JPH08234821A - Cncの工具移動制御方式 - Google Patents

Cncの工具移動制御方式

Info

Publication number
JPH08234821A
JPH08234821A JP3365395A JP3365395A JPH08234821A JP H08234821 A JPH08234821 A JP H08234821A JP 3365395 A JP3365395 A JP 3365395A JP 3365395 A JP3365395 A JP 3365395A JP H08234821 A JPH08234821 A JP H08234821A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tool
prohibited area
alarm
cnc
fast
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3365395A
Other languages
English (en)
Inventor
Masanori Kobayashi
正則 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fanuc Corp
Original Assignee
Fanuc Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fanuc Corp filed Critical Fanuc Corp
Priority to JP3365395A priority Critical patent/JPH08234821A/ja
Publication of JPH08234821A publication Critical patent/JPH08234821A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Numerical Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 工作機械の工具の移動範囲を制御するCNC
の工具移動制御方式において、切削加工に影響を与える
ことなく、早送り時の工具とワークとの衝突を防止す
る。 【構成】 禁止領域データ格納手段1には、早送り時に
工具2とワーク3との衝突を禁止する禁止領域1aのデ
ータが格納される。プログラム解読手段5が加工プログ
ラム4を読んで解読すると、その解読された加工プログ
ラムの指令に従って軸制御手段6がサーボモータ7等を
駆動させて工具2を移動させる。アラーム手段8は、工
具2の移動が早送りの場合には、工具2の位置を監視
し、工具2が禁止領域1a内に進入する場合には、アラ
ームを出力し、工具2の移動を停止させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は工作機械の工具の移動範
囲を制御するCNCの工具移動制御方式に関し、特に工
具進入の禁止領域を設けたCNCの工具移動制御方式に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、CNCによって工作機械の工具を
移動制御する場合、ストロークのリミットチェックを行
っていた。このリミットチェックとは、ストロークエン
ドや工具交換位置等を工具進入の禁止領域とし、工具が
この禁止領域に進入しそうな場合には、アラームを出力
して工具移動を停止するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、早送り速度
は、切削速度よりも大きく、工具とワークが衝突した場
合には、早送りの方が被害が大きくなってしまう。この
ため、早送り時についても、ワークの領域を禁止領域と
したリミットチェックが必要となる。しかし、ワークの
領域を禁止領域にしてしまうと、切削加工ができなくな
る。このため、従来は、特別な切削加工以外はワーク部
分を禁止領域にすることはできず、早送りの時は常に工
具とワークとが衝突する危険があった。
【0004】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、切削加工に影響を与えることなく、早送り時
の工具とワークとの衝突を防止することができるCNC
の工具移動制御方式を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明では上記課題を解
決するために、工作機械の工具の移動範囲を制御するC
NCの工具移動制御方式において、早送り時に前記工具
とワークとの衝突を禁止する禁止領域のデータが格納さ
れる禁止領域データ格納手段と、加工プログラムを読ん
で解読するプログラム解読手段と、前記解読された加工
プログラムの指令に従って前記工具を移動させる軸制御
手段と、前記工具の移動が早送りの場合には、前記工具
の位置を監視し、前記工具が前記禁止領域内に進入する
場合にはアラームを出力するアラーム手段と、を有する
ことを特徴とするCNCの工具移動制御方式が提供され
る。
【0006】
【作用】禁止領域データ格納手段には、早送り時に工具
とワークとの衝突を禁止する禁止領域のデータが格納さ
れる。プログラム解読手段が加工プログラムを読んで解
読すると、その解読された加工プログラムの指令に従っ
て軸制御手段が工具を移動させる。アラーム手段は、工
具の移動が早送りの場合には、工具の位置を監視し、工
具が禁止領域内に進入する場合にはアラームを出力す
る。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1は本実施例の機能の概念図である。禁止領
域データ格納手段1には、早送り時に工具2とワーク3
との衝突を禁止する禁止領域1aのデータが格納され
る。プログラム解読手段5が加工プログラム4を読んで
解読すると、その解読された加工プログラムの指令に従
って軸制御手段6がサーボモータ7等を駆動させて工具
2を移動させる。アラーム手段8は、工具2の移動が早
送りの場合には、工具2の位置を監視し、工具2が禁止
