JPH03199733A - 油圧緩衝器のバルブ装置 - Google Patents
油圧緩衝器のバルブ装置Info
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- JPH03199733A JPH03199733A JP34343089A JP34343089A JPH03199733A JP H03199733 A JPH03199733 A JP H03199733A JP 34343089 A JP34343089 A JP 34343089A JP 34343089 A JP34343089 A JP 34343089A JP H03199733 A JPH03199733 A JP H03199733A
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、自動車等の車両の車体と重輪間に介装されて
路面からの振動を減衰する油圧緩衝器に関し、特に油室
の圧力変動によってピストンロンドの振動に起因するコ
トコト音の発生を防とする油圧緩衝器のバルブ装置に関
する。
路面からの振動を減衰する油圧緩衝器に関し、特に油室
の圧力変動によってピストンロンドの振動に起因するコ
トコト音の発生を防とする油圧緩衝器のバルブ装置に関
する。
[従来の技術]
最近の自動車は低騒音化が進みエンジン音、風切り音な
ど車室内に入り込む騒音は減少している。この為、従来
は問題とならなかったレベルの音でもクローブアップさ
れるようになってきた。
ど車室内に入り込む騒音は減少している。この為、従来
は問題とならなかったレベルの音でもクローブアップさ
れるようになってきた。
油圧緩衝器より発せられる音の種類としては叩音(コト
コト音)とスウィツシュ音(シューシュー音)などがあ
る。
コト音)とスウィツシュ音(シューシュー音)などがあ
る。
コトコト音は少し荒れた簡易舗装路などを10〜30k
m/)lの低速で車両が走行している時に発生する室内
音であり、これは油圧緩衝器の伸・圧切換時に生ずる油
室の圧力変動がピストンロンドを加振し、車両のばね上
側マウント(インシュレータ)を介して車体へ伝達され
、車体が共振して発生する。
m/)lの低速で車両が走行している時に発生する室内
音であり、これは油圧緩衝器の伸・圧切換時に生ずる油
室の圧力変動がピストンロンドを加振し、車両のばね上
側マウント(インシュレータ)を介して車体へ伝達され
、車体が共振して発生する。
一方、スウィツシュ音は凹凸の大きい悪路などを車両が
20〜50km/Hで走行するときに発生する案内音で
ある。即ち、油圧am器内で作動油がバルブの絞り部分
を通過するとき、高速噴流となって圧力が低下し、油中
に溶は込んでいるガスが気泡となる。この気泡が下流に
いって周囲圧力が高くなると崩壊し、消滅するがこの気
泡の発生、消滅の過程において高い脈圧と騒音が生ずる
。
20〜50km/Hで走行するときに発生する案内音で
ある。即ち、油圧am器内で作動油がバルブの絞り部分
を通過するとき、高速噴流となって圧力が低下し、油中
に溶は込んでいるガスが気泡となる。この気泡が下流に
いって周囲圧力が高くなると崩壊し、消滅するがこの気
泡の発生、消滅の過程において高い脈圧と騒音が生ずる
。
しかして、上記のような異音において、従来はスウィツ
シュ音対策がいろいろなされているが、コトコト音対策
については今だ十分でないのが現状である。
シュ音対策がいろいろなされているが、コトコト音対策
については今だ十分でないのが現状である。
この種、従来の油圧緩衝器として、例えば、第6図に示
すものが開発されている。
すものが開発されている。
これは、シリンダ1内に隔壁部材たるピストン2を介し
てピストンロッド3が移動自在に挿入され、ピストン2
はシリンダ1内に上下二つの油室4,5を区画している
。ピストン2には二つの油室4,5を連通ずる伸ポート
6と圧ポート7を形成し、伸ポート6の出口には間座8
を介してストッパ9で支持された伸側リーフバルブ10
が開閉自在に設けられ、圧ポート7の出口にも間座を介
してストッパ13で支持されたチエツクバルブ11が開
