JPH03168429A - 油圧緩衝器のバルブ装置 - Google Patents

油圧緩衝器のバルブ装置

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JPH03168429A
JPH03168429A JP1305999A JP30599989A JPH03168429A JP H03168429 A JPH03168429 A JP H03168429A JP 1305999 A JP1305999 A JP 1305999A JP 30599989 A JP30599989 A JP 30599989A JP H03168429 A JPH03168429 A JP H03168429A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業Lの利用分野] 本発明は、自動車等の車両の車体と車輌間に介装されて
路面からの振動を減衰する油圧緩衝器に関し、特に油室
の圧力変動によってピストンロッドの振動に起因するコ
トコト含の発生を防+hする油圧緩衝器のバルブ装♂に
関する.[従来の技術】 最近の自動車は低騒音化が進みエンシン音、風切り音な
ど車室内に入り込む騒音は減少している.この為、従来
は問題とならなかったレベルの音でもクローブアップさ
れるようになってきた. 油圧Is#器より発せられる音の種類としては叩音(コ
トコト音)とスウィッシュ音(シューシュー音)などが
ある. コトコト音は少し荒れた簡易舗装路などをIO〜”lO
km/IIの低速で車阿か走行している時に発生する室
内音であり、これは油圧緩衝器の伸・圧切換時に生ずる
油室の圧力変動がピストンロッドを加振し、車両のばね
上側マウント(インシュレータ〉を介して車体へ伝達さ
れ、車体が共振して発生する. 一方,スウィッシュ音は凹凸の大きい悪路などを車両が
20〜50k■/■で走行するときに発生する室内音で
ある.即ち,油圧緩衝器内で作動油がバルブの絞り部分
を通過するとき,高速噴流となって圧力が低下し,油中
に溶け込んているガスが気泡となる.この気泡か下流に
いって周囲圧力が高くなると崩壊し、消減するかこの気
泡の発生,消滅の過程において高い脈圧と騒音か生ずる
しかして.−h記のような異音において、従来はスウィ
ッシュ音対策かいろいろなされているが,コトコト音対
策については今だ十分でないのか現状である. この種、従来の油圧緩衝器として,例えば、第6図に示
すものか開発されている。
これは、シリンダl内に隔壁部材たるピストン2を介し
てピストンロッド3が移動自在に挿入され、ピストン2
はシリンダl内に上下二つの油室4,5を区画している
.ピストン2には二つの油室4,5を連通ずる伸ポート
6と圧ポート7を形成し、伸ポート6の出口には間座8
を介してストッパ9で支持された伸側リーフバルブ10
か開閉自在に設けられ、圧ポート7の出口にも間座を介
してストッパl3で支持されたチェックバルブ11か開
閉自在に設けられ、チェックバルブ1.1には切欠き1
2が形成されている。
ピストン2は伸ボー1〜6の出口にシート部Aに区画さ
れた溝状の開口部Bか形成され,各開口部Bの伸側リー
フバルブ10に対する受圧而積は等しくなっている. シリンダlの下部にはベースバルブl4が設けられ,こ
れは隔壁部材たるバルブケースl5と、バルブケースl
5に形成した伸ポートl6と圧ボー}17と、伸ポート
I6の出口に設けたチェックバルブ2!と圧ポートl7
の出口に設けた圧側リーフハルツ18とを右している。
チェックバルツ2lを支えるシートの頭部には打刻オリ
フィス22か形成され、チェックバルブ2lには圧ポー
トI7と対向する孔23が形威されている. 圧側リーフハルブl8は間座19を介してストツバ20
で支持されている. 下部油室5は各ポート16.17とチェックバルブ2l
と圧偏り一フバルブl8を介してリザーハ側油室24に
開閉される.バルブケース15の圧ポート17の開口部
B′はWS8図と同じく等しく成形されている. 伸何時にはピストン2が左行し,上部油室4の油が下部