領域1a内に進入する場合には、アラームを出力し、工
具2の移動を停止させる。
【0008】図2は本発明の数値制御装置のハードウェ
アの概略構成を示すブロック図である。数値制御装置
は、プロセッサ11を中心に構成されている。プロセッ
サ11は、ROM12に格納されたシステムプログラム
に従って、数値制御装置全体を制御する。このROM1
2には、EPROMあるいはEEPROMが使用され
る。
【0009】RAM13には、SRAM等が使用され、
一時的な計算データ、表示データ、入出力信号等が格納
される。不揮発性メモリ14には、図示されていないバ
ッテリによってバックアップされたCMOSが使用さ
れ、電源切断後も保持すべきパラメータ、加工プログラ
ム、工具補正データ、ピッチ誤差補正データ等が記憶さ
れる。また、この不揮発性メモリ14には、早送り時の
禁止領域のデータが格納されている。
【0010】CRT/MDIユニット20は、数値制御
装置の前面あるいは機械操作盤と同じ位置に配置され、
データおよび図形の表示、データ入力、数値制御装置の
運転に使用される。グラフィック制御回路21は、数値
データおよび図形データ等のディジタル信号を表示用の
ラスタ信号に変換し、表示装置22に送る。表示装置2
2は、これらの数値および図形を表示する。表示装置2
2には、CRTあるいは液晶表示装置が使用される。
【0011】キーボード23は、数値キー、シンボリッ
クキー、文字キーおよび機能キーから構成され、加工プ
ログラムの作成、編集および数値制御装置の運転に使用
される。ソフトウェアキー24は、表示装置22の下部
に設けられ、その機能は表示装置に表示される。表示装
置の画面が変化すれば、表示される機能に対応して、ソ
フトウェアキーの機能も変化する。
【0012】軸制御回路15は、プロセッサ11からの
軸の移動指令を受けて、軸の移動指令をサーボアンプ1
6に出力する。サーボアンプ16は、この移動指令を増
幅し、工作機械30に結合されたサーボモータを駆動
し、工作機械30の工具とワークの相対運動を制御す
る。なお、軸制御回路15およびサーボアンプ16は、
サーボモータの軸数に対応した数だけ設けられる。
【0013】PMC(プログラマブル・マシン・コント
ローラ)18は、プロセッサ11からバス19経由でM
(補助)機能信号、S(スピンドル速度制御)機能信
号、T(工具選択)機能信号等を受け取る。そして、こ
れらの信号をシーケンス・プログラムで処理して、出力
信号を出力し、工作機械30内の空圧機器、油圧機器、
電磁アクチュエイタ等を制御する。また、工作機械30
内の機械操作盤のボタン信号、スイッチ信号およびリミ
ットスイッチ等の信号を受けて、シーケンス処理を行
い、バス19を経由してプロセッサ11に必要な入力信
号を転送する。
【0014】なお、図2ではスピンドルモータ制御回路
およびスピンドルモータ用アンプ等は省略してある。ま
た、上記の例ではプロセッサ11は1個で説明したが、
複数のプロセッサを使用してマルチプロセッサ構成にす
ることもできる。
【0015】図3は早送り時の禁止領域の一例を示す図
である。禁止領域40は、例えば3個の小禁止領域4
1,42,43から構成されている。小禁止領域41,
42,43は、それぞれ直方体である。これら直方体の
小禁止領域41,42,43は、組み合わせた状態がワ
ーク形状に近似するように、その大きさや数が設定され
ている。このように、禁止領域40を小禁止領域41,
42,43の組み合わせによって形成することにより、
複雑なワーク形状を細かく設定する必要がなく、禁止領
域40の設定が容易になる。なお、禁止領域を平面で設
定する場合には、長方形の組み合わせにすればよい。
【0016】図4は禁止領域への工具の進入の監視を行
うための数値制御装置側の処理手順を示すフローチャー
トである。 〔S1〕加工プログラムのブロックの解読を行う。 〔S2〕工具の移動終了か否かを判断し、終了であれば
ステップS8に進み、そうでなければステップS3に進
む。 〔S3〕各軸への補間パルスを生成する。 〔S4〕現在のモードが早送りであるか否かを判断し、
早送りであればステップS5に進み、そうでなければス
テップS6に進む。 〔S5〕補間パルスを出力した場合に工具が禁止領域に
進入するか否かを判断し、進入するならばステップS7
に進み、しないならばステップS6に進む。 〔S6〕生成された補間パルスを各軸に出力し、工具を
移動させる。 〔S7〕アラームを出力する。 〔S8〕工具を移動停止する。
【0017】このように、本実施例では、早送り用の禁
止領域を設けておき、早送りモードのときには、その早
送り用の禁止領域に対するリミットチェックを行うよう
にしたので、早送り時の工具とワークとの衝突を防止す
ることができるとともに、通常通り切削加工を行うこと
ができる。
【0018】なお、本実施例では、補間パルスの生成時
にアラーム検出を行うようにしたが、加工プログラムの
ブロックの最初に行うようにしてもよい。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、早送り
用の禁止領域を設定しておき、工具が早送りの移動でそ
の早送り用の禁止領域内に進入する場合には、アラーム
を出力するようにしたので、切削加工に影響を与えるこ
となく、早送り時の工具とワークとの衝突を防止するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の機能の概念図である。
【図2】本発明の数値制御装置のハードウェアの概略構
成を示すブロック図である。
【図3】早送り時の禁止領域の一例を示す図である。
【図4】禁止領域への工具の進入の監視を行うための数
値制御装置側の処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 禁止領域データ格納手段 1a 禁止領域 2 工具 3 ワーク 4 加工プログラム 5 プログラム解読手段 6 軸制御手段 7 サーボモータ 8 アラーム手段 11 プロセッサ 14 不揮発性メモリ 30 工作機械 40 禁止領域