閉自在に設けられ、チエツクバルブ11には切欠き12
が形成されている。
てピストンロッド3が移動自在に挿入され、ピストン2
はシリンダ1内に上下二つの油室4,5を区画している
。ピストン2には二つの油室4,5を連通ずる伸ポート
6と圧ポート7を形成し、伸ポート6の出口には間座8
を介してストッパ9で支持された伸側リーフバルブ10
が開閉自在に設けられ、圧ポート7の出口にも間座を介
してストッパ13で支持されたチエツクバルブ11が開
閉自在に設けられ、チエツクバルブ11には切欠き12
が形成されている。
ピストン2は伸ポート6の出口にシート部Aに区画され
た溝状の開口部Bが形成され、各開口部Bの伸側リーフ
バルブ10に対する受圧面積は等しくなっている。
た溝状の開口部Bが形成され、各開口部Bの伸側リーフ
バルブ10に対する受圧面積は等しくなっている。
シリンダ1の下部にはベースバルブ14が設けられ、こ
れは隔壁部材たるバルブケース15と、バルブケース1
5に形成した伸ポー)IEIと圧ポート17と、伸ポー
)1Bの出口に設けたチエツクバルブ21と圧ポート1
7の出口に設けた圧倒リーフバルブ1Bとを有している
。
れは隔壁部材たるバルブケース15と、バルブケース1
5に形成した伸ポー)IEIと圧ポート17と、伸ポー
)1Bの出口に設けたチエツクバルブ21と圧ポート1
7の出口に設けた圧倒リーフバルブ1Bとを有している
。
チエツクバルブ21を支えるシートの頭部には打刻オリ
フィス22が形成され、チエツクバルブ21には圧ボー
)17と対向する孔23が形成されている。
フィス22が形成され、チエツクバルブ21には圧ボー
)17と対向する孔23が形成されている。
圧側リーフバルブ18は間座19を介してストッパ20
で支持されている。
で支持されている。
下部油室5は各ボー) 18.17とチエツクバルブ2
1と圧側リーフバルブ18を介してリザーバ側油室24
に開閉される。バルブケース15の圧ポート+7の開口
部B゛は第8図と同じく等しく成形されている。
1と圧側リーフバルブ18を介してリザーバ側油室24
に開閉される。バルブケース15の圧ポート+7の開口
部B゛は第8図と同じく等しく成形されている。
伸側時にはピストン2が左行し、上部油室4の油が下部
油室5に流れ、リザーバ側油室24の油も下部油室5に
吸い込まれる。
油室5に流れ、リザーバ側油室24の油も下部油室5に
吸い込まれる。
この際、低速域では切欠き12より圧ポート7を介して
上部油室4の油が下部油室5に流れ、切欠′!112と
圧ポート7の流動抵抗で低速域の減衰力を発生する。
上部油室4の油が下部油室5に流れ、切欠′!112と
圧ポート7の流動抵抗で低速域の減衰力を発生する。
中速域では伸ポート6より伸側リーフバルブ10を押し
開いて流れ、リーフバルブlOの撓み作用で中速域の減
衰力を発生する。
開いて流れ、リーフバルブlOの撓み作用で中速域の減
衰力を発生する。
更に高速になると、伸ポート6を流れる流動抵抗も発生
して高速域の減衰力が発生する。
して高速域の減衰力が発生する。
方、伸側時におけるベースバルブ14では、低速域にお
いて、油室24の油がオリフィス22を介して下部油室
5へ流れ、中・高速域になるとチエツクバルブ6を押し
開いて下部油室5に流れる。ピストン2が右行する圧縮
行程では、低速時下部油室5の油が打刻オリフィス22
と圧ポート16を介して油室24に流れて低速域の減衰
力が発生し、中速域では孔23及び伸ボー)17より圧
側リーフバルブI8を介して油室24に流れ、圧側リー
フバルブ18の撓み作用で中速域の減衰力が発生し、高
速域では圧ポート17の流動抵抗も発生して高速域の減
衰力が発生する。一方ピストン2側では下部油室5の油
が圧ポート7より切欠!t12を介して、又チエツクバ
ルブ1Bを押し開いて上部油室4に流出する。
いて、油室24の油がオリフィス22を介して下部油室
5へ流れ、中・高速域になるとチエツクバルブ6を押し
開いて下部油室5に流れる。ピストン2が右行する圧縮
行程では、低速時下部油室5の油が打刻オリフィス22
と圧ポート16を介して油室24に流れて低速域の減衰
