JP5620452B2 - 一つの被駆動体を駆動する複数のモータを制御するモータ制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、一つの移動軸に沿って移動する一つの被駆動体を駆動する複数のモータを制御するモータ制御装置に関する。
工作機械、ロボット等において一つの移動軸(例えば、被駆動体が重力の影響によって移動する可能性がある重力軸)に沿って移動する一つの被駆動体を駆動する少なくとも一つのモータを制御するに際し、モータ温度等のモータに関連する物理量によりモータの異常を検出するとアラームが生成され、被駆動体を制動するブレーキを、アラーム生成時から予め設定されたブレーキ動作完了時間を経過した時に解放状態から締結状態にする。
このようにアラームが生成された場合、モータを正常に制御することができなくなる。したがって、モータを励磁状態(駆動状態)から非励磁状態(非駆動状態)に切り替える必要がある。このために、アラーム生成時と同一の第1のタイミングでモータを励磁状態から非励磁状態に切り替えるモータ制御装置(例えば、特許文献1)、アラーム生成時から予め設定されたブレーキ動作完了時間を経過した時と同一の第2のタイミングでモータを励磁状態から非励磁状態に切り替えるモータ制御装置(例えば、特許文献2)等が提案されている。
一方、被駆動体が大型であるために一つのモータではトルクが不足して加減速ができない等の理由により被駆動体を複数のモータで駆動するために複数のモータを制御するモータ制御装置が提案されている(例えば、特許文献3)。
特許第2954616号公報 特許第2898288号公報 特開平7−110714号公報
一つの被駆動体を複数のモータで駆動する際に複数のモータのうちの一つのモータについてのアラームが生成された場合、アラームの原因となったモータを正常に制御することができなくなる。したがって、上記第1のタイミングでアラームの原因となったモータを励磁状態から非励磁状態に切り替えるとともに、上記第1のタイミングと上記第2のタイミングのうちのいずれか一方のタイミングでアラームの原因となったモータ以外のモータを励磁状態から非励磁状態に切り替える必要がある。
しかしながら、一つの被駆動体を複数のモータで駆動するためにこれら複数のモータを制御する従来のモータ制御装置では、アラームの原因となったモータ以外のモータを励磁状態から非励磁状態に切り替えるタイミングがモータと被駆動体のうちの少なくとも一方に関連する物理量に基づいて設定されていないので、モータとモータに関連するシステム(例えば、移動軸を含む送りねじ機構)のうちの少なくとも一方に悪影響を及ぼすことがある。
例えば、一つの重力軸に沿って移動する一つの被駆動体を駆動する複数のモータを制御する際に被駆動体が静止した状態で複数のモータのうちの一つのモータについてのアラームが生成された場合において、上記第1のタイミングでアラームの原因となったモータ以外のモータを励磁状態から非励磁状態に切り替えると、アラーム生成時から予め設定されたブレーキ動作完了時間を経過するまでの間に被駆動体が落下し、被駆動体が他の物体(例えば、工作機械のテーブルに配置されたワーク)に干渉することがある。
また、一つの移動軸に沿って移動する一つの被駆動体を駆動する複数のモータを制御する際に複数のモータのうちの一つのモータについてのアラームが生成された場合において、上記第2のタイミングでアラームの原因となったモータ以外のモータを励磁状態から非励磁状態に切り替えると、アラームの原因となったモータによるトルクが生成されない状態でアラームの原因となったモータ以外のモータによるトルクが生成される。アラーム生成後の被駆動体の加速度をアラーム生成前の被駆動体の加速度と同一にするためには、アラーム生成後にアラームの原因となったモータ以外のモータが生成するトルクの大きさを、アラーム生成前に生成したトルクの大きさよりも増大する必要がある。例えば、一つの被駆動体を二つのモータで駆動する場合、アラームの原因となったモータ以外のモータは、アラーム生成前に生成したトルクの大きさの約2倍の大きさのトルクを必要とする。このようにトルクの大きさを増大することによってモータ及びモータを含むシステムの負荷の大きさが増大し、モータ及びモータを含むシステムに悪影響を及ぼすことがある。
本発明の目的は、一つの移動軸に沿って移動する一つの被駆動体を駆動する複数のモータのうちの少なくとも一つのモータについてのアラームを生成したときに、アラームの原因となったモータ以外のモータをモータと被駆動体のうちの少なくとも一方に関連する物理量に基づいて適切なタイミングで励磁状態から非励磁状態に切り替えることができるモータ制御装置を提供することである。
