JPH03168071A - ホットベンダー用包装容器入り酒粕入りみそ汁 - Google Patents

ホットベンダー用包装容器入り酒粕入りみそ汁

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JPH03168071A
JPH03168071A JP1307289A JP30728989A JPH03168071A JP H03168071 A JPH03168071 A JP H03168071A JP 1307289 A JP1307289 A JP 1307289A JP 30728989 A JP30728989 A JP 30728989A JP H03168071 A JPH03168071 A JP H03168071A
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JP
Japan
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miso
soup
miso soup
sake lees
canned
Prior art date
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Pending
Application number
JP1307289A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiromitsu Osada
長田 博光
Ikuko Takeuchi
竹内 伊公子
Yukako Kuchiki
朽木 由香子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Seikan Group Holdings Ltd
Original Assignee
Toyo Seikan Kaisha Ltd
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Publication date
Application filed by Toyo Seikan Kaisha Ltd filed Critical Toyo Seikan Kaisha Ltd
Priority to JP1307289A priority Critical patent/JPH03168071A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、食品を高温で長時間保存しうる自動販売機(
以下関連業界で通常用いられている「ホットベンダー」
という用語を用いる)による加温販売に適した容器入り
酒粕入りみそ汁に関する。
〔従来の技術〕
近時種々の缶詰等包装容器入り食品をホットベンダーに
より加温販売する例が増えて来ており、みそ汁の缶詰も
その一つである。
〔発明が解決しようとする課題〕
みそ汁缶詰をホットベンダーにより加温販売する場合も
っとも問題となるのは内容物であるみそ汁の褐変現象で
ある。みそ汁缶詰をホットベンダー中に保存する温度は
55℃前後であるが、この温度でみそl1一缶詰を数週
間にわたりホットベンダー中に保存すると、みそ汁は著
るしく褐変し黒ずんだ色となって食欲を外ぎ゜、みそ汁
の味や臭いも著るしく劣化する。したがって、みそ汁の
缶詰は、ホットベンダーによる加温販売食品としてはあ
まり普及していないのが現状である。
本発明は、包装容器入りみそ汁をホットベンダにより加
温販売する場合に生じる上記問題点を解決し、ホットベ
ンダー中で長期間にわたり保存しても褐変および味や臭
いの劣化が生じない包装容器入りみそ汁を提供しようと
するものである。
〔課題を解決するための手段および作用〕本発明者らは
、研究と実験を重ねた結果、みそ汁に酒粕とポリリン酸
ナトリウムを添加し、みそ汁液汁中の各成分含有量をみ
そ5〜8%、酒粕2〜5%、ポリリン酸ナトリウム0.
05〜0.15%とすると、意外にも、55℃での長期
間にわたるホットベンダー中での保存にもかかわらず包
装容器入りみそ汁には褐変が生しることがなく、味や臭
いも良好な状態を維持できることを発見し、本発明に到
達した。
すなわち、本発明にかかるホットベンダー用包装容器入
り酒粕入りみそ汁は、みそ5〜8%、酒粕2〜5%を含
有するみそ汁液汁に適宜の具を添加してなるものである
。またこのみそ汁は、ポリリン酸ナトリウム0.05〜
0.15%をさらに含有することを特徴とするものであ
る。なお本明細書において使用する各種成分の百分率は
すべて重量%を意味する。
本発明にかかるみそ汁においてみその含有量はみそ汁液
汁分の5〜8%とすることが必要である。
みその含有量が5%未満ではみそ汁としてのこくに欠け
味が悪く、また8%を超えると濃すぎて味が悪い上にホ
ットベンダー中において長期間にわたり保存した場合に
褐変を生しる。また酒粕の含有量は2〜5%とすること
が必要であり、2%未満では本発明の目的とする褐変防
止効果が充分に発揮できず、また5%を超えると晒粕の
臭いが強くなりすぎてみそ汁としての風味が悪くなる。
ポリリン酸ナトリウムはみそl1一中の酒粕と相乗的に
作用してみそ汁の加温保存中の褐変を防止する効果を有
する重要な或分てあり、その添加量は0.05〜0.1
5%が適当である。ポリリン酸ナトリウムの添加量が0
.05%未満では添加の効果が有意に現れず、また0.
