JPH03166750A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents
半導体装置の製造方法Info
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- JPH03166750A JPH03166750A JP1304908A JP30490889A JPH03166750A JP H03166750 A JPH03166750 A JP H03166750A JP 1304908 A JP1304908 A JP 1304908A JP 30490889 A JP30490889 A JP 30490889A JP H03166750 A JPH03166750 A JP H03166750A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、GaAs半導体基板を用いた電力増幅用の半
導体装置の製造における半導体基板を分割する方法に関
するものである。
導体装置の製造における半導体基板を分割する方法に関
するものである。
GaAs半導体基板を用いた電力増幅用の半導体装置で
ある、ショットキー接合型電界効果トランジスタ(以下
、FETと略す)は、半導体装置から多量の熱を放散す
るために、熱伝導の悪いGaAs基板を数十μmまで薄
く削り、かつその裏面には熱伝導のよい金属(数十μm
以上の厚さ)を設けている。
ある、ショットキー接合型電界効果トランジスタ(以下
、FETと略す)は、半導体装置から多量の熱を放散す
るために、熱伝導の悪いGaAs基板を数十μmまで薄
く削り、かつその裏面には熱伝導のよい金属(数十μm
以上の厚さ)を設けている。
GaAs半導体基板を用いた低雑音用FETの従来の製
造工程は次のようなものであった。
造工程は次のようなものであった。
G a A s半導体からなる基板11の表面上にゲー
ト電極l2、ドレイン電極13およびソース電極l4を
形成し、次に基板l1の裏面を削り100μm程度の厚
さとする。(第2図(a))必要に応じて裏面に薄い金
属層l5を形威して、裏面に固定テープ16を貼付る。
ト電極l2、ドレイン電極13およびソース電極l4を
形成し、次に基板l1の裏面を削り100μm程度の厚
さとする。(第2図(a))必要に応じて裏面に薄い金
属層l5を形威して、裏面に固定テープ16を貼付る。
基板l1の表面にスクライブl7と呼ばれるひっかき傷
を形成する。〈第2図(b))そのスクライブl7に沿
って基板11を個々のFET11a〜11dに分割する
。最後に、固定テープl6からFET11a〜lidを
取外し、洗浄等を行う。
を形成する。〈第2図(b))そのスクライブl7に沿
って基板11を個々のFET11a〜11dに分割する
。最後に、固定テープl6からFET11a〜lidを
取外し、洗浄等を行う。
しかしながら、上記の従来の工程により電力増幅用FE
Tを製造した場合、次のような問題から製造歩留まりが
向上しない。
Tを製造した場合、次のような問題から製造歩留まりが
向上しない。
すなわち、GaAs基板が数十μmと薄いため、個々の
FETに分割する前に基板を破損してしまう。加えて、
各FETに分割するときに、比較的厚い金属層が基板に
ついているため、GaAs基板は分割されても金属層が
完全に分割されない。また、FETの大きさが2mm角
以上と大きいため、スクライブに沿わずに割れてしまう
ことも多い。
FETに分割する前に基板を破損してしまう。加えて、
各FETに分割するときに、比較的厚い金属層が基板に
ついているため、GaAs基板は分割されても金属層が
完全に分割されない。また、FETの大きさが2mm角
以上と大きいため、スクライブに沿わずに割れてしまう
ことも多い。
スクライブ以外の方法で基板を分割する方法として、ダ
イシングソーにより基板を機械的に切削加工して分割す
る方法もある。しかしこの場合は、GaAs部分と金属
層部分では最適な切削条件が違っており、両者を同時に
最適な条件で切断することは困難である。
イシングソーにより基板を機械的に切削加工して分割す
る方法もある。しかしこの場合は、GaAs部分と金属
層部分では最適な切削条件が違っており、両者を同時に
最適な条件で切断することは困難である。
本発明の目的は、電力増幅用FETを製造において、歩
留まりよく薄い基板を分割する製造方法を提供すること
にある。
留まりよく薄い基板を分割する製造方法を提供すること
にある。
〔課題を解決するための手段]
本発明は、GaAs半導体からなる基板の一主面(おも
て面)上に複数の半導体装置を構成する電極を形成する