力が発生し、中速域では孔23及び伸ボー)17より圧
側リーフバルブI8を介して油室24に流れ、圧側リー
フバルブ18の撓み作用で中速域の減衰力が発生し、高
速域では圧ポート17の流動抵抗も発生して高速域の減
衰力が発生する。一方ピストン2側では下部油室5の油
が圧ポート7より切欠!t12を介して、又チエツクバ
ルブ1Bを押し開いて上部油室4に流出する。
[発明が解決しようとする課J!?i]上記のような油
圧緩衝器では伸・圧行程時に伸側リーフパルプ10又は
圧側リーフバルブ18が開くが、各ポート6又はl?の
開口部B又はB。
圧緩衝器では伸・圧行程時に伸側リーフパルプ10又は
圧側リーフバルブ18が開くが、各ポート6又はl?の
開口部B又はB。
は等しい為にリーフバルブ10.18は全周から均一に
開く、この為、リーフバルブ10.18が開く瞬間はオ
ーバシュートして必要以上に開き上部油室4から下部油
室5へ、又は下部油室5から油室24への流路面積は一
瞬急拡大し、これにより上下油室4,5の圧力が急変す
る。しかしてこの圧力変動がピストンロッド3を振動さ
せ、車体のばね上側マウント(インシュレータ)を介し
て車体へ伝達され、車体を共振させて通常コトコト音と
称する異音が発生する。
開く、この為、リーフバルブ10.18が開く瞬間はオ
ーバシュートして必要以上に開き上部油室4から下部油
室5へ、又は下部油室5から油室24への流路面積は一
瞬急拡大し、これにより上下油室4,5の圧力が急変す
る。しかしてこの圧力変動がピストンロッド3を振動さ
せ、車体のばね上側マウント(インシュレータ)を介し
て車体へ伝達され、車体を共振させて通常コトコト音と
称する異音が発生する。
上記のコトコト音は通常は全稈集中しないと聞えない音
であるが、現在はかなり大きな問題となっており、運転
者に不快を与えたり、危険を感じさせたりしている。
であるが、現在はかなり大きな問題となっており、運転
者に不快を与えたり、危険を感じさせたりしている。
そこで、本発明の目的は、リーフバルブが開くときオー
バシュートせず、リーフバルブが順次ゆっくりと開いて
流路面積の急拡大と油室の圧力変動を抑止させ、よって
ピストンロッドの振動に起因するコトコト音の発生を防
止した油EE @断器を提供することである。
バシュートせず、リーフバルブが順次ゆっくりと開いて
流路面積の急拡大と油室の圧力変動を抑止させ、よって
ピストンロッドの振動に起因するコトコト音の発生を防
止した油EE @断器を提供することである。
[課題を解決するための手段]
上記の目的を遠戚するため、本発明の構成は、シリンダ
内に隔壁部材を介して上下二つの油室を区画し、隔壁部
材には二つの油室を連通ずる複数のポートを設け、ポー
トの出口端にリーフバルブを開閉自在に設けている油圧
緩衝器に於て、各ポートの出口におけるリーフバルブに
対する受圧面積に差を持たせてリーフバルブの撓みを円
周上で不均一にさせ、且つリーフバルブの背面にリーフ
バルブより質量の大きい移動自在なディスクを当接させ
、ディスクにはリーフバルブに対向する通孔が形成され
ていることを特徴とするものである。
内に隔壁部材を介して上下二つの油室を区画し、隔壁部
材には二つの油室を連通ずる複数のポートを設け、ポー
トの出口端にリーフバルブを開閉自在に設けている油圧
緩衝器に於て、各ポートの出口におけるリーフバルブに
対する受圧面積に差を持たせてリーフバルブの撓みを円
周上で不均一にさせ、且つリーフバルブの背面にリーフ
バルブより質量の大きい移動自在なディスクを当接させ
、ディスクにはリーフバルブに対向する通孔が形成され
ていることを特徴とするものである。
[作 用]
伸縮作動時にポートから作用する油圧でリーフバルブが
開くが、このリーフバルブは質量の大きいディスクに抗
して開くため応答が鈍く、しかも各ポートの出口におけ
るリーフバルブに対する受圧面積が異なる為に、受圧面
積の大きい部分から順にゆっくりと開き、リーフバルブ
がオーバシュートせず、油路面積の急拡大と油室の圧力
変動を抑止され、よってピストンロッドを振動させない
、閉じる時には質量の小さいリーフバルブがディスクよ
