JPH03164A - けい素化合物含有被覆組成物の硬化方法 - Google Patents

けい素化合物含有被覆組成物の硬化方法

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JPH03164A
JPH03164A JP13054889A JP13054889A JPH03164A JP H03164 A JPH03164 A JP H03164A JP 13054889 A JP13054889 A JP 13054889A JP 13054889 A JP13054889 A JP 13054889A JP H03164 A JPH03164 A JP H03164A
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ハロルド マカマル
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は被覆用組成物の硬化方法に関し、特にけい素化
合物とコロイダル金属酸化物との混合からなる被覆用組
成物の硬化方法に関する。
【従来の技術】
けい素化合物あるいはけい素化合物とコロイダルシリカ
を中心としt;コロイダル金属酸化物との混合物からな
る被覆組成物は酸性下に熱硬化し、耐擦傷性膜を形成す
ることが知られている(特公昭52−39691号公報
参照)。この組成物は次式で表されるシラノール(1) R5i (OH)s            (I)(
ただし、Rは1ないし3個の炭素原子を持つアルキル基
、ビニル基、3.3.3−トリフルオロプロピル基、γ
−グリシドキシプロビル基、γアミノゾロビル基および
7−メタクリルオキンプロビル基からなる群から選択さ
れるいずれか一つ置換基である。) をコロイダル金属酸化物の水性分散液に加えて得られる
けい素化合物含有被覆組成物である。 上記けい素化合物含有被覆組成物はプラスチンク製のシ
ート状物質、木材、金属、ガラス、セラミックおよび織
物などの固体基材の表面に被覆されて、これらの固体基
材表面の耐擦傷性を向上させることができる。しかも、
この被覆組成物は透明な硬化膜を形成するので建築物用
パネル、鏡、窓板、@鏡など透明性が要求されるプラス
チングやガラス基材のコーティング材料として適してい
る。 上記シラノール(I)は反応式(1)に示すように対応
するトリアルコキシシラン類を低級脂肪族アルコールと
水とからなる酸性水性分散液に添加することで容易に生
成する。 (H”、l(!0) R5i(OR″)3       R51(OH)s 
 (1)(Rは式(1)に定義と同じで、R“は低級ア
ルキル基である。) 反応式(1)で生成したシラノール(I)の−部は酸性
水性媒質中で反応式(2)で示す縮合反応により縮合物
(ff)を生成する。(以下余白)n RS i(OH
))     □−−→(If) (Rは上記式(1)の定義に同じでnは約50〜100
の整数である。) このようにシラノール(I)の部分的縮合物(If)を
含む上記被覆組成物を基材に被覆した後、加熱硬化処理
すると耐擦傷性膜が形成される。この膜形成過程で縮合
物(Iりは次式シルセスキオキサン(III)を生成す
る。 RS i Os/x       (III)このシル
セスキオキサン(III)の生成により耐擦傷性の高い
、傷つきにくい被膜が得られる。
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記被覆組成物からシルセスキオキサン(I
II)を生成させる反応の加熱温度は基材が熱変形しな
い温度範囲でなければならず、高温に加熱できないため
充分な耐擦傷性(Ili4摩耗性)のある被膜を得るこ
とはできない。もし充分な耐擦傷性を持った被膜を得る
ためには、たとえば80〜100℃で2〜6時間のよう
に長時間の加熱が必要である。これはシルセスキオキサ
ンCm)の生成反応が低温では非常に遅い速度でしか進
行しないため、充分な縮合が進まず良好な耐擦傷性が得
られる架橋度に到達しないことjこよる。 また、大面積の基材部品の場合Jこは加熱硬化のための
反応炉として大型炉を用いる必要があるため、不均一な