工程、該一主面(おもて面)を貼り付け板に固定する工
程、該他の主面(うら面)上に切断領域を除いて金属層
を形成する工程、該切断領域の上記GaAs半導体から
なる基板をエッチングにより除去し上記複数の半導体装
置を分離する工程、上記他の主面(うら面)上に固定テ
ープを貼り付ける工程、上記一主面(おもて面)の貼り
付け板への固定を取り去る工程、上記半導体装置を上記
固定テープから取り去る工程を順次行うことを要旨とす
るものである。
て面)上に複数の半導体装置を構成する電極を形成する
工程、該一主面(おもて面)を貼り付け板に固定する工
程、該他の主面(うら面)上に切断領域を除いて金属層
を形成する工程、該切断領域の上記GaAs半導体から
なる基板をエッチングにより除去し上記複数の半導体装
置を分離する工程、上記他の主面(うら面)上に固定テ
ープを貼り付ける工程、上記一主面(おもて面)の貼り
付け板への固定を取り去る工程、上記半導体装置を上記
固定テープから取り去る工程を順次行うことを要旨とす
るものである。
貼り付け板に基板が固定された状態で分割されるので、
分割時の基板の破損がない。同時に、固定テープに転写
された状態で分割された半導体装置を取り扱うことがで
きるので、分割後の基板の破損がない。
分割時の基板の破損がない。同時に、固定テープに転写
された状態で分割された半導体装置を取り扱うことがで
きるので、分割後の基板の破損がない。
以下、本発明の実施例を第l図により詳細に説明する。
GaAs半導体基板1 (直径2インチ、厚さ450μ
m)のおもて面に、高周波出力IW、櫛型構造のゲート
構造であり、ゲート長0. 5μmのFET(ショット
キー接合型電界効果トランジスタ)のゲート電極2、ド
レイン電極3およびソース電極4を形威する。なお、同
一基板1上には約6000個のFETが形成されている
が、単純化して図示する。
m)のおもて面に、高周波出力IW、櫛型構造のゲート
構造であり、ゲート長0. 5μmのFET(ショット
キー接合型電界効果トランジスタ)のゲート電極2、ド
レイン電極3およびソース電極4を形威する。なお、同
一基板1上には約6000個のFETが形成されている
が、単純化して図示する。
この基板lのおもて面を、融点が約80℃のワックス6
を用いて平坦な表面を有する直径3インチの石英板5(
貼り付け板)に密着して固定する。その後、基板1の厚
さ30μmとなるまでうら面を研磨加工により削る。
(第l図(a)) ソース電極4をうら面で接続するために基板1を貫通す
るビアホール7 (直径10μm)をエッチングにより
形成する。その後、うら面上に金属層8(金、厚さ30
μm)を電気めっき法により形成する。ただし、この時
、個々の各FET1a Nldの境界に相当する約lo
μm幅の領域(切断領域)10はレジスト9で保謹され
ており、その部分は金属層8が形成されない。(第1図
(b)) レジスト9を除去後、エッチングにより、切断領域10
の基板部分を除去する。この時、GaAs半導体基板1
のエッチング速度は金属層8のそれよりも十分に大きい
エッチング条件を選ぶことができるので、特別のマスク
などは必要ない。この切断領域10を完全に除去するこ
とで基板1を各FET1a〜1dに分割することができ
る。なお、エッチングに反応性イオンエッチングを用い
ることで切断領域10の幅を小さくすることができる。
を用いて平坦な表面を有する直径3インチの石英板5(
貼り付け板)に密着して固定する。その後、基板1の厚
さ30μmとなるまでうら面を研磨加工により削る。
(第l図(a)) ソース電極4をうら面で接続するために基板1を貫通す
るビアホール7 (直径10μm)をエッチングにより
形成する。その後、うら面上に金属層8(金、厚さ30
μm)を電気めっき法により形成する。ただし、この時
、個々の各FET1a Nldの境界に相当する約lo
μm幅の領域(切断領域)10はレジスト9で保謹され
ており、その部分は金属層8が形成されない。(第1図
(b)) レジスト9を除去後、エッチングにより、切断領域10
の基板部分を除去する。この時、GaAs半導体基板1
のエッチング速度は金属層8のそれよりも十分に大きい
エッチング条件を選ぶことができるので、特別のマスク
などは必要ない。この切断領域10を完全に除去するこ
とで基板1を各FET1a〜1dに分割することができ
る。なお、エッチングに反応性イオンエッチングを用い
ることで切断領域10の幅を小さくすることができる。
その後、金属層8の表面(すなわち、基板lのうら面)
に厚さ約200μmの固定テープ11(古河電気工業社
製、UC− 1 8 2 7)を付着させる。この固定
テープ1lは合成樹脂製のテープ上に粘着剤が塗布され
