JPH05332345A - 複合材ロッド - Google Patents

複合材ロッド

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Publication number
JPH05332345A
JPH05332345A JP14410192A JP14410192A JPH05332345A JP H05332345 A JPH05332345 A JP H05332345A JP 14410192 A JP14410192 A JP 14410192A JP 14410192 A JP14410192 A JP 14410192A JP H05332345 A JPH05332345 A JP H05332345A
Authority
JP
Japan
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fiber
rod
pipe
joint
joint portion
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP14410192A
Other languages
English (en)
Inventor
Motomi Hasegawa
元美 長谷川
Hideaki Tanaka
秀明 田中
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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  • Shafts, Cranks, Connecting Bars, And Related Bearings (AREA)
  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 建築構造物、航空機などの構造部材に適用さ
れる複合材ロッドに関する。 【構成】 ジョイント部が金属、セラミックスまた
は繊維強化樹脂複合材であり、パイプ部が繊維強化樹脂
複合材であり、ジョイント部の接合部を逆テーパ形状と
し、パイプ部全体の繊維配向を±15°〜±45°のバ
イアス配向としてなる複合材ロッド、 パイプ部のジ
ョイント部との接合部を非対称積層としてなる上記の
複合材ロッド及び パイプ部の側面を双曲線状として
なる上記またはの複合材ロッド。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複合材ロッドに関し、特
に建築構造物、航空機などの構造部材に適用される同ロ
ッドに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の複合材ロッドの構造の例を図15
によって説明する。ロッドの両端のジョイント部1を金
属製とし、パイプ部2を複合材製とした複合材ロッドで
は、両部品の接合はジョイント部1の接合部を図15に
示すような段階状として接着を行っている。このような
ロッドに引張荷重が加った場合、引張荷重が接合部に加
わり、接着強度がそのまま複合材ロッドの強度となり、
大荷重に耐えることができない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の複合材ロッド
は、ジョイント部とパイプ部の接合を接着のみに頼って
いるために、複合材ロッド全体の強度が低い。このた
め、ジョイント部とパイプ部の高強度な接合がなされて
いる複合材ロッドが要望されている。
【0004】本発明は上記技術水準及び要望に応じ、高
強度なジョイント部とパイプ部が接合されている複合材
ロッドを提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は (1)ジョイント部が金属、セラミックスまたは繊維強
化樹脂複合材であり、パイプ部が繊維強化樹脂複合材で
あり、ジョイント部の接合部を逆テーパ形状とし、パイ
プ部全体の繊維配向を±15°〜±45°のバイアス配
向としてなる複合材ロッド。
【0006】(2)パイプ部のジョイント部との接合部
を非対称積層としてなる上記(1)記載の複合材ロッ
ド。
【0007】(3)パイプ部の側面を双曲線状としてな
る上記(1)または上記(2)記載の複合材ロッド。で
ある。
【0008】
【作用】
(1)第一の発明の作用 ジョイント部の接合部を逆テーパ形状とすることによ
り、くさびの原理によって引張荷重を繊維の引張荷重に
置きかえる。また、パイプ部の繊維強化樹脂複合材の繊
維配向を±15°〜±45°のバイアス配向とすること
により、パイプ部のポアソン比を大きくし、引張荷重を
加えると円周方向に縮みジョイント部接合部をしめつけ
る。
【0009】(2)第二の発明の作用 第一の発明の作用に加え、パイプ部接合部を非対称積層
(積層の中央面に関して非対称積層、すなわち内周に長
手方向の弾性率の高い±15°〜±45°のバイアス配
向、外周に長手方向の弾性率の低いフープ配向繊維)と
することにより、引張荷重を加えると外周の弾性率の低
いフープ配向繊維が円周内側方向に傾きジョイント部接
合部をしめつける。
【0010】(3)第三の発明の作用 第一の発明の作用または第二の発明の作用に加え、パイ
プ部の側面を双曲線状とすることによりパイプ部繊維強
化樹脂の繊維の蛇行を少なくする。
【0011】
【実施例】
(実施例1)本発明の第一発明の一実施例を図1〜図4
によって説明する。図1は複合材ロッドの全体図、図2
はそのA部の拡大図、図3は図1の複合材ロッドの製造
工程図であって、図3はジョイント部の説明図、図4は
パイプ部の形成の説明図である。
【0012】図1のような複合材ロッドの製作に当り、
ジョイント部1は鋼を材料として図3に示すような逆テ
ーパ形状の接合部3をもつように鍛造、切削により成形
する。このジョイント部1を固定し、円柱の中子を入
れ、端部からフィラメントワインディング法により樹脂
を含浸させて粘着性をもたせた繊維束を図4に示すよう
に±45°にバイアス配向繊維4になるように形成す
る。その後、オートクレーブなどにより高温高圧を付与
して樹脂を含浸、硬化させ図2に示すパイプ部とする。
中子はそのまゝ残してもよいし、中子の材質の選択によ
りオートクレーブ内の高温によって溶融流出させること
も可能である。最終的には図1に示すような複合材ロッ
ドを得る。
【0013】この複合材ロッドに圧縮荷重が加った場合
には図2の圧縮荷重支持部5の面で荷重を支持する。
【0014】(実施例2)本発明の第二発明の一実施例
