパツキンを介在させて引上げ
する構造も設計可能である。図示しないが、固定
部材50として上蓋受台bに支持板51に相当す
るものを溶接等して取付して利用することも、ピ
ツト構造によつては妨げないものである。
(考案のさらに別の実施例) 図面第7図は本考案に係る地下ピツト用中蓋装
置の固定状態のさらに別の一実施例を示す要部斜
視図である。
しかして、コンクリート管cの下部内壁には別
の固定部材60がアンカーボルト14等によつて
固定され、この固定部材60の上部の支持板61
の穴62から受枠要素2の下面に固定した板63
の穴64をボルト等のねじ部材65で挿通する構
造とする。
この一実施例によれば、引上げ状態で受枠体1
の下方から締付作業することができるうえ、受枠
体1の上面には邪魔なものが介在することがない
ので、中蓋20の取付作業が容易となる。穴64
として雌ねじ穴を図示しているが、ナツトを溶接
しても良い。
上記各実施例において、丸型傾斜壁を有する地
下ピツトを例示して説明したが、傾斜壁を有しな
い他のタイプの丸型地下ピツト或いは角型地下ピ
ツトにも適用することができ、この場合には取付
面部4をピツト内壁に合致させるとともに受枠要
素2を角型に形成すれば良い。
又、上記各実施例において、中蓋20の取付構
造をクランプレバー30で行なうものを説明した
が、他の各種取付構造のものを実施できる。
さらに、上記各実施例において、二分割構造の
みを図示説明したが、三分割その他の分割につい
て受枠要素2を均等或いは任意に分割することは
設計変更容易である。同様に、中蓋20の分割も
妨げないものである。
さらに又、アンカーボルト14として一般的な
ものを図示したが、他の構造のものを用いること
ができる。例えば、雌受部材をコンクリート管c
に打ち込みしてこの雌受部材に雄部材を螺合取外
し可に固定するものを用いれば、地下ピツトの作
業の必要性に応じて中蓋装置を一時的に取外すこ
とも可能となる。
さらに又、各実施例の組合せも行なえるもので
ある。
(考案の効果) 以上説明した通り本考案によれば、次の効果を
奏する。
受枠要素を上蓋開口部から地下ピツト内に差
入れて内部で受枠体を拡張組立して地下ピツト
内壁に固定したので、従来の如く舗装道路を掘
削することなく既存の地下ピツトに中蓋を取付
工事することができた。
受枠要素の差入れ及び内部での組立並びにピ
ツト内壁への固定作業によつて中蓋を取付でき
るので、作業が著しく簡略化でき、作業時間も
約三時間程で完了できた。
【図面の簡単な説明】
図面第1図乃至第4図は本考案に係る地下ピツ
ト用中蓋装置の一実施例を示し、同第1図は取付
状態を示す同断面図、第2図は中蓋装置の分解斜
視図、第3図は受枠要素の連結状態を示す要部斜
視図、第4図はピツト内壁への取付断面図、第5
図は本考案に係る地下ピツト用中蓋装置の接合面
部の他の一実施例を示す要部斜視図、面第6図は
本考案に係る地下ピツト用中蓋装置の固定状態の
別の一実施例を示す要部斜視図、第7図は本考案
に係る地下ピツト用中蓋装置の固定状態のさらに
別の一実施例を示す要部斜視図である。 1…中蓋の受枠体、2…受枠要素、3…受面
部、4…取付面部、5…接合面部、7,10…止
水ゴム、20…中蓋、30…クランプレバー、4
0…ヒンジ、50,60…固定部材、51,61
…支持板。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 中蓋の受枠体が上蓋の開口部から地下ピツト
    内に差入可能な受枠要素に分割され、地下ピツ
    ト内で上記受枠要素から組立られた受枠体が地
    下ピツト内部に固定され、上記受枠体には上蓋
    の開口部から差入された中蓋が取付される地下
    ピツト用中蓋装置。 (2) 実用新案登録請求の範囲第1項記載の装置に
    おいて、受枠要素が二分割されている地下ピツ
    ト用中蓋装置。 (3) 実用新案登録請求の範囲第1項記載の装置に
    おいて、受枠要素が折畳み可にヒンジ連結され
    ている地下ピツト用中蓋装置。
JP13169485U 1985-08-30 1985-08-30 Expired JPH0316905Y2 (ja)

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JP13169485U JPH0316905Y2 (ja) 1985-08-30 1985-08-30

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JPS6244946U JPS6244946U (ja) 1987-03-18
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH068245U (ja) * 1992-07-06 1994-02-01 石崎資材株式会社 プラスチック製袋用ヘッダ
US8534484B2 (en) * 2009-10-13 2013-09-17 Seahorse Industries Ltd. Sealing cover assembly for an underground utility box
JP2019218722A (ja) * 2018-06-18 2019-12-26 アイレック技建株式会社 マンホールの止水構造

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JPS6244946U (ja) 1987-03-18

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