JP2002028884A - プリプレグカッターブレード - Google Patents

プリプレグカッターブレード

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JP2002028884A
JP2002028884A JP2000212466A JP2000212466A JP2002028884A JP 2002028884 A JP2002028884 A JP 2002028884A JP 2000212466 A JP2000212466 A JP 2000212466A JP 2000212466 A JP2000212466 A JP 2000212466A JP 2002028884 A JP2002028884 A JP 2002028884A
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JP
Japan
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blade
prepreg
cutter blade
cutting
width
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JP2000212466A
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English (en)
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Ryuhei Shimizu
水 龍 平 清
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Subaru Corp
Original Assignee
Fuji Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プリプレグ切断時の切断負荷が軽減でき、プ
リプレグ切断端部の繊維のほつれや折れ曲がりが生じな
いプリプレグカッターブレードを提供する。 【解決手段】 把持部11と中央部12と先端部13と
を有し、中央部12は先端方向に徐々に拡幅された刃幅
Lと幅方向において中央側ほど厚くした刃厚Wを有し、
先端部13は中央部12から先端方向に徐々に狭幅され
た刃幅Lと幅方向において中央側ほど厚くした刃厚Wを
有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリプレグ自動裁
断機に組み込まれて、たとえば、炭素繊維強化プリプレ
グを切断するために用いられるプリプレグカッターブレ
ードに関する。
【0002】
【従来の技術】この種のプリプレグカッターブレード1
として、図5に示すように、先端部2と先端部2に連設
された中央部3とを有し、先端部2に先端から中央部の
下部まで進行方向Aに対して傾斜角度45度で延びる刃
2aを設け、中央部2に刃2aから進行方向に対して9
0度の角度で上方に延びる刃3aとを設けたものは知ら
れている。
【0003】上記プリプレグカッターブレードは、図6
に示すように、プリプレグ4の繊維5に直交する方向に
配置され、進行方向Aと同一方向の力でプリプレグ4の
繊維5を切断する。
【0004】特開平1−25679号公報には、鋭利に
された先導エッジと垂直方向に間隔を置いた上方チゼル
エッジおよび下方チゼルエッジを有する繊維シート材料
の切断カッターが記載されている。
【0005】特開平4−69187号公報には、シャン
ク本体の先端部に刃先部が接合され、刃先部が厚さを先
端に向かうにしたがって漸次小さく、刃先部の先端に超
高硬度の切刃を形成した切断カッターが記載されてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記プリプレグカッタ
ーブレードは、進行方向と同一方向の力でプリプレグの
繊維を切断するので、プリプレグカッターブレードの進
行に伴い、刃の厚い部分で切断した繊維を押し曲げるこ
とになり、プリプレグの特性である繊維の硬さ、剛性の
高さによるプリプレグ切断後の切断端部の繊維にほつれ
や折れ曲がりを発生させ、製品の品質低下を招くという
問題がある。
【0007】上記繊維シート材料の切断カッターや上記
切断カッターも、上記プリプレグカッターブレードと同
様に、進行方向と同一方向の力でプリプレグの繊維を切
断するので、プリプレグ切断後の切断端部の繊維にほつ
れや折れ曲がりが発生してしまう。