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 工作機械の工具の移動範囲を制御するC
    NCの工具移動制御方式において、 早送り時に前記工具とワークとの衝突を禁止する禁止領
    域のデータが格納される禁止領域データ格納手段と、 加工プログラムを読んで解読するプログラム解読手段
    と、 前記解読された加工プログラムの指令に従って前記工具
    を移動させる軸制御手段と、 前記工具の移動が早送りの場合には、前記工具の位置を
    監視し、前記工具が前記禁止領域内に進入する場合には
    アラームを出力するアラーム手段と、 を有することを特徴とするCNCの工具移動制御方式。
  2. 【請求項2】 前記アラーム手段は、前記アラームを出
    力することによって、前記軸制御手段に対して前記工具
    の停止を指令するように構成されていることを特徴とす
    る請求項1記載のCNCの工具移動制御方式。
  3. 【請求項3】 前記禁止領域は、直方体の組み合わせに
    よって構成されていることを特徴とする請求項1記載の
    CNCの工具移動制御方式。
JP3365395A 1995-02-22 1995-02-22 Cncの工具移動制御方式 Pending JPH08234821A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3365395A JPH08234821A (ja) 1995-02-22 1995-02-22 Cncの工具移動制御方式

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3365395A JPH08234821A (ja) 1995-02-22 1995-02-22 Cncの工具移動制御方式

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08234821A true JPH08234821A (ja) 1996-09-13

Family

ID=12392416

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3365395A Pending JPH08234821A (ja) 1995-02-22 1995-02-22 Cncの工具移動制御方式

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08234821A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000015385A1 (fr) * 1998-09-14 2000-03-23 Makino Milling Machine Co., Ltd. Appareil d'usinage
JP2006068901A (ja) * 2005-11-16 2006-03-16 Makino Milling Mach Co Ltd 工作機械の制御装置
JP2014164713A (ja) * 2013-02-27 2014-09-08 Brother Ind Ltd 制御装置、工作機械、及び制御方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000015385A1 (fr) * 1998-09-14 2000-03-23 Makino Milling Machine Co., Ltd. Appareil d'usinage
US6535788B1 (en) 1998-09-14 2003-03-18 Makino Milling Machine Co., Ldt Machining apparatus
JP2006068901A (ja) * 2005-11-16 2006-03-16 Makino Milling Mach Co Ltd 工作機械の制御装置
JP2014164713A (ja) * 2013-02-27 2014-09-08 Brother Ind Ltd 制御装置、工作機械、及び制御方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6411992B2 (ja) ハンドル操作に応じてncプログラムを実行する機能において、プログラム実行状態を確認する手段を備えた数値制御装置
JP4044105B2 (ja) 系統毎に運転手段を切り替える機能を有する数値制御装置
US5327350A (en) Interactive type numerical control apparatus and method thereof
JP3037881B2 (ja) 数値制御装置
JP2006004275A (ja) 数値制御装置
JP2000347713A (ja) 数値制御装置
JPH1094945A (ja) 数値制御装置における加工リミット領域指定方法および手動加工方法
EP0417307A1 (en) Method of plotting nc program
JPH08234821A (ja) Cncの工具移動制御方式
EP1471400B1 (en) Numerical controller
US5475602A (en) Acceleration constant switching apparatus
JPH0895623A (ja) Cncの工具移動制御方式
JPH06222820A (ja) 数値制御装置における可動許容領域チェック方法
JP3526475B2 (ja) オーバトラベル検出装置
JPH09141539A (ja) 産業機械の表示装置
JPH07230312A (ja) Cncシステム
JP2628923B2 (ja) 数値制御装置の送り速度制御方法
JPH08211918A (ja) Cncの位置制御方式
JPH08314516A (ja) Cncの軸制御方式
JP2831700B2 (ja) パルスモータの手動操作制御装置
JPH0876827A (ja) 加減速制御方式
JPH03166032A (ja) 重力軸の落下防止制御方法
JPH08263120A (ja) Cncの現在位置表示方式
JPH04233606A (ja) 対話形数値制御装置
JP2895685B2 (ja) 数値制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20030805