本発明によるモータ制御装置は、一つの移動軸に沿って移動する一つの被駆動体を駆動する複数のモータを制御するモータ制御装置であって、複数のモータが励磁状態であるときにモータと被駆動体のうちのいずれか一方に関連する第1の物理量を検出する第1の物理量検出部と、複数のモータのうちの少なくとも一つのモータについてのアラームをモータの状態に応じて第1のタイミングで生成するアラーム生成部と、アラームの原因となったモータを、第1のタイミングで励磁状態から非励磁状態に切り替える第1の状態切替部と、被駆動体を制動するブレーキを、アラーム生成時から予め設定されたブレーキ動作完了時間を経過した時である第2のタイミングで解放状態から締結状態にするために、ブレーキに指令を出すブレーキ指令部と、アラームの原因となったモータ以外のモータを励磁状態から非励磁状態に切り替える状態切替タイミングを、第1の物理量に基づいて第1のタイミングと第2のタイミングのうちのいずれか一方に設定する状態切替タイミング設定部と、アラームの原因となったモータ以外のモータを、状態切替タイミングで励磁状態から非励磁状態に切り替える第2の状態切替部と、を備え、状態切替タイミング設定部は、第1の物理量が、アラーム生成時にアラームの原因となったモータ以外のモータに発生するトルクの大きさとアラーム生成時に一つの被駆動体が一つの移動軸に沿って移動する速度のうちの少なくとも一方である時に、トルクの大きさが第1の所定値以上の時または速度が第2の所定値以上の時に状態切替タイミングを第1のタイミングに設定し、トルクの大きさが第1の所定値未満且つ速度が第2の所定値未満の時に状態切替タイミングを前記第2のタイミングに設定することを特徴とする。
好適には、モータ制御装置は、アラーム生成時から予め設定されたブレーキ動作完了時間までの間にモータに関連する第2の物理量を検出する第2の物理量検出部と、状態切替タイミングが第2のタイミングに設定されたモータの状態切替タイミングを、第2の物理量に基づいて、第2のタイミングから第2の物理量検出時である第3のタイミングに変更する状態切替タイミング変更部と、を更に備え、状態切替タイミング変更部は、第2の物理量が、状態切替タイミングが前記第2のタイミングに設定されたモータに加えられる負荷の大きさと移動軸に加えられる機械的なねじれの大きさのうちの少なくとも一方である時に、負荷の大きさが第3の所定値以上またはねじれの大きさが第4の所定値以上の時に、状態切替タイミングを第3のタイミングに設定する。
好適には、移動軸は、被駆動体が重力の影響によって移動する可能性がある重力軸である。
好適には、第3の所定値が、アラームの原因となったモータ以外のモータの動作に悪影響を及ぼす大きさの値であり、第4の所定値が、重力軸に加えられる機械的なねじれの大きさが被駆動体の移動機構に悪影響を及ぼす大きさの値である
本発明によれば、一つの移動軸に沿って移動する一つの被駆動体を駆動する複数のモータのうちの少なくとも一つのモータについてのアラームを生成したときに、アラームの原因となったモータ以外のモータをモータと被駆動体のうちの少なくとも一方に関連する物理量に基づいて適切なタイミングで励磁状態から非励磁状態に切り替えることができる。
本発明によるモータ制御装置を適用したシステムのブロック図である。 図1のモータ制御装置のブロック図である。 本発明によるモータ制御装置の動作のフローチャートである。
本発明によるモータ制御装置の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明によるモータ制御装置を適用したシステムのブロック図である。図1に示すシステムは、工作機械、ロボット等において使用され、交流電源としての三相交流電源1と、コンバータ2と、DCリンク部としての平滑用コンデンサ3と、インバータ4,4’と、モータとしての回転型サーボモータ5,5’と、ブレーキ6と、被駆動体7と、送りねじ機構8と、速度検出器9と、回転角度検出器10,10’と、温度検出器11,11’と、インバータ制御装置12,12’と、モータ制御装置13と、上位制御装置14と、を有する。
コンバータ2は、例えば、複数(3相交流の場合は6個)の整流ダイオードによって構成され、三相交流電源1から供給される交流電力を直流電力に変換する。平滑用コンデンサ3は、コンバータ2の整流ダイオードによって整流された電圧を平滑化するためにコンバータ2に並列に接続される。インバータ4は、平滑用コンデンサ3に並列に接続され、例えば、複数(3相交流の場合は6個)のトランジスタによって構成され、後に説明するPWM信号VPWMに基づいてトランジスタのオンオフ動作を行うことによって、コンバータ2によって変換された直流電力を交流電力に変換する。インバータ4’は、平滑用コンデンサ3に並列に接続され、例えば、複数(3相交流の場合は6個)のトランジスタによって構成され、後に説明するPWM信号VPWM’に基づいてトランジスタのオンオフ動作を行うことによって、コンバータ2によって変換された直流電力を交流電力に変換する。