ているもので、紫外線光の照射によりその付着力が低下
する特性を持っている。(第1図(C)) 石英板5および基板1を約90℃の温水中に約10分間
浸漬することによりワックス6が除去されて、FET1
a〜1dがそのうら面を固定テープ1lに固定された状
態で石英板5より取り外される。各FET1a〜1dは
有機洗浄後、固定テープ11を伸展拡張することで各F
ET1a〜ld間の間隔を広げる。(第1図(d))紫
外線光を照射して固定テーブ1lの粘着力を低下させて
から、FET1a〜1dをビンセットなどにより取り外
す。
に厚さ約200μmの固定テープ11(古河電気工業社
製、UC− 1 8 2 7)を付着させる。この固定
テープ1lは合成樹脂製のテープ上に粘着剤が塗布され
ているもので、紫外線光の照射によりその付着力が低下
する特性を持っている。(第1図(C)) 石英板5および基板1を約90℃の温水中に約10分間
浸漬することによりワックス6が除去されて、FET1
a〜1dがそのうら面を固定テープ1lに固定された状
態で石英板5より取り外される。各FET1a〜1dは
有機洗浄後、固定テープ11を伸展拡張することで各F
ET1a〜ld間の間隔を広げる。(第1図(d))紫
外線光を照射して固定テーブ1lの粘着力を低下させて
から、FET1a〜1dをビンセットなどにより取り外
す。
以上の工程により基板を分割した場合の歩留まりは約9
8%であった。
8%であった。
なお、本実施例では貼り付け板として石英板を用いたが
、GaAs半導体基板よりも大面積で充分に平坦な表面
であり、充分な剛性を持ったものであれば他のものでも
よい。また、固定テープは、FETのうら面に対して充
分な付着力があり、伸展拡張できるものであればよい。
、GaAs半導体基板よりも大面積で充分に平坦な表面
であり、充分な剛性を持ったものであれば他のものでも
よい。また、固定テープは、FETのうら面に対して充
分な付着力があり、伸展拡張できるものであればよい。
〔発明の効果]
以上説明したように、本発明は、GaAs半導体からな
る基板の一主面(おもて面)上に複数の半導体装置を構
或する電極を形成する工程、該一主面(おもて面)を貼
り付け板に固定する工程、該他の主面(うら面)上に切
断領域を除いて金属層を形成する工程、該切断領域の上
記GaAs半導体からなる基板をエッチングにより除去
し上記複数の半導体装置を分離する工程、上記他の主面
(うら面)上に固定テープを貼り付ける工程、上記一主
面(おもて面)の貼り付け板への固定を取り去る工程、
上記半導体装置を上記固定テープから取り去る工程を順
次行うことことを要旨とするものである。
る基板の一主面(おもて面)上に複数の半導体装置を構
或する電極を形成する工程、該一主面(おもて面)を貼
り付け板に固定する工程、該他の主面(うら面)上に切
断領域を除いて金属層を形成する工程、該切断領域の上
記GaAs半導体からなる基板をエッチングにより除去
し上記複数の半導体装置を分離する工程、上記他の主面
(うら面)上に固定テープを貼り付ける工程、上記一主
面(おもて面)の貼り付け板への固定を取り去る工程、
上記半導体装置を上記固定テープから取り去る工程を順
次行うことことを要旨とするものである。
したがって、本発明により、電力増幅用FETを製造に
おいて、薄い基板を破損することなく高い歩留まりで個
々の半導体素子に分割することができる。
おいて、薄い基板を破損することなく高い歩留まりで個
々の半導体素子に分割することができる。
第1図は、本発明の一実施例であるFETの製造工程を
示した図、第2図は、従来のFETの製造工程を示した
図である。 図において、 l・・・GaAs半導体基板、 2・・・ゲート電極、3・・・ドレイン電極、4・・・
ソース電極、 5・・・石英板(貼り付け板)、 6・・・ワックス、7・・・ビアホール、8・・・金属
層、9・・・レジスト 10・・・切断領域、11・・・固定テープ。
示した図、第2図は、従来のFETの製造工程を示した
図である。 図において、 l・・・GaAs半導体基板、 2・・・ゲート電極、3・・・ドレイン電極、4・・・
ソース電極、 5・・・石英板(貼り付け板)、 6・・・ワックス、7・・・ビアホール、8・・・金属
層、9・・・レジスト 10・・・切断領域、11・・・固定テープ。
Claims (1)
- GaAs半導体からなる基板の一主面上に複数の半導
体装置を構成する電極を形成する工程、該一主面を貼り
付け板に固定する工程、該他の主面上に切断領域を除い
て金属層を形成する工程、該切断領域の上記GaAs半
導体からなる基板をエッチングにより除去し上記複数の
半導体装置を分離する工程、上記他の主面上に固定テー
