JPH0316719A - 圧力容器の製造方法 - Google Patents

圧力容器の製造方法

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JPH0316719A
JPH0316719A JP1151323A JP15132389A JPH0316719A JP H0316719 A JPH0316719 A JP H0316719A JP 1151323 A JP1151323 A JP 1151323A JP 15132389 A JP15132389 A JP 15132389A JP H0316719 A JPH0316719 A JP H0316719A
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fitting
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Fumiharu Namiki
並木 文春
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、フィラメントワインディング法を用いた圧
力容器の製造方法に関する. 〈従来の技術〉 一般に、人工衛生の打ち上げは多段式ロケットが利用さ
れる.この多段式ロケットの概略構成を第8図に示す。
図において、1は第2段ロケットモー夕、2はアポジモ
ータである第3段ロケットモー夕、4は人工衛生である
.第2段ロケットモータ1と第3段ロケットモータ2は
アイソグリッド溝造体5によって接続されており、この
アイソグリッド構造体5にはフランジ5aが設けられて
いる.そして、このフランジ5aと第3段ロケットモー
タ2に取り付けられているフランジ2aとが内部に火薬
が装填されているセパレーションナット(図示せず)に
よって結合されている。
第2段ロケットモータlの切り離しの際には、前記セバ
レーションナット内の火薬を爆発させて第2段ロケット
モータ1の切り離しを行うものである.また、第3段ロ
ケットモータ2と人工衛生4とはアイソグリッド構造体
と同様な接続体6によって接続されている。この接続体
6にはフランジ6aが設けられており、このフランジ6
aと第3段ロケットモータ2に取り付けられたフランジ
2bとがボルト等によって接続されている.上記構造を
示した公知文献として、1988年5月発行の第16回
I S T 3 ( PROCEI!DINGS OF
 T}IRS[XTl!EIIT}l INTERNA
TIONAL 3YMPOSItlM 011 SPA
CI!TECHNOLOGY AND SCIENCE
 198BのP403〜P40B)がある. ところで、ロケットモータ1.2は前段と後段が接続さ
れる構造となっているため、ロケットモータ1,2の圧
力容器IE,2Eには打ち上げ時に加重,軸圧縮,曲げ
などの力がフランジ28等を介して加わるので、圧力容
器IE,2Eを強固にするとともに、フランジ2aは圧
力容器2Eに強固に固定する必要がある.また、圧力容
器IE,2Eは推進薬の燃焼時には耐圧、耐熱が要求さ
れる他軽量化も要求される. これらの要求を満たすために、ロケットモー夕の圧力容
器は、繊維強化プラスチックにより構成され、フィラメ
ントワインデイング法によって製造される. 第9図に従来のフィラメントワイ.デイング法によって
ロケットモータ2の圧力容器2Eの製造方法を示す.図
において、1lは図では省略する分割型タイプの成形型
(マンドレル)で、この上からエボキシ樹脂等のマトリ
ックス樹脂を含浸したカーボンファイバ等の強化繊維1
0をインブレン巻やヘリカル巻きにより轡回して、圧力
容器本体となるドーム12を形成する.そして、マトリ
ックス樹脂の硬化後にフランジ13を嵌合させてその上
からフープ巻14を施してまた硬化させるものである.
なお、その硬化後に、マンドレル11は分解して取り外
すものである. (発明が解決しようとする課題) しかしながら、上記のフィラメントワイデイング法によ
る圧力容器の製造方法にあっては、強化繊維10を所定
の張力で壱回すると、これに含浸されたマトリックス樹
脂が表面に浮き出て硬化することにより、第10図に示
すように、ドームl2の表面12aには凹凸が発生する
.このため、フランジ13の結合寸法を正確に出すこと
ができないとともに、この凹凸面の上にフランジ13の
取付部を取り付ける場所に、面接触できないことから取
付強度を確保することができない不具合があった.この
ため、第11図に示すように、そ,の表面を切削して精
度を出す方法があるが、その切削によって強化NIMI
Oを切断してしまうので、圧力容器の強度が低下してし
まうという問題があり、また、含浸したマトリックス樹
脂の硬化前にフランジを嵌合させる方法もあるが、強化
繊維層から浮きでる樹脂層が厚くなり易く、この樹脂層
のためにフランジと強化繊維層との接着強度が低下し,
フランジが圧力容器に強固に固定されなくなる等の問題
があった. (目 的) そこで、この発明は、上記問題点に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、圧力容器の強度を低下さ
せずにフランジの取付け精度を上げることができ、しか
もフランジを圧力容器に強固に固定することのできる圧
力容器の製造方法を提供することにある. (課題を解決するための手段) この発明は、上記目的を達成するため、フィラメントワ
インディング法を用いた圧力容器の!!造方法であって
、 マトリックス樹脂を含浸した連続繊紐で圧力容器本体と
なるドーム部を一体形成した後、そのドーム部のフラン
ジを嵌合する嵌合部にマトリックス樹脂を含浸した他の
連続繊維で取付面用追加巻部を形或し、含浸されたそれ
らマトリックス樹脂の硬化後に、その取付面用追加巻部
を所定寸法に仕上げて該部分にフランジの取付部を嵌合
させ、さらにそのフランジの取付部の上から固定用追加
巻を行うことを特徴とする. (作 用) 上記構成であるから、ドーム部の嵌合部に追加鴇きした
取付面用追加を部が切削されて所定寸法に仕上げられる
ので、ドーム部の強化繊維は明断されず、 ドーム部の
強度を確保できるとともに,その切削部にフランジを面
接触させて接着することができるため、フランジとドー
