JPH03167351A - 織物機用の型抜き編み物工具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利川分野］ 本発明は織物機、特に編み物機用の型抜き編み物工具で
あって、少なくとも一つのバットと、中で強固に固定さ
れる振動吸収材料を満たす少なくとも一つの中空部分と
を有するシャンクを具備する型抜き編み物工具に関する
。

［従来の技術及びその課題］ 通常、編み物工具といえば、べら針やひげ針、結い針、
べらなし針、シンカー等を指す。

編み速度を速めることによってフック又は頭部が破損す
るのを防ぐか、少なくとも破損の頻度を減少させるかし
て編み物工具の寿命を伸ばすために、少なくとも一つの
細長の中継片をシャンクに設けてこれをバットに接続し
、機械のカムによってバットに与えられる衝撃力を曲げ
仕事に転換しているものが、例えば米国特許第４，４５
２，０５３号公報に相当するドイツ特許第２，８２０，
９２５公報に提示されている。この従来技術において前
記細長の中継片は幅が１．１ミリメートル以下、長さが
８ミリメートル以上であるため弾性に富んでいる。

振動を吸収するシャンクを備えた編み物工具の強さを増
すために、僅かに柔軟性を有する中継リブ即ち中継片を
バットに接続し、シャンクの上縁部から下縁部に延出す
る連続的な案内部材及び前記上部の中継リブと共に少な
くとも一つの中空部分を規定したものが、例えば米Ｎ特
許第４，４５３，４１１号公報に相当するドイツ特許第
３，　　０１４，７５１号公報に提示されている。これ
ら従来技術は串実上優れているものである。

これら従来技術の変形として、シャンクの上縁部及び下
縁部で開閉し、隣接するシャンクに強固に固定される例
えばプラスチック専の振動吸収の材料で満たされた少な
くとも一つの中空部分を有するシャンクを具備したもの
が、米国特許第４．５６２．７０５号公報に相当するド
イツ特許第３，３１４．８０９号公報に堤示されている
。これら中空部分はシャンクの長手方向に横切って向け
られた開口部即ち間隙であり、シャンクの上縁部及び下
縁部に沿った、この間隙の断面形状は、振動吸収材料の
充填を支えるだけの強さを有し得る。

振動吸収材料の充填と、幅が１．１ミリメートル以下で
あり柔軟性に富んだ中継片との組み合わせは、編み物工
具の寿命を伸ばすと同時に編む速度をさらに上げること
ができるように、中継片の振動作用に好ましい影響を及
ぼすことが分かる。

開口部即ち間隙がシャンクの一方から他方へと延出し夫
々の中空部分を形成していることを考えると、夫々の中
空部分を満たす振動吸収材料を固定するのは、夫々の中
空部分の外形においてのみ達成され得る。シャンクが薄
いためにこれらの外形はやむをえず狭くなっている。こ
の問題は技術的に躬決し得るが、例えば米国特許第４，
７８３．９７６号公報に相当するドイツ特許第３，７０
６，８５６号公報に記載されているように、シャンクの
縁の外形に関する特別な方法が必要である。

この従来技術に基づき、本発明の目的は、高速編みに対
応できる前述のタイプの編み物工具を堤供することによ
って、大量生産に使用される時でも前述の宜益な特徴を
維持すると同時に、シャンクの中空部分を満たす振動吸
収材料を固定する簡単な手段を備えることである。

［課題を解決するための手段］ この目的を達成するために、本発明による編み物工具の
シャンクにおいては、シャンクの長手方向、少なくとも
その近傍に、振動吸収材料で満たされる中空部分を構成
する少なくとも一つの間隙を上縁部及び／又は下縁部に
具備することを特徴としている。

［作用及び効集］ 振動吸収材料は全面に亙ってスロット形状の間隙に支持
されているので、鉄製のシャンクへの強固な固定が容易
に達せられる。中空部分を形成する間隙は、これを形成
するスロット力ツタ又はキー満カッタの外形に一致して
いるので容易に製作できる。ソリッドシャンクを有する
騙み物工具においては、編み物工具を仔性的に支持する
比較的薄いチークによって間隙は両側面で規定される。

これは、間隙を満たす振動吸収材料に関して、前述の有
益な特徴を改善する。高速編みにおける、フック又は頭
部の破損の頻度の低下と長い寿命とが維持され、さらに
改善し得る。