回転型サーボモータ5,5’は、一つの移動軸としての一つの重力軸(Z軸)に沿って移動する一つの被駆動体7を駆動する。本実施の形態では、回転型サーボモータ5は、位置制御と速度制御のうちの少なくとも一方を行うためのメインモータとしての役割を果たし、回転型サーボモータ5’は、トルク制御を行うためのサブモータとしての役割を果たす。なお、回転型サーボモータ5’を安定に制御するために、回転型サーボモータ5’の位置制御と速度制御のうちの少なくとも一方を行うこともできる。
ブレーキ6は、後に説明するブレーキ指令Bに応じて被駆動体7を制動する。送りねじ機構8は、ボールねじ/ナット機構等によって構成され、被駆動体7を一つの重力軸に沿って移動させるために回転型サーボモータ5,5’によって駆動される。速度検出器9は、被駆動体7の落下速度Vを検出するスケールによって構成され、送りねじ機構8に取り付けられる。
回転角度検出器10は、ロータリーエンコーダによって構成され、回転型サーボモータ5の回転角度θを検出するために回転型サーボモータ5に取り付けられる。回転角度検出器10’は、ロータリーエンコーダによって構成され、回転型サーボモータ5’の回転角度θ’を検出するために回転型サーボモータ5’に取り付けられる。
温度検出器11は、サーミスタとサーモスタットのうちのいずれか一方によって構成され、回転型サーボモータ5の温度Tを検出するために回転型サーボモータ5の付近に配置される。温度検出器11’は、サーミスタとサーモスタットのうちのいずれか一方によって構成され、回転型サーボモータ5’の温度T’を検出するために回転型サーボモータ5’の付近に配置される。
インバータ制御装置12は、インバータ4を制御するために、インバータ4の出力線に設けられた電流検出器4U,4V,4Wによって検出した三相のU相電流IU、V相電流IV及びW相電流IWのそれぞれの電流値を、回転型サーボモータ5の電流値データとしてそれぞれサンプリングし、回転角度θをモータの位置又は速度データとしてそれぞれサンプリングする。
そして、インバータ制御装置12は、回転型サーボモータ5を駆動するためのPWM信号VPWMを、サンプリングした電流値データ及びモータの位置又は速度データと、後に説明するモータの位置又は速度指令Cとに基づいて生成する。ここで、電流検出器4U,4V,4Wはそれぞれ、ホール素子によって構成される。
インバータ制御装置12’は、インバータ4’を制御するために、インバータ4’の出力線に設けられた電流検出器4U’,4V’,4W’によって検出した三相のU相電流IU’、V相電流IV’及びW相電流IW’のそれぞれの電流値を、回転型サーボモータ5’の電流値データとしてそれぞれサンプリングし、回転角度θ’をモータの位置又は速度データとしてそれぞれサンプリングする。
そして、インバータ制御装置12’は、回転型サーボモータ5’を駆動するためのPWM信号VPWM’を、サンプリングした電流値データ及びモータの位置又は速度データと、後に説明するモータの位置又は速度指令C’とに基づいて生成する。ここで、電流検出器4U’,4V’,4W’はそれぞれ、ホール素子によって構成される。
図2は、図1のモータ制御装置のブロック図である。モータ制御装置13は、回転型サーボモータ5,5’のうちの一方についてのアラームを生成したときに、回転型サーボモータ5,5’のうちの他方を、後に説明するモータ及び物理量情報Pに基づいて適切なタイミングで励磁状態から非励磁状態に切り替える。このために、モータ制御装置13は、第1の物理量検出部としての物理量検出部21と、アラーム生成部22と、第1の状態切替部としての状態切替部23と、ブレーキ指令部24と、状態切替タイミング設定部25と、第2の状態切替部としての状態切替部26と、第2の物理量検出部としての物理量検出部27と、状態切替タイミング変更部28と、を有する。
物理量検出部21は、回転型サーボモータ5,5’が励磁状態であるときにアラーム生成時にアラームの原因となった回転型サーボモータ以外の回転型サーボモータに発生するトルクの大きさを検出するために、回転型サーボモータ5,5’の回転加速度a,a’をモータに関連する第1の物理量として検出する。このために、物理量検出部21は、回転角度θ,θ’が回転角度検出器10,10’からそれぞれ入力され、回転加速度a,a’を回転角度θ,θ’に基づいて計算し、アラームの原因となった回転型サーボモータ以外の回転型サーボモータに発生するトルクの大きさを、回転加速度aと回転加速度a’のうちのいずれか一方に基づいて計算する。
また、物理量検出部21は、回転型サーボモータ5,5’が励磁状態であるときにアラーム生成時に被駆動体7が重力軸に沿って移動する速度である被駆動体7の落下速度Vを被駆動体に関連する第1の物理量として検出する。このために、物理量検出部21は、被駆動体7の落下速度Vが速度検出器9から入力される。