り先に動いて閉じる。
開くが、このリーフバルブは質量の大きいディスクに抗
して開くため応答が鈍く、しかも各ポートの出口におけ
るリーフバルブに対する受圧面積が異なる為に、受圧面
積の大きい部分から順にゆっくりと開き、リーフバルブ
がオーバシュートせず、油路面積の急拡大と油室の圧力
変動を抑止され、よってピストンロッドを振動させない
、閉じる時には質量の小さいリーフバルブがディスクよ
り先に動いて閉じる。
[¥施例]
以下本発明の実施例を図面にもとづいて説明する。
油圧緩衝器自体の基本的構造は、例えば第6図の従来技
術と同じである。第1図は本発明のバルブ装置をピスト
ン部に設けた例を示している。
術と同じである。第1図は本発明のバルブ装置をピスト
ン部に設けた例を示している。
即ち、シリンダ1内に隔壁部材たるピストン2°を介し
てピストンロッド3が移動自在に挿入され、ピストン2
′はシリンダ1内に上下二つの油室4.5を区画してい
る。ピストン2°には二つの油室4,5を連通する複数
の伸ポート6a。
てピストンロッド3が移動自在に挿入され、ピストン2
′はシリンダ1内に上下二つの油室4.5を区画してい
る。ピストン2°には二つの油室4,5を連通する複数
の伸ポート6a。
6b−−−enからなるポート6と複数の圧ポート7a
、7b−−−7nからなるポート7とを形成し、伸ボー
) 8a、6b−−−Elnの出口にはバルブ押え28
を介してストッパ30で支持された伸側リーフバルブ1
0が開閉自在に設けられ、圧ポート7a、?b−−−7
nの出口にも間座を介してストッパ13で支持されたノ
ンリターンバルブたるチエツクバルブ11が開閉自在に
設けられ、チエツクバルブ11には切欠き12が形成さ
れている。切欠き12の代りにシートに打刻オリフィス
を設けてもよい。
、7b−−−7nからなるポート7とを形成し、伸ボー
) 8a、6b−−−Elnの出口にはバルブ押え28
を介してストッパ30で支持された伸側リーフバルブ1
0が開閉自在に設けられ、圧ポート7a、?b−−−7
nの出口にも間座を介してストッパ13で支持されたノ
ンリターンバルブたるチエツクバルブ11が開閉自在に
設けられ、チエツクバルブ11には切欠き12が形成さ
れている。切欠き12の代りにシートに打刻オリフィス
を設けてもよい。
リーフバルブlOの背面たる下部にはリーフバルブlO
より質量の大きいディスク25が当接し、ディスク25
にはリーフバルブlOに対向する通孔27が形成されて
いる。
より質量の大きいディスク25が当接し、ディスク25
にはリーフバルブlOに対向する通孔27が形成されて
いる。
ディスク25はバルブ押え28の外周に移動自在に挿入
され、ストッパ30との間に設けたスプリング2Bで常
時リーフバルブ10側に付勢されている。リーフバルブ
lOはバルブ押え28の外周に移動自在に設けてもよい
。
され、ストッパ30との間に設けたスプリング2Bで常
時リーフバルブ10側に付勢されている。リーフバルブ
lOはバルブ押え28の外周に移動自在に設けてもよい
。
第2図は本発明の一実施例に係るピストン2′を示す。
ピストン2゛に設けた複数の神ポー) 8a、13b−
−−6nの出口には中心Oから偏心した環状シートAが
形成され、このシー)Aにリーフバルブ18が当接して
いる。シー)Aが偏心していることによりポー)8n周
辺のリーフバルブ18に対する受圧面積が一番大きく、
次いでボー)8b、adの受圧面積が大きく、ポート8
cの受圧面積は一番小さい。
−−6nの出口には中心Oから偏心した環状シートAが
形成され、このシー)Aにリーフバルブ18が当接して
いる。シー)Aが偏心していることによりポー)8n周
辺のリーフバルブ18に対する受圧面積が一番大きく、
次いでボー)8b、adの受圧面積が大きく、ポート8
cの受圧面積は一番小さい。
同様に第2図に示すようにピストン2°の上面に於て、
圧ボー) 7a、?b−−−7nの出口周円には中心O
から偏心した環状シー)Bを形成させ、ボー)7bの周
辺のリーフバルブたるチエツクバルブ11に対する受圧
面積を一番大きく、次いでボー)7a、7c、更にポー
ト7dの受圧面積を順次小さくしてもよい。