さらにシャンクは、シャンクの上縁部から下縁部までか
少なくともその近傍に延出し例えば突出部或いは間隙領
域を少なくとも一面に有する少なくとも一つの連続的な
中空部分を備え得るので、振動吸収材料はさらに強固に
固定される。特にこの様に連続的なスロット形状の間隙
への振動吸収材料のプレッシングは容易になる。しかし
実施例は原則的に、シャンクの上縁部又はド縁部のうち
どちらか一方で閉じられ、他方の開口から振動吸収材料
を簡！１１に満たし得る中空部分を少なくとも一つ有す
るシャンクについても言及している。

シャンクの上縁部から下縁部に連続的に延出し、幅の狭
い中継片によって互いに接続される少なくとも二つの案
内部材を備え、これら中継片と案内部材とによって、振
動吸収材料が満たされる中空部分が規定されているシャ
ンクを具備する編み物工具において、本発明では、中空
部分を振動吸収材料で満たすように形成した少なくとも
一つの中継片の領域に荊述のタイプのスロット形状の間
隙を配置している。

中継片の幅は振動吸収という点からみればシャンクのデ
ィメンションの機能であるということが分かるが、本発
明の好ましい実施例においては中継片の幅は１．１ミリ
メートル以下となっている。

［実施例］ 以下に、添付図面を参照して本発明の丈施例を詳細に説
明する。

第１図乃至第４図及び第５図乃至第８図に示す木発明の
第１及び第２の実施例の！１み物工具はスチールバンド
を型抜きして形威されている。この編み物工具は前記両
実施例に示すシャンク１を具備し、このシャンク１はバ
ット２を−Ｈする。本発明の編み物工具は、例えば杓子
針であり、その図示しない頭部乃至のど部は公知技術に
よって形成されているものである。

第１乃至第４図に示す第１実施例のシャンク１は通常フ
ル・シャンクと呼ばれている形状を有する。このシャン
ク１はバット２の近傍前側にスロット形状の間隙３を少
なくとも一つ有する。このスロット形状の間隙３はシャ
ンク１の長手方向に延出し、第１図に示す領域によって
規定されている。又、この間隙３はシャンク１の上縁部
４から下縁部５へと延出し、第２図に示すようにシャン
ク１の長子方向に延出する中心面６に関して左右対称と
なっており、第１図及び第３図からも分かるように、ス
ロット力ツタによってシャンクｌの上縁部４及び下縁部
５より夫々切削されて形成されている。この様にして間
隙３はその両端において、間隙３によってシャンク１に
形成される中空部分に延出する楔形の突出部７によって
規定されている。

第３図及び第４図に示すように、間隙３によって規定さ
れる中空部分・は、シャンク１の上縁部４及び下縁部５
と同一平面でシャンク１自体に強固に取着された振動吸
収材料、例えば振動吸収プラスチック８によって完全に
満たされている。間隙３によって規定される中空部分の
両側而を規定する、シャンク１の残りの部分、即ち夫々
のチーク９は非常に薄く形成されおり、従って、振動吸
収プラスチック８によって振動が減衰されるシャンク１
に弾性０エ撓性が生じることになる。

第１図乃至第３図には、スロット形状の間隙３を一つだ
け形成した場合を示した。以下の実施例においては、こ
の間隙３を複数、バット２の前と後ろとに形或した場合
について説明する。この場合、スロット形状の間隙３が
、基底部、即ち一側端部で閉じられて振動吸収プラスチ
ック８．８０で満たされる中空部分を形成するように、
間隙３をシャンク１の上縁部４から下縁部５へ延出させ
ずシャンク１の高さよりも低い一定の深さのところで制
限している。

以下に、本発明の第２の実施例を第５図乃至第８図を用
いて詳細に説明する。本丈施例において、シャンク１は
その上縁部４から下縁部５まで延出する案内部＋４１０
．１１．１２を有する。これら案内部＋４１０．１１．
１２は、互いに平行に延出した夫々２個の細長の中継片
１３．１４によって互いに結合されている。中継片１３
はシャンク１の上縁部４のところに、中継片１４は下縁
部５のところに夫々横たわっている。

奸ましくは幅が１．１ミリメートル以下に、長さは８ミ
リメートル以上に形成された中継片１３，１４は、案内
部材１０．１１及び１０．１２と共に細長の開口部１５
．１６を夫々規定する。これら開口部１５．１６はその
縁で閉じられ、振動吸収プラスチック８０によって満た
される。この振動吸収プラスチック８０は縁のところで
細長の開口部１５．１６の縁に強固に固着され、細長の
開口部１５．１６によって形成された中空部分を完全に
満たす。