そして、物理量検出部21は、アラームの原因となった回転型サーボモータ、アラームの原因となった回転型サーボモータ以外の回転型サーボモータ及び回転型サーボモータ5,5’が励磁状態であるときに検出した物理量(この場合、アラームの原因となった回転型サーボモータ以外の回転型サーボモータに発生するトルクの大きさと被駆動体7の落下速度Vのうちのいずれか一方)についてのモータ及び物理量情報Pを、状態切替部23、状態切替タイミング設定部25及び状態切替タイミング変更部28に出力する。
アラーム生成部22は、回転型サーボモータ5と回転型サーボモータ5’のうちの少なくとも一つについてのアラームを、回転型モータの状態に応じて生成する。このために、アラーム生成部22は、回転型サーボモータ5の温度T及び回転型サーボモータ5’の温度T’が温度検出器11,11’からそれぞれ入力され、回転型サーボモータ5,5’の異常の有無を温度T,T’に基づいてそれぞれ判断する。そして、アラーム生成部22は、回転型サーボモータ5,5’のうちの少なくとも一つに異常があると判断したときにアラーム信号Aを上位制御装置14に出力し、アラームの原因となったモータについてのモータ情報Mを物理量検出部21に提供し、かつ、ブレーキ状態切替信号bをブレーキ指令部24及び状態切替タイミング変更部28に出力する。
状態切替部23は、アラームの原因となった回転型サーボモータを、モータ及び物理量情報Pに基づいて判断し、当該回転サーボモータを、アラーム生成時である第1のタイミングとしての状態切替タイミングt1で励磁状態から非励磁状態に切り替える。このために、状態切替部23は、回転型サーボモータ5のみに異常があると判断した場合にはインバータ制御装置12のみに状態切替信号Sを出力し、インバータ制御装置12は、状態切替信号Sに応答して、状態切替タイミングt1で回転型サーボモータ5が励起状態から非励起状態に切り替わるようインバータ4のトランジスタをオンオフ制御する。また、状態切替部23は、回転型サーボモータ5’のみに異常があると判断した場合にはインバータ制御装置12’のみに状態切替信号Sを出力し、インバータ制御装置12’は、状態切替信号Sに応答して、状態切替タイミングt1で回転型サーボモータ5’が励起状態から非励起状態に切り替わるようインバータ4’のトランジスタをオンオフ制御する。さらに、状態切替部23は、回転型サーボモータ5と回転型サーボモータ5’の両方に異常があると判断した場合にはインバータ制御装置12とインバータ制御装置12’の両方に状態切替信号Sを出力し、インバータ制御装置12は、状態切替信号Sに応答して、状態切替タイミングt1で回転型サーボモータ5が励起状態から非励起状態に切り替わるようインバータ4のトランジスタをオンオフ制御し、かつ、インバータ制御装置12’は、状態切替信号Sに応答して、状態切替タイミングt1で回転型サーボモータ5’が励起状態から非励起状態に切り替わるようインバータ4’のトランジスタをオンオフ制御する。
ブレーキ指令部24は、被駆動体7を制動するブレーキ6を、アラーム生成時から予め設定されたブレーキ動作完了時間(ブレーキ6が確実に作動するまでの時間)を経過した時である第2のタイミングとしての状態切替タイミングt2で解放状態から締結状態にするために、ブレーキ状態切替信号bに応答して、ブレーキ6にブレーキ指令Bを出力する。
状態切替タイミング設定部25は、アラームの原因となった回転型サーボモータ以外の回転型サーボモータを、モータ及び物理量情報Pに基づいて判断し、当該回転サーボモータを励磁状態から非励磁状態に切り替える状態切替タイミングを、回転速度ω,ω’と被駆動体7の落下速度Vのうちの少なくとも一方に基づいて状態切替タイミングt1と状態切替タイミングt2のうちのいずれか一方に設定する。そして、状態切替タイミング設定部25は、状態切替タイミングt1と状態切替タイミングt2のうちのいずれか一方を状態切替部26及び状態切替タイミング変更部28に知らせる。
状態切替部26は、アラームの原因となった回転型サーボモータ以外の回転型サーボモータを、モータ及び物理量情報Pに基づいて判断し、当該回転サーボモータを、状態切替タイミング設定部25によって設定された状態切替タイミングt1と状態切替タイミングt2のうちのいずれか一方のタイミングで励磁状態から非励磁状態に切り替える。このために、状態切替部26は、回転型サーボモータ5がアラームの原因となったモータ以外のモータである場合には状態切替信号S’をインバータ制御装置12のみに出力し、インバータ制御装置12は、状態切替信号S’に応答して、状態切替タイミング設定部25によって設定された状態切替タイミングt1と状態切替タイミングt2のうちのいずれか一方のタイミングで回転型サーボモータ5が励起状態から非励起状態に切り替わるようインバータ4のトランジスタをオンオフ制御する。また、状態切替部26は、回転型サーボモータ5’がアラームの原因となったモータ以外のモータである場合には状態切替信号S’をインバータ制御装置12’のみに出力し、インバータ制御装置12’は、状態切替信号S’に応答して、状態切替タイミング設定部25によって設定された状態切替タイミングt1と状態切替タイミングt2のうちのいずれか一方のタイミングで回転型サーボモータ5’が励起状態から非励起状態に切り替わるようインバータ4’のトランジスタをオンオフ制御する。