圧ボー) 7a、?b−−−7nの出口周円には中心O
から偏心した環状シー)Bを形成させ、ボー)7bの周
辺のリーフバルブたるチエツクバルブ11に対する受圧
面積を一番大きく、次いでボー)7a、7c、更にポー
ト7dの受圧面積を順次小さくしてもよい。
このようにリーフバルブに対する受圧面積を異にするこ
とによりリーフバルブの撓みを円周上で不均一にして、
受圧面積に対応して大きい順に開かせている。シートと
は環状でなくてもよく、矩形、楕円形でもよい。
とによりリーフバルブの撓みを円周上で不均一にして、
受圧面積に対応して大きい順に開かせている。シートと
は環状でなくてもよく、矩形、楕円形でもよい。
逆にシートは偏心させず、リーフバルブを偏心させたり
矩形、楕円形にしてもよい。
矩形、楕円形にしてもよい。
伸長作動時において、ピストン2°の低速域では上部油
室4の油が切欠き12より圧ポート7a。
室4の油が切欠き12より圧ポート7a。
?b−−−7nを介して下部油室5に流出し、切欠き1
2により減衰力を発生する。
2により減衰力を発生する。
中・高速域になると、ます受圧面積の一番大きいボー)
8aに対応する部分の伸側リーフバルブlOが部分的に
押し開かれるが、その際リーフバルブ10の背面には質
量の大きいディスク25があり、これに抗して開こうと
するからその開く動作が鈍い、ボーh8aに対向する部
分が開くと、この部分の撓みによる初期洩れによる減衰
力が発生する。
8aに対応する部分の伸側リーフバルブlOが部分的に
押し開かれるが、その際リーフバルブ10の背面には質
量の大きいディスク25があり、これに抗して開こうと
するからその開く動作が鈍い、ボーh8aに対向する部
分が開くと、この部分の撓みによる初期洩れによる減衰
力が発生する。
ポートfltaに対応する部分が開口した後に、更に高
速になると次のボー) 8b 、 13dに対応する部
分が開き、最後にボー)Beに対応する部分が開く、い
いかえれば、受圧面積の大きい部分から順次リーフバル
ブlOがディスク25に抗してゆっくりと開くことにな
る。
速になると次のボー) 8b 、 13dに対応する部
分が開き、最後にボー)Beに対応する部分が開く、い
いかえれば、受圧面積の大きい部分から順次リーフバル
ブlOがディスク25に抗してゆっくりと開くことにな
る。
各ボー) 8b 、 Eidに対応するリーフバルブ1
0の撓みによる減衰力が発生する。
0の撓みによる減衰力が発生する。
上記のようにリーフバルブ10又はチエツクバルブ11
が受圧面積の大きい部分から順次開くことにより、上部
油室4から下部油室5又は下部油室5から上部油室4に
流れる油の流路面積は急拡大せず、従って上下油室4,
5の圧力変動が急激に発生せず、よってピストンロッド
3も振動しないから、このピストンロッド3の振動に起
因するコトコト音も発生しない。
が受圧面積の大きい部分から順次開くことにより、上部
油室4から下部油室5又は下部油室5から上部油室4に
流れる油の流路面積は急拡大せず、従って上下油室4,
5の圧力変動が急激に発生せず、よってピストンロッド
3も振動しないから、このピストンロッド3の振動に起
因するコトコト音も発生しない。
上記ピストン2゛のシート部Aとディスク25の構成は
ベースバルブ14におけるバルブケース15に採用して
もよく、この場合は圧側リーフバルブ18を順次開口さ
せる。更に上記ピストン2゛をベースバルブ側のバルブ
ボディとして使用し、これにリーフバルブ18とディス
ク25を取り付けてもよい、12!に又、ディスク25
は伸側ポートと圧側ポートに対応する各リーフバルブの
両方の背面に設けてもよい。
ベースバルブ14におけるバルブケース15に採用して
もよく、この場合は圧側リーフバルブ18を順次開口さ
せる。更に上記ピストン2゛をベースバルブ側のバルブ
ボディとして使用し、これにリーフバルブ18とディス
ク25を取り付けてもよい、12!に又、ディスク25
は伸側ポートと圧側ポートに対応する各リーフバルブの
両方の背面に設けてもよい。
第4図、第5図は、本発明の他の実施例に係り、これは
環状シートを偏心させると共にリーフバルブも偏心して