加熱になりゃすく、また複雑な形状の基材部品は均一に
加熱することがむすがしく、基材部品の各部分での硬化
度が不均一になりゃすい。 そこで、本発明は上記従来技術の欠点を解消し、加熱硬
化温度が低くても良好な耐擦傷性が得られ、しかも硬化
時間を短くでき、さらに大型もしくは複雑な形状の基材
部品であっても基材部品全体に均一な硬化度をもつ被膜
をけい素化合物含有被覆組成物から得ることを目的とし
Cいる。
【課題を解決するための手段】
本発明の上記の目的は次の構成により達成される。 すなわち、次式で表されるシラノール(1)R5i  
(OH)s           (1)(ただし、R
は1ないし3個の炭素原子を持つアルキル基、ヒニルi
、3.3.3−トリフルオロプロビル基、γ−グリンド
キシプロビル基、7−アミツプロビル基Bよびγ−メタ
クリルオキシグロビル基からなる群から選択されるいず
れか一つ置換基である。) をコロイダル金属酸化物の水性分散液に加えて得られる
けい素化合物含有被覆組成物を塗布した基材をハロゲン
系有機溶剤の沸騰蒸気中に滞留させるけい素化合物含有
被覆組成物の硬化方法である。 コロイダル金属酸化物としては、コロイド状シリカ、コ
ロイド状酸化アンチモン、コロイド状酸化アルミニウム
、コロイド状酸化チタニウムおよびこれらの混合物が挙
げられる。 本発明のけい素化合物含有被覆組成物の基材への塗布方
法、および硬化方法について述べる。 まず、けい素化合物含有コーティング組成物は通常用い
られる塗布方法たとえば浸漬法、噴霧法、フロー法(流
動浸漬法)またはスピンコード法等で基材に塗布される
。次いで、この基材を室温下で風乾し、タックフリーの
状態とし、アルコール等の低沸点溶媒を飛ばす。タック
フリーとなった被塗物を第1[’9に示す加熱装置内の
ハロゲン系有機溶媒の蒸気雰囲気下に浸し、硬化させる
。 第tmに示す加熱装置lは上部が開口されI;もので、
ヒータ2がその下部に配置され、側壁上端部には冷却管
3が複数本配置されている。そして、適当量のハロゲン
系有機溶剤4を入れ、ヒータ2により加熱するとハロゲ
ン系有機溶剤4が沸騰する。上昇した沸騰蒸気5は冷却
管3により冷却され凝縮し再び液中に回収される。した
がって、加熱装置1の蒸気滞留空間には大気圧で一定温
度の沸騰蒸気5が常に存在している。この沸騰蒸気5中
に上記被塗物6をおくことにより、被塗物6のあらゆる
表面は同一温度の蒸気に接触することになる。
【作用] ハロゲン系有機溶剤の沸騰蒸気中でけい素化合物含有被
覆組成物を硬化させるため、いかなる形状をしている基
材であっても表面に均一に溶剤沸騰蒸気が接触し、溶剤
部m蒸気の潜熱を奪うことで硬化反応が進む。したがっ
て、脱水縮合反応であるシルセスキオキサン(III)
の生成反応を水分のない状態で行うことができ、脱水縮
合反応の平衡状態がくずれ、縮合反応が促進されシルセ
スキオキサン(I[[)が生成する。また、大気圧下で
沸騰中の溶剤蒸気の潜熱を利用しているため、沸騰溶剤
蒸気中であればいかなる部所でも均一な温度で加熱硬化
を行うことができる。 〔実施例」 実施例1 (a)下塗り層溶液の調製;エチルセロソルブ320g
に2−とドロキシエチルメタクリレート76g、ジメチ
ルアミノエチルメタクリレート4gとアゾビスイソブチ
ロニトリル0.4gを溶解し、窒素雰囲気下90°Cで
4時間加熱撹拌して共重合させた。このようにして得ら
れた溶液!00gにヘキサメトキシメチルメラミン2.
8g、塩化アンモニウム0.18g、エチルセロツル7
”9001?と70−コントロール剤少々を加え下塗り
塗料溶液とした。 (ba):塗り層溶液のR製;イソプロピルアルコール
68.4gに7−ゲリシドキシプロビル[・リメトキシ
シラン100−0gを溶解し、さらに0.1規定塩酸水
溶液34.2gを徐々に加えて室温で撹拌して加水分解
を行い、その後室温で20時間以上熟成しl;。得られ
た溶液はγ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン
加水分解物35%を含んでいた。 この加水分解溶液569にコロイダルシリカ42g、エ
チルセロソルブ1O−19N過塩素酸アンモニウム0.