ムとの接着強度が増加する. (実施例) 以下、この発明に係わる圧力容器の製造方法を図面に基
づいて説明する. 第1図は圧力容器であるドームを形成する工程を示した
説明図であり、図において、21は分割タイプの成形型
(マンドレル)で、この上からエポキシ樹脂等のマトリ
ックス樹脂を含浸したカーボンファイバ等の連続した強
化繊維をインブレン巻やヘリカル巻きにより巻回してド
ーム部23を形成する.そして、そのマトリックス樹脂
が硬化する前にそのドーム部23の中間部に、エポキシ
樹脂等のプラスチックを含浸したカーボンファイバ等の
連続した他の強化繊維でフープ巻,きで追加巻きして取
付面用追加巻部24を形戊する.これら強化繊雑に含浸
されたマトリックス樹脂が硬化した後、第2図に示すよ
うに、その追加巻部24を所定寸法に切削加工して後述
するフランジ26の取付部26a(第3図参照)を嵌合
させる嵌合部K,Kを第6図に示すように形成する.こ
の嵌合部K,Kにゴム2 5 .2 5を巻回し(第6
図参照〉、このゴム25.25の上から第3図に示す環
状のフランジ2 8 .2 6の取付部28aを第4図
に示すように嵌合する. このように、追加巻部24だけを切削加工するものであ
るから、ドーム部23の繊維が切断されることがないた
め、圧力容器本体となるドーム部23の強度は低下しな
い.また、その切削加工により、従来のように凹凸面が
発生することなく平面とすることができ、フランジ2 
6 .2 8の取付け精度を確保することができる. また、取付用追加巻部24の強化繊維から従来と同様に
含浸された樹脂が浮き出るが、取付而用追加巻部24の
切削加工により、その浮き出た樹脂も切削されるので、
嵌合部K,Kの強化繊維とゴム25.25との間に介在
する樹脂層を薄くすることができ、ゴム2 5 .2 
5と嵌合部K,Kの強化繊維との撞着強度を上げること
できる.したがって、そのゴム25.25に嵌合するフ
ランジ28.26をドーム部23に強固に固定すること
ができる.次いで、そのフランジ26.26の取付部2
6aの上から第4.6図に示すように織布を巻回して織
布層27を形成し、さらに、その織布層27の上にフー
プ巻によるフープ巻層(固定用追加巻部)28を形成す
る。
そして、織布層27およびフープ巻層28の硬化の徨、
マンドレル21を分解して取り外せば第5図に示すよう
に、圧力容器を帰る。
ところで、第7図(A)は繊維の巻き角αと第7図(B
)の円柱Eの引っ張り強度.圧縮強度の関係を示したも
のであり、この図から明らかなように、χ方向の引っ弓
艮り強度,圧縮強度の変化は巻き角αに対し大きく、巻
き角αが小さい場合には、軸方向の引張強度,圧縮強度
がかなり大きい.したがって、巻き角αが大きなフープ
巻層28のみでは、一対のフランジ26間に作用する引
張,圧縮荷黴に対して、充分な強度を得ることができな
い.しかし、両フランジ26間を巻き角αが小さい繊維
を有する織布層27で連結することにより、これらフラ
ンジ26間に作用する引張,圧縮荷重に対して充分な強
度を発揮することができる.しかも、フランジ26.2
6の下にゴム25.25を設けたので、フランジ26と
ゴム25との摩凛が増加するので、引っ張り強度や圧縮
強度がさらに増加する。
なお、第7図(A)に示すFsuの曲線は円柱Eの面内
剪断強度と繊維の巻き角αとの関係を示したものである
上記実施例ではフランジ26を2つ嵌合するものについ
て説明したが,フランジ26は1つでもよいことは勿論
である。
(効 果) 以上説明したように、この発明によれば、圧力容器の強
度を低下させずにフランジの取付け請度を上げることが
でき、しかもフランジを圧力容器に強固に固定すること
ができるという効果を有する.
【図面の簡単な説明】
第1図はドームの形成方法を示した説明図、第2図は追
加巻部の切削を示した説明図、第3図はフランジの説明
図、第4図はドームにフランジを嵌合した際の説明図、
第5図は圧力容器の説明図、第6図は圧力容器の部分断
面拡大図、第7図(A)はフープの巻角と強度との関係
を示したグラフ、第7図(B)は円柱と巻角αとの関係
を示した説明図、第8図は多段ロケットの説明図、第9
図は従来のフィラメントワイディング法を用いた圧力容
器の製造方法を示した説明図、第10図および第11図
は従来の圧力容器の部分断面拡大図である. 23・・・ドーム部 24・・・取付面用追加巻部 26・・・フランジ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 フィラメントワインディング法を用いた圧力容器の製造
    方法であって、 マトリックス樹脂を含浸した連続繊維で圧力容器本体と
    なるドーム部を一体形成した後、そのドーム部のフラン
    ジを嵌合する嵌合部にマトリックス樹脂を含浸した他の
    連続繊維で取付面用追加巻部を形成し、含浸されたそれ
    らマトリックス樹脂の硬化後に、その取付面用追加巻部
    を所定寸法に仕上げて該部分にフランジの取付部を嵌合
    させ、さらにそのフランジの取付部の上から固定用追加
    巻を行うことを特徴とする圧力容器の製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09133213A (ja) * 1995-11-10 1997-05-20 Nissan Motor Co Ltd 圧力容器の製造方法
US6409705B1 (en) 1997-08-07 2002-06-25 Noboro Hakozaki Needle protecting cap and needle disposal instrument
CN113954400A (zh) * 2021-10-15 2022-01-21 上海朗旦复合材料科技有限公司 一种全复合材料压力容器的制造方法

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CN113954400A (zh) * 2021-10-15 2022-01-21 上海朗旦复合材料科技有限公司 一种全复合材料压力容器的制造方法

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