JPH03166032A - 重力軸の落下防止制御方法 - Google Patents

重力軸の落下防止制御方法

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JPH03166032A
JPH03166032A JP30547589A JP30547589A JPH03166032A JP H03166032 A JPH03166032 A JP H03166032A JP 30547589 A JP30547589 A JP 30547589A JP 30547589 A JP30547589 A JP 30547589A JP H03166032 A JPH03166032 A JP H03166032A
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川村 英昭
Shigeru Isohata
五十畑 茂
Tomomi Nakazato
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はCNC工作機械の重力軸の制御方式に関し、特
に重力軸のサーボアンプ等を保護することを目的とする
垂直軸のブレーキ制御方式に関する。
〔従来の技術〕
一般に縦型マシニングセンタのZ軸、横型マシニングセ
ンタのY軸等は重力軸と称され、電源がオフされた場合
あるいは、重力軸のサーボモータの励磁が解除されたと
きは落下するので、電源オフ時等は機械的なブレーキを
設けて落下を防止している。このブレーキは一般にブレ
ーキの電流がオフ時に重力軸のサーボモータ等をクラン
ブするように構戊されている。
このために、CNCが先ずPCに重力軸のブレーキをオ
ンさせる信号を出力し、ブレーキが動作した後にサーボ
モータの励磁電流をオフして、重力軸の落下を防止して
いる。このような例として、特願昭6 3−3 3 4
 8 8 0号がある。
このような制御は非常停止の場合のみならず、サーボモ
ータ、サーボアンプの異常時であるサーボアラームが発
生したときも同様に行われている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、サーボアラームが重力軸に関するときでもこの
制御をそのまま適用すると、本来重力軸のサーボモータ
、サーボアンプに異常があるにもかかわらず、ブレーキ
を動作させてから重力軸の励磁電流をオフしていると、
重力軸のサーボアンプあるいはサーボアンプを破損して
しまうおそれがある。また、重力軸のサーボモータある
いはサ一ボモータに異常があるときは、多少の落下があ
っても止むを得ないと考えられる。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、重
力軸がサーボアラームの状態の場合のサーボモータとサ
ーボアンプを保護するようにした重力軸の制御方式を提
供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明では上記課題を解決するために、CNC工作機械
の重力軸のブレーキを制御する垂直軸のブレーキ制御方
式において、サーボアラームが前記重力軸か他の軸か判
別し、前記サーボアラームが前記重力軸の場合はただち
にサーボモータの励磁電流をオフし、前記サーボアラー
ムが他の軸の場合は、CNCから前記重力軸の制御停止
をPC (プログラマブル・コントローラ)に通知し、
前記PCはブレーキを動作させる信号を機械側へ出力し
、前記CNCは予め設定されたブレーキ動作完了時間後
に前記励磁電流をオフすることを特徴とする重力軸のブ
レーキ制御方式が、提供される。
〔作用〕
サーボアラームが発生すると、サーボアラームが重力軸
か他の軸に関するものであるかの判別を行う。重力軸の
サーボアラームの場合は重力軸のサーボアンプ、サーポ
モー夕の保護のために、励磁電流をただちにオフする。
サーボアラームが他の軸の場合は、CNCはPCにサー
ボモータの制御を停止して、サーボモータの励磁電流を
オフすることを通知する。PCはこの信号を受け、ブレ
ーキの電流をオフにする。
これによって、ブレーキは重力軸をロックする。
一方CNCは予め設定された時間後にサーボモータの励
磁電流をオフにする。この設定された時間はCNCがサ
ーボモータの制御を停止することを通知した時刻からブ
レーキが重力軸をロックするまでの時間よりやや大きい
時間である。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本発明の重力軸のブレーキ制御方式の概念図で
ある。制御の流れを各ステップに分けて説明する。図に
おいて、Sに続く数値はステップ番号を示す。
〔S1〕サーボアラームが発生する。
〔S2〕サーボアラームは重力軸に関するものか他の軸
か判別し、重力軸ならS9に進みサーボモータの励磁電
流をただちにオフし、同時にPMCにサーボモータの制
御停止を通知して、重力軸のブレーキをオンさせるよう
にするが、実際にブレーキが動作するのはサーボモータ
の励磁電流がオフしてからである。しかし、重力軸のサ
ーボアラ−l.が発生している以上、重力軸の落下防止
よりも、重力軸のサーボアンプ、サーボアンプの保護が
優先されるべきである。
サーボアラームが他の軸ならS3に進む。
[S3]CNCは非常停止信号等を受け、PMC(プロ
グラマブル・マシン・コントローラ)に重力軸のザーボ
モー夕の制御を停止すること、すなわちサーボモータの
励磁電流をオフすることを通知する。
[S4]PMCはCNCからのサーボモータの励磁信号
オフの予告を受ける。
〔S5〕そこで、ブレーキ電流をオフにする信号を機械
側の強電盤に出力する。
〔S6〕機械側の強電盤ではブレーキ用の電流をオフし
、ブレーキが動作を開始する。
〔S7〕ブレーキが動作を完了し、重力軸がロックされ
る。
〔S8〕この間CNCは重力軸のサーポモー夕の制御を