物理量検出部27は、アラーム生成時から予め設定されたブレーキ動作完了時間までの間に、状態切替タイミングt2が設定された回転型サーボモータに加えられる負荷の大きさをモータに関連する第2の物理量として検出する。このために、物理量検出部27は、U相電流IU,IU’、V相電流IV,IV’及びW相電流IW,IW’が電流検出器4U,4U’,4V,4V’,4W,4W’からそれぞれ入力され、状態切替タイミングt2が設定された回転型サーボモータに加えられる負荷の大きさを、U相電流IU,IU’、V相電流IV,IV’及びW相電流IW,IW’に基づいて計算する。
また、物理量検出部27は、アラーム生成時から予め設定されたブレーキ動作完了時間までの間に、重力軸に加えられる機械的なねじれの大きさをモータに関連する第2の物理量として検出する。このために、物理量検出部27は、回転角度θ,θ’が回転角度検出器10,10’からそれぞれ入力され、重力軸に加えられる機械的なねじれの大きさを、回転角度θ,θ’に基づいて計算する。例えば、重力軸に加えられる機械的なねじれの大きさを、回転角度θと回転角度θ’との差の絶対値に基づいて計算する。
そして、物理量検出部27は、アラーム生成時から予め設定されたブレーキ動作完了時間までの間に検出した第2の物理量(この場合、状態切替タイミングt2が設定された回転型サーボモータに加えられる負荷と重力軸に加えられる機械的なねじれの大きさのうちのいずれか一方)についての物理量情報Qを、状態切替タイミング変更部28に出力する。
状態切替タイミング変更部28は、状態切替タイミングt2が設定された回転型サーボモータの状態切替タイミングを、モータ及び物理量情報P並びに物理量情報Qに基づいて、状態切替タイミングt2から、第2の物理量(この場合、状態切替タイミングt2が設定された回転型サーボモータに加えられる負荷と重力軸に加えられる機械的なねじれの大きさのうちの少なくとも一方)検出時である第3のタイミングとしての状態切替タイミングt3に変更する。
また、状態切替タイミング変更部28は、ブレーキ状態切替信号bに応答して、図示しないタイマをセットし、ブレーキ動作完了時間が経過したか否かを、当該タイマの計測値に基づいて判断する。
本実施の形態では、物理量検出部21、アラーム生成部22、状態切替部23、ブレーキ指令部24、状態切替タイミング設定部25、状態切替部26、物理量検出部27及び状態切替タイミング変更部28は、入出力ポート、シリアル通信回路、A/D変換器、コンパレータ等を備えたプロセッサによって実現され、図示しないメモリに格納された処理プログラムに従って後に説明する処理を実行する。
上位制御装置14は、CNC(数値制御装置)によって構成され、上述したモータの位置又は速度指令C,C’をインバータ制御装置12,12’にそれぞれ入力する。
図3は、本発明によるモータ制御装置の動作のフローチャートである。このフローチャートは、回転型サーボモータ5,5’が非励磁状態から励磁状態に切り替えられたときに実行され、モータ制御装置13で実行される処理プログラムによって制御される。
先ず、物理量検出部21は、アラーム生成部22がアラーム信号Aを上位制御装置14に出力したか否かを、物理量検出部21がモータ情報Mを受け取ったか否かに基づいて判断し、ブレーキ指令部24は、アラーム生成部22がアラーム信号Aを上位制御装置14に出力したか否かを、ブレーキ指令部24にブレーキ状態切替信号bが入力されたか否かに基づいて判断する(ステップS1)。アラーム生成部22がアラーム信号Aを上位制御装置14に出力した場合、すなわち、ブレーキ指令部24にブレーキ状態切替信号bが入力された場合、ブレーキ指令部24は、ブレーキ指令Bをブレーキ6に出力し(ステップS2)、物理量検出部21は、状態変更指令Sを、アラームの原因となった回転型サーボモータに出力する(ステップS3)。
ステップS3の終了後、物理量検出部21は、アラームの原因となった回転型サーボモータ以外の回転型サーボモータがあるか否かを、モータ情報Mに基づいて判断する(ステップS4)。アラームの原因となった回転型サーボモータ以外の回転型サーボモータがない場合、処理フローを終了する。それに対し、アラームの原因となった回転型サーボモータ以外の回転型サーボモータがある場合、物理量検出部21は、被駆動体7が静止状態であるか否かを判断するために、被駆動体7の落下速度Vの絶対値|V|が予め設定された値Voより小さいか否か判断する(ステップS5)。