15%を超える添加は無意味であり、またみそ汁の味を
悪くする。
またみそ汁中のみそと酒粕の含有比率を種々変更した場
合の各比率におけるみそ汁の味を調べるため後記実施例
19の実験を行った結果、みそと酒粕の含有比率が2:
1の場合もつとも良好な味のみそ汁が得られることが判
った。
本発明のみそ汁に添加する具としては特に制限はないが
、岩ノリ、青ノリ、ワカメ、モズクコンブ等の海草類、
ナメコ、エノキタケ、ヒメタケ、シメジ等のきのこ類、
じゆんさい、オクラ、ハーブ、ダイコン等の野菜等が特
に好適である。またこれらの具に加えてβ一カロチン、
カゼイン、オリゴ糖、乳酸カルシウム、アラニン、グリ
シン、タウリン等の各種栄養物質等を適宜添加してもよ
い。
本発明にかかる包装容器入り酒粕入りみそ汁を製造する
には、まず適当量の水に昆布、かつおぶし等適宜のだし
材料を添加して煮沸した後だし祠料を除去し、所望によ
り化学調味料、市販のだしの素等を添加してだし汁を作
る。次にこのだしlトに上記含有率の範囲内でみそ、酒
粕およびポリリン酸ナトリウムをそれぞれ添加すること
によりみそ汁液汁を調製する。食缶等の包装容器に適宜
の具を入れ、上記の方法で調製したみそl1・液汁を注
5 入する。次いで容器を密封し所要の加熱殺菌処理を行い
製品とする。包装容器としては食缶に限らず、びん、袋
等他の容器を使用してもよい。
〔実施例〕
実施例1 水321lに昆布102.4gを入れ煮沸した後昆布を
除去し、市販のだしの素192gおよび化学調味料32
gを添加し、水を加えて3211としてだし汁を調製し
た。このだし汁に赤みそ2128g,酒粕1072g,
ポリリン酸ナトリウム32gを添加してみそ汗液汁を調
製した。
実施例2 板岩ノリ0.2gをRJ20ON2缶に入れ、実施例]
のみそ汁液汁195gを注入した後密封し、121℃で
41分間(Fo4.5)加熱殺菌して酒粕入りみそ汁缶
詰とした。
実施例3 具として青ノリ0.3gを使用した以外は実施例2と同
一方法により酒粕入りみそ汁缶詰を製造した。
6 実施例4 具としてワカメ0.2gを使用した以外は実施例2と同
一方法により酒粕入りみそ汁缶詰を製造した。
実施例5 具としてモズクコンブ0.3gを使用した以外は実施例
2と同一方法により酒粕入りみそ汁街詰を製造した。
実施例6 水161)に昆布51.2gを入れ煮沸した後昆布を除
去し、市販のだしの素80gおよび化学調味料1. 6
 gを添加し、水を加えて16fIとしてだし汁を調製
した。このだし汗に赤みそ1. 0 6 4 g,酒粕
532g,ポリリン酸ナトリウム1. 6 gを添加し
てみそ汁液汁を調製した。
実施例7 じゅんさい3gをR J 2 0 O N 2 fTi
に入れ、尖施例6のみそ汁液汁195gを注入した後密
封し、121℃で41分間加熱殺菌して酒粕入りみそ叶
缶詰とした。
実施例8 具としてナメコ3gを使用した以外は実施例7と同一方
法により酒粕入りみそ汁缶詰を製造した。
実施例9 具としてエノキタケ3gを使用した以外は実施例7と同
一方法により酒粕入りみそ汁缶詰を製造した。
実施例10 具としてヒメタケ3gを使用した以外は実施例7と同一
方法により酒粕入りみそ斤缶詰を製造した。
実施例11 水12.9に昆布33.4gを入れ煮沸した後昆布を除
去し、市販のだしの素60gおよび化学調味料12gを
添加し、水を加えて12Dとして゛だし汁を調製した。
このだし汗に赤みそ798g,酒粕399g,ポリリン
酸ナトリウム12gを添加してみそ叶液汗を調製した。
実施例12 オクラを輪切りにし、RJ20ON2缶に3g入れ、実
施例{lのみそ汁液汁195gを注入した後密封し、1
21℃で41分間加熱殺菌して酒粕入りみそ汁缶詰とし
た。
実施例13 具としてシメジをみじん切りにしたちの3gを使用した
以外は実施例12と同一方法により酒粕入りみそ汁缶詰
を製造した。
実施例14 具としてシメジを1clTl大に切ったもの3gを使用
した以外は実施例12と同一方法により酒粕入りみそ汁
缶詰を製造した。
実施例15 具としてそれぞれ0.2X1(7)大に切断したダイコ
ン3gおよび油揚2gを使用した以外は実施例12と同
一方法により酒粕入りみそ汁缶詰を製造した。
