JPH0876827A - 加減速制御方式 - Google Patents
加減速制御方式Info
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- JPH0876827A JPH0876827A JP21086194A JP21086194A JPH0876827A JP H0876827 A JPH0876827 A JP H0876827A JP 21086194 A JP21086194 A JP 21086194A JP 21086194 A JP21086194 A JP 21086194A JP H0876827 A JPH0876827 A JP H0876827A
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- axis
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Abstract
ることができるようにする。 【構成】 前処理演算手段2は、加工プログラム1を解
読し各軸に対する移動指令を出力する。そして、補間型
早送り指令を検出すると、目的速度に達するまでの加速
時の速度比が、各軸間の目的速度の比と同じになるよう
に加減速指令を出力する。補間手段3は、各軸の移動指
令を補間パルスに変換し、出力する。加減速制御手段
4、5は、各軸ごとに設けられており、各軸の補間パル
スを加減速指令で指令された加速度になるように制御す
る。軸制御回路6、7は、軸の移動指令により、図示さ
れていないサーボアンプを介してサーボモータ8、9の
回転を制御する。これにより、各軸の移動速度の比を常
に一定の値に保つことができる。
Description
ることにより、工具の移動制御を行う数値制御装置の加
減速制御方式に関し、特に補間型早送りを行う数値制御
装置の加減速制御方式に関する。
指令に従い、工具の様々な動作を制御している。加工プ
ログラムからの指令として工具を目的の位置に移動させ
るための移動指令がある。移動指令には、移動径路に関
係なく最大の速度で目的の位置まで移動する早送り指令
や、正確な切削径路をたどりながら移動する切削送り指
令等がある。
る場合には、加工時間を短縮するために早送り指令が用
いられる。ところが、早送り指令では移動径路が考慮さ
れないため、障害物等に接触してしまう危険性がある。
そこで、任意の位置まで高速に、しかも直線で移動する
ような補間型早送り指令が設けられている。この補間型
早送り指令を用いることにより、移動前の位置と目的の
位置との間に障害物がないかぎり、工具が移動中に障害
物に接触する心配がない。
Y軸の速度変化を示す図である。横軸は移動開始からの
経過時間であり、縦軸は各軸の移動速度である。図中に
は、X軸の移動速度51と、Y軸の移動速度52とが示
されている。ここで、指令された移動速度(以後、目的
速度と呼ぶ)は、X軸がVX0、Y軸がVY0であり、V X0
とVY0の比は1対2である。
達し、その後は等速度で移動する。Y軸は、時間TY0で
目的速度であるVY0に達し、その後は等速度で移動す
る。各軸が目的速度に達するまでの加速度は一定である
ため、TX0はTY0の半分の時間である。なお加速度は、
各軸ごとに設定されている早送り速度(最大の送り速
度)と時定数(早送り速度に達するまでの時間)のパラ
メータにより算出される。早送りの速度を任意の速度ま
で下げる早送りオーバーライドの指令の場合にも、上記
のパラメータによって加速度が算出されるため、通常の
早送りの場合と同じ加速度である。
路上を正確に移動させるためには、常に各軸における速
度比を所定の値に保たなければならない。しかし、従来
の補間型早送りでは、各軸の目的速度に関係なく、各軸
が目的速度に達するまでの加速度が一定であるため、そ
れぞれの軸において目的速度に達するまでの時間が異な
る。つまり、加速中は各軸における速度比が、所定の値
と違っている。その結果、移動径路にずれが生じる。
2であるが、移動開始からの経過時間0〜TX0において
は、X軸とY軸の速度比は1対1である。そして、経過
時間TY0において速度比が1対2になる。従って、経過
時間TY0までの間に、移動径路にずれが生じる。ずれの
大きさは、移動方向や移動速度等で変わるが、1cm近
くに達する場合もある。
ために用いられていながら、移動径路にずれが生じるの
は好ましくない。このように、補間型早送りの際に加速
時の各軸の速度比が目的速度の速度比と異なるため、正
しい経路を通らせることができないという問題点があっ
た。
のであり、補間型早送りを正確な移動径路により実行す
ることができる加減速制御方式を提供することを目的と
する。
決するために、補間型早送りを行う数値制御装置の加減
速制御方式において、前記加工プログラムを解読し各軸
に対する移動指令を出力するとともに、補間型早送り指
令の場合には、加速時における各軸間の速度比が、各軸
間の目的速度の比と一致するように加速度を算出し、加
減速指令を出力する前処理演算手段と、前記加減速指令
に従い各軸の加減速を制御する加減速制御手段と、を有
することを特徴とする加減速制御方式が提供される。
軸に対する移動指令を出力するとともに、補間型早送り
指令の場合には、加速時における各軸間の速度比が、各
軸間の目的速度の比と一致するように加速度を算出し、
加減速指令を出力する。加減速制御手段は、加減速指令