絶対値|V|が予め設定された値Vo以上である場合、物理量検出部21は、被駆動体7が垂直軸に沿って移動していると判断し、被駆動体7が垂直軸に沿って移動している情報を含むモータ及び物理量情報Pを、状態切替タイミング設定部25に提供する。状態切替タイミング設定部25は、アラームの原因となった回転型サーボモータ以外の回転型サーボモータの全ての状態切替タイミングを、モータ及び物理量情報Pに基づいて状態切替タイミングt1に設定し、状態切替タイミングt1を状態切替部26に知らせる(ステップS6)。この場合、状態切替部26は、状態変更指令S’を、状態切替タイミングt1のタイミングでアラームの原因となった回転型サーボモータ以外の回転型サーボモータの全てに出力する。
落下速度Vの絶対値|V|が予め設定された値Voより小さい場合、物理量検出部21は、被駆動体7が静止状態であると判断する。そして、物理量検出部21は、アラームの原因となった回転型サーボモータ以外の回転型サーボモータの各々が生成するトルクが送りねじ機構8に悪影響を及ぼす大きさでないか否かを判断するために、アラームの原因となった回転型サーボモータ以外の回転型サーボモータのうちの状態切替タイミングの設定が完了していない回転型サーボモータの一つの回転加速度aの絶対値|a|が予め設定された値aoより小さいか否か判断する(ステップS7)。この場合、物理量検出部21は、回転加速度aを、回転角度θと回転角度θ’のうちのいずれか一方に基づいて計算する。
回転加速度aの絶対値|a|が予め設定された値ao以上である場合、物理量検出部21は、状態切替タイミングの設定が完了していない回転型サーボモータの一つが生成するトルクが送りねじ機構8に悪影響を及ぼす大きさであると判断し、被駆動体7が静止状態である情報及び当該回転サーボモータが生成するトルクが送りねじ機構8に悪影響を及ぼす大きさである情報を含むモータ及び物理量情報Pを、状態切替タイミング設定部25に提供する。状態切替タイミング設定部25は、当該回転型サーボモータの状態切替タイミングを、モータ及び物理量情報Pに基づいて状態切替タイミングt1に設定し、状態切替タイミングt1を状態切替部26に知らせる(ステップS8)。この場合、状態切替部26は、状態変更指令S’を、状態切替タイミングt1のタイミングで当該回転型サーボモータに出力する。
それに対し、回転加速度aの絶対値|a|が予め設定された値aoより小さい場合、物理量検出部21は、状態切替タイミングの設定が完了していない回転型サーボモータの一つが生成するトルクが送りねじ機構8に悪影響を及ぼす大きさでないと判断し、被駆動体7が静止状態である情報及び当該回転サーボモータが生成するトルクが送りねじ機構8に悪影響を及ぼす大きさでない情報を含むモータ及び物理量情報Pを、状態切替タイミング設定部25に提供する。状態切替タイミング設定部25は、当該回転型サーボモータの状態切替タイミングを、モータ及び物理量情報Pに基づいて状態切替タイミングt2に設定し、状態切替タイミングt2を状態切替部26に知らせる(ステップS9)。この場合、状態切替部26は、状態変更指令S’を、状態切替タイミングt2のタイミングで当該回転型サーボモータに出力する。
ステップS8又はステップS9の終了後、状態切替タイミング設定部25は、アラームの原因となった回転型サーボモータ以外の回転型サーボモータの全ての状態切替タイミングの設定を完了したか否か判断する(ステップS10)。状態切替タイミングの設定を完了していない場合、ステップS7に戻る。それに対し、状態切替タイミングの設定を完了した場合、状態切替タイミング変更部28は、モータ及び物理量情報P並びに物理量情報Qに基づいて、状態切替タイミングt2が設定された回転型サーボモータがあるか否か判断する(ステップS11)。
状態切替タイミングt2が設定された回転型サーボモータがない場合、処理フローを終了する。それに対し、状態切替タイミングt2が設定された回転型サーボモータがある場合、状態切替タイミング変更部28は、状態切替タイミングt2を状態切替タイミングt3に変更する必要があるか否かを判断するために、状態切替タイミングの変更する必要があるか否かの確認が行われていない回転型サーボモータの一つに加えられる負荷が回転型サーボモータの動作に悪影響を及ぼす大きさであるか否か又は重力軸に加えられる機械的なねじれの大きさが送りねじ機構8に悪影響を及ぼす大きさであるか否かを、物理量情報Qに基づいて判断する(ステップS12)。
当該回転型サーボモータの一つに加えられる負荷が回転型サーボモータの動作に悪影響を及ぼす大きさである場合又は重力軸に加えられる機械的なねじれの大きさが送りねじ機構8に悪影響を及ぼす大きさである場合、状態切替タイミング変更部28は、当該回転型サーボモータの状態切替タイミングt2を状態切替タイミングt3に変更し(ステップS13)、状態切替タイミングt2が設定された回転型サーボモータの全てに対する状態切替タイミングt2を状態切替タイミングt3に変更するか否かの判断を完了したか否かを判断する(ステップS14)。それに対し、当該回転型サーボモータの一つに加えられる負荷が回転型サーボモータの動作に悪影響を及ぼす大きさでなく、かつ、重力軸に加えられる機械的なねじれの大きさが送りねじ機構8に悪影響を及ぼす大きさでない場合、ステップS14に進む。