実施例16 みそ汗液汁に1%の割合で分岐サイクロデキストリンを
加えた以外は実施例15と同一方法により潤粕入りみそ
l1を製逍した。
9 実施例17 みそ汁液汁に0.5%の割合でフマール酸モノナトリウ
ムを加えた以外は実施例15と同一方法により酒粕入り
みそ汁を製造した。
実施例18 みそ汁液汁に0.5%の割合で分岐サイクロデキストリ
ンを加えた以外は実施例15と同一方法により酒粕入り
みそ汁を製造した。
実施例1つ 次の方法により缶詰A,B,C,Dを製造した。
(1)だし汁の調製 水10ρに昆布10X15cm2枚(3 2 g)を入
れ煮沸した後昆布を除去し、市販のだしの素1. O 
gおよび化学調味料10gを添加し、水を加えて101
)としてだし汗を調製した。
(2〉缶詰Aの製造 上記たし汁2gに赤みそ200g,ポリリン酸ナトリウ
ム2gを添加してみそ汁波汁を調製した。
RJ20ON2缶に岩ノリ1gを添加した後このみそ汁
演汁190gを注入し、密封後121℃で1 0 41分間加熱殺菌して缶詰Aを得た。
(3)缶詰Bの製造 上記だし汁2gに赤みそ100g,酒粕100g1ポリ
リン酸ナトリウム2gを添加してみそ汁液汁を調製した
以外は缶詰Aと同一方法を用いて缶詰Bを製造した。
(4)缶詰Cの製造 上記だし汁2ρに赤みそ1. 3 3 g ,酒粕67
g1ポリリン酸ナトリウム2gを添加してみそ汁液汁を
調製した以外は缶詰Aと同一方法を用いてfrT詰Cを
製造した。
(5)缶詰Dの製造 上記だし汁2gに赤みそ67g1酒粕133g,ポリリ
ン酸ナトリウム2gを添加してみそ汁液lI−を調製し
た以外は缶詰Aと同一方法を用いて{Ij詰Dを製造し
た。
上記缶詰A,B,C,Dについて20人のパネルにより
開缶評価を行ったところ次表の結果を得た。
] 1 以上の結果から、みそと酒粕の含有比率を21とすると
みそ汁の味がもっとも良いことが判った。
実施例20 実施例15の晒粕入りみそ〆ト缶詰の製造直後および5
5℃恒温て貯蔵した場合の7日後、14目後および28
日後のpH、吸光度、臭いおよび味についての各開缶評
価を20人のパネルにより行った。その結果は次のとお
りである。
1 2 (1) 製造直後 1 3 (3) 14日間貯蔵後 14 褐変については、28日間55℃で保存するとわずかに
褐変する缶も見られたが、著るしい褐変はすべての缶に
ついて見られず、いずれにしても臭い、味の変化はほと
んど感しられなかった。
〔発明の効果〕
以上述べたように、本発明によれば、みそ汁に酒粕とポ
リリン酸ナトリウムを添加し、みそtf PIN.汁中
の各或分含有量をみそ5〜8%、酒粕2〜5%、ポリリ
ン酸ナトリウム0.05〜0.15%とすることにより
、長期間にわたるホットベンダー中での保存にもかかわ
らず包装容器入りみそl1にはほとんど褐変が生じるこ
とがなく、味や臭いも良好な状態を維持することができ
る。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)みそ5〜8%、酒粕2〜5%を含有するみそ汁液
    汁に適宜の具を添加してなるホットベンダー用包装容器
    入り酒粕入りみそ汁。
  2. (2)ポリリン酸ナトリウム0.05〜0.15%をさ
    らに含有する請求項(1)記載のみそ汁。
  3. (3)みそと酒粕の含有比率が約2:1である請求項(
    1)または(2)記載のみそ汁。
JP1307289A 1989-11-27 1989-11-27 ホットベンダー用包装容器入り酒粕入りみそ汁 Pending JPH03168071A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013070648A (ja) * 2011-09-27 2013-04-22 Ito En Ltd 容器詰味噌汁飲料及びその製造方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62195270A (ja) * 1986-02-19 1987-08-28 Toyo Seikan Kaisha Ltd 和風ス−プの缶詰

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