プを貼り付ける工程、上記一主面の貼り付け板への固定
を取り去る工程、上記半導体装置を上記固定テープから
取り去る工程を順次行うことを特徴とした半導体装置の
製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30490889A JP2829064B2 (ja) | 1989-11-27 | 1989-11-27 | 半導体装置の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30490889A JP2829064B2 (ja) | 1989-11-27 | 1989-11-27 | 半導体装置の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03166750A true JPH03166750A (ja) | 1991-07-18 |
JP2829064B2 JP2829064B2 (ja) | 1998-11-25 |
Family
ID=17938747
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30490889A Expired - Lifetime JP2829064B2 (ja) | 1989-11-27 | 1989-11-27 | 半導体装置の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2829064B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002544669A (ja) * | 1999-05-07 | 2002-12-24 | ギーゼッケ ウント デフリエント ゲーエムベーハー | スマートカードに組み込むための薄化チップ取扱方法 |
WO2010035703A1 (ja) * | 2008-09-29 | 2010-04-01 | 電気化学工業株式会社 | 半導体部材製造方法及び粘着テープ |
US9368405B2 (en) | 2014-01-31 | 2016-06-14 | Sumitomo Electric Device Innovations, Inc. | Method for manufacturing semiconductor device |
JP2017157875A (ja) * | 2017-06-20 | 2017-09-07 | 住友電工デバイス・イノベーション株式会社 | 半導体装置の製造方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63164336A (ja) * | 1986-12-26 | 1988-07-07 | Oki Electric Ind Co Ltd | 半導体素子の製造方法 |
-
1989
- 1989-11-27 JP JP30490889A patent/JP2829064B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63164336A (ja) * | 1986-12-26 | 1988-07-07 | Oki Electric Ind Co Ltd | 半導体素子の製造方法 |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002544669A (ja) * | 1999-05-07 | 2002-12-24 | ギーゼッケ ウント デフリエント ゲーエムベーハー | スマートカードに組み込むための薄化チップ取扱方法 |
WO2010035703A1 (ja) * | 2008-09-29 | 2010-04-01 | 電気化学工業株式会社 | 半導体部材製造方法及び粘着テープ |
US9368405B2 (en) | 2014-01-31 | 2016-06-14 | Sumitomo Electric Device Innovations, Inc. | Method for manufacturing semiconductor device |
JP2017157875A (ja) * | 2017-06-20 | 2017-09-07 | 住友電工デバイス・イノベーション株式会社 | 半導体装置の製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2829064B2 (ja) | 1998-11-25 |
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