油室5に流れ、リザーバ側油室24の油も下部油室5に
吸い込まれる. この際,低速城では切欠きl2より圧ポート7を介して
上部油室4の油が下部油室5に流れ、切欠き■2と圧ポ
ート7の流動抵抗で低速域の減衰力を発生する, 中速城では伸ポート6より伸側リーフバルブIOを押し
開いて流れ,リーフバルブ10の撓み作用で中速域の減
衰力を発生する. 更に高速になると,伸ポート6を流れる流動抵抗も発生
して高速域の減衰力が発生する.方、伸側時におけるベ
ースバルブ14では,低速域において,油室24の油か
オリフィス22を介して下部油室5へ流れ、中・高速城
になるとチェックバルブ6を押し開いてr部油室5に流
れる。ピストン2が右行する圧縮行程では,低速時下部
油室5の油か打刻オリフィス22と圧ポート16を介し
て油室24に流れて低速域の減衰力か発生し,中速域で
は孔2ゴ及び伸ポートl7より圧側リーフバルブl8を
介して油室24に流れ,圧側リーフバルブl8の撓み作
用で中速域の減衰力か発生し、高速域では圧ポートI7
の流動抵抗も発生して高速域の減衰力が発生する.一方
ピストンz側では下部油室5の油が圧ポート7より切欠
きl2を介して、又チェックハルブl6を押し開いて上
部油室4に流出する. [発明か解決しようとする課題] 上記のような油圧緩衝器では伸・圧行程時に伸側リーフ
ハルブlO又は圧側リーフバルブl8が開くが,各ポー
ト6又はl7の開口mB又はB”は等しい為にリーフバ
ルブ10. 18は全周から均一に開く.この為、リー
フバルブio, taが開く瞬間はオーバシュートして
必要以上に開き上部油室4から下部油室5へ,又は下部
油室5から油室24への流路面積は一瞬急拡大し、これ
により上下油室4.5の圧力か急変する。しかしてこの
圧力変動かピストンロッド3を振動させ、車体のばね上
側マウント(インシュレータ)を介して車体へ伝達され
,車体を共振させて通常コトコト音と称する異音か発生
する. 上記のコトコト音は通常は余程集中しないと聞えない音
であるが、現在はかなり大きな問題となっており、運転
者に不快を与えたり、危険を感しさせたりしている。
そこて,本発明の目的は、リーフバルブが開くときオー
バシュートせず,リーフバルブが順次開いて流路面積の
急拡大と抽室の圧力変動を抑止させ、よってピストンロ
ッドの振動に起因するコトコト音の発生を防止した油圧
緩衝器を提供することである. [課題を解決するための手段] 上記の目的を達成するため、本発明のa成は、シリンダ
内に隔壁部材を介して上下二つの油室を区画し、隔壁部
材には二つの油室を連通する#1aのポートを設け、ポ
ートの出口端にリーフバルブを開閉自在に設けている油
圧緩衝器に於て、各ポートの出口におけるリーフバルブ
に対する受圧而積に差を持たせてリーフバルブの撓みを
円周上で不均一にさせたことを特徴とするものである. [作 用] 伸縮作動時にポートから作用する油圧でリー7バルブが
開くか、各ポートの出口におけるリーフバルブに対する
受圧面積が異なるムに,受圧面積の大きい部分から順に
開き,リーフバルブが才一バシュートせず,油路面積の
急拡大と油室の圧力変動を抑止され、よってピストンロ
ッドを振動させない. [実施例】 以下本発明の実施例を図面にもとづいて説明する. 油圧緩衝器自体の基本的構造は,例えば第6図の従来技
術と同じである. 即ち、シリンダl内に隔壁部材たるピストン2゜を介し
てピストンロッド3か移動自在に挿入され、ピストン2
1はシリンダl内に上下二つの油室4,5を区画してい
る。ピストン2゛には二つの油室4,5を連通する複数
の伸ポート6a,6b−−−5nと複数の圧ポート7a
,7b一−−7nを形成し、伸ポート6a , 5b−
−−6nの出口には間座8を介してストッパ9で支持さ
れた伸側リーフバルブlOか開閉自在に設けられ,圧ポ
ート7a, 7b−−−7nのm口にも間座を介してス
トッパ1コて支持されたノンリターンバルブたるチェッ
クバルブI3が開閉自在に設けられ、チェックバルブ!