取り付ける例を示す、ピストン2°に偏心した環状シー
トAを設けると共にピストンロッド3を挿入させる孔の
周囲にシートCを設けている。他方リーフバルブ10°
は中心Oより偏心したピストンロッド挿入用の孔10a
を形成し、この孔10aに位置ずれ防止用の水平部を形
成している。この場合には受圧面積差がより大きくなり
、リーフバルブの撓みがより不均一になって確実に受圧
面積の大きい部分から開くことになる。
環状シートを偏心させると共にリーフバルブも偏心して
取り付ける例を示す、ピストン2°に偏心した環状シー
トAを設けると共にピストンロッド3を挿入させる孔の
周囲にシートCを設けている。他方リーフバルブ10°
は中心Oより偏心したピストンロッド挿入用の孔10a
を形成し、この孔10aに位置ずれ防止用の水平部を形
成している。この場合には受圧面積差がより大きくなり
、リーフバルブの撓みがより不均一になって確実に受圧
面積の大きい部分から開くことになる。
[発明の効果]
本発明によれば、隔壁部材の各ポート出口におけるリー
フバルブに対する受圧面積に差を持たせ、更にリーフバ
ルブの背面に質量の大きいディスクを当接させたから、
ポート出口のシート部に当接するリーフバルブが開くと
き、ディスクに抗してゆっくりと開き、開口面積、いい
かえれば、受圧面積の大きい部分から順次ゆっくりと開
く為、油室間を流れる流路面積が急拡大せず、よって油
室の圧力が急激に変動しない、この為、ピストンロッド
も振動せず、ピストンロッドの振動に起因する車体側の
コトコト音の発生が防止される。
フバルブに対する受圧面積に差を持たせ、更にリーフバ
ルブの背面に質量の大きいディスクを当接させたから、
ポート出口のシート部に当接するリーフバルブが開くと
き、ディスクに抗してゆっくりと開き、開口面積、いい
かえれば、受圧面積の大きい部分から順次ゆっくりと開
く為、油室間を流れる流路面積が急拡大せず、よって油
室の圧力が急激に変動しない、この為、ピストンロッド
も振動せず、ピストンロッドの振動に起因する車体側の
コトコト音の発生が防止される。
第1図は本発明の一実施例に係る油圧緩衝器の一部縦断
正面図、第2図はピストン部横断右側面図、第3図は同
じくピストン部横断左側面図、第4図は他の実施例に係
るピストン部横断右側面図、第5図は同じくリーフバル
ブの右側面図、第6図は従来の油圧緩衝器の縦断正面図
である。 [符号の説明] 1・・・シリンダ 2゛・・・隔壁部材たるピストン 4.5・・・油室 6a 、1(b−−−8n、7a、7b−−−7n・−
・ポート10.18・・・リーフバルブ 11・・・チエツクバルブ 15・・・隔壁部材たるバルブケース A、B・・・環状シート 25・・・ディスク 26・・・スプリング 第2図 第4図 第3図 第5 手続補正書(自船 1、事件の表示 平成1年 特 許 願 第343430号2、発明の名
称 油圧緩衝器のバルブ装置 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 住所 名称 (092)カヤバエ業株式会社 4、代理人 住所 東京都中央区京橋二丁目5番2・号5、補正の対
象 別 紙 (1)明細書の特許請求の範囲を別紙の通り訂正する。 (2)明細書第2頁第7行に「クローブアップ」とある
を「クローズアップ」と訂正する。 (3)明細書第8頁第8行から同第9行に「当接させ、
・・・形成されて」とあるを「当接させて」と訂正する
。 (4)明細書第10頁第8行に「いる。」とあるを「い
る。尚、通孔の代えて切欠きであっても良い。」と訂正
する。 (5)明細書第11頁第1行にr6dの」とあるをr6
d周辺の」と訂正する。 (6)明細書第11頁第2行にr6cの」とあるをr6
c周辺の」と訂正する。 (7)明細書第11頁第9行にr7dの」とあるをr7
d周辺の」と訂正する。 (8)明細書第12頁第3行に「に対応する部分の」と
あるを「周辺の」と訂正する。 (9)明細書第12頁第7行に「に対向する」とあるを
「周辺の」と訂正する。 (10〉明細書第12頁第1O行、同第11行及び同第
12行に「に対応する」とあるを「周辺の」と訂正する