状態切替タイミングt2が設定された回転型サーボモータの全てに対する状態切替タイミングt2を状態切替タイミングt3に変更するか否かの判断を完了していない場合、ステップS12に戻る。それに対し、状態切替タイミングt2が設定された回転型サーボモータの全てに対する状態切替タイミングt2を状態切替タイミングt3に変更するか否かの判断を完了した場合、状態切替タイミング変更部28は、ブレーキ動作完了時間が経過したか否かを判断する(ステップS15)。ブレーキ動作完了時間が経過した場合、処理を終了する。それに対し、ブレーキ動作完了時間が経過していない場合、ステップS11に戻る。
本実施の形態によれば、被駆動体7が静止状態であり、かつ、アラームの原因となった回転型サーボモータ以外の回転型サーボモータが生成するトルクが送りねじ機構8に悪影響を及ぼす大きさでない場合に、当該回転型サーボモータを、状態切替タイミングt2で励磁状態から非励磁状態に切り替える。したがって、アラーム生成時から予め設定されたブレーキ動作完了時間を経過するまでの間に被駆動体7が落下し、被駆動体7が他の物体に干渉する事態を回避することができる。
また、本実施の形態によれば、被駆動体7が静止状態であり、かつ、アラームの原因となった回転型サーボモータ以外の回転型サーボモータが生成するトルクが送りねじ機構8に悪影響を及ぼす大きさである場合に、当該回転型サーボモータを、状態切替タイミングt1で励磁状態から非励磁状態に切り替える。したがって、当該回転型サーボモータが生成するトルクが送りねじ機構8に悪影響を及ぼす事態を回避することができる。
さらに、本実施の形態によれば、状態切替タイミングt2が設定された回転型サーボモータの一つに加えられる負荷が回転型サーボモータの動作に悪影響を及ぼす大きさである場合又は重力軸に加えられる機械的なねじれの大きさが送りねじ機構8に悪影響を及ぼす大きさである場合、当該サーボモータの状態切替タイミングを状態切替タイミングt2から状態切替タイミングt3に切り替える。したがって、回転型サーボモータの動作及び送りねじ機構8に悪影響が及ぼされる事態を回避することができる。
したがって、本実施の形態によれば、一つの垂直軸に沿って移動する一つの被駆動体7を駆動する複数の回転型サーボモータ5,5’のうちの少なくとも一つについてのアラームを生成したときに、アラームの原因となった回転型サーボモータ以外の回転型サーボモータをモータに関連する物理量に基づいて適切なタイミングで励磁状態から非励磁状態に切り替えることができる。
本発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、幾多の変更及び変形が可能である。例えば、交流電源として三相交流電源1を用いたが、三相以外の多相交流電源を電源として用いることもできる。
また、上記実施の形態において、モータとして回転型サーボモータを用いた場合について説明したが、回転型サーボモータの代わりにリニアサーボモータ、振動型サーボモータ等を用いることもできる。
また、回転角度検出器10,10’を、ロータリーエンコーダ以外の部品(例えば、ホール素子又はレゾルバ)によって構成することができる。また、回転角度検出器10,10’を省略し、回転型サーボモータ5,5’に供給される交流電流及び交流電圧に基づいて回転角度θ,θ’を演算することもできる。また、回転型サーボモータ5,5’のトルクの大きさを、回転加速度a,a’から検出する代わりにU相電流IU,IU’、V相電流IV,IV’及びW相電流IW,IW’又はこれらの電流指令から検出することもできる。また、回転加速度a,a’を、別途設置された図示しない速度検出器によって検出された回転型サーボモータ5,5’の回転速度ω,ω’に基づいて算出し又は加速度検出器によって検出することもできる。また、被駆動体7の落下速度Vを、速度検出器9を用いて検出する代わりに回転角度θ,θ’に基づいて計算される回転速度ω,ω’に基づいて計算することもできる。また、回転型サーボモータ5,5’を励磁状態から非励磁状態に切り替える切替タイミングを、上記実施の形態で説明した被駆動体7の落下速度V,回転型サーボモータ5,5’の回転速度ω,ω’、回転型サーボモータ5,5’の回転加速度a,a’、回転型サーボモータ5,5’の負荷の大きさ、回転型サーボモータ5,5’の温度、送りねじ機構8に加えられる機械的なねじれの大きさを含む上記第1の物理量又は第2の物理量以外の物理量に基づいて、上記第1のタイミング、上記第2のタイミング及び上記第3のタイミングのうちのいずれか一つに設定することができる。