維持し、励磁電流を保持している。
〔S9〕パラメータで指定された時間経過後にサーボモ
ータの励磁電流をオフする。ここで、パラメータで設定
される時間は、PMCがサーボモータの制御停止予告信
号を受けて、ブレーキ電流をオフする信号を出力し、ブ
レーキが重力軸をロックするまでの時間より、やや大き
い時間を設定する。
次に本発明を実施するためのハードウェアについて説明
する。第2図は本発明を実施するためのハードウエアの
構或図である。図において、プロセッサ11はROM1
2に格納されているコントロールプログラムに従って、
全体を制御する。コブロセッサllaはプロセッサ11
からの指令により、座標変換、3角関数等の計算を高速
に実行する。RAM13は各種の計算データが格納され
る。不褌発性メモリ14には加工プログラム14a1パ
ラメータ等が記憶され、バッテリバックアップされたC
MOS等が使用される。
PMC (:7”ログラマブル・マシン・コントローラ
〉 15はプロセッサl1から、サーボモータの制御を
停止する信号を受け、ブレーキ電流をオフする信号を出
力する。これらの制御はシーケンスプログラム15aに
よって行われる。
表示制御回路16はディジタルな信号を表示信号に変換
する。表示装置16aは表示信号を受け、加工プログラ
ム、座標位置等を表示する。表示装置としてはCRT,
液晶表示装置等が使用される。
キーボード17は各種のデータを入力するのに使用され
る。
位置制御回路18はサーボモータ20を制御するための
回路であり、サーボアンブ19は位置制御回路18から
の指令を受けてサーボモータ20を駆動する。サーボモ
ータ20にはブレーキ21が設けられており、電源オフ
時あるいはサーボモータの励磁電流がオフされていると
きは、ブレーキ21によって、サーボモータ20をロッ
クし、重力軸が落下しないようにしている。この他に、
サーボモータ20には速度帰還のためのタコジェネレー
夕、パルスコーダ、光学スケール等の位置検出が設けら
れているが図では省略している。ブレーキを除いたこれ
らの要素は軸数分だけ必要であるが、各軸の構或は同じ
であるので、ここでは重力軸の1軸分のみ記載して、他
の軸の構或要素は省略してある。他の軸は勿論ブレーキ
21を設けていない。
人出力回路22はPMC15からのブレーキの電流オフ
信号を受け、強電回路23に送る。強電回路23はブレ
ーキ21の電流をオフし、これによってブレーキ21が
サーボモータ20の軸をロックする。手動パルス発生器
24は各軸をディジタルに移動させるために使用され、
機械操作盤に実装される。
ここではプロセッサは1個であるが、システムに応じて
複数のプロセッサを使用したマルチ・プロセッサシステ
ムにすることもできる。
上記の説明ではPCはCNCに内蔵されたPMCで説明
したが、CNCの外部に設けられた独立型のPCでも同
様にブレーキの制御をできる。
また、ブレーキはサーボモータをロックすることで説明
したが、重力軸のボールスクリューをロックする構或と
してもよい。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明では、サーボアラームが重力
軸以外の場合はCNCはブレーキが重力軸をロックして
からサーボモータの励磁電流をオフするようにし、サー
ボアラームが重力軸の場合はただちに励磁電流をオフす
るようにしたので、重力軸のサーボモータ、サーボアン
プの彼損を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の重力軸のブレーキ制御方式の概念図で
ある。 第2図は本発明を実施するためのハードウエアの構或図
である。 11    プロセッサ 11a・・・・・・・・・・・・・・・コブロセッサ1
2     ROM 13     RAM 14・・・・・・・・・・・・・・・・・・・不揮発性
メモリ14a    加工プログラム 15     PMC(プログラマブル・マシン・コン
トローラ) 15a    シーケンスプログラム

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)CNC工作機械の重力軸のブレーキを制御する垂
    直軸のブレーキ制御方式において、 サーボアラームが前記重力軸か他の軸か判別し、前記サ
    ーボアラームが前記重力軸の場合はただちにサーボモー
    タの励磁電流をオフし、 前記サーボアラームが他の軸の場合は、CNCから前記
    重力軸の制御停止をPC(プログラマブル・コントロー
    ラ)に通知し、 前記PCはブレーキを動作させる信号を機械側へ出力し
    、 前記CNCは予め設定されたブレーキ動作完了時間後に
    前記励磁電流をオフすることを特徴とする重力軸のブレ
    ーキ制御方式。
  2. (2)前記ブレーキ動作完了時間はパラメータで設定す
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の重力軸
    のブレーキ制御方式。
  3. (3)前記PCはCNCに内蔵されたPMC(プログラ
    マブル・マシン・コントローラ)であることを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項記載の重力軸のブレーキ制御方
    式。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07328966A (ja) * 1994-06-07 1995-12-19 Fanuc Ltd ロボットのブレーキ制御方式
JP2012221428A (ja) * 2011-04-13 2012-11-12 Fanuc Ltd 異常時モータ減速停止制御機能を有する制御装置

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