lには切欠きl2か形成されている.切欠きl2の代り
にシートに打刻オリフィスを設けてもよい.シリンダl
の下部にはベースバルブl4が設けられ、これは隔壁部
材たるバルブケースI5と5八ルブケース15に形成し
た伸ポートl6と圧ポートl7と、伸ポートl6の出口
に設けたノンリターンバルブたるチェックバルブ2Iと
圧ポートl7の出口に設けた圧側リーフバルブ18とを
有している。チェックハルブ2lを支えるシートの頭部
には打刻オリフィス22が形成され、チェックバルブ2
lには圧ポート17と対向する孔23が形成されている
. 圧側リーフバルブl8は間座19を介してストツバ20
で支持されている. 下部油室5は各ポート16.17とチェックバルブ2l
と圧側リーフバルブl8を介してリザーハ側油室24に
開閉される. 第1図は本発明の一実施例に係るピストン2゛を示す. ピストン2゜に設けた複数の伸ポート6a,6’b−−
−5nの出口には中心Oから偏心した環状シ一トEが形
成され,このシ一トEにリーフバルブl8が当接してい
る.シ一トEが偏心していることによりポート6a周辺
のリーフバルブl8に対する受圧而積か一番大きく、次
いでポートIib, 6dの受圧面積が大きく、ポート
6cの受圧面積は一番小さい. 同様にピストン2゜の上面に於て、圧ポート7a,7b
−−−7nの出口周円には中心Oから偏心した環状シ一
トFが形或され、ポート7bの周辺のリーフバルブたる
チェックバルブ】lに対する受圧面積を一番大きく、次
いでボー}7a, 7c、更にポート7dの受圧而積を
順次小さくしている.このようにリーフバルプに対する
受圧而積を異にすることによりリーフバルブの撓みを円
周上て不均一にして、受圧面積に対応して大きい順に開
かせている.シートとは環状でなくてもよく,矩形、楕
円形でもよい. 逆にシートは偏心させず、リーフバルブを偏心させたり
矩形、楕円形にしてもよい.伸長作動時において,ピス
トン2゛の低速城では−L部油室4の油が切欠きI2よ
り圧ポート7a,7b−−−7nを介して下部油室5に
流出し,切欠きl2により第5図に示すグラフaの減衰
力を発生する. 巾・高速城Cなると、ます受圧面積の一番大きいポート
6aに対応する部分の伸側リーフバルブ1Gか部分的に
押し開かれ、この部分の撓みによる初期洩れによる減衰
力が発生し,この特性はグラフbで示される. ポート6aに対応する部分が開口した後に,更に高速に
なると次のポート6b, 6dに対応する部分が開き、
最後にポート6cに対応する部分が開く.いいかえれば
、受圧面積の大きい部分から順次リーフバルブIllが
開くことになる.各ポート6b, 6dに対応するリー
フバルブ1oの撓みによる減衰力特性はグラフCで示さ
れ、総合特性はグラフdで示される.同橡に圧縮作動時
にはチェックハルブl1か受圧面樋の大きい部分から順
次開くことになる. 上記のようにリーフバルブlO又はチェックハルブ11
が受圧面積の大きい部分から順次開くことにより、上部
油室4から下部油室5又は下部油室5から上部油室4に
流れる油の流路而積は急拡大せず,従って上下油室4,
5の圧力変動が急激に発生せず、よってピストンロッド
3も振動しないから,このピストンロウト3の振動に起
因するコトコト音も発生しない. 上記ピストン2′のシート部E,Fの構成はペースバル
ブ14におけるバルブケースl5に採用してもよく、こ
の場合は圧側リーフバルブl8を順次開口させる. 第3図、第4図は本発明の他の実施例に係り、これは環
状シートを偏心させると共にリーフバルツも偏心して取
り付ける例を示す.ピストン2゜に偏心した環状シ一ト
Eを設けると共にピストンロット3を挿入させる孔の周
囲にシ一トCを設けている.他方リーフハルブlO′は
中心Oより偏心したピストンロフト挿入用の孔10aを
形成し、この孔10aに位置ずれ防止用の水平部を形成
している.この場合には受圧面積差がより大きくなり、
リーフバルブの撓みがより不均−になって確実に受圧面
積の大きい部分から開くことになる. [発明の効果] 本発明によれば、隔壁部材の各ポート出口におけるリー
フハルブに対する受圧面積に差を持たせたから、ポート
出口のシート部に当接するリーフバルブか開くとき,開
口面積,いいかえれば,受圧面禎の大きい部分から順次
開く為,油室間を流れる流路面積か急拡大せず、よって
油室の圧力か急激に変動しない。この為,ビストンロッ
トも振動せず,ピストンロッドのFi動に起因する車体
側のコトコト音の発生が防止される.