【0008】本発明は上記した点に鑑みてなされたもの
で、プリプレグ切断後の切断端部の繊維にほつれや折れ
曲がりを防ぎ、製品の品質が低下しないプリプレグカッ
ターブレードを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のプリプレグカッ
ターブレードは、把持部と把持部に連設された中央部と
中央部に連設された先端部とを有し、中央部および先端
部に刃を設け、中央部を先端方向に徐々に拡幅された刃
幅と幅方向において中央側ほど厚くした刃厚とし、先端
部を中央部との連設部から先端方向に徐々に狭幅された
刃幅と幅方向において中央側ほど厚くした刃厚とし、中
央部の刃と先端部の刃を進行方向逆向きとすることで、
プリプレグの特性である繊維の硬さ、剛性の高さによる
プリプレグ切断後の切断端部の繊維のほつれや折れ曲が
りを防ぐことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面を
参照して説明する。図1において符号10は本発明のプ
リプレグカッターブレードを示し、このプリプレグカッ
ターブレード10は、把持部11と、把持部11に連設
された中央部12と、中央部12に連設された先端部1
3とを有する。中央部12には刃14が形成され、先端
部13に刃15が形成されている。刃14の刃先14a
と刃15の刃先15aは、進行方向逆向きの略く字形を
なしている。
【0011】上記中央部12の刃14は、図1および図
2に示すように、先端方向に徐々に拡幅された刃幅Lと
し幅方向において中央側ほど厚くした刃厚Wとした断面
略菱形をなしている。刃14の刃先14aは、プリプレ
グカッターブレード10の進行方向Aに対して100度
と115度の間の傾斜角度αをなしている。
【0012】上記先端部13の刃15は、図1および図
2に示すように、中央部12の拡幅端部12aから先端
方向に徐々に狭幅され鋭端で終わる刃幅Lと幅方向にお
いて中央側ほど厚くした刃厚Wとした断面略菱形をなし
ている。刃15の刃先15aは、プリプレグカッターブ
レード10の進行方向Aに対して45度の傾斜角度をな
している。
【0013】また、上記プリプレグカッターブレード1
0は、プリプレグ切断側と反対側の中央部12に刃24
が形成され、先端部13に刃15が形成されている。刃
24の刃先24aと刃25の刃先25aは、共に進行方
向とは反対の方向に傾斜し略く字形をなしている。
【0014】プリプレグカッターブレード10は幅方向
の中央に関して対称で切断側と反対側にそれぞれ同一形
状の刃を設け、プリプレグ切断側の刃が磨耗したら、反
転して反対側の刃を使用することができる。
【0015】また、このプリプレグカッターブレード1
0が用いられる自動裁断機20では、図4に示すよう
に、図示しない裁断台の上に剛毛ベッド22が載置さ
れ、その上にプリプレグ4が載せられる。そして、プリ
プレグ4と剛毛ベッド22を図示しない樹脂シートで覆
い、樹脂シート内が真空引きされてプリプレグ4上方の
裁断ヘッド21側からは伸縮自在な押圧脚23が伸び、
その先端の平面状の押圧部が比較的広い範囲で一様にプ
リプレグ4を押圧する。そして押圧部に穿孔されたスリ
ット状の孔をプリプレグカッターブレード10が往復し
てプリプレグを裁断する。
【0016】つぎに作用を説明する。まず、プリプレグ
カッターブレード10を図4に示すプリプレグ自動裁断
機20の切断ヘッド21に装着し、プリプレグ4を剛毛
ベッド22の上に固定配置し、プリプレグ4を押圧脚2
3で固定する。
【0017】つぎに、プリプレグ自動裁断機20を作動
させると、切断ヘッド21に装着したプリプレグカッタ
ーブレード10は、5000〜6000往復/分の速度
で上下方向に往復動し、8〜10m/分の移動速度で進
行方向Aに移動し、プリプレグ4を切断する。
【0018】プリプレグ4の切断に際して、プリプレグ
カッターブレード10の先端部13の刃15が先端方向
に徐々に狭幅された刃幅と幅方向において中央側ほど厚
くした刃厚Wを有するので、プリプレグカッターブレー
ド10の下降時の抵抗は減少され、切断した後のプリプ
レグ4の繊維5が折れ曲がることはない。
【0019】また、プリプレグカッターブレード10の
中央部12の刃14が先端方向に徐々に拡幅された刃幅
Lと幅方向において中央側ほど厚くした刃厚Wを有し、
刃14の刃先14aがプリプレグカッターブレード10
の進行方向Aに対して100度と115度の間の傾斜角
度αをなしているので、プリプレグカッターブレード1