に従い各軸の加減速を制御する。
定の値に保つことができる。
明する。図1は本発明の加減速制御方式の概略構成を示
すブロック図である。前処理演算手段2は、加工プログ
ラム1を解読し各軸に対する移動指令を出力する。そし
て、補間型早送り指令を検出すると、目的速度に達する
までの加速時の速度比が、各軸間の目的速度の比と同じ
になるように加減速指令を出力する。この加速度を求め
るには、目的速度に達するまでの時間が最も長い軸の到
達時間に、他の軸の時定数を設定する。この設定された
時定数と目的速度により、各軸の加速度が求められる。
スに変換し、出力する。加減速制御手段4、5は、各軸
ごとに設けられており、各軸の補間パルスを加減速指令
で指令された加速度になるように制御する。軸制御回路
6、7は、軸の移動指令により、図示されていないサー
ボアンプを介してサーボモータ8、9の回転を制御す
る。
ェアの概略構成を示すブロック図である。数値制御装置
はプロセッサ11を中心に構成されている。プロセッサ
11はROM12に格納されたシステムプログラムに従
って数値制御装置全体を制御する。このROM12には
EPROMあるいはEEPROMが使用される。
時的な計算データ、表示データ、入出力信号等が格納さ
れる。不揮発性メモリ14には図示されていないバッテ
リによってバックアップされたCMOSが使用され、電
源切断後も保持すべき、プログラム、確認用パスワー
ド、パラメータ、加工プログラム、工具補正データ、ピ
ッチ誤差補正データ等が記憶される。
装置の前面あるいは機械操作盤と同じ位置に配置され、
データ及び図形の表示、データ入力、数値制御装置の運
転に使用される。グラフィック制御回路21は数値デー
タ及び図形データ等のディジタル信号を表示用のラスタ
信号に変換し、表示装置22に送り、表示装置22はこ
れらの数値及び図形を表示する。表示装置22にはCR
Tあるいは液晶表示装置が使用される。
キー、文字キー及び機能キーから構成され、加工プログ
ラムの作成、編集及び数値制御装置の運転に使用され
る。ソフトウェアキー24は表示装置22の下部に設け
られ、その機能は表示装置に表示される。表示装置の画
面が変化すれば、表示される機能に対応して、ソフトウ
ェアキーの機能も変化する。
の移動指令を受けて、軸の移動指令をサーボアンプ16
に出力する。サーボアンプ16はこの移動指令を増幅
し、工作機械30に結合されたサーボモータを駆動し、
工作機械30の工具とワークの相対運動を制御する。な
お、軸制御回路15及びサーボアンプ16はサーボモー
タの軸数に対応した数だけ設けられる。
ローラ)18はプロセッサ11からバス19経由でM
(補助)機能信号、S(スピンドル速度制御)機能信
号、T(工具選択)機能信号等を受け取る。そして、こ
れらの信号をシーケンス・プログラムで処理して、出力
信号を出力し、工作機械30内の空圧機器、油圧機器、
電磁アクチュエイタ等を制御する。また、工作機械30
内の機械操作盤のボタン信号、スイッチ信号及びリミッ
トスイッチ等の信号を受けて、シーケンス処理を行い、
バス19を経由してプロセッサ11に必要な入力信号を
転送する。
及びスピンドルモータ用アンプ等は省略してある。ま
た、上記の例ではプロセッサ11は1個で説明したが、
複数のプロセッサを使用してマルチプロセッサ構成にす
ることもできる。
を示すブロック図である。これは図1に示す前処理演算
手段2が行う機能である。 〔S1〕補間型早送り指令かどうかを判断し、補間の早
送り指令であればステップ2に進み、補間型早送り指令
でなければ終了する。 〔S2〕補間型早送り指令をするための、各軸の移動速
度を求める。 〔S3〕各軸ごとに、通常の早送り指令で加速した場合
の、目的速度に達するまでの到達時間を計算する。 〔S4〕各軸ごとにもとめられた到達時間を比較し、値
が最も大きいものを最大到達時間とする。 〔S5〕各軸における時定数を、最大到達時間に設定す
る。 〔S6〕各軸ごとに、設定された時定数と目的速度によ
り加速度を求める。
じにしたため、各軸の加速時の速度比は、目的速度の比
と一致する。次に、このように求められた加速度によっ
て、加減速を行った場合の各軸の移動速度の変化につい
て説明する。ここで、説明を容易にするために、X−Y
平面上の移動の場合の具体例を用いて説明する。
速度変化を示す図である。横軸は移動開始からの経過時
間であり、縦軸は各軸の移動速度である。図中には、X
軸の移動速度41と、Y軸の移動速度42とが示されて
いる。この例は、X軸の目的速度がVX1、Y軸の目的速
度がVY1であり、VX1とVY1の比が1対2の場合であ
る。
の、目的速度に達するまでの到達時間は、X軸がTX1、
Y軸がTY1である。VX1とVY1の比が1対2であるた
め、T X1とTY1との比も同様に1対2になる。従って、
最大到達時間Tmax =TY1となる。そして、各軸の時定
数をTmax として、各軸が加速している。従って、加速
中(時間0〜Tmax )においても、X軸とY軸との速度
の比は1対2を保っている。
とにより、加速時においても、X軸の速度とY軸の速度
の比が常に一定に保たれる。その結果、補間型早送りに
おいて正確な径路を得ることができる。なお、各軸の時
定数を最大到達時間に設定するようにしたため、各軸が
許容加速度を超えることはなく、しかも、補間型早送り
全体として実行時間が長くなることはない。