。 (11)明細書第12頁第16行から同第17行に「各
ポート・・・発生する。」とあるを削除する。 別 紙 2、特許請求の範囲 シリンダ内に隔壁部材を介して上下二つの油室を区画し
、隔壁部材には二つの油室を連通ずる複数のポートを設
け、ポートの出口端にリーフバルブを開閉自在に設けて
いる油圧緩衝器に於て、各ポートの出口におけるリーフ
バルブに対する受圧面積に差を持たせてリーフバルブの
撓みを円周上で不均一にさ−せ、且つリーフバルブの背
面にリーフバルブより質量の大きい移動自在なディスク
を当接させていることを特徴とする油圧緩衝器のバルブ
装置。
正面図、第2図はピストン部横断右側面図、第3図は同
じくピストン部横断左側面図、第4図は他の実施例に係
るピストン部横断右側面図、第5図は同じくリーフバル
ブの右側面図、第6図は従来の油圧緩衝器の縦断正面図
である。 [符号の説明] 1・・・シリンダ 2゛・・・隔壁部材たるピストン 4.5・・・油室 6a 、1(b−−−8n、7a、7b−−−7n・−
・ポート10.18・・・リーフバルブ 11・・・チエツクバルブ 15・・・隔壁部材たるバルブケース A、B・・・環状シート 25・・・ディスク 26・・・スプリング 第2図 第4図 第3図 第5 手続補正書(自船 1、事件の表示 平成1年 特 許 願 第343430号2、発明の名
称 油圧緩衝器のバルブ装置 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 住所 名称 (092)カヤバエ業株式会社 4、代理人 住所 東京都中央区京橋二丁目5番2・号5、補正の対
象 別 紙 (1)明細書の特許請求の範囲を別紙の通り訂正する。 (2)明細書第2頁第7行に「クローブアップ」とある
を「クローズアップ」と訂正する。 (3)明細書第8頁第8行から同第9行に「当接させ、
・・・形成されて」とあるを「当接させて」と訂正する
。 (4)明細書第10頁第8行に「いる。」とあるを「い
る。尚、通孔の代えて切欠きであっても良い。」と訂正
する。 (5)明細書第11頁第1行にr6dの」とあるをr6
d周辺の」と訂正する。 (6)明細書第11頁第2行にr6cの」とあるをr6
c周辺の」と訂正する。 (7)明細書第11頁第9行にr7dの」とあるをr7
d周辺の」と訂正する。 (8)明細書第12頁第3行に「に対応する部分の」と
あるを「周辺の」と訂正する。 (9)明細書第12頁第7行に「に対向する」とあるを
「周辺の」と訂正する。 (10〉明細書第12頁第1O行、同第11行及び同第
12行に「に対応する」とあるを「周辺の」と訂正する
。 (11)明細書第12頁第16行から同第17行に「各
ポート・・・発生する。」とあるを削除する。 別 紙 2、特許請求の範囲 シリンダ内に隔壁部材を介して上下二つの油室を区画し
、隔壁部材には二つの油室を連通ずる複数のポートを設
け、ポートの出口端にリーフバルブを開閉自在に設けて
いる油圧緩衝器に於て、各ポートの出口におけるリーフ
バルブに対する受圧面積に差を持たせてリーフバルブの
撓みを円周上で不均一にさ−せ、且つリーフバルブの背
面にリーフバルブより質量の大きい移動自在なディスク
を当接させていることを特徴とする油圧緩衝器のバルブ
装置。
Claims (1)
- シリンダ内に隔壁部材を介して上下二つの油室を区画し
、隔壁部材には二つの油室を連通する複数のポートを設
け、ポートの出口端にリーフバルブを開閉自在に設けて
いる油圧緩衝器に於て、各ポートの出口におけるリーフ
バルブに対する受圧面積に差を持たせてリーフバルブの
撓みを円周上で不均一にさせ、且つリーフバルブの背面
にリーフバルブより質量の大きい移動自在なディスクを
当接させ、ディスクにはリーフバルブに対向する通孔が