を図5〜図9によって説明する。図5は複合材ロッドの
全体図、図6はそのA部拡大図、図7〜図9は図5の複
合材ロッドの製造工程図であって、図7はジョイント部
の説明図、図8,図9はパイプ部の形成の説明図であ
る。
【0015】図5のような複合材ロッドの製作に当り、
ジョイント部1はアルミニウム合金を材料として図7に
示すような逆テーパ形状の接合部3をもつように鍛造、
切削により成形する。このジョイント部1を固定し、円
柱の中子を入れ、端部からフィラメントワインディング
法により樹脂を含浸させ粘着性をもたせた繊維束を図8
に示すように±45°にバイアス配向繊維4になるよう
に形成し、その後、図9に示すように同繊維束を90°
方向(フープ配向)繊維5になるように形成する。その
後、実施例1と同様に処理して最終的に図5に示すよう
な複合材ロッドを得る。
【0016】この複合材ロッドに圧縮荷重が加った場合
には図6の圧縮荷重支持部6の面で荷重を支持する。
【0017】(実施例3)本発明の第三発明の一実施例
を図10〜図14によって説明する。図10は複合材ロ
ッドの全体図、図11はそのA部の拡大図、図12〜図
14は図10の複合材ロッドの製造工程図であって、図
12はジョイント部の説明図、図13,図14はパイプ
部の形成の説明図である。
【0018】図10のような複合材ロッドの製作に当
り、ジョイント部はセラミックスを材料として図12に
示すような逆テーパ形状の接合部3を成形する。このジ
ョイント部1を固定し、側面が双曲線形状の中子を入
れ、その後は実施例2と同様に樹脂を含浸させ粘着性を
もった繊維束によって図13,図14のように該繊維束
を形成し、オートクレーブ処理して最終的に図10に示
すような複合材ロッドを得る。
【0019】この複合材ロッドに圧縮荷重が加った場合
には図11の圧縮荷重支持部7の面で荷重を支持する。
【0020】
【発明の効果】本発明の提供する複合材ロッドはジョイ
ント部とパイプ部の接合部を引張荷重を利用してしめつ
けることにより、接合部の強度が向上する。またパイプ
部側面を双曲線とし、繊維の蛇行を少なくしているた
め、パイプ部側面が直線のものと比べ強度が向上する。
以上のような効果から複合材ロッドの軽量高強度化が可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の複合材ロッドの説明図
【図2】図1のA部の拡大説明図
【図3】本発明の実施例1の複合材ロッドの製造工程に
おける逆テーパ形状接合部の形成の説明図
【図4】本発明の実施例1の複合材ロッドの製造工程に
おけるフィラメントワインディングによる±45°バイ
アス配向繊維の形成の説明図
【図5】本発明の実施例2の複合材ロッドの説明図
【図6】図5のA部の拡大説明図
【図7】本発明の実施例2の複合材ロッドの製造工程に
おける逆テーパ形状接合部の形成の説明図
【図8】本発明の実施例2の複合材ロッドの製造工程に
おけるフィラメントワインディングによる±45°バイ
アス配向繊維の形成の説明図
【図9】本発明の実施例2の複合材ロッドの製造工程に
おけるフィラメントワインディングによるフープ配向繊
維の形成の説明図
【図10】本発明の実施例3の複合材ロッドの説明図
【図11】図10のA部の拡大説明図
【図12】本発明の実施例3の複合材ロッドの製造工程
における逆テーパ形状接合部の形成の説明図
【図13】本発明の実施例3の複合材ロッドの製造工程
におけるフィラメントワインディングによる±45°バ
イアス配向繊維の形成の説明図
【図14】本発明の実施例3の複合材ロッドの製造工程
におけるフィラメントワインディングによるフープ状配
向繊維の形成の説明図
【図15】従来の複合材ロッドの一態様の説明図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ジョイント部が金属、セラミックスまた
    は繊維強化樹脂複合材であり、パイプ部が繊維強化樹脂
    複合材であり、ジョイント部の接合部を逆テーパ形状と
    し、パイプ部全体の繊維配向を±15°〜±45°のバ
    イアス配向としてなる複合材ロッド。
  2. 【請求項2】 パイプ部のジョイント部との接合部を非
    対称積層としてなる請求項1記載の複合材ロッド。
  3. 【請求項3】 パイプ部の側面を双曲線状としてなる請
    求項1または請求項2記載の複合材ロッド。
JP14410192A 1992-06-04 1992-06-04 複合材ロッド Withdrawn JPH05332345A (ja)

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JP14410192A JPH05332345A (ja) 1992-06-04 1992-06-04 複合材ロッド

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JP14410192A JPH05332345A (ja) 1992-06-04 1992-06-04 複合材ロッド

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JPH05332345A true JPH05332345A (ja) 1993-12-14

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012176514A (ja) * 2011-02-25 2012-09-13 Fuji Heavy Ind Ltd 繊維強化樹脂と金属との接合構造、及び繊維強化樹脂と金属との接合方法
WO2021060603A1 (ko) * 2019-09-25 2021-04-01 (주)에스에이치팩 유압 실린더 로드

Cited By (3)

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JP2012176514A (ja) * 2011-02-25 2012-09-13 Fuji Heavy Ind Ltd 繊維強化樹脂と金属との接合構造、及び繊維強化樹脂と金属との接合方法
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US11391371B2 (en) 2019-09-25 2022-07-19 Shpac Co., Ltd Hydraulic cylinder rod

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