本実施例においては、２つのスロット形状の間隙３０は
シャンク１の２つの開口部１５．１６の近傍に形或され
、シャンク１の長平方向に延出し第６図におけるシャン
ク１の長手方向のΦ心面６に関して対称となっている。

これら２つの間隙３０は上端部の中継片１３を横切り、
シャンク１の下縁部５から突出すること無く下端部の中
継片１４をその長手方向に貫く。これら間隙３０の外形
は第５図において破線で示し、第７図にそれらの正確な
形を示す。スロット形状の間隙３０は、開口部１５．１
６に満たされたプラスチックとして連続する振動吸収プ
ラスチック８０によって満たされる。第７図に示すよう
に、スロット形状の間隙３０の外形は、切り込み領域１
７と間隙３０の中空部分に突出する楔形領域７とが結果
的に完全に振動吸収プラスチック８０を固定するように
形成される。

又、間陳３０のうち少なくとも一つに下端部の中継片１
４を横切らせてシャンク１の下縁部５　｛−ｔ近で開口
させても良い。各々のスロット形状の間隙３０は、この
間隙３０が横切る中継片１３の長さを越えて貫く。各々
の間隙３０はスロットカッタによってシャンク１が切り
込まれることによって形成されて、少なくとも横の部分
で円状に石１曲した形状が与えられる。

前述のタイプの編み物工具の典型的なシャンクの厚さは
約０．４ミリメートルである。スロット形状の間隙３，
３０の厚さは夫々の好ましい実施例においてはシャンク
の厚さの１／３であるが、その他の部材の厚さとシャン
ク１との厚さの比もほぼ同様である。振動吸収材料には
、特にポリアミドが適している。

本発明は種々の変形、付加等が特許請求の範囲内であれ
ば可能である、ということが理解されるであろう。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１の実施例の編み物工具において振
動吸収材料が満たされる前のシャンクの側面を第２図に
おけるＩ　−　１　！’１で部分的に切断した部分断面
図、 第２図は第１図におけるシャンクを■−■線で切断した
縦断面図、 第３図は第１図におけるシャンクの、振動吸収材料が満
たされた後の側面を第４図における■−■線で部分的に
切断した断面図、 第４図は第３図におけるシャンクをｍＶ−ＩＶ線で切断
した縦断面図、 第５図は本発明の第２の実施例の編み物工具のシャンク
とバットに接続された中継部材とを示す側面図、 第６図は第５図におけるシャンクをＶ−Ｖ線で切断した
縦断面図、 第７図は第８図におけるシャンクを■−■線で部分的に
切断した部分断面図、 第８図は第７図におけるシャンクを■−■線で切断した
縦断而図である。 １・・・シャンク、２・・・バット、３・・・間隙、４
・・・上総部、５・・・下縁部、８．８０・・・振動吸
収プラスチック、１０，１１．１２・・・案内部材、１
３．１４・・・中継部材。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、上縁部及び下縁部を有するシャンクと、前記シャン
   クの上縁部より延出した少なくとも１つのバットと、振
   動吸収材料によって満たされて前記シャンクに強固に固
   定される少なくとも１つの中空部分とを具備する、織物
   機用の型抜き編み物工具において、 前記シャンクは、前記上縁部及び下縁部のうちどちらか
   一方の縁部から始まり前記シャンクの長手方向に延出し
   前記中空部分を形成するスロット形状の間隙を備えるこ
   とを特徴とする織物機用の型抜き編み物工具。 ２、前記中空部分は、少なくともその長さの一部分に沿
   って、前記シャンクの上縁部から下縁部を貫くことを特
   徴とする、請求項１に記載の編み物工具。 ３、前記中空部分は基底部で閉じられることを特徴とす
   る、請求項１に記載の編み物工具。 ４、長手方向に上縁部及び下縁部を有するシャンクと、
   このシャンクの上縁部より延出した少なくとも１つのバ
   ットとを具備し、前記シャンクは、連続的な長さを有し
   案内部材を構成する互いに隔てられた２つ部分を備え、
   前記案内部材は前記シャンクの上縁部及び下縁部に沿っ
   て上部及び下部の中継片によって接続され、前記案内部
   材及び前記中継片は振動吸収材料で満たされる中空部分
   を互いに共同して規定する、織物機用の型抜き編み物工
   具において、一方の前記中継片は、中空部分に通じるス
   ロット状の間隙を上縁部及び下縁部のうち少なくとも一
   方の縁部に備えており、前記スロット状の間隙は振動吸
   収材料で満たされることを特徴とする織物機用の型抜き
   編み物工具。