【図面の簡単な説明】
第l図は本発明の一実施例に係る油圧緩衝器のピストン
部横断右側面図、第2図は同じくピストン部横断左側面
図、第3図は他の実施例に係るピストンS横断右側面図
、第4図は同じくリーフバルブの右側面図、第5図は本
発明の油圧緩衝器による減衰力特性を示すグラフ、第6
同は従来の油圧lIlt衝器の縦断正面図である.l・
・・シリンダ 2’−・・隔壁部材たるピストン 4.5・・・油室 6a.6b−−−6n. 7a,7b−−−7n−ポー
ト10.18・・・リーフバルブ 11−・・チェックバルブ l5・・・隔壁部材たるバルブケース E.F・・・環状シート 手続補正W(自発) 1.事件の表示 平成1年 特 許 願 第305999号2.発明の名
称 油圧緩衝器のバルブ装置 3.補正をする者 事件との関係  特許出願人 住所 名称 (092)カヤバ工業株式会社 4.代理人 住所 東京都中央区京橋二丁目5番2号(2)  BJ に 正1 (3) 8l バノ1 訂■ (4) Hl 6c9 ボー (5〉リ 5.補正の対象 周迂 (1)明細書の発明の詳細な説明の掴 (7)  19 別紙の通り 別   紙 細書第2頁第4行に「クローブアップ」とを「クローズ
アップ」と訂正する。 1細書第10頁第9行,同第10行及び同第11行−シ
一トE」とあるを「シ一トA」と夫々訂一る。 1細書第10頁第lO行及び同第12行に「リーフ/ブ
18Jとあるを「リーフバルブ10」と夫々ミする。 1細書第10頁第13行から同第l4行にr6dの・・
・)」とあるをr6d周辺の受圧面積が大きく、ート6
c周辺の」と訂正する。 1細書第lO頁第18行に「ンートF」とあるをートB
」と訂正する。 細書第l1頁第1行にr7dの」とあるをr7dlの」
と訂正する。 1細書第11頁第15行,同第19行,同第20行及第
12頁第1行に「に対応する」とあるを辺」と夫々訂正
する。 1細書第12頁第4行に「ポート・・・対応する」とあ
るを削除する。 (9)明細書第12頁第5行に 「グラフb」と訂正する。 (IO)明細書第12頁第6行に 「グラフC」と訂正する。 (11)明細書第12頁第l7行に「シート部E,ある
を「シート部A,BJと訂正する。 (l2)明細書第13頁第4行に「シ一トE」とあるを
「シ一トA」と訂正する。 (13)明細書第14頁第19行に rA,BJと訂正する。 とあるを とあるを とあるを 「E 「グラフC」 「グラフd」

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. シリンダ内に隔壁部材を介して上下二つの油室を区画し
    、隔壁製材には二つの油室を連通する複数のポートを設
    け、ポートの出口端にリーフバルブを開閉自在に設けて
    いる油圧緩衝器に於て、各ポートの出口におけるリーフ
    バルブに対する受圧面積に差を持たせてリーフバルブの
    撓みを円周上で不均一にさせたことを特徴とする油圧緩
    衝器のバルブ装置。
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