移動軸の場合について説明したが、移動軸は3軸以上で
あっても良い。
ログラムからの指令が補間型早送り指令の場合には、目
的速度に達するまでの加速時の速度比が、各軸間の目的
速度の比と同じになるようにしたため、各軸の移動速度
の比は常に各軸の目的速度の比と一致する。その結果、
補間型早送りの際の補間径路の精度が向上する。
ック図である。
成を示すブロック図である。
ック図である。
示す図である。
変化を示す図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 補間型早送りを行う数値制御装置の加減
速制御方式において、 前記加工プログラムを解読し各軸に対する移動指令を出
力するとともに、補間型早送り指令の場合には、加速時
における各軸間の速度比が、各軸間の目的速度の比と一
致するように加速度を算出し、加減速指令を出力する前
処理演算手段と、 前記加減速指令に従い各軸の加減速を制御する加減速制
御手段と、 を有することを特徴とする加減速制御方式。 - 【請求項2】 前記前処理演算手段は、各軸の前記目的
速度に達するまでの到達時間を比較し、最も長い到達時
間に各軸の時定数の値を合わせることにより、加速度を
算出することを特徴とする請求項1記載の加減速制御方
式。 - 【請求項3】 前記加減速制御手段は、各軸ごとに設け
られ、補間手段により出力された補間パルスを制御する
ことにより加減速を制御することを特徴とする請求項1
記載の加減速制御方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21086194A JPH0876827A (ja) | 1994-09-05 | 1994-09-05 | 加減速制御方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21086194A JPH0876827A (ja) | 1994-09-05 | 1994-09-05 | 加減速制御方式 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0876827A true JPH0876827A (ja) | 1996-03-22 |
Family
ID=16596321
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21086194A Pending JPH0876827A (ja) | 1994-09-05 | 1994-09-05 | 加減速制御方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0876827A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011145825A (ja) * | 2010-01-13 | 2011-07-28 | Mori Seiki Co Ltd | 工作機械 |
DE102016012042A1 (de) | 2015-10-14 | 2017-04-20 | Fanuc Corporation | Numerische Steuerung mit Positionierung zur Vermeidung einer Kollision mit einem Werkstück |
-
1994
- 1994-09-05 JP JP21086194A patent/JPH0876827A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011145825A (ja) * | 2010-01-13 | 2011-07-28 | Mori Seiki Co Ltd | 工作機械 |
CN102139461A (zh) * | 2010-01-13 | 2011-08-03 | 株式会社森精机制作所 | 机床 |
US8629641B2 (en) | 2010-01-13 | 2014-01-14 | Mori Seiki Co., Ltd. | Machine tool to control driving of control objects |
DE102016012042A1 (de) | 2015-10-14 | 2017-04-20 | Fanuc Corporation | Numerische Steuerung mit Positionierung zur Vermeidung einer Kollision mit einem Werkstück |
US10444728B2 (en) | 2015-10-14 | 2019-10-15 | Fanuc Corporation | Numerical controller performing positioning for avoiding interference with workpiece |
DE102016012042B4 (de) * | 2015-10-14 | 2020-02-13 | Fanuc Corporation | Numerische Steuerung mit Positionierung zur Vermeidung einer Kollision mit einem Werkstück |
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