28g、70−コントロール剤少々を添加し上塗り溶液
とした。 あらかじめ洗浄したポリカーボネート基板に前記(a)
の下塗り溶液を塗布し、風乾20分後、熱風乾燥炉で1
30°Cl2O分間加熱乾燥した。 次に、このようにして得られた下塗り層で被覆されたポ
リカーボネートに前記(b)の上塗り溶液を塗布し、風
乾20分後、Fluorinert  F CC75(
3社製す、p、l 02°C)の沸騰蒸気中に30分間
放置して硬化させt;。このようにして得られた被覆ポ
リカーボネート物品は耐摩耗性はA。 付着性は100/100であり、耐水性も良好であった
。 比較例■ 実施例[と同様にして得られj;下塗り層で被覆させた
ポリカーボネートに実施例1と同様のhaり溶液(b)
を塗布し、風乾20分後、熱風乾燥炉で102°C13
時間加熱硬化させた。このようにして得られた被覆ポリ
カーボネート物品は耐摩耗性はB1付着性は100/1
.00であり、耐水性も良好であった。 なお、塗膜の評価方法は次の方法に−0行った。 耐摩耗性; #0スチールウールで摩擦し、傷つきにくさを調べ次の
様に判定した。 A;強く摩擦しても傷がつかない B;強く摩擦すると少し傷がつく C;強く摩擦すると傷がかなりつく 付着性: いわゆるクロスカットチーグチストで、!!膜表面にナ
イフで1w+間隔で縦横に各11本平行線を入れて10
0個のマス目をクロスカットし、その上にセロファン粘
着テープを付着させた後、テープを剥離して100個の
マス目の中で剥離しないマス目の個数をもって表示する
。 耐水性; 60℃の温水中に7日放置後、膜の白化、クラック、剥
離等異常の有無を確認する。 実施例2 あらかじめ洗浄されたCR−39レンズを、水M化ナト
リウム10%水溶液に10分間浸漬した後、実施例1と
同様の上塗り溶液を塗布し、風乾20分後Fluori
nert  F C−75(3M社製す、p、102℃
)の沸騰蒸気中に30分間放置して硬化させた。 このようにして得られた被mcR−39レンズは耐摩耗
性はA1付着性は100/100であり、耐水性も良好
であった。 比較例2 実施f112と同様の上塗り塗布までの処理をしたサン
プルを作製し、熱風乾燥炉で102℃、30分間加熱硬
化させた。 このようにして得られた被覆CR−39レンズの耐摩耗
性はC1付着性、耐水性共に不良であった。 実施例3 (c)上塗り層溶液の調製;コロイダルシリカ21.4
g、コロイド状酸化アンチモン1゜6gにメチルトリメ
トキシシラン29g、酢酸4.5gを加え、温度を50
’Cに保ちながら1時間撹拌し。 加水分解を行う。その後n−ブタノール13g、イソプ
ロピルアルコール29g、酢酸ナトリウム0.6gを添
加し、上塗り溶液とした。あらかじめ洗浄したキャスト
アクリル板に前記(C)の上塗り溶液を塗布し、風乾2
0分後FluorinertFC−77(3M社製す、
p、97℃)の沸騰蒸気中に20分間放置して硬化させ
た。 このようにして得られた被覆アクリル板は耐摩耗性はA
1テーパー硬度(500g、500回転)は2.5%、
付着性は100/100であり、耐水性も良好であった
。 比較例3 実施例3と同様に上塗り塗布までのサンプルを作製し、
熱風乾燥炉で97°Cl2O分間および97℃で4時間
と二種類の加熱硬化処理をした。 このようにして得られた被覆アクリル板は耐摩耗性は各
々C,B、テーパー硬度(500y、500回転)は各
々25%、8%であつt;。付着性、耐水性共に良好で
あった。 実施例4 あらかじめリン酸水溶液にてエツチング処理されたアル
ミニウム板に実施例3と同様の」二塗り溶液を塗布し、
風乾20分後、Fluorinert  F C−40
(3M社11b、p、155°C)の沸騰蒸気中に5分
間放置して硬化させた。 このようにして得られた被覆アルミニウム板は耐摩耗性
はA、付着性は100/100であり、耐水性も良好で
あった。 【発明の効果】 本発明の方法により、従来の熱風乾燥処理では得ること
ができない耐擦傷性のある硬化被膜をけい素化合物含有
被覆組成物から生成でき、しかもその硬化温度が低いに
もかかわらず硬化反応時間を短縮することができる。さ
らに、いかなる形状、大きさ被塗物表面でも溶媒の蒸気
が接触しうるので、しかもその溶媒蒸気は一定温度であ
るため、被塗物が大型サイズであってもまた、複雑な形
状のものであっても、均一の硬化度をもった被膜を得る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1因は、溶媒蒸気による被塗物加熱装置の概略断面図
である。 2・・・ヒータ        3・・・冷却管4・・
・ハロゲン系有機溶剤  5・・・洲騰蒸気6・・・被
塗物

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)次式で表されるシラノール( I ) RSi(OH)_3( I ) (ただし、Rは1ないし3個の炭素原子を持つアルキル
    基、ビニル基、3,3,3−トリフルオロプロピル基、
    γ−グリシドキシプロピル基、γ−アミノプロピル基お
    よびγ−メタクリルオキシプロピル基からなる群から選
    択されるいずれか一つ置換基である。) をコロイダル金属酸化物の水性分散液に加えて得られる
    けい素化合物含有被覆組成物を塗布した基材をハロゲン
    系有機溶剤の沸騰蒸気中に滞留させることを特徴とする
    けい素化合物含有被覆組成物の硬化方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6937292B1 (en) 1992-04-22 2005-08-30 Samsung Electronics Co., Ltd. Ghost cancellation reference signal with bessel chirps and PN sequences, and TV receiver using such signal

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