形成されていることを特徴とする油圧緩衝器のバルブ装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34343089A JPH03199733A (ja) | 1989-12-27 | 1989-12-27 | 油圧緩衝器のバルブ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34343089A JPH03199733A (ja) | 1989-12-27 | 1989-12-27 | 油圧緩衝器のバルブ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03199733A true JPH03199733A (ja) | 1991-08-30 |
Family
ID=18361458
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34343089A Pending JPH03199733A (ja) | 1989-12-27 | 1989-12-27 | 油圧緩衝器のバルブ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03199733A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE10206104C1 (de) * | 2002-02-13 | 2003-05-28 | Thyssen Krupp Bilstein Gmbh | Dämpferkolben für hydraulische Einrichtungen |
EP2360390A1 (en) * | 2003-09-15 | 2011-08-24 | Tenneco Automotive Operating Company Inc. | Monotube piston valving system with selective bleed |
US20150167774A1 (en) * | 2012-06-27 | 2015-06-18 | Kayaba Industry Co., Ltd. | Damping valve |
CN107200035A (zh) * | 2016-03-17 | 2017-09-26 | 株式会社万都 | 用于铁路车辆的减震器 |
-
1989
- 1989-12-27 JP JP34343089A patent/JPH03199733A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE10206104C1 (de) * | 2002-02-13 | 2003-05-28 | Thyssen Krupp Bilstein Gmbh | Dämpferkolben für hydraulische Einrichtungen |
EP2360390A1 (en) * | 2003-09-15 | 2011-08-24 | Tenneco Automotive Operating Company Inc. | Monotube piston valving system with selective bleed |
US20150167774A1 (en) * | 2012-06-27 | 2015-06-18 | Kayaba Industry Co., Ltd. | Damping valve |
US9228631B2 (en) * | 2012-06-27 | 2016-01-05 | Kayaba Industry Co., Ltd. | Damping valve |
CN107200035A (zh) * | 2016-03-17 | 2017-09-26 | 株式会社万都 | 用于铁路车辆的减震器 |
US10233995B2 (en) | 2016-03-17 | 2019-03-19 | Mando Corporation | Shock absorber for railway vehicle |
DE102017002566B4 (de) | 2016-03-17 | 2022-08-18 | Mando Corporation | Schwingungsdämpfer für ein eisenbahnfahrzeug |
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