0の中央部12の刃14がプリプレグ4の繊維5をすり
切りながら鋭利に切断する。
【0020】上記プリプレグカッターブレード10がプ
リプレグ4の繊維5を切断する際に受ける反力Fは、水
平方向の分力と垂直方向の分力に分かれるので、刃にか
かる負荷が軽減され、刃の磨耗を抑えることができる。
【0021】また、プリプレグカッターブレード10の
中央部は刃先が後退しているので、この後退形状は、プ
リプレグカッターブレード10が裁断ヘッドから押し出
されるときの抵抗を減らすように働く。しかし、後退形
状はプリプレグカッターブレード10が収縮するときに
刃先の抵抗を増加させるが、この点は、押圧部に設けた
スリットの幅を狭くすることで解決できる。
【0022】そして、裁断に使用される部分は、中央部
12寄りの先端部13の1/3の部分と中央部の3/4
部分であり、裁断に使用される先端部12の部分は刃幅
が最も広い部分で刃厚が薄く裁断抵抗を小さく抑えるこ
とができ、剛毛ベッド22が押し潰さずにプリプレグ4
の切断を進めることができる。
【0023】なお、上記プリプレグカッターブレード1
0は、プリプレグ4の切断に適しているが、柔らかい接
着剤シートを切断するために用いることができる。この
場合には、刃部以外の部位に接着剤が付着することがな
く、離型紙の切断くずの発生を防ぐことができる。
【0024】表1にプリプレグカッターブレード10の
中央部12の刃14の傾斜角度によるプリプレグ切断の
品質評価を示す。
【0025】
【表1】
【0026】
【発明の効果】以上述べたように、本発明のプリプレグ
カッターブレードは、中央部が先端方向に徐々に拡幅さ
れた刃幅と幅方向において中央側ほど厚くした刃厚を有
するので、プリプレグ切断時にプリプレグの繊維をほつ
れや折り曲がりを発生させることなく鋭利に切断するこ
とができる。
【0027】また、本発明のプリプレグカッターブレー
ドは、プリプレグの繊維を切断する際に受ける反力を水
平方向分力と垂直方向分力に分けるので、刃にかかる負
荷が軽減され、刃の磨耗を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプリプレグカッターブレードの側面
図。
【図2】図1のA−A線に沿った断面図。
【図3】本発明のプリプレグカッターブレードの作用を
示す図。
【図4】本発明のプリプレグカッターブレードの使用状
態を示す図。
【図5】従来のプリプレグカッターブレードの側面図。
【図6】従来のプリプレグカッターブレードの作用を示
す図。
【符号の説明】
10 プリプレグカッターブレード 12 中央部 13 先端部 14 刃 15 刃 α 傾斜角度 L 刃幅 W 刃厚

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】把持部と、把持部に連設された中央部と、
    中央部に連設された先端部とを有し、中央部および先端
    部に刃を設けたプリプレグカッターブレードにおいて、
    中央部は先端方向に徐々に拡幅された刃幅と幅方向にお
    いて中央側ほど厚くした刃厚を有し、先端部は中央部と
    の連設部から先端方向に徐々に狭幅された刃幅と幅方向
    において中央側ほど厚くした刃厚を有することを特徴と
    するプリプレグカッターブレード。
  2. 【請求項2】中央部の刃の刃先は、カッターブレードの
    進行方向に対して100度と115度の間の傾斜角度を
    有することを特徴とする請求項1に記載のプリプレグカ
    ッターブレード。
  3. 【請求項3】先端部の刃の刃先は、カッターブレードの
    進行方向に対して45度の傾斜角度であることを特徴と
    する請求項2に記載のプリプレグカッターブレード。
JP2000212466A 2000-07-13 2000-07-13 プリプレグカッターブレード Withdrawn JP2002028884A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20120148352A1 (en) * 2007-08-21 2012-06-14 Mitsubishi Materials Corporation End mill
CN110293591A (zh) * 2018-03-22 2019-10-01 东莞市易效智能科技有限公司 一种可显示移动距离的自导向割刀

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