また、上記実施の形態において、二つのモータを用いる場合について説明したが、三つ以上のモータを用いることができる。この場合、三つ以上のモータのうちの一つは、位置制御と速度制御のうちの少なくとも一方を行うためのメインモータとしての役割を果たし、それ以外のモータは、トルク制御を行うためのサブモータとしての役割を果たす。なお、各モータを安定に制御するために、サブモータもメインモータと同様に位置制御と速度制御のうちの少なくとも一方を行うこともできる。
1 三相交流電源
2 コンバータ
3 平滑用コンデンサ
4,4’ インバータ
4U,4U’,4V,4V’,4W,4W’ 電流検出器
5,5’ 回転型サーボモータ
6 ブレーキ
7 被駆動体
8 送りねじ機構
9 速度検出器
10,10’ 回転角度検出器
11,11’ 温度検出器
12,12’ インバータ制御装置
13 モータ制御装置
14 上位制御装置
21,27 物理量検出部
22 アラーム生成部
23,26 状態切替部
24 ブレーキ指令部
25 状態切替タイミング設定部
28 状態切替タイミング変更部
A アラーム信号
B ブレーキ指令
b ブレーキ状態切替信号
C,C’ モータの位置又は速度指令
U,IU’ U相電流
V,IV’ V相電流
W,IW’ W相電流
M モータ情報
P モータ及び物理量情報
PWM,VPWM’ PWM信号
Q 物理量情報
S,S’ 状態切替指令
T,T’ 温度
t1,t2,t3 状態切替タイミング
V 落下速度
θ,θ’ 回転角度

Claims (4)

  1. 一つの移動軸に沿って移動する一つの被駆動体を駆動する複数のモータを制御するモータ制御装置であって、
    複数のモータが励磁状態であるときにモータと被駆動体のうちのいずれか一方に関連する第1の物理量を検出する第1の物理量検出部と、
    複数のモータのうちの少なくとも一つのモータについてのアラームをモータの状態に応じて第1のタイミングで生成するアラーム生成部と、
    アラームの原因となったモータを、前記第1のタイミングで励磁状態から非励磁状態に切り替える第1の状態切替部と、
    被駆動体を制動するブレーキを、アラーム生成時から予め設定されたブレーキ動作完了時間を経過した時である第2のタイミングで解放状態から締結状態にするために、ブレーキに指令を出すブレーキ指令部と、
    アラームの原因となったモータ以外のモータを励磁状態から非励磁状態に切り替える状態切替タイミングを、前記第1の物理量に基づいて前記第1のタイミングと前記第2のタイミングのうちのいずれか一方に設定する状態切替タイミング設定部と、
    アラームの原因となったモータ以外のモータを、前記状態切替タイミングで励磁状態から非励磁状態に切り替える第2の状態切替部と、を備え、
    前記状態切替タイミング設定部は、前記第1の物理量が、アラーム生成時にアラームの原因となったモータ以外のモータに発生するトルクの大きさとアラーム生成時に一つの被駆動体が一つの移動軸に沿って移動する速度のうちの少なくとも一方である時に、前記トルクの大きさが第1の所定値以上の時または前記速度が第2の所定値以上の時に前記状態切替タイミングを前記第1のタイミングに設定し、前記トルクの大きさが前記第1の所定値未満且つ前記速度が前記第2の所定値未満の時に前記状態切替タイミングを前記第2のタイミングに設定することを特徴とするモータ制御装置。
  2. アラーム生成時から予め設定されたブレーキ動作完了時間までの間にモータに関連する第2の物理量を検出する第2の物理量検出部と、
    前記状態切替タイミングが前記第2のタイミングに設定されたモータの状態切替タイミングを、前記第2の物理量に基づいて、前記第2のタイミングから前記第2の物理量検出時である第3のタイミングに変更する状態切替タイミング変更部と、を更に備え、
    前記状態切替タイミング変更部は、前記第2の物理量が、前記状態切替タイミングが前記第2のタイミングに設定されたモータに加えられる負荷の大きさと移動軸に加えられる機械的なねじれの大きさのうちの少なくとも一方である時に、前記負荷の大きさが第3の所定値以上または前記ねじれの大きさが第4の所定値以上の時に、前記状態切替タイミングを前記第3のタイミングに設定する請求項1に記載のモータ制御装置。
  3. 前記移動軸は、前記被駆動体が重力の影響によって移動する可能性がある重力軸である請求項1または2に記載のモータ制御装置。
  4. 前記第3の所定値が、前記アラームの原因となったモータ以外のモータの動作に悪影響を及ぼす大きさの値であり、
    前記第4の所定値が、前記重力軸に加えられる機械的なねじれの大きさが前記被駆動体の移動機構に悪影響を及ぼす大きさの値である請求項3に記載のモータ制御装置。
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